JPH06326788A - 双方向通信システム及びその装置 - Google Patents

双方向通信システム及びその装置

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JPH06326788A
JPH06326788A JP5112938A JP11293893A JPH06326788A JP H06326788 A JPH06326788 A JP H06326788A JP 5112938 A JP5112938 A JP 5112938A JP 11293893 A JP11293893 A JP 11293893A JP H06326788 A JPH06326788 A JP H06326788A
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JP
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line
terminal device
communication
way
signal
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JP5112938A
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Wataru Kuroiwa
渉 黒岩
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回線資源を有効に活用しうる双方
向通信システム及びその装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明の双方向通信システムは、サービス提
供手段と多数の端末装置との間に設けられる双方向伝送
路を介して双方向通信を行う双方向通信システムであっ
て、前記サービス提供手段と端末装置との間の双方向伝
送路上に設けられる複数の双方向通話回線と、前記端末
装置との間に設けられる制御用通信回線を介して端末装
置とサービス提供手段との間の通話回線使用要求があっ
たときには、前記複数の双方向通話回線の内から未使用
の双方向通話回線を当該サービス提供手段と端末装置へ
提供する回線制御手段と、前記複数の双方向通話回線の
少なくとも一方向の経路を映像・音声信号に多重する信
号多重手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センタに対して多数の
端末装置がケーブルを介して接続され、センタから映像
信号を端末に送出するようにした、例えばケーブルテレ
ビジョン(以下、単にCATVと略記する)システムに
使用される双方向通信システム及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、双方向CATVシステムは良く知
られており、このようなネットワークの双方向性をディ
ジタル通信に利用する技術も開発されている。例えばOs
born氏の米国特許第3803491号や Matsumoto氏他
による米国特許第4245245号に記載されているも
のが知られている。これにより、家庭用銀行業務処理、
電子郵便、電子新聞及びホームショッピングシステムな
どの多種多用な消費者サービスが現実のものになるよう
に思われた。
【0003】しかしながら、今日において、これらの開
発されたシステムは広範囲に利用されるまでには至って
いない。このように、一般に受け入れられなかった理由
の一つとして、これらの提案されたシステムにあっては
ヘッドエンドにディジタル信号を集中し過ぎていたこと
が挙げられる。
【0004】すなわち、まず第1に、ディジタルメッセ
ージはヘッドエンドと加入者宅内端末との間で交換され
るものであるが、これらの提案では回線管理と加入者サ
ービスを同時に管理することから、システム構築に際し
ては多数の人が同時に活動を開始する必要がある。具体
的に言えば、ケーブルオペレータ、サービス提供者及び
装置の製造者が同時に組織だった活動をして、装置とデ
ータフォーマットとの間に矛盾が起こらないようにしな
ければならない。
【0005】しかしながら、これら各々の参加者がシス
テム構築の最終決定までの活動を嫌い、このことが双方
向CATVデータサービスの開発が遅れる重要な要因と
なっている。また、上述したような提案ではヘッドエン
ドの装置が大型で複雑になる欠点もある。
【0006】また、双方向CATVデータサービスの主
たる部分は、大型コンピュータのソフトウェア技術であ
り、異なるサービスを回線の管理と同時に行わせるため
に多数のタスクを同時に実行するのが普通である。その
ため、既にあるサービスに新しいサービスを付加する際
には多くの困難を伴うことになる。さらに、この既にあ
るシステムに新しいサービスを付加する場合、所望のサ
ービスをすべて処理するためにヘッドエンド全体の構成
