JPH06349478A - 偏平型電源素子の製造方法 - Google Patents

偏平型電源素子の製造方法

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JPH06349478A
JPH06349478A JP5140761A JP14076193A JPH06349478A JP H06349478 A JPH06349478 A JP H06349478A JP 5140761 A JP5140761 A JP 5140761A JP 14076193 A JP14076193 A JP 14076193A JP H06349478 A JPH06349478 A JP H06349478A
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JP
Japan
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electrode plate
case
power supply
insulating layer
terminal
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Pending
Application number
JP5140761A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kunishi
多通夫 国司
Koichi Watanabe
浩一 渡辺
Masanori Endo
正則 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 一方の端子となるケース27の内側に、他方
の端子となる電極板32が第1の絶縁層33を介して密
着された状態で配置され、ケース27には、電極板32
の一部を露出させる開口31が形成され、さらに電極板
32と電気的に導通したリード端子37がケース27の
外面上に第2の絶縁層38を介して設けられた、偏平型
電源素子26において、電極板32とリード端子37と
の電気的導通状態を得るため、超音波溶接が用いられ
る。 【効果】 電極板とリード端子との電気的導通のための
作業を短時間で行なえ、導電ペーストを用いる場合の電
気的短絡の問題を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば電気二重層
コンデンサまたは電池のような電源素子の製造方法に関
するもので、特に、全体として偏平形状を有するケース
を備える偏平型電源素子における外部端子手段を与える
構造を得るための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年開発が進められているICカード用
電源としては、リチウム電池または電気二重層コンデン
サが適しており、これら電源素子は、厚みの薄い形状す
なわち偏平型とされる。
【0003】リチウム電池の電解液には、通常、プロピ
レン・カーボネートやγ−ブチロラクトンなどの有機溶
媒に、過塩素酸リチウムなどを電解質として溶かした非
水電解液が使用されており、電気二重層コンデンサにお
いても、耐電圧を高く設定できることから、同種の電解
液を用いることが望ましい。
【0004】しかし、このような非水電解液を用いる場
合、その系内の水分量が増加すると、耐電圧が低下し
て、性能が劣化するため、高度の脱水状態を保つ必要が
ある。
【0005】たとえばICカード用電源に適した偏平型
の電池の一例として、図3に示した構造のものがある。
図3では、いわゆる「ペーパーリチウム電池」の構造が
示されている。
【0006】図3を参照して、電源素子1のケース2
は、たとえばステンレス箔からなる第1および第2のケ
ース半体3および4を備え、各々の周縁部を、たとえば
熱接着性フィルム等の有機物からなる封口材5を介して
接合することで形成される。ケース2の内部には、第1
および第2の機能物質6および7が、電解液を含有する
セパレータ8を間に挟んだ状態で配置される。
【0007】このような構造の場合、第1および第2の
ケース半体3および4自身における水分の透過は無視で
きるが、周囲の封口材5は、前述したように、有機物を
使用するため、この封口材5を介して、水分の透過また
は侵入、ならびに内部の電解液の揮散が多く、封止の信
頼性が低いという欠点があった。このため、この種の電
池は、寿命が短く、また、使用環境にも大きな制約があ
った。
【0008】また、このような電源素子1を回路基板
(図示せず)に接続する場合、外部端子に当たる第1お
よび第2のケース半体3および4に半田付けを適用でき
ないため、回路基板側に挟持機構等を設ける必要が生
じ、電源収容部の厚みを薄くできないという問題もあっ
た。
【0009】これら封止性および基板との接続性を改善
するため、本発明者は、先に特願平3−51572号
(特開平4−286859号)において、封止性の高い
密閉構造を有するとともに、基板との接続性に優れた偏
平型電源素子を提案している。図4には、その一実施例
としての偏平型電源素子9の斜視図が示されている。ま
