JPH06349Y2 - 段ボール製パレット並びに段ボール製パレット用桁 - Google Patents

段ボール製パレット並びに段ボール製パレット用桁

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JPH06349Y2
JPH06349Y2 JP1988139371U JP13937188U JPH06349Y2 JP H06349 Y2 JPH06349 Y2 JP H06349Y2 JP 1988139371 U JP1988139371 U JP 1988139371U JP 13937188 U JP13937188 U JP 13937188U JP H06349 Y2 JPH06349 Y2 JP H06349Y2
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隆美 山田
洋右 桑田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は荷物の運搬、移動、保管の際に用いいるフォ
ークリフト用パレットに係り、主にワンウエーとして使
用される段ボール製パレットと、該パレットに用いる桁
に関する。
(従来の技術) 従来、荷物の保管、移動、運搬に使用されるフォークリ
フト用パレットの素材としては、主に、木材及びプラス
チツクが使用されている。
木製パレットは古くから使用されており、曲げ強度に優
れ、摩擦係数が高いので荷崩れがなく安全に取り扱うこ
とができる。また、プラスチツク製パレットは耐久性に
優れており、耐腐食性、耐汚染性に優れていることか
ら、近年では木製パレットに代わり広く使用されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来使用されている木製パレット及びプ
ラスチツク製パレットには次のような問題があった。
即ち、木製パレットは木材資源の逼迫から供給が安全せ
ず、耐薬品性に乏しくかつ製作も繁雑であるとともに、
補修に手間がかかる。特に、木材はプラスチツクと異な
り虫が着き易く、航空貨物に使用するパレットでは木材
に着いている虫を駆除するために薫蒸処理を義務付け、
その証明を要求する国もある。
従って、木製パレットではこれらの薫蒸処理費用が嵩む
という問題がある。
一方、プラスチツク製パレットは薫蒸処理の必要はない
ものの、摩擦係数が小さく滑り易いとともに、高価であ
る。
また、航空便では使用パレットを回収するのが困難であ
り、安価なワンウェーパレットの開発と、当然ながら、
その軽量化が望まれている。
しかしながら、従来の木製パレット及びプラスチツク製
パレットとも高価であり、軽量化の点でも充分満足でき
るものではなかった。さらに、従来のパレットは製造の
際に一体に組み立てられるために、パレット自体を積み
重ねて運搬するときには嵩ばって非効率的であった。
ところで、近年、段ボール製作技術の向上は著しく、樹
脂を含浸させる等により段ボールの特性である軽量化を
図りながら、曲げ強度に優れた段ボールが開発されてい
る。このような軽量かつ堅牢な段ボールの1つとして
「ケミコンテ」(商品名、日本ハイパック株式会社製)
が知られている。
この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、高曲げ強度の段ボールを用いること
により、パレット全体の軽量化を図り、薫蒸処理の必要
がなく、しかも、使用の際に簡単に組み立てられる安価
なパレットを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) そこで、この考案におけるパレットは上記目的を達成す
るため次のような構成とした。
段ボール製上部デッキボードと段ボール製下部デッキボ
ードと円筒状桁と、前記両デッキボードを円筒状桁に固
定する鍔付キャップとからなり、 前記円筒状桁は、外筒と内筒とを筒状ニップルを突設し
た底部で連結し、外筒の開放側周面には係合用孔を形成
した円筒状本体と、周縁に前記係合用孔に係合する突起
を設け、中央部に筒状ニップルを突設したキャップとか
らなり、 前記鍔付キャップは前記筒状ニップルに挿入される軸部
と前記デッキボード外面に当接する鍔とからなることを
特徴とする。
そして、段ボール製パレット用桁は円筒状本体と前記円
筒状本体の端面を閉塞するキャップとからなり、前記円
筒状本体は外筒と内筒とを筒状ニップルを突設した底部
で連結し、外筒の開放側周面には係合用孔を形成し、前
記キャップは前記係合用孔に係合する突起を設け、中央
部に筒状ニップツを突設したことを特徴とする。
