JPH06327153A - 屋内配線用分電装置 - Google Patents

屋内配線用分電装置

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JPH06327153A
JPH06327153A JP5113097A JP11309793A JPH06327153A JP H06327153 A JPH06327153 A JP H06327153A JP 5113097 A JP5113097 A JP 5113097A JP 11309793 A JP11309793 A JP 11309793A JP H06327153 A JPH06327153 A JP H06327153A
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JP
Japan
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personal computer
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JP5113097A
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Inventor
Seiji Fukushima
政治 福島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷へ給電する際の過渡的な突入電流を小さ
く抑えて負荷へ供給する幹線を細いものとし、設備コス
トを低減する。 【構成】 起動操作に応答してパソコン教室内の多数の
照明器具4と多数台のパーソナルコンピュータの本体5
およびディスプレイ6への給電を開始させる制御器3を
設けている。多数の照明器具4への給電開始を最初に
し、多数台のパーソナルコンピュータのディスプレイ6
への給電開始を次にし、多数台のパーソナルコンピュー
タの本体5への給電開始を最後にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばパソコン教室
内に設置された多数の照明器具や多数台のパーソナルコ
ンピュータの本体およびディスプレイに電源を供給する
ための屋内配線用分電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の屋内配線用分電装置は、
パソコン教室の壁面等に設置されており、パソコン教室
内に設置された多数の照明器具や多数台のパーソナルコ
ンピュータの本体およびディスプレイに電源を供給する
ものであり、例えば起動スイッチを操作することで、多
数の照明器具と多数台のパーソナルコンピュータの本体
およびディスプレイとに一括して電源供給を行い、停止
スイッチを操作することで、多数の照明器具と多数台の
パーソナルコンピュータの本体およびディスプレイへの
電源供給を一括して遮断するようにしている。
【0003】このようにパソコン教室内の多数の照明器
具と多数台のパーソナルコンピュータの本体およびディ
スプレイとを一括して電源の投入遮断を行うのは、パソ
コン教室の照明器具およびパーソナルコンピュータの起
動や停止を授業時間割に合わせたり、電源切忘れの防止
を図ったり、授業時間外のいたずら防止を行うためであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の屋内配線用分電
装置では、起動スイッチを操作すると多数の照明器具や
多数台のパーソナルコンピュータの本体およびディスプ
レイに同時に給電が開始されることになり、過渡的な突
入電流がきわめて大きいものとなり、多数の照明器具や
多数台のパーソナルコンピュータの本体およびディスプ
レイへ給電する幹線を過渡的な突入電流のためだけに太
くすることが必要であった。
【0005】したがって、この発明の目的は、負荷へ給
電する際の過渡的な突入電流を小さく抑えて負荷へ供給
する幹線を細いものとすることができ、設備コストを低
減することができる屋内配線用分電装置を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の屋内配線
用分電装置は、起動操作に応答して複数の負荷への給電
を開始させる制御器を設けた屋内配線用分電装置におい
て、制御器により複数の負荷への給電を順次過渡的な突
入電流が適度に収まるのを待って開始させるようにした
