JPH0640880B2 - 手術に使用する糸の結紮具 - Google Patents
手術に使用する糸の結紮具Info
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- JPH0640880B2 JPH0640880B2 JP4151313A JP15131392A JPH0640880B2 JP H0640880 B2 JPH0640880 B2 JP H0640880B2 JP 4151313 A JP4151313 A JP 4151313A JP 15131392 A JP15131392 A JP 15131392A JP H0640880 B2 JPH0640880 B2 JP H0640880B2
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- Japan
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- thread
- knot
- ligature
- recess
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Description
ときに体内深部の血管をスムーズに結紮するのに使用さ
れる糸の結紮具に関する。
は、傷跡を小さくし、さらに、手術後の回復を速くする
ことから極めて大切なことである。この場合、小さい切
開口から、体内の血管等を糸で結紮する必要がある。こ
のことを実現するために、図1に示す形状の結紮具1が
開発されている。この図に示す結紮具1は、柄の先端
に、糸の結紮部をずらせて体内に押し込む凹部2を設け
ている。この結紮具1は、下記のように使用して体内の
血管を結紮する。 別の器具を使用して、図2に示すように、血管3に
糸4を掛け、糸4の両端を体外に引き出す。 図3に示すように、体外で糸4の結び目5を作る。 図4に示すように、糸4の結び目5を結紮具1で押
して、深部体内にずらせる。このとき、糸4の結紮部を
凹部2に案内する。この状態で結び目を押し込んで、血
管3を結紮する。
は、体外で糸4を結んで血管を結紮することができる。
しかしながら、この構造の結紮具1は、結び目5をスム
ーズに体内にずらせることができない欠点がある。それ
は、図5に示すように、凹部2に押圧される結び目5
は、糸4と糸4とが擦れ合い、また、糸4の擦れ合う部
分が凹部2で押圧されるので軽く摺動できないからであ
る。柄を強く押圧する結紮具1は、糸4を強く引っ張る
必要がある。それは、結び目5をずらせるときに、図4
のSで示す部分にたるみができないようにする必要があ
るからである。したがって、結び目をずらせるときに糸
が切れ、あるいは、血管を確実に結紮することができな
い欠点があった。
的に開発されたもので、この発明の重要な目的は、糸の
結び目をスムーズに深部体内にずらせることができる手
術用の糸の結紮具を提供するにある。
る糸の結紮具は、前述の目的を達成するために、下記の
構成を備えている。すなわち、この発明の結紮具は、所
要の長さを有する柄6と、柄6の先端に設けられた結紮
糸4の押圧部とを有し、押圧部で糸4の結紮部を体内に
押し込むものを改良したものである。この発明の結紮具
1は、下記の構成を有することを特徴とする。 (a) 押圧部は柄6の先端に、糸4の結紮部を案内す
る凹部2を有する。 (b) 凹部2の両側に位置し、しかも、凹部2に連通
して糸4のガイド路8を備えている。 (c) ガイド路8は、図6に示すように、結び目5の
糸4を両側に拡開し、結び目5でなく両側をスライドさ
せて結び目5をずらせることができるように、凹部2の
底よりも柄6の先端に位置している。いいかえると、凹
部2から柄6の先端または左右に突出してガイド路を設
けている。
明する。ただし、以下に示す実施例は、この発明の技術
思想を具体化するための結紮具を例示するものであっ
て、この発明の結紮具は、構成部品の材質、形状、構
造、配置を下記の構造に特定するものでない。この発明
の結紮具は、特許請求の範囲に於て、種々の変更を加え
ることができる。
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
は、全体がステンレス等の金属、あるいは、表面をクロ
ームメッキした金属またはプラスチック等で加工されて
いる。結紮具1は、全長が15〜40センチの柄6と、
柄6の先端周りに設けられた凹部2とで構成されてい
る。柄6の後端には、先端の凹部2と直交する方向に突
起7を固定している。突起7は、凹部2の方向を制御し
て体内に挿入できる特長がある。
柄6の先端の中央部分に設けられている。凹部2は、こ
こに糸4の結び目5を案内できるように、幅Wと深さD
を、例えば2〜8mm、好ましくは3〜5mmに設計す
る。凹部2は、図6に示すように正面から見た状態で底
をU字状に湾曲している。また、図8に示すように、凹
部2の横断面形状は両側の隅角部を緩く面取りした形状
としている。
る。ガイド路8は、凹部2に結び目5を案内した糸4の
両側を、拡開して案内する。したがって、ガイド路8は
凹部2に連通して、凹部2の両側に直線状に設けられて
いる。ガイド路8の断面形状を図8に示している。この
図に示すガイド路8は、開口部を狭くした溝形をしてい
る。このように、開口部を狭くした溝形のガイド路8
は、結び目5を体内にずらせるときに、糸4が外れにく
い特長がある。また、結び目5を体内にずらせて血管等
を結紮した後は、簡単に糸4を外すことができる特長が
