JPH06324282A - 太陽光採光装置 - Google Patents

太陽光採光装置

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Publication number
JPH06324282A
JPH06324282A JP13414793A JP13414793A JPH06324282A JP H06324282 A JPH06324282 A JP H06324282A JP 13414793 A JP13414793 A JP 13414793A JP 13414793 A JP13414793 A JP 13414793A JP H06324282 A JPH06324282 A JP H06324282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
prisms
dispersion
case
solar light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13414793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takahashi
一夫 高橋
Yoshioki Fujimoto
宜意 冨士本
Masashi Takazawa
正志 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP13414793A priority Critical patent/JPH06324282A/ja
Publication of JPH06324282A publication Critical patent/JPH06324282A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出射光線の分散を減少させるようにしたプリ
ズムを用いた太陽光採光装置を提供する。 【構成】 採光部に複数枚のフレネルプリズム1a1
1anを複数段重ねて構成される太陽光採光装置におい
て,フレネルプリズム1a1〜1an中にアッベ数の異な
る材料を用いたフレネルプリズムを混在させるように構
成した。この場合,上記フレネルプリズムの組み合わせ
として,一方にはポリメチルメタクリレ−ト又はポリメ
チルペンタン,ノルボルネン樹脂または非晶質ポリオレ
フィンのいずれかを用い,他方にはポリカ−ボネ−トを
用いることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリズムを用いる方式の
太陽光採光装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリズムを用いる方式太陽光採光
装置としては,たとえば特開昭61−180217号公
報に記載のものが知られている。これは図7(A),
(B)に記載されているように,表面にプリズム作用を
行う細かい凹凸をつけた透明板又はフレネルプリズムP
1,P2を2枚重ねた状態において,少なくとも一方のプ
リズム板P1(又はP2)を回転させることによって太陽
からの直射光線を太陽の運行位置の変化に拘わらず一定
方向に送り出すように構成されていた。また,この他,
プリズムは用いず凸レンズで集光した太陽光を光ファイ
バ−を用いて光搬送をすることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来のもの
はその構成上次のような問題点があった。 前者の採光装置から最終的に出射される光線は,プリ
ズムを経由するため,当然,虹色に分散され,この場合
にはプリズム材料が2枚とも同じ材質であり,2つのプ
リズムで生じる分散の和になり,このような光線を光ダ
クトで搬送する場合,分散のためにダクトに対して斜め
入射となって搬送効率が低下してしまう。 後者の光ファイバ−を用いて搬送する場合には,凸レ
ンズを用いて太陽光を集光し,その焦点付近に光ファイ
バ−をセットするが,入射光線はレンズに対して斜め入
射となるため焦点が不明瞭となり,光ファイバ−に取り
込まれる光量が減少してしまう。本発明は従来技術の上
記課題(問題点)を解決するようにした太陽光採光装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために,採光部に複数枚のフレネルプリズムを複
数段重ねて構成される太陽光採光装置において,上記フ
レネルプリズム中にアッベ数の異なる材料を用いたフレ
ネルプリズムを混在させるように構成した。この場合,
上記フレネルプリズムの組み合わせとして,一方にはポ
リメチルメタクリレ−ト又はポリメチルペンタン,ノル
ボルネン樹脂または非晶質ポリオレフィンのいずれかを
用い,他方にはポリカ−ボネ−トを用いるようにするの
が望ましい。
【0005】
【作用】プリズムを複数段重ねる太陽光採光装置におい
て,アッベ数の異なるプリズムを混在させることによ
り,出射光線の分散を大幅に減少させることができる。
【0006】
【実施例】以下第1〜第4の各実施例について本発明を
具体的に説明する。まず,本発明の各実施例を比較して
説明する都合上,プリズム板の形状と分散の関係につい
て次のように定義をしておく。図1に示すように,1枚
目乃至n枚目のプリズム1a1〜1anの各入射側のプリ
ズム角度をα,出射側のプリズム角度をβ,各プリズム
稜間のピッチをp,同図にtで示す間隔を板厚とするも
のとし,夫々1枚目,2枚目,・・・n枚目の各段に配
置されたプリズムの入射角度,出射角度,ピッチ,板厚
は上記の記号に枚数に相当する数字を添えて表示するも
のとする。分散の大きさは,同図に示すようにF線とC
線で生じる出射光線のずれ角度で表すものとする。ここ
で,F線とは比較的波長の短い青色で,486.1nm
の波長の光をいい,又,C線とは比較的波長の長い赤色
で,656.3nmの波長の光をいうものとする。 (比較例)同質材料のプリズムを複数段配置して構成し
た採光装置の場合に生じる色分散の状況を比較例として
示す。ここでは,プリズム材料として,ポリカ−ボネ−
ト(以下PCと略記する)を用い,そのプリズム形状を
図6の表1に,そのプリズムを用いた場合の太陽高度に
応じた分散を表2に示した。この系では,太陽高度の変
化に対応して,1枚目と2枚目の回転角を制御している
が,この結果,表2に示すように,最大で2.3゜の分
散を生じている。
