JPH0634915A - 光アイソレータ、該光アイソレータを備えた光増幅器、及び該光増幅器を備えた双方向光伝送システム - Google Patents

光アイソレータ、該光アイソレータを備えた光増幅器、及び該光増幅器を備えた双方向光伝送システム

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JPH0634915A
JPH0634915A JP4188167A JP18816792A JPH0634915A JP H0634915 A JPH0634915 A JP H0634915A JP 4188167 A JP4188167 A JP 4188167A JP 18816792 A JP18816792 A JP 18816792A JP H0634915 A JPH0634915 A JP H0634915A
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JP
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optical
wavelength
light
birefringent
crystal
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JP4188167A
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Nobuhiro Fukushima
暢洋 福島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は光アイソレータ並びに該光アイソレー
タの光増幅器及び双方向光伝送システムへの適用に関
し、双方向光伝送システムに適用可能な光アイソレータ
の提供を目的とする。 【構成】光ファイバ1、レンズ2、複屈折素子3、ファ
ラデー回転子4、移相子5、複屈折素子6、レンズ7及
び光ファイバ8をこの順序で配置し、移相子5が第1及
び第2波長のいずれか一方の光に対して1/2波長板と
なり他方の光に対して1波長板となるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、光アイソレータ並びに
該光アイソレータの光増幅器及び双方向光伝送システム
への適用に関する。
【0003】光通信又は光伝送の分野においては、光フ
ァイバ端面等からの反射帰還光がレーザ光源に戻ること
を防止するために、或いは、希土類元素がドープされた
光ファイバを備えてなる光増幅器に光共振器構造が構成
されることを防止するために、光アイソレータがよく用
いられる。光アイソレータの順方向透過率は高く(理想
的には100%)、逆方向透過率は低い(理想的には0
%)。
【0004】
【従来の技術】順方向の透過率(又は損失)が入射光の
偏光状態に依存しない光アイソレータとしては、偏光分
離及び偏光合成用の複屈折素子としてウェッジ状の複屈
折結晶を用いたもの(特公昭61−58809号)や複
屈折素子として平行平板状の複屈折結晶を用いたもの
(特公昭60−49297号)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、異な
る2波長の光を1本の光ファイバにより双方向に伝送す
るようにした双方向光伝送システムが提案されている。
前述の光増幅器を光中継器としてこの双方向光伝送シス
テムに適用しようとする場合、光増幅器の構成要素であ
る光アイソレータには特定の性能が要求される。
【0006】即ち、異なる2波長の光を双方向に伝送す
る必要上、一方の波長の光を透過及び阻止する方向がそ
れぞれ他方の光を透過及び阻止する方向と逆になるので
ある。
【0007】従来の光アイソレータはある特定の波長で
しか使用することができず、勿論波長に応じて透過方向
を変えることはできないので、従来の光アイソレータを
備えた光増幅器を光中継器として双方向光伝送システム
に適用することはできない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は双方向光伝送システムに適用可
能な光アイソレータを提供することである。この光アイ
ソレータを備えた光増幅器及び該光増幅器を備えた双方
向光伝送システムの提供も本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の光アイソ
レータの基本構成を示す図であり、請求項1により特定
される光アイソレータの構成が示されている。
【0010】本発明によると、予め定められた第1波長
の光と該第1波長とは異なる第2波長の光を互いに異な
る方向に伝送する光伝送路に挿入される光アイソレータ
であって、上記第1波長の光の光源側にある第1の光フ
ァイバ1と、第1のレンズ2と、第1の複屈折素子3
と、旋光角が45°のファラデー回転子4と、上記第1
及び第2波長のいずれか一方の光に対しては1/2波長
板となり他方の光に対しては1波長板となる移相子5
と、第2の複屈折素子6と、第2のレンズ7と、上記第
2波長の光の光源側にある第2の光ファイバ8とがこの
順序で配置され、上記第1の光ファイバ1から出射して
上記第1のレンズ2により平行ビームにされた上記第1
波長の光が、上記第1の複屈折素子3、上記ファラデー
回転子4、上記移相子5及び上記第2の複屈折素子6を
この順に通過して上記第2のレンズ7により焦点を結ん
だとき該焦点は上記第2の光ファイバ8のコア端面内に
位置し、上記第2の光ファイバ8から出射して上記第2
のレンズ7により平行ビームにされた上記第1波長の光
が、上記第2の複屈折素子6、上記移相子5、上記ファ
ラデー回転子4及び上記第1の複屈折素子3をこの順に
通過して上記第1のレンズ2により焦点を結んだとき該
焦点は上記第1の光ファイバ1のコア端面外に位置し、
上記第2の光ファイバ8から出射して上記第2のレンズ
7により平行ビームにされた上記第2波長の光が、上記
第2の複屈折素子6、上記移相子5、上記ファラデー回
転子4及び上記第1の複屈折素子3をこの順に通過して
上記第1のレンズ2により焦点を結んだとき該焦点は上
記第1の光ファイバ1のコア端面内に位置し、上記第1
の光ファイバ1から出射して上記第1のレンズ2により
平行ビームにされた上記第2波長の光が、上記第1の複
屈折素子3、上記ファラデー回転子4、上記移相子5及
び上記第2の複屈折素子6をこの順に通過して上記第2
のレンズ7により焦点を結んだとき該焦点は上記第2の
光ファイバ8のコア端面外に位置する光アイソレータが
提供される。
【0011】また、本発明によると、増幅すべき信号光
を伝送する光伝送路の途中に設けられ、少なくともコア
に希土類元素がドープされたドープファイバと、上記信
号光の波長及び上記希土類元素の種類に応じて予め定め
られた波長の励起光を出力する励起光源と、上記光伝送
路における上記ドープファイバの少なくとも一方の端部
