JPH06324719A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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JPH06324719A
JPH06324719A JP11320793A JP11320793A JPH06324719A JP H06324719 A JPH06324719 A JP H06324719A JP 11320793 A JP11320793 A JP 11320793A JP 11320793 A JP11320793 A JP 11320793A JP H06324719 A JPH06324719 A JP H06324719A
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JP
Japan
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unit
data
failure information
bit
communication frame
Prior art date
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Application number
JP11320793A
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English (en)
Inventor
Jintaro Deki
仁太郎 出来
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 どのビット単位データが故障状態にある外部
機器から出力されたか確実に認識でき、かつ、通信フレ
ームの長さをできるだけ短くして、入力ユニットからC
PUユニットへ効率良くデータ通信を行う。 【構成】 子局ユニット3では、データ入力部31およ
び故障情報入力部32が、各々外部機器6から出力され
たビット単位データおよび故障情報を取り込んでおり、
故障情報コード化部33がその故障情報をコード化す
る。またユニット状態検出部34が子局ユニット3の状
態を検出する。そして、そのビット単位データに、コー
ド化された故障情報および子局ユニット3の状態を示す
故障情報を設定して、親局ユニット2へ送信し、親局ユ
ニット2を介してCPUユニットに外部機器のビット単
位データや外部機器の故障を通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器が出力したビ
ット単位のデータおよび故障情報を取込み、それらビッ
ト単位データと故障情報とからなる通信フレームを送信
する入力ユニットを有するプログラマブルコントローラ
(以下、PLCという)に関する。
【0002】
【従来の技術】PLCは、通常、コントローラ本体であ
るCPUユニットと、制御しようとするセンサやスイッ
チ等の外部機器の出力データ等を取り込む入力ユニット
とを有しており、入力ユニットで取り込んだ外部機器の
出力データをCPUユニットで処理している。
【0003】このような外部機器には、通常、その動作
状態を示す1ビットデータ、すなわちビット単位の出力
データ(以下、ビット単位データという)を常時出力す
ると共に、当該外部機器が故障状態になったときに故障
情報を出力するように構成されたものがある。
【0004】このため、入力ユニットでは、各外部機器
から取り込んだビット単位データにその故障情報を付加
して通信フレームを作成し、これをCPUユニットに転
送している。
【0005】ここで、このような通信フレームを入力ユ
ニットからCPUユニットへ伝送する従来の方式とし
て、例えば、次に示す2つの方式がある。
【0006】(1)複数の外部機器のビット単位データ
からなる送信データに、各外部機器の内どれかに故障が
あることを示す1ビットのフラグを設ける方式(図6
(a)参照)。
【0007】(2)複数の外部機器のビット単位データ
からなる送信データに、各外部機器毎に故障か否かを示
す故障情報を1ビットずつ設け、結果として当該送信デ
ータと同じ長さの故障情報を設定する方式(図6(b)
参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、送信データに
外部機器のどれかに故障があることを示す1ビットのフ
ラグを設ける上記(1)の図6(a)に示す伝送方式で
は、当該フラグが故障を示している場合に、ビット単位
