JPH0632638Y2 - 二重コイルバイメタルの取付構造 - Google Patents

二重コイルバイメタルの取付構造

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JPH0632638Y2
JPH0632638Y2 JP1988036728U JP3672888U JPH0632638Y2 JP H0632638 Y2 JPH0632638 Y2 JP H0632638Y2 JP 1988036728 U JP1988036728 U JP 1988036728U JP 3672888 U JP3672888 U JP 3672888U JP H0632638 Y2 JPH0632638 Y2 JP H0632638Y2
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JP
Japan
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coil
bimetal
double
double coil
mounting structure
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JP1988036728U
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Inventor
武 宮内
昌弘 油川
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日本サーモスタツト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、細長形状バイメタル素材を小コイルに巻回
し、さらにこの小コイルを大コイルに巻回してなる二重
コイルバイメタルを、温度スイッチ、温度弁等に使用す
る場合、温度スイッチ等に設けられた取付部材にバイメ
タル端部を取付ける取付構造に関する。
従来の技術と考案の課題 通常二重コイルバイメタルを取付けるには、コイルバネ
を取付ける場合と同様に、単にバイメタル端部を取付部
材に形成された円筒状の嵌合部に嵌着させる構造を用い
ている。
二重コイルバイメタルは、その構造上しなやかであるた
め、この取付構造では、緩み易く、また変形により取付
部に滑りを生じ作動精度が低下しやすい。
本考案はこのような不都合を解消し、確実に、滑りを生
じさせることなく二重コイルバイメタルを取付ける構造
を得ることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本考案の取付構造は、細長形状バイメタル素材を小コイ
ルに巻回し、さらにこの小コイルを大コイルに巻回して
なる二重コイルバイメタルの端部において、大コイルの
1〜数巻を、取付部材に形成された嵌合部に嵌着させ、
この嵌合部に、大コイルの軸方向に伸び、小コイルと係
合して大コイル周方向の滑りを止めるリブを設けたもの
である。この嵌合部は大コイルを外周に嵌着させるもの
でも、内周に嵌着させるものでもよい。
本考案は、上記構造において、二重コイルバイメタルの
端部に、素材を直線状とした部分を設け、この直線状部
分を取付部材に挟持させてなるものを含む。
本考案は、上記構造において、二重コイルバイメタルの
端部の小コイルの1〜数巻を、取付部材に固着された枠
体で囲み、この枠体で素材を幅方向に挟持してなるもの
も含む。
本考案は、上記構造において、二重コイルバイメタルの
端部に、素材を直線状とした部分を設け、この直線状部
分を取付部材に挟持させ、さらに、二重コイルバイメタ
ルの端部の小コイルの1〜数巻を、取付部材に固着され
た枠体で囲み、この枠体で素材を幅方向に挟持してなる
ものも含む。
作用 本考案の構造では、リブにより小コイルが係合して大コ
イルが周方向に滑らないようになっているため、大コイ
ルが嵌合部から緩むことがなく、このためバイメタル全
体は取付部材に確実に取付けられ、また滑りによる精度
低下も生じない。
さらに、直線状部分を設けてこれを挟持したり、小コイ
ルを枠体で囲んで挟持したり、あるいはこれらを併用す
ると、より強固な固定ができる。
実施例 以下本考案を図示する実施例について具体的に説明す
る。
第1図、第2図は、第1実施例を示す。この取付け構造
10において、二重コイルバイメタル11は細長形状バ
イメタル素材を小コイルに巻回し、さらにこれを大コイ
ルに巻回してなる。取付部材12は、プラスチック製円
形板の周囲の高さを低く、かつその上面を螺旋状に形成
し、中央部は円筒形となった嵌合部13に形成してな
る。さらにこの嵌合部13の周面には上下にのびるリブ
14,…が突設されている。二重コイルバイメタル11
は、取付部材12の嵌合部13に大コイルの1巻よりや
や多くを嵌合させ、下面を螺旋状の周囲上面に当てるよ
うにされ、さらにリブ14,…が二重コイルバイメタル
11の小コイルと係合させられ、取付けられる。
第3図は、第2実施例を示す。この取付構造20におい
て、二重コイルバイメタル21は、端部に素材を直線状
に伸ばした直線状部分22を有している。取付部材23
は、基部24と嵌合部25の2部品から成る。基部24
は、略円形板状であって、周囲上面は螺旋状となり、中
央部は凹陥部26となっている。嵌合部25は、略円柱
状であって、凹陥部26に圧入されて基部24に固定す
ることができ、かつ周囲には上下に伸びるリブ27,…
