JPH0634864U - ハンダこて - Google Patents

ハンダこて

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JPH0634864U
JPH0634864U JP2189091U JP2189091U JPH0634864U JP H0634864 U JPH0634864 U JP H0634864U JP 2189091 U JP2189091 U JP 2189091U JP 2189091 U JP2189091 U JP 2189091U JP H0634864 U JPH0634864 U JP H0634864U
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heater
soldering iron
cord
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優治 田中
隆男 船塚
英文 山下
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Kaga Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱源としてセラミックヒータを用いた手持ち
のハンダこてに関するものである。従来のセラミックヒ
ータを用いたハンダこては、こて先のハンダを叩いて落
とすという使い方ができず、作業能率が悪かった。この
考案は、こて先のハンダを叩いて落とすことができる高
い耐衝撃性を備え、かつコードに捩じれを発生させない
でこて先を回転させることができる作業能率の良いハン
ダこてを提供することである。 【構成】 ヒータケース11をこて先の嵌合孔20に嵌
め込んでこて先12とヒータケース11を一体化し、ヒ
ータケース11の基端とその支持部9との間に圧縮コイ
ルバネ14を介装した。また、コネクタケース11を柄
5の内側に設けた段部21に当接させて電源コード1の
抜け止めを行い、かつ柄5とコード1の相対回動を許す
構造とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は熱源としてセラミックヒータを用いた手持ちのハンダこてに関する もので、特にヒータの支持構造に特長があるハンダこてに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4はセラミックヒータを用いた従来のハンダこての断面構造を示したもので 、1は電源コード、2は棒状のセラミックヒータ、3はセラミックヒータと電源 コードを接続しているコネクタ、4はコネクタケース、5は柄、6はコード保護 チューブ、30は柄5の先端に螺合されて実質上一体となっている断熱ナット、 11は薄い金属筒からなるヒータケース、12はこて先、13は外ケース、7は 断熱ナット30に螺合されている止めナットである。
【0003】 セラミックヒータ2は、コネクタケース4で基端を支持されて先端がこて先1 2の嵌合孔20に嵌装されており、断熱ナット30の中空孔31を貫通している 。外ケース13は、先端の内フランジ17がこて先12の段部に引っ掛けられ、 基端の外フランジ16が止めナット7で断熱ナット30に締結されている。ヒー タケース11は、断熱ナット30とこて先12との間に介装され、止めナット7 の締め付け力がこて先12をヒータケース11に押し付けてこて先12を保持し ている。
【0004】 コード1としては平コードが用いられ、コード保護チューブ6のコード挿通孔 32部分を楕円ないし矩形孔としてコード1が回動しないようにするか、あるい は図3に示すように、柄5の内側にコード保護チューブ6を挿入し、それをコー ド1とともに止めネジ33で締結して、コード1の回転および脱落を防止する構 造が採用されている。
【0005】 セラミックヒータ2は、セラミック棒の表面にタングステンパターンを印刷し 、その上をごく薄いセラミックシートでカバーしたもので、衝撃や撓みが加わる ことのない静的な使用環境では高い耐久性を有する反面、衝撃によってタングス テンパターンが切れ易いという欠点がある。ハンダこての熱源としてのセラミッ クヒータは、発熱量に比べて熱容量が小さくしかも突入電流が大きいため、応答 性が速く、こて先の温度が低下してもすぐに回復するという優れた特長を備えて いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ハンダ付け作業においては、こて先に残ったハンダを叩いて落とすという作業 が従来から行われているが、セラミックヒータを用いたハンダこては、叩いたと きの衝撃がセラミックヒータのパターン切れを引き起こすために、叩いてハンダ を落とすという使い方ができない。そこで水をつけたスポンジでこて先を拭いて こて先についたハンダを除去しているが、叩いて落とすのに比べて作業能率が非 常に悪くなるという問題があった。