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の屋内配線用分電装置は、請
求項1の複数の負荷がパソコン教室内に設置された多数
台のパーソナルコンピュータの本体およびディスプレイ
からなり、多数台のパーソナルコンピュータのディスプ
レイへの給電開始を先にし、多数台のパーソナルコンピ
ュータの本体への給電開始を後にしている。請求項3記
載の屋内配線用分電装置は、請求項1の複数の負荷がパ
ソコン教室内に設置された多数の照明器具とパソコン教
室内に設置された多数台のパーソナルコンピュータの本
体およびディスプレイからなり、多数の照明器具への給
電開始を最初にし、多数台のパーソナルコンピュータの
ディスプレイへの給電開始を次にし、多数台のパーソナ
ルコンピュータの本体への給電開始を最後にしている。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成によれば、複数の負荷に流
れる過渡的な突入電流が重ならず時間的にずれることに
なり、したがって複数の負荷への給電開始時の突入電流
のピークが小さく抑えられることになり、負荷へ供給す
る幹線として細いものが使用可能となる。
【0009】請求項2記載の構成によれば、過渡的な突
入電流が大きい多数台のパーソナルコンピュータのディ
スプレイへの給電開始を先にし、過渡的な突入電流が小
さい多数台のパーソナルコンピュータの本体への給電開
始を後にしているので、過渡的な突入電流を重ねず時間
的にずらせた場合の突入電流のピークが給電開始順序を
逆にした場合に比べてより小さく抑えられることにな
り、負荷へ供給する幹線としてより細いものが使用可能
となる。
【0010】請求項3記載の構成によれば、過渡的な突
入電流が最も大きい多数の照明器具への給電開始を最初
にし、過渡的な突入電流が次に大きい多数台のパーソナ
ルコンピュータのディスプレイへの給電開始を次にし、
過渡的な突入電流が最小の多数台のパーソナルコンピュ
ータの本体への給電開始を最後にしているので、過渡的
な突入電流を重ねず時間的にずらせた場合の突入電流の
ピークが給電開始順序を逆にした場合に比べてより小さ
く抑えられることになり、負荷へ供給する幹線としてよ
り細いものが使用可能となる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。この屋内配線用分電装置1は、図1に示
すように、パソコン教室2内の例えば壁面に固定され、
起動操作に応答して複数の負荷への給電を開始させると
もに、停止操作に応答して複数の負荷への給電を停止さ
せる制御器3を設け、制御器3により複数の負荷への給
電を順次過渡的な突入電流が適度に収まるのを待って開
始させるようにしている。
【0012】この場合、複数の負荷がパソコン教室2内
に設置された多数の照明器具4とパソコン教室2内に設
置された多数台のパーソナルコンピュータ(生徒用コン
ピュータ)の本体5およびディスプレイ6と教師用コン
ピュータ7からなり、多数の照明器具4への給電開始を
最初にし、多数台のパーソナルコンピュータのディスプ
レイ6への給電開始を次にし、多数台のパーソナルコン
ピュータの本体5および教師用コンピュータ7への給電
開始を最後にしている。
【0013】また、起動操作および停止操作は、起動ス
イッチおよび停止スイッチの操作により行うが、起動ス
イッチおよび停止スイッチは例えばパソコン教室2とは
別の管理人室に設けられ、パソコン教室から管理人室ま
で配線されている。なお、起動スイッチおよび停止スイ
ッチは、教師用机に設けられている場合もある。上記の
屋内配線用分電装置1は、具体的には、受電設備(図示
せず)に接続された幹線8の途中に主幹ブレーカ9が挿
入され、主幹ブレーカ9の負荷側において電流変成器1
0が設けられており、その二次出力は制御器3へ入力さ
れている。幹線8は、電流変成器10の負荷側において
複数に分岐されている。第1は照明器具4用の分岐回路
11であり、第2はパーソナルコンピュータのディスプ
レイ6用の分岐回路12であり、第3はパーソナルコン
ピュータの本体5および教師用コンピュータ7用の分岐
回路13であり、第4は制御器3用の分岐回路14であ
る。
【0014】分岐回路11には電磁接触器の接点からな
るスイッチ15が挿入され、分岐回路12には電磁接触
器の接点からなるスイッチ16が挿入され、分岐回路1
3には電磁接触器の接点からなるスイッチ17と無停電