データの内どのビットの外部機器が故障しているのかそ
のフラグからでは認識できないため、その送信データを
CPUユニット側で受信した際、故障ビット以外のビッ
ト単位データは正常であるにもかかわらず、その送信デ
ータ全てが故障していると判断せざるを得ない。このた
め、連続して故障が発生している場合には、他の外部機
器の正常ビット単位データをCPUユニット側で受信で
きなくなる、という問題がある。
【0009】また、その送信データに各外部機器毎に故
障か否かを示す故障情報を1ビットずつ設ける上記
(2)の図6(b)に示す伝送方式では、送信データと
同じ長さの故障情報を当該送信データに設定しているた
め、通信フレーム長が送信データ長の2倍になって、デ
ータ通信量が増加し、通信効率が悪くなる、という問題
がある。
【0010】そこで、本発明は、このような問題に着目
してなされたもので、どのビット単位データが故障状態
にある外部機器から出力されたか確実に認識でき、か
つ、通信フレーム長をできるだけ短くして、入力ユニッ
トからCPUユニットへのデータ通信を効率良く実行で
きるPLCを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ビット単位のデータおよ
び故障状態になったときに故障情報を各々出力する複数
の外部機器と、当該複数の外部機器が出力したビット単
位のデータおよび故障情報を取込み、それらビット単位
データと故障情報とからなる通信フレームを送信する入
力ユニットと、その入力ユニットが送信した通信フレー
ムを受信して処理するCPUユニットとを有するプログ
ラマブルコントローラローラであって、上記入力ユニッ
トは、複数の外部機器が出力した故障情報を取り込む故
障情報取込み手段と、上記故障情報取込み手段が取り込
んだ故障情報をコード化する故障情報コード化手段と、
複数の外部機器が出力したビット単位データを取り込む
データ取込み手段と、上記データ取込み手段によって取
り込まれたビット単位データに上記故障情報コード化手
段によってコード化された故障情報を付加して通信フレ
ームを作成する通信フレーム作成手段と、上記通信フレ
ーム作成手段が作成した通信フレームを送信する通信フ
レーム送信手段と、を具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載のプログラマブルコントローラにおいて、故障情報
コード化手段は、故障情報取込み手段が取り込んだ故障
情報が複数ある場合には優先順位に基づき順に各故障情
報をコード化し、通信フレーム作成手段は、データ取込
み手段によって取り込まれたビット単位データに上記故
障情報コード化手段によって順にコード化された故障情
報を付加し、かつ、コード化されない故障情報を出力し
た外部機器のビット単位データには当該故障情報出力前
のビット単位データを設定した通信フレームを作成す
る、ことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、入力ユニット側で、
複数の外部機器が出力した故障情報を取り込んでその故
障情報をコード化すると共に、複数の外部機器が出力し
たビット単位データを取り込み、そのビット単位データ
にコード化された故障情報を付加して通信フレームを作
成して、CPUユニットへ送信する。
【0014】請求項2記載の発明では、取り込んだ故障
情報が複数ある場合には優先順位に基づき順に各故障情
報をコード化すると共に、複数の外部機器が出力したビ
ット単位データを取り込み、そのビット単位データに優
先順位に基づき順にコード化された故障情報を付加し、
かつ、コード化されない故障情報を出力した外部機器の
ビット単位データには当該故障情報出力前のビット単位
データを設定した通信フレームを作成して送信する。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るPLCの一実施例を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明に係るPLCの一実施例の
構成を示している。
【0017】このPLCは、リモートI/Oシステムを
構築しており、ユーザアプリケーションを実行するコン
トローラ本体ユニット(以下、CPUユニットという)
1と、CPUユニット1にバス4を介し直接接続される
リモートI/O親局ユニット(以下、親局ユニットとい
う)2と、親局ユニット1と通信ケーブル5を介して接
続されるリモートI/O子局ユニット(以下、子局ユニ
ットという)3とを有している。この例では、便宜上1
台の子局ユニット3のみを図示して説明するが、子局ユ
