JPH06344440A - 熱収縮性フイルムチューブ - Google Patents

熱収縮性フイルムチューブ

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Publication number
JPH06344440A
JPH06344440A JP13852193A JP13852193A JPH06344440A JP H06344440 A JPH06344440 A JP H06344440A JP 13852193 A JP13852193 A JP 13852193A JP 13852193 A JP13852193 A JP 13852193A JP H06344440 A JPH06344440 A JP H06344440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat
tube
shrinkable film
sewing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13852193A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Okudaira
晴男 奥平
Shinichiro Okumura
慎一郎 奥村
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Tsutomu Isaka
勤 井坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP13852193A priority Critical patent/JPH06344440A/ja
Publication of JPH06344440A publication Critical patent/JPH06344440A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱収縮フイルムが容器類に被覆された容器類
のミシン目カット性が良好なフイルムを提供することに
ある。 【構成】 ミシン孔を連続的に形成した熱収縮性フイル
チューブ状体において、瓶等の筒状体容器に該チューブ
を装着し収縮させた後のミシン孔形状におけるミシン孔
の最大長L1と孔と孔の間のフイルム長さL2の比(L1
/L2)が1.3以上であり,且つL2が0.8mm以内で
あることを特徴とする熱収縮性フイルムチューブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は瓶等の筒状体容器に装着
し収縮させた後の熱収縮性フイルムチューブのミシン目
カット性に関し,詳細には,容器.瓶.缶.棒状物等
(以下単に容器類と略す)の保護.結束.ラベル貼り等
を目的として、上記容器類のキヤップ部.肩部.胴部の
一部又は全部を被覆或いは結束する包装材料に用いられ
る熱収縮性フイルムチューブのミシン目カット性に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】熱収縮包装とは,例えば熱収縮性フイル
ムから得られるチューブ状体で商品をラフに包み、次い
でフイルムを加熱収縮させて該チューブを商品外周面に
密着させる方法であり、不規則な形状の容器類の包装で
あっても比較的簡単に美しい外観を得ることができるの
で,自動化に適した包装として今後も益々需要の拡大が
期待される。この熱収縮包装において、商品外周面に密
着収縮したフイルムを開封する時に開封を容易にする為
にチューブに連続的にミシン孔をいれることが一般的に
行われている。しかしながら、このミシン孔をいれる技
術はOA機器のプリンター等に使用されている情報紙や
売上伝票用紙の切離しに使用されているミシン孔のやり
方をそのまま熱収縮性フイルムチューブに利用している
ものであり、熱収縮性フイルムがもっている収縮性や分
子の配向性.フイルムの伸び.強度等を考慮したミシン
孔形状になっていないのが現状である。この為、消費者
が商品のミシン孔にそってフイルムを開封する時にフイ
ルムがミシン孔方向とは直角の方向に裂ける横裂けの発
生やフイルム片を引っ張った時の抵抗値が大きい等の問
題があり、フイルムで包装してあるものは開封しにくい
という印象をもつことがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な事情
に着目してなされたものであって、熱収縮性フイルムチ
ューブで容器類の一部又は全部が被覆或いは結束された
商品を消費者が開封する時の開封性において、熱収縮性
フイルムチューブに適した易開封性のミシン孔形状の提
供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明とは、ミシン孔を連続的に形成した熱収縮性フイルチ
ューブ状体において、瓶等の筒状体容器に装着し収縮さ
せた後のミシン孔形状におけるミシン孔の最大長L1
孔と孔の間のフイルム長さL2の比(L1/L2)が1.
3以上であり,且つL2が0.8mm以内であることを特
徴とする熱収縮性フイルムチューブである。
【0005】容器類を被覆した熱収縮性フイルムをミシ
ン孔にそって開封する時の開封性を良くする為には、熱
収縮性フイルムを収縮させた後のミシン孔形状が重要で
あり、消費者がミシン孔にそってフイルム片を引っ張っ
た時の力の伝播をミシン孔から次のミシン孔へと確実に
つなげていくことが必要である。
【0006】本発明者らは、熱収縮性フイルムチューブ
において連続して形成されたミシン孔間の力の伝播を効
率よく行う為には、ミシン孔の長さとそれにつながるフ
イルム部分の長さの適性化が必要であると考え検討を重
ねた結果、ミシン孔の最大長さと孔と孔の間のフイルム
長さの比が力の伝播を効率よく行う為には重要でありさ
らに、孔と孔の間のフイルム長さを最適化することによ
り、フイルムの抵抗値すなわち消費者がミシン孔にそっ
てフイルム片を引っ張った時に感じる重さを小さくで
き、かつ直線カット不良(横裂け)の発生を少なくでき
るという知見を見いだした。
【0007】図1に例示されるように、瓶に装着後収縮
した熱収縮性フイルムチューブの長さ方向に連続的に形
成されたミシン孔の長さ方向の最大長L1と孔と孔の間
のフイルム長さL2の比(L1/L2)が1.3以上であ
り、且つL2が0.8mm以内であるという条件を満足す
ることが必要であり、(L1/L2)が1.3以下だとミ
シン孔の長さに比べてフイルム長さの割合が大きくなる
為、フイルム部分において横方向に裂ける割合が大きく
なり実用上問題となる。又、L2が0.8mm以上になる
とミシン孔にそってフイルム片を引っ張った時の抵抗値
が大きくなり、直線的に切断できなかったり開封時に重
いという感じをうける為消費者にとっては好ましくな
い。
【0008】熱収縮性フイルムは情報紙や伝票用紙のよ
うな紙類とは異なり収縮という作用を生じる、又 高分
子材料から作られている為フイルムの強度や伸び等の特
性が紙とは基本的に異なる。これらのことを考えると、
情報紙等に使用されているミシン孔をそのままフイルム
に使用したミシン孔ではなく、熱収縮性フイルムチュー
ブに適したミシン孔形状をつくることが必要となる。
【0009】本発明における熱収縮性フイルムはその種
類が限定されるものではなく、例えば、ポリアミドフイ
ルム.ポリエチレンフイルム.ポリプロピレンフイル
ム.ポリスチレンフイルム.ポリ塩化ビニルフイルム.
ポリ塩化ビニリデンフイルム.ポリエステルフイルム及
び塩酸ゴムフイルム等の熱収縮性フイルムが適用可能で
ある。
【0010】熱収縮性フイルムからチューブ状体を得る
方法としては、フイルムの各素材に適した方法が適用さ
れ、例えば溶剤をフイルムに塗布して接合する方法、又
は超音波シールを用いることや溶断シール法.インパル
スシール法等がある。
【0011】熱収縮性フイルムチューブに連続したミシ
ン孔形状を形成する場合、一般的にはチューブの長さ方
向にミシン孔をいれるが、商品の内容やその形状によっ
てはチューブの円周方向にミシン孔をいれることももち
ろん可能である。
【0012】熱収縮性フイルムのチューブにミシン孔を
連続的に形成する為のミシン刃の種類は特に限定される
ものではなく、前記のミシン孔形状を満足していれば、
平刃、丸刃等を目的に応じて使用することができる。
【0013】
【実施例】次に実施例を説明するが、下記実施例は本発
明を制限するものではない。なお、実施例で用いた測定
方法は次の通りである。図2に示されるように熱収縮性
フイルムをインパルスシール法によりチューブ状体(巾
87mm.長さ110mm)にし、チューブの長さ方向にミ
シン孔を10mmの間隔をもった2列の平行線上に連続的
に形成しキヤップ付き瓶に装着した。該瓶を80℃の温
湯に10秒間浸けて、瓶の全面を熱収縮性フイルムで被
覆した、全試料数は50本とした。 直線カット不良率(%) 瓶のキヤップ部から底部の方向に向けてミシン孔にそっ
てフイルムの開封を行い、この時に全試料本数に対し瓶
のいずれかの部分においてフイルムが横方向に裂ける現
象が生じた試料本数の割合を評価した。
【0014】カット時抵抗値(gr) ミシン孔にそって引っ張った時の抵抗値を測定する為
に、チューブの長さ方向にミシン孔を1列連続的に形成
した以外は前記と同じようにキヤップ付き瓶に熱収縮性
フイルムを収縮により被覆させた。フイルムをミシン孔
がそのまま残るように瓶から剥がし、チューブの長さ方
向にミシン孔を中心にして巾30mmのサンプルをとり、
ミシン孔の左右各15mmを引っ張り試験器(東洋ボール
ドウィン社製.STM−T)で上下方向に引っ張りこの
時の抵抗値を測定した。
【0015】実施例1〜3および比較例1〜4 熱収縮性ポリエステルフイルム45μを使用して、前記
の測定方法に従いミシン孔の(L1/L2)比とL2長さ
を変えた熱収縮性フイルムで全面が被覆された瓶をつく
り、横裂け不良率とカット時抵抗値を測定した。結果を
表1に示す。実施例は横裂け不良率とカット時抵抗値が
ともに小さくなっており、開封性が良いことがわかる、
これに対して比較例は横裂けし易く、又カット時抵抗値
も大きい為、消費者がミシン孔にそって開封する時に重
さを感じるようになる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で,熱収縮性フイルムにより被覆或いは結束された容器
類のミシン目カット性が優れており、開封性が良好な商
品を消費者に提供することができる。
【0017】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の熱収縮性フイルムチューブの収
縮後における長さ方向に連続的に形成されたミシン孔の
略図である。
【符号の説明】 1.熱収縮チューブを被服した瓶 2.ミシン孔 L1 ミシン孔の長さ方向の最大長 L2 ミシン孔とミシン孔のフイルム長さ
【図2】図2は実施例においてミシン孔が形成されたチ
ューブを瓶に装着する時の略図である。
【符号の説明】 各数字:実施例における長さ及び直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勤 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡 績株式会社本社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン孔を連続的に形成した熱収縮性フ
    イルチューブ状体において、瓶等の筒状体容器に該チュ
    ーブを装着し収縮させた後のミシン孔形状におけるミシ
    ン孔の最大長L1と孔と孔の間のフイルム長さL2の比
    (L1/L2)が1.3以上であり,且つL2が0.8mm
    以内であることを特徴とする熱収縮性フイルムチュー
    ブ。
JP13852193A 1993-06-10 1993-06-10 熱収縮性フイルムチューブ Pending JPH06344440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13852193A JPH06344440A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 熱収縮性フイルムチューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13852193A JPH06344440A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 熱収縮性フイルムチューブ

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Publication Number Publication Date
JPH06344440A true JPH06344440A (ja) 1994-12-20

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JP13852193A Pending JPH06344440A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 熱収縮性フイルムチューブ

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040226