電源装置18とが挿入されており、スイッチ15〜17
は制御器3によりオンオフを切り替えることができる。
なお、無停電電源装置18は省くこともできる。
【0015】図2は図1の回路から屋内配線用分電装置
1のみを抽出して描いたもので、スイッチ15〜17と
して、それぞれ複数の電磁接触器の接点を示しており、
それらの負荷側に照明器具4,パーソナルコンピュータ
のディスプレイ6およびパーソナルコンピュータの本体
5(教師用コンピュータ7も含む)が適当数ずつ接続さ
れる。図2では、無停電電源装置18の図示は省いてあ
り、スイッチ15〜17の電源側に分岐ブレーカ19〜
21を挿入しているが、スイッチ15〜17と分岐ブレ
ーカ19〜21とは、リモートコントロール式ブレーカ
で代用することもできる。22は分岐ブレーカ、23は
パイロットランプである。
【0016】つぎに、この屋内配線用分電装置の動作を
簡単に説明する。管理人室の起動スイッチを操作する
と、制御器3は、まずスイッチ15をオンにして多数の
照明器具4への給電を開始し、照明器具4を点灯させ
る。このとき、制御器3では、幹線8に流れる電流を電
流変成器10を介して監視しており、その電流値が所定
値(例えば幹線8に接続される全ての負荷に給電された
場合の定常電流値)より高いか低いかを判定し、電流値
が所定値より小さくなるのを待って、つまり過渡的な突
入電流が適度に収まるのを待って、つぎのスイッチ16
をオンにして多数台のパーソナルコンピュータのディス
プレイ6への給電を開始する。このときにも、制御器3
では、幹線8に流れる電流を電流変成器10を介して監
視しており、その電流値が所定値(幹線8に接続される
全ての負荷に給電された場合の定常電流値)より高いか
低いかを判定し、電流値が所定値より小さくなるのを待
って、つまり過渡的な突入電流が適度に収まるのを待っ
て、つぎのスイッチ17をオンにして多数台のパーソナ
ルコンピュータの本体5および教師用コンピュータ7へ
の給電を開始する。
【0017】一方、管理人室の停止スイッチを操作する
と、制御器3は、スイッチ15〜17を一斉にオフにし
て、多数の照明器具4とパーソナルコンピュータの本体
5およびディスプレイ6と教師用コンピュータ7とへの
給電を一斉に遮断する。この屋内配線用分電装置による
と、複数の負荷である多数の照明器具4とパーソナルコ
ンピュータの本体5およびディスプレイ6と教師用コン
ピュータ7とに流れる過渡的な突入電流が重ならず時間
的にずれることになり、多数の照明器具4とパーソナル
コンピュータの本体5およびディスプレイ6と教師用コ
ンピュータ7への給電開始時の突入電流のピークが小さ
く抑えられることになり、負荷へ供給する幹線8として
より細いものが使用可能となる。
【0018】この際、過渡的な突入電流が最も大きい多
数の照明器具4への給電開始を最初にし、過渡的な突入
電流が次に大きい多数台のパーソナルコンピュータのデ
ィスプレイ6への給電開始を次にし、過渡的な突入電流
が最小の多数台のパーソナルコンピュータの本体5およ
び教師用コンピュータ7への給電開始を最後にしている
ので、過渡的な突入電流を重ねず時間的にずらせた場合
の突入電流のピークが給電開始順序を逆にした場合に比
べてより小さく抑えられることになり、負荷へ供給する
幹線8として細いものが使用可能となる。
【0019】図3に制御器3の具体的な回路構成を示し
ている。図3において、IDは幹線8に流れる総負荷電
流を検出しそのレベルが所定値(負荷の接続数の変更に
対応できるように、任意に調整可能に構成されている)
より高いか低いかを判別する電流判別回路であり、電流
変成器10の二次巻線,抵抗R1 〜R4 ,ダイオードD
1 およびヒステリシスコンパレータHCで構成されてお
り、総負荷電流のレベルが所定値より高いときはヒステ
リシスコンパレータHCの出力がハイレベルとなって抵
抗R5 ,R6 およびコンデンサC1 を介してトランジス
タQ1 をオンにし、総負荷電流のレベルが所定値より低
いときはヒステリシスコンパレータHCの出力がローレ
ベルとなってトランジスタQ1 をオフにする。
【0020】S1 は管理人室に設けた起動スイッチ、S
2 は管理人室に設けた停止スイッチである。Iは総負荷
電流の値に応じて励磁・非励磁が切り替えられるリレ
ー、Xは起動スイッチS1 のオンオフに応じて励磁・非
励磁が切り替えられるリレー、Lは照明器具4用の電磁
接触器を励磁するためのリレー、Yはパーソナルコンピ