(作用) 上下部デッキボードの所定位置に貫通させた鍔付キャッ
プの軸部を桁の上下部の筒状ニップルと嵌合することに
よってパレットとして一体に組み立てられる。そして、
その都度、積載重量の変化に応じて桁の数及び配置を変
更することができる。また、桁は底部及びキャップによ
り荷重を支承する。
(実施例) 以下に、この考案を実施例に基づき詳細に説明する。
第1図は段ボール製パレットの組み立て状態を示す一部
断面図、第2図は前記パレットに用いる桁の上方斜視
図、第3図は同じく下方斜視図である。
この考案に係るパレットは上部デッキボード1と下部デ
ッキボード1aの両側端縁部及びそれらの中間部を互いに
平行な桁2で接合し、桁2の間の空間部4にフォークが
差し込まれるように構成されている。
前記上部デッキボード1及び下部デッキボード1aと桁2
は、それぞれデッキボードを貫通した鍔付キャップ4を
前記桁2に固着することによって一体に組み立てられて
いる。
上部デッキボード1及び下部デッキボード1aを構成する
段ボールはパレットの用途によって2重層あるいは3重
層の段ボールシートが選択使用され、例えば、「ケミコ
ンテ」(商品名、日本ハイパック株式会社製)は高い曲
げ強度を有しているので、パレットのデッキボードとし
て好適である。
次に、第2図及び第3図に基づき、桁の構造について説
明する。
桁2は円筒状本体10と、この本体10の上面を閉塞するキ
ャップ20からなる。
円筒状本体10は上面が開口した外筒11と、前記外筒11の
ほぼ中心部に配設された内筒12とを底部13で連結してな
る。
外筒11にはほぼ等間隔で複数の溝15が設けられており、
溝15の上端には長方形状の係合用孔16が穿設されてい
る。前記溝15は下端が開放しており、このような溝15を
設けることにより簡単な金型構造で係合用孔16を容易に
形成することができる。
内筒12は外筒11と同じ高さを有し、外筒11との間に隙間
を有しており、両者相まって耐荷重性を一層増大させ
る。
底部13には上部デッキボード1、または下部デッキボー
ド1aに穿設した孔に差し込み、鍔付キャップ4を嵌合固
定する筒状ニップル14が突設されている。筒状ニップル
14は内筒12とほぼ同軸線上に突設されており、外周面は
鍔付キャップ3の嵌合を確実にするために中央部が円弧
状にくびれている。また、筒状ニップル14の先端内周面
には鍔付キャップ20の挿入を容易にするためにテーパー
面17が形成されている。
さらに、底部13には軽量化を図るために、略三角形状の
透孔18が形成されている。
一方、キャップ20は上板21の外周縁に外筒11の肉厚分だ
け凹ませた切欠部22を設け、この切欠部22に外向き突起
23を有するフック部24を垂下せしめている。前記切欠部
22は前記円筒状本体10の上面開口部に嵌着固定したと
き、溝15の上方に位置してフック部24が外筒11の内側か
ら挿入され、外向き突起23が係合用孔16の上部に係合し
て抜けを防止する。
前記フック部24は外筒11に挿入され、内側から係合用孔
16に挿入するように構成したが、突起を内向きに設け、
外筒11の外側から係合用孔16に挿入するように構成して
もよい。
また、フック部24を設けることなく、円筒状本体10とキ
ャップ20をネジ式により固定してもよい。
さらに、上板21には軽量化のために略三角形状の透孔25
が形成されており、下面略中央には前記内筒12の上部を
嵌合する円環状リブ26が設けられている。前記円環状リ
ブ26と前記フック部24との間には補強リブ27が設けられ
ており、この補強リブ27によって上板21の剛性を増大さ
せ、フック部24の係合状態を確実にする。
上板21の上面中央部には前記筒状ニップル14と同一形状
の筒状ニップル28が突設されている。
第4図は桁2とデッキボードとを一体に固定する鍔付キ
ャップ3を示す。
鍔付キャップ3は鍔31、と前記筒状ニップル14または筒
状ニップル28内に挿入される軸部32とからなり、軸部32
は前記筒状ニップル14、28内への挿入を容易にするため
に十字状の切込33が所定の深さに設けられており、外面
には係合突起34が形成されている。従って、軸部32を筒
状ニップル14または筒状ニップル28に挿入すると、突起
34が上板21の下面または底部13の内面に係合して桁2と
段ボール製デッキボード1、1aとを確実に接合する。
尚、前記実施例では鍔付キャップ3を軸部32の外面に突
起34を設け、筒状ニップル14、28に挿入する構造とした
が、突起34に代えてオスネジを刻設し、筒状ニップル内
面に刻設したメスネジと螺合し、あるいは軸部32内面に
メスネジを刻設し、筒状ニップル外面のオスネジと螺合
