JPH06320329A - パイプカッタ - Google Patents

パイプカッタ

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JPH06320329A
JPH06320329A JP10798293A JP10798293A JPH06320329A JP H06320329 A JPH06320329 A JP H06320329A JP 10798293 A JP10798293 A JP 10798293A JP 10798293 A JP10798293 A JP 10798293A JP H06320329 A JPH06320329 A JP H06320329A
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JP
Japan
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blade
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plate
lower handle
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JP10798293A
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JP2820357B2 (ja
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Yasunori Ota
康典 太田
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FUJIYA PENCHI KK
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FUJIYA PENCHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下ハンドルの開放角度が小さいパイプカッ
タを提供する。 【構成】 上ハンドル1の先端に鉤形の刃受2を連成す
る。刃受2に下ハンドル5の先端部を回動自在に連結す
る。上記刃受2に対して開閉自在に支持された刃板10
の後端部にギヤプレート12を連成する。ギヤプレート
12の弧状縁にラチェット歯14を等間隔に形成し、そ
のラチェット歯14に対して係合可能なラチェット爪1
7を下ハンドル5に取付ける。上ハンドル1にアーム2
2の一端部を連結し、そのアーム22の中途と下ハンド
ル5とを2接リンク24で連結する。アーム22の他端
部に係合子29を取付け、その係合子29をギヤプレー
ト12の外周一側に設けた弧状面15に係合させる。上
ハンドル1に対して下ハンドル5を開放させ、2接リン
ク24によりアーム22を引き下げ、そのアーム22の
他端部の係合子29で弧状面15を押圧して刃板10を
開放位置に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塩化ビニル樹脂等の
合成樹脂製パイプを切断する手動操作のパイプカッタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上ハンドルの先端に鉤形の刃受を連成
し、その刃受に対して開閉自在に設けられた刃板の後端
部にギヤプレートを連成し、そのギヤプレートの外周に
形成された弧状縁に複数のラチェット歯を等間隔に設
け、上記刃受に先端部が回動自在に連結された下ハンド
ルを開放位置に偏向するスプリングを設け、その下ハン
ドルに前記ラチェット歯と係合可能なラチェット爪を取
付けたパイプカッタは従来から知られている。
【0003】上記パイプカッタにおいては、上ハンドル
と下ハンドルとを握る操作の繰り返しによりラチェット
歯にラチェット爪を係合させて刃板を段階的に閉鎖さ
せ、その刃板と刃受とで刃受に支持されたパイプを切断
するようにしている。
【0004】また、パイプの切断後、所定の角度に開放
している上ハンドルと下ハンドルとを相対的に開放させ
て刃板を開放位置に戻すようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記パイプ
カッタにおいては、刃板を開放位置に戻す機構が、下ハ
ンドルとギヤプレートとを二つ折り可能な2接リンクで
連結し、上ハンドルに対する下ハンドルの開放により2
接リンクを介して刃板を開放位置に戻すようにしている
ため、刃板を開放状態とした際の上下のハンドルの開放
角度がきわめて大きく、次のパイプを切断しようとする
場合に、上下のハンドルを片手で握ることが困難である
という問題がある。
【0006】この発明は上記従来の問題点を解決し、刃
板を開放位置に戻した隙の上下のハンドルの開放角度を