ュータのディスプレイ6用の電磁接触器を励磁するする
ためのリレー、Zはパーソナルコンピュータの本体5用
の電磁接触器を励磁するするためのリレーである。
【0021】リレーIはb接点I1 を有し、リレーXは
a接点X1 を有している。リレーLはa接点L1 ,L2
を有し、さらに電磁接触器励磁用の接点(図示せず)を
有している。リレーYはa接点Y1 を有し、さらに電磁
接触器励磁用の接点(図示せず)を有している。リレー
Zはa接点Z1 を有し、さらに電磁接触器励磁用の接点
(図示せず)を有している。
【0022】TD はタイマ(遅延時間TD )でa接点T
D1,TD2を有し、TDDはタイマ(遅延時間TDD)でa接
点TDD1 を有しており、これらは電流判別回路IDが総
負荷電流が所定値まで立ち上がるまでの期間にも出力が
ローレベルとなることによるリレーY,Zの誤動作防止
のために設けてあり、遅延時間TD および遅延時間T DD
は、負荷への給電開始後総負荷電流が所定値まで立ち上
がるまでの期間、電流判別回路IDの出力を無効にする
のに十分な短い時間に設定するだけでよい。
【0023】D2 ,D3 はダイオードである。図4に、
照明器具4とパーソナルコンピュータのディスプレイ6
とパーソナルコンピュータの本体5に給電を行う場合の
給電状態と各負荷電流と総負荷電流の波形を示す。図4
において、(a)は照明器具4の給電状態を示し、
(b)はパーソナルコンピュータのディスプレイ6の給
電状態を示し、(c)はパーソナルコンピュータの本体
5の給電状態を示し、(d)は分岐回路11に流れる負
荷電流を示し、(e)は分岐回路12に流れる負荷電流
を示し、(f)は分岐回路13に流れる負荷電流を示
し、(g)は幹線8に流れる総負荷電流(実線は実施
例、破線は従来例)を示している。
【0024】つぎに、図3および図4を参照しながら、
制御器3の動作を説明する。電流判別回路IDの動作に
より、総負荷電流が所定値より高いときは、トランジス
タQ1 がオンとなってリレーIが励磁され、総負荷電流
が所定値より低くなるとトランジスタQ1 がオフとなっ
てリレーIの励磁が停止する。したがって、リレーIの
b接点I1 は、総負荷電流が所定値より高いときにオフ
となり、総負荷電流が所定値より低いときにオンとな
る。
【0025】時刻t1 で管理人室の起動スイッチS1
投入してオンにすると、リレーXが励磁されて接点X1
がオンとなり、リレーLが励磁され、a接点L1 がオン
となってリレーLが自己保持状態となり、この後、起動
スイッチS1 をオフにしても、リレーLの励磁状態は自
己保持される。そして、例えばリレーLのa接点(図示
せず)がオンとなることで、図1のスイッチ15がオン
となって照明器具4への給電が開始される。また、リレ
ーLのa接点L2 もオンになる。
【0026】このとき、電流判別回路IDは、総負荷電
流のレベルを判別するが、照明器具4への給電開始直後
の突入電流が立ち上がる前には、ローレベルであり、リ
レーIが非励磁であり、b接点I1 がオンであり、タイ
マTD が起動するが、タイマTD がタイムアップする前
に照明器具4に流れる突入電流が立ち上がって所定値を
超えるので、リレーIが励磁され、b接点I1 がオフと
なり、タイマTD がリセットされる。
【0027】その後、照明器具4に流れる突入電流が立
ち下がり、時刻t2 で総負荷電流のレベルが所定値(定
常電流値)を下回る状態となると、電流判別回路IDの
出力が再びローレベルとなり、b接点I1 がオンとな
り、タイマTD が起動する。そして、TD 時間経過後の
時刻t3 でタイマTD がタイムアップすると、a接点T
D1がオンとなり、リレーYが励磁され、a接点Y1 がオ
ンとなってリレーYが自己保持状態となり、そして、例
えばリレーYのa接点(図示せず)がオンとなること
で、図1のスイッチ16がオンとなってパーソナルコン
ピュータのディスプレイ6への給電が開始される。ま
た、a接点TD2がオンとなり、タイマTDDが起動する。
【0028】このときも、電流判別回路IDは、総負荷
電流のレベルを判別するが、パーソナルコンピュータの
ディスプレイ6への給電開始直後の突入電流が立ち上が
る前には、ローレベルであり、リレーIが非励磁であ
り、b接点I1 がオンであり、タイマTD がタイムアッ
プした状態を維持し、タイマTDDが計時動作を継続して
いるが、タイマTDDがタイムアップする前にパーソナル
コンピュータのディスプレイ6に流れる突入電流が立ち