を再設計する必要さえ生じる。
【0007】一方、マクナマラ氏他の米国特許第453
3948号や Schoeneberger氏の米国特許第48603
79号は上記の問題点を解決すべく登場した提案であっ
た。マクナマラ氏の提案では回線管理のほとんどを加入
者宅内端末装置に委譲することによって、また Schoene
berger氏の提案ではヘッドエンド機器と加入者宅内端末
との間に中間制御局を設定することによって、ヘッドエ
ンド機器の負担を大きく軽減し、システムのサービスの
拡張及び充実を容易なものとしている。
【0008】しかしながら、例えばマクナマラ氏の提案
の場合は加入者宅内端末装置間の通信を基本としている
ため下り回線上に上り回線と同一の写像を必要とし、そ
のためCATV回線における資源の浪費であるとケーブ
ルオペレータによって見做され、さらに回線管理上の主
たる技術である複雑な衝突検知機構を加入者宅内端末装
置に装備したことによって加入者端末装置の高騰を招き
システム全体のイニシャルコストを押し上げることにな
った。
【0009】さらに、 Schoeneberger氏の提案では従
来、システムの充実を阻害する最大要因であった加入者
宅内端末の更新以外に中間制御局の更新を抱え込んでし
まい、広範囲に分布する中間制御局の維持および管理自
体も深刻な問題となった。
【0010】一方、最近、特に米国においてはCATV
システム自体大きな変貌を遂げようとしている。これは
主にCATV回線のテレビ信号の伝送品位の向上と、さ
らなる多チャンネル化への市場の要求に応えるべく登場
した技術であり、一般にFTTF(Fiber To The Feede
r )と呼ばれる技術である。
【0011】これはテレビ信号、その他がヘッドエンド
からノードと呼ばれる光/電気変換器までは光ファイバ
によって個々にスター結線で結ばれた線路を経由して伝
送され、さらにこのノードから最大500加入者程度の
範囲でRF伝送される、また加入者からのデータ信号も
一旦ノードまでRF信号で伝送され、そこから個々のノ
ード毎に光/RF変換され光ファイバを介してヘッドエ
ンドに伝送されるシステムである。
【0012】以上述べてきたように、双方向CATV通
信の分野では種々の卓越した提案が成されてきたが双方
向サービスが一般化するには未だ至っておらず、上記の
ような新しいアーキテクチャに対応したものもない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
まで提案されている通信方式は、サービス内容の変更/
更新が著しく難しいものであるか、CATV回線手段を
浪費するものであるか、或いはコスト性、メインテナン
ス性で不十分なものであった。またFTTF等の新しい
回線網のアーキテクチャに対応し、資源を有効的に利用
できるものではなかった。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、新しいアーキテクチャに対応し、回線資源を有効に
活用することを課題とするものであり、さらにサービス
内容の追加及び変更の際に、大きなコストインパクトも
複雑なソフトウェアの追加も必要としない双方向通信装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、サービス提供手段と多数の端末装置
との間に設けられる双方向伝送路を介して双方向通信を
行う双方向通信システムであって、前記サービス提供手
段と端末装置との間の双方向伝送路上に設けられる複数
の双方向通話回線と、前記端末装置との間に設けられる
制御用通信回線を介して端末装置とサービス提供手段と
の間の通話回線使用要求があったときには、前記複数の
双方向通話回線の内から未使用の双方向通話回線を当該
サービス提供手段と端末装置へ提供する回線制御手段
と、前記複数の双方向通話回線の少なくとも一方向の経
路を映像・音声信号に多重する信号多重手段とを有する
ことを要旨とする。
【0016】また、本願第2の発明は、多数の端末装置
の間に設けられる双方向伝送路を介して双方向通信を行
う双方向通信システムであって、前記端末装置の間の双
方向伝送路上に設けられる複数の双方向通話回線と、前
記端末装置から通話を他の端末装置へ再送信する再送信
手段と、前記端末装置との間に設けられる制御用通信回
線を介して端末装置から別の端末装置への通話回線使用
要求があったときには、前記複数の双方向通話回線の内
から未使用の双方向通話回線を当該端末装置へ提供する
回線制御手段と、前記複数の双方向通話回線の少なくと
も一方向の経路を映像・音声信号に多重する信号多重手
段とを有することを要旨とする。
【0017】また、本願第3の発明は請求項1及び2記
載の信号多重手段はテレビ信号のカラーバースト信号に
振幅及び、または位相変調を施すことを要旨とする。
【0018】また、本願第4の発明は請求項1,2及び
