JPH0639469U - 臨床諸検査判定所見の表示方式 - Google Patents
臨床諸検査判定所見の表示方式Info
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- JPH0639469U JPH0639469U JP7633892U JP7633892U JPH0639469U JP H0639469 U JPH0639469 U JP H0639469U JP 7633892 U JP7633892 U JP 7633892U JP 7633892 U JP7633892 U JP 7633892U JP H0639469 U JPH0639469 U JP H0639469U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】医学知識のない一般人でも検査評価値を的確迅
速に把握することのできる臨床検査判定所見の表示方式
を提供するもの 【構成】人体形を図形化した人体形略図(1)に、各人
体器官を図形化した器官等略図(2)をその局在部位に
表示し、採取した医療検査データから考察される各器官
毎の判定所見を、複数種の色彩、模様、又はこれらの組
み合わせ(3)をもって該当する前記器官等略図内に表
示したことを特徴とする。表示は、陰極線管(CRT)
等の表示装置を用いて、又は紙面を用いて表示すること
を特徴とする。
速に把握することのできる臨床検査判定所見の表示方式
を提供するもの 【構成】人体形を図形化した人体形略図(1)に、各人
体器官を図形化した器官等略図(2)をその局在部位に
表示し、採取した医療検査データから考察される各器官
毎の判定所見を、複数種の色彩、模様、又はこれらの組
み合わせ(3)をもって該当する前記器官等略図内に表
示したことを特徴とする。表示は、陰極線管(CRT)
等の表示装置を用いて、又は紙面を用いて表示すること
を特徴とする。
Description
【0001】
本願考案は、血液、尿、又はXPなどから採取した臨床諸検査データを基に考 察された判定所見を表示する臨床諸検査データ評価値の表示方式に関する。
【0002】
現在の医療行為のなかでは、血液、尿、又はXPなど人体からの採取物を用い て各種成分を分析し、健康状態、又は病気の進行状態の諸検査(以下『臨床諸検 査』と略称。)が頻繁に行われている。近年の医学の飛躍的な進歩は、例えば比 較的少量の血液から、種々の臓器、器官、等の状態を間接的に、かつかなりの精 度で推定することができるように成って来ている。
【0003】 かかる臨床諸検査は、検査項目の数に相違はあるが、通常一般的に行われる定 期的な健康診断においても、必須の項目として挙げられている。そして、採取デ ータは、医学的見地から一定の評価が加えられ、各器官毎に判定所見として被検 者に知らされことになる。
【0004】
従来は、ここで通知される通知書面には、ただ数値データのみの表示であり、 そのデータから推察される評価は、欄外に記された、又は並記された正常値のデ ータとの比較において、被検者自ら判断(正常か、又は異常か)をしていた。
【0005】
しかし、かかる表示方式は、医師を対象としたカルテに記載する場合は、これ で充分であるが、医学的な専門知識のない一般人(いわゆる素人)に対しては、 大変分かり難いものであり、中には誤解を招く恐れすらあった。また、かかる被 検者は、注意深く見て正常か異常かの判断はできるが、それよりもう少し具体的 な評価情報、(例えば、現在は一応正常値でも注意を要する状態か、又は全く問 題がない状態か、等)を迅速的確に把握することは非常に困難であった。
【0006】 そこで本願考案は、かかる問題点に着目してなされたもので、医学知識のない 一般人でも検査評価値を的確迅速に把握することのできる臨床検査判定所見の表 示方式を提供するものである。
【0007】
上記目的を達成するため本願考案は、次のように構成されている。 人体形を図形化した人体形略図内に、各人体器官を図形化した器官等略図をそ の局在部位に表示し、採取した医療検査データから考察される各器官毎の判定所 見を、複数種の色彩、無色濃淡、色彩濃淡、模様、又はこれらの組み合わせをも って該当する前記器官等略図内に表示したことを特徴とする。
【0008】 表示は、陰極線管(CRT)等の表示装置を用いて、又は紙面を用いて表示す ることを特徴とする。
【0009】
次に、本願考案の具体的実施の一例を、図面に基づき詳細に説明する。 図1は、本願表示方式に則って紙面に表示した表示図を示したものである。 紙面には、人体形略図1と、器官等略図2とが、定常的に表示されている。人 体形略図1は、人の体型を図形化してその輪郭線のみを表示し、内部は白地又は 紙面の地色と同一にされている。この内部に器官等略図2が記される。器官等略 図2は、人体の検査項目に該当する器官や、心臓、肝臓等の臓器(以下『器官等 』と略称。)がそれと分かる形状を図形化してその輪郭線のみを、かつその器官 等の局在部位に配置して表示されている。例えば、肺臓2aは上半身の左右位置 に、また大腸2bは下腹部を囲むようにして配置される。
【0010】 次に、採取した血液等からの臨床検査データから、各器官等の状態が判定され 、その判定の内容毎に、各種の色彩、色彩濃淡、無色濃淡、模様又はこれらの組 み合わせ3(以下『色彩等』と略称。)を用いて該当する器官等略図内に付加表 示される。これらの色彩等の態様と判定所見との対応関係は、例えば、下記表1 のようにされている。
【0011】
【表1】
【0012】 例えば、図1のように表示された場合、胃を示す器官等略図2cは青色に着色 され、又は散点模様が付加されているため、これは「僅かに異常を認めるが日常 生活に差し支えない。」との判定所見であるから、これを見た被検者は、「自分 の胃は若干の異常はあるがいたずらに気にする必要はないな。」と即座に理解す ることができる。また一方、肝臓を示す器官等略図2dは橙色に着色され、又は 格子模様が付加されているため、これは「日常生活に注意を要する。」との判定 所見であるかは、被検者は、「肝臓が弱っているから睡眠不足や飲酒に注意しよ う。」と考えることが、即座にかつ感覚的に理解することができる。
