JPH0636138B2 - 磁力式表示装置 - Google Patents
磁力式表示装置Info
- Publication number
- JPH0636138B2 JPH0636138B2 JP8825189A JP8825189A JPH0636138B2 JP H0636138 B2 JPH0636138 B2 JP H0636138B2 JP 8825189 A JP8825189 A JP 8825189A JP 8825189 A JP8825189 A JP 8825189A JP H0636138 B2 JPH0636138 B2 JP H0636138B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic pole
- movable
- core
- magnetic core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は二安定状態をもつ表示装置に関し、詳述すれ
ば、固定磁極と可変磁気フィルムを有する磁力式表示装
置に関する。
ば、固定磁極と可変磁気フィルムを有する磁力式表示装
置に関する。
<従来の技術> 従来より、磁気の吸引・反撥作用を利用した磁力式表示
装置は多数提案されている。これらは、通常、予め磁化
された表示体を所定の軸を中心に回転させることにより
表示の切換えを行っているので、機構が複雑になるとい
う欠点があった。
装置は多数提案されている。これらは、通常、予め磁化
された表示体を所定の軸を中心に回転させることにより
表示の切換えを行っているので、機構が複雑になるとい
う欠点があった。
<発明が解決しようとする課題> 本発明は、軸、軸受、リンク、レバー、ビス、スプリン
グ等の機械要素を用いることなく、きわめて簡素な構成
の磁力式表示装置を提供することを課題とする。
グ等の機械要素を用いることなく、きわめて簡素な構成
の磁力式表示装置を提供することを課題とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の磁力式表示装置は、固定磁極となる電磁石の磁
芯の前端部の横断面形状を多辺形にするとともに、その
多辺形を形成する複数の稜の少なくとも一辺を丸めて、
その丸められた稜に可動磁極を設け、その可動磁極は弾
力性と可撓性を有する磁気フィルム又は鉄箔より成り、
その根幹部が上記磁芯の側面に固着され、その自由端が
非吸引状態において上記磁芯の前端より前方に伸びてお
り、吸引状態における可動磁極前面と上記固定磁極前端
面の色彩等の光学的性質が相違していることを特徴とす
る。
芯の前端部の横断面形状を多辺形にするとともに、その
多辺形を形成する複数の稜の少なくとも一辺を丸めて、
その丸められた稜に可動磁極を設け、その可動磁極は弾
力性と可撓性を有する磁気フィルム又は鉄箔より成り、
その根幹部が上記磁芯の側面に固着され、その自由端が
非吸引状態において上記磁芯の前端より前方に伸びてお
り、吸引状態における可動磁極前面と上記固定磁極前端
面の色彩等の光学的性質が相違していることを特徴とす
る。
<作用> 電磁石が非励磁状態のときは、固定磁極は磁化されてお
らず、可動磁極は自然状態、すなわち自由端が前方へ伸
びた状態にある。このとき、前方からは固定磁極の前端
面が視認される。次に、電磁石が励磁されると、固定磁
極となる磁芯前端部と可動磁極の間に磁気吸引力が作用
して、可動磁極は根幹部から順次、固定磁極に吸引され
る。このとき前方からは可動磁極の前面が視識される。
このときの可動磁極前面の光学的性質と、固定磁極前端
面の光学的性質が相違しているので、電磁石の励磁、非
励磁に応じて二種の表示を切換えることができる。
らず、可動磁極は自然状態、すなわち自由端が前方へ伸
びた状態にある。このとき、前方からは固定磁極の前端
面が視認される。次に、電磁石が励磁されると、固定磁
極となる磁芯前端部と可動磁極の間に磁気吸引力が作用
して、可動磁極は根幹部から順次、固定磁極に吸引され
る。このとき前方からは可動磁極の前面が視識される。
このときの可動磁極前面の光学的性質と、固定磁極前端
面の光学的性質が相違しているので、電磁石の励磁、非
励磁に応じて二種の表示を切換えることができる。
<実施例> 第1図に本発明実施例の斜視図を示し、第2図にその縦
断面図を示す。
断面図を示す。
電磁石の磁芯1は例えばフェライトにより成形加工され
たもので、前半部1aが例えば四角柱形をなし、その前
端の相対向する二辺の稜2,2が丸められており、その
丸められた稜2の側面に可動磁極3,3の根幹部が固着
され、この可動磁極3の自由端は非吸引状態(復帰状
態)において磁芯1の前端よりも前方に伸びている。こ
の可動磁極3,3の長さは吸引状態において両磁極3,
3の先端が接触するか、重なり合って磁芯1の前面を被
うように設定される。磁芯1の後半部1bは円柱形をな
し、その直径は四角柱形の一辺の長さよりも短く、その
円柱形部の外周に励磁コイル4が設けられ、磁芯1の後
端部にはパネル等に固着するためのおねじ5が嵌合され
ている。
たもので、前半部1aが例えば四角柱形をなし、その前
端の相対向する二辺の稜2,2が丸められており、その
丸められた稜2の側面に可動磁極3,3の根幹部が固着
され、この可動磁極3の自由端は非吸引状態(復帰状
態)において磁芯1の前端よりも前方に伸びている。こ
