JPH06328429A - セメント材料の原料供給装置 - Google Patents
セメント材料の原料供給装置Info
- Publication number
- JPH06328429A JPH06328429A JP12378693A JP12378693A JPH06328429A JP H06328429 A JPH06328429 A JP H06328429A JP 12378693 A JP12378693 A JP 12378693A JP 12378693 A JP12378693 A JP 12378693A JP H06328429 A JPH06328429 A JP H06328429A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cement
- raw material
- cement material
- supply device
- stirring container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】セメント材料を、成形に優れた最適温度に保つ
ことのできる原料供給装置を提供することを目的として
いる。 【構成】水、セメント、砂、繊維、その他各種の成形材
料からなるセメント材料2を、攪拌容器3で混合して一
時貯蔵し、この攪拌容器3から成形設備に供給するよう
になされた原料供給装置1であって、攪拌容器3がジャ
ケット構造となされ、この攪拌容器3のジャッケト部3
4に冷却または加温用の媒体が循環できるようになされ
たものである。
ことのできる原料供給装置を提供することを目的として
いる。 【構成】水、セメント、砂、繊維、その他各種の成形材
料からなるセメント材料2を、攪拌容器3で混合して一
時貯蔵し、この攪拌容器3から成形設備に供給するよう
になされた原料供給装置1であって、攪拌容器3がジャ
ケット構造となされ、この攪拌容器3のジャッケト部3
4に冷却または加温用の媒体が循環できるようになされ
たものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形などの成形
機に付随させ、この成形機の成形型にセメント材料を供
給するセメント材料の原料供給装置に関するものであ
る。
機に付随させ、この成形機の成形型にセメント材料を供
給するセメント材料の原料供給装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、攪拌容器で攪拌したセメント
材料を、攪拌容器の底部に設けた開口部からシャッター
の開閉によって定量マスに受けた後、この定量マスの下
側に設けられたシャッターを開放して自然落下させ、も
って定量のセメント材料を供給するようになされた定量
供給装置が知られている(例えば、特開平1−2853
09号公報参照)。
材料を、攪拌容器の底部に設けた開口部からシャッター
の開閉によって定量マスに受けた後、この定量マスの下
側に設けられたシャッターを開放して自然落下させ、も
って定量のセメント材料を供給するようになされた定量
供給装置が知られている(例えば、特開平1−2853
09号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の定
量供給装置の場合、セメント材料の貯蔵された攪拌容器
は、単にこの攪拌容器内に投入された水、セメント、
砂、繊維などの各種成形材料を混合して一時貯蔵するた
めのもので、特に原料温度の制御を考慮していなかった
ため、夏場などには混合時の自己発熱と周囲の温度によ
り原料温度が40〜50℃に達し、冬場には気温および
水温の低下により原料温度が10〜15℃に低下してし
まう。その結果、夏場には原料が固くなって成形型への
充填性が悪くなり、成形品の強度低下が生じることとな
り、冬場には脱水性が悪くなり、成形品の外観不良や成
形サイクルの低下が生じることとなる。
量供給装置の場合、セメント材料の貯蔵された攪拌容器
は、単にこの攪拌容器内に投入された水、セメント、
砂、繊維などの各種成形材料を混合して一時貯蔵するた
めのもので、特に原料温度の制御を考慮していなかった
ため、夏場などには混合時の自己発熱と周囲の温度によ
り原料温度が40〜50℃に達し、冬場には気温および
水温の低下により原料温度が10〜15℃に低下してし
まう。その結果、夏場には原料が固くなって成形型への
充填性が悪くなり、成形品の強度低下が生じることとな
り、冬場には脱水性が悪くなり、成形品の外観不良や成
形サイクルの低下が生じることとなる。
【0004】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
で、セメント材料を、成形に優れた最適温度に保つこと
のできる原料供給装置を提供することを目的としてい
る。
で、セメント材料を、成形に優れた最適温度に保つこと
のできる原料供給装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のセメント材料の原料供給装置は、水、セメン
ト、砂、繊維、その他各種の成形材料からなるセメント
材料を、攪拌容器で混合して一時貯蔵し、この攪拌容器
から成形設備に供給するようになされた原料供給装置で
あって、攪拌容器がジャケット構造となされ、この攪拌
容器のジャッケト部に冷却または加温用の媒体が循環で
きるようになされたものである。
の本発明のセメント材料の原料供給装置は、水、セメン
ト、砂、繊維、その他各種の成形材料からなるセメント
材料を、攪拌容器で混合して一時貯蔵し、この攪拌容器
から成形設備に供給するようになされた原料供給装置で
あって、攪拌容器がジャケット構造となされ、この攪拌
容器のジャッケト部に冷却または加温用の媒体が循環で
きるようになされたものである。
【0006】
【作用】本発明によると、攪拌容器をジャケット構造と
して、この攪拌容器のジャケット部に冷却または加温用
の媒体を循環できるようにしているので、この攪拌容器
内で混合および貯蔵されるセメント材料を一定温度に保
つことができる。
して、この攪拌容器のジャケット部に冷却または加温用