ニット3が複数台あっても勿論よい。
【0018】親局ユニット2は、CPUユニット1との
インタフェースをとるコントローラインタフェース(I
/F)部21と、送受信データ等を一時的に記憶するデ
ータ記憶部22と、データ処理部23と、子局ユニット
3とデータの送受信を行うデータ通信部24とから構成
されている。
【0019】子局ユニット3は、外部機器6と接続され
て外部機器6の出力データおよび故障情報を取り込む入
力ユニットとして機能するもので、外部機器6の出力デ
ータであるビット単位データを取り込むデータ入力部3
1と、外部機器6の故障情報を取り込む故障情報入力部
32と、故障情報入力部32が取り込んだ故障情報をコ
ード化する故障情報コード化部33と、当該子局ユニッ
ト3が故障状態にあるか否かを検出するユニット状態検
出部34と、ビット単位データ等を一時的に記憶するデ
ータ記憶部35と、データ通信を行うデータ通信部36
とから構成されている。
【0020】ここで、データ通信部36は、ビット単位
データにコード化され故障情報にこの子局ユニット3の
故障情報を付加して通信フレームを作成する通信フレー
ム作成部61と、この通信フレームを親局ユニット2へ
送信する通信フレーム送信部62とを有する。
【0021】図2は、本実施例で送受信される通信フレ
ームを示している。
【0022】この通信フレーム7は、ノード番号0〜n
の(n+1)台の外部機器のビット単位データD0 〜D
n と、その外部機器の故障情報をコード化した(x+
1)ビットの故障情報DF0 〜DF1 と、この子局ユニ
ット3の状態を示す1ビットの故障情報DFFから構成
されている。
【0023】ここで、故障情報DF0 〜DF1 はコード
化されているため、 2(x+1)≧(n+1) ・・・式 を満足する最小の(x+1)ビット数だけそのコード化
故障情報DF0 〜DF1を確保するために必要になる。
【0024】例えば、n=3で、ビット単位データが4
ビットある場合には、上式を満足する最小のxは“1”
となるため、コード化故障情報DF格納のため確保する
ビット数は2ビットでよく、またn=7で、ビット単位
データが8ビットある場合には、式を満足する最小の
xは“2”となるため、コード化故障情報DF格納のた
め確保するビット数は3ビットでよいことになる。
【0025】図3は、外部機器の台数が4台である場合
のコード化故障情報DFや通信フレームの一例を示して
いる。
【0026】(a)は、コード化故障情報DFの具体例
を示しており、外部機器の台数が4台である場合を示し
ている、この場合には、4台目の外部機器6のノード番
号は“3”で、外部機器のビット単位データはD0 〜D
3 となる一方、式を満足するxは“1”となり、コー
ド化故障情報格納のため確保するビット数は2ビット
で、この2ビットのコード化故障情報をここではDF0
,DF1 とする。
【0027】従って、(a)に示すように、ビット単位
データD0 を出力した外部機器6が故障の場合には、 DF0 =0,DF1 =0 ビット単位データD1 を出力した外部機器6が故障の場
合には、 DF0 =1,DF1 =0 ビット単位データD2 を出力した外部機器6が故障の場
合には、 DF0 =0,DF1 =1 ビット単位データD3 を出力した外部機器6が故障の場
合には、 DF0 =1,DF1 =1 というように、各外部機器6の故障をコード化故障情報
DF0 ,DF1 で示すことができる。
【0028】(b)は、ビット単位データD0 〜D3 を
出力した外部機器6の内、ビット単位データD0 を出力
した外部機器6が故障状態にある場合の通信フレーム7
1を示している。この場合、この通信フレーム71に
は、コード化故障情報DF0 ,DF1 に“00”が入る
ことになる。なお、ビット単位データD0 〜D3 には、
この外部機器6のコード化故障情報DF0 ,DF1 の他
に、この子局ユニット3の故障情報DFFが“0”ある
いは“1”の1ビットで付加される。
【0029】(c)は、この場合のビット単位データD
0 〜D3 を出力した外部機器6全てが正常状態にあると
きの通信フレーム72の構成を示している。この場合、
この通信フレーム72には、コード化故障情報DF0 ,
DF1 がビット単位データD0 〜D3 に付加されず、こ
れによりビット単位データD0 〜D3 を出力した外部機
器6全てが正常状態にあることを示すようにする。従っ
て、この子局ユニット3の故障情報DFFのみがビット
単位データD0 〜D3 に付加されることになる。
【0030】次に、このように構成された本実施例に係