の近傍に設けられ、上記励起光を上記信号光と合波して
上記ドープファイバに導き入れる手段と、上記光伝送路
における上記ドープファイバの少なくとも一方の端部の
近傍に設けられた本発明に係る光アイソレータとを備え
た光増幅器が提供される。
【0012】さらに、本発明によると、予め定められた
第1波長の信号光をそれぞれ送信及び受信する第1の送
信機及び第1の光受信機と、上記第1波長とは異なる第
2波長の信号光をそれぞれ送信及び受信する第2の光送
信機及び第2の光受信機と、光伝送路と、上記第1の光
送信機、上記光伝送路の第1端及び上記第2の光受信機
にそれぞれ接続された第1乃至第3ポートを有し、該第
1ポートに入力した上記第1波長の信号光を該第2ポー
トから出力し、該第2ポートに入力した上記第2波長の
信号光を該第3ポートから出力する第1のマルチ・デマ
ルチプレクサと、上記第2の光送信機、上記光伝送路の
第2端及び上記第1の光受信機にそれぞれ接続された第
1乃至第3ポートを有し、該第1ポートに入力した上記
第2波長の信号光を該第2ポートから出力し、該第2ポ
ートに入力した上記第1波長の信号光を該第3ポートか
ら出力する第2のマルチ・デマルチプレクサと、上記光
伝送路の途中に設けられた1つ又はそれ以上の本発明に
係る光増幅器とを備えた双方向光伝送システムが提供さ
れる。
【0013】
【作用】第1及び第2波長のいずれか一方の光に対して
1/2波長板となり他方の光に対して1波長板となる移
相子は、平行平板状の複屈折結晶(例えばルチル等の正
の単軸性結晶)の厚みを第1及び第2波長に応じて適当
に設定することで構成することができる。
【0014】一般に、光が結晶を透過するときに、その
偏光状態の変化を受けずに透過することができる2つの
偏光が存在する。このような偏光は固有偏光と称され、
結晶に入射した光は2つの固有偏光に分かれて伝搬す
る。
【0015】例えば、単軸性結晶の中を光が光学軸と垂
直な方向に進むとき、光は偏光面(電場ベクトルの振動
面)が結晶の光学軸に平行である異常光線と偏光面が光
学軸に垂直な常光線とに分かれて伝搬する。そして、光
が結晶内を伝搬する間に異常光線と常光線の間には結晶
の厚み及び光の波長に応じて決定される有限な位相差が
生じる。
【0016】この位相差が180°(より一般的には1
80°の奇数倍)であるときにはその結晶は1/2波長
板となり、位相差が360°(より一般的には360°
の整数倍)であるときには結晶は1波長板となる。
【0017】所定の偏光面を有する光が1/2波長板を
通過すると、この光は、偏光面と光学軸がなす角の2倍
に相当する角度だけ偏光面を回転される。一方、光が1
波長板を通過した場合には、異常光線と常光線の間には
実質的には位相差が生じないので、その光は偏光状態の
変化を受けることがない。
【0018】複屈折結晶により異常光線及び常光線の間
に生じる位相差は、上述のように結晶の厚みと光の波長
に依存する。具体的には、その位相差は結晶の厚みに比
例し光の波長に逆比例する。例えば、ある波長の光に対
して1/2波長板となる複屈折結晶は、その波長の1/
2に相当する波長の光に対して1波長板となるのであ
る。
【0019】従って、本発明では、適当な複屈折結晶を
選択しその厚みを第1及び第2波長に応じて適当に設定
することによって、第1及び第2波長のいずれか一方の
光に対して1/2波長板となり他方の光に対して1波長
板となる移相子が提供されるのである。
【0020】本発明の光アイソレータにおいては、この
ような特定な移相子を用いているので、第1波長の光を
第1の光ファイバから第2の光ファイバに向かう方向
(順方向)については透過させ第2の光ファイバから第
1の光ファイバに向かう方向(逆方向)についてはこれ
を阻止するとともに、第2波長の光を逆方向については
透過させ順方向についてはこれを阻止することができ
る。
【0021】このように本発明によると、双方向光伝送
路システムに適用可能な光アイソレータの提供が可能に
なる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を詳細に説明する。図2
は本発明の第1及び第2実施例における光アイソレータ
の各構成部材の配置図である。
【0023】図示しない第1波長の光の光源側にある光
ファイバ11と、レンズ12と、複屈折素子13と、フ
ァラデー回転子14と、移相子15と、複屈折素子16
と、レンズ17と、図示しない第2波長の光の光源側に
ある光ファイバ18とがこの順序で配置されている。
【0024】複屈折素子13及び16は、同じ形状のウ
ェッジ状の複屈折結晶からなり、複屈折素子13の頂部
は複屈折素子16の底部に対向し、複屈折素子13の底
部は複屈折素子16の頂部に対向している。また、複屈
折素子13及び16は、対応する各面が互いに平行にな
るように配置されている。
【0025】ファラデー回転子14は、YIG(イット
リウム・鉄ガーネット)等の磁気光学結晶に所定方向に
磁界を印加するようにして構成されており、その旋光角
は45°に設定されている。旋光方向は第1実施例と第
2実施例で異なり、これについては後述する。
【0026】移相子15は平行平板状の複屈折結晶から
なり、その厚みの設定については後述する。複屈折素子
13及び16並びに移相子15の材質である複屈折結晶
としてはルチルや水晶等の単軸性結晶を用いることがで
きる。
【0027】尚、図2において、光ファイバ11から光
ファイバ18に向かう実線矢印の光路は、光ファイバ1
1から出射して光ファイバ18に入射する順方向の第1
波長の光の光路に相当しており、この光路を含む各光路
(第1及び第2波長の光の順方向及び逆方向の光路)に
ついては後で詳細に説明する。
【0028】以下の説明で用いるXYZ直交三次元座標
系において、X軸の正方向は複屈折素子13を光ファイ
バ11の側から見たときの左手側から右手側に向かう方
向であり、Y軸の正方向は複屈折素子13の底部から頂
部に向かう方向であり、Z軸の正方向は光ファイバ11
から光ファイバ18に向かう方向である。
【0029】図3は第1実施例における複屈折素子13
及び16並びに移相子15の光学軸並びにファラデー回
転子14の旋光方向の説明図である。本実施例において
は、複屈折素子13の光学軸C1 はXY平面とほぼ平行
であり、この光学軸C1 と複屈折素子13の+Z方向に
向かって左側の側面とがなす角αは22.5°に設定さ
れている。
【0030】また、本実施例においては、複屈折素子1
6として複屈折素子13と同一の製造プロセスで製造さ
れた複屈折結晶が用いられている。その結果、複屈折素
子16の光学軸C2 と複屈折素子16の+Z方向に向か
って右側の側面とがなす角もα(=22.5°)とな
り、複屈折素子16の光学軸C2 は、Z軸を中心として
複屈折素子13の光学軸C1 を所定の回転方向に45°
回転させた位置にあることになる。
【0031】この所定の回転方向は、図示されたように
