JPH0638946A - 血液パラメータ用センサの検定装置とその検定方法 - Google Patents
血液パラメータ用センサの検定装置とその検定方法Info
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- JPH0638946A JPH0638946A JP5050694A JP5069493A JPH0638946A JP H0638946 A JPH0638946 A JP H0638946A JP 5050694 A JP5050694 A JP 5050694A JP 5069493 A JP5069493 A JP 5069493A JP H0638946 A JPH0638946 A JP H0638946A
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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- B01F25/00—Flow mixers; Mixers for falling materials, e.g. solid particles
- B01F25/40—Static mixers
- B01F25/45—Mixers in which the materials to be mixed are pressed together through orifices or interstitial spaces, e.g. between beads
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経済的で、気体と液体との平衡時間が短く、
物質移動を抑制することのできる、血液のパラメータセ
ンサを検定(校正)するための装置とその方法を提供す
る。 【構成】 センサ29,31,33を備えたセンサカセッ
ト13とハウジング15とを有し、これらは導管手段1
7,19,21によって連結している。ハウジング15に
は、入口37から流入する無菌検定液16を収容する、
チャンバー43を備えた液路41が設けられている。気
体は、キャップ53によって閉塞されている気体注入路
から入れられる。チャンバー43内には多孔性媒体13
1が設けられており、これによって気体と検定液16と
は十分に混合する。検定液16は出口39から流出して
センサ29,31,33を通過し、気体は多孔性媒体13
5を通じてガス抜き部55より排出される。
物質移動を抑制することのできる、血液のパラメータセ
ンサを検定(校正)するための装置とその方法を提供す
る。 【構成】 センサ29,31,33を備えたセンサカセッ
ト13とハウジング15とを有し、これらは導管手段1
7,19,21によって連結している。ハウジング15に
は、入口37から流入する無菌検定液16を収容する、
チャンバー43を備えた液路41が設けられている。気
体は、キャップ53によって閉塞されている気体注入路
から入れられる。チャンバー43内には多孔性媒体13
1が設けられており、これによって気体と検定液16と
は十分に混合する。検定液16は出口39から流出して
センサ29,31,33を通過し、気体は多孔性媒体13
5を通じてガス抜き部55より排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、血液のパラメー
タを検知するセンサを検定すなわち校正(calibratio
n)するためのシステム又は装置とその方法とに関す
る。
タを検知するセンサを検定すなわち校正(calibratio
n)するためのシステム又は装置とその方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】血液の種々のパラメータを観察し、その
パラメータに関する量的データをリアルタイムで得るこ
とは、度々、必要とされたり望まれたりする。この方法
の1つとして、血液を流通ハウジングに流して、所望の
パラメータを信号によって表示するセンサに通すという
やり方がある。例えば、クーパー(Cooper)氏による米
国特許第4,640,820号明細書には、蛍光センサを備えた
流通ハウジングが示されており、このセンサは、流通ハ
ウジングを通過した血液中の酸素と二酸化炭素それぞれ
の分圧とそのpHとに反応するようになっている。
パラメータに関する量的データをリアルタイムで得るこ
とは、度々、必要とされたり望まれたりする。この方法
の1つとして、血液を流通ハウジングに流して、所望の
パラメータを信号によって表示するセンサに通すという
やり方がある。例えば、クーパー(Cooper)氏による米
国特許第4,640,820号明細書には、蛍光センサを備えた
流通ハウジングが示されており、このセンサは、流通ハ
ウジングを通過した血液中の酸素と二酸化炭素それぞれ
の分圧とそのpHとに反応するようになっている。
【0003】ところで、流通ハウジングを使用する前に
は、センサを検定(校正)しなければならない。クーパ
ー氏による上記特許明細書に示されたセンサに対する検
定法は、検定液を収容した検定ハウジングにセンサキャ
リヤを取り付けるというものである。この方法では、ま
ず、センサを比較的大きな横断面積を有する通路に連通
させ、その後、所定の気体を検定液内に泡立てながら送
り込むようになっている。マクスウェル(Maxwell)氏
による米国特許第4,830,013号明細書に示されたセンサ
を検定する際にも、これと同様の方法が用いられる。
は、センサを検定(校正)しなければならない。クーパ
ー氏による上記特許明細書に示されたセンサに対する検
定法は、検定液を収容した検定ハウジングにセンサキャ
リヤを取り付けるというものである。この方法では、ま
ず、センサを比較的大きな横断面積を有する通路に連通
させ、その後、所定の気体を検定液内に泡立てながら送
り込むようになっている。マクスウェル(Maxwell)氏
による米国特許第4,830,013号明細書に示されたセンサ
を検定する際にも、これと同様の方法が用いられる。
【0004】マクスウェル氏らによる米国特許第5,057,
278号明細書には、以下のような検定装置が示されてい
る。つまり、無菌検定液を、所定の気体と平衡させた後
に、検定されるセンサカセットの流路に送り込むのであ
る。この検定装置は、多くの用途に用いられるが、特
に、比較的小さな横断面積を有する流通ハウジングと併
用するのに適している。
278号明細書には、以下のような検定装置が示されてい
る。つまり、無菌検定液を、所定の気体と平衡させた後
に、検定されるセンサカセットの流路に送り込むのであ
る。この検定装置は、多くの用途に用いられるが、特
に、比較的小さな横断面積を有する流通ハウジングと併
用するのに適している。
【0005】検定作業を速めるために、気体と検定液と
の平衡に要する時間を削減することが望ましい。実験室
環境においてこれを達成する1つの方法として、気体を
多孔性フリットストーン(fritted stone)に通してか
ら検定液に注入するというやり方がある。まず、気体供
給チューブから放出される気体が必ずフリットストーン
を通過するように、気体供給チューブの端部にフリット
ストーンを取り付ける。次に、フリットストーンを取り
付けた気体供給チューブを、検定液を収容したビーカー
の中に据え付ける。その後、気体を、供給チューブから
フリットストーンに通して検定液内に送り込む。この方
法によって、平衡に要する時間は幾分短くなる。しか
し、フリットストーンは、比較的高価であり、また、平
衡時間の短縮という目的に対して期待するほどの効力を
発揮しない。さらに、フリットストーンの粒子が検定液
と混ざる可能性があるので、医療目的の使用には適して
いない。
の平衡に要する時間を削減することが望ましい。実験室
環境においてこれを達成する1つの方法として、気体を
多孔性フリットストーン(fritted stone)に通してか
ら検定液に注入するというやり方がある。まず、気体供
給チューブから放出される気体が必ずフリットストーン
を通過するように、気体供給チューブの端部にフリット
ストーンを取り付ける。次に、フリットストーンを取り
付けた気体供給チューブを、検定液を収容したビーカー
の中に据え付ける。その後、気体を、供給チューブから
フリットストーンに通して検定液内に送り込む。この方
法によって、平衡に要する時間は幾分短くなる。しか
し、フリットストーンは、比較的高価であり、また、平
衡時間の短縮という目的に対して期待するほどの効力を
発揮しない。さらに、フリットストーンの粒子が検定液
