JPH0639755A - 衝撃吸収手段を備えた脚式歩行ロボット - Google Patents

衝撃吸収手段を備えた脚式歩行ロボット

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JPH0639755A
JPH0639755A JP14572693A JP14572693A JPH0639755A JP H0639755 A JPH0639755 A JP H0639755A JP 14572693 A JP14572693 A JP 14572693A JP 14572693 A JP14572693 A JP 14572693A JP H0639755 A JPH0639755 A JP H0639755A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 衝撃吸収手段を備えた2足歩行の脚式歩行ロ
ボットであって、基体を圧縮空気が充填されたバルーン
で被覆し、配管などと干渉したとき、充填した圧縮空気
を放出して衝撃を吸収する。更には、脚部に油圧シリン
ダを設けてピストンを緩衝カバーに取着して干渉時の外
力を吸収する。更には、ロボットを弾性材で被覆する、
ないしはエアバッグを装着する。 【効果】 干渉によって生じる衝撃を吸収、緩和するの
で、ロボットと干渉した相手方とを共に保護することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は衝撃吸収手段を備えた
脚式歩行ロボットに関し、より具体的には作業環境で配
管などに干渉(接触)したとき、よって生じる衝撃を吸
収してロボット自体と干渉した相手方とを保護する様に
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】脚式歩行ロボット、特に2足歩行の脚式
歩行ロボットとしては、特開昭62−97005号、特
開昭63−150176号公報記載のものなどが知られ
ている。また2足歩行の脚式歩行ロボットを含むロボッ
ト全般については、「ロボット工学ハンドブック」(日
本ロボット学会編、1990年10月20日)に詳し
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、脚式歩行ロ
ボット、特に2足歩行の脚式歩行ロボットにおいては人
間に代替する作業能力が期待されており、その作業環境
には配管など多くの構築物が存在すると共に、作業環境
はスペース的にも比較的狭隘なことが予想される。その
様な環境において万一ロボットが姿勢を崩して配管など
の構築物や作業員などに干渉するとき、それらを損傷す
る恐れがあるのみならず、ロボット自体も損傷して作業
に支障を来す恐れがある。
【0004】従って、この発明の目的は上記した不都合
を解消することにあり、脚式歩行ロボットが作業環境な
どにおいて万一配管などの構築物や作業員などに干渉す
るときも、自他の損傷を可能な限り防止する衝撃吸収手
段を備えた脚式歩行ロボットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明は例えば請求項1項に示す如く、脚部リ
ンクを備えてなる脚式歩行ロボットにおいて、歩行時に
床から受ける床反力以外の外力による衝撃を吸収する手
段を備えると共に、該衝撃吸収手段は、初期位置より変
位する部位を備えることにより衝撃を吸収する如く構成
した。
【0006】
【作用】床反力以外の外力による衝撃を吸収する手段を
備える様にしたので、作業環境で配管などの構築物や作
業員などと干渉しても、それによって受ける損傷度を低
減することができると共に、干渉した相手方の損傷度も
低減することができ、両者を保護することができる。
【0007】
【実施例】以下、脚式歩行ロボットとして2足歩行の脚
式移動ロボットを例にとって、この発明の実施例を説明
する。図1はそのロボット1を全体的に示す関節スケル
トン図であり、左右それぞれの脚部リンク2に6個の関
節を備える(理解の便宜のために各関節をそれを駆動す
る電動モータで示す)。該6個の関節は上から順に、腰
の脚部回旋用(z軸まわり)の関節10R,10L(右
側をR、左側をLとする。以下同じ)、腰のピッチ方向
(x軸まわり)の関節12R,12L、同ロール方向
(y軸まわり)の関節14R,14L、膝部のロール方
向の関節16R,16L、足首部のロール方向の関節1
8R,18L、同ピッチ方向の関節20R,20Lとな
っており、その下部には足平22R,22Lが取着され
ると共に、最上位には基体24が設けられ、その内部に
は後で述べるマイクロ・コンピュータからなる制御ユニ
ット26などの精密電子部品やバッテリなどが格納され
る。
【0008】上記において腰関節は関節10R(L),
