JPH063794Y2 - 補助容器体付き容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、補助容器体付き容器に係り、やや詳しくは、主
食品入りの主容器と副食品入りの補助容器体とからなる
容器に関する。

「従来の技術」 従来、コーヒーゼリー等の主食品入りの主食品とミルク
等の副食品入りの補助容器体とはそれぞれ別個独立の容
器であった。

「考案が解決しようとする課題」 上記従来例の場合、販売時に主容器に補助容器体を個別
に添付しなければならないから面倒であり、また、その
際補助容器体を添付するのを忘れることがあった。

本案はそのような欠点を除去することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 第一底壁３の周縁から起立した第一周壁４の上面を蓋板
６で閉塞させた主食品入りの主容器１と、上記第一周壁
４の上部外面に、頂壁８の周縁から垂設する短周壁９を
嵌合させると共に、頂壁８に適当数の透孔10,10を穿設
した外蓋７と、上記主容器に添付した副食品入りの補助
容器体12,12とからなり、該補助容器体は、第二底壁13
の周縁から第二周壁14を起立させると共に、該第二周壁
の上端に付設した第二外向きフランジ15上面にアルミシ
ールを剥離可能に貼着し、上記透孔10,10を通し第二周
壁14を起立させて第二外向きフランジ15を蓋板６上面と
外蓋の頂壁８下面との間で挟持させた。

「作用」 第１図、第２図の状態から外蓋７を補助容器体12,12と
共に取外し、次いで、蓋板６を取除いて、主容器１内の
主食品に補助容器体12内の副食品をかけて食す。

「実施例」 １は、主食品入りの主容器であり、該主容器は、脚台２
の上端に第一底壁３を形成して、該第一底壁の周縁から
第一周壁４を起立させると共に、該第一周壁の上端に第
一外向きフランジ５を付設し、該第一外向きフランジの
上面に蓋板６を剥離可能に貼着させている。

上記主容器１の上部に外蓋７を嵌着させている。該外蓋
は、上記第一周壁４の上部外面に、頂壁８の周縁から垂
設する短周壁９を嵌合させると共に、頂壁８に適当数の
透孔10,10を穿設している。また、短周壁９の内面には
係合突部11…を形成して、該係合突部を上記第一外向き
フランジ５の下面に離脱可能に係合させている。

12は補助容器体であり、該補助容器体は、第一底壁13の
周縁から第二周壁14を起立させると共に、該第二周壁の
上端に付設した第二外向きフランジ15上面にアルミシー
ルを剥離可能に貼着したものである。該補助容器体は上
記蓋板６上面に倒立状態で載置させ、第二外向きフラン
ジ15を蓋板６上面と外蓋の頂壁８下面との間で挟持させ
ている。また、補助容器体内には、ミルク等の副食品を
収容させる。

「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、主容器１と補助容器
体12,12とを外蓋７により連結したから、販売時に補助
容器体を個別に添付しなければならない面倒が解消さ
れ、また、蓋板６の上面に補助容器体12,12を倒立状態
で載置させると共に、第二外向きフランジ15を蓋板６の
上面と外蓋の頂壁８下面との間で挟持させたから、補助
容器体のアルミシールに埃が付着するようなことがな
く、かつ、蓋板６と外蓋の頂壁８との間に埃が侵入する
ことも阻止され、極めて衛生的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本案容器の半断面図、第２図は斜視図であ
る。 １…主容器、７…外蓋 12…補助容器体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】第一底壁３の周縁から起立した第一周壁４
   の上面を蓋板６で閉塞させた主食品入りの主容器１と、
   上記第一周壁４の上部外面に、頂壁８の周縁から垂設す
   る短周壁９を嵌合させると共に、頂壁８に適当数の透孔
   10,10を穿設した外蓋７と、上記主容器に添付した副食
   品入りの補助容器体12,12とからなり、該補助容器体
   は、第二底壁13の周縁から第二周壁14を起立させると共
   に、該第二周壁の上端に付設した第二外向きフランジ15
   上面にアルミシールを剥離可能に貼着し、上記透孔10,1
   0を通し第二周壁14を起立させて第二外向きフランジ15
   を蓋板６上面と外蓋の頂壁８下面との間で挟持させたこ
   とを特徴とする補助容器体付き容器。