の可動磁極3,3の長さは吸引状態において両磁極3,
3の先端が接触するか、重なり合って磁芯1の前面を被
うように設定される。磁芯1の後半部1bは円柱形をな
し、その直径は四角柱形の一辺の長さよりも短く、その
円柱形部の外周に励磁コイル4が設けられ、磁芯1の後
端部にはパネル等に固着するためのおねじ5が嵌合され
ている。
可動磁極3は、樹脂フィルム例えばポリカーボネイトフ
ィルムに鉄粉等の磁性材料を塗布した磁気テープ、或い
は、厚さ数ミクロンないし数十ミクロンの極薄鉄箔等に
より構成され、可撓性に富み、自然状態において真直に
伸びて自立する弾力性と復元力を有し、可視光に対して
不透明である。
ィルムに鉄粉等の磁性材料を塗布した磁気テープ、或い
は、厚さ数ミクロンないし数十ミクロンの極薄鉄箔等に
より構成され、可撓性に富み、自然状態において真直に
伸びて自立する弾力性と復元力を有し、可視光に対して
不透明である。
磁芯1の前面には、白、黄、赤、緑、青など所望の彩色
が施され、これに対し可動磁極3の少なくとも外表面に
は、磁芯1の前面とは異なる彩色が施される。
が施され、これに対し可動磁極3の少なくとも外表面に
は、磁芯1の前面とは異なる彩色が施される。
励磁コイル4に適当値の直流又は交流が通電されて磁芯
1が磁化されると、可動電極3がその根幹部の磁芯1と
の近接点付近の最も強力な吸引力により、順に磁芯1の
丸められた稜2に吸引されて密着し、瞬時にしてその自
由端まで吸引されて、可動電極3,3が磁芯1の前面を
覆う吸引状態になる。励磁コイル4の通電が断たれると
磁芯1は非磁化状態に戻り、可動電極3,3はそれ自体
の弾性力と復元力により前方へ向って伸びた状態に戻
る。
1が磁化されると、可動電極3がその根幹部の磁芯1と
の近接点付近の最も強力な吸引力により、順に磁芯1の
丸められた稜2に吸引されて密着し、瞬時にしてその自
由端まで吸引されて、可動電極3,3が磁芯1の前面を
覆う吸引状態になる。励磁コイル4の通電が断たれると
磁芯1は非磁化状態に戻り、可動電極3,3はそれ自体
の弾性力と復元力により前方へ向って伸びた状態に戻
る。
第3図に、本発明の変形実施例の断面図を示す。この実
施例は、磁芯1の前面にランプ6を埋設するとともにそ
のリード線を磁芯後方に導出することにより照光式とし
た点に特徴がある。ランプ6の前面を半透明の着色シー
トで覆い、磁芯前面がほぼ一様に照光されるようにして
もよい。
施例は、磁芯1の前面にランプ6を埋設するとともにそ
のリード線を磁芯後方に導出することにより照光式とし
た点に特徴がある。ランプ6の前面を半透明の着色シー
トで覆い、磁芯前面がほぼ一様に照光されるようにして
もよい。
第4図に本発明の他の実施例の斜視図を示す。この実施
例は磁芯前面の4辺の稜が丸められており、各辺の側面
に可動磁極7…7が設けられている。この実施例によれ
ば可動磁極の隙間からも磁芯前面を視認することができ
るので視角が拡がり、1枚の可動磁極が小型化されるの
で応答性が向上する。
例は磁芯前面の4辺の稜が丸められており、各辺の側面
に可動磁極7…7が設けられている。この実施例によれ
ば可動磁極の隙間からも磁芯前面を視認することができ
るので視角が拡がり、1枚の可動磁極が小型化されるの
で応答性が向上する。
<発明の効果> 本発明によれば、軸、リンク、レバー、スプリング等の
可動機械要素が全くなく、唯一の可動部分である可動電
極も、フィルム状であるため、オンオフ動作時の騒音が
なく、応答速度が非常に速い。従って、例えば電光盤、
アニメーション表示盤に適している。また、励磁コイル
の設計により数ボルトの低電圧型から、必要により100
ボルト又はそれ以上の高圧型に至るまで高範囲の仕様の
ものを容易に製作することができる。更に、交流、直流
いずれの電源でも励磁コイルを駆動することができ、そ
の値は磁芯を励磁するための微弱電流であり、省電力と
なる。
可動機械要素が全くなく、唯一の可動部分である可動電
極も、フィルム状であるため、オンオフ動作時の騒音が
なく、応答速度が非常に速い。従って、例えば電光盤、
アニメーション表示盤に適している。また、励磁コイル
の設計により数ボルトの低電圧型から、必要により100
ボルト又はそれ以上の高圧型に至るまで高範囲の仕様の
ものを容易に製作することができる。更に、交流、直流
いずれの電源でも励磁コイルを駆動することができ、そ
の値は磁芯を励磁するための微弱電流であり、省電力と
なる。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、 第2図はその縦断面図、 第3図は本発明の他の実施例を示す縦断面図、 第4図は本発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。 1……磁芯 2……磁芯前端面の稜 3,7……可動磁極 4……励磁コイル 5……おねじ 6……ランプ
る。 1……磁芯 2……磁芯前端面の稜 3,7……可動磁極 4……励磁コイル 5……おねじ 6……ランプ
Claims (2)
- 【請求項1】固定磁極となる電磁石の磁芯の前端部の横
断面形状を多辺形にするとともに、その多辺形を形成す
る複数の稜の少なくとも一辺を丸めて、その丸められた
稜に可動磁極を設け、その可動磁極は弾力性と可撓性を
有する磁気フィルム又は鉄箔より成り、その根幹部が上
