JPH06330875A - 排気ポンプ - Google Patents

排気ポンプ

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JPH06330875A
JPH06330875A JP11719593A JP11719593A JPH06330875A JP H06330875 A JPH06330875 A JP H06330875A JP 11719593 A JP11719593 A JP 11719593A JP 11719593 A JP11719593 A JP 11719593A JP H06330875 A JPH06330875 A JP H06330875A
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JP
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gap
casing
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rotor
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JP11719593A
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Takao Sekine
孝雄 関根
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Seiko Seiki KK
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Seiko Seiki KK
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/08Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C18/12Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type
    • F04C18/14Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons
    • F04C18/16Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of other than internal-axis type with toothed rotary pistons with helical teeth, e.g. chevron-shaped, screw type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータとケーシングとの隙間の量がその設定
値と等しくなるように補正し、これにより所望の真空状
態が得られるようにする。 【構成】 ケーシング1とロータ2,3との隙間aの量
を検出するギャップセンサ部10と、隙間aの部分の温
度を検出する温度センサ部11を設ける。隙間aの量が
その設定値と等しくない場合には、熱量演算部14が両
センサ部10,11での検出結果に基いて熱量を演算す
ると共に、この演算結果に基いて調整された冷却加熱媒
体が流体供給装置17から各管路18を介してケーシン
グ1を冷却あるいは加熱し、これにより、ケーシング1
を収縮あるいは膨脹させ、隙間aの量をその設定値と等
しくする。なお、熱量演算部14で演算される熱量はケ
ーシング1の収縮または膨脹により上記隙間aの量をそ
の設定値と等しくするために必要な熱量とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は気体を排気して真空状
態を形成する排気ポンプに関し、特に、ロータとケーシ
ングとの隙間の量がその設定値と等しくなるように補正
することができ、これにより所望の真空状態が得られる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の排気ポンプはケーシ
ング内に一対のロータが収納されていると共に、これら
の両ロータは互いに外周面どうしが向かい合いながら各
軸心回りに連動して回転するように構成されている一
方、両ロータの外周面には螺旋状の歯をそれぞれ有し、
この各歯は互いに噛み合いかつねじれの向きが逆となる
ように形成されている。
【0003】つまり、この排気ポンプは、上記の如く両
ロータが連動して回転すると、ロータの一端側(高真空
側)からケーシングの吸入口を介しケーシング内部に気
体を吸気すると共に、このように吸気した気体は両ロー
タ間の隙間等を経てロータの他端側(低真空側)からケ
ーシングの排気口を介しケーシング外部に排気され、こ
れによりロータの一端側に真空状態を形成するように構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の排気ポンプにあっては、ケーシングとロー
タとの隙間の量をその設定値と等しく補正する手段は何
等設けられてなく、ケーシングとロータとは組み立てた
状態のままであるため、ロータとケーシングとの隙間の
量がその両者の加工精度や組立精度、及びロータの振れ
回り等により設定値と異なることは避けられず、しか
も、ポンプ運転時には軸受やモータ等の発熱により上記
