JPH0634769A - 腕時計のバンドの端部連結構造 - Google Patents
腕時計のバンドの端部連結構造Info
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- JPH0634769A JPH0634769A JP4256777A JP25677792A JPH0634769A JP H0634769 A JPH0634769 A JP H0634769A JP 4256777 A JP4256777 A JP 4256777A JP 25677792 A JP25677792 A JP 25677792A JP H0634769 A JPH0634769 A JP H0634769A
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- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
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- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチックの腕時計ケースおよび金属の伸
縮バンドのプラスチックの上蓋板と視覚的および機能的
に良く調和する端部連結構造を提供する。 【構成】 端部連結構造１４のプラスチックの外蓋板３
６が連結ピン１６によりプラスチックの腕時計ケース１
２に回動自在に連結される。この外蓋板の底面に、バン
ドの対応する側の端部の少なくとも１つ，好ましくは２
つの一番端の上リンク１８を受け入れることができる形
と大きさの凹部３８が形成される。外蓋板とその凹部に
受け入れられる上リンクの間には、金属の介挿部材５４
が介挿される。この金属の介挿部材も、前記連結ピンに
連結され、腕時計ケースとバンドの信頼性の高い連結を
提供する。
縮バンドのプラスチックの上蓋板と視覚的および機能的
に良く調和する端部連結構造を提供する。 【構成】 端部連結構造１４のプラスチックの外蓋板３
６が連結ピン１６によりプラスチックの腕時計ケース１
２に回動自在に連結される。この外蓋板の底面に、バン
ドの対応する側の端部の少なくとも１つ，好ましくは２
つの一番端の上リンク１８を受け入れることができる形
と大きさの凹部３８が形成される。外蓋板とその凹部に
受け入れられる上リンクの間には、金属の介挿部材５４
が介挿される。この金属の介挿部材も、前記連結ピンに
連結され、腕時計ケースとバンドの信頼性の高い連結を
提供する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に伸縮可能な腕
時計のバンドに関し、特にＡＢＳのようなプラスチック
材からモールド成形されたケースを持つ腕時計にバンド
の端部を連結するための改良された端部連結構造に関す
る。
時計のバンドに関し、特にＡＢＳのようなプラスチック
材からモールド成形されたケースを持つ腕時計にバンド
の端部を連結するための改良された端部連結構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】代表的な従来の伸縮可能な腕時計のバン
ドは、１列の下リンクとその上に重なるように位置する
１列の上リンクを含み、各下リンクは２つの近接する上
リンクに対となったＵ形連結部材を介して連結されてい
る。そして、各リンクの内部に収容されたばねがＵ形連
結部材に弾性的に接触してバンドを伸張可能にすると共
にバンドの収縮力を生じさせる。上下のリンクは、Ｕ形
連結部材やばねと同様に、金属の型打（スタンピング）
により製造される。上リンクは、通常、装飾のための金
属の上蓋板により覆われる。
ドは、１列の下リンクとその上に重なるように位置する
１列の上リンクを含み、各下リンクは２つの近接する上
リンクに対となったＵ形連結部材を介して連結されてい
る。そして、各リンクの内部に収容されたばねがＵ形連
結部材に弾性的に接触してバンドを伸張可能にすると共
にバンドの収縮力を生じさせる。上下のリンクは、Ｕ形
連結部材やばねと同様に、金属の型打（スタンピング）
により製造される。上リンクは、通常、装飾のための金
属の上蓋板により覆われる。
【０００３】例えば米国特許４，９５８，３３４号公報
（Ｇｒｏｓｊｅａｎ）に開示されているように、従来、
