JPH0636080U

JPH0636080U - チラシ等の掲示装置

Info

Publication number: JPH0636080U
Application number: JP7547292U
Authority: JP
Inventors: 隆司斉賀
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1992-10-06
Filing date: 1992-10-06
Publication date: 1994-05-13

Abstract

(57)【要約】【目的】安価で、着脱交換容易なチラシ等の掲示装置
を得る。【構成】本チラシ等の掲示装置は、店頭のガラス面４
に止着具２８により取付けた縦支柱１、２と、縦支柱
１、２間に掛け渡した複数の横支柱３ａ、３ｂ…と、横
支柱３ａ、３ｂ…を前記縦支柱１、２に上下位置調節自
在に固定するホルダー１５とを有する。各横支柱３ａ、
３ｂ…の上下両側面にはスリット１３、１４を、前後両
側面には係合溝１１、１２を形成する。上下の向かい合
った各スリット１３、１４にはチラシ等を挟み込んだ透
明なケース６を左右摺動自在に差し込む。係合溝１１、
１２にはチラシ等の種類を種別に案内区分する案内プレ
ート２９を左右摺動自在に取付ける。前記縦および横の
支柱の断面形状は同一とし、前記縦支柱１、２の係合溝
７には止着具２８の基部を取付ける。ホルダー１５は横
支柱３ａ、３ｂ…の端部を保持する角筒部１６と縦支柱
１、２の係合溝８に係合する係合片２１とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、チラシ等の掲示装置に関するものである。

【０００２】

【従来技術】

従来、不動産業のようなサービス業では、目玉となる商品（物件）のチラシ・ポスター等を、人目につく店頭のガラス面に接着テープにより貼付するか、ウインドケース内の化粧板に画鋲により止着して、保有する商品をアピールし、集客を行なっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

公知の方法は、接着テープ・画鋲等の止着具を用いているため、チラシ等の交換に多大の手間が掛る課題がある。また、本来、美麗に装飾すべき店頭が、ややともすると雑然とし、かえって印象を悪くすることがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

よって、本考案は、チラシ等の着脱交換が容易で、かつ、整然と陳列掲示することができる安価で美麗なチラシ等の掲示装置を得るものであり、店頭のガラス面４に止着具２８により左右に所望の間隔を置いて取付けた縦支柱１、２と、該縦支柱１、２の間に上下に所望の間隔を置いて掛け渡した複数の横支柱３ａ、３ｂ…と、該横支柱３ａ、３ｂ…を前記縦支柱１、２に上下位置調節自在に固定するホルダー１５とからなり、前記各横支柱３ａ、３ｂ…の上下両側面には全長に亘るスリット１３、１４を形成し、前記横支柱３ａ、３ｂ…の互いに向かい合った上下の各スリット１３、１４にはチラシ等を予め挟み込んだ透明なケース６の上端縁２６および下端縁２７をそれぞれ左右摺動自在に差し込んだチラシ等の掲示装置、および、前記横支柱３ａ、３ｂ…の前後両側面には全長に亘る係合溝１１、１２を形成し、該係合溝１１、１２には前記チラシ等の種類を種別に案内区分する案内プレート２９を左右摺動自在に取付けたチラシ等の掲示装置、および、前記縦および横の支柱の断面形状は同一とし、前記縦支柱１、２の前記ガラス面４側の係合溝７には前記止着具２８の基部側を取付けたチラシ等の掲示装置、および、前記ホルダー１５は前記横支柱３ａ、３ｂ…の端部を保持する角筒部１６と前記縦支柱１、２の反ガラス面側の係合溝８に係合する係合片２１とを有する構成としたチラシ等の掲示装置としたものである。

【０００５】

【実施例】

本考案の一実施例を添付図面により説明すると、図１は本考案に係るチラシ等の掲示装置の全体概略を示しており、左右に所定の間隔を置いて一対の縦支柱１、２を配置し、縦支柱１、２の間には上下に所定の間隔を置いて複数の横支柱３ａ、３ｂ…を掛渡し、これらを店頭のガラス面（化粧板）４に後述する手段により取付けている。５ａ、５ｂ…は前記横支柱３ａ、３ｂ…に挟まれた掲示スペースでり、掲示スペース５ａ、５ｂ…には、チラシ・ポスター・パンフレット等の広告宣伝用の書類（以下、チラシ等という）を予め挟み込んだ透明なケース６を取付けて、チラシ等を掲示する。以下詳述する。