が突設されている。二重コイルバイメタル21は、下面
を基部24の螺旋状の周囲上面に当て、直線状部分22
を内側に向け、この後嵌合部25を凹陥部26に圧入さ
せ同時に直線状部分22を嵌合部25と基部24で挟持
させてこの取付け部材に取付けられ、さらに大コイルを
嵌合部25周面に嵌合させ小コイルをリブ47,…に係
合させることによっても取付けられる。
第4図、第5図は、第3実施例を示す。この取付構造3
0において、二重コイルバイメタル31は前記第1実施
例の二重コイルバイメタル11と同様である。取付部材
32も、第1実施例の取付部材12と同様であり、同様
の嵌合部33、リブ34,…を有している。さらに枠体
35が設けられ、この枠体35は全体がプラスチックで
一体に形成され、外面板36、上面板37、内面板38
を略J字状に結合し、さらに上面板3、内面板38の両
側端に側板39,39を設けたものである。二重コイル
バイメタル31は、この取付部材32の周囲上面に載せ
られ、端の小コイルの1巻を枠体35内に嵌め、素材の
幅方向を側板39,39で挟持し、外面板36の下端を
取付部材32の外周面に接着又は溶着して取付けられ
る。
考案の効果 本考案の取付構造は、上述のように、大コイルを嵌着
し、小コイルをリブに係合させることにより、二重コイ
ルバイメタルを取付部材に取付けるものであるから、バ
イメタルは長期の使用にも緩むことなく確実に取付けら
れ、また滑りを生じ作動精度を低下させることも防止す
ることができる。
さらに、上記構成に加えて、二重コイルバイメタルの素
材を挟持し、小コイルを枠体で囲んで素材を幅方向に挟
持し、あるいはこれらを併用することとすれば、さらに
確実な取付けができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の平面図、第2図は同例の取付部材
の斜視図である。第3図は第2実施例の正面半断面図で
ある。第4図は第3実施例の正面図、第5図は同例の枠
体部分の分解斜視図である。 10,20,30……取付構造、11,21,31……
二重コイルバイメタル、12,23,32……取付部
材、13,25,33……嵌合部、14,27,34…
…リブ、22……直線状部分、35……枠体。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長形状バイメタル素材を小コイルに巻回
    し、さらにこの小コイルを大コイルに巻回してなる二重
    コイルバイメタルの端部において、大コイルの1〜数巻
    を、取付部材に形成された嵌合部に嵌着させ、この嵌合
    部に、大コイルの軸方向に伸び、小コイルと係合して大
    コイル周方向の滑りを止めるリブを設けてなる二重コイ
    ルバイメタルの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、大コイルが嵌合部の外
    周に嵌着する二重コイルバイメタルの取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、大コイルが嵌合部の内
    周に嵌着する二重コイルバイメタルの取付構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、二重コイルバイメタル
    の端部に、素材を直線状とした部分を設け、この直線状
    部分を取付部材に挟持させてなる二重コイルバイメタル
    の取付構造。
  5. 【請求項5】請求項1において、二重コイルバイメタル
    の端部の小コイルの1〜数巻を、取付部材に固着された
    枠体で囲み、この枠体で素材を幅方向に挟持してなる二
    重コイルバイメタルの取付構造。
  6. 【請求項6】請求項1において、二重コイルバイメタル
    の端部に、素材を直線状とした部分を設け、この直線状
    部分を取付部材に挟持させ、さらに、二重コイルバイメ
    タルの端部の小コイルの1〜数巻を、取付部材に固着さ
    れた枠体で囲み、この枠体で素材を幅方向に挟持してな
    る二重コイルバイメタルの取付構造。
JP1988036728U 1988-03-19 1988-03-19 二重コイルバイメタルの取付構造 Expired - Lifetime JPH0632638Y2 (ja)

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JP2005227149A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Tlv Co Ltd 温度表示器
JP2005300458A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Tlv Co Ltd 温度表示器

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JPS61144590A (ja) * 1984-12-18 1986-07-02 株式会社東芝 バイメタル部品

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JP4563068B2 (ja) * 2004-04-15 2010-10-13 株式会社テイエルブイ 温度表示器

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