このような腕時計のバンドは、金属およびプラスチック
の両方の部材を含む端部連結構造によってプラスチック
の腕時計ケースに連結されていた。これらの端部連結構
造では、金属のバンドの外観に調和するように金属の部
材を外側に配置し、プラスチックの部材を内側に配置し
て、このプラスチックの部材を腕時計ケースと金属のバ
ンドおよび端部連結構造の金属の部材の間に介在させ
て、プラスチックの腕時計ケースが金属との摩擦接触に
より傷つくのを防止するようにしていた。
（Ｇｒｏｓｊｅａｎ）に開示されているように、従来、
このような腕時計のバンドは、金属およびプラスチック
の両方の部材を含む端部連結構造によってプラスチック
の腕時計ケースに連結されていた。これらの端部連結構
造では、金属のバンドの外観に調和するように金属の部
材を外側に配置し、プラスチックの部材を内側に配置し
て、このプラスチックの部材を腕時計ケースと金属のバ
ンドおよび端部連結構造の金属の部材の間に介在させ
て、プラスチックの腕時計ケースが金属との摩擦接触に
より傷つくのを防止するようにしていた。
【０００４】この構成は、構成の良好性および耐摩耗性
の点からはほぼ満足できるものであるが、金属のバンド
とプラスチックの腕時計ケースの不調和に起因する美観
上の問題がある。
の点からはほぼ満足できるものであるが、金属のバンド
とプラスチックの腕時計ケースの不調和に起因する美観
上の問題がある。
【０００５】腕時計ケースに金属の覆いを被せることに
より均一な外観にすることができるが、プラスチック材
の広範な色のヴァリエーションによってもたらされるス
タイル上の可能性を失わせる。
より均一な外観にすることができるが、プラスチック材
の広範な色のヴァリエーションによってもたらされるス
タイル上の可能性を失わせる。
【０００６】そのため、近年の設計では、バンドの外観
をプラスチックの腕時計ケースに調和させることに関心
が集っていた。そのためには、従来の金属の上蓋板をプ
ラスチックの上蓋板に置き換えることに加えて、端連結
部の外蓋板がプラスチックの腕時計ケースおよびバンド
のプラスチックの上蓋板と良く調和するように、端連結
構造の金属の部材とプラスチックの部材の位置を逆にす
る端連結構造の再設計を必要とした。本発明は、このよ
うな端連結構造の再設計に向けられている。
をプラスチックの腕時計ケースに調和させることに関心
が集っていた。そのためには、従来の金属の上蓋板をプ
ラスチックの上蓋板に置き換えることに加えて、端連結
部の外蓋板がプラスチックの腕時計ケースおよびバンド
のプラスチックの上蓋板と良く調和するように、端連結
構造の金属の部材とプラスチックの部材の位置を逆にす
る端連結構造の再設計を必要とした。本発明は、このよ
うな端連結構造の再設計に向けられている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基本的な目的
は、プラスチックの腕時計ケースおよび金属の伸縮バン
ドのプラスチックの上蓋板と視覚的および機能的に良く
調和する端部連結構造を提供することにある。
は、プラスチックの腕時計ケースおよび金属の伸縮バン
ドのプラスチックの上蓋板と視覚的および機能的に良く
調和する端部連結構造を提供することにある。
【０００８】本発明のもう１つの目的は、金属の部材に
よる腕時計バンドの腕時計ケースへの信頼性の高い連結
を提供することにある。
よる腕時計バンドの腕時計ケースへの信頼性の高い連結
を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この後に詳細に説明する
本発明の好ましい実施例では、上記した目的や他の利点
は、金属の連結ピンによりプラスチックの腕時計ケース
に回動自在に連結されるプラスチックの外蓋板を持つ端
部連結構造により達成される。この外蓋板は、その底面
に前記バンドの対応する側の端部の少なくとも１つ、好
ましくは２つの一番端の上リンクを受け入れることがで
きる形と大きさに形成された凹部を持つ。外蓋板とその
凹部に受け入れられる上リンクの間には金属の介挿部材
が介挿される。この金属の介挿部材は、連結ピンと前記
上リンクの間に介在し、腕時計ケースとバンドの信頼性
の高い連結を提供する。プラスチックの外蓋板は、バン
ドのプラスチックの上蓋板とプラスチックの腕時計ケー
スとの間に視覚的および美的な調和をもたらす。
本発明の好ましい実施例では、上記した目的や他の利点