【０００６】前記縦および横の各支柱は、硬質合成樹脂またはアルミニウム等の軽合金製の角柱を所望の長さに切断したもので、同一の断面形状を有し、一辺は約1.5cm 程度の細長いものである。前記縦支柱１、２の一方の相対向する両側面には全長に亘りＴ型形状の係合溝７、８を形成し、他方の相対向する両側面には全長に亘りスリット９、１０を形成する。また、前記縦支柱１、２と同一形状の横支柱３ａ、３ｂ…にも同様に、一方の相対向する両側面には全長に亘りＴ型形状の係合溝１１、１２を形成し、他方の相対向する両側面には全長に亘りスリット１３、１４を形成する。

【０００７】１５は横支柱３ａ、３ｂ…を縦支柱１、２に固定するホルダーである。ホルダー１５の本体は、横支柱３ａ、３ｂ…の端部がすっぽり嵌る角筒部１６と、該角筒部１６から一体的に突出させたフランジ１７から構成される。ホルダー１５の本体は、前記各支柱と同一材料で形成する。前記フランジ１７の中心部分には透孔１８を穿設し、該透孔１８にネジ棒１９を挿通させる。ネジ棒１９の一端２０には前記縦支柱１、２の係合溝８に係合させる係合片２１を固定する。２２は円筒形のノブであり、内部には前記ネジ棒１９の他端２３と螺合するナット２４を埋設する。

【０００８】このように構成したホルダー１５では、その角筒部１６に横支柱３ａ、３ｂ… の端部をすっぽり嵌め、係合片２１を縦支柱１、２の係合溝８内に挿入させ、この状態でノブ２２を回転させると、係合片２１はＴ型形状の係合溝８の側壁２５に当接して回転不能となり、更にノブ２２を回転させて締め込むと、ネジ棒１９とナット２４との螺合によりノブ２２が前進し、ホルダー１１のフランジ１７を縦支柱１、２に圧着させて固定し、反対にノブ２２を緩めることにより、縦支柱１、２に対する取付位置を容易に調整できる。

【０００９】前記ケース６は、透明な硬質プラスチック製で、本考案では、各文具メーカーにより「カードケース」として市販されているものをそのまま使用している。ケース６は硬質ではあるが、彎曲に耐える充分な弾性も有しており、内部には予めチラシ等を挟み込んでおく。ケース６は、弾力的に彎曲させながら掲示スペース５ａ、５ｂ…に取付けるが、例えば、上方の掲示スペース５ａに取付けるとには、その上端縁２６を前記横支柱３ａのスリット１４に、下端縁２７を前記横支柱３ｂのスリット１３に左右摺動自在に挿入する。

【００１０】前記縦支柱１、２のＴ型形状の係合溝７には、所望の間隔を置いて吸盤等の止着具２８を取付け、該止着具２８により縦支柱１、２を店頭のガラス面４に取付ける。なお、基本的には止着具２１は縦支柱１、２の係合溝７に取付けるが、横支柱３ａ、３ｂ…彎曲防止のため、横支柱３ａ、３ｂ…の係合溝１１に止着具２８を取付けることもある（横支柱３ａ、３ｂ…は一辺を約1.5cm 程度の角柱で形成した場合、全長180cm 程度まで止着具２１は不要である）。

【００１１】２９は、横支柱３ａ、３ｂ…の係合溝１１、１２に取付ける案内プレートであり、例えば、本掲示装置を不動産の案内に使用する場合には、物件を地域別に区画する案内などに使用する。

【００１２】

【作用】

本掲示装置の組付では、一対の縦支柱１、２の係合溝７に多数の止着具２８を取付けてから、縦支柱１、２を横支柱３ａ、３ｂ…の長さに応じて、店頭のガラス面４に取付ける。横支柱３ａ、３ｂ…の各端部は、ホルダー２２の角筒部１６にそれぞれすっぽり嵌め、一端側のホルダー２２の係合片２１を縦支柱１の係合溝８の所望の位置に挿入し、ノブ２２を回転させて仮止めし、同様に、他端側のホルダー２２の係合片２１を縦支柱２の係合溝８の所望の位置に挿入して、ノブ２２を回転させて仮止めし、左右の高さ位置を確認調整しながら両側のノブ２２を締め込み、固定する。

【００１３】このようにして、縦および横の支柱の取付けが完了したら、チラシ等を予め挿入した透明のケース６を種類如に区分けしながら、各掲示スペース５ａ、５ｂ… に取付ける。例えば、上方の掲示スペース５ａに取付けるとには、ケース６を弾力的に彎曲させながら、その上端縁２６を前記横支柱３ａのスリット１４に、下端縁２７を前記横支柱３ｂのスリット１３に挿入する。挿入したケース６は、左右に摺動自在となる。

