JPH063681U - 金具とフックの組合せによるファイル用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造の金具とフックの組合せにより、
着脱取扱いも簡単であるファイル用具を提供する。 【構成】（イ） 金具本体（１）に任意の幅をもつリン
グ（２）、（２’）を設ける。 （ロ） フック本体（３）の辺部の一部に、Ｌ字形凹部
（４）、（４’）を設ける。 以上の構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、金具とフックの組合せによるファイル用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ルーズリーフ等における穴の部分と外部の間に切り込みを入れて、この 切り込み部を金具のリングを通して保持する方法があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。 切り込み部に金具のリングを通すため、薄くてある程度の強度のあるポリプロ ピレンのようなものが適しているが、薄い紙の場合は破れたり、また、１ミリ以 上の厚みのある素材はリングが通りにくく、素材を傷めたりするため用途に制限 があった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ） 金具本体（１）に任意の幅ををもつリング（２）、（２’）を固定し て設ける。 （ロ） フック本体（３）の辺部の一部にリング誘導と保持部となる空間Ｌ字 形凹部（４）、（４’）を設ける。フック本体の材質、凹部の数は任意である。 また、リング誘導の空間部は、リングの幅よりも狭くする。 本考案は、以上のような構成よりなる金具とフックの組合せによるファイル用 具である。

【０００５】

【作用】

フックのＬ字形空間部にリングを差し込む。

【０００６】

【実施例】 以下、本案の実施例について説明する。 （イ） 金具本体（１）に任意の幅をもつリング（２）、（２’）を設ける。 （ロ） フック本体（３）の辺部の一部に、Ｌ字形凹部（４）、（４’）を設 ける。 本案は、以上のような構造で、これを使用するときは、フックのＬ字形凹部に 、リングを通すとフック本体を保持することができる。これはリングの通る空間 がリングの幅よりも狭くしているため、通すときはフックの材質の弾力性を利用 して押し込む、リングが空間の奥部に入った後はリングの通った空間辺部が弾力 で復元されているため、リングの幅より狭くなるので簡単に外れることはない。 ファイルをする方法としては、フック本体にファイルをしようとする目的物を貼 る方法と、フック自体をファイル用台紙に形成する方法がある。

【０００７】

【考案の効果】

金具の構造が簡単なため、製造コストが安くなる。ファイルの目的物の着脱が 簡単である。アルバム台紙等をこのフック構造にすると最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

（１） 金具本体 （２） リング （２’） リング （３） フック本体 （４） Ｌ字形凹部 （４’） Ｌ字形凹部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 金具本体（１）に任意の幅をもつ
   リング（２）、（２’）を設ける。 （ロ） フック本体（３）の辺部の一部に、Ｌ字形凹部
   （４）、（４’）を設ける。 以上の構成よりなる、金具とフックの組合せによる用
   具。