JPH0636074B2 - 原子力プラントの埋設配管撤去前処理方法 - Google Patents

原子力プラントの埋設配管撤去前処理方法

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JPH0636074B2
JPH0636074B2 JP61079108A JP7910886A JPH0636074B2 JP H0636074 B2 JPH0636074 B2 JP H0636074B2 JP 61079108 A JP61079108 A JP 61079108A JP 7910886 A JP7910886 A JP 7910886A JP H0636074 B2 JPH0636074 B2 JP H0636074B2
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buried
pipe
radioactive
buried pipe
nuclear power
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和司 夏井
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、原子力プラントの原子炉建屋等の構造物中に
埋設されている埋設配管の撤去前処理方法に関する。
(従来の技術) 従来、この種の原子力プラントの埋設配管構造は例えば
第2図で示す放射性ドレン配管1に示すように構成さ
れ、これはプラント内機器から排出され、もしくは床上
に溢水した放射性ドレンを収集し、図示しない建屋の最
下階に報知されたサンプタンク2内へ案内する配管であ
る。このために、放射性ドレン配管1の一端は図示しな
い建屋の基礎である建屋コンクリート3内を通って、サ
ンプピット4内のサンプタンク2に接続されている。
建屋コンクリート3は図示しない原子炉等の重量物を支
持するためと、耐震性のためにその表面の床から下方約
50cm程度まで鉄筋5を数十cm間隔の網目状に数段に亘っ
て配筋し、その強度の増強を図っている。放射性ドレン
配管1はこの鉄筋5層を下方に貫通して垂下し、建屋コ
ンクリート3の床下約1m程度の深さにて横方向に屈曲
し、下り勾配で横方向に伸びて、サンプタンク2に接続
されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、放射性ドレン配管1等の埋設配管の不具合
や、将来の原子力プラントの閉鎖時における解体等によ
り、この埋設配管を撤去することや、その後新品と交換
すること等が必要となる場合がある。この放射能ドレン
配管1の建屋コンクリート3からの撤去については次の
方法が考えられる。
(1) まず、放射性ドレン配管1の埋設部に対応する建
屋コンクリート3の表層部をはつり取る。
(2) 次に、建屋コンクリート3の鉄筋5を切断し、埋
設部へ向けて順次掘削して行く。
(3) しかる後に、放射性ドレン配管1の建屋コンクリ
ート3に埋設されている埋設部外周囲のコンクリートを
はつり取り、放射能ドレン配管1を周囲のコンクリート
より露出させる。
(4) 露出した放射性ドレイン配管1を所要長に切断
し、建屋コンクリート3より撤去する。
しかし、放射性ドレン配管1は建屋コンクリート3中に
直接埋設されているので、その埋設部外周にはコンクリ
ートが強固に付着している。したがって、放射性ドレン
配管1の外周のコンクリートと共にこの配管1を機械カ
ッター等で切断しなければ放射性ドレン配管1を建屋コ
ンクリート3より撤去することができない。
ところで、放射性ドレン配管1は放射能を帯有したドレ
ンを流通させて、その配管内面を放射能で汚染させてい
るので、この放射性ドレン配管1を切断すると、放射能
を拡散させる恐れがある。
したがって、上記(3),(4)の作業においては、放射性ド
レン配管1等の埋設配管に損傷をなるべく与えないよう
に注意して埋設部外周のコンクリートを他より切り離
し、その作業区域には万一の汚染拡大防止のためのシー
トや囲い壁を設ける処置が必要となる。
しかし、埋設配管の埋設本数は必ずしも少なくなく、例
えば 1100 MWe 級の原子力発電プラントの原子炉建屋
(図示省略)の最下階にて埋設されるものだけでもその
延配管長が約3Kmにも及ぶ。しかも、この埋設配管の殆
どが放射性ドレン配管1である。
したがって、このような放射性ドレン配管1等埋設配管
の撤去には極めて膨大な作業量とコストを要し、しか
も、作業時には放射線被曝の恐れが危惧されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、埋設配管を
その埋設箇所より簡単に撤去することができ、その撤去
作業の安全性向上とコスト低滅を図ることのできる原子
力プラントの埋設配管撤去前処理方法を提供することを
目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上述した目的を達成するために本発明は、原子力プラン
トのコンクリート中に埋設されている埋設配管の撤去前
処理方法において、埋設配管の開口端からその埋設配管
内に充填材を流し込んで、その埋設配管内全体をその充
填材で満たし、その後その充填材を固化し、その後その
埋設配管を切断して成ることを特徴とする原子力プラン
トの埋設配管撤去前処理方法にある。
(作 用) このように構成されたものにおいては、配管の撤去前に
管内全体を固化させるので、配管撤去時に管内の汚染物
質は管内に保留される。したがって、配管を切断等にて
破壊しても汚染物質が拡散されることがないので、埋設
配管撤去作業時における作業員の放射線被曝の可能性を
より低減させることができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図を参照して説明する。な
