JPH0631042U

JPH0631042U - 電灯用リモコン送信器

Info

Publication number: JPH0631042U
Application number: JP10130491U
Authority: JP
Inventors: 敦幾一之瀬
Original assignee: 敦幾一之瀬
Priority date: 1991-10-07
Filing date: 1991-10-07
Publication date: 1994-04-22

Abstract

(57)【要約】【目的】暗いときなどリモコン送信器の置いてある場
所を探すのが困難であったが、リモコン送信器に発光体
を付けることによりリモコン送信器の場所を分かりやす
くする。【構成】照明を行う電灯の点灯・消灯・調光の切り替
えを無線を利用することにより行う電灯のリモコン送信
器（１１）において、前記リモコン送信器（１１）に、
発光体（１２）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電灯の点灯・消灯・調光の切り替えスイッチとしてのリモコン送信器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

電灯は今日の生活に欠かせないものとなっている。その電灯を点灯・消灯させるスイッチは、赤外線を用いた無線リモコン方式のものが最近開発された。そのリモコン送信器を使用することにより、電灯のオン・オフを手元で行え、特に照明の調光を行うときに、スイッチの場所まで移動しなくてもよく便利になった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のリモコン送信器では、次のような欠点があった。（イ）持ち運びができ特定の場所以外でのスイッチングには便利であるが、どこへでも持ち運びができるため、リモコン送信器の場所が不確定であり、すぐに置いてある場所を見つけることができなかった。特に暗い場合にスイッチを入れようとするときには、リモコン送信器を手探りで捜さなければならず、スイッチを入れるのが非常に困難であった。この場合には、むしろリモコン方式でないスイッチの場所が電灯の所や壁に固定されている方がスイッチの位置を見つけやすかった。（ロ）同じ部屋に複数の電灯がある場合、リモコン送信器の形が同じなので操作したい電灯とリモコン送信器の対応が分かりにくく、希望する電灯をつける時に間違えて電灯をつけたり、消したりしていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本案のリモコン送信器（１１）は、リモコン送信器（１１）に発光体（１２）を設けたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

暗い所などでリモコン送信器（１１）を見つけるのが困難であったが、本考案は、以上のような構成であるから、発光体（１２）を付けることにより暗い所でもリモコン送信器（１１）の場所が見つけやすくなった。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の一実施例を示す斜視図である。リモコン送信器（１１）は、発光体（１２）や電灯のオン・オフのためのスイッチ（１３）や電灯が白熱灯の場合に明るさの調整を行うための調光用スイッチ（１４）が備わっている。本実施例では、発光体（１２）を、電灯のオン・オフのためのスイッチ（１３）に付けた。これにより、リモコン送信器（１１）の場所のみならずスイッチ（１３）の位置が分かりやすくなった。

【０００７】発光体（１２）は、リモコン送信器（１１）に内蔵されている電池などから、電力の供給を受け発光する電球や発光ダイオード（以後ＬＥＤと記す）である。ＬＥＤを用いると消費電力が少なくなった。

【０００８】リモコン送信器（１１）の場所が特に見つけにくいのは、電灯が消えている場合であるので、電灯がついている時は、発光体（１２）を発光させなくてもリモコン送信器（１１）の場所はそれほど見つけにくくない場合もあった。そこで、電灯のスイッチがオフしている場合のみ発光するように電灯用のスイッチと連動した発光体を付けた物も実施した。これにより、電灯がついているときは、発光体に電力を供給しなくてもよくさらに省電力となった。