複屈折素子13の左側面と光学軸C 1 のなす角αが+Y
方向に向かって開いている場合には、+Z方向に向かっ
て反時計回りの方向であり、図示はしないが、複屈折素
子13の左側面と光学軸C1がなす角αが−Y方向に向
かって開いている場合には、+Z方向に向かって時計回
りの方向になる。以下、図示された例により説明する。
【0032】第1実施例においては、ファラデー回転子
14における旋光方向は、矢印F1で示すように、+Z
方向に向かって反時計回りの方向に設定される。また、
移相子15の光学軸C3 は複屈折素子13の光学軸C1
と平行に設定される。
【0033】第1実施例においては、移相子15が第1
波長の光に対して1波長板となり第2波長の光に対して
1/2波長板となるように、移相子15の材質及び厚み
が設定される。具体的には次の通りである。
【0034】移相子15がルチル等の正の単軸性結晶な
る場合、異常光線と常光線の間に生じる位相差δは次の
式で与えられる。 δ=2π(ne −no )t/λ ここで、ne 及びno は異常光線及び常光線に対する結
晶の屈折率、tは結晶の厚み、λは光の波長である。上
式から明らかなように、異常光線及び常光線に対する屈
折率が決まれば、位相差は結晶の厚みに比例し光の波長
に反比例することが明らかであるから、第1波長の光に
対して位相差δがπの偶数倍となり、第2波長の光に対
して位相差δがπの奇数倍になるように、結晶の厚みを
設定し、或いは屈折率差(ne −nO )を選択若しくは
調整するのである。
【0035】即ち、第1波長及び第2波長をそれぞれλ
1 及びλ2 とし、移相子15の厚みをtとし、移相子1
5の異常光線及び常光線に対する屈折率をそれぞれne
及びno とし、M,Nを自然数とするときに、次の2つ
の式を満足させることで、移相子15は第1波長の光に
対して1波長板となり第2波長の光に対して1/2波長
板となるのである。
【0036】 (ne −no )t=Mλ1 =(N±1/2)λ2 図4及び図5はそれぞれ第1実施例における+Z方向及
び−Z方向の光路の説明図であり、各光ファイバ及び各
レンズの図示は省略されている。また、図6及び図7は
それぞれ第1実施例における第1波長及び第2波長の光
の偏光方向の説明図である。図6及び図7においては、
図4又は図5に図示された各光ビームの偏光面(電場ベ
クトルの振動面)の方向(偏光方向)を表示するため
に、各光ビームの偏光方向を、それぞれ振幅を無視して
一定長さの線分として示している。尚、図6及び図7は
+Z方向に見たときの偏光方向を表しており、見ている
方向が必ずしも光の伝搬方向に一致していないことに留
意されたい。
【0037】まず、+Z方向に透過させたい第1波長λ
1 の光が図2の光ファイバ11から放射されると、この
光はレンズ12により平行光ビームにコリメートされ
る。このコリメートされた第1波長λ1 のビームは、図
4においてビームの太さを無視して符号101で表され
る。
【0038】ビーム101は、複屈折素子13により偏
光方向が光学軸C1 に直交するビーム102と偏光方向
が光学軸C1 に平行なビーム103に分離される。ビー
ム102及び103はそれぞれ複屈折素子13における
常光線及び異常光線に相当している。
【0039】ビーム102及び103はファラデー回転
子14を通過するときに伝搬方向(+Z方向)に向かっ
て偏光方向を反時計回りに45°回転されてそれぞれビ
ーム104及び105となる。
【0040】第1波長λ1 の光に対しては移相子15は
1波長板となるから、ビーム104及び105が移相子
15を通過するときにこれらの偏光方向に変化はない。
ビーム104の偏光方向は複屈折素子16の光学軸C2
に垂直であるから、ビーム104は複屈折素子16にお
いて常光線としての屈折を受けビーム106となる。ビ
ーム105の偏光方向は光学軸C2 に平行であるから、
ビーム105は複屈折素子16において異常光線として
の屈折を受け、ビーム107になる。
【0041】ビーム106が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム107が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム106とビーム107は互いに平行である。従って、
ビーム106及び107を図2のレンズ17で収束させ
たときにそれぞれの焦点を光ファイバ18のコア端面内
に位置させることができ、ビーム106及び107を絞
り込んで光ファイバ18に入射させることができる。
【0042】一方、−Z方向の伝搬を阻止したい第1波
長λ1 の光(例えば光ファイバ18の他端からの反射帰
還光等)が図2の光ファイバ18から出射すると、この
光はレンズ17によりコリメートされて平行光ビームに
なる。このビームは図5において符号111で表されて
いる。
【0043】ビーム111は、複屈折素子16により偏
光方向が複屈折素子16の光学軸C 2 に平行なビーム1
12と偏光方向が光学軸C2 に垂直なビーム113に分
離される。ビーム112及び113はそれぞれ複屈折素
子16における異常光線及び常光線に相当している。
【0044】ビーム112及び113は移相子15をそ
のまま透過してファラデー回転子14で偏光方向を伝搬
方向に向かって時計回り(+Z方向に向かって反時計回
り)に45°回転され、それぞれビーム114及び11
5となる。
【0045】ビーム114の偏光方向は複屈折素子13
の光学軸C1 に垂直であるから、ビーム114は複屈折
素子13において常光線としての屈折を受けビーム11
6となる。ビーム115の偏光方向は光学軸C1 に平行
であるから、ビーム115は複屈折素子13において異
常光線としての屈折を受けてビーム117になる。
【0046】ビーム116が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム117が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム116とビーム117は互いに平行でない。従って、
ビーム116及び117を図2のレンズ12により収束
させたときそれぞれの焦点は光ファイバ11のコア端面
外に位置し、光ビーム116及び117を絞り込んで光
ファイバ11に入射させることができない。
【0047】尚、本願明細書中においては、「焦点」と
いう文言は、位置を表すために幾何光学上用いられる面
積が限りなく零に近い点ではなく、ビームをレンズによ
り絞り込んだときにビーム径が最も小さくなる位置或い
はその近傍の位置における有限な面積を有するビームス
ポットという意味で使用される。
【0048】図5において、符号121は−Z方向に透
過させたい第2波長λ2 の光ビームを表している。実際
にはビーム121はビーム111に一致するが、図面の
明瞭さを確保するために、ビーム121はビーム111
に対してずらして図示されている。
【0049】ビーム121は、複屈折素子16により偏
