JPH0640645B2 - ディジタル交換システム - Google Patents

ディジタル交換システム

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JPH0640645B2
JPH0640645B2 JP59224917A JP22491784A JPH0640645B2 JP H0640645 B2 JPH0640645 B2 JP H0640645B2 JP 59224917 A JP59224917 A JP 59224917A JP 22491784 A JP22491784 A JP 22491784A JP H0640645 B2 JPH0640645 B2 JP H0640645B2
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重彦 矢澤
拓兒 林田
雅一 竹ノ内
智弘 川口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はデイジタル信号用加入者回線に接続されるデー
タ端末装置と、アナログ信号用加入者回線に接続される
データ端末装置とが接続されるそれぞれのディジタル交
換機間がディジタル中継線を介して接続されるディジタ
ル交換システムに関する。
ディジタル交換システムがデイジタル信号用加入者回線
に接続されているデータ端末装置と、アナログ信号用加
入者回線に接続されているデータ端末装置のような異種
加入者回線に接続されたデータ端末装置を収容したディ
ジタル交換機を備える場合、着側交換機は発側交換機収
容の発呼データ端末装置の接続される加入者回線の種別
と、着側端末装置の接続される加入者回線の種別を識別
して、異種加入者回線間の接続を行うときには、アナロ
グ信号用加入者回線におけるアナログデータとデイジタ
ル信号用加入者回線におけるディジタルデータ間の変換
を行うためにデータ変換装置を介さなくてはならない。
発呼端末装置の接続される加入者回線の種類を識別する
方法として、加入者回線の種別に対応したディジタル中
継線を設け、端末装置をグループ分けする方式が従来用
いられている。
〔従来の技術〕
ディジタル中継線を用いたディジタル交換システムの従
来例を第4図のブロツク図によって説明する。
図においてディジタル交換機は交換機1及び2で示され
ており、またDTEA〜Dはデータ端末装置であるが、
各装置中のA〜Dはいづれも2400bpsのデータ信号
を送受信する端末である。特にDTEA,DTECにお
けるDAU,DAUはディジタル端末インタフェイ
ス装置である。
またDTEB,DTEDにおけるM,Mはモデム、
,Nは網制御装置である。DLはデイジタル信号
用加入者回線、ALはアナログ信号用加入者回線であ
り、DLC,DLCはライン回路、NW,NW
はネットワーク、DTK11,DTK12,DTK21,TD
22はトランク、TL,TLはディジタル中継線、
LC,LCはライン回路、MDP,MDPはモ
デムプール、CC,CCは共通制御装置である。
図は交換機1が発側で、交換機2が着側の場合を示す。
かかるディジタル交換システムにおいて、総べてのデー
タ端末装置の端末A〜Dは例えば2400bpsのデータ
信号を送受信する機能を有するが、それが接続される加
入者回線の種別に対応して交換機との間のデータ信号の
送受形式は異なっていおり、かかる送受信形式の相違は
次の通りである。
即ちデイジタル信号用加入者回線DLに接続されている
データ端末装置DTEA及びDTECにおいて、例えば
データ端末装置DTEAでは、端末Aから1,0のデー
タに対応して2400bpsのデータ信号が出力され、そ
のデータ信号は、64Kbpsで制御されているディジタ
ル交換機の制御に合致するようにディジタル端末インタ
フェイス装置DAUで最初に48Kbps多点サンプル
され、続いて各6bit毎の区分の前後に制御ビットが1
ビット宛付加されて64Kbpsのディジタル信号として
ディジタル信号用加入者回線DLに送出される。このデ
ィジタル信号は既にディジタル交換機の制御クロックに
同期しているので、交換機1及び2では何等の変換なし
に伝送しうることになる。
一方アナログ信号用加入者回線ALに接続されているデ
ータ端末装置DTEB及びDTEDにおいて、例えばデ
ータ端末装置DTEBでは、端末Bから1,0のデータ
に対応して2400bpsのデータ信号が出力れれるとア
ナログ信号用加入者回線を通しうる様に、モデムM
例えばデータ0は1.2KHzの音声周波数で、またデー
タ1は2.4KHzの音声周波数で変調される。