3記載の信号多重手段はテレビ信号のVBI区間にデー
タを多重することを要旨とする。
【0019】また、本願第5の発明は、サービス提供手
段と多数の端末装置との間に設けられる双方向伝送路を
介して双方向通信を行う双方向通信システムの端末装置
であって、前記双方向伝送路を介して入力される映像・
音声信号を復調する復調手段と、映像・音声信号に多重
された下り通話回線を抽出する抽出手段と、この抽出手
段で抽出された下り通話回線を含む下り通話回線及び上
り通話回線または制御用通信回線に設けられ送信と受信
との切り替えを行う切り替え手段とを有することを要旨
とする。
【0020】
【作用】本願第1の発明の双方向通信装置は、サービス
提供手段と多数の端末装置との間に設けられる双方向伝
送路に、従来は制御/通話の両方に用いられていた回線
を制御回線専用とし、さらに通話回線を独立して追加し
全体として大容量の通信回線を提供する。
【0021】本願第2の発明の双方向通信装置は、多数
の端末装置の間に設けられる双方向伝送路に従来は制御
/通話の両方に用いられていた回線を制御回線専用と
し、さらに通話回線を独立して追加し全体として大容量
の通信回線を提供する。
【0022】また望ましくは、請求項1または請求項2
記載の双方向通話回線をTDM/FDM等で提供するた
めの付加的な制御回線も追加し、ヘッドエンドに回線制
御手段を設け、双方向通話回線として下り方向の回線は
テレビ信号にデータ回線を多重することで確立するもの
であり、上り方向の回線はTDM/FDM方式で用意さ
れるものである。ただし、TDMAはTime Division Mu
ltiple Access (時分割多重)であり、FDMAはFreq
uency Division Multiple Access(周波数分割多重)で
ある。
【0023】本願第3の発明の双方向通信装置は、請求
項1または請求項2記載の信号多重手段は、テレビ信号
のカラーバースト信号に振幅/位相変調が施されるもの
である。
【0024】また、本願第4の発明の双方向通信装置
は、請求項1または請求項2記載の信号多重手段は、テ
レビ信号のVBI区間にデータが多重されるものであ
る。
【0025】さらに、本願第5の発明の双方向通信装置
は、前記サービス加入者側の端末装置は上り/下りの通
話回線または制御回線に切り替え手段を持ち、選択的に
送信/受信を行うものである。
【0026】上述した構成によると、加入者宅内端末装
置とサービス提供手段との通信は次の手順で行われる。
まず、ヘッドエンドの回線制御手段に対して加入者宅内
端末装置またはサービス提供手段から回線使用要求が行
われる。
【0027】次に、回線制御手段はそのときの通話回線
の中から未使用の上り/下り回線を検索し、加入者宅内
端末装置に通知し、上り/下り回線を両者に解放する。
【0028】さらに、加入者宅内端末装置とサービス提
供手段との通話終了後、回線解放要求を加入者宅内端末
装置から回線制御手段に対して通知し回線を解放する。
【0029】また下り通話回線はテレビ信号に多重さ
れ、さらに時分割にあるいは各フレームライン毎に加入
者宅内装置に割り当てられる。上り通話回線はFDM/
TDMで各加入者端末装置に提供される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る双方向通
信装置の一実施例を詳細に説明する。図1は、本発明に
係る双方向通信装置のシステム概念を示すブロック図で
あり、いわゆるFTTFのコンセプトを説明するもので
ある。
【0031】ヘッドエンド1は、再送信設備3、自主放
送設備5、双方向通信手段7及びサービス提供手段9か
らなっている。再送信設備3あるいは自主放送設備5は
テレビ信号を各チャンネルに周波数分割して90〜45
0MHzに配置されている。再送信設備3と自主放送設
備5には双方向通信手段7からの下り方向の通話回線が
供給され、データとテレビ信号が再送信設備3と自主放
送設備5で多重されてRF/光変換手段11に供給され
電気/光変換(AM)が行われ、光ファイバ15でCA
TV網のノード17へ供給される。
【0032】ノード17まで伝送された下り光信号は、
ここで光/RF変換を受け再度、電気信号(90MHz
〜450MHz)に変換され、双方向同軸線路19を介
して各加入者宅21へ供給される。加入者宅内端末装置
21からの加入者のサービス要求信号はこれとは逆に同
軸線路19へ下り信号より低い周波数帯域(〜35MH
z)で伝送され、ノード17でRF/光変換(AM)が
行われて光ファイバ15を介してヘッドエンド1へ伝送
される。ここで普通この上り/下りの光ファイバ15は
物理的に独立しており2本以上がCATV伝送路として
ヘッドエンド1と各ノード17を結ぶのが普通である。
【0033】図2に双方向通信手段7の構成を示す。サ
ービス提供手段9と加入者宅内端末装置21の間の通信