光方向が複屈折素子16の光学軸C 2 に平行なビーム1
22と偏光方向が光学軸C2 に垂直なビーム123に分
離される。ビーム122及び123はそれぞれ複屈折素
子16における異常光線及び常光線に相当している。
【0050】ビーム122及び123は移相子15を通
過してそれぞれビーム124及び125となる。移相子
15は第2波長λ2 の光に対して1/2波長板となるか
ら、ビーム122の偏光方向とビーム124の偏光方向
は移相子15の光学軸C3 に対して鏡像(対称)の関係
にあり、ビーム123の偏光方向とビーム125の偏光
方向も光学軸C3 に対して鏡像の関係にある。
【0051】ビーム124及び125はファラデー回転
子14により偏光方向を伝搬方向に向かって時計回り
(+Z方向に向かって反時計回り)に回転され、それぞ
れビーム126及び127となる。
【0052】ビーム126の偏光方向は複屈折素子13
の光学軸C1 に平行であるから、ビーム126は複屈折
素子13において異常光線としての屈折を受けてビーム
128になる。ビーム127の偏光方向は光学軸C1
垂直であるから、ビーム127は複屈折素子13におい
て常光線としての屈折を受けてビーム129になる。
【0053】ビーム128が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム129が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム128とビーム129は互いに平行である。従って、
ビーム128及び129を図2のレンズ12により絞り
込んで光ファイバ11に入射させることができる。
【0054】図4において、符号131は+Z方向に伝
搬するのを阻止したい第2波長λ2の光ビームを表して
いる。実際にはビーム131はビーム101と同じ位置
にあるが、図面の明瞭さを確保するためにこれらをずら
して図示している。
【0055】ビーム131は、複屈折素子13により、
偏光方向が複屈折素子13の光学軸C1 に垂直なビーム
132と偏光方向が光学軸C1 に平行なビーム133に
分離される。ビーム132及び133はそれぞれ複屈折
素子13における常光線及び異常光線に相当している。
【0056】ビーム132及び133はファラデー回転
子14により+Z方向に向かって偏光面を反時計回りに
45°回転されてそれぞれビーム134及び135にな
る。ビーム134及び135は移相子15を通過してそ
れぞれビーム136及び137になる。移相子15は第
2波長λ2 の光に対して1/2波長板となるので、ビー
ム134の偏光方向とビーム136の偏光方向は移相子
15の光学軸C3 に対して鏡像の関係にあり、ビーム1
35の偏光方向とビーム137の偏光方向も光学軸C3
に対して鏡像の関係にある。
【0057】ビーム136の偏光方向は複屈折素子16
の光学軸C2 に平行であるから、ビーム136は複屈折
素子16において異常光線としての屈折を受けてビーム
138になる。ビーム137の偏光方向は光学軸C2
垂直であるから、ビーム137は複屈折素子16におい
て常光線としての屈折を受けてビーム139になる。
【0058】ビーム138が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム139が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム138とビーム139は互いに平行でない。従って、
ビーム138及び139を図2のレンズ17で絞り込ん
だとしてもビーム138及び139を光ファイバ18に
入射させこるとはできない。
【0059】以上のように、本実施例によると、光ファ
イバ11から光ファイバ18に向かう+Z方向について
は第1波長λ1 の光に対する光アイソレータとして機能
し、光ファイバ18から光ファイバ11に向かう−Z方
向については第2波長λ2 の光に対する光アイソレータ
として機能する、双方向光伝送に適した光アイソレータ
の実現が可能になる。各波長は例えば1.53μm,
1.56μmである。
【0060】図8は第2実施例における複屈折素子13
及び16並びに移相子15の光学軸並びにファラデー回
転子14の旋光方向の説明図である。第2実施例が第1
実施例と異なるところは、ファラデー回転子14におけ
る旋光方向が矢印F2 で示されるように+Z方向に向か
って反時計回りの方向に設定されている点である。
【0061】ファラデー回転子14の旋光角は第1実施
例におけるのと同じように45°に設定される。ファラ
デー回転子14における旋光方向を逆にするためには、
印加している磁界の方向を逆にすればよい。
【0062】第2実施例においては、移相子15が第1
波長の光に対して1/2波長板となり第2波長の光に対
して1波長板となるように、移相子15の材質及び厚み
が設定される。
【0063】具体的には、第1波長及び第2波長をそれ
ぞれλ1 及びλ2 とし、移相子15の厚みをtとし、移
相子15の異常光線及び常光線に対する屈折率をそれぞ
れn e 及びno とし、M,Nを自然数とするときに、次
の2つの式を満足するようにする。
【0064】 (ne −no )t=(M±1/2)λ1 =Nλ2 図9及び図10はそれぞれ第2実施例における+Z方向
及び−Z方向の光路の説明図であり、各光ファイバ及び
各レンズの図示は省略されている。また、図11及び図
12はそれぞれ第2実施例における第1波長及び第2波
長の光の偏光方向の説明図である。
【0065】まず、+Z方向に透過させたい第1波長λ
1 の光が図2の光ファイバ11から放射されると、この
光はレンズ12により平行光ビームにコリメートされ
る。このコリメートされた第1波長λ1 のビームは、図
9においてビームの太さを無視して符号141で表され
る。
【0066】ビーム141は、複屈折素子13により偏
光方向が光学軸C1 に直交するビーム142と偏光方向
が光学軸C1 に平行なビーム143に分離される。ビー
ム142及び143はそれぞれ複屈折素子13における
常光線及び異常光線に相当している。
【0067】ビーム142及び143はファラデー回転
子14を通過するときに伝搬方向(+Z方向)に向かっ
て偏光方向を時計回りに45°回転されてそれぞれビー
ム144及び145となる。
【0068】ビーム144及び145は移相子15を通
過してそれぞれビーム146及び147となる。移相子
15は第1波長λ1 の光に対して1/2波長板となるか
ら、ビーム144の偏光方向とビーム146の偏光方向
は移相子15の光学軸C3 に対して鏡像の関係にあり、
ビーム145の偏光方向とビーム147の偏光方向も光
学軸C3 に対して鏡像の関係にある。
【0069】ビーム146の偏光方向は複屈折素子16
の光学軸C2 に垂直であるから、ビーム146は複屈折
素子16において常光線としての屈折を受けてビーム1
48になる。ビーム147の偏光方向は光学軸C2 に平