するネジ式の固定方法としてもよい。この場合には、軸
部32の切込33は省略し、筒状ニップル外面をストレート
に形成することができる。
次に、パレットとして使用する場合の組立方法について
説明する。
パレットに組み立てるには、まず円筒状本体10にキャッ
プ20のフック部24を挿入して突起23を係合用孔16に挿入
せしめてキャップ20を円筒状本体10の上面開口に嵌着す
る。
次いで、上下部いずれか一方の段ボール製デッキボード
の所定位置に鍔付キャップ3の軸部32を貫通させ、前記
貫通させた軸部32を筒状ニップル14または28のいずれか
一方に嵌合して固定する。鍔付キャップ3の軸部32をデ
ッキボードに貫通させるには、予め所定位置に小孔を穿
設しておいてもよいが、鍔付キャップ3の軸部32先端を
当接したまま押圧することにより貫通させてもよい。
同様にして残りの上部デッキボードまたは下部デッキボ
ードに鍔付キャップ3の軸部32を貫通させ、貫通した軸
部32を筒状ニップル14または28に嵌合させて組み立てれ
ばよい。
このように、この考案によればデッキボードを段ボール
製としたので、使用するときに簡単にパレットに組み立
てられ、従って、部品を分解して輸送することができる
から、パレットの輸送コストの低減を図ることができ
る。
(考案の効果) この考案は上述の通り構成されているので、次のような
効果を奏することができる。
(1)デッキボードを段ボールにより構成し、桁を内筒と
外筒による中空構造体としたので、薫蒸処理等の作業が
解消され、衛生的で重量を著しく減少した航空便に好適
なパレットを提供することができる。
(2)使用時に簡単に組み立てられるから分解したままで
輸送することができ、パレットとしての輸送コストの低
減を図り、輸送中の破損を防止することができる。
(3)桁は中空体であるから軽量であるとともに、円筒状
本体とキャップに分割成形されるので、内面に補強リブ
の形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は段ボール製パレットの組み立て状態を示す一部
断面図、第2図は桁の上方斜視図、第3図は同じく下方
斜視図、第4図は鍔付キャップを示し、第4図(イ)が平
面図、第4図(ロ)は正面図、第4図(ハ)は第4図(イ)A−
A線断面図、第5図は組み立てたパレットの斜視図であ
る。 1は段ボール製上部デッキボード 1aは段ボール製下部
デッキボード 10は円筒状本体 11は外筒 12は内筒
13は底部 14は筒状ニップル 15は溝 16は係合用孔
17はテーパー面 2は桁 20はキャップ 21は上板 22
は切欠 23は突起 24はフック部 26は円環状リブ 27
は補強リブ 28は筒状ニップル 31は鍔 32は軸部 33
は切込 34は突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】段ボール製上部デッキボードと段ボール製
    下部デッキボードと円筒状桁と、前記両デッキボードを
    円筒状桁に固定する鍔付キャップとからなり、 前記円筒状桁は、外筒と内筒とを前記内筒よりも小径と
    した筒状ニップルを突設した底部で連結し、外筒の開放
    側周面には係合用孔を形成した円筒状本体と、周縁に前
    記係合用孔に係合する突起を設け、中央部に前記内筒よ
    りも小径とした筒状ニップルを突設したキャップとから
    なり、 前記鍔付キャップは前記筒状ニップルに挿入される軸部
    と前記デッキボード外面に当接する鍔とからなることを
    特徴とする段ボール製品パレット。
  2. 【請求項2】円筒状本体と前記円筒状本体の端面を閉塞
    するキャップとからなり、前記円筒状本体は外筒と内筒
    とを筒状ニップルを突設した底部で連結し、外筒の開放
    側周面には係合用孔を形成し、前記キャップは前記係合
    用孔に係合する突起を設け、中央部に筒状ニップルを突
    設したことを特徴とする段ボール製パレット用桁。
JP1988139371U 1988-10-25 1988-10-25 段ボール製パレット並びに段ボール製パレット用桁 Expired - Lifetime JPH06349Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5646534U (ja) * 1979-09-20 1981-04-25
JPS59191322U (ja) * 1983-06-06 1984-12-19 昭和電工株式会社 組立式パレツト

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