JPH0637886U

JPH0637886U - 夜間照明付案内・掲示板

Info

Publication number: JPH0637886U
Application number: JP7984292U
Authority: JP
Inventors: 明治高橋; 隆樹藤木; 惟義牟田
Original assignee: Kajima Corp
Current assignee: Kajima Corp
Priority date: 1992-10-22
Filing date: 1992-10-22
Publication date: 1994-05-20

Abstract

(57)【要約】【目的】太陽エネルギーを利用して照明を行うことが
できるので、電源線布設工事を行うことがなく、任意の
場所に、簡単かつ安価に設置できるもので、メンテナン
ス性に優れる。【構成】案内板や掲示板の屋根２の上面に太陽電池５
を配設し、この太陽電池５を電源として点灯するランプ
４を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、夜間照明付の案内・掲示板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、案内板や掲示板に夜間照明を設ける場合には、この照明には商用電源等に接続される照明器具用電源線を設ける必要がある。そして、近傍に電源がない場合には、電源線布設工事に多大の費用がかかり、任意の場所に設置することができない事態も生じる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、電源線なしで照明を行うことができ、設置場所も自由に選択でき、メンテナンス性にも優れる夜間照明付の案内・掲示板を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は前記目的を達成するため、案内板や掲示板の屋根面に太陽電池を配設し、この太陽電池を電源として点灯する照明を設けたことを要旨とするものである。

【０００５】

【作用】

本考案によれば、夜間等の照明に必要な電源は、すべて屋根面に設けた太陽電池から得ることができ、従来必要であった外部の電源線は不要となる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。図１は本考案の夜間照明付の案内・掲示板の１実施例を示す斜視図、図２は同上側面図、図３はブロック回路図である。

【０００７】図中１は案内板もしくは掲示板の本体、２は案内・掲示部であり、本体１の上部には屋根３を形成し、また、案内・掲示部２の近傍には照明として蛍光灯等のランプ４を設けている。

【０００８】本考案は屋根３の上面に太陽電池５を配設し、また、本体１にコントローラ部６と蓄電池７を取り付けた。なお、屋根３は庇程度の小さなものであり、これを直接太陽電池５で構成するようにしてもよい。

【０００９】図３に示すように前記コントローラ部６は自動点滅回路８とタイマー回路９と過充電・過放電防止回路10とからなり、さらに、これに高周波インバータ点灯回路11や充電回路12を含めてもよい。

【００１０】前記太陽電池５にはアモルファス太陽電池や単結晶太陽電池が使用でき、この太陽電池５に対して充電回路12、蓄電池７および高周波インバータ点灯回路11が順次直列に接続され、さらに、高周波インバータ点灯回路11にランプ４が接続される。

【００１１】充電回路12は、変動する太陽電池５に応じて最適に充電を行う電子回路であり、自動点滅回路８は太陽電池５の出力をモニターし、周囲の明るさに応じて自動的に高周波インバータ点灯回路11に点灯もしくは消灯指令信号を送る回路である。

【００１２】また、タイマー回路９は消灯時刻を設定するものである。このタイマー回路９は、日没時刻より一定時間後の消灯とすると、天候により早く暗くなった日は早く、遅くなった日は遅く消灯することになることを防止するために、暗くなる時間をデーターとして蓄積し、その季節に応じた平均的な暗くなる時間を算出して毎日一定の時刻に消灯する一種の学習機能付回路として構成するのが望ましく、これにより不要な点灯を防止する。

【００１３】蓄電池７にはメンテナンスフリーのアルカリ蓄電池等を使用する。過充電・過放電防止回路10は常時蓄電池７をモニターし、充電回路12や高周波インバータ点灯回路11を制御し、蓄電池７を保護する回路である。

【００１４】一方、高周波インバータ点灯回路11は夜間も太陽電池出力をモニターし、周囲の明るさに応じて必要最少限の明るさに調光し、バッテリーの電気エネルギーを有効に活用する回路である。

【００１５】このようにして、昼間に日射があると太陽電池５が発電し、その電力は蓄電池７に蓄えられる。そして、夜間にはこの蓄電池７からの電気がランプ４に送られ、ランプ４が点灯して案内・掲示部２を照らす。

【００１６】

【考案の効果】

以上述べたように本考案の本考案の夜間照明付の案内・掲示板は、太陽エネルギーを利用して照明を行うことができるので、電源線布設工事を行うことがなく、任意の場所に、簡単かつ安価に設置できるもので、メンテナンス性に優れるものである。

【００１７】特に、設置場所に関しては、電源線の布設が困難な場所以外に、自然エネルギー利用をアピールしたい公共の場所、防災上重要な場所、電源配線が周囲の景観を損なう場所、電気計量が問題となる場所等に最適であり、汎用性の高いものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の夜間照明付の案内・掲示板の１実施例
を示す斜視図である。

【図２】本考案の夜間照明付の案内・掲示板の１実施例
を示す側面図である。

【図３】本考案の夜間照明付の案内・掲示板の１実施例
を示すブロック回路図である。

【符号の説明】

１…本体２…案内・掲示部３…屋根４…ランプ５…太陽電池６…コントローラ部７…蓄電池８…自動点滅回路９…タイマー回路 10…過充電・過放電
防止回路 11…高周波インバータ点灯回路 12…充電回路

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】案内板や掲示板の屋根面に太陽電池を配
設し、この太陽電池を電源として点灯する照明を設けた
ことを特徴とする夜間照明付案内・掲示板。