行であるから、ビーム147は複屈折素子16において
異常光線としての屈折を受けビーム149になる。
【0070】ビーム148が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム149が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム148とビーム149は互いに平行である。従って、
ビーム148及び149を図2のレンズ17で収束させ
たときにそれぞれの焦点を光ファイバ18のコア端面内
に位置させることができ、ビーム148及び149を絞
り込んで光ファイバ18に入射させることができる。
【0071】一方、−Z方向の伝搬を阻止したい第1波
長λ1 の光が図2の光ファイバ18から出射すると、こ
の光はレンズ17によりコリメートされて平行光ビーム
になる。このビームは図10において符号151で表さ
れている。
【0072】ビーム151は、複屈折素子16により偏
光方向が複屈折素子16の光学軸C 2 に平行なビーム1
52と偏光方向が光学軸C2 に垂直なビーム153に分
離される。ビーム152及び153はそれぞれ複屈折素
子16における異常光線及び常光線に相当している。
【0073】ビーム152及び153は移相子15を通
過してそれぞれビーム154及び155となる。移相子
15は第1波長λ1 の光に対して1/2波長板となるか
ら、ビーム152の偏光方向とビーム154の偏光方向
は移相子15の光学軸C3 に対して鏡像の関係にあり、
ビーム153の偏光方向とビーム155の偏光方向も光
学軸C3 に対して鏡像の関係にある。
【0074】ビーム154及び155はファラデー回転
子14で偏光方向を伝搬方向に向かって反時計回り(+
Z方向に向かって時計回り)に45°回転され、それぞ
れビーム156及び157となる。
【0075】ビーム156の偏光方向は複屈折素子13
の光学軸C1 に垂直であるから、ビーム156は複屈折
素子13において常光線としての屈折を受けビーム15
8となる。ビーム157の偏光方向は光学軸C1 に平行
であるから、ビーム157は複屈折素子13において異
常光線としての屈折を受けてビーム159になる。
【0076】ビーム158が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム159が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム158とビーム159は互いに平行でない。従って、
ビーム158及び159を図2のレンズ12により収束
させたときそれぞれの焦点は光ファイバ11のコア端面
外に位置し、光ビーム158及び159を絞り込んで光
ファイバ11に入射させることができない。
【0077】図10において、符号161は−Z方向に
透過させたい第2波長λ2 の光ビームを表している。ビ
ーム161は、複屈折素子16により偏光方向が複屈折
素子16の光学軸C2 に平行なビーム162と偏光方向
が光学軸C2 に垂直なビーム163に分離される。ビー
ム162及び163はそれぞれ複屈折素子16における
異常光線及び常光線に相当している。
【0078】移相子15は第2波長λ2 の光に対して1
波長板となるから、ビーム162及び163は移相子1
5をそのまま透過してファラデー回転子14で偏光方向
を伝搬方向に向かって反時計回り(+Z方向に向かって
時計回り)に45°回転され、それぞれビーム164及
び165となる。
【0079】ビーム164の偏光方向は複屈折素子13
の光学軸C1 に平行であるから、ビーム164は複屈折
素子13において異常光線としての屈折を受けてビーム
166になる。ビーム165の偏光方向は光学軸C1
垂直であるから、ビーム165は複屈折素子13におい
て常光線としての屈折を受けてビーム167になる。
【0080】ビーム166が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム167が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム166とビーム167は互いに平行である。従ってビ
ーム166及び167を図2のレンズ12により絞り込
んで光ファイバ11に入射させることができる。
【0081】図9において、符号171は+Z方向に伝
搬するのを阻止したい第2波長λ2の光ビームを表して
いる。ビーム171は、複屈折素子13により偏光方向
が複屈折素子13の光学軸C 1 に垂直なビーム172と
偏光方向が光学軸C1 に平行なビーム173に分離され
る。ビーム172及び173はそれぞれ複屈折素子13
における常光線及び異常光線に相当している。
【0082】ビーム172及び173はファラデー回転
子14により+Z方向に向かって偏光面を時計回りに4
5°回転されてそれぞれビーム174及び175にな
る。移相子15は第2波長λ2 の光に対して1波長板と
なるので、ビーム174及び175が移相子15を通過
するときにこれらの偏光方向に変化はない。
【0083】ビーム174の偏光方向は複屈折素子16
の光学軸C2 に平行であるから、ビーム174は複屈折
素子16において異常光線としての屈折を受けてビーム
176になる。ビーム175の偏光方向は光学軸C2
垂直であるから、ビーム175は複屈折素子16におい
て常光線としての屈折を受けてビーム177になる。
【0084】ビーム176が受けてきた屈折の履歴とビ
ーム177が受けてきた屈折の履歴を考慮すると、ビー
ム176とビーム177は互いに平行でない。従って、
ビーム176及び177を図2のレンズ17で絞り込ん
だとしてもビーム176及びビーム177を光ファイバ
18に入射させることはできない。
【0085】以上のように、第2実施例によっても、第
1実施例による場合と同様に、+Z方向については第1
波長λ1 の光に対する光アイソレータとして機能し−Z
方向については第2波長λ2 の光に対する光アイソレー
タとして機能する、双方向光伝送に適した光アイソレー
タの実現が可能になる。
【0086】第1実施例又は第2実施例による場合、光
アイソレータの順方向透過率の波長依存性は、複屈折素
子の素子の特性によって異なるが、0.5dB損失が増
大する帯域は、例えば約±1.7nmとなる。この帯域
は双方向光伝送に適用されない通常の光アイソレータに
比べて狭いが、光増幅器を使用する場合には波長選択が
なされることが多いので、本発明の実施に際して障害が
生じる恐れは少ない。尚、アイソレーションが30dB
以上になる帯域は例えば±0.16nmである。
【0087】ところで、第1又は第2実施例における各
部材の配置(図2参照)による場合、複屈折素子13と
複屈折素子16の間にファラデー回転子14及び移相子
15を介在させる必要上、複屈折素子13と複屈折素子
16の間の距離が従来型に比べて長くなる。
【0088】複屈折素子13及び16間の距離が長くな