は下り方向通話回線としてスクランブルエンコーダ71
の多重手段が用いられる。サービス提供手段9からの複
数の下り通話データは回線制御手段73で1テレビ信号
あたり50通話回線の割合で時分割処理されてスクラン
ブルエンコーダ71へ供給される。
【0034】一方、再送信設備3あるいは自主放送設備
5からのテレビ信号もスクランブルエンコーダ71へ供
給される。スクランブルエンコーダ71でテレビ信号中
にデータ多重が行われTV変調器81へ供給される。さ
らにTV変調器81でRFテレビジョン信号に変調され
た信号はコンバイナ83の入力端子に供給される。
【0035】一方、回線制御手段78の制御コマンドデ
ータ出力は第1のFSK変調器75のデータ変調入力端
子に接続され、106MHzの下り制御回線として第1
のFSK変調器75の出力端子から出力され、コンバイ
ナ83の入力端子に接続される。
【0036】さらに回線制御手段73の制御クロック出
力は第2のFSK変調器77のデータ変調入力端子に接
続され、105MHzの制御回線として第2のFSK変
調器77に出力され、コンバイナ83の他の入力端子に
接続される。コンバイナ83でテレビ信号とFSK制御
回線は90〜450MHzの帯域のCATV信号になり
RF/光変換器11に供給されここで光AM変調の変換
された光分岐部85で多くの光ファイバ15に分岐され
経由でCATV網に伝送される。
【0037】加入者からのデータ信号はノード17数に
等しい光ファイバ15でCATV網経由で伝送され、光
/RF変換器13に供給される。ここで〜35MHzの
電気信号に変換された後、RFデータ復調器79の入力
端子へ接続される。RFデータ復調器79では28MH
zのPSK変調された通話回線と30MHzのPSK変
調された制御回線をそれぞれ独立に復調し、各々回線制
御手段73へ供給する。
【0038】図3に回線制御手段73の構成を示す。サ
ービス提供手段9とのインターフェースとしてシリアル
インターフェース731が接続され、シリアルインター
フェース731の通話回線ラインはスイッチャ733に
接続される。下り方向通話回線はスイッチャ733から
データ入力バッファー/ビットレート変換回路735へ
入力される。その出力はデータエンコード回路22に供
給される。データエンコード回路737では下り方向の
通話を時分割で多重し、スクランブルエンコーダ71に
供給する。データ復調器79からの通話データはデータ
デコーダ739で時分割処理されて低速化しデータ出力
バッファ741、スイッチャ733、シリアルインタフ
ェース731を介してサービス提供手段9へ届けられ
る。制御回路743は第1のFSK変調器75、第2の
FSK変調器77へそれぞれ制御コマンドデータ出力、
制御クロック出力を供給し、データ復調器79からの制
御回線データを入力されている。また各回路の制御入力
に制御信号を出力している。
【0039】図5にスクランブルエンコーダの構成を示
す。再送信設備3あるいは自主放送設備5から供給され
るテレビ信号のベースバンド映像信号は、同期分離回路
701の入力端子に接続され、V、Hに分離される。H
信号はさらに位相比較器703の比較入力に入力され
る。発振器(VCO)705の発振出力(14.3MH
z)は分周器707で分周され位相比較器703の他の
入力端子に供給される。位相比較器703の比較出力は
ローパスフィルタ709を介して発振器(VCO)70
5制御入力端子に接続される。VCO705の発振出力
はカウンタ711で1/4分周されアドレスエンコード
回路713へ供給される。
【0040】アドレスエンコード回路713のエンコー
ド入力はシンボルレート変換回路721の位相変調出力
に接続される。またアドレスエンコード回路713のエ
ンコード出力は正弦波ROM715のアドレスバスへ接
続される。正弦波ROM715のデータ出力はかけ算回
路717の入力端子に接続され、かけ算回路717の他
の一方のかけ算入力端子はシンボルレート変換回路72
1の振幅変調出力に接続される。かけ算回路717の演
算出力はマルチプレクサ719の入力端子へ接続され、
マルチプレクサ719の他の一方の入力端子にはA/D
変換回路723、スクランブル回路725Bを経由した
映像信号が供給される。
【0041】このマルチプレクサ719の出力はD/A
変換回路727を経由して映像信号として出力される。
音声信号についてはスクランブル回路725Aでスクラ
ンブルされた後音声出力として出力される。タイミング
発生回路729は必要なタイミング信号をすべての回路
に供給する。
【0042】図6に加入者用宅内端末装置21の構成を
示す。450MHzまでのCATV信号は分波回路21
1で周波数分波されてその出力の一つがチューナ213
に供給され、映像・音声検波回路215、ディスクラン
ブル回路217、スーパーインポーズ回路219を経由
して映像出力として出力される。またディスクランブル
