JPH06331340A - アクチュエータ用位置センサ - Google Patents

アクチュエータ用位置センサ

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JPH06331340A
JPH06331340A JP12296893A JP12296893A JPH06331340A JP H06331340 A JPH06331340 A JP H06331340A JP 12296893 A JP12296893 A JP 12296893A JP 12296893 A JP12296893 A JP 12296893A JP H06331340 A JPH06331340 A JP H06331340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
nut
position sensor
electrical signal
sound
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12296893A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichi Inoue
太一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
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  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの伸縮量を検出するセンサで
あり、摺動を起こさせるための機械的機構等を不要と
し、正確な検出結果を得ることができるアクチュエータ
用位置センサを提供する。 【構成】 発振器11から電/音変換器12に対して電
気信号E1が供給されると、電気信号E1は超音波振動に
変換され、音/電変換器13に伝搬されて電気信号E2
に変換される。時間差検出回路14は、電気信号E1
対する電気信号E2の遅延時間を検出する。ボールスク
リュ1の回転によりナット3が矢印T−T’方向に移動
すると、該移動に対応して上記遅延時間が変化するた
め、この遅延時間を計測することによって長さLが測定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直動型アクチュエー
タの伸縮量を計測するアクチュエータ用位置センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロボットおよび工作機械等に
おいては、工具やワークを直線運動させるための直動型
アクチュエータが用いられている。該直動型アクチュエ
ータでは、回転運動を直線運動に変換する機構として、
例えば、モータに直結した回転軸にナットを螺合してお
き、該回転軸を回転させることによってナットを直線運
動させる。このナットは、上記工具やワーク等が連設さ
れており、ナットの移動に伴って直線的に移動する。こ
のような直動型アクチュエータでは、工具やワークの移
動量を検出するために、位置センサが設けられている。
図2は、上記アクチュエータの基本構成例を示すブロッ
ク図である。これらの図において、1はモータ2に直結
されたボールスクリュであり、モータ2が回転すること
により、矢印SもしくはS’方向に回転する。3はナッ
トであり、ボールスクリュ1に束縛されており、ボール
スクリュ1の回転に伴って矢印T−T’方向に移動す
る。また、ナット3には、ロボットおよび工作機械等の
図示しないアームが設けられている。4はLVDT(Li
near Variable Differential Transformer:差動トラン
ス)であり、アーム5を介してナット3に接続されてお
り、ナット3の変位量、すなわちボールスクリュ1の一
端からナット3までの長さLを検出する。
【0003】このような構成において、モータ2の回転
によりボールスクリュ1が矢印S方向に回転すると、ナ
ット3が矢印T方向に移動する。一方、ボールスクリュ
1が矢印S’方向に回転すると、ナット3が矢印T’方
向に移動する。このナット3の移動による変位量は、L
VDT4によって検出され、それにより、ボールスクリ
ュ1の一端からナット3までの長さLが測定される。
【0004】また、図3は、上記LVDT4をポテンシ
ョメータにより置き換えたアクチュエータの基本構成例
を示すブロック図である。図3において、6は抵抗7お
よび摺動部8からなるポテンショメータであり、抵抗7
にはDC電源9により電圧が印加されている。また、摺
動部8は、ナット3に固定されている。そして、抵抗7
の一端は端子Bに引き出され、また、摺動部8の接点1
0は端子Aに引き出されている。このような構成におい
て、ナット3が矢印TもしくはT’方向に移動すると、
摺動部8も移動し、端子A,B間の抵抗値が変化する。
この端子A,B間の抵抗値の変化は、ナット3の位置変
化に対応している。従って、端子A,B間の電圧を測定
することにより、ボールスクリュ1の一端からナット3
までの長さLが測定される。
【0005】更に、上記LVDTおよびポテンショメー
タを用いる他に、マグネスケール等を用いてナットの位
置を検出する位置センサもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアクチュエータ用位置センサにおいては、LVD
T、ポテンショメータ、もしくはマグネスケールを用い
るいずれの場合においても、位置センサに摺動する機構
が必要となる。例えば、図2に示す位置センサにおいて
は、アーム5を支持するために摺動機構が用いられてい
る。また、図3に示す位置センサにおいては、摺動部8
の接点10および抵抗7がそれ自身で摺動機構を構成し
ている。このような摺動機構があるため、各センサにお
いて、摩擦、バックラッシュ、および摺動機構の質量等
が検出結果に悪影響を与える場合があった。また、振動
等の耐環境性に関しても問題があり、振動が加わると検
出結果に誤差が生じる場合もあった。
【0007】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、機械的機構等を不要とし、正確な検出結果を
得ることができると共に耐環境性の良いアクチュエータ
用位置センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によるアクチュ
エータ用位置センサは、固定部と、前記固定部を基準に
伸縮する動作部とからなるアクチュエータの該動作部の
伸縮量を測定するアクチュエータ用位置センサにおい
て、前記固定部および前記動作部各々に設置され、一方
から他方へ前記アクチュエータの一部を介して超音波振
動を伝搬させる超音波トランスジューサと、前記超音波
振動の伝搬時間を計測する伝搬時間計測手段とからな
り、前記伝搬時間により前記動作部の伸縮量を測定する
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、超音波トランスジューサの
一方から他方へアクチュエータの一部を介して超音波振
動が伝搬され、この伝搬時間が伝搬時間計測手段によっ
て計測されることにより、この伝搬時間に対応した動作
