JPH06347201A - シャフトねじれ角度計測機 - Google Patents

シャフトねじれ角度計測機

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JPH06347201A
JPH06347201A JP13502593A JP13502593A JPH06347201A JP H06347201 A JPH06347201 A JP H06347201A JP 13502593 A JP13502593 A JP 13502593A JP 13502593 A JP13502593 A JP 13502593A JP H06347201 A JPH06347201 A JP H06347201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
torque
measuring
belt
load cell
Prior art date
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Pending
Application number
JP13502593A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiro Yamazaki
公弘 山崎
Takahiko Sugano
孝彦 菅野
Yoshihiro Saito
義弘 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH06347201A publication Critical patent/JPH06347201A/ja
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャフトのねじれ角度を精度よく計測する。 【構成】 固定装置37で測定対象のシャフト1の一端
部を固定し、他端部をトルク伝達部4に結合する。トル
ク伝達部4には結合したシャフト1と同一軸心を有する
計測部軸5が設けられ、軸受18により軸支される。ト
ルク伝達部4にレバー7の一端を接続し他端にロードセ
ル11を介してシリンダ14より力を加えるトルク発生
装置17と、計測部軸5に角度計測装置20を設け、角
度計測装置20を、計測部軸5に軸心を合わせて固定し
シャフト1より大きい直径を有する第1円板21と、こ
の第1円板21にベルトがけしたベルト23と、ベルト
23の移動量を計測する移動量計測器29から構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャフトのねじれ角度を
精度よく計測するシャフトねじれ角度計測機に関する。
【0002】
【従来の技術】シャフトに一定のトルクを加えると一定
のねじれ角度を生じる。この関係を利用してねじれ角度
を計測して加えられたトルクを検出し、シャフトの安全
性の確認に利用することができる。このため、加えられ
るトルクと発生するねじれ角度を計測する必要がある。
船のプロペラシャフトのねじれ角度を計測する場合、シ
ャフトの表面に歪みゲージを張りスリップリングを用い
て歪み信号を取り出しねじれ角度を算出している。ま
た、シャフトにロータリエンコーダを取付けトルクを加
えてねじれ角度を計測する方法も広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヘリコプタのロータシ
ャフトの場合、ロータシャフトに所定値以上のトルクが
加わった場合警報を出し安全性を確保している。トルク
の計測方法として各ロータシャフトごとにトルクとねじ
れ角度の関係を計測しておき、トルクが所定値となると
きのねじれ角度を求め、このねじれ角度を計測する。こ
のねじれ角度の計測は高精度を要求されるため、ロータ
リエンコーダでは要求精度を十分に満たすことが困難な
場合が多く、歪みゲージによる方法はそれぞれのロータ
シャフトに歪みゲージを張らなければならずその作業に
多くの工数がかかるという問題がある。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、シャフトのねじれ量を拡大すると共に直線移動量
に置換し、この直線移動量を計測することによりシャフ
トのねじれ角度を精度よく計測するシャフトのねじれ角
度計測機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
本発明は、測定対象のシャフトの一端部を固定する固定
装置と、前記シャフトの他端部を一端に結合しトルクを
伝達するトルク伝達部と、該トルク伝達部の他端に、前
記シャフトと同一軸心となるよう結合された計測部軸
と、該計測部軸を軸支する軸受と、前記トルク伝達部に
トルクを加えるトルク発生装置と、前記トルク伝達部に
加えられたトルクにより前記計測部軸に発生するねじれ
角度を計測する角度計測装置とを備え、前記トルク発生
装置が、前記トルク伝達部に長さ方向を前記計測部軸の
半径方向となるようにして一端を取付けられたレバー
と、このレバーの他端に取付けられたロードセルと、こ
のロードセルに荷重を加える荷重出力装置とを備え、前
記角度計測装置が、前記計測部軸にその軸心に同心でか
つ直交するよう結合されるとともに前記シャフトより大
きな直径を有する円板と、該円板にベルト掛されたベル
トと、このベルトの移動量を計測する移動量計測器とを
備えたものである。
【0006】
【作用】測定対象のシャフトは一端部を固定装置で固定
され、他端部にトルク伝達部より伝達されるトルクを受
