JPH0632132Y2 - 体操用エアー・マット - Google Patents

体操用エアー・マット

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JPH0632132Y2
JPH0632132Y2 JP16074488U JP16074488U JPH0632132Y2 JP H0632132 Y2 JPH0632132 Y2 JP H0632132Y2 JP 16074488 U JP16074488 U JP 16074488U JP 16074488 U JP16074488 U JP 16074488U JP H0632132 Y2 JPH0632132 Y2 JP H0632132Y2
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JP
Japan
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air
pit
elastic body
air bag
gymnastics
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Application number
JP16074488U
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English (en)
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JPH0279968U (ja
Inventor
昇 高橋
謙一 高橋
政明 宮本
義信 堺井
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Izumi Cosmo Co Ltd
Original Assignee
Izumi Cosmo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は体操用エアー・マットに関するもので、特
に、空中回転等の練習運動をする際、競技者が着地する
ときにその者を安全に受け止めるためのクッションに関
するものである。
従来の技術 一般に、空中で回転する演技を含む体操の練習にあって
は、競技者が着地するときの安全を図るべく、着地点に
マットが配置されるが、このマットは通常、体育館の床
面下にピットと称される穴を形成し、その穴に発泡ウレ
タンからなる方形ブロックの多数個を充填してなるクッ
ションを収納してなるものであった。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記方形ブロックは破損、分解、劣化し
易く、使用されるに従い本来のクッション性が得られな
くなるほか、汚れ易い為に、競技者等の健康に悪影響を
与える恐れがあり、適切さを欠くので、その改善が要請
されている。そして、このような方形ブロックの多数個
を、ピット内に個々ばらばらで放り込んであるだけのも
のであるから、競技者がピット内に落ち込んだ後脱出す
るとき、足が取られて思うように動くことが出来ず、時
間を要する、等の不都合がある。
そこで、この考案は、ピットに収納する新しいクッショ
ンの開発を目的として為された。
課題を解決するための手段 この考案は上記課題を解決するため、設置面から所定の
高さで弾性体を水平に張設し、該弾性体の上面に伸縮性
に富む気密質の空気袋を載設し、該空気袋は常時空気を
供給する送風機と所定量の空気を排出する空気吐出口を
備え、かつ、該空気袋の上面に伸縮性に富むカバーシー
トを覆設してなる体操用エアー・マットを構成し、ま
た、ピット内部に、その底面から所定の高さで弾性体を
水平に張設し、該弾性体の上部に伸縮性に富む気密質の
空気袋を載設し、該空気袋は常時空気を供給する送風機
と所定量の空気を排出する空気吐出口を備え、かつ、ピ
ットの周辺部にその周辺部と前記空気袋の間を覆う保護
板を覆設し、該空気袋の上面にクッション材とカバーを
覆設し、該カバーの周縁部をピットの周辺部から一定の
幅を有して床面に固定してなる体操用エアー・マットを
構成したものである。
作用 この考案の上記構成によると、常時送風・排出されるエ
アー・マットの上面に競技者が落下すると、エアー・マ
ットは競技者を緩衝して受け止めるとともに、弾性体が