と混ざる可能性があるので、医療目的の使用には適して
いない。
【0006】検定装置に、空気成分、及び/または、検
定液と混合される気体に対して透過性を有する、チュー
ブ材料あるいは他の導管手段を使用することもあるが、
この場合には、空気が装置に入り込んだり、気体が装置
から出ていったりする可能性が生じてしまう。さらに、
装置を構成する種々の要素と検定液間、あるいは、それ
らの要素と気体間の物質移動が起こるかもしれない。検
定液内の所定の気体の分圧を正確に調節しなければなら
ないときにこれらの事態が発生すると、その作業に支障
を来す虞れがある。
定液と混合される気体に対して透過性を有する、チュー
ブ材料あるいは他の導管手段を使用することもあるが、
この場合には、空気が装置に入り込んだり、気体が装置
から出ていったりする可能性が生じてしまう。さらに、
装置を構成する種々の要素と検定液間、あるいは、それ
らの要素と気体間の物質移動が起こるかもしれない。検
定液内の所定の気体の分圧を正確に調節しなければなら
ないときにこれらの事態が発生すると、その作業に支障
を来す虞れがある。
【0007】
【発明の要旨】本発明の重要な特徴は、平衡時間を実質
的に削減することによって、センサカセットの検定(校
正)に要する時間を実質的に短縮できるという点であ
る。さらに、本発明の重要な特徴として、透過性を低下
させたり、及び/または、物質移動を抑制したりするた
めに、装置のある部分にバリヤを設けているという点も
挙げられる。
的に削減することによって、センサカセットの検定(校
正)に要する時間を実質的に短縮できるという点であ
る。さらに、本発明の重要な特徴として、透過性を低下
させたり、及び/または、物質移動を抑制したりするた
めに、装置のある部分にバリヤを設けているという点も
挙げられる。
【0008】本発明は、例えば、気体の特性に反応す
る、検定されるべきセンサを少なくとも1つ備えたセン
サカセットを有する検定装置として使用することができ
る。この装置は、さらに、チャンバーを含む液路を有す
るハウジングを備えている。液路をセンサカセットに連
通させるために、ハウジングはセンサカセットに接続さ
れている。ハウジングには無菌検定液が収容されてい
る。ハウジングは気体注入路を有しており、気体は、こ
の注入路を通じて液路に送り込まれ、検定液と混合する
ようになっている。そして、ハウジングに設けられたガ
ス抜き部などの手段によって、気体はハウジングから排
出される。
る、検定されるべきセンサを少なくとも1つ備えたセン
サカセットを有する検定装置として使用することができ
る。この装置は、さらに、チャンバーを含む液路を有す
るハウジングを備えている。液路をセンサカセットに連
通させるために、ハウジングはセンサカセットに接続さ
れている。ハウジングには無菌検定液が収容されてい
る。ハウジングは気体注入路を有しており、気体は、こ
の注入路を通じて液路に送り込まれ、検定液と混合する
ようになっている。そして、ハウジングに設けられたガ
ス抜き部などの手段によって、気体はハウジングから排
出される。
【0009】チャンバー内には多孔性媒体が設けられて
いる。多孔性媒体は、気体と検定液とがそこを通過でき
るような位置にあるので、両者の混合が促進され、ひい
ては、平衡時間が短縮するようになっている。これは、
検定液にフリットストーンを浸して気体だけをそのフリ
ットストーンに通した上記の実験室の装置とは対照的で
ある。検定液と気体両方が多孔性媒体を通過することに
よって乱流が発生し、この乱流によって、気体と検定液
とをより速くより効率良く混合することができるように
なっている。さらに、気泡は、多孔性媒体の固体部と衝
突することによって細かく分散する。このことも、気体
と検定液とをより速くより効率良く混合するために役立
っている。
いる。多孔性媒体は、気体と検定液とがそこを通過でき
るような位置にあるので、両者の混合が促進され、ひい
ては、平衡時間が短縮するようになっている。これは、
検定液にフリットストーンを浸して気体だけをそのフリ
ットストーンに通した上記の実験室の装置とは対照的で
ある。検定液と気体両方が多孔性媒体を通過することに
よって乱流が発生し、この乱流によって、気体と検定液
とをより速くより効率良く混合することができるように
なっている。さらに、気泡は、多孔性媒体の固体部と衝
突することによって細かく分散する。このことも、気体
と検定液とをより速くより効率良く混合するために役立
っている。
【0010】多孔性媒体としては色々な種類のものが考
えられるが、連続気泡ポリマーフォームがそこに含まれ
ていることが好ましい。ポリマーフォームは、フリット
ストーンに比べてかなり安価であり、さらに、検定液と
気体とをより効率良く混合する多孔性構造体として形成
することができる。
えられるが、連続気泡ポリマーフォームがそこに含まれ
ていることが好ましい。ポリマーフォームは、フリット
ストーンに比べてかなり安価であり、さらに、検定液と
気体とをより効率良く混合する多孔性構造体として形成
することができる。
【0011】ポリマーフォームは、1インチにつき約3
〜45個の気孔と約20%以上の気孔率とを有すること
が好ましい。連続気泡フォームを論ずる際には、「1イ
ンチ毎の気孔」というときには、それは線インチ単位の
気孔を指す。1インチ毎の気孔の数が、約45個という
上記の上限を越えると、気体と検定液とがフォーム内を
別々に直進気味に通過しやすくなり、両者の混合を、望
むほど速くまたは望むほど効率良く達成することができ
なくなる。また、1インチ毎の気孔の数が、約3個とい
う上記の下限よりも少ないと、多孔性媒体の構造が、望
ましい乱流を発生させるには不十分なものとなる虞れが
生じる。気孔率にしても、約20%という上記の基準に
達しないと、やはり、気体と検定液とが別々にフォーム
を通過しやすくなり、望むほど十分にはそれらを混合す
ることができなくなる。フォームの構造に適当な強度が
備わってさえいれば、気孔率に上限はない。作業を良好
に進めるためには、多孔性媒体の気孔の数を1インチに
つき約3〜7個とし、その気孔率を約85%以上とすれ
ばよい。特に、気孔率を96%とすると、最適な状態で
作業を行うことができる。
〜45個の気孔と約20%以上の気孔率とを有すること
が好ましい。連続気泡フォームを論ずる際には、「1イ
ンチ毎の気孔」というときには、それは線インチ単位の
気孔を指す。1インチ毎の気孔の数が、約45個という
上記の上限を越えると、気体と検定液とがフォーム内を
別々に直進気味に通過しやすくなり、両者の混合を、望
むほど速くまたは望むほど効率良く達成することができ
なくなる。また、1インチ毎の気孔の数が、約3個とい
う上記の下限よりも少ないと、多孔性媒体の構造が、望
ましい乱流を発生させるには不十分なものとなる虞れが
生じる。気孔率にしても、約20%という上記の基準に
達しないと、やはり、気体と検定液とが別々にフォーム
を通過しやすくなり、望むほど十分にはそれらを混合す
ることができなくなる。フォームの構造に適当な強度が
備わってさえいれば、気孔率に上限はない。作業を良好
に進めるためには、多孔性媒体の気孔の数を1インチに
つき約3〜7個とし、その気孔率を約85%以上とすれ
ばよい。特に、気孔率を96%とすると、最適な状態で
作業を行うことができる。
【0012】多孔性媒体の高分子材料としては、ポリエ
ステルウレタンフォームなどの、生物適合性を有するも
のが使用されるべきである。フォームと検定液間及びフ
ォームと気体間の物質移動を抑制するために、フォーム
に不透過性のバリヤを塗布することが好ましい。ここで
言う物質移動とは、液体、気体、及び/または、固体の
移動を意味する。バリヤには種々の材料を使用すること
ができるが、非常に利用価値の高い材料としては、ポリ
キシレン(polyxylylenes)やその混合物より選択され
たものが挙げられる。特に有効的なポリキシレンは、ア
メリカ合衆国カリフォルニア州サン=ホセに住所を有す
るヴァイキング・テクノロジー,インコーポレイテッド
(Viking Technology,Inc.)よりパリレンCという登録
商標で販売されているものである。
ステルウレタンフォームなどの、生物適合性を有するも
のが使用されるべきである。フォームと検定液間及びフ
ォームと気体間の物質移動を抑制するために、フォーム
に不透過性のバリヤを塗布することが好ましい。ここで
言う物質移動とは、液体、気体、及び/または、固体の
移動を意味する。バリヤには種々の材料を使用すること
ができるが、非常に利用価値の高い材料としては、ポリ