ると、例えば+Z方向に透過させるべき第1波長λ1
光については、複屈折素子16から出射した互いに平行
な2つのビーム(図4のビーム106及び107)の離
間距離が長くなり、レンズ17における球面収差等の影
響を受けやすくなる。レンズ17における球面収差の影
響を受けると、順方向透過率が低下する恐れがある。こ
の問題は本発明の第3実施例により解決される。
【0089】図13は本発明の第3実施例における光ア
イソレータの各構成部材の配置図である。図2における
ものと実質的に同一の部分には同一の符号が付されてい
る。本実施例においては、第1の複屈折素子はウェッジ
状の複屈折結晶23からなり、第2の複屈折素子はそれ
ぞれウェッジ状の2つの複屈折結晶24A及び24Bか
らなる。
【0090】複屈折結晶23の頂部及び底部はそれぞれ
複屈折結晶24Aの底部及び頂部に対向し、複屈折結晶
24Bの頂部及び底部はそれぞれ複屈折結晶24Aの底
部及び頂部に対向している。
【0091】そして、複屈折結晶23,24A及び24
Bのウェッジ角をそれぞれθ1 ,θ 2 ,θ3 とし、複屈
折結晶23及び24A間の距離をd1 とし、複屈折結晶
24A及び24B間の距離をd2 とするときに、次の2
つの式を満足するように各複屈折結晶が製造され配置さ
れている。
【0092】 θ2 =θ1 +θ3 ,d1 sinθ1 =d2 sinθ3 図14は第3実施例における各複屈折結晶の光学軸及び
ファラデー回転子14における旋光方向の説明図であ
る。
【0093】複屈折結晶24Aの光学軸C21と複屈折結
晶24Bの光学軸C22は互いに平行であり、この例で
は、光学軸C21及びC22は複屈折結晶23の光学軸C10
をファラデー回転子14における旋光方向と同じ方向に
45°回転した方向にある。
【0094】ファラデー回転子14における旋光方向
は、矢印F3 で示されるように、第1実施例におけるの
と同じように+Z方向に向かって反時計回りの方向に設
定される。この場合、移相子15の厚みは第1実施例に
おけるのと同じように設定される。尚、図示された光学
軸の位置関係はそのままでファラデー回転子14の旋光
方向が時計回りの方向に設定される場合には、移相子1
5の厚みは第2実施例におけるのと同じように設定され
る。
【0095】複屈折結晶23の光学軸C10がその側面と
なす角αが22.5°である場合には、複屈折結晶23
と複屈折結晶24Bとしては同じ製造プロセスで製造さ
れたものを用いることができる。この場合には、図13
のθ1 とθ3 は等しくなるから、θ2 =2θ1 となり、
1 =d2 となる。
【0096】第3実施例の構成において双方向動作が可
能になる点については、これまでに詳細に説明した第1
及び第2実施例における動作原理に準じて理解すること
が容易であるので、その説明は省略する。
【0097】本実施例においては、図13に示すよう
に、例えば+Z方向に透過させるべき第1波長λ1 の光
を複屈折結晶23で偏光分離して複屈折結晶24A及び
24Bにより偏光合成したときに、複屈折結晶24Bか
ら出射する常光線成分及び異常光線成分は同一光路にな
るので、この同一光路上の常光線成分及び異常光線成分
をレンズ17の球面収差等の影響を受けることなしに良
好に光ファイバ18に入射させることができ、十分高い
順方向透過率が得られるものである。
【0098】以上説明した第1乃至第3実施例において
は、第1及び第2の複屈折素子としてウェッジ状の複屈
折結晶を用いているが、特公昭60−49297号公報
に開示された光アイソレータのように、平行平板状の複
屈折結晶からなる複屈折素子を用いて本発明を実施して
もよい。この場合には、第2の複屈折素子とファラデー
回転子の間に本発明における移相子の他に必要に応じて
適宜1/2波長板を挿入してもよい。
【0099】図15は本発明の光アイソレータを備えた
双方向光伝送用の光増幅器のブロック図である。この光
増幅器は、少なくともコアにEr,Nd,Pr等の希土
類元素がドープされた光ファイバ(以下「ドープファイ
バ」という。)31と、所定の波長λp の励起光を出力
する励起光源32と、光合波器33と、2つの本発明に
係る光アイソレータ34及び35とを備えている。
【0100】光アイソレータ34における第1の光ファ
イバ側のポート34Aには第1波長λ1 の光源からの光
伝送路が接続され、第2の光ファイバ側のポート34B
は、光合波器33のポート33Aに接続される。
【0101】光合波器33のポート33Bにはドープフ
ァイバ31の第1端が接続され、ドープファイバ31の
第2端は、光アイソレータ35における第1の光ファイ
バ側のポート35Aに接続される。光アイソレータ35
における第2の光ファイバ側のポート35Bは、第2の
波長λ2 の光源からの光伝送路に接続される。光合波器
33のポート33Cには励起光源32が接続される。
【0102】光合波器33は、ポート33A及び33B
から入力した第1波長λ1 又は第2波長λ2 の光をそれ
ぞれポート33B及び33Aから出力し、ポート33C
に入力した波長λp の励起光をポート33Bから出力す
るように機能する。光合波器33としては、結合比に波
長依存性がある例えばファイバ融着型の光カプラを用い
ることができる。
【0103】第1波長λ1 及び第2波長λ2 が1.5μ
m帯にあり、ドープファイバ31におけるドープ元素が
Erである場合には、励起光の波長λp としては例えば
1.49μmが選択される。
【0104】図示しない光源からの第1波長λ1 の信号
光は、光アイソレータ34を順方向(図15における左
から右に向かう方向)に通過して、光合波器33で励起
光と合波されてドープファイバ31に入射する。ドープ
ファイバ31内で増幅された第1波長λ1 の信号光は、
光アイソレータ35を順方向に通過してこの光増幅器か
ら出力される。
【0105】第1波長λ1 の信号光は、光アイソレータ
34又は35を逆方向(図15における右から左に向か
う方向)には通過しない。従って、第1波長の光につい
て、共振光路内にドープファイバ31を含む光共振器構
造が構成されることはないので、第1波長λ1 に対する
良好な増幅特性が得られる。
【0106】一方、図示しない光源からの第2波長λ2
の信号光は、光アイソレータ35を逆方向に通過してド
ープファイバ31に入射する。ドープファイバ31には
順方向に励起光が伝搬しているので、ドープファイバ3
1内を逆方向に伝搬する第2波長λ2 の信号光は、ドー
プファイバ31内で増幅され、この増幅された信号光
は、光合波器33及び光アイソレータ34をこの順に通
過してこの光増幅器から出力する。
【0107】第2波長λ2 の信号光は光アイソレータ3
4又は35を順方向には通過しないので、第2波長λ2
の光についても、共振光路中にドープファイバ31が含
まれる光共振器構造が構成されることがない。従って、
第2波長λ2 の信号光についても良好な増幅特性が確保
される。
【0108】この実施例では、第1波長λ1 の信号光に