記磁芯の側面に固着され、その自由端が非吸引状態にお
いて上記磁芯の前端より前方に伸びており、吸引状態に
おける可動磁極前面と上記固定磁極前端面の色彩等の光
学的性質が相違していることを特徴とする磁力式表示装
置。 - 【請求項2】上記可動磁極となる磁気フィルムが、弾力
性と可撓性を有する樹脂フィルムをコアとし、そのコア
の少なくとも片面に磁性材料層が形成されている第1項
記載の磁力式表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8825189A JPH0636138B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 磁力式表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8825189A JPH0636138B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 磁力式表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02266392A JPH02266392A (ja) | 1990-10-31 |
JPH0636138B2 true JPH0636138B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=13937645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8825189A Expired - Lifetime JPH0636138B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 磁力式表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636138B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP8825189A patent/JPH0636138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02266392A (ja) | 1990-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
SE435220B (sv) | Indikatoranordning med ett flertal mekaniskt svengbara segment | |
CA2041375C (en) | Display indicator and reed switch | |
EP0438614A1 (en) | Information display apparatus and method | |
US4015255A (en) | Magnetically operated sign | |
JPH0636138B2 (ja) | 磁力式表示装置 | |
WO1991006085A1 (en) | Magnetically operated display device | |
US4308528A (en) | Electromechanically driven digital indicating device | |
US6181315B1 (en) | Magnetically operated display | |
US6278431B1 (en) | Magnetically operated display | |
DK506383D0 (da) | Anvisningstavlematrice | |
CN110874992A (zh) | 磁控式信息记录设备及其记录的方法 | |
EP1024471A1 (en) | Display element for electromagnetic displays | |
JPH10247064A (ja) | 可変色表示素子とそれを用いた図柄表示装置 | |
JPS5933109Y2 (ja) | 表示器 | |
EP0731435B1 (en) | Magnetically operated display | |
US701460A (en) | Signal. | |
KR100230074B1 (ko) | 다색 표시 장치 | |
US4949082A (en) | High speed display device | |
SU1043728A1 (ru) | Индикаторное устройство | |
RU2158U1 (ru) | Цветной светобленкерный индикатор | |
KR900003672Y1 (ko) | 문자도형표시장치의 자력표시기 | |
SU1324673A1 (ru) | Формообразующий светоотражатель | |
SU1460734A1 (ru) | Устройство дл рельефного отображени информации | |
RU100663U1 (ru) | Электромеханическая индикаторная ячейка (варианты) | |
CN118269471A (zh) | 磁定向装置、磁性印刷设备及磁性印刷方法 |