キシレン(polyxylylenes)やその混合物より選択され
たものが挙げられる。特に有効的なポリキシレンは、ア
メリカ合衆国カリフォルニア州サン=ホセに住所を有す
るヴァイキング・テクノロジー,インコーポレイテッド
(Viking Technology,Inc.)よりパリレンCという登録
商標で販売されているものである。
【0013】多孔性媒体は、その機能の増進を図ること
ができるような位置に設けられている。検定液と気体と
は、多孔性媒体を通過するときには上方へ向かうことが
好ましい。これは、例えば、以下のような構造によって
達成される。ハウジングは、センサカセットに連結した
入口と出口とを有しており、液路は、入口からチャンバ
ー内の接続部へ通じる流入部を有している。気体注入路
は流入部内の所定位置へ通じており、気体をその所定位
置から流入部内へ注入することができるようになってい
る。出口は、流入部から多孔性媒体を通過した検定液を
流すために設けられている。
ができるような位置に設けられている。検定液と気体と
は、多孔性媒体を通過するときには上方へ向かうことが
好ましい。これは、例えば、以下のような構造によって
達成される。ハウジングは、センサカセットに連結した
入口と出口とを有しており、液路は、入口からチャンバ
ー内の接続部へ通じる流入部を有している。気体注入路
は流入部内の所定位置へ通じており、気体をその所定位
置から流入部内へ注入することができるようになってい
る。出口は、流入部から多孔性媒体を通過した検定液を
流すために設けられている。
【0014】多孔性媒体は、チャンバー内であって、入
口とチャンバーとの接続部に隣接する位置にあることが
好ましい。特に、ハウジングは、チャンバーを散乱部と
溜り部とに分ける仕切を有していて、多孔性媒体は散乱
部にあることが好ましい。
口とチャンバーとの接続部に隣接する位置にあることが
好ましい。特に、ハウジングは、チャンバーを散乱部と
溜り部とに分ける仕切を有していて、多孔性媒体は散乱
部にあることが好ましい。
【0015】本発明は、また、検定液を液路に送り込む
ためのポンプをハウジング内に有する検定装置として使
用することもできる。このポンプは、液路の流入部の一
部をなす液体用通路を有している。この場合には、気体
注入路と液路の流入部とはポンプの下方の所定位置で接
続しており、検定液と気体とは散乱部内を上方へ流れる
ことが好ましい。
ためのポンプをハウジング内に有する検定装置として使
用することもできる。このポンプは、液路の流入部の一
部をなす液体用通路を有している。この場合には、気体
注入路と液路の流入部とはポンプの下方の所定位置で接
続しており、検定液と気体とは散乱部内を上方へ流れる
ことが好ましい。
【0016】ハウジングの入口と出口とは、導管手段に
よってセンサカセットに連結していることが好ましい。
液路と導管手段の内少なくとも一方が、所定の気体及び
/または酸素などの空気成分を少なくともある程度透過
させる部分を有する場合がある。本発明では、そのよう
な部分に、上記の気体や空気成分に対する透過性がより
低いバリヤを設けている。
よってセンサカセットに連結していることが好ましい。
液路と導管手段の内少なくとも一方が、所定の気体及び
/または酸素などの空気成分を少なくともある程度透過
させる部分を有する場合がある。本発明では、そのよう
な部分に、上記の気体や空気成分に対する透過性がより
低いバリヤを設けている。
【0017】所定の気体も空気成分も透過させない材料
を液路と導管手段とに使用すれば、上記の問題が解決す
ることは明白である。しかし、その他の便宜を考え合わ
せると、所定の気体と空気成分の内少なくとも一方に対
して透過性を有する材料を使用しなければならないこと
もある。例えば、ぜん動式ポンプを使用するときには、
半径方向に圧縮自在の圧縮チューブをポンプの一部とし
て利用する。このチューブには生物適合性も必要とされ
る。従って、チューブは、酸素と二酸化炭素とに対して
透過性のあるシリコンより形成されるのが好ましい。こ
のシリコン製チューブにバリヤを塗布すると、その透過
性を実質的に低下させることができるのである。
を液路と導管手段とに使用すれば、上記の問題が解決す
ることは明白である。しかし、その他の便宜を考え合わ
せると、所定の気体と空気成分の内少なくとも一方に対
して透過性を有する材料を使用しなければならないこと
もある。例えば、ぜん動式ポンプを使用するときには、
半径方向に圧縮自在の圧縮チューブをポンプの一部とし
て利用する。このチューブには生物適合性も必要とされ
る。従って、チューブは、酸素と二酸化炭素とに対して
透過性のあるシリコンより形成されるのが好ましい。こ
のシリコン製チューブにバリヤを塗布すると、その透過
性を実質的に低下させることができるのである。
【0018】バリヤが必要とされるその他の例として、
ハウジングをセンサカセットに接続する導管手段が第1
管部と第2管部とを有する場合が挙げられる。第1管部
は、ハウジングに連結しており、比較的柔軟で変形自在
のものである。第2管部は、第1管部とセンサカセット
とに連結しており、第1管部に比べて、それほど柔軟で
はなくそれほど変形もしない。輸送や保管の際には、第
1管部をしっかりと折り曲げなければならない。さら
に、第1管部は生物適合性を有するものでなければなら
ない。これらのことを満足させるには、シリコンなどの
材料を使用しなければならない。シリコンは、上記のよ
うに、酸素にも二酸化炭素にも透過性を有している。
ハウジングをセンサカセットに接続する導管手段が第1
管部と第2管部とを有する場合が挙げられる。第1管部
は、ハウジングに連結しており、比較的柔軟で変形自在
のものである。第2管部は、第1管部とセンサカセット
とに連結しており、第1管部に比べて、それほど柔軟で
はなくそれほど変形もしない。輸送や保管の際には、第
1管部をしっかりと折り曲げなければならない。さら
に、第1管部は生物適合性を有するものでなければなら
ない。これらのことを満足させるには、シリコンなどの
材料を使用しなければならない。シリコンは、上記のよ
うに、酸素にも二酸化炭素にも透過性を有している。
【0019】透過性のあるこれらの部分に塗布するバリ
ヤは、上記多孔性媒体のフォームに使用したバリヤと同
じものを用いることができる。このバリヤによって、こ
れらの部分の、所定の気体などに対する透過性が低下し
たり消失したりするだけでなく、その部分と検定液間及
びその部分と気体間の物質移動が抑制される。
ヤは、上記多孔性媒体のフォームに使用したバリヤと同
じものを用いることができる。このバリヤによって、こ
れらの部分の、所定の気体などに対する透過性が低下し
たり消失したりするだけでなく、その部分と検定液間及
びその部分と気体間の物質移動が抑制される。
【0020】本発明の他の特徴として、ハウジングのチ
ャンバー内であって、気体と検定液とを混合するための
多孔性媒体とガス抜き部との中間である位置に多孔性媒
体を設けているという点がある。この多孔性媒体が気泡
をつぶすことによって、気泡の液体成分は保持されるの
で、検定液がガス抜き部を通過する可能性を低減するこ
とができる。この多孔性媒体は、1インチにつき約3〜
10個の気孔と約80%以上の気孔率を有することが好
ましく、さらに、それ以外の部分は、上記の、気体と検
定液とを混合するための多孔性媒体と同様のものである
ことが好ましい。1インチの気孔の数が、約3個という
上記の下限よりも少ないと、多孔性媒体の構造が不十分
で、望むように気泡をつぶすことができないかもしれな
い。1インチの気孔の数が、約10個という上記の上限
を越えると、表面張力が大きくなって、気泡がガス抜き
部より出てしまうかもしれない。
ャンバー内であって、気体と検定液とを混合するための
多孔性媒体とガス抜き部との中間である位置に多孔性媒
体を設けているという点がある。この多孔性媒体が気泡
をつぶすことによって、気泡の液体成分は保持されるの
で、検定液がガス抜き部を通過する可能性を低減するこ
とができる。この多孔性媒体は、1インチにつき約3〜
10個の気孔と約80%以上の気孔率を有することが好
ましく、さらに、それ以外の部分は、上記の、気体と検
定液とを混合するための多孔性媒体と同様のものである
ことが好ましい。1インチの気孔の数が、約3個という
上記の下限よりも少ないと、多孔性媒体の構造が不十分
で、望むように気泡をつぶすことができないかもしれな
い。1インチの気孔の数が、約10個という上記の上限
を越えると、表面張力が大きくなって、気泡がガス抜き