は、金属の連結ピンによりプラスチックの腕時計ケース
に回動自在に連結されるプラスチックの外蓋板を持つ端
部連結構造により達成される。この外蓋板は、その底面
に前記バンドの対応する側の端部の少なくとも１つ、好
ましくは２つの一番端の上リンクを受け入れることがで
きる形と大きさに形成された凹部を持つ。外蓋板とその
凹部に受け入れられる上リンクの間には金属の介挿部材
が介挿される。この金属の介挿部材は、連結ピンと前記
上リンクの間に介在し、腕時計ケースとバンドの信頼性
の高い連結を提供する。プラスチックの外蓋板は、バン
ドのプラスチックの上蓋板とプラスチックの腕時計ケー
スとの間に視覚的および美的な調和をもたらす。
【００１０】
【実施例】まず図１には、伸張可能な腕時計のバンド１
０の１端が、本発明の端部連結構造１４によって、プラ
スチックの腕時計ケース１２に取り付けられた状態で示
されている。またバンドの他端の端部連結構造は、金属
の横断ピン１６を引き抜いた結果として腕時計ケースか
ら外された状態で示されている。
０の１端が、本発明の端部連結構造１４によって、プラ
スチックの腕時計ケース１２に取り付けられた状態で示
されている。またバンドの他端の端部連結構造は、金属
の横断ピン１６を引き抜いた結果として腕時計ケースか
ら外された状態で示されている。
【００１１】さらに他の図も参照すると、この腕時計バ
ンドは既知の構成と同様に、１列の下リンク２０と下リ
ンクに重なる１列の上リンク１８を含むことが解るであ
ろう。各下リンク２０は、対をなす相対向するＵ形連結
部材２２により、２つの上リンク１８に連結される。Ｕ
形連結部材は、下リンクの内部に収容されている板ばね
２４の作用を受ける。これらの板ばねは、Ｕ形連結部材
に弾性接触しながら、共働して、当業者には良く知られ
た動作により、バンドの長さ方向の伸び縮みを可能にす
る。
ンドは既知の構成と同様に、１列の下リンク２０と下リ
ンクに重なる１列の上リンク１８を含むことが解るであ
ろう。各下リンク２０は、対をなす相対向するＵ形連結
部材２２により、２つの上リンク１８に連結される。Ｕ
形連結部材は、下リンクの内部に収容されている板ばね
２４の作用を受ける。これらの板ばねは、Ｕ形連結部材
に弾性接触しながら、共働して、当業者には良く知られ
た動作により、バンドの長さ方向の伸び縮みを可能にす
る。
【００１２】上リンク１８は、米国において本願と同時
に出願した現在審査中の発明である装飾用のプラスチッ
クの上蓋板２６により覆われている。上リンク１８、下
リンク２０、Ｕ形連結部材２２、板ばね２４は、金属を
型打することにより製造される。これに対して上蓋板２
６は、プラスチックの腕時計ケース１２と視覚的に調和
するモールド成形部材を含む。
に出願した現在審査中の発明である装飾用のプラスチッ
クの上蓋板２６により覆われている。上リンク１８、下
リンク２０、Ｕ形連結部材２２、板ばね２４は、金属を
型打することにより製造される。これに対して上蓋板２
６は、プラスチックの腕時計ケース１２と視覚的に調和
するモールド成形部材を含む。
【００１３】プラスチックの腕時計ケース１２は、相対
向する端部に、所定の間隔をあけてリブ２８が形成され
ている。これらのリブには、同一軸線上において貫通す
る第１の穴３０が設けられている。リブ２８は、腕時計
ケースと１体成型された上蓋部３２の下に隠れ、互いの
間に第１のソケット３４を形成する。
向する端部に、所定の間隔をあけてリブ２８が形成され
ている。これらのリブには、同一軸線上において貫通す
る第１の穴３０が設けられている。リブ２８は、腕時計
ケースと１体成型された上蓋部３２の下に隠れ、互いの
間に第１のソケット３４を形成する。
【００１４】端部連結構造１４は、プラスチックの外蓋
板３６を含む。外蓋板３６の上面は、腕時計ケース１２
と共にプラスチックの上蓋板２６のデザインとも美的に
調和するようなデザインと形状に形成されている。図７
において最も良く示されているように、外蓋板３６は、
その底面に、少なくとも１つ、好ましくは２つの上リン
ク１８を受け入れるための形状および寸法の凹部３８が
設けられている。凹部３８は、後壁４０と可撓性の側端
突出部４２によって囲まれている。側端突出部は、その
中央部に凹部４４が設けられている。
板３６を含む。外蓋板３６の上面は、腕時計ケース１２
と共にプラスチックの上蓋板２６のデザインとも美的に