お、第1図において第2図と同一部分については同一符
号を付す。
第1図において、放射性ドレン配管1はプラント内機器
から排出され、もしくは床上に溢水した放射性ドレンを
収集し、図示しない建屋の最下階に配置されたサンプタ
ンク2内へ案内する配管である。このために、放射性ド
レン配管1の一端は図示しない建屋の基礎である建屋コ
ンクリート3内を通って、サンプピット4内のサンプタ
ンク2に接続されている。
建屋コンクリート3は図示しない原子炉等の重量物を支
持するためと、耐震性のためにその表面の床から下方約
50cm程度まで鉄筋5を数十cm間隔の網目状に数段に亘っ
て配筋し、その強度の増強を図っている。放射性ドレン
配管1はこの鉄筋5層を下方に貫通して垂下し、建屋コ
ンクリート3の床下約1m程度の深さにて横方向に屈曲
し、下り勾配で横方向に伸びて、サンプタンク2に接続
されている。
ところで、放射性ドレン配管1等の埋設配管の不具合
や、将来の原子力プラントの閉鎖時における解体等によ
り、この埋設配管を撤去することやその後新品と交換す
ること等が必要となる場合がある。この放射性ドレン配
管1の建屋コンクリート3からの撤去について本発明の
方法を説明する。
(1) まず、解体撤去する放射性ドレン配管1内に床上
の開口部からポンプ6等により、グラウト等の充填材7
を十分に流し込む。
(2) サンプタンク2の入口で、流し込まれた充填材7
が十分に流出するのを確認した後、ポンプ6を停止して
充填材7を放射性ドレン配管1内に流し込むのを止め
る。
(3) サンプタンク2の入口に栓8等をして充填材7が
流出しない様にした後数日間放置して管内全体を固化さ
せる。
(4) その後、放射性ドレン配管1の埋設部に対応する
建屋コンクリート3の表層部をはつり取り、次に、建屋
コンクリート3の鉄筋5を切断し、埋設部へ向けて順次
掘削して行く。
(5) しかる後に、放射性ドレン配管1の建屋コンクリ
ート3に埋設されている埋設部外周囲のコンクリートを
はつり取り、放射性ドレン配管1を周囲のコンクリート
より露出させる。
(6) 露出した放射性ドレン配管1を所要長に切断し、
建屋コンクリート3より撤去する。
以上の様な本発明による方法によれば、放射能を帯有し
たドレンを流通させて、その配管内面を放射能で汚染さ
せている放射性ドレン配管1を切断しても、あるいは埋
設部外周囲のコンクリートをはつり取る際に、放射性ド
レン配管を損傷させても配管内全体を充填材7で固化し
ているので、放射能を拡散させる恐れがない。
したがって、上記(5),(6)の作業において、従来の様
に、埋設部外周のコンクリートを他より切り離す場合
に、放射性ドレン配管1等の埋設配管に損傷をなるべく
与えないように注意したり、その作業区域には万一の汚
染拡大防止のためのシートや囲い壁を設ける処置等が不
用となり、作業性を向上させることができると同時に、
放射性物質による被ばくがなく、安全性の向上に寄与す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、原子力プラントの構造
物中に埋設される埋設配管の撤去の際、埋設配管内に例
えば、グラウト等の充填材を流し込み、管内全体を固化
した後、埋設配管を撤去することにした。
したがって、本発明によれば、配管内全体を充填材で固
化したので、埋設配管を撤去する際、埋設配管切断時及
び配管破損時の放射能の拡散のおそれがなく、汚染拡大
の防止のための処置も不要である。そのため、放射性物
質による被ばくがなく、安全性及び作業性の向上を図る
ことができる。さらに、コンクリートと一体で切断撤去
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る原子力プラントの埋設
配管撤去前処理方法を示す縦断面図、第2図は埋設配管
を構造物中に埋設した状態を示す縦断面図である。 1……放射性ドレン配管、2……サンプタンク 3……建屋コンクリート、4……サンプピット 5……鉄筋、6……ポンプ 7……充填材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子力プラントのコンクリート中に埋設さ
    れている埋設配管の撤去前処理方法において、埋設配管
    の開口端からその埋設配管内に充填材を流し込んで、そ
    の埋設配管内全体をその充填材で満たし、その後その充
    填材を固化し、その後その埋設配管を切断して成ること
    を特徴とする原子力プラントの埋設配管撤去前処理方
    法。
  2. 【請求項2】前記埋設配管内全体を満たした充填材が固
    化した後に、前記埋設配管の周囲のコンクリートの少な
    くとも一部をはつり取り、その後その埋設配管を切断
    し、その後その切断された埋設配管を撤去することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の原子力プラントの
    埋設配管撤去前処理方法。
  3. 【請求項3】前記埋設配管内全体を満たした充填材が固
    化した後に、前記埋設配管の周囲のコンクリートと埋設
    配管とを一体で切断し、その後その切断された埋設配管
    を撤去して成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の埋設配管撤去前処理方法。
JP61079108A 1986-04-08 1986-04-08 原子力プラントの埋設配管撤去前処理方法 Expired - Lifetime JPH0636074B2 (ja)

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