【０００９】また、隣の家との間隔があまりとれない密集地の住宅では、雨の日など太陽の入射量が少なく日中でも室内が薄暗いため、リモコン送信器が見つけ難かった。そこで、光を検知する光センサーを付けた他の実施例を試みた。この実施例の斜視図を図２に示す。（２１）は光を検知する光センサーであり、本実施例では光センサーとして、光導電セルを用いた。図３に光センサーを用いた発光体スイッチ回路図を示す。光導電セル（２１）は、入射光の強さに応じて抵抗値が変化する。暗いときには、光導電セルの抵抗が大きくトランジスタ（３２）がオンし発光体（１２）のＬＥＤが光る。明るくなると抵抗値が小さくなりトランジスタ（３２）はオフしＬＥＤは点灯しない。ＬＥＤを点灯させる明るさは、可変抵抗（３１）により調整できる。この構成によりリモコン送信器（１１）の置かれている場所の明るさが、ある値より暗くなると、リモコン送信器（１１）の発光体（１２）が光るようになった。これにより、部屋の中が薄暗いときにはＬＥＤが点灯しておりリモコン送信器の場所が分かりやすくなった。

【０００１０】また、一つの部屋に複数の電灯がある場合、それぞれの電灯においてリモコン送信器からの赤外線の波長を変えて、他の電灯をスイッチングしないうようにしているが、送信器の形が同じなので、どのリモコン送信器がどの電灯用なのかリモコン送信器だけを見ただけでは区別がつかない。この問題に対する本考案の他の実施例を図４に示す。リモコン送信器（１１）には発光体（４１）（４２）（（４３）（４４）を取り付けた。発光体としてＬＥＤを用い４つのＬＥＤの色を変えた。電灯選択スイッチ（４５）により、リモコンの発信波長および点灯するＬＥＤの選択を行う。本実施例では、Ｃの電灯を選び、それに対応した発光体Ｃを点灯させ発信波長を電灯Ｃに対応させた。また、発光体の色を変えるかわりに形を変えてもよい効果を示した。

【０００１１】発光体として、蛍光体を付けた物も実施してみたが、就寝中の夜などは、十分の発光量があり、リモコン送信器の位置を確認できた。

【０００１２】

【考案の効果】

前述の構成によれば、発光体の光によりリモコン送信器の場所を認知しやすくなった。これは、電灯を消している夜中はもちろんのこと、日中でも薄ぐらい部屋においても有効であった。特に、夜中に就寝中起きて電灯をつける場合には、起きた直後は眼の機能がすぐに正常に働かず視力が低下しており、リモコン送信器の位置が非常に分かりにくかったが、発光体を付けることにより解消することができた。また、暗い中で手探りでリモコン送信器を捜さなくてよくなり、事故が起こらなくなった。なにより、迅速に場所が認知できるため安心して就寝できるようになった。

【０００１３】発光体の種類を消費電力の少ない物を選ぶことや、必要のないときに発光させないようにし、リモコン送信器の電池寿命を延ばせた。また、光センサーを付けて光量に応じて発光するようにしたら、電池消費を防ぐ以外に使用者の捜しにくさに応じて発光体を光らせることができ、リモコン送信器を使用者の状況に応じて捜すことができるようになり、非常に使いやすいものになった。

【０００１４】さらに、発光体の色や形などをそれぞれのリモコン送信器により変えたことにより、同じ部屋においていくつかの電灯を使用している場合のリモコン送信器の区別が容易にできるようになった。

【０００１５】以上のように、本考案によりリモコン方式のスイッチの電灯の使い方がはるかに便利になり、リモコン方式の電灯の利点が十分生かせるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の斜視図

【図２】本考案の他の実施例の斜視図

【図３】光センサーを用いた発光体スイッチ回路図

【図４】本考案の他の実施例の斜視図

【符号の説明】

１１リモコン送信器１２発光体１３スイッチ１４調光用スイッチ２１光センサー３１可変抵抗３２トランジスタ４１発光体Ａ４２発光体Ｂ４３発光体Ｃ４４発光体Ｄ４５電灯選択スイッチ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】照明を行う電灯の点灯・消灯・調光の切
り替えを、無線を利用することにより行う電灯のリモコ
ン送信器（１１）において、前記リモコン送信器（１
１）に、発光体（１２）を設けたことを特徴とする電灯
用リモコン送信器。
【請求項２】発光体（１２）が、光センサー（２１）
により点灯・消灯することを特徴とする請求項１記載の
電灯用リモコン送信器。