調和するようなデザインと形状に形成されている。図７
において最も良く示されているように、外蓋板３６は、
その底面に、少なくとも１つ、好ましくは２つの上リン
ク１８を受け入れるための形状および寸法の凹部３８が
設けられている。凹部３８は、後壁４０と可撓性の側端
突出部４２によって囲まれている。側端突出部は、その
中央部に凹部４４が設けられている。
【００１５】外蓋板３６には、さらに、前方に突出する
複数の連結突部４６が間隔を開けて設けられている。各
連結突部は、屋根部４９と屋根部を介して互いにつなが
っている側壁４８から成り、屋根部と側壁部は第２のソ
ケット５０を形成する。連結突部４６の側壁４８には、
それらを貫通する第２の穴５２が、同一軸線上に整列し
て設けられている。図９において最も良く示されている
ように、連結突部４６は、その第２の穴５２が腕時計ケ
ース１２の各端部のリブ２８の第１の穴３０と整列しそ
れによって連結ピン１６を挿通することができるような
状態で、リブ２８の間の第１のソケット３４に受け入れ
られるように設けられている。連結ピン１６は、腕時計
ケース１２と外蓋板３６を回動自在に連結する。
複数の連結突部４６が間隔を開けて設けられている。各
連結突部は、屋根部４９と屋根部を介して互いにつなが
っている側壁４８から成り、屋根部と側壁部は第２のソ
ケット５０を形成する。連結突部４６の側壁４８には、
それらを貫通する第２の穴５２が、同一軸線上に整列し
て設けられている。図９において最も良く示されている
ように、連結突部４６は、その第２の穴５２が腕時計ケ
ース１２の各端部のリブ２８の第１の穴３０と整列しそ
れによって連結ピン１６を挿通することができるような
状態で、リブ２８の間の第１のソケット３４に受け入れ
られるように設けられている。連結ピン１６は、腕時計
ケース１２と外蓋板３６を回動自在に連結する。
【００１６】プラスチックの外蓋板３６とそれに受け入
れられる１番端の上リンク１８の間の凹部３８には、金
属の介挿部材５４が介挿される。介挿部材５４は、後壁
５６と側端突出部５８、および前端の中央部において前
方に突出する押圧部６２とその両側に間隔を開けて設け
られた前方に突出する鈎形の掛止部６０を持つ。
れられる１番端の上リンク１８の間の凹部３８には、金
属の介挿部材５４が介挿される。介挿部材５４は、後壁
５６と側端突出部５８、および前端の中央部において前
方に突出する押圧部６２とその両側に間隔を開けて設け
られた前方に突出する鈎形の掛止部６０を持つ。
【００１７】図８に示すように、介挿部材５４を外蓋板
３６の凹部３８内にはめ込んだとき、後壁５６は後壁４
０の内側に隠れ、側端突出部５８は側端突出部４２の凹
部４４に入る。また鈎形の掛止部６０は両側の１番外側
の連結突部４６の第２ソケット５０に入り、押付部６２
は中央の連結突部４６の第２ソケット５０に入る。
３６の凹部３８内にはめ込んだとき、後壁５６は後壁４
０の内側に隠れ、側端突出部５８は側端突出部４２の凹
部４４に入る。また鈎形の掛止部６０は両側の１番外側
の連結突部４６の第２ソケット５０に入り、押付部６２
は中央の連結突部４６の第２ソケット５０に入る。
【００１８】鈎形の掛止部６０は、連結ピン１６に機械
的に係合するような形状に形成されている。連結突部４
６の側壁４８および腕時計ケースのリブ２８に過大な力
をかけたり壊したりするのを避けるために、連結ピン１
６は、小さい抵抗で、第１および第２の穴３０，５２に
挿通されるようにする。この小さい抵抗は、連結ピンを
その挿入された位置に確実に保持するには不十分であ
る。しかしながら、連結ピンの保持は、押圧部６２によ
って保証される。すなわち押圧部６２は、図５に示すよ
うに、連結ピンの挿入によって弾性的に押し曲げられ、
連結ピンを挿入された位置に保持するのに十分な摩擦力
を生じさせる。押圧部６２は、連結ピン１６の挿入を容
易にするために、下方に曲げられた側端部６２ａを持つ
ことが好ましい。
的に係合するような形状に形成されている。連結突部４
６の側壁４８および腕時計ケースのリブ２８に過大な力
をかけたり壊したりするのを避けるために、連結ピン１
６は、小さい抵抗で、第１および第２の穴３０，５２に
挿通されるようにする。この小さい抵抗は、連結ピンを
その挿入された位置に確実に保持するには不十分であ
る。しかしながら、連結ピンの保持は、押圧部６２によ
って保証される。すなわち押圧部６２は、図５に示すよ