従って2400bpsのデータ信号のデータ0は1.2KH
zの1/2周期の波形に変換され、一方データ1は2.4K
Hzの1周期の波形に変換され、アナログ信号用加入者回
線ALを介して交換機1に送られる。
しかしこのアナログ信号はデイジタル信号に変換しなけ
ればディジタル交換機に入力することが出来ない。その
ためライン回路LCでモデム信号はデイジタル信号と
してのPCM信号に変換される。
次にかかる異なる種別の加入者回線に接続されるデータ
端末装置がディジタル交換機に接続されている場合のデ
ータ端末装置間の接続路の形成は次の如く行なわれる。
例えばデイジタル信号用加入者回線DLに接続されてい
るデータ端末装置DTEAでは、発信の際ディジタル端
末インタフェイス装置DAUからの起呼信号及び選択
信号は、デイジタル信号用加入者回線DLを介してライ
ン回路DLCに送出され、このDLCからさらに共
通制御装置CCに入力される。起呼信号によって共通
制御装置CCはDTEAの起呼を検知し、選択信号の
受入れを準備する。選択信号が入力されると、CC
ネットワークNWを制御し、DLCをデイジタル信
号用加入者回線DLに対応したトランクDTK11に接続
し、DTK11はデイジタル信号用加入者回線を介する発
信に対応するディジタル中継線TLを介して交換機2
のトランクDTK12に接続される。DTK12は交換機1
の共通制御装置CCからDTK11,TLを介し受領
した着側データ端末装置に対する選択信号を共通制御装
置CCに与えると、CCは選択信号に対応してネッ
トワークNWを制御してデータ端末装置DTECある
いはDTEDへの接続路を形成する。
この場合選択信号がデータ端末装置DTECに対するも
のであれば、ネットワークNWはDTEK12をライン
回路DLCに接続し、このDLCはデイジタル信号
用加入者回線DLを介してデータ端末装置DTECに接
続され、この装置内ではディジタル端末インタフェイス
装置DAUを介して端末Cが接続される。
また選択信号がデータ端末装置DTEDに対するもので
あれば、共通制御装置CCの制御によってネットワー
クNWはトランクDTK12をモデムプールMDP
接続し、さらにMDPはNWでライン回路LC
接続され、LCはアナログ信号用加入者回線ALを介
してデータ端末装置DTEDに接続され、この装置内で
は網制御装置N、モデムMを介して端末Dが接続さ
れる。
またアナログ信号用加入者回線ALに接続されているデ
ータ端末装置DTEBでは、発信の際網制御装置N
らの起呼信号及び選択信号はアナログ信号用加入者回線
ALを介してライン回路LCに送られ、LCから共
通制御装置CCに入力される。
かかる起呼信号によってCCはDTEBからの発呼を
検知し、選択信号によって共通制御装置CCはネット
ワークNWを制御してアナログ信号用加入者回線AL
に対応したトランクDTK21にライン回路LCを接続
し、DTK21はアナログ信号用加入者回線ALを介する
発信に対応するディジタル中継線TLを介して、交換
機2のトランクDTK22に接続される。
DTK22はCCからDTK21,TLを介して受領し
た着側データ端末装置に対する選択信号を共通制御装置
CCに与えると、CCは選択信号に対応してネット
ワークNWを制御してデータ端末装置DTECあるい
はDTEDへの接続路を形成する。
この場合選択信号がデータ端末装置DTECに対するも
のであれば、ネットワークNWはトランクDTK22
モデムプールMDPに接続し、さらにMDPはNW
によってライン回路DLCに接続され、DLC
デイジタル信号用加入者回線DLを介してデータ端末装
置DTECに接続され、この装置内ではディジタル端末
インタフェイス装置DAUを介して端末Cが接続され
る。
選択信号がデータ端末装置DTEDに対するものであれ
ば、共通制御装置CCの制御によってネットワークN
はトランクDTK22をライン回路LCに接続し、
LCはアナログ信号用加入者回線ALを介しデータ端
末装置DTEDに接続され、この装置内では網制御装置
,モデムMを介して端末Dが接続される。
上記の如き発側と着側のデータ端末装置間の接続路が形
成された後、発側のデータ端末装置の端末からデータ信
号が着側データ端末装置の端末に送られることになる。
例えばデータ端末装置DTEAでは端末Aからの0.1
のデータに対応する2400bpsのデータ信号は既述の
如くDAUで64Kbpsのデイジタル信号に変換さ
れ、デイジタル信号加入者回線DL,ライン回路DLC
,NW,DTK11,ディジタル中継線TLを介し
てトランクDTK12に達す。
この場合着側データ端末装置がDTECであると、DT