【0013】 なお判定所見、及び判定区分けの設定は、上記表1に限定されるものでなく、 適宜変更されるものである。 表示方法としては、色付けの全ての器官等略図2を表示する必要はなく、異常 のある器官のみを表示するようにしてもよい。例えば、腎臓に異常がない場合は 、腎臓を示す器官等略図2eを点線で輪郭を示すか、又は全く表示しないように してもよい。これにより異常のある器官のみをより的確に把握させることができ る。
【0014】 また、かかる表示を、消化器官に対して表示したもの、又は循環器系に対して 表示したものと、紙面を分けて判定所見票を作成するようにしてもよい。 なお、本実施例は、紙面をもって表示した場合について説明したが、これに限 定するものはなく、陰極線管(CRT)を用いた画面表示をするようにしてもよ い。パーソナルコンピュータを用いて、人体形略図1、器官等略図2を予め設定 しておき、検査データと判定数値範囲とを比較演算手段で判定所見を決定し、か かる決定に基づき、予め記憶設定しておいた色彩等を選択させ、これを器官等略 図2に付加表示するようにしてもよい。これをプリントアウトすれば、紙面表示 となる。
【0015】 さらに、紙面表示のみを行う場合、人体形略図1、器官等略図2などの輪郭線 を予め制定用紙として印刷しておき、その制定用紙に判定所見を表示するように してもよい
【0016】
上記構成によって本考案は、次のような効果を奏する。 判定所見を該当器官を人体の局在位置に表示し、かつ色彩等で表示する所謂グ ラフィック・インターフェイスを用いた表示であるため、従来のように数値と文 字による判定所見よりも、医学知識の無い一般人にとって感覚的にかつ容易に理 解できる効果が期待できる。
【図1】本願考案の実施例を示す平面図である。
1・・・人体形略図 2・・・器官等
略図 3・・・色彩、色彩濃淡、無色濃淡、‘模様、又はこれ
らの組み合わせ
略図 3・・・色彩、色彩濃淡、無色濃淡、‘模様、又はこれ
らの組み合わせ
Claims (3)
- 【請求項1】 人体形を図形化した人体形略図(1)内
に、各人体器官を図形化した器官等略図(2)をその局
在部位に表示し、 採取した医療検査データから考察される各器官毎の判定
所見を、複数種の色彩、無色濃淡、色彩濃淡、模様、又
はこれらの組み合わせ(3)をもって該当する前記器官
等略図内に表示したことを特徴とする臨床諸検査判定所
見の表示方式。 - 【請求項2】前記表示を陰極線管(CRT)等の表示装
置に表示することを特徴とする請求項1記載の臨床諸検
査判定所見の表示方式。 - 【請求項3】前記表示を紙面に表示することを特徴とす
る請求項1記載の臨床諸検査判定所見の表示方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7633892U JPH0639469U (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 臨床諸検査判定所見の表示方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7633892U JPH0639469U (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 臨床諸検査判定所見の表示方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639469U true JPH0639469U (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=13602581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7633892U Pending JPH0639469U (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 臨床諸検査判定所見の表示方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639469U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193539A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Toshiba Corp | 健康診断結果表示装置および健康診断結果表示プログラム |
JP2009223413A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Fujitsu Ltd | 健康管理支援装置及びコンピュータプログラム |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP7633892U patent/JPH0639469U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009193539A (ja) * | 2008-02-18 | 2009-08-27 | Toshiba Corp | 健康診断結果表示装置および健康診断結果表示プログラム |
JP2009223413A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Fujitsu Ltd | 健康管理支援装置及びコンピュータプログラム |
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