【００１４】以上のように組立た掲示装置では、チラシ等を分野別に区分けする表示を付した案内プレート２９を横支柱３ａ、３ｂ…の係合溝１１、１２に取付けることにより、一層掲示効果が向上する。

【００１５】また、ケース６に、２枚チラシ等を前後に重合させて使用すると、掲示スペースを倍増させることができる。

【００１６】

【考案の効果】

以上のように、本考案は、店頭のガラス面４に止着具２８により左右に所望の間隔を置いて取付けた縦支柱１、２と、該縦支柱１、２の間に上下に所望の間隔を置いて掛け渡した複数の横支柱３ａ、３ｂ…と、該横支柱３ａ、３ｂ…を前記縦支柱１、２に上下位置調節自在に固定するホルダー１５とからなり、前記各横支柱３ａ、３ｂ…の上下両側面には全長に亘るスリット１３、１４を形成し、前記横支柱３ａ、３ｂ…の互いに向かい合った上下の各スリット１３、１４にはチラシ等を予め挟み込んだ透明なケース６の上端縁２６および下端縁２７をそれぞれ左右摺動自在に差し込んだチラシ等の掲示装置としたため、チラシ等の着脱交換が容易で、かつ、整然と陳列掲示することができる安価で美麗なチラシ等の掲示装置を得ることができる。また、前記横支柱３ａ、３ｂ…の前後両側面には全長に亘る係合溝１１、１２を形成し、該係合溝１１、１２には前記チラシ等の種類を種別に案内区分する案内プレート２９を左右摺動自在に取付けたチラシ等の掲示装置としたため、なお一層掲示効果が向上する。また、前記縦および横の支柱の断面形状は同一とし、前記縦支柱１、２の前記ガラス面４側の係合溝７には前記止着具２８の基部側を取付けたチラシ等の掲示装置としたため、１本の角柱で縦および横の支柱を形成できる。また、前記ホルダー１５は前記横支柱３ａ、３ｂ…の端部を保持する角筒部１６と前記縦支柱１、２の反ガラス面側の係合溝８に係合する係合片２１とを有する構成としたチラシ等の掲示装置としたため、１人で組立ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体構成図。

【図２】要部の分解斜視図。

【図３】要部の横断平面図。

【図４】ケースの差し込み状態説明図。

【符号の説明】

１、２…縦支柱、３ａ、３ｂ…横支柱、４…ガラス面、
５ａ、５ｂ…掲示スペース、６…ケース、７、８…係合
溝、９、１０…スリット、１１、１２…係合溝、１３、
１４…スリット、１５…ホルダー、１６…角筒部、１７
…フランジ、１８…透孔、１９…ネジ棒、２０…一端、
２１…係合片、２２…ノブ、２３…他端、２４…ナッ
ト、２５…側壁、２６…上端縁、２７…下端縁、２８…
止着具、２９…案内プレート。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】店頭のガラス面４に止着具２８により左
右に所望の間隔を置いて取付けた縦支柱１、２と、該縦
支柱１、２の間に上下に所望の間隔を置いて掛け渡した
複数の横支柱３ａ、３ｂ…と、該横支柱３ａ、３ｂ…を
前記縦支柱１、２に上下位置調節自在に固定するホルダ
ー１５とからなり、前記各横支柱３ａ、３ｂ…の上下両
側面には全長に亘るスリット１３、１４を形成し、前記
横支柱３ａ、３ｂ…の互いに向かい合った上下の各スリ
ット１３、１４にはチラシ等を予め挟み込んだ透明なケ
ース６の上端縁２６および下端縁２７をそれぞれ左右摺
動自在に差し込んだチラシ等の掲示装置。
【請求項２】請求項１において、前記横支柱３ａ、３
ｂ…の前後両側面には全長に亘る係合溝１１、１２を形
成し、該係合溝１１、１２には前記チラシ等の種類を種
別に案内区分する案内プレート２９を左右摺動自在に取
付けたチラシ等の掲示装置。
【請求項３】請求項２において、前記縦および横の支
柱の断面形状は同一とし、前記縦支柱１、２の前記ガラ
ス面４側の係合溝７には前記止着具２８の基部側を取付
けたチラシ等の掲示装置。
【請求項４】請求項３において、前記ホルダー１５は
前記横支柱３ａ、３ｂ…の端部を保持する角筒部１６と
前記縦支柱１、２の反ガラス面側の係合溝８に係合する
係合片２１とを有する構成としたチラシ等の掲示装置。