JPH0637746Y2 - 湯張り用給湯回路の逆流防止装置 - Google Patents

湯張り用給湯回路の逆流防止装置

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JPH0637746Y2
JPH0637746Y2 JP6206689U JP6206689U JPH0637746Y2 JP H0637746 Y2 JPH0637746 Y2 JP H0637746Y2 JP 6206689 U JP6206689 U JP 6206689U JP 6206689 U JP6206689 U JP 6206689U JP H0637746 Y2 JPH0637746 Y2 JP H0637746Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野及び考案の概要] 本考案は、浴槽に供給する湯張り水が該浴槽側から給湯
器側に逆流しないようにした逆流防止装置に関するもの
で、該逆流防止装置の配設位置が浴槽より低くても該装
置が十分な機能を発揮するようにし、これにより、該逆
流防止装置を組込んだ器具が浴槽より低位に据え付けら
れるようにしたもので、これにより、上記器具の据え付
け位置の制限を少なくするものである。
[従来技術及び課題] 浴槽内が設定水位に達したときに湯張り動作を停止させ
る湯張り機能を具備する給湯器付風呂釜が普及して来て
いる。
上記湯張り機能を具備する風呂釜としては、例えば第3
図に示す如きものであり、このものでは、給湯用熱交換
器(A)から送られた温水は、浴槽(B)と風呂用熱交
換器(C)とを繋ぐ浴槽配管(D)に、本願の対象とな
る逆流防止装置(1)を介して供給されるようになって
いる。
上記逆流防止装置(1)は、側壁上部にオーバーフロー
孔(20)を穿設した漏斗状のホッパー(2)と、該ホッ
パー(2)の上端開口部に被蓋された蓋体(3)と、該
蓋体(3)の下面中央部に垂下連設され且つ給湯用熱交
換器(A)からの供給水が流れるノズル(4)とから構
成されており、ノズル(4)の下端はホッパー(2)の
下端部に形成された通水口(21)にその上方から臨んで
いる。
このものでは、湯張り弁(G)が開かれて給湯用熱交換
器(A)から供給される温水が逆流防止装置(1)部分
まで送られると、該温水は、逆流防止装置(1)の蓋体
(3)に垂下連設されたノズル(4)及びその下方の通
水口(21)を経て浴槽(B)に繋がる湯張り回路を流
れ、これによって湯張り動作が進行する。そして、上記
従来のものでは、湯張り完了後に、逆流防止装置(1)
の上流側水回路(E)が不測の圧力低下を起した場合に
は、該上流側水回路(E)には、オーバーフロー孔(2
0)からの吸引空気が供給され、これにより、浴槽
(B)内の温水が水道側に逆流することがない。
しかしながら、上記従来のものでは、器具(F)が低位
に据え付けられて逆流防止装置(1)が浴槽(B)より
低くなると、浴槽(B)内の入浴水の水面が逆流防止装
置(1)に形成したオーバーフロー孔(20)より高くな
ってしまうことから、上記入浴水が前記オーバーフロー
孔(20)を介して外部に漏出してしまう。
このことから、上記従来のものでは、逆流防止装置
(1)が浴槽(B)より高くなるように器具(F)の設
置位置を選定しなければならず、該器具(F)の設置位
置が制限されてしまうと言う問題があった。
本考案は係る点に鑑みて成されたもので、『給湯用熱交
換器(A)からの供給水を下方に導くノズル(4)と、
該ノズル(4)の下端部に下方から間隔を置いて対向し
且つ浴槽(B)側に繋がる通水口(21)と、該通水口
(21)と上記ノズル(4)との間に形成された間隙部を
大気側に連通させるオーバーフロー孔(20)とを具備す
る逆流防止装置(1)』に於いて、逆流防止装置(1)
の配設位置が浴槽(B)より低くても該逆流防止装置
(1)が十分な機能を発揮するようにし、これにより、
該逆流防止装置(1)が組込まれた器具(F)の設置位
置の制限が少なくなるようにすることをその課題とす
る。
[手段] 上記課題を解決する為の本考案の技術的手段は、『ノズ
ル(4)の下端がこれに対向する通水口(21)を含む範
囲で上下動するように該ノズル(4)を昇降可能に構成
すると共に、該ノズル(4)をバネ(40)で上方に付勢
し、該ノズル(4)の下端部外径をこれに対向する上記
通水口(21)の内径と同一又はこれより大きく設定し、
更に上記通水口(21)の下流側に逆止弁(42)を配設し
た』ことである。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
湯張り停止時に於いては、ノズル(4)はバネ(40)に
よって上方に持ち上げられており、該ノズル(4)とこ