うに、連結ピンの挿入によって弾性的に押し曲げられ、
連結ピンを挿入された位置に保持するのに十分な摩擦力
を生じさせる。押圧部６２は、連結ピン１６の挿入を容
易にするために、下方に曲げられた側端部６２ａを持つ
ことが好ましい。
【００１９】図１１に示すように、上リンク１８の両端
は下リンク２０の両端より外側に突出している。また図
１０に示すように、上リンクの各端は開いており、上壁
部１８ａと側壁部１８ｂとにより区画形成されている。
は下リンク２０の両端より外側に突出している。また図
１０に示すように、上リンクの各端は開いており、上壁
部１８ａと側壁部１８ｂとにより区画形成されている。
【００２０】端連結部１４を腕時計バンド１０の一端に
取り付けるときは、まず外蓋板３６の凹部３８に金属の
介挿部材５４をはめ込み（図８参照）、次に介挿部材５
４の凹部に一番端の上リンク１８を入れる。この段階に
おいて、図１１の左側に示されるように、金属の介挿部
材５４の突出部５８は、外蓋板の突出部４２の内側に隠
れ、上リンク１８の開端を横切って下方に延びる。次に
工具（図示せず）を用いて、重なっている突出部４２，
５８をバンドの中央部に向って内側に折り曲げる。その
結果、図１１の右側に示すように、金属の介挿部材５４
の突出部５８は上リンクの開端に押し込まれ、上リンク
の側壁１８ｂの間に機械的に係合する。同時に、プラス
チックの突出部４２も内側に向って変形し、内側に向っ
て変形した突出部５８にぴったりと重なっている。
取り付けるときは、まず外蓋板３６の凹部３８に金属の
介挿部材５４をはめ込み（図８参照）、次に介挿部材５
４の凹部に一番端の上リンク１８を入れる。この段階に
おいて、図１１の左側に示されるように、金属の介挿部
材５４の突出部５８は、外蓋板の突出部４２の内側に隠
れ、上リンク１８の開端を横切って下方に延びる。次に
工具（図示せず）を用いて、重なっている突出部４２，
５８をバンドの中央部に向って内側に折り曲げる。その
結果、図１１の右側に示すように、金属の介挿部材５４
の突出部５８は上リンクの開端に押し込まれ、上リンク
の側壁１８ｂの間に機械的に係合する。同時に、プラス
チックの突出部４２も内側に向って変形し、内側に向っ
て変形した突出部５８にぴったりと重なっている。
【００２１】
【発明の効果】本発明の端部連結構造は上記のように構
成したので、金属の介挿部材５４の側端突出部５８が上
リンク１８の金属の側壁１８ｂの間に係合することと、
掛止部６０が連結ピン１６に機械的に係合することとに
より、金属の介挿部材５４によるバンドと腕時計ケース
の確実な連結が保証される。またプラスチックの外蓋板
３６により、バンドのプラスチックの上蓋板２６とプラ
スチックの腕時計ケース１２に調和する美的な外観が提
供される。
成したので、金属の介挿部材５４の側端突出部５８が上
リンク１８の金属の側壁１８ｂの間に係合することと、
掛止部６０が連結ピン１６に機械的に係合することとに
より、金属の介挿部材５４によるバンドと腕時計ケース
の確実な連結が保証される。またプラスチックの外蓋板
３６により、バンドのプラスチックの上蓋板２６とプラ
スチックの腕時計ケース１２に調和する美的な外観が提
供される。
【００２２】またバンドのプラスチックの上蓋板２６と
端部連結構造のプラスチックの外蓋板３６は、望みに応
じて、透明な材料または半透明な材料で成形することが
できる。さらには、不透明の色づけした材料を使用する
こともできる。材料については実際上制限はない。
端部連結構造のプラスチックの外蓋板３６は、望みに応
じて、透明な材料または半透明な材料で成形することが
できる。さらには、不透明の色づけした材料を使用する
こともできる。材料については実際上制限はない。
【図１】腕時計のバンドの１端が本発明による端部連結
構造によりプラスチックの腕時計ケースに連結され、バ
ンドの他端が腕時計ケースから外されている状態を示す
部分的な上面図である。
構造によりプラスチックの腕時計ケースに連結され、バ
ンドの他端が腕時計ケースから外されている状態を示す
部分的な上面図である。
【図２】図１のII−II線に沿った拡大断面図である。
【図３】図１のIII −III 線に沿った金属の介挿部材の
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図４】図３のIV−IV線に沿った金属の介挿部材の部分
的な外観図である。