の媒体を循環できるようにしているので、この攪拌容器
内で混合および貯蔵されるセメント材料を一定温度に保
つことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0008】図1はセメント材料の原料供給装置1の全
体構成の概略を示している。
体構成の概略を示している。
【0009】すなわち、この原料供給装置1は、各種成
形材料からなるセメント材料2を攪拌容器3で混合して
一時貯蔵した後、成形型(図示省略)などの各種成形設
備に供給するようになされたもので、攪拌容器3がジャ
ケット構造となされている。
形材料からなるセメント材料2を攪拌容器3で混合して
一時貯蔵した後、成形型(図示省略)などの各種成形設
備に供給するようになされたもので、攪拌容器3がジャ
ケット構造となされている。
【0010】セメント材料2は、水、セメント、砂、繊
維、その他各種の成形材料を攪拌容器3内で混合して構
成される。
維、その他各種の成形材料を攪拌容器3内で混合して構
成される。
【0011】このセメント材料2を混合する攪拌容器3
には、攪拌羽31が設けられていて、この攪拌羽31が
攪拌容器3内で回転することによって、攪拌容器3内の
セメント材料2を混合すると同時に、このセメント材料
2が分離したり早期に硬化したりしないように攪拌して
貯蔵するようになされている。また、この攪拌容器3の
底部にはセメント材料2を成形型(図示省略)などに供
給するための開口部30が設けられており、攪拌羽31
の回転によってこの開口部30に上手くセメント材料2
が集められるようになされている。そして、このセメン
ト材料2は、開口部30から定量マス(図示省略)など
によって定量ごとに成形型(図示省略)に供給される。
には、攪拌羽31が設けられていて、この攪拌羽31が
攪拌容器3内で回転することによって、攪拌容器3内の
セメント材料2を混合すると同時に、このセメント材料
2が分離したり早期に硬化したりしないように攪拌して
貯蔵するようになされている。また、この攪拌容器3の
底部にはセメント材料2を成形型(図示省略)などに供
給するための開口部30が設けられており、攪拌羽31
の回転によってこの開口部30に上手くセメント材料2
が集められるようになされている。そして、このセメン
ト材料2は、開口部30から定量マス(図示省略)など
によって定量ごとに成形型(図示省略)に供給される。
【0012】また、この攪拌容器3は、内壁32と外壁
33とからなるジャッケト構造となされ、この内壁32
と外壁33とによって構成されるジャケット部34には
媒体流路35が設けられている。この媒体流路35は、
攪拌容器3の外部に導出されてポンプ4および熱交換器
5と接続されている。そして、熱交換器5で冷却または
加温した水をポンプ4によって循環させることで、攪拌
容器3内に貯蔵されたセメント材料2を常に一定温度に
保てるようになされている。
33とからなるジャッケト構造となされ、この内壁32
と外壁33とによって構成されるジャケット部34には
媒体流路35が設けられている。この媒体流路35は、
攪拌容器3の外部に導出されてポンプ4および熱交換器
5と接続されている。そして、熱交換器5で冷却または
加温した水をポンプ4によって循環させることで、攪拌
容器3内に貯蔵されたセメント材料2を常に一定温度に
保てるようになされている。
【0013】すなわち、夏場などにおいては、気温の上
昇やセメント材料2の混合時の自己発熱などによって、
セメント材料2が40〜50℃になるため、熱交換器5
で冷却した冷水を媒体流路35に循環させることで、セ
メント材料2は、成形に最適な20〜30℃に保つこと
ができる。また、冬場などにおいては、気温および水温
の低下で、セメント材料2が10〜15℃になるため、
熱交換器5で加温した温水を媒体流路35に循環させる
ことで、セメント材料2は、成形に最適な20〜30℃
に保つことができる。つまり、場所や気象条件に左右さ
れず、年間を通じて安定したセメント材料2を得ること
ができる。
昇やセメント材料2の混合時の自己発熱などによって、
セメント材料2が40〜50℃になるため、熱交換器5
で冷却した冷水を媒体流路35に循環させることで、セ
メント材料2は、成形に最適な20〜30℃に保つこと
ができる。また、冬場などにおいては、気温および水温
の低下で、セメント材料2が10〜15℃になるため、
熱交換器5で加温した温水を媒体流路35に循環させる
ことで、セメント材料2は、成形に最適な20〜30℃
に保つことができる。つまり、場所や気象条件に左右さ
れず、年間を通じて安定したセメント材料2を得ること
ができる。
【0014】その結果、夏場にセメント材料2が固くな
って成形型(図示省略)への充填性が悪くなり、成形品
の強度低下が生じるといったことが防止でき、また、冬
場にはセメント材料2の脱水性が悪くなり、成形品の外
観不良や成形サイクルの低下が生じるといったことが防
止できることとなる。
って成形型(図示省略)への充填性が悪くなり、成形品
の強度低下が生じるといったことが防止でき、また、冬
場にはセメント材料2の脱水性が悪くなり、成形品の外
観不良や成形サイクルの低下が生じるといったことが防
止できることとなる。
【0015】なお、本実施例では、水を循環させるよう
になされているが、この媒体流路35を循環させる媒体
としては、特に水に限定されるものではなく、通常利用
されている各種の作動媒体を使用することができる。
になされているが、この媒体流路35を循環させる媒体
としては、特に水に限定されるものではなく、通常利用
されている各種の作動媒体を使用することができる。
【0016】また、本実施例では、ジャケット部34の
うち、攪拌容器3の側壁に相当する部分に媒体流路35
を設けているが、特にこの媒体流路35を設ける位置は
限定されるものではなく、必要に応じてジャケット部3
4の所望の位置に設けることができる。また、特に媒体
流路35によって媒体を循環させるものに限定されるも
のではなく、このジャケット部34を仕切って、このジ
ャケット部34に直接媒体を循環させるように構成され