回路217からは音声出力も同様に出力される。
【0043】選局回路221はチューナ213の局部発
振器の発振周波数を制御部223の制御信号により制御
する。また分波回路211の他の分波出力の一方は周波
数変換回路225の変換入力端子に接続され、切り替え
回路227を介して供給される局発振信号(54aまた
は54b)でIF周波数に変換されてFSK検波回路2
31に入力される。
【0044】FSK検波回路231の検波出力は切り替
え手段233の入力端子に接続され、切り替え手段23
3の他の一方の入力端子はディスクランブル回路217
の通話回線検波出力端子に接続される。切り替え手段2
33の切り替え出力は制御部223へ入力され切り替え
手段233の制御入力は制御部223の制御出力に接続
される。また切り替え回路227、237の制御入力端
子もそれぞれ制御部223の制御出力に接続される。制
御部223の送信データ出力は時分割処理回路243の
入力端子に接続され、時分割処理回路243の時分割デ
ータ出力はPSKデータ変調回路245のデータ入力端
子に接続される。時分割処理回路243の制御入力には
制御部223からの時分割位置データ信号が入力され
る。PSKデータ変調回路245の変調出力は周波数変
換回路235の変換入力端子に接続される。周波数変換
回路235の局部発振信号入力端子には切り替え回路2
37を介して第1の局部発振器239aまたは第2の局
部発振器239bの発振信号が供給される。
【0045】以下、通信回線の構成について、図4に示
す通信回線の周波数配置を参照して説明する。
【0046】図4において、下り制御用回線は2通り存
在し、106MHzのFSK変調で下りコマンドが加入
者用宅内端末装置21へ伝送され、105MHzのFS
K変調で上り回線の時分割制御の為のクロックが供給さ
れる。また上り回線は制御回線(PSK変調、30MH
z)と通話回線(PSK変調、28MHz)に配置さ
れ、各ノード17(図1参照)毎に独立に存在する。
【0047】図7に下り通話回線のデータ多重の状態を
示す。NTSCテレビジョン信号の各ライン毎のカラー
バースト信号に20、30、40、50IREの振幅変
調、0、90、180、270°の位相変調を施し、1
ラインで4ビットの伝送を行い、連続する5ラインを特
定の下り通話回線として取扱い、テレビジョン信号1チ
ャンネルで50回線を賄う。1回線あたりの伝送容量は
60フィールド×5ライン×4ビット=1200bps
となる。またパケット構成としては5ライン×4ビット
×3フィールド=60ビット単位で扱う。
【0048】図8に上り通話回線の構成を示す。上り通
話回線の瞬時伝送速度は64Kbpsであり1タイムス
ロットに60ビットを使用し全体を50当分割し、各タ
イムスロットにタイムスロット番号(0〜49)を付与
する。また第2のFSK変調器77からの出力はちょう
どタイムスロット0に対応する時間長のクロックとして
与えられる。
【0049】以下、本実施例のシステム動作を説明す
る。まず、図3に示す回線制御手段73の制御回路73
4は第2のFSK変調器77に図8に示される上り時分
割多重用のクロック信号を供給し続ける。図9に示され
るように制御回路734は第1のFSK変調器75を介
してサービスを要求する加入者用宅内端末装置21を逐
次ポーリングで検索する(step1)。サービス要求
を持つ加入者宅内端末装置21はサービス要求をノード
17、光/RF変換器13、RF復調器79を介して、
制御回路743を返送する。これを受けて制御回路74
3はデータエンコーダ737とデータデコーダ739の
回線モニタを参照して使用されていない上り/下り回線
を参照する。
【0050】ここで、もし未使用の回線が存在しない場
合には加入者用宅内端末装置21に対してBUSYコマ
ンドを送出して通信を終了する。未使用の回線が存在す
る場合にはシリアルインターフェース731を介してサ
ービス提供手段9へ回線接続要求を行う。サービス提供
手段9がシリアルインタフェース731を介して“BU
SY”を帰してきた場合にも、先と同様に加入者宅内端
末装置21に対してBUSYコマンド送出して通信を終
了する。
【0051】サービス提供手段9が“READY”を帰
した場合には、制御回路743は未使用の上り/下り通
話回線対をデータエンコーダ737及びデータデコーダ
739、データ入力バッファ735、データ出力バッフ
ァ741、スイッチャ733、シリアルインターフェー
ス731上に定義し、さらに加入者宅内端末装置21に
第1のFSK変調器75、コンバイナ83、RF/光変
換手段11、分岐13、ノード6を介して上り/下り通
話回線の番号を通知する(step2)。
【0052】これにより、加入者宅内端末装置21とサ
ービス提供手段9の間の通話が行われる。下り方向の通
話はシリアルインターフェース731、スイッチャ73
3、データ入力バッファ735、データエンコーダ73