12R(L),14R(L)から構成され、また足関節
は、関節18R(L),20R(L)から構成される。
また、腰関節と膝関節との間は大腿リンク32R,32
Lで、膝関節と足関節との間は下腿リンク34R,34
Lで連結される。ここで、脚部リンク2は左右の足につ
いてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中にこれら
の6×2=12個の関節(軸)をそれぞれ適宜な角度に
駆動することで、足全体に所望の動きを与えることがで
き、任意に3次元空間を歩行することができる様に構成
される。先に述べた様に、上記した関節は電動モータか
らなり、更にはその出力を倍力する減速機などを備える
が、その詳細は先に本出願人が提案した出願(特願平1
−324218号、特開平3−184782号)などに
述べられており、それ自体はこの発明の要旨とするとこ
ろではないので、これ以上の説明は省略する。
【0009】図1に示すロボット1において、足首部に
は公知の6軸力センサ36が設けられ、足平を介してロ
ボットに伝達されるx,y,z方向の力成分Fx,F
y,Fzとその方向まわりのモーメント成分Mx,M
y,Mzとを測定する。また足平22R(L)の四隅に
は静電容量型の接地スイッチ38(図1で図示省略)が
設けられて、足平の接地の有無を検出する。更に、基体
24には傾斜センサ40が設置され、基体24の重力方
向に対する傾斜角度と傾斜角速度を検出する。また各関
節の電動モータには、その回転量を検出するロータリエ
ンコーダが設けられる。更に、図1では省略するが、ロ
ボット1の適宜な位置には傾斜センサ40の出力を補正
するための原点スイッチ42と、フェール対策用のリミ
ットスイッチ44が設けられる。これらの出力は前記し
た基体24内の制御ユニット26に送られる。
【0010】図2は制御ユニット26の詳細を示すブロ
ック図であり、マイクロ・コンピュータから構成され
る。そこにおいて傾斜センサ40などの出力はA/D変
換器50でデジタル値に変換され、その出力はバス52
を介してRAM54に送られる。また各電動モータに隣
接して配置されるエンコーダの出力はカウンタ56を介
してRAM54内に入力されると共に、接地スイッチ3
8などの出力は波形整形回路58を経て同様にRAM5
4内に格納される。制御ユニット内にはCPUからなる
第1、第2の演算装置60,62が設けられており、第
1の演算装置60はROM64に格納されている歩容
(腰軌道、足平軌道)を読み出して目標関節角度を算出
してRAM54に送出する。また第2の演算装置62は
RAM54からその目標値と検出された実測値とを読み
出し、各関節の駆動に必要な制御値を算出し、D/A変
換器66とサーボアンプを介して各関節を駆動する電動
モータに出力する。
【0011】図3は図1に示したロボット1の構造をよ
り具体的に示す正面図、図4は側面図であるが、この発
明において特徴的なことは、ロボット1において最も突
出する部位である基体24に図示の様な衝撃吸収手段7
0を設けたことにある。図5はその要部断面図である。
図3ないし図5を参照して説明すると、衝撃吸収手段7
0はドーナツ状のバルーン72からなり、その中央開口
部で基体24を挿通し基体24の回周を被覆する。バル
ーン72は図5に良く示す如く、ゴムなどの収縮自在な
弾性材からなる。そして、バルーン72には適宜個数の
バルブ76が配設される。ここで、バルブ76は図5に
示す如く、バルーン72に穿設された開口部の縁部に弾
性材片77を介して気密に接着されたバルブ本体76a
とその内部に気密かつ摺動自在に収容されたプレート7
6bと、プレート76bを図示位置に付勢しているスプ
リング76cとからなる。図面からは明らかではない
が、バルブ本体76aとプレート76bは、平面円形と
する。またバルブ本体76aの側面には複数箇所で窓7
6dが穿設される。尚、バルブ本体76の下部には肩部
76eが突設されてプレート76bを受けると共に、そ
の上面76fはインターナルサークリップ76gで図示
位置に固定される。
【0012】上記の構成において、図5に示す様に作業
環境構築物や作業員など異物100と接触すると、バル
ーン72は同図に想像線で示す様に変形し、バルーン7
2内に充填されていた圧縮空気はスプリング76cのス
プリング力に抗してプレート76bを図で上方に駆動
し、窓76dから外部に流出する。このとき、バルブ7
6の設置個数とスプリング76cのスプリング力とを適
宜な値に設定しておくことにより、異物100との干渉
によって生じる衝撃を吸収することができる。それによ
り、ロボット1が受ける衝撃を緩和することができると
共に、異物100が受ける衝撃も緩和することができ
る。尚、放出された空気は後で再充填されて次の使用に
備える。
【0013】尚、ここでは衝撃吸収手段70(バルーン
