JPH0640387Y2 - シールオフ弁安全キヤツプ - Google Patents

シールオフ弁安全キヤツプ

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JPH0640387Y2
JPH0640387Y2 JP1987015693U JP1569387U JPH0640387Y2 JP H0640387 Y2 JPH0640387 Y2 JP H0640387Y2 JP 1987015693 U JP1987015693 U JP 1987015693U JP 1569387 U JP1569387 U JP 1569387U JP H0640387 Y2 JPH0640387 Y2 JP H0640387Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
valve
safety cap
heat insulating
port
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987015693U
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JPS63123872U (ja
Inventor
明 吉野
勝英 坂東
Original Assignee
大同ほくさん株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、真空断熱構造体の真空断熱部に用いられる
シールオフ弁に冠着され、このシールオフ弁のポートの
飛び抜けを防止するシールオフ弁安全キヤツプ(以下
「安全キヤツプ」と略す)に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、真空断熱配管,真空断熱容器および真空二重殻
装置等の真空断熱構造体は断熱性が必要とされ、このよ
うなもののうち断熱性を有する流体輸送管として、実開
昭59−105688号公報に開示されたようなものがある。す
なわち、この流体輸送管1は、第7図に示すような二重
構造になつており、極低温流体または高温流体が流れる
内管2を外管3内に収容し、上記内管2と外管3との間
の空隙に粉末断熱材を充填するとともに、その空隙内を
真空排気して断熱層4を形成している。そして、外管3
にシールオフ弁5を設け、内管2からのガスリーク等に
起因する、断熱層4内の圧力の異常上昇時に、上記シー
ルオフ弁5のポート7を圧力により吹き飛ばさせガスを
外部に吐出させることにより輸送管1の破壊を防止する
ようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記シールオフ弁5は、シールオフ弁本体の吐出口6に
栓状のポート7を嵌挿したものであり、断熱層4内を真
空排気する際には、真空ポンプと接続されているオペレ
ータ(図示せず)をその上端面8上に配置し、オペレー
タの栓抜き棒のねじ部をポート7のねじ穴9にら合して
ポート7を上方に引き上げ、その状態で真空ポンプを作
動させて断熱層4内を真空排気し、真空排気後はポート
7を閉栓し、オペレータを外すようになつている。とこ
ろが、内管2からのガスリーク等により断熱層4内の圧
力が異常上昇すると、その圧力によりポート7は吐出口
6から勢いよく飛び抜ける。このため、ポート7の衝突
による人身事故や周辺設備の損傷の発生を招く恐れがあ
る。しかしながら、上記シールオフ弁5では、第8図に
示すようなキヤツプ15により、単に雨水の浸入防止が配
慮されているだけで、ポート飛び抜けに対しての安全対
策が何らなされていない。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、ポ
ートの不用意な飛び抜けによる事故の発生を防止できる
安全キヤツプの提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の安全キヤツプ
は、真空断熱構造体の真空断熱部に用いられる流体吐出
側部に外周部に係合つば部が外向きに形成されたシール
オフ弁に冠着させる有天筒状の可撓性シールオフ弁安全
キヤツプであつて、圧力逃し孔が穿設されているととも
に内周面に、上記係合つば部と係合する環状の突条部が
内向きに設けられ、上記環状の突条部の内周の寸法がシ
ールオフ弁の係合つば部の外周の寸法より小さく設定さ
れ、シールオフ弁に介する嵌着時に有天筒状の開口部外
周を押圧して歪ませてその開口部を横長にできるように
構成されているという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この安全キヤツプは、真空断熱構造体の真空
断熱部に用いられるシールオフ弁に冠着されるものであ
り、有天筒状の可撓性(弾性)材質(例えば、軟質プラ
スチツク)からなり、圧力逃し孔が穿設されているとと
もに、内周面に環状の突条部が設けられている。そし
て、流体吐出側の外周面に係合つば部が形成されたシー
ルオフ弁への取り付けに際しては、安全キヤツプの開口
側を押圧し横長に歪ませ、この状態で開口の幅広側を上
記係合つば部の一端側に合わせる。ついで、順次他端側
まで覆うように押さえてシールオフ弁に冠着させる。そ
して、この冠着された状態では安全キヤツプが弾性によ
り元の形状に戻るようにしている。
したがつて、異常高圧によりポートがシールオフ弁の吐
出口から飛び抜けても安全キヤツプの天井部等に衝突し
外部へ飛び出さない。このとき安全キヤツプに衝撃が加
わるが安全キヤツプの突条部がシールオフ弁の係合つば
部に係合されるため、安全キヤツプがシールオフ弁から
外れず、仮に、外れたとしてもポートが安全キヤツプで
減勢されるため、勢いよく飛ぶことを防止できる。ま
た、ガス等の流体は、シールオフ弁の吐出口から安全キ
ヤツプの圧力逃し孔を経て外部へ吐出される。すなわ
ち、この考案によれば、飛び抜けたポートの衝突による
人身事故や周辺設備の損傷の発生を防止でき安全であ