12を介するデイジタル信号はNW,ライン回路DL
、デイジタル信号用加入者回線DLを介しデータ端
末装置DTECに入力されるが、この装置内ではデイジ
タル信号はディジタル端末インタフェイス装置DAU
で2400bpsのデータ信号に変換されて端末Cで受信
される。
また着側データ端末装置がDTEDであると、DTK12
を介するデイジタル信号はNWを介してモデムプール
MDPに与えられる。
しかしてこのモデムプールMDPでは64Kbsのデイ
ジタル信号が入力されると、同じくデイジタル信号であ
るPCM信号が出力される。
即ち周知のMDP中には図示されていないが変換装
置,モデム及びモデム/PCM装置を備え、MDP
入力されたデイジタル信号は、変換装置で2400bps
のデータ信号に変換され、続いてモデムでモデム信号に
変換された後、PCM信号への変換装置でPCM信号に
変換され、ネットワークNWの接続路を伝送しうる様
にされ、NWを介してライン路LCに与えられる。
このLCではPCM信号は再びモデム信号に変換さ
れ、アナログ信号用加入者回線ALを介してデータ端末
装置DTEDに与えられ、このDTED内ではモデム信
号はNを介してモデムMで2400bpsのデータ信
号に復調され端末Dで受信される。またデータ端末装置
DTEABでは端末Bからの0.1のデータに対応する
データ信号は既述の如くモデムMで音声周波帯域にあ
る2周波の信号よりなるモデム信号に変調され、N
介し、アナログ信号用加入者回線ALに送られ、このモ
デム信号はライン回路LCにおいてデイジタル信号で
あるPCM信号に変換され、NWを介しトランクDT
21に送られ、その信号はディジタル中継線TLを介
しトランクDTK22に達す。着側がDTECの場合、D
TK22よりのPCM信号はNWを介しモデムプールM
DPにおいてデイジタル信号に変換される。
即ちモデムプールMDP中には図示されないがPCM
/モデム装置,モデム及び変換装置を備え、このMDP
に入力されるPCM信号は、周知の如くPCM/モデ
ム装置でモデム信号に変換され、モデムで2400bps
のデータ信号に変換され、さらに変換装置で64Kbps
のデイジタル信号に変換されて出力され、ネットワーク
NWに入力し、NWの接続路を通してライン路DL
に入力され、デイジタル信号用加入者回線DLを介
し、データ端末装置DTECに与えられる。この装置内
では、デイジタル信号はディジタル端末インタフェイス
装置DAUで2400bpsのデータ信号に変換され端
末Cで受信される。
DTK22よりDTEDへの接続の場合、DTK22よりの
PCM信号はNWを介しライン回路LCに入力さ
れ、このLCでPCM信号はモデム信号に変換され、
アナログ信号用加入者回線ALを介してデータ端末装置
DTEDに与えられる。このDTEDではモデム信号は
を介しモデムMで2400bpsのデータ信号に復
調され端末Dで受信される。
上記はディジタル中継線を空間分割的に分けて、デイジ
タル信号用加入者回線よりの発信と、アナログ信号用加
入者回線よりの発信とに対応して2個設けた例である
が、これを時分割的に行う従来例もある。この場合アナ
ログ信号用加入者回線よりの発信とデイジタル信号用加
入者回線よりの発信とに対し予め時間的にディジタル中
継線を割当てておき、所望のときにその割当てられたデ
ィジタル中継線を使用するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のディジタル交換システムにおけるディジタル中継
線は、ディジタル交換システムが異種の加入者回線に接
続されるデータ端末装置間の接続をできるようにするた
め、デイジタル信号用加入者回線から発信があった場合
に接続されるディジタル中継線TLとアナログ信号用
加入者回線から発信があった場合に接続されるディジタ
ル中継線TLとを備えなくてはならない。
空間分割的な2つのデータ中継線を一つのディジタル中
継線とし、これを時分割的にデイジタル信号用加入者回
線からの発信とアナログ信号用加入者回線からの発信と
に共用する場合でも、ディジタル中継線においてそれぞ
れの専用の時間帯が固定されており、デイジタル信号用
加入者回線からの発信とアナログ信号用加入者回線から
の発信との間での融通は不可能である。
このように従来の方式はディジタル中継線をグループ分
けして使用するので、中継線の使用効率が悪いという問
題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は本発明により、デイジタル信号用加入者回
線に接続されるデータ端末装置と、アナログ信号用加入