部より出てしまうかもしれない。
【0021】気孔率が、約80%という上記の基準より
も小さいと、気泡の液体成分が多孔性媒体に集中する可
能性が増大する。そうすると、集中したその液体成分の
いくらかは、気体の圧力によってガス抜き部から吹き出
てしまうかもしれない。多孔性媒体を支持できるだけの
構造が十分に備わってさえいれば、気孔率の上限は理論
上存在しない。
も小さいと、気泡の液体成分が多孔性媒体に集中する可
能性が増大する。そうすると、集中したその液体成分の
いくらかは、気体の圧力によってガス抜き部から吹き出
てしまうかもしれない。多孔性媒体を支持できるだけの
構造が十分に備わってさえいれば、気孔率の上限は理論
上存在しない。
【0022】
【実施例】以下に、添付図面に示した本発明の一実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
【0023】図1は、無菌ループ検定装置11を示して
いる。無菌ループ検定装置11は、通常、センサカセッ
ト13と検定ハウジング15と無菌検定液16と導管手
段とを有している。導管手段は、第1管部17と、第1
管部17とセンサカセット13とに連結した第2管部1
9と、ハウジング15の一端とセンサカセット13とに
連結した第3管部21とを有している。装置11は、使
い捨てのものであり、センサカセット13を検定すなわ
ち校正するためのよく知られた検定器具と併用できるよ
うになっている。
いる。無菌ループ検定装置11は、通常、センサカセッ
ト13と検定ハウジング15と無菌検定液16と導管手
段とを有している。導管手段は、第1管部17と、第1
管部17とセンサカセット13とに連結した第2管部1
9と、ハウジング15の一端とセンサカセット13とに
連結した第3管部21とを有している。装置11は、使
い捨てのものであり、センサカセット13を検定すなわ
ち校正するためのよく知られた検定器具と併用できるよ
うになっている。
【0024】センサカセットの構造としては色々なもの
が考えられるが、図の実施例では、ゲーリッヒ(Gehric
h)氏らによる、「血管内の血液中の気体を検知する装
置」と題する米国特許第4,989,606号明細書に示された
タイプのものが使用されている。簡単に説明すると、セ
ンサカセット13は、第3管部21と第2管部19のそ
れぞれに連結した管継手25,27のあたりに第1,2端
がある流路23を有している。検定されるセンサ29,
31,33は、この流路23に連通した状態で、センサ
カセット13の中に入っている。各センサ29,31,3
3は、例えば、二酸化炭素やpHや酸素をそれぞれ検知
できるものである。そして、これらのセンサ29,31,
33は、それぞれ、上記米国特許第4,989,606号明細書
に記載されている所定の成分に対して透過性を有する半
透膜によって覆われている。流路23は、縦約0.01
5インチ横約0.164インチの長方形などの、非常に
小さな横断面積を有している。
が考えられるが、図の実施例では、ゲーリッヒ(Gehric
h)氏らによる、「血管内の血液中の気体を検知する装
置」と題する米国特許第4,989,606号明細書に示された
タイプのものが使用されている。簡単に説明すると、セ
ンサカセット13は、第3管部21と第2管部19のそ
れぞれに連結した管継手25,27のあたりに第1,2端
がある流路23を有している。検定されるセンサ29,
31,33は、この流路23に連通した状態で、センサ
カセット13の中に入っている。各センサ29,31,3
3は、例えば、二酸化炭素やpHや酸素をそれぞれ検知
できるものである。そして、これらのセンサ29,31,
33は、それぞれ、上記米国特許第4,989,606号明細書
に記載されている所定の成分に対して透過性を有する半
透膜によって覆われている。流路23は、縦約0.01
5インチ横約0.164インチの長方形などの、非常に
小さな横断面積を有している。
【0025】検定ハウジングの構造としては色々なのも
のが考えられるが、図示するハウジング15が好まし
い。ハウジングに関しては、ここに示すもの以外に、マ
クスウェル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に
示された検定ハウジングと同じものを使用することもで
きる。
のが考えられるが、図示するハウジング15が好まし
い。ハウジングに関しては、ここに示すもの以外に、マ
クスウェル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に
示された検定ハウジングと同じものを使用することもで
きる。
【0026】検定ハウジング15は、入口37と、出口
39と、ハウジング15内を入口37から出口39まで
通じている液路41とを有している。液路41の一部に
はチャンバー43が形成されており、チャンバー43
は、堰すなわち仕切壁45によって散乱部47と溜り部
49とに分けられている。流路23、管部17,19,2
1、及び液路41によって、無菌検定液16を循環させ
る無端無菌ループが形成されている。
39と、ハウジング15内を入口37から出口39まで
通じている液路41とを有している。液路41の一部に
はチャンバー43が形成されており、チャンバー43
は、堰すなわち仕切壁45によって散乱部47と溜り部
49とに分けられている。流路23、管部17,19,2
1、及び液路41によって、無菌検定液16を循環させ
る無端無菌ループが形成されている。
【0027】ハウジング15は、気体を液路41に注入
するための、気体注入口52から液路41内の所定部位
に通じている気体注入路51(図3)と、気体注入口5
2を閉塞するための手段すなわちねじ式クロージャーキ
ャップ(図1,3)53とを有している。ハウジング1
5は、さらに、ガス抜き部55(図1,4)を有してお
り、このガス抜き部55は、本実施例では、例えば直径
が約1/16インチである制限オリフィス56を有して
いる。ガス抜き部55は、溜り部49からハウジング1
5の外部へ通じており、クロージャーキャップ57(図
1,4)によって完全に閉塞されるようになっている。
するための、気体注入口52から液路41内の所定部位
に通じている気体注入路51(図3)と、気体注入口5
2を閉塞するための手段すなわちねじ式クロージャーキ
ャップ(図1,3)53とを有している。ハウジング1
5は、さらに、ガス抜き部55(図1,4)を有してお
り、このガス抜き部55は、本実施例では、例えば直径
が約1/16インチである制限オリフィス56を有して
いる。ガス抜き部55は、溜り部49からハウジング1
5の外部へ通じており、クロージャーキャップ57(図
1,4)によって完全に閉塞されるようになっている。
【0028】図3に示されるように、ハウジング15
は、底部材63、カバー部材65、頂上部材67などの
複数の成形プラスチック部材よりなるハウジング部61
を有する。もっとも、このハウジング15はその他種々
の態様をとることができる。少なくともカバー部材65
と頂上部材67とは透明であることが好ましい。底部材
63、カバー部材65、頂上部材67は、接着剤などに
よって互いに適切に結合することができる。
は、底部材63、カバー部材65、頂上部材67などの
複数の成形プラスチック部材よりなるハウジング部61
を有する。もっとも、このハウジング15はその他種々
の態様をとることができる。少なくともカバー部材65
と頂上部材67とは透明であることが好ましい。底部材
63、カバー部材65、頂上部材67は、接着剤などに
よって互いに適切に結合することができる。
【0029】図1に示すように、入口37は、液路41
の流入部69へ通じている。半径方向に圧縮自在の圧縮
チューブ71(図1,2)が、カバー部材65内の開口
部73(図2)を通じて流入部69と、さらに、やはり
カバー部材65内の開口部77(図2)を通じてチャン
バー入口部75と連通している。図1に示すように、チ
ャンバー入口部75は散乱部47に通じている。
の流入部69へ通じている。半径方向に圧縮自在の圧縮
チューブ71(図1,2)が、カバー部材65内の開口
部73(図2)を通じて流入部69と、さらに、やはり
カバー部材65内の開口部77(図2)を通じてチャン
バー入口部75と連通している。図1に示すように、チ
ャンバー入口部75は散乱部47に通じている。
【0030】気体注入路51(図3)の一部は、頂上部
材67に取り付けられた外ねじチューブ79によって形
成されている。カバー部材65には気体滅菌フィルター
81が支持されており、フィルター81は、頂上部材6