るPLCの動作について、図面を参照して説明する。
【0031】図4は、本実施例に係るPLCにおいて、
送信側となる子局ユニット3側の通信処理と、受信側と
なる親局ユニット2側の通信処理とを示している。
【0032】まず、子局ユニット3側では、データ入力
部31が一定周期で外部機器6から出力されるビット単
位データD0 〜D3 および故障情報を取り込み(ステッ
プ100)、外部機器6に故障があるか否かを判断する
(ステップ110)。
【0033】外部機器6に故障があると判断した場合、
すなわちある外部機器6から出力された故障情報を取り
込んだ場合には(ステップ110“故障あり”)、当該
故障情報のコード化を行って(ステップ120)、次に
当該子局ユニット3の状態検出を行う一方(ステップ1
30)、外部機器6に故障がないと判断した場合には
(ステップ110“故障なし”)、故障情報のコード化
を行わずに当該ユニットの状態検出を行う(ステップ1
30)。
【0034】ここで、故障情報のコード化は、図3
(b)で説明した通りで、外部機器6が4台の場合で、
ある外部機器6に故障があると判断した場合には、コー
ド化故障情報DF0 ,DF1 により当該故障した外部機
器6のビット単位データD0 〜D3 を示すようにする。
なお、各外部機器6に故障がないと判断した場合には、
図3(c)に示すように外部機器6全てが正常というこ
とでコード化故障情報DF0 ,DF1 のセットは行わな
い。
【0035】ところで、ユニットの状態検出はユニット
状態検出部34が行い、ユニット状態検出部34は、当
該子局ユニット3が正常状態にある場合は故障情報DF
Fに“0”をセットする一方、当該子局ユニット3が故
障状態にある場合は故障情報DFFに“1”をセットす
る(ステップ130)。
【0036】なお、このようにしてコード化された故障
情報DF0 ,DF1 や、当該ユニットの故障情報DF
F、およびビット単位データD0 〜D3 は、いったんデ
ータ記憶部35に保持される。
【0037】そして、データ通信部36では、通信フレ
ーム作成部61がデータセット処理、すなわちデータ記
憶部35からビット単位データD0 〜D3 や、コード化
故障情報DF0 ,DF1 およびユニットの故障情報DF
を読出して、図3(b),(c)に示すようにビット単
位データにコード化故障情報を付加して通信フレーム7
1,72を作成し(ステップ140)、続いて通信フレ
ーム送信部62がその通信フレーム71,72を通信ケ
ーブル5を介して親局ユニット2へ送信する(ステップ
150)。
【0038】以上、子局ユニット3では、ビット単位デ
ータ等の入力の取り込みからデータ送信までの処理(ス
テップ100〜150)をサイクリックに繰り返して外
部機器6の出力を親局ユニット2へ送信する。
【0039】親局ユニット2では、データ通信部24が
子局ユニット3が送信してきた通信フレームを受信して
(ステップ200)、データ処理部23がまずはその通
信フレーム中の当該子局ユニット3の故障情報DFFの
チェックを行う(ステップ210)。
【0040】ここで、通信フレームを送信してきた子局
ユニット3が故障状態にあると判断した場合には(ステ
ップ210“故障”)、受信したこの通信フレーム中の
ビット単位データD0 〜D3 の正常・故障の判断はでき
ないため、データ記憶部22に当該ビット単位データD
0 〜D3 の更新を行わず、次サイクルまで受信待機、あ
るいは他の子局ユニット3の受信等を行う(ステップ2
00)。
【0041】一方、通信フレームを送信してきた子局ユ
ニット3が正常状態であると判断した場合には(ステッ
プ210“正常”)、続いてデータ処理部23はその通
信フレーム中のコード化故障情報DF0 ,DF1 を検出
して、外部機器6の故障チェックを行う(ステップ22
0)。
【0042】ここで、通信フレームにコード化故障情報
DF0 ,DF1 がセットされており(図3(b)参
照)、外部機器6のどれかが故障状態にあると判断した
場合には(ステップ220“故障”)、データ処理部2
3は該当ビットのマスク処理、すなわち当該通信フレー
ム中のビット単位データD0 〜D3 の内、当該故障した
外部機器6から出力されたビット単位データのみを無視
して読み取らないようにする(ステップ220)。
【0043】一方、通信フレームにコード化故障情報D
F0 ,DF1 がセットされてなく(図3(c)参照)、
外部機器6全てが正常状態にあると判断した場合には
(ステップ220“正常”)、該当ビットのマスク処理
を行わず、続いてデータセット処理、すなわちデータ記