れに下方から対向する通水口(21)の間には間隙が形成
された状態になっている。そして、該間隙はオーバーフ
ロー孔(20)を介して大気側と連通した状態になってい
る。
さて、浴槽(B)より低い位置に配設された逆流防止装
置(1)に給湯用熱交換器(A)側から給水してこれが
ノズル(4)内に流れ込むと、該ノズル(4)は上記供
給水の給水圧力によってバネ(40)に抗して下方に移動
せしめられる。
すると、該ノズル(4)の下端部外径はこれに対向する
通水口(21)の内径と同一又はこれより大きく設定され
ていることから、下方に移動せしめられた上記ノズル
(4)の下端部は、上記通水口(21)に水密状態で挿入
せしめられるか、又は、上記ノズル(4)の下端開口部
は上記通水口(21)を包囲する態様でこれに上方から当
接した状態になる。これにより、上記いずれの場合に於
いても、湯張り停止時にノズル(4)と通水口(21)の
間に形成されていた間隙が消失することとなる。即ち、
上記湯張り停止時に前記ノズル(4)と通水口(21)の
間の間隙と大気側を繋げていたオーバーフロー孔(20)
は、給湯用熱交換器(A)→ノズル(4)→通水口(2
1)→浴槽(B)と繋がる湯張り回路から遮断された状
態になり、これにより、湯張り用の温水が上記オーバー
フロー孔(20)から外部に漏出しないこととなる。そし
て、この状態で上記ノズル(4)からこれに対応する通
水口(21)に温水供給されると、該供給水は、その下流
側に配設した逆止弁(42)を介して浴槽(B)側に流れ
込んで湯張り動作が進行する。
次に上記湯張り動作が完了すると、ノズル(4)はバネ
(40)の付勢力で上方に持上げられて初期状態に復帰
し、これにより、該ノズル(4)とその下方の通水口
(21)の間に再び間隙が出来ることとなる。
上記湯張り完了状態では、高位に配設された浴槽(B)
から低位に配設された逆流防止装置(1)に向けて入浴
水が自然に逆流しそうになるが、ノズル(4)の下方に
位置する通水口(21)の下流側(浴槽(B)側)には逆
止弁(42)が設けられていることから、上記逆流しそう
になる入浴水は前記逆止弁(42)で遮断されてその上流
側のオーバーフロー孔(20)から外部に漏出することは
ない。
又、湯張り完了状態に於いて逆流防止装置(1)の上流
側で不測の圧力低下が発生した場合には、既述従来のも
のと同様にオーバーフロー孔(20)からの吸引空気が上
記上流側水回路に送られて水道水側に汚れた入浴水が逆
流せず、逆流防止装置(1)が浴槽(B)より低い位置
に設けられていても、該浴槽(1)は十分な機能を果た
すこととなる。
[効果] 本考案は次の特有の効果を有する。
.逆流防止装置(1)の配設位置が浴槽(B)より低
くても該逆流防止装置(1)がその機能を十分に果たす
から、該逆流防止装置(1)が組込まれた器具(F)の
据え付け位置の制限が少なくなる。
.湯張り動作時には、ノズル(4)の下端とこれに対
向する通水口(21)の間に形成された間隙が消失するか
ら、湯張り途中に於ける供給水がオーバーフロー孔(2
0)から漏出する心配がなく、これにより、上記湯張り
用の水を浴槽(B)側に圧送できることとなる。従っ
て、ノズル(4)とこれに対向する通水口(21)の間に
形成され且つオーバーフロー孔(21)に繋がる間隙が常
に形成されている為に上記湯張り水の圧送が不可能であ
った既述従来のものに比べ、湯張り速度を速くすること
がきる利点がある。
[実施例] 次に上記した本考案の実施例を図面に従って詳述する。
第1図に示すように、この実施例の逆流防止装置(1)
は、互いに螺合接続される上下の筒(11),(12)と、
これらに内装されたノズル(4)と逆止弁(42)から構
成されている。
上筒(11)の上端内周には配管接続用の雌ネジ(13)が
刻設されていると共に、該雌ネジ(13)の下方隣接部に
は、環状溝(14)が形成されて該環状溝(14)には弾性
リング(15)を嵌入してある。
上記弾性リング(15)の下方には上端外周にフランジ
(41)を張出させたノズル(4)が昇降自在に装填され
ており、上記フランジ(41)とその下方に位置し且つ上
筒(11)の内周に張出させた鍔部(49)との間には、上
記ノズル(4)を上方に付勢するバネ(40)が介装して
ある。又、上筒(11)に於ける上記鍔部(49)の下方隣
接部には、該上筒(11)を内外に連通させるオーバーフ
ロー孔(20)が穿設されている。
次に、上記した上筒(11)の下端部に螺合接続された下
筒(12)内には、上方に開放し且つ上記したノズル
(4)の外径と一致する大きさを有する通水口(21)が
形成されており、該通水口(21)の下方には小径部(2
3)が形成されている。又、該小径部(23)の下方には
大径部(24)が連設されている。そして、上記小径部