7のスパイダー部82によって適当な位置に保持されて
いる。気体滅菌フィルター81の気孔の大きさは、例え
ば0.2ミクロンであり、このような小さな気孔によっ
て、フィルターを通過する気体を滅菌できるようになっ
ている。キャップ53を取り外して未滅菌気体を注入口
52へ送り込むと、気体は、図1,3に示すように、フ
ィルター81、カバー部材65の開口部83、そして、
底部材63とカバー部材65との間の、気体注入路51
の通過部85を通過して、チャンバー入口部75へ至
る。図1に示すように、チャンバー入口部75は直角を
なしており、通過部85をこの直角と交差させることに
よって「T字形84」が形成されている。従って、気体
は、検定液の流れる方向が変わっている位置でその中に
導入されることになる。尚、注入路51に送り込まれる
気体の成分としては、例えば、二酸化炭素、酸素、及
び、窒素などの不活性ガスが挙げられる。
材67に取り付けられた外ねじチューブ79によって形
成されている。カバー部材65には気体滅菌フィルター
81が支持されており、フィルター81は、頂上部材6
7のスパイダー部82によって適当な位置に保持されて
いる。気体滅菌フィルター81の気孔の大きさは、例え
ば0.2ミクロンであり、このような小さな気孔によっ
て、フィルターを通過する気体を滅菌できるようになっ
ている。キャップ53を取り外して未滅菌気体を注入口
52へ送り込むと、気体は、図1,3に示すように、フ
ィルター81、カバー部材65の開口部83、そして、
底部材63とカバー部材65との間の、気体注入路51
の通過部85を通過して、チャンバー入口部75へ至
る。図1に示すように、チャンバー入口部75は直角を
なしており、通過部85をこの直角と交差させることに
よって「T字形84」が形成されている。従って、気体
は、検定液の流れる方向が変わっている位置でその中に
導入されることになる。尚、注入路51に送り込まれる
気体の成分としては、例えば、二酸化炭素、酸素、及
び、窒素などの不活性ガスが挙げられる。
【0031】無菌検定液16とその中の気体とは、この
ような構造を通って、散乱部47に流入する。「T字形
84」によって、気体と検定液とは一次的に混合する。
図1に示すように、底部材63は、検定液内に存在する
大きな気泡をつぶすために、チャンバー入口部75が散
乱部47内へ開放している接続部の上方であって、か
つ、堰45に隣接する位置にバフル86を有することが
好ましい。さらに、今1つのバフル89(図1)がガス
抜き部55に隣接して設けられている。
ような構造を通って、散乱部47に流入する。「T字形
84」によって、気体と検定液とは一次的に混合する。
図1に示すように、底部材63は、検定液内に存在する
大きな気泡をつぶすために、チャンバー入口部75が散
乱部47内へ開放している接続部の上方であって、か
つ、堰45に隣接する位置にバフル86を有することが
好ましい。さらに、今1つのバフル89(図1)がガス
抜き部55に隣接して設けられている。
【0032】図4に示すように、カバー部材65にはく
ぼみ91が形成されており、このくぼみ91内に、カバ
ー部材65に取り付けられた外ねじチューブ93が収容
される。もっとも、この構成はその他種々の態様があ
る。このように、キャップ57はねじ込み式にチューブ
93に嵌め込まれるようになっている。
ぼみ91が形成されており、このくぼみ91内に、カバ
ー部材65に取り付けられた外ねじチューブ93が収容
される。もっとも、この構成はその他種々の態様があ
る。このように、キャップ57はねじ込み式にチューブ
93に嵌め込まれるようになっている。
【0033】図1に示すように、液路41は、また、溜
り部49から出口39へ通じる流出部95を有してい
る。ハウジング15には温度検出部があり、これは、本
実施例では、図3に示すように、流出部95と熱交換関
係にある温度プローブを収容する温度検出口97として
形成されている。流出部95の構造としては色々なのも
のが考えられるが、本実施例では、それは、図1に示す
ように、開口部99を通じて溜り部49と連通してい
る。この開口部99は、温度検出口97の周囲に流れが
発生するような位置に設けられている。
り部49から出口39へ通じる流出部95を有してい
る。ハウジング15には温度検出部があり、これは、本
実施例では、図3に示すように、流出部95と熱交換関
係にある温度プローブを収容する温度検出口97として
形成されている。流出部95の構造としては色々なのも
のが考えられるが、本実施例では、それは、図1に示す
ように、開口部99を通じて溜り部49と連通してい
る。この開口部99は、温度検出口97の周囲に流れが
発生するような位置に設けられている。
【0034】検定液16を無菌ループ内で循環させるた
めには、無菌ループに検定液を送り込むポンプが必要で
ある。ポンプは、ぜん動式のものであり、検定装置の一
部である外部の回転入力すなわち回転駆動手段(図示せ
ず)によって駆動される。図2に示すように、ハウジン
グ15内のポンプの構成要素には、湾曲した壁面10
3、圧縮チューブ71、及び、チューブ圧縮部材105
が含まれる。チューブ71の両端は、それぞれ、ポンプ
の入口と出口とをなしている。
めには、無菌ループに検定液を送り込むポンプが必要で
ある。ポンプは、ぜん動式のものであり、検定装置の一
部である外部の回転入力すなわち回転駆動手段(図示せ
ず)によって駆動される。図2に示すように、ハウジン
グ15内のポンプの構成要素には、湾曲した壁面10
3、圧縮チューブ71、及び、チューブ圧縮部材105
が含まれる。チューブ71の両端は、それぞれ、ポンプ
の入口と出口とをなしている。
【0035】より詳しく言うと、本実施例では、壁面1
03は、円筒形であり、円筒形のボス107の内面を構
成している。ボス107の一部は、カバー部材65及び
頂上部材67と一体的に形成されている。チューブ圧縮
部材105は壁面103によって囲まれている。チュー
ブ71は、チューブ圧縮部材105の周囲に約1回円周
方向に巻かれており、チューブ圧縮部材105と壁面1
03との間にある。
03は、円筒形であり、円筒形のボス107の内面を構
成している。ボス107の一部は、カバー部材65及び
頂上部材67と一体的に形成されている。チューブ圧縮
部材105は壁面103によって囲まれている。チュー
ブ71は、チューブ圧縮部材105の周囲に約1回円周
方向に巻かれており、チューブ圧縮部材105と壁面1
03との間にある。
【0036】カバー部材65と頂上部材67とは、それ
ぞれに対応するフランジ109,111を有している。
これらのフランジ109,111によって、チューブ圧
縮部材105が壁面103に対して軸方向に移動するの
を阻止する保持壁が形成されている。チューブ圧縮部材
105と壁面103との間には半径方向に隙間がある
が、フランジ109,111では、チューブ圧縮部材1
05が半径方向に移動するのを阻止することはできな
い。従って、チューブ圧縮部材105は、壁面103と
ボス107とに対して半径方向に自在に移動できるよう
に、ハウジング15に取り付けられていることになる。
言い換えると、チューブ圧縮部材105は、図2に示す
中心位置すなわち中立位置から、半径方向内のいかなる
方向にも移動することができるのである。チューブ圧縮
部材105がこのように半径方向に動くことから生じる
結果、圧縮チューブ71がしごかれる。この構造によ
り、チューブ圧縮部材105がチューブ71に沿って回
転すると、それに応じてチューブ71がしごかれ、つま
りポンピング動作を生じ、チューブ71内を検定液が圧
送される。尚、チューブ71は、チューブ圧縮部材が中
立の位置にあるときは、締め付けられることはない。
ぞれに対応するフランジ109,111を有している。
これらのフランジ109,111によって、チューブ圧
縮部材105が壁面103に対して軸方向に移動するの
を阻止する保持壁が形成されている。チューブ圧縮部材
105と壁面103との間には半径方向に隙間がある
が、フランジ109,111では、チューブ圧縮部材1
05が半径方向に移動するのを阻止することはできな
い。従って、チューブ圧縮部材105は、壁面103と
ボス107とに対して半径方向に自在に移動できるよう
に、ハウジング15に取り付けられていることになる。
言い換えると、チューブ圧縮部材105は、図2に示す
中心位置すなわち中立位置から、半径方向内のいかなる
方向にも移動することができるのである。チューブ圧縮
部材105がこのように半径方向に動くことから生じる
結果、圧縮チューブ71がしごかれる。この構造によ