憶部22にビット単位データおよびコード化故障情報を
書き込む(ステップ230)。
【0044】このようにしてデータ処理部23は、子局
ユニット3から通信フレームを受信する度に、データ記
憶部22における外部機器6のビット単位データおよび
故障情報等を更新していき(ステップ200〜23
0)、データ記憶部22に記憶された当該ビット単位デ
ータおよび故障情報等をコントローラI/F部21を介
してCPUユニット1へ送信する。
【0045】従って、本実施例によれば、子局ユニット
から親局ユニット2へ送信される通信フレームに外部機
器6の故障情報がコード化されて設定されるため、通信
フレーム長をビット単位データのデータ長の2倍まで確
保することなく、親局ユニット2に外部機器6のビット
単位データおよび故障情報を送信できる。
【0046】このため、CPUユニット1へは、親局ユ
ニット2を介して外部機器6の故障情報を効率良く通知
できると共に、常時正確なビット単位データを送ること
ができ、CPUユニット1は、直接外部機器6に対する
処理を行わずに、外部機器6の状態を管理できることに
なる。
【0047】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
【0048】この実施例は、複数の外部機器6が故障し
た場合、すなわち複数の外部機器6が同時に出力した故
障情報を子局ユニット3が取り込んだ場合でも、図2お
よび図3で示したコード化故障情報による通信フレーム
により、CPUユニット1へその故障した複数の外部機
器6を通知できるようにしたものである。
【0049】なお、本実施例の場合、CPUユニット
1、親局ユニット2および子局ユニット3のハード面の
構成は、図1に示す第1実施例の場合と同一であり、上
記第1実施例と異なる点は、主に送信側となる子局ユニ
ット3側の通信処理である。以下、この子局ユニット3
側の通信処理の点を中心にして、この第2実施例に係る
PLCを説明する。
【0050】図5は、この第2実施例に係るPLCにお
いて、送信側となる子局ユニット3側の通信処理と、受
信側となる親局ユニット2側の通信処理とを示してい
る。
【0051】まず、子局ユニット3側では、第1実施例
の場合と同様にデータ入力部31が一定周期で外部機器
6から出力されるビット単位データD0 〜D3 および故
障情報を取り込み(ステップ300)、続いて故障情報
コード化部33が外部機器6に故障があるか否かを判断
して(ステップ310)、外部機器6に故障がないと判
断した場合には(ステップ310“故障なし”)、第1
実施例の場合と同様にユニット状態検出部34がユニッ
トの状態検出処理を行う(ステップ360)。一方、外
部機器6に故障があると判断した場合、すなわち外部機
器6から出力された故障情報を取り込んだ場合には(ス
テップ310“故障あり”)、この第2実施例では続い
て故障した外部機器6が複数有るか否かを判断する(ス
テップ320)。
【0052】ここで、故障した外部機器6が複数無いと
判断した場合には(ステップ320“無し”)、故障し
た外部機器6は1台のみであるため、第1実施例の場合
と同様にして当該外部機器6からの故障情報のコード化
を行う一方(ステップ330)、故障した外部機器6が
複数有ると判断した場合には(ステップ320“有
る”)、まずその複数の故障情報をデータ記憶部35に
いったん記憶して(ステップ340)、続いて予め外部
機器6毎に設定したおいた優先順位に基づいてその故障
情報のコード化を行う(ステップ350)。
【0053】つまり、本発明に係る通信フレームの1回
の送信では1台の外部機器6の故障しか通信できないた
め、複数の外部機器6から同時に故障情報を取り込んだ
場合には、その故障情報全てをいったんデータ記憶部3
5に記憶しておき、例えばノード番号の小さい順等のよ
うに外部機器6毎に予め設定しておいた優先順位に基づ
いて、1通信サイクル毎すなわち送信1回毎に第1実施
例の場合と同様に故障情報のコード化を順に行う。その
際、例えばコード化の度にコード化された故障情報に対
応してフラグの設定等を行って、コード化された故障情
報を分別できるようにし、送信1回毎に優先順位の高い
順に故障情報がコード化され、かつ、それを繰り返すよ
うに設定しておく。
【0054】そして、この場合も故障情報のコード化の
後にユニットの状態検出処理を第1実施例の場合と同様
に行い(ステップ360)、続いてこの第2実施例で
は、データ通信部36の通信フレーム作成部61が、故
障情報のコード化に基づいてデータのセット処理を以下