これを受け止めてクッション効果時間を長引かせる。ま
た、ピット内部にエアー・マットを収納したときは、そ
の上面にクッション材とカバーシートをピットの周辺部
から一定幅を有する床面に達する被り代を設け、また、
ピットとエアー・マットの間を塞ぐ保護板を覆設するの
で、ピットとエアー・マットの間に競技者が落下する危
険を防止する。
実施例 以下にこの考案の実施例を図面に基づく説明する。第1
図はこの考案を実施したピットの要部縦断側面図であ
る。図示のように、体育館等の床1の一部に方形等の穴
を形成し、その下部床下にコンクリート等で方形の箱状
体からなるピット2を形成し、そのピット2に接して機
械室3が設けられる。なお、機械室3は、その内部に送
風機10を収納させるために設けられるが、第3図に示
したように、送風機10を外部に露出させる場合は敢え
て必要ではない。そして、底部2aから所定の高さを有
して弾性体5を水平に張設する。弾性体5は、伸縮可能
な適宜の生地からなり、第2図に示したように、その周
縁部がピット2の内側壁2bに固定した支柱6にロープ
5aで引っ張られて連結されている。支柱6およびガー
ドレール6aは、クッション材7でピット2内に落ち込
んだ者が接触するのを緩衝するようになっている。な
お、弾性体5を支持する他の例として、第3図に示した
ように、内側壁部2bにアンカー金具4を埋め込み固定
し、そのアンカー金具4で支持するようにしてもよい。
そして、弾性体5の上面に空気袋8,8aが床1とほぼ
同じレベルまで重ねて配設され、この空気袋8,8aに
空気をそれぞれ供給する可撓性の配管9,9aが前記機
械室3に導入され、その配管9,9aはそれぞれ送風機
10に接続されている。なお、送風機10は、第3図に
示したように、ピット2の外部、すなわち、競技に支障
のない部位の床1上に設け、また、配管9,9aをそれ
ぞれ連結してもよい。空気袋8,8aは、2〜3倍の伸
縮自在な布地に気密性フィルムコーティングを施してな
るもので、それぞれ側壁部に所定面積の空気吐出口11
が形成されている。なお、空気袋8,8aは、第3図に
示したように、その上下端部を、ピット2の内側壁部2
bに埋め込み固定したアンカー金具4a,4b及び床下
材19に固定した取付け金具20にそれぞれ連結索21
で適宜固定し、また空気袋8,8aの底部周縁にパット
22を設けてもよい。さらに、空気袋8aの上面周縁部
と床1との間に、板状のクッション材からなる保護板1
2が支柱6とクッション材7の上面を覆うように配設さ
れ、これら保護板12、床1および空気袋8aの上面に
ウレタンなどからなり、伸縮自在な布地等でカバーされ
たクッション材13,13aをピット2の内周縁から外
方へ一定の幅で載設し、そのクッション材13,13a
上にカバーシート14を被覆する。カバーシート14は
伸縮自在な布地からなり、その周縁部の全部若しくは少
なくとも三方が、ピット2の内縁から一定の距離をおい
て、床1にクッション材15で覆われた押さえ板18で
固定されている。押さえ板18は、適宜の間隔で配置さ
れたボルト16及びそのボルト16が螺合するねじ穴を
穿設したプレート17で床1に固定されている。
上記実施例の作用について説明すると、使用に際し、空
気袋8,8aに空気を挿入するため、送風機10を駆動
して空気袋8,8aにそれぞれ空気を常時供給し、空気
吐出口11から所定量の空気を常時排出させて、空気袋
8,8aをそれぞれ膨張した状態に保持する。そこで、
この状態において、競技者がカバーシート14の上面に
落ち込むと、落下地点の周辺を全体的に沈ませ、クッシ
ョン材13が凹んで空気袋8a,8が収縮する。空気袋
8a,8はその側壁部に所定面積の開口11が設けられ
て所定量の空気が常時排出されているが、その所定量を
越える排出が急激にできないので、内部の空気が袋内を
移動して緩衝効果を発揮するのである。空気袋8a,8
が収縮すると、弾性体5が弾力を以て受け止め、弾性体
5が凹み、クッション効果時間を長引かせる。そして、
競技者がピット2内に落ち込んで一定の時間が経過する
と、常時空気が供給されている空気袋8,8aが徐々に
膨張するとともに、弾性体5がその弾力で元の状態に戻
ろうとするので、競技者はそれらの力で上方へ持ち上げ
られ、ピット2の外部に脱出することが容易に出来るよ
うになる。そして、競技者がいなくなると、カバーシー