【0007】 また従来構造のハンダこては、電源コード1と柄5との相対回動がコード保護 チューブ6や止めネジ33によって阻止されていたので、作業中にハンダこての 柄5を回すと、電源コード1が捩じれ、それによってハンダこての円滑な操作が 阻害されるという問題があった。
【0008】 この考案は以上のような問題を解決することを課題としてなされたもので、熱 源としてセラミックヒータを用い、かつこて先のハンダを叩いて落とすことがで きる高い耐衝撃性を備え、能率良く作業を行うことができるハンダこてを提供す ることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案のハンダこては、ヒータケース11をこて先の嵌合孔20に嵌め込ん でこて先12とヒータケース11を一体化し、ヒータケース11の基端とその支 持部9との間に圧縮コイルバネ14を介装した構造としている。この場合におい て、上記支持部9の中空孔8をセラミックヒータ2の径より充分大きくし、この 中空孔8を貫通するセラミックヒータ2が内部で充分に遊動できるようにしてい る。
【0010】 更にこの考案のハンダこてでは、コネクタケース11を柄5の内側に設けた段 部21に当接させて電源コード1の抜け止めを行い、かつ柄5とコード1の相対 回動を許す構造としている。
【0011】
【作用】
セラミックヒータ2は、従来と同様、コネクタケース4とこて先の嵌合孔20 とによって保持され、こて先12は、外ケース13を介して与えられる止めナッ ト7の締付力と、ヒータケース11から与えられる締付反力とによって保持され る。そしてこの考案の構造では、ヒータケース11の基端に介入したピッチバネ 14の作用により、ヒータケース11側の支持剛性が外ケース13側の支持剛性 より大幅に低下している。そのため外ケース13を叩いたときの衝撃エネルギー は、ピッチバネ14に伝播されて吸収され、かつセラミックヒータ2およびヒー タケース11は、バネ14の弾性によりこて先12の偏倚に柔軟に追従すること が可能となる。この柔軟な追従性は、柄5や断熱ナット30の貫通部分に充分な 遊隙を設けることによって保障されている。
【0012】 また繰り返し加えられる衝撃によって止めナット7が緩み易いが、従来の構造 では、止めナット7が緩むと、衝撃によってこて先12が大きく振動してセラミ ックヒータ2に撓みを生じさせ、それがヒータ2のパターン切れを頻発させる原 因となっていた。しかしこの考案の構造では、止めナット7が少々緩んでも、バ ネ14の弾力によって止めナット7の締付力が保持されるため、止めナットの緩 みに起因するパターン切れの頻発を回避できる。
【0013】 またこの考案のハンダこてでは、セラミックヒータ2、コネクタケース11お よびコード1と柄5やこて先12との間に両者の相対回動を阻止するものは何も ないので、作業中にこて先12を回転させてもその回転がコード1に伝播せず、 従ってコード1の捩じれが生ずることがなく、ハンダこての円滑な操作性が保障 される。
【0014】
【実施例】
次に図1および図2に示す実施例について説明する。図1において、1は電源 コード、2はセラミックヒータ、3はコネクタ、4はコネクタケース、5は柄、 6はコード保護チューブ、7は柄5の先端に螺合された止めナット、8は柄5の 空孔、9は空孔8の先端の段部10に嵌合されたワッシャ、11はヒータケース 、12はこて先、13は外ケース、14はヒータケース11の基端とワッシャ9 の間に介装された圧縮可能なピッチ巻きコイルバネ、15は外ケース13の外フ ランジ16と止めナット7との間に介装された密着巻きコイルバネである。
【0015】 外ケース13は、従来構造と同様に先端の内フランジ17をこて先12の段部 18に引っ掛け、基端の外フランジ16を止めナット7で密着巻きバネ15を介 してワッシャ9に締結することにより、こて先12を保持している。密着巻きバ ネ15は、機能的には円筒状のスリーブに置き換えることが可能であるが、あえ て密着巻きバネを用いているのは、外ケース13からワッシャ9への伝熱量を少 なくするためである。
【0016】 ヒータケース11は、縦溝19を設けた金属の円筒体で、縦溝19を設けたこ とによる可撓性を利用して、先端をこて先12の嵌合孔20に嵌合して実質上一 体としている。この構造により、止めナット7が緩んだときのこて先12とヒー タケース11との間のガタの発生を防止するとともに、嵌合孔20の内面が酸化 腐食してこて先12とセラミックヒータ2の先端部との間にガタが発生するのを 防止している。止めナット7を締結すると、ヒータケース11の基端がピッチ巻 きバネ14をワッシャ9に向けて押し込み、ピッチ巻きバネ14は弾性的に圧縮 された状態でヒータケース11の基端を支持する。