のような隙間の量が大きく異なる場合もあるので、常
時、ロータとケーシングとの隙間の量をその設定値と等
しくすることができず、このため、所望の真空状態が得
られない。
【0005】この発明は上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ロータとケーシングと
の隙間の量がその設定値と等しくなるように補正し、こ
れにより所望の真空状態が得られる排気ポンプを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ケーシング内に収納され
た一対のロータが互いに連動しながらその各軸心回りに
回転して気体を排気する排気ポンプにおいて、上記ロー
タとケーシングとの隙間の量がその設定値と等しくなる
ように補正する隙間量補正手段を設けたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、隙間量補正手段
が、ロータとケーシングとの隙間の量を検出するギャッ
プセンサ部と、上記隙間の部分の温度を検出する温度セ
ンサ部と、ケーシングの収縮または膨脹により上記隙間
の量がその設定値と等しくなるのに必要な熱量を上記ギ
ャップセンサ部及び温度センサ部での検出結果に基き演
算する熱量演算手段と、この熱量演算手段での演算結果
に基いて上記ケーシングを冷却あるいは加熱して上記隙
間の量をその設定値と等しくする冷却加熱手段とからな
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、ロータとケーシングとの隙
間の量がその設定値と異なる場合には、隙間量補正手段
により上記隙間の量がその設定値と等しくなるように補
正される。
【0009】特に、請求項2に記載の発明にあっては、
冷却加熱手段が熱量演算手段での演算結果に基いてケー
シングを冷却あるいは加熱して上記隙間の量をその設定
値と等しくする。
【0010】
【実施例】以下、この発明に係る排気装置の一実施例に
ついて図1及び図2を用いて詳細に説明する。
【0011】この排気装置は図1に示す如くケーシング
1内に一対のロータ2,3が収納されていると共に、こ
の両ロータ2,3はその外周面どうしが互いに向かい合
うように配設されている一方、両ロータ2,3の外周面
には螺旋状の歯2a,3aがそれぞれ設けられており、
この各歯2a,3aは互いに噛み合いかつねじれの向き
が逆となるように形成されている。
【0012】また、上記両ロータ2,3にはその各軸心
線を貫くように回転軸4,5が一体にそれぞれ装着され
ており、これらの回転軸4,5の両端側はベアリング
6,6を介してケーシング1に取り付けられていると共
に、両回転軸4,5の一端側には歯車7,8が装着され
ており、これらの歯車7,8は互いに噛み合うように構
成されている。
【0013】さらに、上記一方の回転軸4の一端側には
駆動モータ(図示省略)が連結されており、この駆動モ
ータはロータ2と一体に回転軸4をその軸心回りに回転
させるように構成されている。
【0014】つまり、上記両ロータ2,3は、駆動モー
タ(図示省略)を起動すると、その回転力が一方の回転
軸4から歯車7,8を介し他方の回転軸5に伝達され、
互いに連動しながらその各軸心回りに回転するように構
成されている。
【0015】また、この排気装置には上記ケーシング1
とロータ2,3との隙間の量がその設定値と等しくなる
ように補正する隙間量補正手段が設けられており、次
に、この隙間量補正手段について説明する。
【0016】上記ケーシング1とロータ2,3との間に
はケーシング1の内壁面側に複数の検知部9,9…が設
けられており、これらの検知部9,9…は上記ロータ
2,3の一端外周面側及び他端外周面側に位置しかつそ
のロータ2,3の外周面に沿って配置されている。
【0017】また、上記各検知部9,9…はギャップセ
ンサ部10及び温度センサ部11を内蔵しており、その
ギャップセンサ部10はケーシング1とロータ2,3と
の隙間、特に、ケーシング1の内壁面とロータ2,3に
有する歯2a,3aの先端との隙間aの量を検出すると
共に、この検出結果を付属の制御装置12へ出力するよ
うに構成されている一方、温度センサ部11は上記隙間
aの部分の温度を検出すると共に、この検出結果を上記
と同様に制御装置12へ出力するように構成されてい
る。
【0018】さらに、上記制御装置12は比較手段13
や熱量演算手段14を有し、この比較手段13はギャッ
プセンサ部10での検出結果の適否、即ち現在の隙間a
の量とその設定値とを比較して、現在の隙間aの量がそ
の設定値と等しいかどうかを判断する他、その現在の隙
間aの量は調節できる範囲内にあるかどうか、及び温度
センサ部11での検出結果に基き現在の温度は調整でき
る範囲内にあるかどうかを判断するように構成されてい
る。
【0019】一方、上記熱量演算手段14はケーシング
1の収縮または膨脹により上記隙間aの量がその設定値
と等しくなるのに必要な熱量を演算するもので、このよ
うな演算は上記ギャップセンサ部10及び温度センサ部
11での検出結果に基き実行されると共に、その演算結
果は冷却加熱手段15へ出力される。
【0020】また、上記冷却加熱手段15は流体温度調
整装置16及び流体供給装置17を有し、流体温度調整
装置16は熱量演算手段14での演算結果(ケーシング
1の収縮または膨脹により隙間aの量がその設定値と等