る。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示している。図におい
て、10は有天円筒状の可撓性(弾性)材料製安全キヤツ
プであり、周胴部に圧力逃し孔11が円周に沿つて一定間
隔で穿設されているとともに、内周面下端部に内向きフ
ランジ部12が形成されている。
この構成において、シールオフ弁5への装着は、第2図
に示すように、安全キヤツプ10の下部側両側を押さえて
歪ませ、開口は楕円形になるようにし、この状態で上端
部がフランジ状の係合部13に形成されたシールオフ弁5
の係合つば部13の一端側に、上記開口の幅広側を合わせ
る。ついで、第3図に示すように、安全キヤツプ10をシ
ールオフ弁5に押し付けて、順次、係合つば部13の一端
側から他端側まで覆わせてシールオフ弁5に冠着させ
る。安全キヤツプ10は、シールオフ弁5に冠着されたの
ち、その下部側両側に負荷されている押さえ力から解放
されて弾性により元の形状に戻り、第4図に示すような
状態でシールオフ弁5に冠着される。このとき、シール
オフ弁5の係合つば部13よりも安全キヤツプ10の周胴部
に穿設されている圧力逃し孔11は低い位置に開口されて
いるため、平時は雨水浸入防止がなされる。また、事故
等により流体輸送管1の断熱層4の圧力が異常上昇して
シールオフ弁5の吐出口6に嵌挿されているポート7
が、その圧力により吐出口6から飛び抜けても、第5図
に示すように、それを天井部で受け止め外部へ飛び出さ
せない。すなわち、シールオフ弁5の吐出口6から勢い
よく飛び抜けたポート7は、安全キヤツプ10とともに上
方に向かつて飛ぼうとするが、安全キヤツプ10の内向き
フランジ部12の内径がシールオフ弁5の係合つば部13の
外径よりも小さいため、内向きフランジ部12と係合つば
部13が係合し、このため、安全キヤツプ10とともにシー
ルオフ弁5の上方に保持される。また、流体輸送管1内
のガスは、矢印のように、シールオフ弁5の吐出口6か
ら安全キヤツプ10の圧力逃し孔11を経て外部へ吐出され
流体輸送管1の破壊を防止する。また仮に、上記安全キ
ヤツプ10がシールオフ弁5の係合つば部13から外れた場
合でもポート7は勢いが消失されているため、第6図の
鎖線矢印のように、安全キヤツプ10とともにシールオフ
弁5の近傍に落下する。そして、流体輸送管1内のガス
は、矢印のように、シールオフ弁5の吐出口6から直接
外部へ吐出される。
このように、この安全キヤツプ10は、上部側が係合つば
部13に形成されたシールオフ弁5に冠着される。そし
て、安全キヤツプ10の浮上時には、その内周面下端部に
形成された内向きフランジ部12と上記係合つば部13とを
係合させてシールオフ弁5から脱離を防止し、ポート7
の飛び抜けによる衝撃に耐え、ポート7の飛び出しを防
止する。なお、圧力逃し孔11からは内管2からのガスリ
ーク等に起因する断熱層4内の圧力異常上昇したガスを
外部に吐出するようになつている。したがつて、ポート
7の衝突による人身事故や周辺設備の損傷の発生を防止
でき安全である。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の安全キヤツプは、内周面に環
状の突条部を設け、この内周の寸法がシールオフ弁の係
合つば部の外周の寸法より小さく設定されている。した
がつて、シールオフ弁に対する嵌着時には、上記突条部
がシールオフ弁の係合つば部によりも周方向の寸法が小
さくなることから、シールオフ弁の内部の圧力が高くな
つてポートが上方に吹き飛ばされても、その吹き飛ばさ
れた圧力でシールオフ弁の係合つば部から外れることは
ない。したがつて、シールオフ弁のポートの不用意な吹
き飛びに基づく人身事故や周辺設備の損傷の発生が防止
されるようになる。そのうえ、この考案のシールオフ弁
安全キヤツプは、可撓性材料から構成されており、シー
ルオフ弁に対する嵌着時には、有天筒状の開口部外周を
押圧し、歪ませてその開口部を横長にできるように構成
されているため、その取り付けに際しては、上記のよう
に開口部を横長にしてシールオフ弁に対して嵌着すれば
よく、したがつて、高所に設けられているシールオフ弁
に対する高所での取り付け作業性が大幅に向上するとい
う効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の斜視図、第2図,第3図
および第4図はその取り付け順序を示す切り欠き説明
図、第5図および第6図はその動作説明をする説明図、
第7図および第8図は従来例の断面図である。 5…シールオフ弁、6…吐出口、10…安全キヤツプ、11
…圧力逃し孔、12…内向きフランジ部、13…係合つば部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空断熱構造体の真空断熱部に用いられ流
    体吐出側部の外周面に係合つば部が外向きに形成された
    シールオフ弁に冠着させる有天筒状の可撓性シールオフ
    弁安全キヤツプであつて、圧力逃し孔が穿設されている
    とともに内周面に、上記係合つば部と係合する環状の突
    条部が内向きに設けられ、上記環状の突条部の内周の寸
    法がシールオフ弁の係合つば部の外周の寸法より小さく
    設定され、シールオフ弁に介する嵌着時に有天筒状の開
    口部外周を押圧して歪ませてその開口部を横長にできる
    ように構成されていることを特徴とするシールオフ弁安
    全キヤツプ。
JP1987015693U 1987-02-05 1987-02-05 シールオフ弁安全キヤツプ Expired - Lifetime JPH0640387Y2 (ja)

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JPS63123872U JPS63123872U (ja) 1988-08-11
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