【0017】 この実施例のワッシャ9は、図4に示す断熱ナット30と同様な機能、すなわ ち外ケース13およびヒータケース11の基端を支持する機能を有している。し かし図2のワッシャ9が有しているもう一つの機能、すなわちヒータケース11 や外ケース13から柄5への熱の伝達を絶縁する機能は、図1の実施例では、外 ケース13を密着巻きバネ15を介して支持し、ヒータケース11をピッチ巻き バネ14を介して支持することにより達成している。ワッシャ9とこれを貫通し ているセラミックヒータ2との間には充分な遊隙を設けておく。
【0018】 コネクタケース4は、電源コード1に固定されており、柄5の空孔8に半径方 向に若干遊動自在にかつ基端を空孔の周壁に設けた段部21に当接させた状態で 装着されている。セラミックヒータ2は、コネクタケース4内のコネクタ3によ って電源コード1に接続され、コネクタケース4から延びる内側シリコンチュー ブ22で基端を保持され、ヒータケース11内に収容されている。23は保護用 の外側シリコンチューブである。
【0019】 コネクタケース4のコード1側には、保護鞘24が固着され、この保護鞘の先 端にクリップ25でコード保護チューブ6が固定されている。コネクタケース4 及びセラミックヒータ2は、柄5およびヒータケース11内で回転自在であり、 コネクタケース4に固定された保護鞘24、コード保護チューブ6および電源コ ード1も、柄5やこて先12に対して相対回動可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の構造によれば、こて先12と実質上一体のヒータケー ス11がセラミックヒータ2を保護し、外ケース13あるいはこて先12からヒ ータケース11に作用する衝撃がヒータケース11の基端を支持するピッチ巻き バネ14によって吸収され、かつヒータケース11の若干の遊動が許容される構 造となるため、外ケース13やこて先12に作用する衝撃がセラミックヒータ2 に大きな歪を生じさせることがなくなり、従って外ケースを叩いてこて先のハン ダを落とすという使い方をしても、セラミックヒータ2のパターン切れが生ずる おそれがない。また外ケース13を叩いたときの衝撃によって止めナット7が少 々緩んでも、ピッチ巻きバネ14がその緩みを吸収してこて先12やヒータケー ス11を正常な状態のときと同様に保持するから、止めナット7の緩みに起因す るパターン切れの頻発のおそれもない。
【0021】 また図示実施例の構造によれば、ハンダ付け作業時にこて先12を回転させて も、その回転が電源コード1に伝わらず、電源コード1の捩じれによるコードの うねりや撓み、あるいはコード1からの捩じり反力によるこての回転がなくなる ため、操作性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のハンダこての断面図
【図2】ハンダこての要部拡大図
【図3】従来構造のハンダこての断面図
【図4】他の従来構造の要部を示す部分断面図
【符号の説明】
1 電源コード 2 セラミックヒータ 4 コネクタケース 5 柄 7 止めナット 9 ワッシャ 10 段部 11 ヒータケース 12 こて先 13 外ケース 14 ピッチ巻きバネ 20 嵌合孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外ケース(13)を介して止めナット(7) で
    締結されたこて先(12)が当該こて先を保持するヒータケ
    ース(11)を支持部(9) に締着しており、こて先(12)を加
    熱するセラミックヒータ(2) がコネクタケース(11)とこ
    て先(12)とによって支持されているハンダこてにおい
    て、 ヒータケース(11)がこて先(12)の嵌合孔(20)に嵌め込ま
    れてこて先(12)と一体化され、ヒータケース(11)の基端
    とその支持部(9) との間に圧縮コイルバネ(14)が介装さ
    れていることを特徴とするハンダこて。
  2. 【請求項2】 コネクタケース(4) を柄(5) の内側に設
    けた段部(10)に当接させて電源コード(1) の抜け止めを
    行い、柄(5) と電源コード(1) の相対回動を許容した、
    請求項1記載のハンダこて。
JP1991021890U 1991-03-11 1991-03-11 ハンダこて Expired - Lifetime JP2525874Y2 (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109746538A (zh) * 2019-02-28 2019-05-14 佛山星精丰自动化设备有限公司 一种焊锡枪发热芯安装结构

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