対しては所謂前方励起型になっており、第2波長λ2
信号光に対しては後方励起型になっている。光合波器3
3に相当する合波手段をドープファイバ31と光アイソ
レータ35の間に設けておくことによって、第1波長λ
1 の信号光に対して後方励起型となり、第2波長λ2
信号光に対して前方励起型となる光増幅器を構成しても
よい。また、励起光源及び合波手段をドープファイバ3
1の両側に設けてもよい。
【0109】図16は本発明の光増幅器を光中継器とし
て備えた双方向光伝送システムのブロック図である。こ
のシステムは、マルチ・デマルチプレクサ41と、マル
チ・デマルチプレクサ41のポート41Aに接続された
第1波長λ1 の信号光を出力する光送信機42と、マル
チ・デマルチプレクサ41のポート41Bに接続された
第2波長λ2の信号光を受信する光受信機43と、マル
チ・デマルチプレクサ41のポート41Cに接続された
光伝送路44と、光伝送路44の途中に設けられた本発
明に係る光増幅器(例えば図15の光増幅器)45と、
光伝送路44の第2端にそのポート46Aが接続された
マルチ・デマルチプレクサ46と、マルチ・デマルチプ
レクサ46のポート46Bに接続された第1波長λ1
信号光を受信する光受信機47と、マルチ・デマルチプ
レクサ46のポート46Cに接続された第2波長λ2
信号光を送信する光送信機48とを備えている。
【0110】光増幅器45は伝送距離等に応じて通常は
複数設けられる。光送信機42からの第1波長λ1 の信
号光は、マルチ・デマルチプレクサ41を介して光伝送
路44に送出され、光増幅器45で増幅されて光伝送路
44における伝送損失が補償される。この第1波長λ1
の信号光は、マルチ・デマルチプレクサ46を介して光
受信機47に入力し、ここで伝送情報が再生される。
【0111】一方、光送信機48からの第2波長λ2
信号光は、マルチ・デマルチプレクサ46を介して光伝
送路44に送出され、光増幅器45で増幅されて光伝送
路44における伝送損失が補償される。この第2波長λ
2 の信号光は、マルチ・デマルチプレクサ41を介して
光受信機43に入力し、ここで伝送情報が再生される。
【0112】このように本実施例によると、本発明の光
アイソレータを備えた光増幅器を光中継器として用いて
いるので、ドープファイバを備えた光増幅器の双方向光
伝送システムへの適用が可能になる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
双方向光伝送システムに適用可能な光アイソレータを提
供することができ、ドープファイバを備えた光増幅器の
双方向光伝送システムへの適用が可能になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光アイソレータの基本構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の第1、第2実施例における光アイソレ
ータの各構成部材の配置図である。
【図3】第1実施例における光学軸及び旋光方向の説明
図である。
【図4】第1実施例における+Z方向の光路の説明図で
ある。
【図5】第1実施例における−Z方向の光路の説明図で
ある。
【図6】第1実施例における第1波長の光の偏光方向の
説明図である。
【図7】第1実施例における第2波長の光の偏光方向の
説明図である。
【図8】第2実施例における光学軸及び旋光方向の説明
図である。
【図9】第2実施例における+Z方向の光路の説明図で
ある。
【図10】第2実施例における−Z方向の光路の説明図
である。
【図11】第2実施例における第1波長の光の偏光方向
の説明図である。
【図12】第2実施例における第2波長の光の偏光方向
の説明図である。
【図13】第3実施例における光アイソレータの各構成
部材の配置図である。
【図14】第3実施例における光学軸及び旋光方向の説
明図である。
【図15】本発明の光増幅器の実施例を示すブロック図
である。
【図16】本発明の双方向光伝送システムの実施例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 第1の光ファイバ 2 第1のレンズ 3 第1の複屈折素子 4 ファラデー回転子 5 移相子 6 第2の複屈折素子 7 第2のレンズ 8 第2の光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた第1波長の光と該第1波
    長とは異なる第2波長の光を互いに異なる方向に伝送す
    る光伝送路に挿入される光アイソレータであって、 上記第1波長の光の光源側にある第1の光ファイバ(1)
    と、第1のレンズ(2)と、第1の複屈折素子(3) と、旋
    光角が45°のファラデー回転子(4) と、上記第1及び
    第2波長のいずれか一方の光に対しては1/2波長板と
    なり他方の光に対しては1波長板となる移相子(5) と、
    第2の複屈折素子(6) と、第2のレンズ(7) と、上記第
    2波長の光の光源側にある第2の光ファイバ(8) とがこ
    の順序で配置され、 上記第1の光ファイバ(1) から出射して上記第1のレン
    ズ(2) により平行ビームにされた上記第1波長の光が、
    上記第1の複屈折素子(3) 、上記ファラデー回転子(4)
    、上記移相子(5) 及び上記第2の複屈折素子(6) をこ
    の順に通過して上記第2のレンズ(7) により焦点を結ん
    だとき該焦点は上記第2の光ファイバ(8)のコア端面内
    に位置し、 上記第2の光ファイバ(8) から出射して上記第2のレン
    ズ(7) により平行ビームにされた上記第1波長の光が、
    上記第2の複屈折素子(6) 、上記移相子(5) 、上記ファ
    ラデー回転子(4) 及び上記第1の複屈折素子(3) をこの
    順に通過して上記第1のレンズ(2) により焦点を結んだ
    とき該焦点は上記第1の光ファイバ(1)のコア端面外に
    位置し、 上記第2の光ファイバ(8) から出射して上記第2のレン
    ズ(7) により平行ビームにされた上記第2波長の光が、
    上記第2の複屈折素子(6) 、上記移相子(5) 、上記ファ
    ラデー回転子(4) 及び上記第1の複屈折素子(3) をこの
    順に通過して上記第1のレンズ(2) により焦点を結んだ
    とき該焦点は上記第1の光ファイバ(1)のコア端面内に
    位置し、 上記第1の光ファイバ(1) から出射して上記第1のレン
    ズ(2) により平行ビームにされた上記第2波長の光が、
    上記第1の複屈折素子(3) 、上記ファラデー回転子(4)
    、上記移相子(5) 及び上記第2の複屈折素子(6) をこ
    の順に通過して上記第2のレンズ(7) により焦点を結ん
    だとき該焦点は上記第2の光ファイバ(8)のコア端面外