小さくすることを技術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、上ハンドルと下ハンドルと
を握る操作の繰り返しにより上ハンドルの先端部に取付
けられた刃板を刃受に対して段階的に閉鎖させるように
したパイプカッタにおいて、上ハンドルにアームの一端
部を回動自在に連結し、そのアームの中途と下ハンドル
とを2接リンクで連結し、アームの他端部には係合子を
設け、刃板の後端部に連成されたギヤプレートの外周一
側に上記係合子が係合する凹入状の弧状を形成した構成
を採用したのである。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
刃板が閉じている状態において、下ハンドルを上ハンド
ルに対して開放させると、2接リンクを介してアームが
引かれ、アームの他端部に設けた係合子がギヤプレート
の弧状を押圧するため、刃板が回動し、刃板を開放位置
に戻すことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0010】図1および図2に示すように、上ハンドル
1の先端部には鉤形の刃受2が連成され、その刃受2の
背面から上ハンドル1の後端にかけて溝3が設けられて
いる。また、刃受2の先端から上ハンドル1の先端部に
かけて上記溝3より幅寸法が小さい挿入溝4が形成され
ている。
【0011】上ハンドル1に対向させた下ハンドル5
は、先端に突片6を有し、その突片6が刃受2の背面の
溝3に挿入され、ピン7を介して刃受2に回動自在に連
結されている。この下ハンドル5の上ハンドル1と対向
する面には溝8が設けられている。
【0012】上記ピン7にはスプリング9が取付けら
れ、そのスプリング9によって下ハンドル5は上ハンド
ル1から離反する方向に押圧されている。
【0013】上ハンドル1の先端部に設けられた挿入溝
4には刃板10が挿入されている。刃板10は上ハンド
ル1の先端部に取付けられたピン11を中心として回動
自在に支持され、前記刃受2に対して開閉し得るように
なっている。
【0014】上記刃板10の後端部にはギヤプレート1
2が連成され、そのギヤプレート12の外周にピン11
を中心とする弧状縁13が形成されている。弧状縁13
には複数のラチェット歯14が等間隔に設けられてい
る。また、ギヤプレート12の外周一側には凹入状の弧
状面15が形成されている。さらに、ギヤプレート12
には制止ピン16が設けられ、その制止ピン16は刃受
2の溝3の底面3aに対して係合可能となり、上記底面
3aに対する制止ピン16の係合によって開放状態の刃
板10がさらに開放するのが防止される。
【0015】前記下ハンドル5の先端部における溝8内
にはラチェット爪17が組込まれ、そのラチェット爪1
7はピン18を介して下ハンドル5に回動自在に支持さ
れている。
【0016】ラチェット爪17は、後端部に突片19を
有し、上記ピン18に支持されたスプリング20は、上
記突片19が下ハンドル5の先端部に設けたストッパピ
ン21に当接する方向にラチェット爪17を偏向してい
る。
【0017】上ハンドル1の先端部における溝3内には
アーム22が組込まれ、そのアーム22の一端部がピン
23を介して上ハンドル1に回動自在に連結されてい
る。
【0018】アーム22の中途には2接リンク24の一
端部がピン25を介して連結され、その2接リンク24
の他端部がピン26を介して下ハンドル5の先端部に連
結されている。
【0019】ここで、2接リンク24は、2枚のリンク
24a、24bの端部同士をピン26で折曲げ自在に連
結したものであり、一方のリンク24bの端部には開き
止めピン27が設けられ、他方のリンク24aの端部に
は上記開き止めピン27に対する係合によって2接リン
ク24を略直線状に展開した状態に保持する傾斜縁28
が設けられている。
【0020】また、アーム22の他端部には、前記ギヤ
プレート12の弧状面15に対して係合可能な係合子2
9が取付けられている。
【0021】いま、図3に示すように、刃受2にパイプ
Aをのせ、上ハンドル1と下ハンドル5とを握ると、ラ
チェット爪17がギヤプレート12のラチェット歯14
に係合してピン11を中心にギヤプレート12が回転
し、刃板10が刃受2に向けて揺動する。
【0022】このとき、2接リンク24はアーム22を
押し上げると共に、アーム22が上ハンドル1の内面に
当接すると、2接リンク24が中央部から折れ曲がり、
アーム22を引き下げる。このため、アーム22の他端
部の係合子29はギヤプレート12の弧状面15に対し
て離反したのち接近して弧状面15に接触し、ギヤプレ
ート12の回動を阻止することはない。
【0023】上ハンドル1と下ハンドル5の握りを解除
すると、スプリング9の弾力によって下ハンドル5が上