ト14は元の位置に復帰する。なお、競技者がピット2
の内周縁付近に落下しても、クッション材13と保護板
12があるので、空気袋8,8aとピット2の間に落ち
込むことを防止する。
なお、上記実施例はピット2の内部における構成を示し
たが、ピット2内に収納することに限るものではなく、
要すれば、空気袋8,8aを載設する弾性体5を適宜の
設置面(地面、体育館等の床面等)から所定の高さで支
柱等を介して張設し、かつ、空気袋8,8aをカバーシ
ート14で覆設して、設置面から突出するエアー・クッ
ションとして構成し、棒高跳び若しくは走り高跳び等の
スポーツ競技に利用してもよいのである。
考案の効果 以上記載したこの考案によれば、設置面から所定の高さ
に張設された弾性体の上面に空気袋を載設し、該空気袋
の上面に伸縮性に富むカバーシートを覆設した体操用エ
アー・マットであるから、その空気袋が収縮し緩衝して
後弾性体がこれを受け止めて複合的に緩衝し、クッショ
ン効果時間を長引かせ、競技者の安全を期すことができ
るとともに、カバーシートが汚れれば取り替え、洗濯が
できて清潔に保つことができ、競技者の健康に悪影響を
与えない。また、ピット内部に上記エアー・マットを設
けたときは、ピットの周辺部に空気袋との間を覆う保護
板を覆設し、若しくは、エアー・マットの上面にクッシ
ョン材とカバーシートを覆設し、該カバーシートの周縁
部をピットの周辺部から一定の幅を有して床面に固定す
るから、ピットとエアー・マットの間に競技者が落ち込
む危険を防止するとともに、空気袋周辺部の弱点を除去
できて、ピット内に空気袋を収納する不都合を解消でき
る。また、カバーシートはピット周辺部の強化を図り、
脱出性を容易にし、かつ、空気袋への悪影響を緩和す
る。更に、空気袋は送風機により常に送風されて膨張
し、空気吐出口から所定量の空気を排出できて一定の緩
衝力を備えるから、空気吐出口の調整によるクッション
性の変更操作等を考慮する必要がなく軽便である。ま
た、空気吐出口の口径は一定であるから、電気的若しく
は弁体の調節により、送風機の送風量を調節して空気袋
の膨張度合を加減し、緩衝力の強弱を調節することもで
きる、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はピットに実施した体操用エアー・マットの要部
縦断面図、第2図は部分斜視図、第3図は他の実施例を
示す第1図同様の断面図である。 1……床、2……ピット、2a……内底部、2b……側
壁部、3……機械室、5……弾性体、6……支柱、7,
13……クッション材、8,8a……空気袋、9,9a
……配管、10……送風機、11……空気吐出口、12
……保護板、13,13a……クッション材、14……
カバーシート、18……押さえ板
フロントページの続き (72)考案者 宮本 政明 東京都千代田区神田司町2丁目7番地 セ ノー株式会社内 (72)考案者 堺井 義信 千葉県流山市東初石3―126―22

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置面から所定の高さで弾性体を水平に張
    設し、該弾性体の上面に伸縮性に富む気密質の空気袋を
    載設し、該空気袋は常時空気を供給する送風機と所定量
    の空気を排出する空気吐出口を備え、かつ、該空気袋の
    上面に伸縮性に富むカバーシートを覆設してなることを
    特徴とする体操用エアー・マット。
  2. 【請求項2】ピット内部に、その底面から所定の高さで
    弾性体を水平に張設し、該弾性体の上部に伸縮性に富む
    気密質の空気袋を載設し、該空気袋は常時空気を供給す
    る送風機と所定量の空気を排出する空気吐出口を備え、
    かつ、ピットの周辺部にその周辺部と前記空気袋の間を
    覆う保護板を覆設し、該空気袋の上面にクッション材と
    カバーを覆設し、該カバーの周縁部をピットの周辺部か
    ら一定の幅を有して床面に固定してなることを特徴とす
    る体操用エアー・マット。
JP16074488U 1988-12-10 1988-12-10 体操用エアー・マット Expired - Lifetime JPH0632132Y2 (ja)

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