7、スクランブルエンコーダ71、TV変調器81、・
・・を経由して加入者宅内端末装置21に伝送される。
上り方向の通話は加入者宅内端末装置からデータエンコ
ーダ739、データ出力バッファ741、スイッチャ7
33、シリアルインターフェース731を介して行われ
る(step3)。
【0053】サービス提供手段9と加入者宅内端末装置
21との通話が終了すると(step4)、加入者宅内
端末装置21は通話回線を解放し、送/受信器を制御回
線側へ移行する。制御回路743はその他の加入者宅内
端末装置21への逐次ポーリングの過程で通話回線の解
放を知り、対応する上り/下りデータ回線を未使用状態
にしてすべての通信を終了する。
【0054】以下、加入者宅内端末装置21の動作につ
いて説明する。図9に示すstep1の状態で加入者宅
内端末装置21の切り替え回路227は第1の発振器2
29a側に選択され、切り替え手段233はFSK検波
回路231側、切り替え回路237は第3の発振器23
9a側に選択されている。step2で上り/下りの通
話回線番号をこの経路で受信後、step3に移行する
まえに制御部223は選局回路221を制御して、与え
られたチャンネルにチューナ213の選局周波数を変更
し、さらにディスクランブル回路217に下り回線番号
で指定されたライン番号を設定する。
【0055】また切り替え手段233はディスクランブ
ル回路217出力側に変更する。さらに指定された上り
回線番号を時分割処理回路243に定義する。また切り
替え回路227、237を第3、第4の発振器229
b,239b側に変更する。下りクロックはFSK検波
回路231で検波され時分割処理回路243に供給さ
れ、制御部223からのシリアルデータは時分割処理回
路243でバースト状にビットレート変換される。さら
にすべての通話が終了した段階(step5)で切り替
え回路227、237、233はstep1の状態へ制
御部223によってもどされる。
【0056】以上サービス提供手段9と加入者宅内端末
装置21との間の通信を説明したがstep1で加入者
宅内端末装置21は別の加入者宅内端末装置21への通
信を要求することもできる。その場合は回線制御手段7
3の制御回路743はスイッチャ733を制御してデー
タ出力バッファ741の特定通話回線出力をデータ入力
バッファ735へ折り返すことによって実現される。
【0057】また本実施例ではテレビ信号のカラーバー
スト信号に振幅/位相変調を施しデータを多重する方式
について説明したが、他の実施例として国内文字多重デ
ータ方式を利用してもよい。この場合垂直帰線区間の複
数のラインにデータを多重し(5ライン程度)10フィ
ールド単位で同一ラインを分割すれば本実施例とほぼ同
等の伝送容量を確保することができ、スクランブルエン
コーダ71のコスト低減することもできる。
【0058】以上説明したように、本実施例によれば、
通信制御手段とサービス提供手段がまったく独立してい
るのでサービス内容の変更/更新が非常に容易であり、
ソフトウェアに依存する部分が非常に少ないので、簡単
にハンドリングすることが可能となる。さらに新しいサ
ービスを開始する時点でもサービス提供手段と加入者宅
内端末装置のみが更新あるいは追加されるだけでその他
ヘッドエンド機器には影響を与えないで済む。
【0059】また下り通話回線をテレビ信号に多重して
伝送しているので、CATV回線資源を浪費してしまう
こともない。さらにサービスの普及程度によって通話回
線の容量を変更できるので高額の初期投資も必要ない。
またFTTFといった新しい回線網のアーキテクチャー
によくマッチした通話回線資源を提供できる。
【0060】また、多重例としては、国内文字多重方式
×Nライン(11.4kbps×N)、及びカラーバースト信号
にAM/PM変調(15.7kbps×n)が有る。さらに、こ
れらを時分割多重して1回線当たり約1kbps程度と
すると、AM/PM変調でカラーバースト当たり4ビッ
ト多重出来ると1チャンネル当たり50回線程度確保出
来ることになる。50チャンネル程度をこの種の回線用
に割り当てると系としては2500回線が確保できるこ
とになる。
【0061】回線の利用例としては、ファクシミリ、N
VOD、DPG等のメニュー画面を多く含む端末操作等
が考えられる。また、上り回線は1ノード毎に独立とす
れば対象加入者は1000以下となり、64kbpsの
通信線路を時分割多重すれば、対象加入者の5%程度の
下り回線に見合った容量は確保できることになる。
【0062】尚、上記の実施例ではCATVに適用した
場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定され
ること無く、例えばITV、VRS等の適宜の画像応答
システムに適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の双方向通