【0007】(実施例1)1枚目にポリメチルメタクリ
レ−ト(以下PMMAと略記する),2枚目にPCを用
い,図2の表3に示す形状のプリズムを用いた場合の太
陽高度に応じた分散を表4に示した。この系において
も,比較例と同様,太陽高度の変化に対応して,1枚目
と2枚目の回転角を制御している。実施例1では,表4
に示すように,最大で2.0゜の分散となり,比較例に
比べて全体的に分散が減少しているのが分かる。なお,
本実施例は特に,太陽高度が高い場合に効果的である。
【0008】(実施例2)1枚目にPCを,2枚目にP
MMAを,3枚目にPCを夫々用い,図3の表5に示す
形状のプリズムを用いた場合の太陽高度に応じた分散を
表6に示す。本実施例では,1枚目と,2,3枚目のプ
リズムで各々の太陽高度に応じた回転を行い,光線の制
御を行うものとする。結果として,表6に示すように,
分散は最大で1.5゜となり,特に,太陽高度が低い場
合の分散が比較例に比べて減少することが示されてい
る。
【0009】(実施例3)1枚目にPMMAを,2,3
枚目に夫々PCを用い,図4の表7に示す形状のプリズ
ムを用いた場合の太陽高度に応じた分散を表8に示す。
本実施例の場合も,実施例2と同様なプリズムの回転を
行い,光線制御を行うものとする。結果として,表8に
示すように,分散は最大で1.2゜となり,特に太陽高
度が高い場合の分散が少ない特性を有する。
【0010】(実施例4)1,2,4枚目にPCを,3
枚目にPMMAを用い,図5の表9に示す形状のプリズ
ムを用いた場合の太陽高度に応じた分散を表10に示
す。本実施例では1枚目のプリズムと,それ以降のプリ
ズムで各々の太陽高度に応じた回転を行い,光線制御を
行うようにしている。この場合には,表10に示すよう
に,分散は最大で1.5°となり,特に太陽高度が低い
場合の分散が極めて少ない特性を有することが示されて
いる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように,本発明では,採光部
に複数枚のフレネルプリズムを複数段重ねて構成される
太陽光採光装置において,上記フレネルプリズム中にア
ッベ数の異なる材料を用いたフレネルプリズムを混在さ
せるように構成することにより,次のような優れた効果
を有する。 上記実験結果で示すように同質のプリズムを複数段重
ねた比較例のものに比べて,各実施例のものでは分散が
各太陽高度に応じて減少されることが確認されており,
最終的な出射光線の分散を大幅に減少させることができ
る。 従って,本発明を適用すれば,採光後の光を,光ダク
トや光ファイバ−で搬送しても効率良く搬送することが
できるので,その実益は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例及び比較例の説明に使用する
プリズムを複数段配置して構成する採光装置の基本構成
を示す正面図である。
【図2】実施例1の場合の条件を示す図表で,表3はプ
リズムの形状を,表4はその場合の太陽高度に応じた分
散を示す。
【図3】実施例2の場合の条件を示す図表で,表5はプ
リズムの形状を,表6はその場合の太陽高度に応じた分
散を示す。
【図4】実施例3の場合の条件を示す図表で,表7はプ
リズムの形状を,表8はその場合の太陽高度に応じた分
散を示す。
【図5】実施例4の場合の条件を示す図表で,表9はプ
リズムの形状を,表10はその場合の太陽高度に応じた
分散を示す。
【図6】比較例の場合の条件を示す図表で,表1はプリ
ズムの形状を,表2はその場合の太陽高度に応じた分散
を示す。
【図7】従来例の採光装置の構成を示すもので,同図
(A)は斜視図,同図(B)は縦断正面図である。。
【符号の説明】
1a1〜1an:プリズム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 採光部に複数枚のフレネルプリズムを複
    数段重ねて構成される太陽光採光装置において,上記フ
    レネルプリズム中にアッベ数の異なる材料を用いたフレ
    ネルプリズムを混在させるようにしたことを特徴とする
    太陽光採光装置。
  2. 【請求項2】 上記フレネルプリズムの組み合わせとし
    て,一方にはポリメチルメタクリレ−ト又はポリメチル
    ペンタン,ノルボルネン樹脂または非晶質ポリオレフィ
    ンのいずれかを用い,他方にはポリカ−ボネ−トを用い
    るようにした請求項1記載の太陽光採光装置。
JP13414793A 1993-05-13 1993-05-13 太陽光採光装置 Pending JPH06324282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13414793A JPH06324282A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 太陽光採光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13414793A JPH06324282A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 太陽光採光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06324282A true JPH06324282A (ja) 1994-11-25

Family

ID=15121569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13414793A Pending JPH06324282A (ja) 1993-05-13 1993-05-13 太陽光採光装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06324282A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195786A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Canon Inc 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器

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