JPH06328398A - ジェット切断方法及び切断装置 - Google Patents
ジェット切断方法及び切断装置Info
- Publication number
- JPH06328398A JPH06328398A JP14268493A JP14268493A JPH06328398A JP H06328398 A JPH06328398 A JP H06328398A JP 14268493 A JP14268493 A JP 14268493A JP 14268493 A JP14268493 A JP 14268493A JP H06328398 A JPH06328398 A JP H06328398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- liquid
- machined
- cut
- jet stream
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乾燥状態で切断ができ、湿気を嫌う製品の切
断加工を可能にする。 【構成】 常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、高
圧液体ジェット流９として被加工物１０に当て、被加工
物を切断する。
断加工を可能にする。 【構成】 常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、高
圧液体ジェット流９として被加工物１０に当て、被加工
物を切断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧ジェット流により
被加工物を切断するようにしたジェット切断方法及び切
断装置に関する。
被加工物を切断するようにしたジェット切断方法及び切
断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、布，紙，鉄鋼，石材，複合材など
の切断には、ウォータジェット切断が用いられ、２００
０気圧〜４０００気圧（２００Ｍｐａ〜４００Ｍｐａ）
の高圧水流により切断が行われ、特に大型構造材の切断
に適している。また、ＣＯ2 レーザなどのレーザ切断
は、５０Ｗ〜５０ＫＷの広いエネルギ範囲で利用され、
特に鉄鋼材料の切断に高出力のものが用いられている。
の切断には、ウォータジェット切断が用いられ、２００
０気圧〜４０００気圧（２００Ｍｐａ〜４００Ｍｐａ）
の高圧水流により切断が行われ、特に大型構造材の切断
に適している。また、ＣＯ2 レーザなどのレーザ切断
は、５０Ｗ〜５０ＫＷの広いエネルギ範囲で利用され、
特に鉄鋼材料の切断に高出力のものが用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のウォータジェッ
ト切断の場合、湿気，水分を嫌う製品の切断，加工に適
用することができず、電気，電子部品を荷電状態で切
断，トリミングできないという問題点がある。また、レ
ーザ切断は、切断面が焼け、かつ、エネルギ効率が悪い
という問題点がある。本発明は、前記の点に留意し、湿
気を嫌う製品に適用でき、エネルギ効率の良いジェット
切断方法及び切断装置を提供することを目的とする。
ト切断の場合、湿気，水分を嫌う製品の切断，加工に適
用することができず、電気，電子部品を荷電状態で切
断，トリミングできないという問題点がある。また、レ
ーザ切断は、切断面が焼け、かつ、エネルギ効率が悪い
という問題点がある。本発明は、前記の点に留意し、湿
気を嫌う製品に適用でき、エネルギ効率の良いジェット
切断方法及び切断装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のジェット切断方法は、常温で気体の媒体を
液化した液化ガスを、高圧液体ジェット流として被加工
物に当て、被加工物を切断するものである。また、本発
明は、常温で気体の媒体を液化した液化ガスと、その液
化ガスを高圧ジェット流として吐出するノズルとを備え
たものである。
に、本発明のジェット切断方法は、常温で気体の媒体を
液化した液化ガスを、高圧液体ジェット流として被加工
物に当て、被加工物を切断するものである。また、本発
明は、常温で気体の媒体を液化した液化ガスと、その液
化ガスを高圧ジェット流として吐出するノズルとを備え
たものである。
【０００５】
【作用】前記のように構成された本発明のジェット切断
は、常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、高圧ジェ
ット流として被加工物に当て、切断するようにしたもの
であるため、製品に湿気を与えず、湿気を嫌う製品の切
断に適用することが可能になり、かつ、エネルギ効率も
良好である。
は、常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、高圧ジェ
ット流として被加工物に当て、切断するようにしたもの
であるため、製品に湿気を与えず、湿気を嫌う製品の切
断に適用することが可能になり、かつ、エネルギ効率も
良好である。
【０００６】
【実施例】実施例について図１を参照して説明する。同
図において、１は例えば液体窒素２を収容した容器、３
は容器１にバルブ４を介して接続されたブースタポンプ
であり、２０００気圧ないし４０００気圧に加圧する。
５はポンプ３の高圧室に接続され液体窒素２を吐出する
液体ノズル、６はＣＯ2 粒などの砥粒であり、液体ノズ
ル５の吐出部７に混入される。８は冷却高圧ノズルであ
り、砥粒６の混入された液体窒素２を液体ジェット流９
として吐出し、被加工物１０を切断加工する。１１は液
体窒素等の冷却媒体であり、液体ノズル５，吐出部７，
冷却高圧ノズル８の周囲の冷却路１２を流れ、冷却す
る。
図において、１は例えば液体窒素２を収容した容器、３
は容器１にバルブ４を介して接続されたブースタポンプ
であり、２０００気圧ないし４０００気圧に加圧する。
５はポンプ３の高圧室に接続され液体窒素２を吐出する
液体ノズル、６はＣＯ2 粒などの砥粒であり、液体ノズ
ル５の吐出部７に混入される。８は冷却高圧ノズルであ
り、砥粒６の混入された液体窒素２を液体ジェット流９
として吐出し、被加工物１０を切断加工する。１１は液
体窒素等の冷却媒体であり、液体ノズル５，吐出部７，
冷却高圧ノズル８の周囲の冷却路１２を流れ、冷却す
る。
【０００７】そして、被加工物１０に液体ジェット流９
が衝撃的に作用し、キャビテーションエロージョン作用
により被加工物１０が侵食されて切断される。従って、
乾燥状態で被加工物１０の切断，穿孔，トリミングなど
の加工が可能であり、特に湿気を嫌う荷電状態の電気，
電子部品及びプリント基板，コンデンサ，積層フイル
ム，木材，布の加工に適している。しかも、ＣＯ2 レー
ザに比し切断面が焼けることがなく、ウォータジェット