り、チューブ圧縮部材105がチューブ71に沿って回
転すると、それに応じてチューブ71がしごかれ、つま
りポンピング動作を生じ、チューブ71内を検定液が圧
送される。尚、チューブ71は、チューブ圧縮部材が中
立の位置にあるときは、締め付けられることはない。
【0037】チューブ圧縮部材105は、略円筒形で管
状のものであり、そして、外方向に開放しているキャビ
ティ113を有する。キャビティ113は、半径方向外
側に広がった口部115を有しており、この口部115
に回転入力手段(図示せず)を受け入れるようになって
いる。従って、キャビティ113によって、チューブ圧
縮部材105には、それを外部の回転手段に取り外し自
在に駆動結合するための手段が設けられていることにな
る。これらが駆動結合することによって、チューブ圧縮
部材105はチューブ71に沿って回転し、これにより
チューブ71に検定液が送り込まれるのである。
状のものであり、そして、外方向に開放しているキャビ
ティ113を有する。キャビティ113は、半径方向外
側に広がった口部115を有しており、この口部115
に回転入力手段(図示せず)を受け入れるようになって
いる。従って、キャビティ113によって、チューブ圧
縮部材105には、それを外部の回転手段に取り外し自
在に駆動結合するための手段が設けられていることにな
る。これらが駆動結合することによって、チューブ圧縮
部材105はチューブ71に沿って回転し、これにより
チューブ71に検定液が送り込まれるのである。
【0038】無菌検定液16の漏れを防ぐために、チュ
ーブ71の両端は、カバー部材65の対面する部分に封
止されている。それを達成する手段は幾通りもあるが、
図2では、チューブ71の両端は、クランプリング12
1とカバー部材65との間で締め付けられるフランジ1
17,119を一体的に有している。
ーブ71の両端は、カバー部材65の対面する部分に封
止されている。それを達成する手段は幾通りもあるが、
図2では、チューブ71の両端は、クランプリング12
1とカバー部材65との間で締め付けられるフランジ1
17,119を一体的に有している。
【0039】ハウジング15は、散乱部47に多孔性媒
体131(図1)を備えているという点で、マクスウェ
ル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に示された
ハウジングとは異なっている。本実施例では、多孔性媒
体131は、1インチにつき約3〜7個の気孔を有する
連続気泡のポリエステルウレタンであり、その気孔率は
96%となっている。気体と検定液とが多孔性媒体13
1内を確実に通過するように、多孔性媒体131は、底
部材63とカバー部材65の間の散乱部47の厚み(図
5)と、チャンバー43の、堰45と対面壁132の間
の幅とを完全に満たしていることが好ましい。また、気
体と検定液との混合時間を適切なものとするために、多
孔性媒体131は、散乱部47の実質的な全長、つま
り、バフル86の真上から堰45の実質的な自由端まで
延在していることが好ましい。
体131(図1)を備えているという点で、マクスウェ
ル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に示された
ハウジングとは異なっている。本実施例では、多孔性媒
体131は、1インチにつき約3〜7個の気孔を有する
連続気泡のポリエステルウレタンであり、その気孔率は
96%となっている。気体と検定液とが多孔性媒体13
1内を確実に通過するように、多孔性媒体131は、底
部材63とカバー部材65の間の散乱部47の厚み(図
5)と、チャンバー43の、堰45と対面壁132の間
の幅とを完全に満たしていることが好ましい。また、気
体と検定液との混合時間を適切なものとするために、多
孔性媒体131は、散乱部47の実質的な全長、つま
り、バフル86の真上から堰45の実質的な自由端まで
延在していることが好ましい。
【0040】検定液16と気体とは、チャンバー入口部
75からバフル86の下方の接続部を通って散乱部47
へ進入する。多孔性媒体131を、チャンバー入口部7
5が散乱部47内へ開放している接続部まで延在させる
こともできるが、図に示す実施例では、チャンバー入口
部75の端部と多孔性媒体131の下面134との間に
は間隙133がある。
75からバフル86の下方の接続部を通って散乱部47
へ進入する。多孔性媒体131を、チャンバー入口部7
5が散乱部47内へ開放している接続部まで延在させる
こともできるが、図に示す実施例では、チャンバー入口
部75の端部と多孔性媒体131の下面134との間に
は間隙133がある。
【0041】多孔性媒体131によって、検定液内に乱
流が発生する。この乱流によって、より速くより効率良
く気体と検定液とを混合することができるようになって
いる。さらに、気泡は、多孔性媒体131の固体部と衝
突することによって細かく分散する。このことも、気体
と検定液とをより速くより効率良く混合するために役立
っている。通常、検定液と気体とが多孔性媒体131内
を通過するときに、検定液内の気体の表面積は多孔性媒
体131によって増大するので、両者の混合は円滑に行
われるようになっている。
流が発生する。この乱流によって、より速くより効率良
く気体と検定液とを混合することができるようになって
いる。さらに、気泡は、多孔性媒体131の固体部と衝
突することによって細かく分散する。このことも、気体
と検定液とをより速くより効率良く混合するために役立
っている。通常、検定液と気体とが多孔性媒体131内
を通過するときに、検定液内の気体の表面積は多孔性媒
体131によって増大するので、両者の混合は円滑に行
われるようになっている。
【0042】ハウジング15は、また、検定液がガス抜
き部を通過する可能性を低減するために、多孔性媒体1
31とガス抜き部55との中間にある溜り部49に多孔
性媒体135(図1)を設けている点において、マクス
ウェル氏らによる上記特許明細書に示されたものとは異
なっている。より具体的に言うと、多孔性媒体135が
ガス抜き部55から出ようとする気泡をつぶすので、検
定中における検定液の損失を最小減に抑えることができ
るのである。本実施例では、多孔性媒体135は、1イ
ンチにつき約3〜10個の気孔と約80%以上の気孔率
を有するポリエステルウレタンフォームである。多孔性
媒体135の位置及び寸法構成は、ガス抜き部55に至
る気体が、すべて、その前にまず多孔性媒体135を通
過しなければならないように考慮されている。つまり、
多孔性媒体135は、底部材63とカバー部材65との
間の溜り部の厚さ(図4)と、バフル89とハウジング
15の外壁137との間の幅(図1)とを完全に満たし
ているのである。このように、多孔性媒体135は、そ
こを通過しようとする気泡を十分につぶせるだけの寸法
を有している。
き部を通過する可能性を低減するために、多孔性媒体1
31とガス抜き部55との中間にある溜り部49に多孔
性媒体135(図1)を設けている点において、マクス
ウェル氏らによる上記特許明細書に示されたものとは異
なっている。より具体的に言うと、多孔性媒体135が
ガス抜き部55から出ようとする気泡をつぶすので、検
定中における検定液の損失を最小減に抑えることができ
るのである。本実施例では、多孔性媒体135は、1イ
ンチにつき約3〜10個の気孔と約80%以上の気孔率
を有するポリエステルウレタンフォームである。多孔性
媒体135の位置及び寸法構成は、ガス抜き部55に至
る気体が、すべて、その前にまず多孔性媒体135を通
過しなければならないように考慮されている。つまり、
多孔性媒体135は、底部材63とカバー部材65との
間の溜り部の厚さ(図4)と、バフル89とハウジング
15の外壁137との間の幅(図1)とを完全に満たし
ているのである。このように、多孔性媒体135は、そ
こを通過しようとする気泡を十分につぶせるだけの寸法
を有している。
【0043】このような構造によって、検定液と気体と
は散乱部47内で実質的に混合し、その混合溶液は堰4
5の自由端の上方へ溯って溜り部49へ流れ落ちる。混
合されなかった余剰の気体は、この溜り部49を通って
上方へ流れ、ガス抜き部55から排出される。先に述べ
たように、ガス抜き部55から出ようとする気泡は、多
孔性媒体135によってつぶれるようになっている。
は散乱部47内で実質的に混合し、その混合溶液は堰4
5の自由端の上方へ溯って溜り部49へ流れ落ちる。混
合されなかった余剰の気体は、この溜り部49を通って