者回線に接続されるデータ端末装置とがそれぞれ接続さ
れるディジタル交換機間が、デイジタル信号用加入者回
線を介するデイジタル信号及びアナログ信号用加入者回
線を介するモデム信号から変換されたディジタル信号に
共用される共通のディジタル中継線で互いに接続され、
かつディジタル交換機には特定パターン発生回路と、特
定パターン検出回路とが設けられ、データ端末装置の発
呼の際、発側交換機の特定パターン発生回路は、そのデ
ータ端末装置の接続される加入者回線の種別のいづれか
を識別しうる特定パターン信号を発生し、ディジタル中
継線を介して対向するディジタル交換機に送出し、着側
交換機では特定パターン検出回路が、特定パターン信号
によって、発呼したデータ端末装置の接続される加入者
回線の種別を検出し、検出結果にもとずき、着側交換機
は着側データ端末装置への接続経路を選択することを特
徴とするディジタル交換システムによって解決される。
〔作用〕
本発明によれば着側交換機は発信側の加入者回線の種別
に対応した特定パターン信号を発側交換機から受信し、
発側端末装置の接続されている加入者回線の種別を知る
ことができる。従ってディジタル中継線の使用を発側の
加入者回線の種別によってグループ分けしなくてもよ
い。
従ってディジタル中継線はデイジタル信号用加入者回線
からの発呼とアナログ信号用加入者回線からの発呼とに
完全に共用でき、ディジタル中継線は発側加入者回線の
種類に関係なくいつでも使用できるので、ディジタル中
継線の利用効率は著しく向上する。
〔実施例〕 以下本発明の要旨を図示実施例について具体的に説明す
る。
第1図は本発明のディジタル交換システム、第2図は特
定パターン発生回路、また第3図は特定パターン検出回
路のそれぞれ実施例をブロツク回路図で示す。
図において第4図と同一部分は同一の記号にて示す。
第1図においてディジタル交換機としての交換機1は交
換機2とディジタル中継線TLにて接続され、この中継
線はデイジタル信号用加入者回線DLからの発呼とアナ
ログ信号用加入者回線ALからの発呼の中継に共用され
る。
発側交換機1はライン回路DLCに本発明による特定
パターン発生回路(第2図参照)を備え、また着側交換
機2はトランクDTKに本発明による特定パターン検
出回路(第3図参照)を備えている。
そしてデイジタル信号用加入者回線DLに接続されてい
るデータ端末装置DTEAが発呼する場合、ライン回路
DLCから特定パターン信号が送出され、この特定パ
ターン信号はディジタル中継線TLを介し着側交換機2
のトランクDTKの中に設けた特定パターン検出回路
によって検出され、この検出結果により共通制御装置C
はデイジタル信号用加入者回線からの発呼を知る。
従ってデータ端末装置DTEAがデイジタル信号用加入
者回線DLに接続されたデータ端末装置DTECと接続
を構成する場合、DLCは特定パターン信号を発生
し、トランクDTKはこの特定パターン信号を検出す
ると、その検出結果によって共通制御装置CCはデイ
ジタル信号用加入者回線DLを介するDTEAからの発
呼であると識別し、ネットワークNWを制御して、D
TKをライン回路DLCへ接続する。またデータ端
末装置DTEAがデータ端末装置DTEDと接続を構成
する場合、共通制御装置CCは上記識別にもとずきN
を制御し、トランクDTKをモデムプールMDP
を介しライン回路LCを接続する。
またアナログ信号用加入者回線ALに接続されているデ
ータ端末装置DTEBの発呼の場合、発側交換機のライ
ン回路LCには特定パターン発生回路がなく、着側交
換機のトランクDTKは特定パターン信号を受信する
ことはなく、この特定パターン信号の無検出が共通制御
装置CCに伝えられると、CCはアナログ信号用加
入者回線ALからの発呼であることを識別する。
即ち端末装置DTEBがデイジタル信号用加入者回線D
Lに接続されているデータ端末装置DTECと接続構成
する場合、トランクDTKはモデムプールMDP
介してライン回路DLCと接続され、またデータ端末
装置DTEBがアナログ信号用加入者回線ALと接続さ
れるデータ端末装置DTEDと接続する場合、DTK
はNWによってLCと接続される。
第2図は特定パターン発生回路をライン回路DLC
に設けた実施例である。
,Rはレジスタで、Rは直並列変換レジスタ、
は並直列変換レジスタである。またSELはセレク
タで、共通制御装置CCの制御によって接点a,bの
選択を行なう。
また第3図は特定パターン検出回路をトランクDTK
に設けた実施例を示す。
第3図においてRは直並列変換レジスタ、Rは並直
列変換レジスタ、RはレジスタRのデータを一定間