的な外観図である。
【図５】図４のV −V 線に沿った断面図であり、連結ピ
ンの挿入によって引き起こされた押圧部の弾性変形を示
す。
ンの挿入によって引き起こされた押圧部の弾性変形を示
す。
【図６】図４のVI−VI線に沿った断面図であり、押圧部
の横断面形状を示す。
の横断面形状を示す。
【図７】プラスチックの外蓋板と金属の介挿部材の斜視
図である。
図である。
【図８】プラスチックの外蓋板に金属の介挿部材をはめ
込んだ状態を示す斜視図である。
込んだ状態を示す斜視図である。
【図９】腕時計ケースに連結された端部連結構造の底面
図である。
図である。
【図１０】バンドの上リンクの端部を示す部分的な斜視
図である。
図である。
【図１１】図２のXI−XI線に沿った断面図で、図の左側
はプラスチックの外蓋板の側端突出部および金属の介挿
部材の側端突出部の曲げられる前の状態を示し、右側は
連結のために曲げられた後の状態を示す。
はプラスチックの外蓋板の側端突出部および金属の介挿
部材の側端突出部の曲げられる前の状態を示し、右側は
連結のために曲げられた後の状態を示す。
１２ 腕時計ケース １４ 端部連結構造 １６ 連結ピン １８ 上リンク ２０ 下リンク ３６ プラスチックの外蓋板 ３８ 凹部 ４６ 連結突部 ５４ 金属の介挿部材 ５８ 側端突出部 ６０ 掛止部 ６２ 押圧部
Claims (5)
- 【請求項１】 ばねで付勢された連結部材によってバン
ドの長さ方向の伸縮を可能にするように連結された上リ
ンクおよび下リンクを持つ腕時計バンドの各端と、相対
向する端部に相互に間隔を開けて突設されたリブを持
ち，該リブには同一軸線上において貫通する第１の穴が
設けられ，また該リブは互いの間に第１のソケットを形
成するように設けられたプラスチックの腕時計ケースの
前記各端部とを連結するための端部連結構造であって、 底面に前記バンドの各端の少なくとも１つの上リンクを
受け入れることができる形と大きさに形成された凹部を
持ち、また１端に相互に間隔を開けて設けられた連結突
部を持ち、該連結突部には同一軸線上において貫通する
第２の穴が設けられ、また該連結突部はそれぞれ第２の
ソケットを構成し、さらに該連結突部は前記第１および
第２の穴が相互に同一軸線上に整列するように前記第１
のソケット内に受け入れられるように設けられたプラス
チックの外蓋板と、 前記第１および第２の穴に挿通されて前記腕時計ケース
と前記プラスチックの外蓋板を回動自在に連結する金属
のピンと、 前記外蓋板の凹部の中にはめ込むことにより、前記プラ
スチックの外蓋板と前記少なくとも１つの上リンクの間
に介挿され、その１端に前記第２のソケットの少なくと
も幾つかの内部に突出して前記のごとく挿入される金属
のピンに機械的な係合状態で接触する鈎形の掛止部を持
つ金属の介挿部材と、を含むことを特徴とする腕時計の
バンドの端部連結構造。 - 【請求項２】 前記介挿部材が、さらに、前記第２のソ
ケットの１つの内部に突出し、前記のごとく挿入される
ピンにより弾性的に押し曲げられて前記ピンに摩擦接触
するピン押圧部を有する請求項１に記載の端部連結構
造。 - 【請求項３】 前記上リンクがその上壁部および側壁部
により形成される開端を持ち、前記介挿部材が前記上リ
ンクの開端内に折り曲げられて前記側壁部と機械的に係
合し得る側端突出部を有する請求項１に記載の端部連結
構造。 - 【請求項４】 前記外蓋板が、前記介挿部材の側端突出
部に重なりかつそれと一諸に折り曲げられる側端突出部
を有する請求項３に記載の端部連結構造。 - 【請求項５】 前記ピンと前記リブおよび前記連結突出
部の間の摩擦接触が前記ピンをその挿入された位置に保
持するのに不十分であり、前記押圧部の前記ピンに対す
る弾性接触により生じる摩擦力により前記ピンの前記挿
入位置からのずれが防止される請求項２に記載の端部連
結構造。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/886,773 US5272683A (en) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | End connector assembly for watch band |
| US07/886,773 | 1992-05-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634769A true JPH0634769A (ja) | 1994-02-10 |