上方へ流れ、ガス抜き部55から排出される。先に述べ
たように、ガス抜き部55から出ようとする気泡は、多
孔性媒体135によってつぶれるようになっている。
【0044】本実施例では、多孔性媒体と検定液間及び
多孔性媒体と気体間の物質移動を抑えるために、検定液
あるいは気体と接触する多孔性媒体131の表面は、す
べて、バリヤで覆われている。本実施例では、バリヤと
してパリレンCが使用されている。パリレンCを多孔性
媒体131に塗布する方法としては、例えば、真空蒸着
を利用することができる。
多孔性媒体と気体間の物質移動を抑えるために、検定液
あるいは気体と接触する多孔性媒体131の表面は、す
べて、バリヤで覆われている。本実施例では、バリヤと
してパリレンCが使用されている。パリレンCを多孔性
媒体131に塗布する方法としては、例えば、真空蒸着
を利用することができる。
【0045】チューブ71を圧縮して無菌ループ内にぜ
ん動式ポンプ作用が生じるように、そして、チューブ7
1と一体的なフランジ117,119が圧縮シール機能
を果たすことができるように、チューブ71は、比較的
柔軟で、変形自在であり、生物適合性を有する材料より
形成される。好ましい材料はシリコンである。シリコン
は酸素と二酸化炭素とに対して透過性がある。しかし、
これら酸素と二酸化炭素の少なくとも一方は、検定液1
6と混合される気体に含まれており、センサ29,31,
33の検定時には、これら酸素と二酸化炭素の分圧を検
定液内で調節することが望まれる。
ん動式ポンプ作用が生じるように、そして、チューブ7
1と一体的なフランジ117,119が圧縮シール機能
を果たすことができるように、チューブ71は、比較的
柔軟で、変形自在であり、生物適合性を有する材料より
形成される。好ましい材料はシリコンである。シリコン
は酸素と二酸化炭素とに対して透過性がある。しかし、
これら酸素と二酸化炭素の少なくとも一方は、検定液1
6と混合される気体に含まれており、センサ29,31,
33の検定時には、これら酸素と二酸化炭素の分圧を検
定液内で調節することが望まれる。
【0046】第1管部17もまたシリコンにより形成さ
れる。従って、包装の際に第1管部17をかなり折り曲
げても、本装置11を使用するときには元どおりにまっ
すぐ復活させることができ、折り曲げ跡が後々まで残る
ようなことはないのである。このように、第1管部17
も酸素と二酸化炭素とに対して透過性を有していること
になる。
れる。従って、包装の際に第1管部17をかなり折り曲
げても、本装置11を使用するときには元どおりにまっ
すぐ復活させることができ、折り曲げ跡が後々まで残る
ようなことはないのである。このように、第1管部17
も酸素と二酸化炭素とに対して透過性を有していること
になる。
【0047】本発明は、所定の気体に対して透過性を有
する部分には、その部分よりもその気体に対する透過性
が低いバリヤを設けているという点において、マクスウ
ェル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に示され
た装置と異なっている。本実施例では、チューブ71と
第1管部17とがパリレンCバリヤによって覆われてい
る。バリヤは、例えば真空蒸着によって、チューブ71
と第1管部17それぞれの内側及び外側の両面に塗布さ
れるのが好ましい。このバリヤによって、主として酸素
と二酸化炭素とからなる気体が第1管部17及びチュー
ブ71内に透過する割合は低下する。また、このバリヤ
によって、空気内の酸素が第1管部17やチューブ71
を通じて検定液16に入り込む割合も低下する。さら
に、このバリヤによって、本装置11の構成要素、すな
わち第1管部17とチューブ71、と検定液16間、及
び、これらの構成要素と気体間の物質移動も抑制され
る。
する部分には、その部分よりもその気体に対する透過性
が低いバリヤを設けているという点において、マクスウ
ェル氏らによる米国特許第5,057,278号明細書に示され
た装置と異なっている。本実施例では、チューブ71と
第1管部17とがパリレンCバリヤによって覆われてい
る。バリヤは、例えば真空蒸着によって、チューブ71
と第1管部17それぞれの内側及び外側の両面に塗布さ
れるのが好ましい。このバリヤによって、主として酸素
と二酸化炭素とからなる気体が第1管部17及びチュー
ブ71内に透過する割合は低下する。また、このバリヤ
によって、空気内の酸素が第1管部17やチューブ71
を通じて検定液16に入り込む割合も低下する。さら
に、このバリヤによって、本装置11の構成要素、すな
わち第1管部17とチューブ71、と検定液16間、及
び、これらの構成要素と気体間の物質移動も抑制され
る。
【0048】本装置11は、例えば、マクスウェル氏ら
による米国特許第5,057,278号明細書に示されるような
方法で、センサカセット13を検定するために使用され
る。簡単に述べれば、本装置11を使用してセンサカセ
ット13のセンサ29,31,33を検定する際には、ま
ず、二酸化炭素60mmHg,酸素100mmHg、などといっ
た既知の分圧を有する第1検定気体を気体注入口52に
導入し、一方で、ポンプを作動させて、ハウジング1
5、センサカセット13、管部17,19,21によって
形成される無菌ループ内に検定液16を循環させる。検
定液16内の二酸化炭素と酸素の分圧は、センサ29,
31,33によって検出される。この間に、多孔性媒体
131,135は上記のように機能する。検定液16内
の酸素と二酸化炭素の分圧が望ましい値になると、器具
すなわちモニタ(図示せず)を使用して、センサを検定
するための1つの検定ポイントを決定する。その後、酸
素と二酸化炭素の分圧が上記のものとは異なる第2検定
気体を検定液16内に導入する。それらの分圧は、例え
ば、二酸化炭素20mmHg,酸素40mmHgとすることがで
きる。平衡した後、一般的な方法によって第2検定ポイ
ントを設置する。上記の例に示されたような分圧である
と、バリヤは、空気内の酸素を装置11に入り込ませな
いように、そして、二酸化炭素を検定液16内に留めて
おくように、さらに、上記のような物質移動を抑制する
ように、作用する。
による米国特許第5,057,278号明細書に示されるような
方法で、センサカセット13を検定するために使用され
る。簡単に述べれば、本装置11を使用してセンサカセ
ット13のセンサ29,31,33を検定する際には、ま
ず、二酸化炭素60mmHg,酸素100mmHg、などといっ
た既知の分圧を有する第1検定気体を気体注入口52に
導入し、一方で、ポンプを作動させて、ハウジング1
5、センサカセット13、管部17,19,21によって
形成される無菌ループ内に検定液16を循環させる。検
定液16内の二酸化炭素と酸素の分圧は、センサ29,
31,33によって検出される。この間に、多孔性媒体
131,135は上記のように機能する。検定液16内
の酸素と二酸化炭素の分圧が望ましい値になると、器具
すなわちモニタ(図示せず)を使用して、センサを検定
するための1つの検定ポイントを決定する。その後、酸
素と二酸化炭素の分圧が上記のものとは異なる第2検定
気体を検定液16内に導入する。それらの分圧は、例え
ば、二酸化炭素20mmHg,酸素40mmHgとすることがで
きる。平衡した後、一般的な方法によって第2検定ポイ
ントを設置する。上記の例に示されたような分圧である
と、バリヤは、空気内の酸素を装置11に入り込ませな
いように、そして、二酸化炭素を検定液16内に留めて
おくように、さらに、上記のような物質移動を抑制する
ように、作用する。
【0049】以上、本発明の一実施例について記載した
が、当該技術分野において通常の知識を有する者であれ
ば、本発明の範囲内でこの実施例に多くの変形を加える
ことは可能である。
が、当該技術分野において通常の知識を有する者であれ
ば、本発明の範囲内でこの実施例に多くの変形を加える
ことは可能である。
【図1】 本発明の一実施例に係る検定装置の部分断面
図であり、センサカセットとハウジングの一部とを断面
によって示している。
図であり、センサカセットとハウジングの一部とを断面
によって示している。
【図2】 図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】 図1の3−3線拡大断面図である。
【図4】 図1の4−4線拡大破断断面図である。
【図5】 図1の5−5線拡大破断断面図である。
11 無菌ループ検定装置 13 センサカセット 15 ハウジング 16 検定液 17 第1管部 19 第2管部 21 第3管部 23 流路 25,27 管継手 29,31,33 セン