信システム及びその装置によれば、サービス内容の追加
/変更時に際し、大きなコストインパクトや複雑なソフ
トウェアの追加を必要としない等の効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の概略の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した双方向通信手段の構成を示したブ
ロック図である。
【図3】図1に示した回線制御手段の構成を示したブロ
ック図である。
【図4】下り制御回線及び上り制御・通話回線の周波数
配置を示す図である。
【図5】図2に示したスクランブルエンコーダの構成を
示すブロック図である。
【図6】図1に示した加入者用端末装置の構成を示した
ブロック図である。
【図7】下り通話回線のデータ多重を説明するための図
である。
【図8】上り通話回線の時分割多重を説明するための図
である。
【図9】通信動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ヘッドエンド,3…再送信設備,5…自主放送設
備,7…双方向通信手段,9…サービス提供手段,11
…RF/光変換手段,13…光/RF変換手段,15…
光ファイバ,17…ノード,19…双方向同軸ケーブ
ル,21…加入者用宅内端末装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービス提供手段と多数の端末装置との
    間に設けられる双方向伝送路を介して双方向通信を行う
    双方向通信システムであって、 前記サービス提供手段と端末装置との間の双方向伝送路
    上に設けられる複数の双方向通話回線と、 前記端末装置との間に設けられる制御用通信回線を介し
    て端末装置とサービス提供手段との間の通話回線使用要
    求があったときには、前記複数の双方向通話回線の内か
    ら未使用の双方向通話回線を当該サービス提供手段と端
    末装置へ提供する回線制御手段と、 前記複数の双方向通話回線の少なくとも一方向の経路を
    映像・音声信号に多重する信号多重手段とを有すること
    を特徴とする双方向通信システム。
  2. 【請求項2】多数の端末装置の間に設けられる双方向伝
    送路を介して双方向通信を行う双方向通信システムであ
    って、 前記端末装置の間の双方向伝送路上に設けられる複数の
    双方向通話回線と、 前記端末装置から通話を他の端末装置へ再送信する再送
    信手段と、 前記端末装置との間に設けられる制御用通信回線を介し
    て端末装置から別の端末装置への通話回線使用要求があ
    ったときには、前記複数の双方向通話回線の内から未使
    用の双方向通話回線を当該端末装置へ提供する回線制御
    手段と、 前記複数の双方向通話回線の少なくとも一方向の経路を
    映像・音声信号に多重する信号多重手段とを有すること
    を特徴とする双方向通信システム。
  3. 【請求項3】 前記信号多重手段は、テレビ信号のカラ
    ーバースト信号に振幅及び、または位相変調を施すこと
    を特徴とする請求項1及び2記載の双方向通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記信号多重手段は、テレビ信号のVB
    I区間にデータを多重することを特徴とする請求項1,
    2及び3記載の双方向通信システム。
  5. 【請求項5】 サービス提供手段と多数の端末装置との
    間に設けられる双方向伝送路を介して双方向通信を行う
    双方向通信システムの端末装置であって、 前記双方向伝送路を介して入力される映像・音声信号を
    復調する復調手段と、 映像・音声信号に多重された下り通話回線を抽出する抽
    出手段と、 この抽出手段で抽出された下り通話回線を含む下り通話
    回線及び上り通話回線または制御用通信回線に設けられ
    送信と受信との切り替えを行う切り替え手段とを有する
    ことを特徴とする双方向通信システムの端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08186548A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Pioneer Electron Corp センタ装置及び端末装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08186548A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Pioneer Electron Corp センタ装置及び端末装置

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