JPH0634695B2 - 培地の輸送配管 - Google Patents
培地の輸送配管Info
- Publication number
- JPH0634695B2 JPH0634695B2 JP59186315A JP18631584A JPH0634695B2 JP H0634695 B2 JPH0634695 B2 JP H0634695B2 JP 59186315 A JP59186315 A JP 59186315A JP 18631584 A JP18631584 A JP 18631584A JP H0634695 B2 JPH0634695 B2 JP H0634695B2
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- Japan
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- medium
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、培養プラントにおける培地の輸送配管に関す
るもので、特に、沈降性の固形分を含む殺菌された培地
を複数個の培養槽へ送液するのに必要な分岐ヘッダー配
管に関するものである。
るもので、特に、沈降性の固形分を含む殺菌された培地
を複数個の培養槽へ送液するのに必要な分岐ヘッダー配
管に関するものである。
一般に培養プラントにおける輸送配管の中を流れる培地
は、固形分の沈降を防ぐため流速を大きくして乱流状態
で送液される。この場合比重の大きい固形分は、水平方
向に配管の行き止まり部があると、その慣性力のために
行き止まり部に流れ込み、そこでは液の流れがないた
め、固形分が沈降，蓄積して配管を閉塞する。しかし
て、沈降性の固形分を含む殺菌された培地を複数個の培
養槽へ送液する分岐ヘッダー配管においても、送液を停
止した分岐管に行き止まり部を生じて固形分が沈澱，蓄
積し、分岐管が閉塞するという問題がある。殺菌された
培地の輸送の例としては「発酵プロセスの最適計測・制
御」総合技術資料集、昭和５８年２月２８日（株）サイ
エンスフオーラム発行、７１〜７２頁「連続殺菌の計測
と制御」がある。
は、固形分の沈降を防ぐため流速を大きくして乱流状態
で送液される。この場合比重の大きい固形分は、水平方
向に配管の行き止まり部があると、その慣性力のために
行き止まり部に流れ込み、そこでは液の流れがないた
め、固形分が沈降，蓄積して配管を閉塞する。しかし
て、沈降性の固形分を含む殺菌された培地を複数個の培
養槽へ送液する分岐ヘッダー配管においても、送液を停
止した分岐管に行き止まり部を生じて固形分が沈澱，蓄
積し、分岐管が閉塞するという問題がある。殺菌された
培地の輸送の例としては「発酵プロセスの最適計測・制
御」総合技術資料集、昭和５８年２月２８日（株）サイ
エンスフオーラム発行、７１〜７２頁「連続殺菌の計測
と制御」がある。
本発明の目的は、沈降性の固形分を含む殺菌された培地
を、複数個の培養槽へ送液する分岐ヘッダー配管におけ
る固形分の蓄積による分岐管の閉塞を防止することにあ
る。
を、複数個の培養槽へ送液する分岐ヘッダー配管におけ
る固形分の蓄積による分岐管の閉塞を防止することにあ
る。
本発明は、沈降性の固形分を含む殺菌された培地を分岐
ヘッダーおよび分岐管を介して複数個の培養槽へ送液す
る培地の輸送配管において、分岐ヘッダーを垂直に設置
し、該分岐ヘッダーの下端に培地供給配管を接続し、前
記分岐ヘッダーに上り勾配に傾斜させた複数個の分岐管
を接続し、前記分岐管をそれぞれ締切弁を介して培養槽
に接続して、送液を停止した分岐管内において沈降した
固形分を分岐ヘッダー内に戻すことにより、分岐管内に
おける固形分の蓄積をなくして、分岐管の閉塞を防止す
るようにしたものである。
ヘッダーおよび分岐管を介して複数個の培養槽へ送液す
る培地の輸送配管において、分岐ヘッダーを垂直に設置
し、該分岐ヘッダーの下端に培地供給配管を接続し、前
記分岐ヘッダーに上り勾配に傾斜させた複数個の分岐管
を接続し、前記分岐管をそれぞれ締切弁を介して培養槽
に接続して、送液を停止した分岐管内において沈降した
固形分を分岐ヘッダー内に戻すことにより、分岐管内に
おける固形分の蓄積をなくして、分岐管の閉塞を防止す
るようにしたものである。
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。第１
図，第２図において、１は沈降性の固形分を含む培地、
２は熱回収装置、３は加熱器、４は滞留管、５は冷却
器、６は培地供給配管、７は垂直に設置された分岐ヘッ
ダーで、下端に培地供給配管６が接続されている。８〜
10はそれぞれ上り勾配の傾斜を持たせて分岐ヘッダーに
接続された分岐管で、分岐管８〜10はそれぞれ締切弁11
〜13を介して培養槽14〜16に接続されている。
図，第２図において、１は沈降性の固形分を含む培地、
２は熱回収装置、３は加熱器、４は滞留管、５は冷却
器、６は培地供給配管、７は垂直に設置された分岐ヘッ
ダーで、下端に培地供給配管６が接続されている。８〜
10はそれぞれ上り勾配の傾斜を持たせて分岐ヘッダーに
接続された分岐管で、分岐管８〜10はそれぞれ締切弁11
〜13を介して培養槽14〜16に接続されている。
上述した構成において、培地１は固形分の沈降を生じな
い流速で熱回収器２，加熱器３，滞留管４を経て殺菌さ
れ、熱回収器２，冷却器５を経て所定温度まで冷却され
た後、培地供給配管６より分岐ヘッダー７内に下端より
導入される。
い流速で熱回収器２，加熱器３，滞留管４を経て殺菌さ
れ、熱回収器２，冷却器５を経て所定温度まで冷却され
た後、培地供給配管６より分岐ヘッダー７内に下端より
導入される。
いま、培養槽１４へ培地を供給する場合について説明す
ると、締切弁11は開，締切弁12，13は閉となっており、
分岐ヘッダー７内に導入された無菌培地は分岐ヘッダー
７を上昇し、分岐管８，締切弁11を経て培養槽14内に供
給される。この場合、無菌培地は分岐管８の接続位置よ
り上部の分岐ヘッダー７および分岐管８の接続位置より
上部の分岐ヘッダー７および分岐管９，10内にも流入す
るが、締切弁12，13が閉となっているため完全な行き止
まりとなっており、無菌培地に含まれる固形分が沈降を
生ずるが、分岐管９，10内で沈降した固形分は分岐管
９，10の傾斜に沿って分岐ヘッダー７内に流下し，分岐
ヘッダー７内で沈降した固形分と共に分岐ヘッダー７内
を分岐管８の接続位置まで下降し、分岐管８への培地の
流れに合流して培養槽14へ流入する。したがって、分岐
ヘッダー７および分岐管９，10における固形分の蓄積に