上がって、リレーIが励磁され、b接点I1 がオフとな
り、タイマTD がリセットされ、したがってa接点TD1
がオフとなり、タイマTDDもリセットされる。なお、タ
イマTD がリセットされても、リレーYは励磁状態を自
己保持し、パーソナルコンピュータのディスプレイ6へ
の給電は継続する。
【0029】その後、パーソナルコンピュータのディス
プレイ6に流れる突入電流が立ち下がり、時刻t4 で総
負荷電流のレベルが所定値(定常電流値)を下回る状態
となると、電流判別回路IDの出力が再びローレベルと
なり、b接点I1 がオンとなり、タイマTD が起動す
る。そして、時刻t4 よりTD 時間経過後にタイマTD
がタイムアップすると、a接点TD2がオンとなり、タイ
マTDDが起動する。そして、時刻t4 より(TD
DD)時間経過後の時刻t5 でタイマTDDがタイムアッ
プすると、a接点TDD1 がオンとなり、リレーZが励磁
され、a接点Z1 がオンとなってリレーZが自己保持状
態となり、そして、例えばリレーZのa接点(図示せ
ず)がオンとなることで、図1のスイッチ17がオンと
なってパーソナルコンピュータの本体5および教師用コ
ンデンサ7への給電が開始される。
【0030】その後の時刻t6 で停止スイッチS2 を投
入してオフにすると、リレーL,Y,Zの自己保持が解
除され、照明器具4とパーソナルコンピュータのディス
プレイ6および本体5と教師用コンデンサ7とへの給電
が一斉に停止する。図5はフリーアクセスフロアを利用
したパソコン教室の配線状態を示す概略図である。図5
において、31は屋内配線用分電装置1を収容した分電
盤、32はスラブ、33は床パネルである。34,35
は分岐回路12,13にそれぞれ接続されたプラグイン
バスダクト、36はジョイントプラグ、37はジョイン
トボックス、38はブレーカ内蔵プラグ、39はビニル
キャブタイヤケーブル、40はブレーカユニット、41
はOAコンセント、42はインナーコンセント、43は
管理用制御線であり、インナーコンセント42を介して
教師用コンピュータを載せた教師用机に接続され、電源
投入管理を教師用机からでも行えるようにしている。4
4は管理人室に送られた管理用制御線、45は操作点検
用蓋である。
【0031】この屋内配線用分電装置によれば、複数の
負荷である照明器具4とパーソナルコンピュータのディ
スプレイ6とパーソナルコンピュータの本体5および教
師用コンデンサ7とに流れる過渡的な突入電流が重なら
ず時間的にずれることになり、複数の負荷の電源投入時
の突入電流のピークを小さく抑えることができ、負荷へ
供給する幹線8として細いものを使用でき、設備コスト
を低減することができる。
【0032】また、過渡的な突入電流が最も大きい多数
の照明器具4への給電開始を最初にし、過渡的な突入電
流が次に大きい多数台のパーソナルコンピュータのディ
スプレイ6への給電開始を次にし、過渡的な突入電流が
最小の多数台のパーソナルコンピュータの本体5および
教師用コンデンサ7への給電開始を最後にしているの
で、過渡的な突入電流を重ねず時間的にずらせた場合の
突入電流のピークが給電開始順序を逆にした場合に比べ
てより小さく抑えることができ、負荷へ供給する幹線8
としてより細いものを使用でき、設備コストを一層低減
することができる。
【0033】なお、上記実施例では、制御器3により、
パソコン教室内の照明器具4へ最初に給電開始させ、パ
ーソナルコンピュータのディスプレイ6へ次に給電開始
させ、パーソナルコンピュータの本体5へ最後に給電開
始させるように制御したが、パソコン教室内の照明器具
については、パーソナルコンピュータの給電開始に関係
なく独立して給電開始させるように構成してもよい。
【0034】また、上記実施例は、パソコン教室内の照
明器具とパーソナルコンピュータの本体およびディスプ
レイに給電するのに使用するものであったが、これだけ
でなく、他の種々の負荷へ給電を行う場合に使用できる
のはいうまでもないことである。負荷に流れる過渡的な
突入電流が大きい場合に特に有効である。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の屋内配線用分電装置によ
れば、複数の負荷に流れる過渡的な突入電流が重ならず
時間的にずれることになり、複数の負荷の電源投入時の
突入電流のピークを小さく抑えることができ、負荷へ供
給する幹線として細いものを使用でき、設備コストを低
減することができる。