(23)と大径部(24)の境界部に位置する段部(25)の
内周縁はリフト弁(47)によって閉塞せしめられる弁座
口になっており、該弁座口(27)とリフト弁(47)と更
に該リフト弁(47)を閉弁方向に付勢するバネ(48)に
よって逆止弁(42)が構成されている。又、上記バネ
(48)は、下筒(12)の下部内周壁に形成された環状溝
(29)に嵌入した弾性リング(26)の上面に当接してい
る。
このものでは、同図に示す如く、逆流防止装置(1)の
上端内周に刻設した雌ネジ(13)部を、給湯用熱交換器
(A)から引出した給湯回路の配管(60)に螺合接続す
ると共に、これと反対側に位置する下筒(12)の下端部
を浴槽(B)側に配管接続して使用する。
さて、給湯用熱交換器(A)から湯張り水が供給される
と、その供給水圧によってノズル(4)が下方に移動せ
しめられ、その下端部が、同図の想像線で示す如くその
下方に位置する通水口(21)に挿入状態になる。
又、給湯用熱交換器(A)から水が供給されると、逆止
弁(42)を構成するリフト弁(47)がバネ(48)の付勢
力に抗して開放せしめられて上記供給水が浴槽(B)側
に送られ、これにより、仮令浴槽(B)が逆流防止装置
(1)より高所に設置されていても、上記湯張り水が前
記浴槽(B)に供給されて湯張り動作が行なえる。
次に、湯張りが完了して給湯用熱交換器(A)からの給
水が停止すると、ノズル(4)がバネ(40)の付勢力で
上方に持ち上げらられて初期状態に復帰し、更に、リフ
ト弁(47)がこれに対応する弁座口(27)を閉じた状態
に復帰する。これにより、湯張り完了状態が維持され
る。
又、湯張り完了状態に於いて給湯用熱交換器(A)側で
不測の圧力低下が発生した場合には、既述従来のものと
同様にオーバーフロー孔(20)からの吸引空気が上記上
流側水回路に送られて水道水側に汚れた入浴水が逆流せ
ず、逆流防止装置(1)が浴槽(B)より低い位置に設
けられていても、該浴槽(1)は十分な機能を果たすこ
ととなる。
次に、入浴者が出入する等して浴槽(B)内水位が変動
し、これによって逆止弁(42)を構成するリフト弁(4
7)が下流側に吸引されて瞬間的に開弁状態になると、
浴槽(B)内の入浴水は、上記開弁したリフト弁(47)
を介してその上流側に若干逆流する。すると、上記リフ
ト弁(47)から逆流した水は、通水口(21)からオーバ
ーフロー孔(20)を介して外部に漏出し、上記逆流水が
給湯用熱交換器(A)側に流れて水道水と混合される不
都合がない。即ち、逆流防止装置(1)を具備する器具
(F)を浴槽(B)より低い位置に配設しても、該逆流
防止装置(1)はその機能を十分に果たすのである。
尚、上記実施例のものでは、通水口(21)の内径とノズ
ル(4)の外径をほぼ一致させることによって、ノズル
(4)の下端部が通水口(21)内に密挿されるようにし
たが、第2図の如く、ノズル(4)の下端外径を通水口
(21)の内径より大きくし、ノズル(4)が降下したと
きには、ノズル(4)の下端開口部が通水口(21)を包
囲することとなるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の説明図,第2図は第2実施例の
要部断面図,第3図は従来例の説明図であり、図中、 (1)……逆流防止装置 (4)……ノズル (20)……オーバーフロー孔 (21)……下端開口部 (40)……バネ (42)……逆止弁 (A)……給湯用熱交換器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯用熱交換器(A)からの供給水を下方
    に導くノズル(4)と、該ノズル(4)の下端部に下方
    から間隔を置いて対向し且つ浴槽(B)側に繋がる通水
    口(21)と、該通水口(21)と上記ノズル(4)との間
    に形成された間隙部を大気側に連通させるオーバーフロ
    ー孔(20)とを具備する逆流防止装置(1)に於いて、
    ノズル(4)の下端がこれに対向する通水口(21)を含
    む範囲で上下動するように該ノズル(4)を昇降可能に
    構成すると共に、該ノズル(4)をバネ(40)で上方に
    付勢し、該ノズル(4)の下端部外径をこれに対向する
    上記通水口(21)の内径と同一又はこれより大きく設定
    し、更に上記通水口(21)の下流側に逆止弁(42)を配
    設した湯張り用給湯回路の逆流防止装置。
JP6206689U 1989-05-29 1989-05-29 湯張り用給湯回路の逆流防止装置 Expired - Fee Related JPH0637746Y2 (ja)

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