よる閉塞を防止して、無菌培地を培養槽14に供給するこ
とができる。また、締切弁12を開とし、締切弁11，13を
閉として培養槽15に培地を供給するように切換えた場合
も、上述と同様に分岐ヘッダー７および分岐管８，10の
閉塞を防止して、無菌培地を培養槽15に供給することが
できる。
ると、締切弁11は開，締切弁12，13は閉となっており、
分岐ヘッダー７内に導入された無菌培地は分岐ヘッダー
７を上昇し、分岐管８，締切弁11を経て培養槽14内に供
給される。この場合、無菌培地は分岐管８の接続位置よ
り上部の分岐ヘッダー７および分岐管８の接続位置より
上部の分岐ヘッダー７および分岐管９，10内にも流入す
るが、締切弁12，13が閉となっているため完全な行き止
まりとなっており、無菌培地に含まれる固形分が沈降を
生ずるが、分岐管９，10内で沈降した固形分は分岐管
９，10の傾斜に沿って分岐ヘッダー７内に流下し，分岐
ヘッダー７内で沈降した固形分と共に分岐ヘッダー７内
を分岐管８の接続位置まで下降し、分岐管８への培地の
流れに合流して培養槽14へ流入する。したがって、分岐
ヘッダー７および分岐管９，10における固形分の蓄積に
よる閉塞を防止して、無菌培地を培養槽14に供給するこ
とができる。また、締切弁12を開とし、締切弁11，13を
閉として培養槽15に培地を供給するように切換えた場合
も、上述と同様に分岐ヘッダー７および分岐管８，10の
閉塞を防止して、無菌培地を培養槽15に供給することが
できる。
本発明は以上述べたように、送液しない分岐管内におい
て沈降した固形分を、分岐管に設けた上り勾配の傾斜に
沿って分岐ヘッダー内に流下させ、送液する分岐管の流
れに合流させて培養槽内に流入させるようにしたもので
あるから、分岐ヘッダーおよび分岐管内における固形分
の蓄積による閉塞を防止して、沈降性の固形分の蓄積に
よる閉塞を防止して、沈降性の固形分を含む無菌培地を
複数個の培養槽に供給することができる。
て沈降した固形分を、分岐管に設けた上り勾配の傾斜に
沿って分岐ヘッダー内に流下させ、送液する分岐管の流
れに合流させて培養槽内に流入させるようにしたもので
あるから、分岐ヘッダーおよび分岐管内における固形分
の蓄積による閉塞を防止して、沈降性の固形分の蓄積に
よる閉塞を防止して、沈降性の固形分を含む無菌培地を
複数個の培養槽に供給することができる。
第１図は本発明による培地の輸送配管の一実施例を示す
系統図、第２図は同じく分岐ヘッダーおよび分岐管の詳
細図である。 １……培地、２……熱回収装置、３……加熱器、４……
滞留管、５……冷却器、６……培地供給配管、７……分
岐ヘッダー、８〜10……分岐管、11〜13……締切弁、14
〜16……培養槽、
系統図、第２図は同じく分岐ヘッダーおよび分岐管の詳
細図である。 １……培地、２……熱回収装置、３……加熱器、４……
滞留管、５……冷却器、６……培地供給配管、７……分
岐ヘッダー、８〜10……分岐管、11〜13……締切弁、14
〜16……培養槽、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 英治 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 住谷 知明 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (56)参考文献 特開 昭56−8691（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−44088（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】沈降性の固形分を含む殺菌された培地を分
岐ヘッダーおよび分岐管を介して複数個の培養槽へ送液
する培地の輸送配管において、分岐ヘッダーを垂直に設
置し、該分岐ヘッダーの下端に培地供給配管を接続し、
前記分岐ヘッダーにそれぞれ上り勾配に傾斜させた複数
個の分岐管を接続し、前記分岐管をそれぞれ締切弁を介
して培養槽に接続したことを特徴とする培地の輸送配
管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59186315A JPH0634695B2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 培地の輸送配管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59186315A JPH0634695B2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 培地の輸送配管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6167473A JPS6167473A (ja) | 1986-04-07 |
| JPH0634695B2 true JPH0634695B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=16186178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59186315A Expired - Lifetime JPH0634695B2 (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | 培地の輸送配管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634695B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL7709179A (nl) * | 1977-08-19 | 1979-02-21 | Stamicarbon | Werkwijze voor het uitvoeren van enzymatische omzettingen. |
| JPS568619A (en) * | 1979-06-28 | 1981-01-29 | Sumitomo Chemical Co | Culture soil for plant |
-
1984
- 1984-09-07 JP JP59186315A patent/JPH0634695B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6167473A (ja) | 1986-04-07 |
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