72)を基体24の全周に配置する例を示したが、角部
などに部分的に配置しても良く、更には脚部リンク2に
配置しても良い。更に、媒体として空気を用いたがそれ
に限られるものでなく、油などの流体を用いても良い。
更に、単一の気密室からなるバルーン72を用いたが、
これに限られるものではなく、複数の気密室を備えても
良く、あるいはハニカム構造体でも良く、さらには発泡
材などを用いてもよい。
【0014】次いで、この発明の第2の実施例である、
衝撃吸収手段の別の例(以下、第2の衝撃吸収手段80
と言う)を説明する。この例においては、図3と図4に
示す様に、大腿リンク32R(L)と下腿リンク34R
(L)とに設けた。図6はその詳細を示すVI−VI線断面
図である。尚、以下に述べる大腿リンク側に設けた機構
の説明は、下腿リンク34R(L)に設けた機構にも妥
当する。
【0015】図6を参照して説明すると、第2の衝撃吸
収手段80は、断面H字状の大腿(下腿)リンク32
(34)R(L)に組み込まれてなる。即ち、リンク内
にはダンパユニット86が片側に2個並列されている。
各ダンパユニット86はシリンダ86dにピストンヘッ
ド86aが摺動自在に挿入されると共に、ピストンヘッ
ド86aは止めナット86cによりピストンロッド86
bと一体をなしている。ピストンヘッド86aで画成さ
れる第1の室86hとピストンヘッド86aとキャップ
86fにより形成される第2の室86jとは、ピストン
ヘッド86aに設けられた通路86iで連通される。ま
た、第1室86hにはスプリング86eが設けられ、ピ
ストンヘッド86aをキャップ86fに接触する図示位
置に付勢する。第1室86hには作動油が供給される。
また、ピストンロッド86bの自由端は拡径され、そこ
に緩衝カバー88が取り付けられる。尚、86gはオイ
ルシールである。
【0016】上記の構成において、脚部が異物100と
干渉すると、カバー88は図6に想像線で示す様に後退
してピストンロッド86bをスプリング力に抗してシリ
ンダ86d内に進入させる。その結果、第1室86h内
の作動油は通路86iを通って第2室86jに流入す
る。従って、通路86iの径を第1室の容積に対して適
宜に設定すると共に、スプリング86eの力を適宜に設
定することにより、異物100との干渉によって生じた
外力を減殺し、それによる衝撃を緩和することができ、
第1実施例と同様にロボット1と干渉した相手方とが受
ける衝撃を吸収、緩和することができる。尚、作動流体
として油を用いたが、空気などを用いても良い。更には
大腿リンクと下腿リンクの双方に配置したが、一方でも
良く、更に基体24などに配置しても良い。
【0017】図7はこの発明の第3の実施例である、衝
撃吸収手段の別の例(第3の衝撃吸収手段90)を示す
ロボット1の正面部分断面図である。第3実施例におい
ては図示の如く、ロボット1の全体を硬質ウレタンフォ
ームからなる弾性材92で被覆する様にした。更に、図
8(図7のVIII−VIII線断面図)に良く示す如く、弾性
材92は大腿リンク32R(L)において配線94を内
部に収容する様に被覆される。これは下腿リンク34R
(L)についても同様である。尚、配線94は、基体2
4に格納された制御ユニット26ないしバッテリから、
膝関節16R(L)、足関節18,20R(L) に装着したモー
タ群に制御信号や駆動電流を送るためのものである。ま
た符号96は伝動ベルトを示す。尚、基体24には適宜
な位置に収容する電子機器の放熱用の窓98を設ける。
【0018】上記の様に構成したので、第3実施例にお
いても、基体24ないしは脚部リンク2が異物と干渉し
たとき、よってロボット1と異物とに生じる衝撃を吸
収、緩和することができる。また、配線94などは内部
に収容したので、干渉によって破損することがない。
尚、ロボット1の全体を被覆する例を示したが、基体2
4など部分的に被覆しても良い。
【0019】図9はこの発明の第4の実施例である、衝
撃吸収手段の更に別の例(第4の衝撃吸収手段200)
を示す、図3と同様のロボット1の正面部分断面図であ
る。第4実施例においては衝撃吸収手段として、基体2
4の周囲にエアバッグ・システムを4個、前後左右に配
置する様にした。エアバッグ・システムはバッグ202
とインフレータ204とを備えてなり、その構造自体は
車両で使用される公知のものと基本的に異ならない。図
2ブロック図の末尾にその制御回路を示す。制御ユニッ
ト26において第2の演算装置62が、その作動を制御
する。尚、バッグ202は作動されないときはインフレ
ータ204内に収納されている。
【0020】図10フロー・チャートを参照してそれを
説明すると、先ずS10において傾斜センサ40の出力
を読み込み、S12に進んで所定値と比較する。前記し
た如く、傾斜センサ40の出力は、ロボット1の基体2