しくなるのに必要な熱量)に基いて流体供給装置17内
に有する冷却加熱媒体の温度及び後述する各管路18,
18…への供給量を調整するように構成されている。
【0021】一方、上記流体供給装置17は複数の管路
18,18…を備えており、これらの管路18,18…
は上記検知部9の数だけ互いに独立して設けられている
と共に、流体温度調整装置16により上記の如く調節さ
れた冷却加熱媒体がケーシング1、特に検知部9の周辺
を循環して再び流体供給装置17に戻るように配管され
ている。
【0022】つまり、上記冷却加熱手段15は、流体温
度調整装置16が熱量演算手段14での演算結果(ケー
シング1の収縮または膨脹により隙間aの量がその設定
値と等しくなるのに必要な熱量)に基いて冷却加熱媒体
の温度及び供給量を調整すると共に、このように調節さ
れた冷却加熱媒体が流体供給装置17から管路18,1
8…を介しケーシング1を冷却あるいは加熱し、これに
より、ケーシング1を収縮あるいは膨脹させて、上記隙
間aの量をその設定値と等しくするように構成されてい
る。
【0023】なお、上記熱量演算手段14での熱量の演
算において必要な冷却加熱媒体の温度は例えば式(1)
を用いて求めることが可能であるが、この式(1)は単
純化モデルであるため、実際に熱量の演算を行う際は、
管路18の熱損失、その管路18を流れる冷却加熱媒体
の種類、ロータ2,3の熱膨脹率、並びにロータ2,3
の径が単純でなく複雑であること等を考慮する必要があ
る。
【0024】 A=((B−C)/(D*E))+F …(1) A:温度 B:隙間aの設定値 C:実際の隙間aの量(ギャップセンサ部10での検出
結果) D:ケーシング1の熱膨張係数 E:ケーシング1の径 F:隙間aの温度(温度センサ部11での検出結果) 次に、上記の如く構成された排気装置の動作について図
1及び図2を基に説明する。
【0025】この排気装置によれば、図1に示すよう
に、駆動モータ(図示省略)を起動すると、その回転力
が一方の回転軸4から歯車7,8を介して他方の回転軸
5に伝達され、両ロータ2,3が互いに連動しながらそ
の各軸心回りに回転する。
【0026】これにより、両ロータ2,3の一端側(高
真空側)からケーシング1の吸入口(図示省略)を介し
ケーシング1内部に気体を吸入すると共に、このように
吸入した気体はロータ2,3の他端側(低真空側)から
ケーシング1の吐出口(図示省略)を介しケーシング1
外部に吐出し、その結果、ロータ1の一端側に真空状態
が形成される。
【0027】この際、例えば、ケーシング1とロータ
2,3との隙間aの量がその設定値と異なる場合には、
隙間量補正手段により上記隙間aの量がその設定値と等
しくなるように補正される。
【0028】即ち、図2に示すように、制御装置12が
作動すると(ステップ100)、ギャップセンサ部10
ではケーシング1とロータ2,3との隙間aの量を検出
し、その検出結果を制御装置12へ出力する(ステップ
102)。この時点から、制御装置12の比較手段13
においてはギャップセンサ部10での検出結果、即ち現
在の隙間aの量とその設定値とを比較する(ステップ1
04)。
【0029】ここで、現在の隙間aの量がその設定値と
等しくない、つまり現在の隙間aの量が適正でないとい
う比較の結果を得た場合には、制御装置12の比較手段
13において、現在の隙間aの量が調整できる範囲内に
あるか否かを判断する(ステップ106)。
【0030】また、制御装置12が作動すると、温度セ
ンサ部11では上記隙間aの部分の温度を検出し、その
検出結果を制御装置12へ出力する(ステップ10
8)。この時点から、制御装置12の比較手段13にお
いては、温度センサ部11での検出結果、即ち隙間aの
部分における現在の温度が調整できる範囲内にあるか否
かも判断する(ステップ110)。
【0031】このようにして、ステップ100〜106
の処理、及びステップ108〜110の処理が並列的に
実行されると共に、ステップ106の処理において、現
在の隙間aの量が調整できる範囲内にあると判断し、か
つステップ110の処理において、隙間aの部分におけ
る現在の温度が調整できる範囲内にあると判断した場合
には、制御装置12の熱量演算手段14がギャップセン
サ部10及び温度センサ部11での検出結果(現在の隙
間aの量、及びその隙間aの部分における現在の温度)
に基いて熱量を演算する。なお、ここで演算される熱量
はケーシング1の収縮または膨脹により上記隙間aの量
をその設定値と等しくするために必要な熱量である(ス
テップ112)。
【0032】その後、流体温度調整装置16が熱量演算
手段14での演算結果(ケーシング1の収縮または膨脹
により上記隙間aの量をその設定値と等しくするために
必要な熱量)に基いて冷却加熱媒体の温度及び各管路1
8,18…への供給量を調整すると共に(ステップ11
4)、このように調節された冷却加熱媒体が流体供給装
置17から管路18,18…を介しケーシング1等を冷
却あるいは加熱し、これにより、上記ケーシング1が収
縮あるいは膨脹し、上記隙間aの量がその設定値と等し
くなるように補正される一方(ステップ116)、再
び、ステップ102及び104の処理に戻る。
【0033】なお、上記ステップ104の処理におい
て、現在の隙間aの量がその設定値と等しい、つまり現
在の隙間aの量が適正であるという比較結果を得た場合
