JPH06335407A - ドライヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 切換スイッチ５の切換に応じて風を送る送風
羽根３と、前記切換スイッチ５の切換に応じて温風を送
る電気ヒータ４と、前記切換スイッチ５の切換に応じて
冷風を送る電子冷却体９とを備えてた。 【効果】 髪の温風乾燥後の冷却効果を高めることがで
き、ひいては涼感を得ることができる。また、冷風によ
りヘアセット効果も高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、冷風、温風及び送風
の３つの切換機能を有するヘアドライヤー等のドライヤ
ーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のドライヤーの構成を図５を参照し
ながら説明する。図５は、従来のドライヤーを示す図で
ある。

【０００３】図５において、１はヘアドライヤーの箱、
２は箱１内に取り付けられた駆動モータ、３は駆動モー
タ２により回転する送風羽根、４は空気を加熱し温風を
発生させる電気ヒータ、５は電源、送風運転、温風運転
の切換スイッチ、６は電源コード、７は電源プラグであ
る。

【０００４】つぎに、前述した従来のドライヤーの動作
を説明する。従来のヘアドライヤーでは、送風と温風の
２つの区分しかなく、洗髪後、温風によって乾燥後、髪
の内部にこもった熱を除去するには送風運転により放熱
（放冷）することになる。

【０００５】しかしながら、室温が高い場合には、送風
の温度も室温と同様に上昇しており、放熱の効果が薄
く、熱がこもって不快感を残すことになる。

【０００６】また、ヘアセット時は、温風により髪を熱
した後、送風により髪を冷却しセット効果を高めるが、
送風運転では充分に冷却させることができず、ヘアセッ
トの効果があまり期待できない。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ドライヤーでは、室温が高い場合には、送風の温度も室
温と同様に上昇しているので、放熱の効果が薄いという
問題点があった。また、ヘアセット時は、送風運転では
充分に冷却させることができず、ヘアセットの効果があ
まり期待できないという問題点があった。

【０００８】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、冷風を吹き出すので、髪の温風乾
燥後の冷却効果を高めることができ、また、ヘアセット
効果も高めることができるドライヤーを得ることを目的
とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明に係るドライヤ
ーは、次に掲げる手段を備えたものである。 〔１〕 切換スイッチの切換に応じて風を送る送風供給
手段。 〔２〕 前記切換スイッチの切換に応じて温風を送る温
風供給手段。 〔３〕 前記切換スイッチの切換に応じて冷風を送る冷
風供給手段。

【００１０】

【作用】この発明に係るドライヤーにおいては、送風供
給手段によって、切換スイッチの切換に応じて風が送ら
れる。また、温風供給手段によって、前記切換スイッチ
の切換に応じて温風が送られる。さらに、冷風供給手段
によって、前記切換スイッチの切換に応じて冷風が送ら
れる。

【００１１】

【実施例】

実施例１．この発明の実施例１の構成を図１、図２、図
３及び図４を参照しながら説明する。図１は、この発明
の実施例１を示す図であり、箱１〜電源コード６は上述
した従来装置のものと同様である。図２は、図１の電子
冷却体の取り付け部分の断面を示す図である。また、図
３は、電子冷却体を示す斜視図である。さらに、図４
は、この発明の実施例１の電子冷却体と電源の接続状態
を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相
当部分を示す。

【００１２】図１において、８は交流電源から直流電源
に変換する交流／直流アダプタ、９はペルチェ効果を利
用し冷風を発生させる電子冷却体である。なお、２は直
流の駆動モータ、４は直流で動作する電気ヒータ、５は
電源、送風運転、冷風運転及び温風運転の切換スイッチ
である。

【００１３】ところで、この発明に係る送風供給手段
は、前述したこの発明の実施例１では駆動モータ２及び
送風羽根３から構成され、この発明に係る温風供給手段
は、この実施例１では駆動モータ２、送風羽根３及び電
気ヒータ４から構成され、この発明に係る冷風供給手段
は、この実施例１では駆動モータ２、送風羽根３及び電
子冷却体９から構成されている。

【００１４】つぎに、前述した実施例１の動作を説明す
る。送風運転と温風運転は従来の動作と同様である。冷
風運転時は、駆動モータ２により送風羽根３を回転させ
て送風し、図２に示すように放射状に取り付けられた電
子冷却体９の間を通過する際に空気が冷却されて冷風と
なって吹き出す。冷風が吹き出すことにより、髪の温風
乾燥後の冷却効果が高まり涼感を得ることができる。ま
た、冷風によりヘアセット効果も高めることができる。

【００１５】なお、図３及び図４に示すように、各電子
冷却体９は、２つの電極１０を通じて交流／直流アダプ
タ８に並列に接続されている。

【００１６】この発明の実施例１は、前述したように、
切換スイッチ５の切換に応じて風を送る送風羽根３と、
前記切換スイッチ５の切換に応じて温風を送る電気ヒー
タ４と、前記切換スイッチ５の切換に応じて冷風を送る
電子冷却体９とを備えているので、髪の温風乾燥後の冷
却効果を高めることができ、ひいては涼感を得ることが
できる。また、冷風によりヘアセット効果も高めること
ができるという効果を奏する。

【００１７】実施例２．なお、前述した実施例１では、
交流／直流アダプタ８により駆動モータ２、電気ヒータ
４及び電子冷却体９を全て直流で動作させたが、交流／
直流アダプタを箱１内に組み込み、駆動モータと電気ヒ
ータは従来どおり交流電源で動作させ、電子冷却体９の
みを直流電源で動作させても同様の作用効果を期待でき
る。

【００１８】

【発明の効果】この発明に係るドライヤーは、以上説明
したとおり、切換スイッチの切換に応じて風を送る送風
供給手段と、前記切換スイッチの切換に応じて温風を送
る温風供給手段と、前記切換スイッチの切換に応じて冷
風を送る冷風供給手段とを備えたので、髪の温風乾燥後
の冷却効果を高めることができ、また、ヘアセット効果
も高めることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例１を示す図である。

【図２】この発明の実施例１の断面を示す図である。

【図３】この発明の実施例１の電子冷却体を示す斜視図
である。

【図４】この発明の実施例１の電子冷却体と交流／直流
アダプタの接続状態を示す図である。

【図５】従来のドライヤーを示す図である。

【符号の説明】

１ 箱 ２ 駆動モータ ３ 送風羽根 ４ 電気ヒータ ５ 切換スイッチ ８ 交流／直流アダプタ ９ 電子冷却体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 切換スイッチの切換に応じて風を送る送
   風供給手段、前記切換スイッチの切換に応じて温風を送
   る温風供給手段、及び前記切換スイッチの切換に応じて
   冷風を送る冷風供給手段を備えたことを特徴とするドラ
   イヤー。