4の重力方向に対する傾斜角度および傾斜角速度を示
す。所定値としてはロボット1が転倒することが予測さ
れるほどの値を設定する。S12でセンサ出力値が所定
値を超えると判断されるときはロボット1の転倒が予測
されるので、S14に進んで出力回路206を介してイ
ンフレータ204に収容された点火装置(図9で図示省
略)に通電し、その両側に充填されたボロン硝酸カリウ
ムの推薬を点火・燃焼させ、エアバッグ202を図9に
想像線で示す状態に展開させる(図9では左右のバッグ
の展開した状態を示す)。尚、S12で否定されたとき
は、そのままプログラムを終了する。
【0021】尚、図示に係るエアバッグ・システムの構
造自体は前述の如く公知の車両用のものと基本的には異
ならないが、車両の場合に比較してロボット1の場合
は、姿勢の安定を失って自重で転倒するときの床面など
との衝突を緩和するものであるため、車両での衝突に比
較すればバッグ202は緩慢に収縮してロボット1が床
面に軟着陸する様に設定する。
【0022】第4実施例は上記の如く構成したので、ロ
ボット1が姿勢の安定を失って転倒するときも、床面か
ら受ける衝撃を緩和することができ、ロボット1と床面
との双方を保護することができる。更に、インフレータ
204が点火されない限り、バッグ202はその内部に
収容されていて基体24から突出することがないので、
狭隘な作業空間を歩行するのも容易となる。尚、実施例
ではエアバッグ・システムを基体に4個設ける例を示し
たが、これに限られるものではなく、1個でも5個以上
でも良い。また、配置先も基体に限らず、脚部であって
も良い。
【0023】尚、上記の第1ないし第4実施例におい
て、4種の衝撃吸収手段を示したが、これらは単独に用
いても良く、あるいは組み合わせて用いても良い。
【0024】更に、上記において、2足歩行の脚式歩行
ロボットを例にとって説明してきたが、それに限られる
ものではなく、3足以上の脚式歩行ロボットにも妥当す
るものである。また、脚式歩行ロボットを例にとった
が、車輪型やクローラ型のロボットにも妥当する。
【0025】
【発明の効果】請求項1項にあっては、脚部リンクを備
えてなる脚式歩行ロボットにおいて、歩行時に床から受
ける床反力以外の外力による衝撃を吸収する手段を備え
ると共に、該衝撃吸収手段は、初期位置より変位する部
位を備えることにより衝撃を吸収する如く構成したの
で、ロボットが作業環境において配管などの設置物や作
業員に干渉したときも、ロボット自体と干渉した相手方
とが受ける衝撃を吸収、緩和して双方を保護することが
できる。
【0026】請求項2項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記衝撃吸収手段が、前記初期位置より変位して衝
撃を吸収する部位をその後初期位置に復帰する手段を有
する様に構成したので、万一連続的に干渉することがあ
っても、常に衝撃を吸収、緩和することができる。
【0027】請求項3項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記衝撃吸収手段が、前記ロボットの凸部を被覆す
るものである様に構成したので、ロボットの比較的干渉
し易いい部位での干渉による損傷を回避してロボットと
干渉相手方とを保護することができる。
【0028】請求項4項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記衝撃吸収手段が、前記ロボットの配線などの制
御系もしくは駆動系の伝送経路を実質的に被覆するもの
である様に構成したので、干渉時の衝撃を効果的に吸
収、緩和すると共に、伝送経路の断線などを防止するこ
ともできる。
【0029】請求項5項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記ロボットが基体とそれに連結された脚部リンク
とを備えてなるものであり、前記衝撃吸収手段が、該基
体を少なくとも部分的に被覆するものである様に構成し
たので、比較的突出して干渉し易いと共に、精密電子部
品などを格納することが多い基体と干渉相手方とを保護
することができる。
【0030】請求項6項の脚式歩行ロボットにあって
は、前記衝撃吸収手段が、前記ロボットの適宜位置に配
設される少なくとも1個のエアバッグ、前記ロボットの
姿勢の不安定度を検出する検出手段、および姿勢の不安
定度が検出されたとき、前記エアバッグを作動させる制
御手段からなる如く構成したので、ロボットが転倒する
ことがあっても床面との接触による衝撃を緩和すること
ができると共に、エアバッグは作動されない状態では突
出することがないので、狭隘な作業空間を歩行するとき
も妨げとならない。
【0031】請求項7項記載の脚式歩行ロボットにあっ