たものであってもよい。
うち、攪拌容器3の側壁に相当する部分に媒体流路35
を設けているが、特にこの媒体流路35を設ける位置は
限定されるものではなく、必要に応じてジャケット部3
4の所望の位置に設けることができる。また、特に媒体
流路35によって媒体を循環させるものに限定されるも
のではなく、このジャケット部34を仕切って、このジ
ャケット部34に直接媒体を循環させるように構成され
たものであってもよい。
【0017】さらに、本実施例では、プレス成形用の原
料供給装置1について述べているが、図2に示すよう
に、開口部30に、注入ポンプ36を具備した注入管3
7が導出された注入成形用の原料供給装置1であっても
よい。なお、図2において、図1に示す実施例のものと
同一構成要素には同一符号を付す。
料供給装置1について述べているが、図2に示すよう
に、開口部30に、注入ポンプ36を具備した注入管3
7が導出された注入成形用の原料供給装置1であっても
よい。なお、図2において、図1に示す実施例のものと
同一構成要素には同一符号を付す。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、攪
拌容器内で混合および貯蔵されるセメント材料を一定温
度に保つことができるので、安定したセメント材料が得
られ、このセメント材料によって成形される成形品の成
形性の向上や、外観や強度などの品質の安定を図ること
ができる。
拌容器内で混合および貯蔵されるセメント材料を一定温
度に保つことができるので、安定したセメント材料が得
られ、このセメント材料によって成形される成形品の成
形性の向上や、外観や強度などの品質の安定を図ること
ができる。
【図1】原料供給装置の全体構成の概略を示す断面図で
ある。
ある。
【図2】原料供給装置の他の実施例を示す断面図であ
る。
る。
1 原料供給装置 2 セメント材料 3 攪拌容器 34 ジャケット部
Claims (1)
- 【請求項1】 水、セメント、砂、繊維、その他各種の
成形材料からなるセメント材料を、攪拌容器で混合して
一時貯蔵し、この攪拌容器から成形設備に供給するよう
になされた原料供給装置であって、 攪拌容器がジャケット構造となされ、この攪拌容器のジ
ャッケト部に冷却または加温用の媒体が循環できるよう
になされたことを特徴とするセメント材料の原料供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12378693A JPH06328429A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | セメント材料の原料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12378693A JPH06328429A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | セメント材料の原料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328429A true JPH06328429A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14869268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12378693A Pending JPH06328429A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | セメント材料の原料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328429A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447192A1 (en) | 2003-02-13 | 2004-08-18 | Ballast Nedam Infra B.V. | Method and device for pouring concrete |
WO2005087704A1 (ja) | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | 化合物及びそれを含む組成物 |
WO2014141926A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 株式会社トクヤマ | 石膏スラリーの連続的な製造方法 |
JP2020163274A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 宇部興産株式会社 | 混練装置及び混練システム |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12378693A patent/JPH06328429A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447192A1 (en) | 2003-02-13 | 2004-08-18 | Ballast Nedam Infra B.V. | Method and device for pouring concrete |
WO2005087704A1 (ja) | 2004-03-12 | 2005-09-22 | Mitsui Chemicals, Inc. | 化合物及びそれを含む組成物 |
WO2014141926A1 (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-18 | 株式会社トクヤマ | 石膏スラリーの連続的な製造方法 |
JP2020163274A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 宇部興産株式会社 | 混練装置及び混練システム |
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