切断の特徴とする厚い材料の切断，穿孔が可能であるこ
とは勿論である。
が衝撃的に作用し、キャビテーションエロージョン作用
により被加工物１０が侵食されて切断される。従って、
乾燥状態で被加工物１０の切断，穿孔，トリミングなど
の加工が可能であり、特に湿気を嫌う荷電状態の電気，
電子部品及びプリント基板，コンデンサ，積層フイル
ム，木材，布の加工に適している。しかも、ＣＯ2 レー
ザに比し切断面が焼けることがなく、ウォータジェット
切断の特徴とする厚い材料の切断，穿孔が可能であるこ
とは勿論である。
【０００８】前記実施例では、液体窒素について説明し
たが、液化される常温で気体の媒体としては、Ｎ2 ，Ｃ
Ｏ2 ，ＳＦ6 ，Ｈｅ，Ｎｅ，Ａｒ，Ｋｒ，Ｘｅ，Ｒｎな
どの不活性ガス及びＯ2 が適している。
たが、液化される常温で気体の媒体としては、Ｎ2 ，Ｃ
Ｏ2 ，ＳＦ6 ，Ｈｅ，Ｎｅ，Ａｒ，Ｋｒ，Ｘｅ，Ｒｎな
どの不活性ガス及びＯ2 が適している。
【０００９】さらに、それらの媒体のうちの１成分また
は２成分以上の混合物の液化ガスであってもよい。その
上、前記液化ガスに、前記媒体の成分中から選んだ１つ
以上の成分からなる固体微粒子或いは他の物質の固体微
粒子を１種類以上混合し、１０００気圧〜１００００気
圧の高圧ジェット流にすることにより、一層切断能力が
向上する。
は２成分以上の混合物の液化ガスであってもよい。その
上、前記液化ガスに、前記媒体の成分中から選んだ１つ
以上の成分からなる固体微粒子或いは他の物質の固体微
粒子を１種類以上混合し、１０００気圧〜１００００気
圧の高圧ジェット流にすることにより、一層切断能力が
向上する。
【００１０】例えば、Ｌｉｑ，Ｎ2 中に２ｍｍφ以下の
大きさの砥粒を混合し、ジェット流中に含ませると、ア
ブレーション作用により切断能力が向上する。なお、液
体ＣＯ2 の場合は、大気圧下で微粒子化して固化するた
め、単独でもアブレーション作用があり、効果的であ
る。また、Ｌｉｑ，Ｎ2 中にＣＯ2 粒を２ｍｍφ以下の
大きさで混合し、ジェット流中に含ませると、アブレー
ション作用により切断能力が向上する。なお、高圧液体
主媒体としてのＣＯ2 に固体Ｈ2Ｏ （氷）を混ぜること
も同様の作用がある。
大きさの砥粒を混合し、ジェット流中に含ませると、ア
ブレーション作用により切断能力が向上する。なお、液
体ＣＯ2 の場合は、大気圧下で微粒子化して固化するた
め、単独でもアブレーション作用があり、効果的であ
る。また、Ｌｉｑ，Ｎ2 中にＣＯ2 粒を２ｍｍφ以下の
大きさで混合し、ジェット流中に含ませると、アブレー
ション作用により切断能力が向上する。なお、高圧液体
主媒体としてのＣＯ2 に固体Ｈ2Ｏ （氷）を混ぜること
も同様の作用がある。
【００１１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明のジ
ェット切断は常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、
高圧ジェット流として被加工物に当て、切断するため、
乾燥状態で切断ができ、製品に湿気を与えず、湿気を嫌
う製品を切断することができ、かつ、エネルギ効率も良
好である。
ているので、以下に記載する効果を奏する。本発明のジ
ェット切断は常温で気体の媒体を液化した液化ガスを、
高圧ジェット流として被加工物に当て、切断するため、
乾燥状態で切断ができ、製品に湿気を与えず、湿気を嫌
う製品を切断することができ、かつ、エネルギ効率も良
好である。
【図１】本発明の１実施例の切断正面図である。
２ 液体窒素 ８ ノズル ９ 液体ジェット流 １０ 被加工物
Claims (2)
- 【請求項１】 常温で気体の媒体を液化した液化ガス
を、高圧液体ジェット流として被加工物に当て、被加工
物を切断することを特徴とするジェット切断方法。 - 【請求項２】 常温で気体の媒体を液化した液化ガス
と、該液化ガスを高圧ジェット流として吐出するノズル
とを備えたことを特徴とするジェット切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268493A JPH06328398A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ジェット切断方法及び切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14268493A JPH06328398A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ジェット切断方法及び切断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06328398A true JPH06328398A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=15321124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14268493A Pending JPH06328398A (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | ジェット切断方法及び切断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06328398A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08257997A (ja) * | 1995-03-28 | 1996-10-08 | Agency Of Ind Science & Technol | ハイドロジェットによる材料の処理方法 |
| DE10160275A1 (de) * | 2001-12-07 | 2003-07-03 | Messer Griesheim Gmbh | Schneiden von Objekten mit Flüssiggas |
| CN102965995A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-13 | 山东东顺集团有限公司 | 利用高压气体流进行切割原纸的方法及切割装置 |
| DE102014111639A1 (de) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | Gottfried Wilhelm Leibniz Universität Hannover | Strahlschneidvorrichtung und Strahlschneidverfahren |
| CN111890230A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-11-06 | 南通仁隆科研仪器有限公司 | 一种安全、环保、高效的物理除锈设备 |