| JPH0783723B2 JPH0783723B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=25389741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4256777A Expired - Lifetime JPH0783723B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-09-25 | 腕時計のバンドの端部連結構造 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5272683A (ja) |
| EP (1) | EP0570639B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0783723B2 (ja) |
| DE (1) | DE69214799T2 (ja) |
| ES (1) | ES2093207T3 (ja) |
| HK (1) | HK95397A (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| ATE169128T1 (de) * | 1992-03-26 | 1998-08-15 | Createc Patent Holding | Armbanduhr |
| US5724708A (en) * | 1996-12-03 | 1998-03-10 | Textron, Inc. | End connector assembly for watchband |
| HK1166922A2 (en) * | 2011-09-01 | 2012-11-09 | Dailywin Watch Products Mfg Ltd | Watchband with visible pins |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4270201A (en) * | 1979-12-31 | 1981-05-26 | Timex Corporation | Watch strap with adjustable attachment end |
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| CH667784A5 (en) * | 1986-01-10 | 1988-11-15 | Turro S A | Articulated bracelet with plastics covered metallic links - has links formed by parallel segments of tubes and joined by bars and shorter tube segments |
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-
1992
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- 1992-08-20 DE DE69214799T patent/DE69214799T2/de not_active Expired - Fee Related
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-
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| DE69214799D1 (de) | 1996-11-28 |
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| DE69214799T2 (de) | 1997-02-27 |
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| HK95397A (en) | 1997-08-01 |
| EP0570639B1 (en) | 1996-10-23 |
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