には、ステップ102の処理に戻り、また、ステップ1
06の処理、又はステップ110の処理において、現在
の隙間aの量が調整できる範囲内でない、あるいはその
隙間aの部分における現在の温度が調整できる範囲内で
ないと判断した場合には異常であることを報知する(ス
テップ118)。
【0034】また、この排気装置によると、上記のよう
な設定値の変更により、ケーシング1とロータ2,3と
の隙間aを全体的に広くあるいは狭く設定し、ロータ1
の一端側に形成される真空状態の到達圧力を任意に調節
することができる。
【0035】したがって、上記実施例の排気装置によれ
ば、ロータとケーシングの加工精度や組立精度、及びロ
ータの振れ回り等によりロータとケーシングとの隙間の
量がその設定値と異なったり、あるいはポンプ運転時に
おける軸受やモータ等の発熱により上記のような隙間の
量がその設定値と大きく異なった場合でも、ケーシング
の収縮または膨脹により上記隙間の量がその設定値と等
しくなるので、常時、ロータとケーシングとの隙間の量
をその設定値と等しくすることができ、これにより安定
した真空状態が得られる。
【0036】なお、上記実施例においては、ケーシング
の収縮または膨脹によりロータとケーシングとの隙間の
量がその設定値と等しくなるのに必要な熱量をギャップ
センサ部及び温度センサ部での検出結果に基き演算する
ように構成したが、これに代えて、例えば、ギャップセ
ンサ部及び温度センサ部での検出結果等と上記のような
必要な熱量との関係を記憶したテーブルを予め用意して
おき、このテーブルからギャップセンサ部及び温度セン
サ部での検出結果等を基に上記のような必要な熱量を直
接得るように構成してもよいことは勿論である。
【0037】また、上記実施例では、検知部について
は、ロータの一端外周面側及び他端外周面側に設けかつ
そのロータの外周面に沿って配置したが、これに限定さ
れることはなく、例えばロータの中央外周面側に設ける
等、適宜その位置を変更することができる。
【0038】さらに、この発明にあっては、上記実施例
の排気ポンプに限定されることはなく、ケーシング内に
収納された一対のロータが互いに連動しながらその各軸
心回りに回転して気体を排気するように構成された全て
の排気ポンプ、例えばルーツ真空ポンプ等にも適用する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】この発明に係る排気装置にあっては、上
記の如くロータとケーシングとの隙間の量をその設定値
と等しく補正する隙間補正手段を具備するため、ロータ
とケーシングの加工精度や組立精度、及びロータの振れ
回り等により上記隙間の量がその設定値と異なったり、
あるいはポンプ運転時における軸受やモータ等の発熱に
より上記のような隙間の量がその設定値より大きく異な
った場合でも、隙間量補正手段により上記隙間の量がそ
の設定値と等しくなるように補正されるので、常時、ロ
ータとケーシングとの隙間の量をその設定値と等しくす
ることができ、これにより安定した真空状態が得られ
る。
【0040】なお、請求項2に記載の発明によれば、冷
却加熱手段が熱量演算手段での演算結果に基いてケーシ
ングを冷却あるいは加熱してロータとケーシングとの隙
間の量をその設定値と等しくするので、上記と同様な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る排気ポンプの一実施例を示す断
面図。
【図2】図1に示す排気ポンプの主要な動作を説明する
動作説明図。
【符号の説明】
1 ケーシング 2,3 ロータ 4,5 回転軸 7,8 歯車 10 ギャップセンサ部 11 温度センサ部 14 熱量演算手段 15 冷却加熱手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に収納された一対のロータ
    が互いに連動しながらその各軸心回りに回転して気体を
    排気する排気ポンプにおいて、 上記ロータとケーシングとの隙間の量がその設定値と等
    しくなるように補正する隙間量補正手段を設けたことを
    特徴とする排気ポンプ。
  2. 【請求項2】 隙間量補正手段が、ロータとケーシング
    との隙間の量を検出するギャップセンサ部と、上記隙間
    の部分の温度を検出する温度センサ部と、ケーシングの
    収縮または膨脹により上記隙間の量がその設定値と等し
    くなるのに必要な熱量を上記ギャップセンサ部及び温度
    センサ部での検出結果に基き演算する熱量演算手段と、
    この熱量演算手段での演算結果に基いて上記ケーシング
    を冷却あるいは加熱して上記隙間の量をその設定値と等
    しくする冷却加熱手段とからなることを特徴とする請求
    項1に記載の排気ポンプ。
JP11719593A 1993-05-19 1993-05-19 排気ポンプ Pending JPH06330875A (ja)

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JP11719593A JPH06330875A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 排気ポンプ

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