ある。したがって、この形状のガイド路8は、開口部の
幅を、糸4の太さにほぼ等しく、あるいはこれより多少
広くする。
をこの形状特定するものではない。図9に示す結紮具
は、押圧部9の両側に縦に延長してガイド路8を設けて
いる。ガイド路8は、図10の断面図に示すように、開
口部を狭く絞っている。この形状のガイド路8は糸が外
れ難い特長がある。さらに、図11に示すように、ガイ
ド路8を筒状にすることによって、糸が外れるのを確実
に防止できる。この構造の結紮具は、結び目を体内にず
らせた後、ガイド路8に沿って糸を摺動させて体外に引
き出して、糸をガイド路8から引き抜くことができる。
内できるように、糸4の太さよりも幅を広く、たとえ
ば、幅を0.5〜2mm、好ましくは0.8〜1.5m
mの範囲に設計する。ガイド路8は、図6に示すよう
に、結び目5両側の糸4を拡開して体内に押し込むの
で、この図に示すように、両側の隅角を面取りした状態
で湾曲させて、少ない抵抗で結び目5を押し込むように
なっている。
は、体外で糸を結んだ結び目を、スムーズに、体内に押
し込むことができる。それは、この発明の結紮具が、図
5に示す従来の結紮具のように結び目を直接に押圧する
ことなく、図6に示すように、結び目の両側に糸を拡開
して、拡開した糸を押圧して体内にずらせることが理由
である。とくに、この発明の結紮具は、ガイド路を凹部
の底よりも先端に突出させているので、結び目が凹部の
底に強く押圧されない。このため、結び目をずらせると
きに、糸と糸とを押圧状態で摺動することがない。結び
目の糸は、強く押圧されることなく、体内に押し込まれ
る。
軽く体内にずらせることができ、血管等を確実に結紮で
きる特長がある。また、軽く押して結び目を押し込むこ
とができるので、このときに糸が切れるのも極減できる
特長がある。
正面図
す断面図
す断面図
す断面図
を示す拡大断面図
を示す断面図
図
図9に示すB−B線の位置を切断した断面図
Claims (1)
- 【請求項1】 所要の長さを有する柄(6)と、柄(6)の先
端に設けられた糸(4)の押圧部(9)とを有し、押圧部(9)
で糸(4)の結び目(5)を体内に押し込むように構成された
ものであって、下記の(a)ないし(c)の全ての構成
を有することを特徴とする手術に使用する糸の結紮具。 (a) 押圧部(9)は柄(6)の先端に、糸の結び目(5)を
案内する凹部(2)を有する。 (b) 凹部(2)の両側に位置し、かつ、凹部(2)に連通
して糸のガイド路(8)を備えている。 (c) ガイド路(8)は、凹部(2)の底よりも柄(6)の先
端に位置する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151313A JPH0640880B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 手術に使用する糸の結紮具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4151313A JPH0640880B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 手術に使用する糸の結紮具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317321A JPH05317321A (ja) | 1993-12-03 |
JPH0640880B2 true JPH0640880B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=15515919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4151313A Expired - Fee Related JPH0640880B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 手術に使用する糸の結紮具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640880B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6183484B1 (en) | 1999-08-23 | 2001-02-06 | Mani, Inc. | Suture ligating device |
DE10120420A1 (de) | 2000-04-27 | 2001-12-13 | Akihito Furusawa | Abbinder |
JP4482640B2 (ja) * | 2003-10-28 | 2010-06-16 | 学校法人日本大学 | 縫合糸移動器具 |
US20070219567A1 (en) * | 2006-03-15 | 2007-09-20 | Bayer Hanspeter R | Suture pushing apparatus |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP4151313A patent/JPH0640880B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05317321A (ja) | 1993-12-03 |
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