に示すように行う(ステップ370)。
【0055】つまり、通信フレーム作成部61では、故
障情報がコード化された外部機器6のビット単位デー
タ、および故障情報が出力されていない正常状態の外部
機器6のビット単位データについてはデータ入力部31
が取り込んだ最新のビット単位データをそのまま通信フ
レームにセットする一方、故障情報を出力したものの故
障情報がコード化されなかった外部機器6のビット単位
データについては当該故障情報出力前の正常状態にある
ときのビット単位データをセットし、さらに第1実施例
の場合と同様に、ユニット状態検出部34が検出した当
該子局ユニット3の状態もこの通信フレームにセットす
る。なお、この他に、故障情報が出力されていない正常
状態の外部機器6のビット単位データについては最新の
ビット単位データを通信フレームにセットする一方、故
障情報を出力した外部機器6のビット単位データについ
ては当該故障情報出力前の正常状態にあるときのビット
単位データを通信フレームにセットするようにしても良
い。
【0056】そして、このようにして通信フレーム作成
部61によって作成された通信フレームを、第1実施例
の場合と同様に通信フレーム送信部62が通信ケーブル
5を介して親局ユニット2へ送信する(ステップ38
0)。
【0057】親局ユニット2では、第1実施例の場合と
同様に、データ通信部24が子局ユニット3からの通信
フレームを受信し(ステップ200)、まずはデータ処
理部23がその通信フレーム中の当該子局ユニット3の
故障情報DFFのチェックを行い(ステップ210)、
当該子局ユニット3が故障状態にあると判断した場合に
は(ステップ210“故障”)、この通信フレーム中の
ビット単位データの正常・故障の判断はできないため、
データ記憶部22にデータの更新を行わず、次サイクル
まで当該子局ユニット3からの通信フレームの受信を待
機する(ステップ200)。
【0058】一方、当該子局ユニット3が正常状態にあ
ると判断した場合には(ステップ210“正常”)、続
いてその通信フレーム中の外部機器6のコード化故障情
報を検出して外部機器6の故障チェックを行い(ステッ
プ220)、通信フレーム中にコード化故障情報がセッ
トされている場合には(ステップ220“故障”)、該
当ビットのマスク処理を第1実施例の場合と同様に行う
一方(ステップ220)、通信フレーム中にコード化故
障情報がセットされていない場合には(ステップ220
“正常”)、該当ビットのマスク処理を行わず、続いて
データ記憶部22へビット単位データ等のデータセット
処理を行う(ステップ230)。
【0059】なお、通信フレーム中にコード化故障情報
DFがセットされており、そのコード化故障情報DFが
当該親局ユニット2で通信フレームを受信する度に連続
して変化し、かつ、その連続が繰り返されている場合
は、当該子局ユニット3に接続された複数台の外部機器
6が故障状態にあるということを示している。例えば、
図3(b)に示す通信フレーム71において、コード化
故障情報DF0 ,DF1が、親局ユニット2で通信フレ
ームを受信する度に“00”→“10”→“00”→
“10”→“00”→・・・と繰り返す場合には、ビッ
ト単位データD0 ,D1 を出力した外部機器6が故障状
態にあることを示し、また“10”→“01”→“1
1”→“10”→“01”→“11”→“10”→“0
1”→・・・と繰り返す場合には、ビット単位データD
1 ,D2 ,D3 を出力した外部機器6が故障状態にある
ことを示すことになる。このため、このような場合デー
タ処理部23では、その連続を検出して故障状態にある
複数台の外部機器6のビット単位データにマスク処理を
行うようにしてもよい。
【0060】従って、この第2実施例によれば、第1実
施例の場合と同様に、通信フレーム長をビット単位デー
タのデータ長の2倍まで確保することなく、外部機器6
のビット単位データおよび故障情報を送信することによ
り、CPUユニット1に外部機器6の故障情報を効率良
く通知できる。
【0061】また、この第2実施例によれば、複数の外
部機器6で故障が発生して、複数の外部機器6から同時
に故障情報が出力されるような場合であっても、通信フ
レームに1回ずつコード化故障情報がセットされて親局
ユニット2へ送信されるため、CPUユニット1では、
このようなフレーム長の短い通信フレームでも、複数の
外部機器で故障が発生したことを親局ユニット2を介し
て確実に認識できる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、入力ユニット側で、外部機器が出力した故障情