| CN112140003A (zh) * | 2020-09-29 | 2020-12-29 | 南京航太机电有限公司 | 一种聚合物微加工用超低温微磨料气射流加工装置 |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP14268493A patent/JPH06328398A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08257997A (ja) * | 1995-03-28 | 1996-10-08 | Agency Of Ind Science & Technol | ハイドロジェットによる材料の処理方法 |
| DE10160275A1 (de) * | 2001-12-07 | 2003-07-03 | Messer Griesheim Gmbh | Schneiden von Objekten mit Flüssiggas |
| DE10160275B4 (de) * | 2001-12-07 | 2006-09-07 | Air Liquide Deutschland Gmbh | Schneiden von Lebensmitteln mit Flüssiggas |
| CN102965995A (zh) * | 2012-11-29 | 2013-03-13 | 山东东顺集团有限公司 | 利用高压气体流进行切割原纸的方法及切割装置 |
| DE102014111639A1 (de) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | Gottfried Wilhelm Leibniz Universität Hannover | Strahlschneidvorrichtung und Strahlschneidverfahren |
| CN111890230A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-11-06 | 南通仁隆科研仪器有限公司 | 一种安全、环保、高效的物理除锈设备 |
| CN112140003A (zh) * | 2020-09-29 | 2020-12-29 | 南京航太机电有限公司 | 一种聚合物微加工用超低温微磨料气射流加工装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Ayers et al. | Particulate-TiC-hardened steel surfaces by laser melt injection | |
| US5637030A (en) | Abrasive formulation for waterjet cutting and method employing same | |
| US3676963A (en) | Method for the removal of unwanted portions of an article | |
| TW434098B (en) | Apparatus and method for machining workpieces | |
| US5456629A (en) | Method and apparatus for cutting and abrading with sublimable particles | |
| CA2332820C (en) | Use of ultrafast intense laser for processing lignocellulosic material | |
| Islam et al. | Laser machining of ceramics: a review | |
| JPH06328398A (ja) | ジェット切断方法及び切断装置 | |
| ATE143300T1 (de) | Verfahren zum laserstrahlschneiden von band- oder plattenförmigen werkstücken, insbesondere von elektroblech | |
| FR2647049A1 (fr) | Procede de decoupe de materiaux utilisant un jet de liquide volatil | |
| JPH0550400A (ja) | 液体噴流による切断方法及びその装置 | |
| US5164567A (en) | Laser cutting with chemical reaction assist | |
| Zeng | Mechanisms of brittle material erosion associated with high-pressure abrasive waterjet processing: A modeling and application study | |
| CA2179335C (en) | Method for surface erosion of superalloys employing a liquid jet | |
| Radovanović | Performances of abrasive water jet cutting with hyper pressure | |
| RU2162411C1 (ru) | Способ обработки и переработки материалов | |
| Yilbas | Investigation Into Effect of Interaction Parameters on CO sub 2 Laser-Cutting Process | |
| JPS6241100A (ja) | 硬質被覆層剥離方法 | |
| JP2001170891A (ja) | 高分子材料の切削加工方法 | |
| JPH11277287A (ja) | 熱切断加工機のアシストガス供給方法及びアシストガス供給装置 | |
| JP2717241B2 (ja) | ハイドロジェットによる材料の処理方法 | |
| Heiland et al. | ROBOTIC HIGH PRESSURE WATER JET CUTTING of CHUCK SLICES 1 | |
| JP2008110454A (ja) | 表面加工方法 | |
| KR950000809B1 (ko) | 제트커터(jet cutter) | |
| Guo et al. | Modelling of abrasive particle disintegration in abrasive water jet cutting in relation to the recycling capacity |