    に位置することを特徴とする光アイソレータ。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2の複屈折素子(3,6) は
    ウェッジ状の複屈折結晶からなり、 上記第1及び第2の複屈折素子(3,6) は、上記第1の複
    屈折素子(3) の頂部及び底部がそれぞれ上記第2の複屈
    折素子(6) の底部及び頂部に対向し且つ対応する面が互
    いに平行になるように配置され、 上記第2の複屈折素子(6) の光学軸は上記第1の複屈折
    素子(3) の光学軸に対して所定の方向に45°回転され
    ており、 上記移相子(5) は上記第1の複屈折素子(3) の光学軸と
    平行な光学軸を有する平行平板状の複屈折結晶からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光アイソレータ。
  3. 【請求項3】 上記ウェッジ状の複屈折結晶の光学軸は
    該結晶の側面に対して22.5°傾斜しており、上記第
    1及び第2の複屈折素子は同一の製造プロセスで製造さ
    れたものであることを特徴とする請求項2に記載の光ア
    イソレータ。
  4. 【請求項4】 上記所定の方向は上記ファラデー回転子
    (4) における旋光の方向と同じであり、上記移相子(5)
    は上記第1波長の光に対して1波長板となり上記第2波
    長の光に対して1/2波長板となることを特徴とする請
    求項2に記載の光アイソレータ。
  5. 【請求項5】 上記第1波長及び第2波長をそれぞれλ
    1 ,λ2 とし、上記移相子(5) の厚み並びに常光線及び
    異常光線に対する屈折率をそれぞれt,no,ne
    し、M,Nを自然数とするときに、 (ne −no )t=Mλ1 =(N±1/2)λ2 で表される関係を満足することを特徴とする請求項4に
    記載の光アイソレータ。
  6. 【請求項6】 上記所定の方向は上記ファラデー回転子
    (4) における旋光の方向と逆であり、上記移相子(5) は
    上記第1波長の光に対して1/2波長板となり上記第2
    波長の光に対して1波長板となることを特徴とする請求
    項2に記載の光アイソレータ。
  7. 【請求項7】 上記第1波長及び第2波長をそれぞれλ
    1 ,λ2 とし、上記移相子(5) の厚み並びに常光線及び
    異常光線に対する屈折率をそれぞれt,no,ne
    し、M,Nを自然数とするときに、 (ne −no )t=(M±1/2)λ1 =Nλ2 で表される関係を満足することを特徴とする請求項6に
    記載の光アイソレータ。
  8. 【請求項8】 上記第1の複屈折素子(3) はウェッジ状
    の第1の複屈折結晶(23)からなり、上記第2の複屈折素
    子(6) は互いに平行な光学軸を有するウェッジ状の第2
    及び第3の複屈折結晶(24A,24B) からなり、 上記第1乃至第3の複屈折結晶は、上記第1の複屈折結
    晶の頂部及び底部がそれぞれ上記第2の複屈折結晶の底
    部及び頂部に対向し、該第2の複屈折結晶の頂部及び底
    部が上記第3の複屈折結晶の底部及び頂部に対向するよ
    うに配置され、 上記第2及び第3の複屈折結晶の光学軸は上記第1の複
    屈折結晶の光学軸に対して所定の方向に45°回転され
    ており、 上記移相子(5) は上記第1の複屈折結晶の光学軸と平行
    な光学軸を有する平行平板状の複屈折結晶からなり、 上記第1乃至第3の複屈折結晶のウェッジ角をそれぞれ
    θ1 ,θ2 ,θ3 とし、上記第1及び第2の複屈折結晶
    間の距離をd1 とし、上記第2及び第3の複屈折結晶間
    の距離をd2 とするときに、 θ2 =θ1 +θ3 ,d1 sinθ1 =d2 sinθ3 で表される関係を満足することを特徴とする請求項1に
    記載の光アイソレータ。
  9. 【請求項9】 上記第1及び第2の複屈折素子(3,6) 並
    びに上記移相子(5)は平行平板状の複屈折結晶からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光アイソレータ。
  10. 【請求項10】 増幅すべき信号光を伝送する光伝送路
    の途中に設けられ、少なくともコアに希土類元素がドー
    プされたドープファイバ(31)と、 上記信号光の波長及び上記希土類元素の種類に応じて予
    め定められた波長の励起光を出力する励起光源(32)と、 上記光伝送路における上記ドープファイバ(31)の少なく
    とも一方の端部の近傍に設けられ、上記励起光を上記信
    号光と合波して上記ドープファイバ(31)に導き入れる手
    段と、 上記光伝送路における上記ドープファイバ(31)の少なく
    とも一方の端部の近傍に設けられた請求項1乃至9のい
    ずれかに記載の光アイソレータとを備えたことを特徴と
    する光増幅器。
  11. 【請求項11】 予め定められた第1波長の信号光をそ
    れぞれ送信及び受信する第1の光送信機(42)及び第1の
    光受信機(47)と、 上記第1波長とは異なる第2波長の信号光をそれぞれ送
    信及び受信する第2の光送信機(48)及び第2の光受信機
    (43)と、 光伝送路(44)と、 上記第1の光送信機(42)、上記光伝送路(44)の第1端及
    び上記第2の光受信機(43)にそれぞれ接続された第1乃
    至第3ポート(41A,41C,41B) を有し、該第1ポート(41
    A) に入力した上記第1波長の信号光を該第2ポート(41
    C) から出力し、該第2ポート(41C) に入力した上記第
    2波長の信号光を該第3ポート(41B) から出力する第1
    のマルチ・デマルチプレクサ(41)と、 上記第2の光送信機(48)、上記光伝送路(44)の第2端及
    び上記第1の光受信機(47)にそれぞれ接続された第1乃
    至第3ポート(46C,46A,46B) を有し、該第1ポート(46
    C) に入力した上記第2波長の信号光を該第2ポート(46
    A) から出力し、該第2ポート(46A) に入力した上記第
    1波長の信号光を該第3ポート(46B) から出力する第2
    のマルチ・デマルチプレクサ(47)と、 上記光伝送路(44)の途中に設けられた1つ又はそれ以上
    の請求項10に記載の光増幅器(45)とを備えたことを特
    徴とする双方向光伝送システム。
JP4188167A 1992-07-15 1992-07-15 光アイソレータ、該光アイソレータを備えた光増幅器、及び該光増幅器を備えた双方向光伝送システム Withdrawn JPH0634915A (ja)

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