部の伸縮量が測定される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例によるア
クチュエータ用位置センサの構成を示すブロック図であ
る。この図において、図2および図3の各部に対応する
部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。図1
において、11は発振器であり、所定の周波数を有する
電気信号E1を発振し、電/音変換器12および時間差
検出回路14へ供給する。電/音変換器12は、ボール
スクリュ1の一端部(例えばモータ2)に配設されてお
り、発振器11によって発振された電気信号E1を超音
波振動に変換する。13は音/電変換器であり、ナット
3に配設されている。そして、音/電変換器13は、ボ
ールスクリュ1を介して伝搬される超音波振動を電気信
号E2に変換し、時間差検出回路14へ供給する。時間
差検出回路14は、上記電気信号E1に対する電気信号
2の遅延時間を計測する。この遅延時間は、すなわ
ち、上記超音波振動の電/音変換器12から音/電変換
器13までの伝搬時間である。
【0011】このような構成によれば、発振器11から
発振される電気信号E1は、電/音変換器12に供給さ
れると共に、時間差検出回路14に供給される。電/音
変換器12に供給された電気信号E1は、超音波振動に
変換され、ボールスクリュ1およびナット3を介して音
/電変換器13に伝搬される。そして、この超音波振動
は音/電変換器13において再び電気信号E2に変換さ
れ、時間差検出回路14に供給される。ここで、音/電
変換器13から供給される電気信号E2は、発振器11
から供給される電気信号E1より遅延している。この遅
延時間は、電/音変換器12および音/電変換器13間
の長さLに対応している。すなわち、ボールスクリュ1
が回転してナット3が矢印T方向に移動すると、長さL
が長くなるため遅延時間が大となり、ボールスクリュ1
が逆方向に回転してナット3が矢印T’方向に移動する
と、長さLが短くなるため遅延時間は小となる。従っ
て、この遅延時間が時間差検出回路14によって計測さ
れることにより、ボールスクリュ1の一端からナット3
までの距離が測定される。
【0012】なお、電/音変換器12をナット3に取り
付け、音/電変換器13をモータ2に取り付けて、ナッ
ト3側からモータ2側に超音波振動を伝えるような構成
にしてもよい。
【0013】また、超音波振動は、特にボールスクリュ
1を介して伝搬させる必要はなく、ナット3を、ボール
スクリュ1に沿って直線運動させるために設けられたリ
ニヤガイド(図示略)等を介して伝搬するようにしても
よい。
【0014】更に、以上のような位置センサは、本実施
例に示したような電動アクチュエータに限らず、油圧シ
リンダ等に応用することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アクチュエータの固定部および動作部各々に超音波
トランスジューサを設置し、超音波振動を上記超音波ト
ランスジューサの一方から他方へ、アクチュエータの一
部を介して伝搬し、該超音波振動の伝搬時間を伝搬時間
計測手段により計測するようにしたので、動作部とセン
サとの間に摺動を起こさせるための機械的機構等を設け
る必要がないため、摩擦、バックラッシュ、および摺動
機構の質量等により検出結果に悪影響を受けることがな
く、正確な検出結果を得ることができると共に、耐環境
性が良い。また、超音波を利用しているため、計測のた
めの応答時間が速いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるアクチュエータ用位
置センサの構成を示すブロック図である。
【図2】従来のアクチュエータ用位置センサの構成を示
すブロック図である。
【図3】従来のアクチュエータ用位置センサの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 ボールスクリュ 2 モータ 3 ナット 11 発振器 12 電/音変換器(超音波トランスジューサ) 13 音/電変換器(超音波トランスジューサ) 14 時間差検出回路(伝搬時間計測手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部と、前記固定部を基準に伸縮する
    動作部とからなるアクチュエータの該動作部の伸縮量を
    測定するアクチュエータ用位置センサにおいて、 前記固定部および前記動作部各々に設置され、一方から
    他方へ前記アクチュエータの一部を介して超音波振動を
    伝搬させる超音波トランスジューサと、 前記超音波振動の伝搬時間を計測する伝搬時間計測手段
    とからなり、前記伝搬時間により前記動作部の伸縮量を
    測定することを特徴とするアクチュエータ用位置セン
    サ。
JP12296893A 1993-05-25 1993-05-25 アクチュエータ用位置センサ Withdrawn JPH06331340A (ja)

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JP12296893A JPH06331340A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 アクチュエータ用位置センサ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12296893A JPH06331340A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 アクチュエータ用位置センサ

Publications (1)

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JPH06331340A true JPH06331340A (ja) 1994-12-02

Family

ID=14849066

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12296893A Withdrawn JPH06331340A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 アクチュエータ用位置センサ

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JP (1) JPH06331340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109458960A (zh) * 2018-12-18 2019-03-12 长安大学 一种基于信号相关性测定螺栓伸长量的装置及测量方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109458960A (zh) * 2018-12-18 2019-03-12 长安大学 一种基于信号相关性测定螺栓伸长量的装置及测量方法
CN109458960B (zh) * 2018-12-18 2023-05-02 长安大学 一种基于信号相关性测定螺栓伸长量的装置及测量方法

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