【0036】請求項2記載の屋内配線用分電装置によれ
ば、過渡的な突入電流が大きい多数台のパーソナルコン
ピュータのディスプレイへの給電開始を先にし、過渡的
な突入電流が小さい多数台のパーソナルコンピュータの
本体への給電開始を後にしているので、過渡的な突入電
流を重ねず時間的にずらせた場合の突入電流のピークを
給電開始順序を逆にした場合に比べてより小さく抑える
ことができ、負荷へ供給する幹線として細いものを使用
でき、設備コストを一層低減することができる。
【0037】請求項3記載の屋内配線用分電装置によれ
ば、過渡的な突入電流が最も大きい多数の照明器具への
給電開始を最初にし、過渡的な突入電流が次に大きい多
数台のパーソナルコンピュータのディスプレイへの給電
開始を次にし、過渡的な突入電流が最小の多数台のパー
ソナルコンピュータの本体への給電開始を最後にしてい
るので、過渡的な突入電流を重ねず時間的にずらせた場
合の突入電流のピークが給電開始順序を逆にした場合に
比べてより小さく抑えることができ、負荷へ供給する幹
線として細いものを使用でき、設備コストを一層低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の屋内配線用分電装置の構
成を示す回路図である。
【図2】図1の一部を抽出した回路図である。
【図3】制御器の具体的な構成を示す回路図である。
【図4】制御器の動作を示すタイムチャートである。
【図5】フリーアクセスフロアを利用したパソコン教室
の配線状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 屋内配線用分電装置 2 パソコン教室 3 制御器 4 照明器具 5 パーソナルコンピュータの本体 6 パーソナルコンピュータのディスプレイ 7 教師用コンピュータ 8 幹線 9 主幹ブレーカ 10 電流変成器 11 分岐回路 12 分岐回路 13 分岐回路 15 スイッチ 16 スイッチ 17 スイッチ 18 無停電電源装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動操作に応答して複数の負荷への給電
    を開始させる制御器を設けた屋内配線用分電装置におい
    て、 前記制御器により前記複数の負荷への給電を順次過渡的
    な突入電流が適度に収まるのを待って開始させるように
    したことを特徴とする屋内配線用分電装置。
  2. 【請求項2】 複数の負荷がパソコン教室内に設置され
    た多数台のパーソナルコンピュータの本体およびディス
    プレイからなり、前記多数台のパーソナルコンピュータ
    のディスプレイへの給電開始を先にし、前記多数台のパ
    ーソナルコンピュータの本体への給電開始を後にした請
    求項1記載の屋内配線用分電装置。
  3. 【請求項3】 複数の負荷がパソコン教室内に設置され
    た多数の照明器具と前記パソコン教室内に設置された多
    数台のパーソナルコンピュータの本体およびディスプレ
    イからなり、前記多数の照明器具への給電開始を最初に
    し、前記多数台のパーソナルコンピュータのディスプレ
    イへの給電開始を次にし、前記多数台のパーソナルコン
    ピュータの本体への給電開始を最後にした請求項1記載
    の屋内配線用分電装置。
JP5113097A 1993-05-14 1993-05-14 屋内配線用分電装置 Pending JPH06327153A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174836A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Matsushita Electric Works Ltd 遠隔監視制御システム及びインターフェース装置
JP2013183606A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Enegate:Kk 突入電流重なり回避システム
JP2021097468A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 富士電機機器制御株式会社 盤内機器診断装置及びサーバ

Cited By (3)

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