けてねじれ角度を生じる。これによりトルク伝達部およ
び計測部軸はこのねじれ角度だけ回転する。計測部軸と
ともに回転する円板の半径をR、シャフトのトルク伝達
部における半径をr、R/r=nとし、ねじれ角度をα
とすると、ねじれ角度αによるねじれ量はシャフト外周
でαrであるが、円板外周上ではnαrとなりn倍に拡
大される。円板にはベルトがベルト掛されているので、
ねじれ角度αによるねじれ量nαrはベルトの移動量と
なる。そこでベルトの直線部分の移動量nαrを高精度
の移動量計測器で測定することによりシャフトのねじれ
角度を精度よく測定することができる。このときのトル
クはロードセルに加わる力とロードセルから測定対象シ
ャフトの軸心までのレバーの長さより求めることができ
る。
【0007】
【実施例】以下本発明の好ましい実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本実施例の平面図を示し、図2は側
面図を示す。図3は図1のX−X断面図、図4(b)は
図1のY−Y断面図、(a)は(b)のZ−Z矢視図で
ある。測定対象のシャフト1は中空円筒で付け根部にト
ルクを伝達するフランジ2を有し、先端部3はスプライ
ンとなっている。トルク伝達部4は中空円筒で構成さ
れ、一端で先端部3とスプライン結合し他端で計測部軸
5と楔作用を用いたピン8で結合されている。計測部軸
5の外面にはスリーブ6が嵌合されている。トルク伝達
部4にはレバー7の一端をピン8で結合しこのピン8を
ボルト10によりフランジ9で押さえる。レバー7の他
端にはロードセル11が結合されている。計測部軸5に
一端を軸受13により回動自在に取付け、他端にシリン
ダ14により力を加えるアーム12を設ける。シリンダ
ロッドの先端はピン15によりアーム12に取付けられ
た取り合い金具16と回転自在に取り合う。取り合い金
具16近傍にロードセル11が取付けられ、シリンダ1
4からの力をレバー7に伝達する。レバー7、ロードセ
ル11、アーム12、シリンダ14はトルク発生装置1
7を構成する。なお、シリンダ14は空気圧を油圧に変
換し作動する。
【0008】計測部軸5のトルク伝達部4近傍と端部に
軸受18を設ける。軸受18は基板36に取付けられた
軸受支持材19で支持される。軸受18は回転とスラス
トを受けることのできる構造となっている。アーム12
と端部の軸受18の間の計測部軸5に角度計測装置20
が図4に示すように設けられる。第1円板21は計測部
軸5に取付けられたスリーブ6と嵌合し、第1円板21
と同一直径の第2円板22は基板36より支持された支
持材24に取付けられた軸25により回転自在に支持さ
れる。第1円板21と第2円板22はベルト23により
結合される。軸25の位置は軸調整金具26により上下
に調整可能であり、これにより第2円板22を上下させ
ベルト23に緩みを生じないよう調整することができ
る。
【0009】支持材24には計器支持材27が接合さ
れ、計器支持材27に取付けられた取付け金具28によ
り移動量計測器29を支持する。移動量計測器29には
ロッド31が取付けられベルト23の移動量が伝達され
る。ベルト23の直線部には移動金具30が接合され、
ロッド31に接続し、ベルト23の移動量を電気マイク
ロメータを内蔵した移動量計測器29に伝達する。第1
円板21の両側のベルト23の2箇所にそれぞれ移動量
計測器29を設け、計測値を平均することにより精度を
向上させている。
【0010】計測部軸5端部には、ロータリエンコーダ
32がカップリング33を介して接続され、支持材34
により支持されている。トルク伝達部4のシャフト1の
先端部3との取り合い部には高さ調整台35が設けら
れ、先端部3とトルク伝達部4の軸心合わせを容易とす
る。
【0011】固定装置37は基板36に取付けられたブ
ラケット38と、中心にシャフト1の外径より大きく、
フランジ2の外径より小さく上方に開いたU字型の開口
を有しブラケット38に取付けられたフランジ固定板3
9と、ブラケット38のシャフト1取付け中心回りに設
けられフランジ2を押しつける押圧シリンダを支持する
7本のボルト40と、この押圧シリンダのロッド42に
押圧されフランジ2をフランジ固定板39に押圧する押
し付けピース41から構成される。
【0012】次に、測定対象のシャフト1のねじれ角度
計測について説明する。まず、押圧シリンダのロッド4
2を縮め、測定対象シャフト1のフランジ2側をフラン
ジ固定板39のU字型開口から入れ、先端部3を高さ調
整台35に乗せてトルク伝達部4と心合わせしスプライ
ン結合する。次にロッド42により押し付けピース41
を押圧してフランジ2をフランジ固定板39に押圧し固
定する。つぎに、シリンダ14を駆動するとロードセル
11を介してレバー7に力が加わり、トルク伝達部4に
トルクが加わる。これによりシャフト1にトルクが加わ
りねじれが発生し、計測部軸5にねじれ角が伝達して第
1円板21がねじれ角度α回転する。第1円板21の半
径をR、測定対象シャフト1の先端部3の半径をr、R
/r=nとすると、ベルト23の移動量はnαrとな
る。本実施例ではnとして3〜4の値を用いている。移
動量nαrは移動量計測器29により角度に換算して秒
の単位まで正確に測定される。また、このとき加えられ
たトルクの値はロードセル11の値とレバー7のスパン
から正確に算出される。なお、移動量計測器29、ロー
ドセル11、ロータリエンコーダ32からの計測値はパ
ーソナルコンピータを用いてリアルタイムにデータを収
集し、数値解析してねじれ角度を算出する。なお、ロー