ハンドル1から離反する方向に回動する。このとき、2
接リンク24が引かれるため、2接リンク24は直線状
に展開すると共に、ラチェット爪17がラチェット歯1
4から離反する。
【0024】上ハンドル1と下ハンドル5とを握る操作
の繰り返しにより、刃板10は刃受2に向けて段階的に
閉じ、図4に示すように刃受2に支持されたパイプAを
切り込んでいくと共に、最終的にはパイプAを切断す
る。
【0025】図2はパイプ切断時の状態を示し、刃板1
0は刃受2の挿入溝4内に侵入して全閉状態にあり、ア
ーム22の他端部の係合子29は弧状面15に係合して
アーム22は押し上げられた状態とされている。
【0026】上記のような切断状態において、下ハンド
ル5を開放位置に偏向するスプリング9の弾力により、
係合子29は弧状面15を押圧するが、その押圧だけで
は刃板10は開放位置に戻ることはない。
【0027】刃板10を開放位置に戻すには、図2に示
す状態から下ハンドル5を上ハンドル1に対して開放さ
せる。その開放によって、2接リンク24はアーム22
を引き下げるため、アーム22はピン23を中心として
他端が下ハンドル5側に向けて揺動し、係合子29がギ
ヤプレート12の弧状面15を押圧する。
【0028】このため、ギヤプレート12はピン11を
中心に回動し、そのギヤプレート12の制止ピン16が
刃受2の溝3の底面3aに当接するとギヤプレート12
を回動させることができず、図3に示すように、刃板1
0は開放状態とされると共に、上下のハンドル1、5も
開放状態とされる。
【0029】上記のように、アーム22の他端部に設け
た係合子29によりギヤプレート12の弧状面15を押
圧して刃板10を開放させるようにしたことにより、ギ
ヤプレート12と下ハンドル5とを2接リンク24で直
接連結する従来のパイプカッタに比較して、上下のハン
ドル1、5の開放角度が小さく、次にパイプを切断する
際に、上下のハンドル1、5を片手で握ることができ
る。
【0030】図示のように、刃受2の挿入溝4の両側面
に制止ピン16が挿通可能なピン挿通溝4aを設けてお
くと、刃板10を支持するピン11を引き抜き、刃板1
0の移動により制止ピン16をピン挿通溝4aに位置合
わせして刃板10を上ハンドル1の前側に引くことによ
り刃板10を取り外すことができるため、刃板10の交
換が容易である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るパイプカ
ッタにおいては、上ハンドルにアームの一端部を連結
し、そのアームの中途と下ハンドルとを2接リンクで連
結し、上ハンドルに対する下ハンドルの開放時に、2接
リンクを介してアームを引き下げ、そのアームの他端部
に設けた係合子がギヤプレートの弧状面を押圧する作用
によって刃板を開放位置に戻すようにしたので、刃板を
全閉状態とした際の上下のハンドルの開放角度が小さ
く、次のパイプを切断する場合に、上下のハンドルを片
手で握るとができ、パイプの切断作業を能率よく行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパイプカッタの一実施例を示す
斜視図
【図2】同上の一部切欠正面図
【図3】パイプの切断開始時の状態を示す一部切欠正面
【図4】パイプの切断途中を示す一部切欠正面図
【符号の説明】
1 上ハンドル 2 刃受 5 下ハンドル 10 刃板 12 ギヤプレート 13 弧状縁 14 ラチェット歯 15 弧状面 17 ラチェット爪 22 アーム 24 2接リンク 29 係合子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ハンドルの先端に鉤形の刃受を連成
    し、この刃受に対して開閉自在に設けられた刃板の後端
    部にギヤプレートを連成し、そのギヤプレートの弧状縁
    に複数のラチェット歯を等間隔に設け、上記刃受に先端
    部が回動自在に連結された下ハンドルには上記ラチェッ
    ト歯と係合可能なラチェット爪を設け、上ハンドルと下
    ハンドルとを握る操作の繰返しによりラチェット爪をラ
    チェット歯に係合させて刃板を段階的に閉鎖させ、上ハ
    ンドルと下ハンドルの相対的な開放により刃板を開放位
    置に戻すようにしたパイプカッタにおいて、刃板を開放
    位置に戻す機構が、上ハンドルに一端部が回動自在に連
    結されたアームと、そのアームの中途と下ハンドルの先
    端部とを連結する2接リンクとを有し、上記アームの他
    端部に係合子を取付け、前記ギヤプレートの外周一側に
    は上記係合子が係合する凹入状の弧状面を形成したこと
    を特徴とするパイプカッタ。
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