サ 37 入口 39 出口 41 液路 43 チャンバー 45 堰 47 散乱部 49 溜り部 51 気体注入路 52 気体注入口 53,57 クロージ
ャーキャップ 55 ガス抜き部 56 制限オリフィス 61 ハウジング部 63 底部材 65 カバー部材 67 頂上部材 69 流入部 71 圧縮チューブ 73,77,83,99 開口部 75 チャンバー入口
部 79,93 外ねじチューブ 81 気体滅菌フィル
ター 82 スパイダー部 84 T字形 85 通過部 86,89 バフル 91 くぼみ 95 流出部 97 温度検出口 103 壁面 105 チューブ圧縮部材 107 ボス 109,111,117,119 フランジ 113 キャビティ 115 口部 121 クランプリング 131,135 多孔
性媒体 132 対面壁 133 間隙 134 下面 137 外壁
サ 37 入口 39 出口 41 液路 43 チャンバー 45 堰 47 散乱部 49 溜り部 51 気体注入路 52 気体注入口 53,57 クロージ
ャーキャップ 55 ガス抜き部 56 制限オリフィス 61 ハウジング部 63 底部材 65 カバー部材 67 頂上部材 69 流入部 71 圧縮チューブ 73,77,83,99 開口部 75 チャンバー入口
部 79,93 外ねじチューブ 81 気体滅菌フィル
ター 82 スパイダー部 84 T字形 85 通過部 86,89 バフル 91 くぼみ 95 流出部 97 温度検出口 103 壁面 105 チューブ圧縮部材 107 ボス 109,111,117,119 フランジ 113 キャビティ 115 口部 121 クランプリング 131,135 多孔
性媒体 132 対面壁 133 間隙 134 下面 137 外壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・パトリック・マックスウェル アメリカ合衆国55144−1000ミネソタ州セ ント・ポール、スリーエム・センター(番 地の表示なし)
Claims (14)
- 【請求項1】 気体の特性に反応するセンサであってか
つ検定されるべきセンサ(29,31,33)を少なくと
も1つ備えたセンサカセット(13)と、 チャンバー(43)を含む液路(41)を有し、かつ、
該液路(41)を上記センサカセット(13)に連通さ
せるために上記センサカセット(13)に連結し、か
つ、気体を、上記検定液(16)と混合するために上記
液路(41)内に導入するための気体注入路(51)を
有するハウジング(15)と、 少なくともそのいくらかは上記液路(41)内にある無
菌検定液(16)と、 上記気体を上記ハウジング(15)から排出するための
排出手段(55)と、 上記チャンバー(43)内に設けられた第1多孔性媒体
(131)とを備え、 上記気体と上記検定液(16)とが上記第1多孔性媒体
(131)を通過することによって、上記気体と上記検
定液(16)との混合が促進されることを特徴とする検
定装置。 - 【請求項2】 上記第1多孔性媒体(131)は、連続
気泡ポリマーフォームであることを特徴とする請求項1
記載の検定装置。 - 【請求項3】 上記ポリマーフォームは、1インチにつ
き約3〜45個の気孔と、少なくとも約20%の気孔率
を有することを特徴とする請求項2記載の検定装置。 - 【請求項4】 上記ポリマーフォームは、1インチにつ
き約3〜7個の気孔と、少なくとも約85%の気孔率を
有することを特徴とする請求項2記載の検定装置。 - 【請求項5】 上記第1多孔性媒体(131)と上記検
定液(16)間及び上記第1多孔性媒体(131)と上
記気体間における物質移動を抑制するために、上記多孔
性媒体(131)にはバリヤが設けられていることを特
徴とする請求項1記載の検定装置。 - 【請求項6】 上記バリヤはポリキシレンを含むことを
特徴とする請求項5記載の検定装置。 - 【請求項7】 上記排出手段(55)は、上記ハウジン
グ(15)に設けられていて上記チャンバー(43)か
ら通じているガス抜き部を有し、 上記検定装置は、液体が上記ガス抜き部を通過する可能
性を低減するために、上記チャンバー(43)内であっ
て、上記第1多孔性媒体(131)と上記ガス抜き部と
の中間である位置に、第2多孔性媒体(135)を有す
ることを特徴とする請求項1記載の検定装置。 - 【請求項8】 上記第2多孔性媒体(135)は、1イ
ンチにつき約3〜10個の気孔と、少なくとも約80%
の気孔率を有することを特徴とする請求項7記載の検定
装置。 - 【請求項9】 上記ハウジング(15)は、上記チャン
バー(43)を散乱部(47)と溜り部(49)とに分
ける仕切を有し、上記第1多孔性媒体(131)は上記
散乱部(47)内にあることを特徴とする請求項1記載
の検定装置。 - 【請求項10】 上記ハウジング(15)は、上記セン
サカセット(13)に連結した、液体用入口(37)と
液体用出口(39)とを有し、 上記液路(41)は、上記液体用入口(37)から、上
記チャンバー(43)内の接続部へ通じる流入部(6
9)を有し、 上記気体注入路(51)は上記流入部(69)内の所定
位置へ通じていて、気体を上記所定位置から上記流入部
(69)へ注入することができるようになっており、 上記液体用出口(39)は、上記流入部(69)から上
記第1多孔性媒体(131)を通過した液体を通すこと
ができる位置に設けられていることを特徴とする請求項
1記載の検定装置。 - 【請求項11】 上記第1多孔性媒体(131)は、上
記チャンバー(43)内にあって、上記接続部に隣接し
ていることを特徴とする請求項10記載の検定装置。 - 【請求項12】 上記ハウジング(15)は、上記チャ
ンバー(43)を散乱部(47)と溜り部(49)とに
分ける仕切を有し、上記接続部と上記第1多孔性媒体
(131)とは上記散乱部(47)内にあることを特徴
とする請求項10記載の検定装置。 - 【請求項13】 (a)流路(23)を有する循環通路
に無菌検定液(16)を送り込み、 (b)上記循環通路に無菌の気体を注入して、上記気体
の分圧を周囲条件とは異なるものにし、 (c)上記気体の少なくとも1つの成分の分圧を上記無
菌検定液内で調節するために、上記気体と上記無菌検定
液(16)とを上記循環通路内で混合し、 上記(c)のステップには、上記気体と上記検定液(1
6)とを高分子多孔性連続気泡媒体(131)に通すと
いう段階が含まれ、 (d)上記循環通路から上記気体の少なくともいくらか
を排出し、 (e)上記気体の上記少なくとも1つの成分の上記調節
された分圧を有する上記無菌検定液(16)をセンサ
(29,31,33)に検出させることによって該センサ
(29,31,33)を検定する、 というステップからなることを特徴とする、流路を有す
るタイプのセンサカセットのセンサを検定するための方
法。 - 【請求項14】 上記(d)のステップは、上記(c)の
ステップに続く、上記気体を多孔性媒体(135)に通
すという段階を含むことを特徴とする請求項13記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/849,753 US5278072A (en) | 1990-04-26 | 1992-03-12 | Calibration system and housing |
US849753 | 1992-03-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638946A true JPH0638946A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=25306439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5050694A Pending JPH0638946A (ja) | 1992-03-12 | 1993-03-11 | 血液パラメータ用センサの検定装置とその検定方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5278072A (ja) |
EP (1) | EP0560353B1 (ja) |
JP (1) | JPH0638946A (ja) |
DE (1) | DE69321634T2 (ja) |
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