報を取り込んでその故障情報をコード化すると共に、外
部機器が出力したビット単位データを取り込み、そのビ
ット単位データにコード化故障情報を付加した通信フレ
ームを送信するようにしたため、通信フレーム長をビッ
ト単位データのデータ長の2倍まで確保することなく、
CPUユニットに外部機器のビット単位データおよび外
部機器の故障情報を送信できる。
【0063】このため、CPUユニットへは、外部機器
の故障情報を効率良く通知できると共に、常時正確なビ
ット単位データを送ることができ、CPUユニットは、
直接外部機器に対する処理を行わずに、外部機器の状態
を管理できることになる。
【0064】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の発明と同様に、フレーム長をビット単位データの
データ長の2倍まで確保することなく、外部機器6の故
障情報をセットした通信フレームを送信するようにした
ため、CPUユニットに外部機器の故障情報を効率良く
通知できると共に、複数の外部機器から同時に故障情報
が出力されるような場合であっても、通信フレームにコ
ード化故障情報を順にセットして親局ユニットへ送信す
るようにしたため、CPUユニットでは、このようなフ
レーム長の短い通信フレームでも、複数の外部機器で故
障状態が発生したことを確実に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPLCの一実施例の構成を示すブ
ロック図。
【図2】本実施例で送受信される通信フレームの構造を
示す説明図。
【図3】外部機器の台数が4台である場合の通信フレー
ム等の一例を示す説明図。
【図4】本実施例における送信側と受信側の通信処理を
示すフローチャート。
【図5】第2実施例における送信側と受信側の通信処理
を示すフローチャート。
【図6】従来のPLCにおける通信フレームの構造を示
す説明図。
【符号の説明】
1 コントローラ本体ユニット(CPUユニット) 3 子局ユニット(入力ユニット) 31 データ入力部(データ取込み手段) 32 故障情報入力部(故障情報取込み手段) 33 故障情報コード化部(故障情報コード化手段) 61 通信フレーム作成部(通信フレーム作成手段) 62 通信フレーム送信部(通信フレーム送信手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビット単位のデータおよび故障状態にな
    ったときに故障情報を各々出力する複数の外部機器と、
    当該複数の外部機器が出力したビット単位のデータおよ
    び故障情報を取込み、それらビット単位データと故障情
    報とからなる通信フレームを送信する入力ユニットと、
    その入力ユニットが送信した通信フレームを受信して処
    理するCPUユニットとを有するプログラマブルコント
    ローラローラであって、 上記入力ユニットは、 複数の外部機器が出力した故障情報を取り込む故障情報
    取込み手段と、 上記故障情報取込み手段が取り込んだ故障情報をコード
    化する故障情報コード化手段と、 複数の外部機器が出力したビット単位データを取り込む
    データ取込み手段と、 上記データ取込み手段によって取り込まれたビット単位
    データに上記故障情報コード化手段によってコード化さ
    れた故障情報を付加して通信フレームを作成する通信フ
    レーム作成手段と、 上記通信フレーム作成手段が作成した通信フレームを送
    信する通信フレーム送信手段と、 を具備することを特徴とするプログラマブルコントロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 故障情報コード化手段は、故障情報取込
    み手段が取り込んだ故障情報が複数ある場合には優先順
    位に基づき順に各故障情報をコード化し、 通信フレーム作成手段は、データ取込み手段によって取
    り込まれたビット単位データに上記故障情報コード化手
    段によって順にコード化された故障情報を付加し、か
    つ、コード化されない故障情報を出力した外部機器のビ
    ット単位データには当該故障情報出力前のビット単位デ
    ータを設定した通信フレームを作成する、 ことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコント
    ローラ。
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