タリエンコーダ32の計測値は参考値とする。
【0013】本実施例は付け根部にフランジ2を有し先
端部3にスプライン加工した測定対象のシャフト1のね
じれ角度を計測する装置としたが、トルク伝達部4、固
定装置37の取り合い部をシャフト1の取り合い部に合
わせることにより、他のとり合い部を有するシャフト1
のねじれ角度を計測することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は測定対象のシャフトのねじれを拡大して取り出しこれ
を直線移動量として計測するので、ねじれ角度を精度よ
く計測することができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本実施例の構成を表す平面図である。
【図 2】本実施例の構成を表す側面図である。
【図 3】図1のX−X断面図である。
【図 4】角度計測器の構成を示し、(b)は図1のY
−Y断面図、(a)は(b)のZ−Z矢視図である。
【符号の説明】
1 シャフト 2 フランジ 3 先端部 4 トルク伝達部 5 計測部軸 7 レバー 11 ロードセル 12 アーム 14 シリンダ 17 トルク発生装置 18 軸受 20 角度計測装置 21 第1円板(円板) 22 第2円板 23 ベルト 29 移動量計測器 30 移動金具 31 ロッド 32 ロータリエンコーダ 35 高さ調整台 36 基盤 37 固定装置 38 ブラケット 39 フランジ固定板 40 ボルト 41 押し付けピース 42 押し付けシリンダのロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象のシャフトの一端部を固定する
    固定装置と、前記シャフトの他端部を一端に結合しトル
    クを伝達するトルク伝達部と、該トルク伝達部の他端
    に、前記シャフトと同一軸心となるよう結合された計測
    部軸と、該計測部軸を軸支する軸受と、前記トルク伝達
    部にトルクを加えるトルク発生装置と、前記トルク伝達
    部に加えられたトルクにより前記計測部軸に発生するね
    じれ角度を計測する角度計測装置とを備え、 前記トルク発生装置が、前記トルク伝達部に長さ方向を
    前記計測部軸の半径方向となるようにして一端を取付け
    られたレバーと、このレバーの他端に取付けられたロー
    ドセルと、このロードセルに荷重を加える荷重出力装置
    とを備え、 前記角度計測装置が、前記計測部軸にその軸心に同心で
    かつ直交するよう結合されるとともに前記シャフトより
    大きな直径を有する円板と、該円板にベルト掛されたベ
    ルトと、このベルトの移動量を計測する移動量計測器と
    を備えたことを特徴とするシャフトねじれ角度計測機。
JP13502593A 1993-06-07 1993-06-07 シャフトねじれ角度計測機 Pending JPH06347201A (ja)

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JP13502593A JPH06347201A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 シャフトねじれ角度計測機

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JP13502593A JPH06347201A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 シャフトねじれ角度計測機

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JPH06347201A true JPH06347201A (ja) 1994-12-20

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ID=15142179

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JP13502593A Pending JPH06347201A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 シャフトねじれ角度計測機

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JP (1) JPH06347201A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104359384A (zh) * 2014-11-18 2015-02-18 中国建筑第四工程局有限公司 方正测量仪及房间方正测量方法
KR101681489B1 (ko) * 2015-07-13 2016-12-01 한국항공우주산업 주식회사 항공기 샤프트 정렬 방법

Cited By (3)

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CN104359384A (zh) * 2014-11-18 2015-02-18 中国建筑第四工程局有限公司 方正测量仪及房间方正测量方法
CN104359384B (zh) * 2014-11-18 2017-12-15 重庆丰银包装材料有限公司 房间方正测量方法
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