JPH0634322A - 鋼板コイルの固縛用バンド位置検出装置 - Google Patents
鋼板コイルの固縛用バンド位置検出装置Info
- Publication number
- JPH0634322A JPH0634322A JP20855892A JP20855892A JPH0634322A JP H0634322 A JPH0634322 A JP H0634322A JP 20855892 A JP20855892 A JP 20855892A JP 20855892 A JP20855892 A JP 20855892A JP H0634322 A JPH0634322 A JP H0634322A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- steel plate
- fastening
- coil
- plate coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の接触式センサによる固縛用バンド位置
の誤検出を、非接触で検出することにより排除する。 【構成】 鋼板コイル1上の固縛用のバンド2,2′を
撮像するためのCCDカメラ3と、同CCDカメラ3か
らの画像信号4により、前記コイル1とバンド2,2′
の材質の違いによる輝度差を検出して固縛用バンド2,
2′の位置を算出する機能を備えた画像処理装置5を設
ける。これにより鋼板コイル固縛用バンド2,2′の位
置を非接触で検出でき、画像処理装置5から出力される
バンド位置信号を基に、バンド切断機を制御することに
より、固縛用バンド切断の自動化が可能になる。
の誤検出を、非接触で検出することにより排除する。 【構成】 鋼板コイル1上の固縛用のバンド2,2′を
撮像するためのCCDカメラ3と、同CCDカメラ3か
らの画像信号4により、前記コイル1とバンド2,2′
の材質の違いによる輝度差を検出して固縛用バンド2,
2′の位置を算出する機能を備えた画像処理装置5を設
ける。これにより鋼板コイル固縛用バンド2,2′の位
置を非接触で検出でき、画像処理装置5から出力される
バンド位置信号を基に、バンド切断機を制御することに
より、固縛用バンド切断の自動化が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼板の生産設備に使用さ
れる鋼板コイルの固縛用バンドの位置検出装置に関する
ものである。
れる鋼板コイルの固縛用バンドの位置検出装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来鋼板コイル固縛用バンドの位置は、
バンド切断前に作業者が位置の計測を行なうか、接触式
の変位計等の機械的なセンサにより位置の検出を行なっ
ていた。
バンド切断前に作業者が位置の計測を行なうか、接触式
の変位計等の機械的なセンサにより位置の検出を行なっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋼板コイル固縛
用バンド位置の検出手段における欠点は、作業者が計測
する場合は、バンド切断工程の自動化ができない問題が
生じることである。また接触式の変位センサを利用して
なる検出では、コイル表面の錆による接触子とコイル表
面の摩擦係数の変化や、コイル表面の傷の凹凸による接
触子とコイル表面との位置の変化が発生し、これをバン
ドと誤検出してしまう不具合があった。また接触式セン
サのため、コイルとの摩擦やバンドに当った時の衝撃等
により、接触子の部分が損傷する不具合や経年変化に対
する調整が必要であった。本発明は鋼板コイル固縛用バ
ンドの位置を非接触で検出する検出装置を提供せんとす
るものである。
用バンド位置の検出手段における欠点は、作業者が計測
する場合は、バンド切断工程の自動化ができない問題が
生じることである。また接触式の変位センサを利用して
なる検出では、コイル表面の錆による接触子とコイル表
面の摩擦係数の変化や、コイル表面の傷の凹凸による接
触子とコイル表面との位置の変化が発生し、これをバン
ドと誤検出してしまう不具合があった。また接触式セン
サのため、コイルとの摩擦やバンドに当った時の衝撃等
により、接触子の部分が損傷する不具合や経年変化に対
する調整が必要であった。本発明は鋼板コイル固縛用バ
ンドの位置を非接触で検出する検出装置を提供せんとす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、鋼板
コイル上の固縛用のバンドを撮像するためのCCDカメ
ラと、同CCDカメラからの画像信号より、前記コイル
とバンドの材質の違いによる輝度差を検出して固縛用バ
ンドの位置を算出する機能を有する画像処理装置を備え
てなるもので、これを課題解決のための手段とするもの
である。
コイル上の固縛用のバンドを撮像するためのCCDカメ
ラと、同CCDカメラからの画像信号より、前記コイル
とバンドの材質の違いによる輝度差を検出して固縛用バ
ンドの位置を算出する機能を有する画像処理装置を備え
てなるもので、これを課題解決のための手段とするもの
である。
【0005】
【作用】画像処理装置は、CCDカメラから鋼板コイル
の画像を入力し、この画像の円周方向に輝度の射影を計
算する。次に射影結果を微分した後、微分結果について
極大点及び極小点を求める。この時微少な変化は無効で
あるので、予めしきい値を設定して無効な極大点及び極
小点を除去しておく。このようにして求められた複数の