隔でラッチするレジスタであり、GはNANDゲート回
路である。
第1図においてデイジタル信号用加入者回線DLに接続
されているデータ端末装置DTEAより発呼の際、起呼
信号がディジタル端末インタフェイス装置DAUから
回線DLを介してライン回路DLCに入力される。
第2図においてDLCでこの起呼信号を共通制御装置
CCに送ると、CCはデータ端末装置DTEAの発
呼を検知する。これによってCCはDLCのセレク
タSELを制御してセレクタの接点はb側に転換され
る。この場合接点b側は零レベルに接続されているの
で、セレクタSELを介してレジスタRへは特定パタ
ーンとしてのオールゼロ(一般の交換単位では8ビット
の0)がセットされる。発呼信号に続いてDTEAから
着側データ端末装置に対する選択信号がDAUを介し
て共通制御装置CCに達すると、この選択信号にもと
ずきCCはネットワークNWを制御してライン回路
DLCをトランクDTKに接続し、このDTK
ディジタル中継線TLを介して交換機2のトランクDT
に接続される。
かかる接続によって第2図のDLCの特定パターン発
生回路のレジスタRからオールゼロの特定パターン信
号はNW,DTK,TLを介してトランクDTK
に与えられる。DTKではこの特定パターン信号は第
3図の特定パターン検出回路で検出される。
特定パターン検出回路の動作は次の通りである。
ディジタル中継線TLを介し到来した特定パターン信号
は一旦レジスタRへ入った後一定時間間隔をもって並
直変換レジスタRにセットされる。そしてこのレジス
タRにセットされた特定パターン信号はレジスタR
にラッチされ、このレジスタ出力はNANDゲート回路
Gに入力される。
特定パターン信号としてオールゼロを用いた場合、この
特定パターン信号がゲートGに与えられたときCC
1レベルの信号が送出される。これは特定パターン検出
回路による特定パターン信号の検出であり、この検出結
果がCCに送られ、これによってCCはデイジタル
信号用加入者回線DLよりの発呼であることを識別す
る。
また共通制御装置CCからはDTK,TLを介して
交換機2のネットワークを制御するための選択信号がD
TKに送られ、これは共通制御装置CCに与えられ
る。
即ちCCはDLからの発呼であるとの識別と着側デー
タ端末装置に対する選択信号とによってネットワークN
を制御する。
即ちデータ端末装置DTEAからの発呼がDTECに対
するものであれば、共通制御装置CCはネットワーク
NWを制御して既述の如くDTKをライン回路DL
に接続し、デイジタル信号用加入者回線DLを介す
るデータ端末装置DTECへの接続路が形成される。
またデータ端末装置DTEDに対するものであれば、C
の制御によってNWはDTKをモデムプールM
DPに接続し、続いてMDPをライン回路LC
接続し、アナログ信号用加入者回線ALを介するデータ
端末装置DTEDへの接続路が形成される。
一方データ端末装置DTEBよりの発呼の場合、ライン
回路LCには特定パターン発生回路は設けられていな
い。
従ってトランクDTKへは特定パターン信号は送られ
ないため、DTKのNANDゲート回路Gから共通制
御装置CCに1レベルの信号が送られることはない。
これによってCCはアナログ信号用加入者回線ALか
らの発呼であることを識別する。かかる識別とDTEB
からの選択信号によってCCはネットワークNW
制御する。
即ち着側データ端末装置がDTECの場合、トランクD
TKはNWによってモデムプールMDPに接続さ
れ、続いてMDPはライン回路DLCに接続され、
デイジタル信号用加入者回線DLを介するデータ端末装
置DTECへの接続路が形成される。
またデータ端末装置DTEDへの着呼の場合、DTK
はNWによってライン回路LCに接続され、アナロ
グ信号用加入者回線ALを介するデータ端末装置DTE
Dへの接続路が形成される。
即ち着側交換機2は呼がデイジタル信号用加入者回線D
Lを介する発呼であるか、アナログ信号用加入者回線A
Lを介する発呼であるかを識別できるので着側端末装置
との接続にあたり、モデムプールMDPあるいはMD
を使用すべきか否か決定できる。
本発明によれば、特定パターン発生回路は上記のライン
回路以外に、ディジタル端末インタフェイス装置DAU
,トランクDTKもしくは特定のパターン発生用ト
ランク中に設けることができる。
また着側の特定パターン検出回路はトランクDTK
けでなくパターン検出トランク等に設けることができ
る。
前記の本発明の実施例では特定パターン信号の一例とし
て各符号ビットがすべて零となる、オールゼロ信号を、