た、図5には、図4の線V−Vに沿う断面図が示されて
いる。
【0010】電源素子9のケース10は、たとえばステ
ンレス箔からなる第1および第2のケース半体11およ
び12を備え、各々の周縁部13において互いに溶接さ
れることによって封止される。第1のケース半体11に
は、開口14が形成され、この開口14に臨むように、
たとえばアルミニウム箔からなる電極板15が配置され
る。電極板15と第1のケース半体11とは、たとえば
熱接着性フィルムなどの有機物からなる絶縁層16によ
って互いに絶縁されかつ封止された状態とされる。この
ようにして、密閉されたケース10内には、第1および
第2の機能物質17および18が、電解液を含有するセ
パレータ19を間に挟んだ状態で配置される。
【0011】さらに、導電ペースト20により電極板1
5と電気的に導通された第1のリード端子21が、第1
のケース半体11の外面上に、たとえば熱接着性フィル
ム等の有機物からなる第2の絶縁層22を介して設けら
れている。絶縁層22は、リード端子21を第1のケー
ス半体11に接着する機能も果している。なお、絶縁層
22には、電極板15の一部を露出させるため、前述し
た開口14に連通する開口が設けられている。また、第
2のリード端子23が、必要に応じて、たとえばスポッ
ト溶接により、第2のケース半体12の周縁部24に取
付けられている。
【0012】上述した偏平型電源素子9によれば、その
外形寸法を大きくすることなく、封口作用を果たす絶縁
層16の幅を十分に大きくとることができるため、水分
の透過および侵入ならびに電解液の揮散をより効果的に
防止することができる。
【0013】また、回路基板との接続は、リード端子2
1および23の各先端部を半田付けすることにより容易
に行なえる。したがって、電源収容部の薄型化を図るこ
とができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4お
よび図5に示した偏平型電源素子9にも、解決すべき問
題がある。
【0015】すなわち、偏平型電源素子9において、絶
縁層16として熱接着性フィルムのような有機物を用い
ているため、高温雰囲気下に長時間放置することができ
ない。このため、電極板15と第1のリード端子21と
の導通を図る導電ペースト20には、焼付硬化型ではな
く、室温硬化型を用いざるを得ない。しかしながら、室
温硬化型の導電ペーストの硬化には、数〜数十時間かか
るため、量産に際し、その生産性の低さが問題となる。
【0016】また、第1のリード端子21を第1のケー
ス半体11上に取付けるために用いる第2の絶縁層22
は、図5に示すように、第1のケース半体11の開口1
4の内周面を覆うとともに、電極板15に端部が接する
程度にまで付与され、それによって、第1のケース半体
11と導電ペースト20との間での電気的短絡を防止す
るようにされている。しかしながら、たとえば、絶縁層
22と電極板15との接合が不十分で、界面25に隙間
が生じた場合、電極ペースト20を付与したとき、これ
が第1のケース半体11にまで届くように流込むことが
あり、それによって不所望な電気的短絡を招くという問
題もある。
【0017】そこで、この発明の目的は、図4および図
5に示すような偏平型電源素子の構造を基本的に備える
ものにおいて、上述した電気的短絡を生じにくくし、か
つ、電極板とリード端子との電気的導通のための作業を
短時間で行なえるようにされた、偏平型電源素子の製造
方法を提供しようとすることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、まず、図4
および図5に示した偏平型電源素子と同様、一方の端子
となるケースの内側に、他方の端子となる電極板が第1
の絶縁層を介して密着された状態で配置され、前記ケー
スには、前記電極板の一部を露出させる開口が形成さ
れ、さらに前記電極板と電気的に導通したリード端子が
前記ケースの外面上に第2の絶縁層を介して設けられ
た、偏平型電源素子の製造方法に向けられるものであっ
て、上述した技術的課題を解決するため、前記リード端
子を前記電極板に導通させた状態を得るため、前記リー
ド端子を前記電極板に対して超音波溶接により接合する
工程を備えることを特徴としている。
【0019】
【作用】この発明において、電極板とそれに電気的に導
通されるべきリード端子とが、超音波溶接により接続さ
れるため、この電気的導通のために導電ペーストを用い
る必要がない。
【0020】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、導電ペ
ーストを用いる場合に比べて、短時間で、電極板とリー
ド端子との電気的導通を図るための作業を終えることが
でき、偏平型電源素子の生産性を向上させることができ
る。
【0021】また、従来の導電ペーストを付与する方法
において重大な問題であった電気的短絡の問題も解消さ
れ、偏平型電源素子の信頼性が著しく向上されることが
できる。
【0022】
【実施例】図1には、この発明の一実施例による製造方
法で得られた偏平型電源素子26の斜視図が示されてい
る。また、図2には、図1の線II−IIに沿う断面図
が示されている。ここに示した偏平型電源素子26は、
たとえば、電気二重層コンデンサまたは電池である。
【0023】図1および図2を参照して、電源素子26
は、図4および図5に示した電源素子9と同様、ケース
27を備え、このケース27は、たとえばステンレス箔
からなる第1および第2のケース半体28および29か
らなり、周縁部30において、溶接されることによって
封止される。第2のケース半体28には、開口31が形
成され、この開口31に臨むように、たとえばアルミニ
ウム箔からなる電極板32が配置される。電極板32と
第1のケース半体28とは、たとえば熱接着性フィルム
からなる第1の絶縁層33によって互いに絶縁され、か
つ封止された状態とされる。このようにして、密閉され
たケース27内には、第1および第2の機能物質34お
よび35が、電解液を含有するセパレータ36を間に挟
んだ状態で配置される。
【0024】さらに、第1のリード端子37が、第1の
ケース半体28の外面上に第2の絶縁層38を介して設
けられる。この絶縁層38は、リード端子37をケース
半体28に接着する機能も果している。また、絶縁層3
8は、好ましくは、第1のケース半体28の開口31の
内周面を覆い、かつその端部が電極板32にまで届くよ
うにされる。しかしながら、絶縁層38は、第1のケー
ス半体28の上面上にのみ付与されてもよい。第1のリ
ード端子37は、第1のケース半体28の開口31から
露出した部分にその端部を位置させ、ここで、超音波溶
接により電極板32に接合され、それによって、第1の
リード端子37と電極板32とが電気的に導通した状態
とされる。図1および図2において、溶接部が「39」
で示されている。
【0025】また、必要に応じて、第2のリード端子4
0が、超音波溶接またはスポット溶接により、第2のケ
ース半体29の周縁部41に取付けられる。
【0026】上述したリード端子37および40は、厚
み、強度、耐食性、半田付け性、溶接性等の点から、銅
合金または鉄−ニッケル合金等の金属箔に、金または銀
めっきしたものを用いることが望ましい。
【0027】また、上述した超音波溶接に用いる超音波
は、機能物質34および35ならびに絶縁層33および
38への影響を小さくするために、横振動であることが
望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による製造方法で得られた
偏平型電源素子26を示す斜視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う断面図である。
【図3】従来のペーパーリチウム電池の構造を有する電
源素子1を示す断面図である。
【図4】この発明にとって興味ある従来の偏平型電源素
子9を示す斜視図である。
【図5】図4の線V−Vに沿う断面図である。
【符号の説明】
26 偏平型電源素子 27 ケース 31 開口 32 電極板 33 第1の絶縁層 37 リード端子 38 第2の絶縁層 39 溶接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の端子となるケースの内側に、他方
    の端子となる電極板が第1の絶縁層を介して密着された
    状態で配置され、前記ケースには、前記電極板の一部を
    露出させる開口が形成され、さらに前記電極板と電気的
    に導通したリード端子が前記ケースの外面上に第2の絶
    縁層を介して設けられた、偏平型電源素子の製造方法に
    おいて、 前記リード端子を前記電極板に導通させた状態を得るた
    め、前記リード端子を前記電極板に対して超音波溶接に
    より接合する工程を備えることを特徴とする、偏平型電
    源素子の製造方法。
JP5140761A 1993-06-11 1993-06-11 偏平型電源素子の製造方法 Pending JPH06349478A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018163667A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 Necエナジーデバイス株式会社 組電池の製造方法及び組電池

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018163667A1 (ja) * 2017-03-10 2018-09-13 Necエナジーデバイス株式会社 組電池の製造方法及び組電池
CN110419125A (zh) * 2017-03-10 2019-11-05 远景Aesc能源元器件有限公司 电池组制造方法和电池组
JPWO2018163667A1 (ja) * 2017-03-10 2020-01-09 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス 組電池の製造方法及び組電池

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030715