極大点と極小点の組幅と、予め設定されたバンドの幅を
比較判定して、バンドと一致した極大点と極小点を求め
る。この求めた位置をバンドの位置として、他の装置に
バンド位置信号として出力する。このように鋼板コイル
固縛用バンドの位置を非接触で検出でき、画像処理装置
から出力されるバンド位置信号を基に、バンド切断機を
制御することにより、固縛用バンド切断の自動化が可能
となる。
の画像を入力し、この画像の円周方向に輝度の射影を計
算する。次に射影結果を微分した後、微分結果について
極大点及び極小点を求める。この時微少な変化は無効で
あるので、予めしきい値を設定して無効な極大点及び極
小点を除去しておく。このようにして求められた複数の
極大点と極小点の組幅と、予め設定されたバンドの幅を
比較判定して、バンドと一致した極大点と極小点を求め
る。この求めた位置をバンドの位置として、他の装置に
バンド位置信号として出力する。このように鋼板コイル
固縛用バンドの位置を非接触で検出でき、画像処理装置
から出力されるバンド位置信号を基に、バンド切断機を
制御することにより、固縛用バンド切断の自動化が可能
となる。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は鋼板コイルの固縛用バンド検出装置の構成図
であり、1は鋼板コイル、2及び2′は固縛用バンド、
3は鋼板コイル1を撮像するためのCCDカメラ、4は
CCDカメラ3からの画像信号、5は画像信号4を基に
バンド位置を検出する機能を備えた画像処理装置、6は
検出したバンド位置信号である。図2は画像処理装置5
で実行されるバンド検出のフローを示したものであり、
図3は図2のフローでの処理の途中結果を示したもので
ある。画像処理装置5は、CCDカメラ3から鋼板コイ
ル1の画像を入力し、この画像の円周方向に輝度の射影
を計算する。次に射影結果を微分した後、微分結果につ
いて極大点及び極小点を求める。この時微少な変化は無
効であるので、予めしきい値を設定した無効な極大点及
び極小点を除去しておく。このようにして求められた複
数の極大点と極小点の組、例えば図3のP1 −Q1 、P
2 −Q2 の幅と予め設定されたバンドの幅を比較判定し
て、バンドと一致した極大点と極小点の位置を求める。
この求めた位置をバンドの位置として、他の装置にバン
ド位置信号6として出力する。仮にバンド幅と一致する
ものが検出できなかった場合は検出不能を出力する。以
上の手順により、鋼板コイルの固縛用バンド位置を検出
することを可能としている。
と、図1は鋼板コイルの固縛用バンド検出装置の構成図
であり、1は鋼板コイル、2及び2′は固縛用バンド、
3は鋼板コイル1を撮像するためのCCDカメラ、4は
CCDカメラ3からの画像信号、5は画像信号4を基に
バンド位置を検出する機能を備えた画像処理装置、6は
検出したバンド位置信号である。図2は画像処理装置5
で実行されるバンド検出のフローを示したものであり、
図3は図2のフローでの処理の途中結果を示したもので
ある。画像処理装置5は、CCDカメラ3から鋼板コイ
ル1の画像を入力し、この画像の円周方向に輝度の射影
を計算する。次に射影結果を微分した後、微分結果につ
いて極大点及び極小点を求める。この時微少な変化は無
効であるので、予めしきい値を設定した無効な極大点及
び極小点を除去しておく。このようにして求められた複
数の極大点と極小点の組、例えば図3のP1 −Q1 、P
2 −Q2 の幅と予め設定されたバンドの幅を比較判定し
て、バンドと一致した極大点と極小点の位置を求める。
この求めた位置をバンドの位置として、他の装置にバン
ド位置信号6として出力する。仮にバンド幅と一致する
ものが検出できなかった場合は検出不能を出力する。以
上の手順により、鋼板コイルの固縛用バンド位置を検出
することを可能としている。
【0007】更に詳細に説明すると、この図2に示した
フローを備えた画像処理装置5は、まずCCDカメラ3
より図3のAに示す鋼板コイルの画像を入力する。次に
この画像についてコイル円周方向の輝度の射影をとる
と、図3Bのような結果が得られる。この射影結果にも
示すように、固縛用バンド2,2′と鋼板コイル1は材
質が異なるため、鋼板部分に対しバンド部分の輝度は変
化する。この輝度の違いを利用して固縛用バンド2,
2′の位置を検出するものである。次にこの輝度の違い
をコイルの円周方向に射影することで強調し、射影した
結果を微分すると、図3Cのようにバンド部分に極大点
と極小点が現れる。その他の部分もコイル表面の錆等の
外乱により、小さな極大点及び極小点が発生するので、
しきい値によりこれら無効な極大点及び極小点を除去し
てやる。このようにして残った極大点,極小点の組につ
いてその幅を求める。つまり図3Cに示すP1 −Q1 、
P2 −Q2 の幅を求めてやる。最後に前記のようにして
求めた幅を、予め設定したおいたバンド幅と比較判定し
て、バンド幅に一致するものの極大点,極小点の位置を
バンド位置として、他の装置に対し出力する。以上説明
したように、鋼板コイル1と固縛用バンド2,2′の輝
度の違いから、固縛用バンドの位置を検出できる。
フローを備えた画像処理装置5は、まずCCDカメラ3
より図3のAに示す鋼板コイルの画像を入力する。次に
この画像についてコイル円周方向の輝度の射影をとる
と、図3Bのような結果が得られる。この射影結果にも
示すように、固縛用バンド2,2′と鋼板コイル1は材
質が異なるため、鋼板部分に対しバンド部分の輝度は変
化する。この輝度の違いを利用して固縛用バンド2,