デイジタル信号用加入者回線からの発呼の場合に使用し
ている。
しかし本発明によれば特定パターン信号は上記の如くオ
ールゼロ信号のほか、識別可能な他の信号を使用出来る
ことは勿論、アナログ信号用加入者回線からの発呼の場
合に使用することも出来るし、またデイジタル信号用加
入者回線からの発呼し、アナログ信号用加入者回線から
の発呼とにそれぞれ異なる特定パターン信号を発生する
ようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ディジタル交換機とディジタル交換機
との間を接続するディジタル中継線を、デイジタル信号
用加入者回線からの発呼とアナログ信号用加入者回線か
らの発呼に対し共通に使用することが可能となるので、
ディジタル交換機の間を接続するディジタル中継線の利
用効率が著しく増大できる。
従って中継線の回線数が少ない場合においても良好な通
信サービスを提供することができ、またディジタル中継
線の回線数を従来の方式に比較して節約できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の実施例で、第1図はディジ
タル交換システムのブロツク構成図、第2図は特定パタ
ーン発生回路のブロツク図、第3図は特定パターン検出
回路のブロツク図、また第4図は従来のディジタル交換
システムのブロツク構成図である。 図において、 DTEA,DTECはデイジタル信号用加入者回線に接
続されているデータ端末装置で、A,Cはその端末であ
り、DAU,DAUはディジタル端末インタフェイ
ス装置、 DTEB,DTEDはアナログ信号用加入者回線に接続
されているデータ端末装置で、B,Dは端末であり、M
,Mはモデム、N,Nは網制御装置、 DLC,DLC、LC,LCはライン回路、 NW,NWはネットワーク CC,CCは共通制御装置、 DTK,DTKはトランク、 TLはデイジタル信号用加入者回線を介する発呼の際
に使用されるディジタル中継線、 TLはアナログ信号用加入者回線を介する発呼の際に
使用されるディジタル中継線、 TLはデイジタル信号用加入者回線及びアナログ信号用
加入者回線からの発呼の際に使用される共用ディジタル
中継線、 MDP,MDPはモデムプール、 R,Rは直並列変換レジスタ、 R,Rは並直列変換レジスタ、 SELはセレクタ回路、 Rはラッチ回路、 GはNANDゲート回路、 を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹ノ内 雅一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 川口 智弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイジタル信号用加入者回線に接続される
    データ端末装置と、アナログ信号用加入者回線に接続さ
    れるデータ端末装置とがそれぞれ接続されるディジタル
    交換機間が、デイジタル信号用加入者回線を介するデイ
    ジタル信号及びアナログ信号用加入者回線を介するモデ
    ム信号から変換されたディジタル信号に共用される共通
    のディジタル中継線で互いに接続され、かつディジタル
    交換機には特定パターン発生回路と、特定パターン検出
    回路とが設けられ、データ端末装置の発呼の際、発側交
    換機の特定パターン発生回路は、そのデータ端末装置の
    接続される加入者回線の種別のいづれかを識別しうる特
    定パターン信号を発生し、ディジタル中継線を介して対
    向するディジタル交換機に送出し、着側交換機では特定
    パターン検出回路が、特定パターン信号によって、発呼
    したデータ端末装置の接続される加入者回線の種別を検
    出し、検出結果にもとずき、着側交換機は着側データ端
    末装置への接続経路を選択することを特徴とするディジ
    タル交換システム。
JP59224917A 1984-10-25 1984-10-25 ディジタル交換システム Expired - Lifetime JPH0640645B2 (ja)

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JPS595767A (ja) * 1982-07-01 1984-01-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ト−ン検出形接続切換方式

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