ては、前記検出手段は姿勢の不安定度をロボットの重力
方向に対する傾斜角度および/または傾斜角速度から検
出すると共に、前記制御手段は、検出値が所定値を超え
たとき前記エアバッグを作動させる様に構成したので、
精度良くロボットの姿勢の不安定度を検出することがで
き、転倒による床面との接触による衝撃を確実に緩和す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る脚式歩行ロボットを全体的に示
す関節スケルトン図である。
【図2】図1に示す制御ユニットの説明ブロック図であ
る。
【図3】図1のロボットの構造を具体的に示す正面図で
ある。
【図4】図1のロボットの構造を具体的に示す側面図で
ある。
【図5】図3、図4に示す衝撃吸収手段をより詳細に示
す要部断面図である。
【図6】この発明の第2実施例で衝撃吸収手段の別の例
を示す、図3のIV−IV線断面図である。
【図7】この発明の第3実施例で衝撃吸収手段の更に別
の例を示す、図3に類似するロボットの正面部分断面図
である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】この発明の第4実施例で衝撃吸収手段の更に別
の例を示す、図3に類似するロボットの正面部分断面図
である。
【図10】第4実施例の衝撃吸収手段の動作を説明する
フロー・チャートである。
【符号の説明】
1 脚式歩行ロボット(2足歩行ロボ
ット) 2 脚部リンク 10R,10L 脚部回旋用の関節 12R,12L 腰部のピッチ方向の関節 14R,14L 腰部のロール方向の関節 16R,16L 膝部のロール方向の関節 18R,18L 足首部のロール方向の関節 20R,20L 足首部のピッチ方向の関節 22R,22L 足平 24 基体 26 制御ユニット 70,80,90,2 00 衝撃吸収手段 72 バルーン 84 シリンダ 86 ピストン 88 緩衝カバー 92 弾性材 100 異物 202 (エア)バッグ 204 インフレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 秀明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松本 隆志 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部リンクを備えてなる脚式歩行ロボッ
    トにおいて、歩行時に床から受ける床反力以外の外力に
    よる衝撃を吸収する手段を備えると共に、該衝撃吸収手
    段は、初期位置より変位する部位を備えることにより衝
    撃を吸収することを特徴とする脚式歩行ロボット。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収手段が、前記初期位置より
    変位して衝撃を吸収する部位をその後初期位置に復帰さ
    せる手段を備えることを特徴とする請求項1項記載の脚
    式歩行ロボット。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収手段が、前記ロボットの凸
    部を被覆するものであることを特徴とする請求項1項ま
    たは2項記載の脚式歩行ロボット。
  4. 【請求項4】 前記衝撃吸収手段が、前記ロボットの配
    線などの制御系もしくは駆動系の伝送経路を実質的に被
    覆するものであることを特徴とする請求項1項ないし3
    項のいずれかに記載の脚式歩行ロボット。
  5. 【請求項5】 前記ロボットが、基体と、それに連結さ
    れる脚部リンクとを備えてなり、前記衝撃吸収手段が、
    該基体を少なくとも部分的に被覆するものであることを
    特徴とする請求項1項ないし4項のいずれかに記載の脚
    式歩行ロボット。
  6. 【請求項6】 前記衝撃吸収手段が、 a.前記ロボットの適宜位置に配設される少なくとも1
    個のエアバッグ、 b.前記ロボットの姿勢の不安定度を検出する検出手
    段、および c.姿勢の不安定度が検出されたとき、前記エアバッグ
    を作動させる制御手段、を備えることを特徴とする請求
    項1項ないし5項のいずれかに記載の脚式歩行ロボッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記ロボットの所定部
    位の重力方向に対する傾斜角度および/または傾斜角速
    度から前記姿勢の不安定度を検出すると共に、前記制御
    手段は検出値が所定値を超えたとき前記エアバッグを作
    動させることを特徴とする請求項6項記載の脚式歩行ロ
    ボット。
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