2′の位置を検出するものである。次にこの輝度の違い
をコイルの円周方向に射影することで強調し、射影した
結果を微分すると、図3Cのようにバンド部分に極大点
と極小点が現れる。その他の部分もコイル表面の錆等の
外乱により、小さな極大点及び極小点が発生するので、
しきい値によりこれら無効な極大点及び極小点を除去し
てやる。このようにして残った極大点,極小点の組につ
いてその幅を求める。つまり図3Cに示すP1 −Q1 、
P2 −Q2 の幅を求めてやる。最後に前記のようにして
求めた幅を、予め設定したおいたバンド幅と比較判定し
て、バンド幅に一致するものの極大点,極小点の位置を
バンド位置として、他の装置に対し出力する。以上説明
したように、鋼板コイル1と固縛用バンド2,2′の輝
度の違いから、固縛用バンドの位置を検出できる。
【0008】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明はコイ
ル上のバンドを撮像するためのCCDカメラと、同CC
Dカメラからの画像信号により、コイルとバンドの材質
の違いによる輝度差を検出してバンドの位置を算出する
機能を有する画像処理装置を備えているので、鋼板コイ
ル固縛用バンドの位置を非接触で検出でき、画像処理装
置から出力されるバンド位置信号を基にバンド切断機を
制御することで、固縛用バンド切断の自動化が可能とな
る。
ル上のバンドを撮像するためのCCDカメラと、同CC
Dカメラからの画像信号により、コイルとバンドの材質
の違いによる輝度差を検出してバンドの位置を算出する
機能を有する画像処理装置を備えているので、鋼板コイ
ル固縛用バンドの位置を非接触で検出でき、画像処理装
置から出力されるバンド位置信号を基にバンド切断機を
制御することで、固縛用バンド切断の自動化が可能とな
る。
【図1】本発明の実施例に係る鋼板コイルの固縛用バン
ド位置検出装置の説明図である。
ド位置検出装置の説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す画像処理装置で実行され
るバンド検出のフローチャートである。
るバンド検出のフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートでの処理の途中結果を示
した説明図である。
した説明図である。
1 鋼板コイル 2,2′ 固縛用バンド 3 鋼板コイル1を撮像するためのCCDカメラ 4 CCDカメラ3からの画像信号 5 画像信号4を基にバンド位置を検出する機能を備え
た画像処理装置 6 検出したバンド位置信号
た画像処理装置 6 検出したバンド位置信号
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼板コイル上の固縛用のバンドを撮像す
るためのCCDカメラと、同CCDカメラからの画像信
号より、前記コイルとバンドの材質の違いによる輝度差
を検出して固縛用バンドの位置を算出する機能を有する
画像処理装置を備えてなることを特徴とする鋼板コイル
の固縛用バンド位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20855892A JPH0634322A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鋼板コイルの固縛用バンド位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20855892A JPH0634322A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鋼板コイルの固縛用バンド位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634322A true JPH0634322A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16558177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20855892A Withdrawn JPH0634322A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 鋼板コイルの固縛用バンド位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11367550B2 (en) | 2016-12-12 | 2022-06-21 | Robert Bosch Gmbh | Circuit system and method for energizing and discharging a coil |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP20855892A patent/JPH0634322A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11367550B2 (en) | 2016-12-12 | 2022-06-21 | Robert Bosch Gmbh | Circuit system and method for energizing and discharging a coil |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |