JPH06309105A - 読み取り要求サービス方法及びデータ処理システム - Google Patents

読み取り要求サービス方法及びデータ処理システム

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JPH06309105A
JPH06309105A JP6025603A JP2560394A JPH06309105A JP H06309105 A JPH06309105 A JP H06309105A JP 6025603 A JP6025603 A JP 6025603A JP 2560394 A JP2560394 A JP 2560394A JP H06309105 A JPH06309105 A JP H06309105A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ処理システムにおいて、データ記憶サ
ブシステムを効率的に管理するための方法を提供する。 【構成】 ホストシステムからのデータレコードに読み
取り要求をサービスするための方法は、データレコード
のためにホストシステムにおいて非特定読み取り要求を
生成するステップ(420) と、非使用状態にあるデータ記
憶装置を表すように決定されるホストユニット制御ブロ
ックの内の1つを選択するステップ(430)と、選択され
たホストユニット制御ブロックをロックするステップ(4
40) と、非特定読み取り要求を記憶コントローラへ伝送
するステップ(450) と、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、概してコンピュータ記
憶サブシステム内のデータ管理に関し、特に、コンピュ
ータ記憶サブシステムの記憶コントローラにおけるデー
タのスループットを改良するための方法及びシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理システムは、しばしば、ホス
トコンピュータシステムの外部、時にはホストコンピュ
ータシステムから非常に距離を置いて配置される、直接
アクセス記憶装置(DASD)等の大規模な記憶装置を含む。
記憶コントローラは、しばしばホストプロセッサとDASD
装置自体の間に設置される。コントローラは、ホストプ
ロセッサとDASD装置との間でフローするデータの経路デ
ィレクタとしてだけでなく、全体でデータ処理システム
のパフォーマンスエンハンサーとしてもはたらく。この
第2動作は、記憶コントローラ内のキャッシュされたメ
モリを使用することによって行われる。
【0003】IBM 3990モデル3 は、キャッシュ機能を有
する記憶コントローラの一例である。この記憶コントロ
ーラは、当該技術に公知の370 チャネル、370-XAチャネ
ル、ESA/370 チャネル及びESCON チャネルへ接続でき
る。記憶コントローラが370 チャネルによって作動する
と、経路独立装置が割り当てられる。他方、IBM 3990モ
デル3 が370-XAチャネル、ESA/370 チャネルによって作
動していると、経路独立装置が割り当てられると共にダ
イナミック経路が再接続される。
【0004】ホストシステムと記憶コントローラとの間
の通信は、一般的に、当該技術に公知のデータチャネル
を介して達成される。データチャネルの一例として、I
BM社のESCON チャネルアーキテクチャがある。
【0005】データチャネルは、コントローラに特定の
場所で特定のデータを処理するように指示する一連のコ
マンドを用いて、ホストプロセッサと記憶コントローラ
との間の通信を可能にする。例えば、IBM システム/360
及びIBM システム/370のホスト環境において、CPU は、
記憶コントローラを介して対応するDASDの動作を制御す
るチャネルコマンドワード(CCW) として、IBM システム
/360及びIBM システム/370アーキテクチャで識別される
一連のコマンドを出す。
【0006】記憶サブシステム内の共通のアーキテクチ
ャは、「カウントキーデータ(Count-Key-Data)」(CKD)
として知られている。このアーキテクチャによって、DA
SDユニット(装置)内のトラック上に書き込まれるレコ
ードは、カウントフィールド(識別子)、任意のキーフ
ィールド及びデータフィールドを備える。DASD上のレコ
ードは実記憶の少なくとも1ユニットを占有する。デー
タセットは、実記憶の連続するユニットに記憶されるか
又は分散されてもよい多数のレコードの論理的な集合で
ある。次に、ホストシステムによって出される書き込み
要求及び読み取り要求を用いて、データがDASDへ記憶及
び/又はDASDから検索される。
【0007】拡張カウントキーデータ(ECKD)として知ら
れるもう1つのチャネルプログラムプロトコルが導入さ
れて、非同期的な方法でサブシステム動作を容易にし
た。ECKDはまた、CKD のコマンドセットから拡張された
コマンドセットを提供する。ECKDは、拡張されたバージ
ョンの特定のコマンドによって全てのCKD コマンドを含
む。
【0008】データ転送動作は、チャネルへ渡されて制
御をCCW のチェーンへ譲渡させる、開始(START) 入出力
(I/O) 指示を生成するホストCPU によって始められる。
次に、CCW チェーンはチャネルを介して記憶コントロー
ラへ送信されて制御動作が実行され、データ転送を作動
するために適切な記憶装置が選択される。
【0009】各CCW はCPU 主記憶装置に分割して存在
し、チャネルプログラムによって取り出され、復号され
て、記憶コントローラへ転送されなければならない。CC
W は実行されるべきコマンド及び、もしあるならば、使
用されるべき記憶領域を特定する。
【0010】ホストシステムがディスク上に予め記憶さ
れていたデータを検索することができるメカニズムは、
「データディスクアドレス(data disk address) 」であ
る。従って、読み取り要求を出すと、ホストシステムは
データがDASD記憶サブシステム上のどこに検出されるか
を特定する。その後、ホストシステムがこのデータを検
索したいと望むならば、ホストシステムは同じアドレス
を用いて読み取り要求を出す。
【0011】記憶サブシステム内のディスク上に記憶さ
れるデータは、そのデータを識別する特有のデータ記述
子と常に対応する。読み取り要求において、ホストシス
テムは受信したいデータのデータ記述子を特定する。そ
のような要求に応じて、DASDサブシステムはホストシス
テムへ関連するデータを送り返す。本明細書での説明の
ため、データ記述子を用いる読み取り要求は「特定読み
取り要求(specific read requests)」と称される。
【0012】過去数年において、キャッシュ又は高密度
の電子記憶装置がDASD記憶サブシステムへ導入されてい
る。キャッシュとチャネル間のアクセスタイムはDASDと
チャネル間のアクセスタイムよりはるかに短い。DASDと
関連するさまざまな物理装置運動及びその他の動作が、
データ転送速度を制限する。そうした制限の1つに、磁
気ディスクが読み取りヘッドに含まれるトランスデュー
サと整合するまで回転するために必要な時間がある。も
う1つの制限は、データの読み取り及び書き込みに使用
される磁気トランスデューサと対応する制限された帯域
幅である。
【0013】これらの制限は、キャッシュアクセスには
ない。さまざまなキャシングアルゴリズムを用いること
によって、頻繁に使用されるデータはDASDから直接読み
取られるよりもキャッシュ記憶装置に維持される。その
結果、データは磁気記憶装置の速度よりも電子記憶装置
と関連する速度でチャネルに供給される。
【0014】読み取り動作において、ホストプロセッ
サ、キャッシュ及びチャネル構成に応じて、データは、
キャッシュとチャネル間で、しばしば1秒あたり18メガ
バイトの速いチャネル速度で転送される。また、キャッ
シュの使用によって、大幅に高められた速度でチャネル
から発生する書き込み動作を受信及び処理することも可
能である。
【0015】ECKDアーキテクチャにおいて、ホストプロ
セッサはデータアドレスによってディスク装置上に記憶
されるデータを参照する。このアドレスは、独自の装置
アドレス及び装置上のデータの場所から構成される。ホ
ストプロセッサがデータの読み取り又は書き込み要求を
出すと、ホストプロセッサは装置アドレスをまず選択し
なければならない。この選択によって2つの異なる目的
が果たされる。第1の目的は、ホストプロセッサが記憶
コントローラにデータアドレスの装置部分を知らせるメ
カニズムである。第2の目的は、データが要求するため
の装置を確保し、この装置に対する他の要求が実行され
るのをブロックすることである。ディスクの機能的構造
が媒体への同時アクセスを可能にしないために、第2の
目的を実行することによって、物理ディスク装置への多
数の同時アクセスの試みが不可能となる。
【0016】ホストプロセッサは、各DASD毎にユニット
制御ブロック(UCB) ロックを維持する。I/O アクセスが
要求されると、ホストプロセッサはまず装置と対応する
UCB入力をロックして、記憶コントローラへそのI/O 要
求を出す。I/O 要求が作動している間は、UCB 入力はロ
ックされ続ける。もう1つの要求が同じ装置上のデータ
に対して出されるならば、その要求はUCB 入力がフリー
(使用されない)になるまで拒否されるか待機される。
【0017】記憶コントローラも同様に、各DASD毎にUC
B ロックを維持する。記憶コントローラUCB は、多数の
ホストプロセッサが記憶コントローラへ接続される場合
に、多数のホストプロセッサの間での直列化を保証す
る。このUCB は、1より多いホストプロセッサによって
同じDASDへの多数のアクセスを防いでいる。装置がホス
トデータ要求に関連して選択されるとき、そのUCB が確
保される。この装置を選択しようとするいかなる他の要
求も、元の要求が終了するまで拒否される。
【0018】データへのより迅速なアクセスを可能にす
るのに加えて、キャッシュメモリがもう1つの重要な特
徴を提供することを理解すべきである。DASDユニットに
対して、キャッシュメモリはそのデータに多数の同時ア
クセスを行うのを可能にする。本明細書に記載される発
明がなく、先行技術のデータ選択プロセスの結果、関連
するデータイメージがキャッシュにあるときでも、同じ
装置のデータを参照するならば、2つのデータ要求は同
時に行われない。これは、ホストプロセッサが要求され
たデータの真の場所を知らないために、データがキャッ
シュにあるか否かにかかわらず、上記のように、特定の
読み取り要求はディスクアドレスを特定するためであ
る。更に、同じディスクアドレスを特定する2つのデー
タ要求は、DASD装置の制限のために同時に実行されるの
が妨げられる。
【0019】キャッシュが記憶サブシステムにあると
き、上記のロックに加えて2つのロックを有する必要が
ある。第1ロックは物理装置ロックである。DASD装置1
台あたり1個の物理装置ロックがあり、物理装置ロック
は物理装置へのアクセスが行われているときに保持され
る。物理装置ロックはホストデータ要求又は記憶コント
ローラ内部資源管理動作によって保持されてもよい。非
キャッシュ環境におけるUCB ロックの代わりに、物理装
置ロックは特定の物理装置への多数の同時アクセスを得
る試みを仲裁(調停)する。
【0020】データロックと称される第2ロックもまた
キャッシュされたサブシステムにおいて必要である。キ
ャッシュメモリ内に含まれる1つの「データ項目(data
item) 」あたり1個のデータロックがあり、データロッ
クはキャッシュの「データ項目」へアクセスするときに
確保される。なお、「データ項目」の大きさが変化して
もよいが、例証のためにIBM 3990モデル3 では、「デー
タ項目」は1トラックのデータに対応することとする。
上記のように、キャッシュがデータへの多数の同時アク
セスを許容するために、これらのロックはキャッシュに
おけるデータの特定の項目への多数の同時アクセスを防
ぐ上で必要である。
【0021】当業者によって理解されるように、キャッ
シュアクセスを提供することに加えて、ホストシステム
に、データ記述子以外を基にしてDASDサブシステムから
データを検索させるのは有益である。例えば、ホストシ
ステムが多くのディスクトラックを占有する大量のデー
タを要求する場合、データ記憶サブシステム内のシーク
時間及び待ち時間の双方を最小限にするために、データ
アスセス及び転送の順序が変更されるならば、そのデー
タをホストシステムへ転送する際の効率は高められる。
【0022】これは、ホストシステムがDASDサブシステ
ム内のヘッドの場所を知らず、ディスクシーク時間及び
待ち時間を最小限にする特定の読み取り要求を出すこと
ができないためにほぼ不可能である。「非特定読み取り
(non-specific reads)」を用いてこのタイプのデータ転
送を可能にする方法は、係属中の共通に譲渡された出願
である「データ処理システムにおける非特定データを取
り出すための方法及びシステム(Method and System for
Non-Specific Data Retrieval in a Data Processing
System) 」(出願番号07/949,673、出願日92年9 月23
日) に記載されている。
【0023】上記関連出願に記載されるように、非特定
データの検索は、ホストシステムが非特定読み取り要求
を用いてデータを検索するのを許容することによって、
多数の直接アクセス記憶装置からデータを検索する際の
効率を高める方法である。換言すれば、データは非アド
レス属性を特定することでホストシステムによって要求
されてもよい。例えば、大量のデータが転送される必要
があり、転送の順序が重要でない場合、記憶サブシステ
ムはDASD装置内のヘッドに物理的に最も近いデータを検
索することができる。
【0024】これは、記憶コントローラによって検索さ
れ、ホストシステムへ伝送されるべき全てのデータの間
の境界アドレスを特定することによって達成される。従
って、境界アドレス間の全てのデータレコードは、所望
の各データセットに対して正確なアドレスデータを特定
することなく検索される。境界アドレスに加え、特定さ
れた事象に続いて更新されたそれらのデータセットを、
非アドレス属性として特定することによって、データは
「非特定的に(non-specifically)」に検索されてもよ
い。
【0025】記憶コントローラ内のキャッシュメモリ及
び非特定読み取りの方法論が現れても、制御ユニットの
スループットは望ましくならない。現在、多くのディス
ク装置I/O プロトコルが実行されているために、同時に
発生するI/O 要求の数は、コンピュータ記憶サブシステ
ムに存在する物理装置の数によって制限されている。こ
れは、IBM ECKDを含む大多数のプロトコルが、各I/O 動
作を装置アドレスと対応させているためである。更に、
IBM モデル3990を含む殆どの記憶コントローラは、接続
される物理装置に向けられるI/O 動作を、物理装置あた
り1度に1動作しか受信しない。
【0026】上記記憶コントローラの実行に制限がある
場合、同時I/O 要求の最大数(物理的DASDの数に等し
い)を克服することができない。しかしながら、一般的
なデータ処理環境において、記憶サブシステムにおける
全ての装置が、同時にアクセスされることは、あるとし
ても、希である。特定のDASDユニットは、しばしば、同
じ記憶サブシステム内にある他のDASD装置よりもはるか
に忙しい。実際、遊休状態のままの装置は多く、もう1
つの装置が故障した場合のバックアップ装置として使用
されるだけである。
【0027】従って、記憶コントローラを介してホスト
プロセッサと一群のDASD装置の間で同時にデータを転送
するのを可能にするために、非使用のスペア装置のアド
レスを用いることにより、記憶コントローラのスループ
ットを高めることが可能な方法及びシステムを提供する
ことは極めて望ましいと考えられる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、データ処理システムにおいてデータ記憶サブシステ
ムを効率的に管理するための方法を提供することであ
る。
【0029】本発明のもう1つの目的は、サブシステム
の動作速度を上げることである。
【0030】本発明の更にもう1つの目的は、記憶コン
トローラを介して、ホストプロセッサと一群のDASD装置
の間で同時にデータを転送するのを可能にすることであ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段と作用】請求項1に記載の
読み取り要求サービス方法は、少なくとも1つのホスト
システム、前記ホストシステムへ接続される記憶コント
ローラ、前記記憶コントローラへ接続される複数のデー
タ記憶装置を有するデータ処理システムにおいて、前記
ホストシステムが前記データ記憶装置の各々にホストユ
ニット制御ブロックを維持し、前記記憶コントローラが
前記データ記憶装置の各々にコントローラ装置制御ブロ
ックを維持し、前記ホストシステムからのデータレコー
ドに読み取り要求をサービスするための方法は、データ
レコードのために前記ホストシステムにおいて非特定読
み取り要求を生成するステップと、非使用状態にあるデ
ータ記憶装置を表すように決定される前記ホストユニッ
ト制御ブロックの内の1つを選択するステップと、前記
選択されたホストユニット制御ブロックをロックするス
テップと、前記非特定読み取り要求を前記記憶コントロ
ーラへ伝送するステップと、から成る。
【0032】請求項2に記載の読み取り要求サービス方
法は、請求項1の方法において、前記記憶コントローラ
がキャッシュメモリを更に含み、前記キャッシュメモリ
がキャッシュメモリ内に含まれるデータ項目に対応する
データロックを有し、前記非使用のホストユニット制御
ブロックに対応する前記コントローラユニット制御ブロ
ックの内の1つを検出するステップと、前記対応するコ
ントローラユニット制御ブロックが非使用状態にあるデ
ータ記憶装置を表すかどうかを決定するステップと、前
記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使用
状態にあるという決定に応じて、前記対応するコントロ
ーラユニット制御ブロックをロックするステップと、前
記データレコードを含む前記データ項目が前記キャッシ
ュメモリ内に検出されるかどうかを決定するステップ
と、前記データ項目がキャッシュメモリにあるという決
定に応じて、前記データ項目に対応する前記データロッ
クがフリーかどうかを決定するステップと、前記データ
項目に対応する前記データロックがフリーであるという
決定に応じて、前記データ項目に対応する前記データロ
ックをロックするための手段と、前記対応するコントロ
ーラユニット制御ブロックが非使用状態にあり、前記デ
ータ項目がキャッシュメモリにあり、前記データ項目に
対応する前記データロックがフリーである場合に、前記
データレコードを前記記憶コントローラから前記ホスト
システムへ転送するステップと、前記データ項目に対応
する前記データロックを解除するステップと、前記対応
するコントローラユニット制御ブロックを解除するステ
ップと、を更に含む。
【0033】請求項3に記載の読み取り要求サービス方
法は、請求項1の方法において、前記記憶コントローラ
が各データ記憶装置に対応する物理装置ロックを更に維
持し、前記非使用のホストユニット制御ブロックに対応
する前記コントローラユニット制御ブロックの内の1つ
を検出するステップと、前記対応するコントローラユニ
ット制御ブロックが非使用状態のデータ記憶装置を表す
かどうかを決定するステップと、前記対応するコントロ
ーラユニット制御ブロックが非使用状態にあるという決
定に応じて、前記対応するコントローラユニット制御ブ
ロックをロックするステップと、前記データレコードを
含む前記データ記憶装置の内の1つに対応する前記物理
装置ロックがフリーかどうかを決定するステップと、前
記データレコードを含む前記物理装置に対応する前記物
理装置ロックがフリーであるという決定に応じて、前記
物理装置ロックをロックするステップと、前記対応する
コントローラユニット制御ブロックが非使用状態にあ
り、前記データレコードを含む前記物理装置に対応する
前記物理装置ロックがフリーである場合に、前記データ
レコードを前記データ記憶装置から前記ホストシステム
へ転送するステップと、前記データレコードを含む前記
物理装置に対応する前記物理装置ロックを解除するステ
ップと、前記対応するコントローラユニット制御ブロッ
クを解除するステップと、を更に含む。
【0034】請求項4に記載の読み取り要求サービス方
法は、請求項2の方法において、前記対応するコントロ
ーラユニット制御ブロックが非使用状態にあるデータ記
憶装置を表すかどうかを決定するステップと、前記対応
するコントローラユニット制御ブロックをロックするス
テップと、が単一のアトミック動作として達成される。
【0035】請求項5に記載の読み取り要求サービス方
法では、請求項3の方法において、前記対応するコント
ローラユニット制御ブロックが非使用状態にあるデータ
記憶装置を表すかどうかを決定するステップと、前記対
応するコントローラユニット制御ブロックをロックする
ステップと、が単一のアトミック動作として達成され
る。
【0036】請求項6に記載の読み取り要求サービス方
法では、請求項2の方法において、前記データ項目に対
応する前記データロックがフリーかどうかを決定するス
テップと、前記データ項目に対応する前記データロック
をロックするステップと、が単一のアトミック動作とし
て達成される。
【0037】請求項7に記載の読み取り要求サービス方
法では、請求項3の方法において、前記データレコード
を含む前記データ記憶装置の内の1つに対応する前記物
理装置ロックがフリーかどうかを決定するステップと、
前記物理装置ロックをロックするステップと、が単一の
アトミック動作として達成される。
【0038】請求項8に記載の読み取り要求サービス方
法では、請求項2の方法において、前記データ項目がデ
ータのトラックである。
【0039】請求項9に記載の読み取り要求サービス方
法は、ホストプロセッサで生成され、記憶コントローラ
へ伝送されるデータレコードに対して読み取り要求をサ
ービスするための方法は、前記読み取り要求が選択され
た非使用のホストユニット制御ブロックを含み、前記記
憶コントローラが複数のデータ記憶装置へ接続され、前
記記憶コントローラがキャッシュメモリを含み、前記キ
ャッシュメモリが前記キャッシュメモリ内に含まれるデ
ータ項目に対応するデータロックを有し、更に、前記記
憶コントローラが各データ記憶装置に対応する物理装置
ロックを維持し、前記非使用のホストユニット制御ブロ
ックに対応する前記コントローラユニット制御ブロック
の内の1つを検出するステップと、前記対応するコント
ローラユニット制御ブロックが非使用状態にあるデータ
記憶装置を表すかどうかを決定するステップと、前記対
応するコントローラユニット制御ブロックが非使用状態
にあるという決定に応じて、前記対応するコントローラ
ユニット制御ブロックをロックするステップと、前記デ
ータレコードを含む前記データ項目が前記キャッシュメ
モリ内に検出されるかどうかを決定するステップと、前
記データ項目が前記キャッシュメモリにあるという決定
に応じて、前記データ項目に対応する前記データロック
がフリーかどうかを決定し、フリーであれば、前記デー
タレコードを前記キャッシュから前記ホストシステムへ
転送するステップと、前記データ項目が前記キャッシュ
メモリにないという決定に応じて、前記データレコード
を含む前記データ記憶装置の内の1つに対応する前記物
理装置ロックがフリーかどうかを決定し、フリーであれ
ば、前記データレコードを前記データ記憶装置から前記
ホストシステムへ転送するステップと、前記対応するコ
ントローラユニット制御ブロックを解除するステップ
と、から成る。
【0040】請求項10に記載の読み取り要求サービス
方法は、請求項9の方法において、前記データ項目に対
応する前記データロックがフリーでないと決定される
か、或いは、前記データレコードを含む前記データ記憶
装置の内の1つに対応する前記物理装置ロックがフリー
でないと決定されるとき、前記データロックがフリーに
なるか、或いは、前記物理装置ロックがフリーになるま
で、前記非特定読み取り要求の実行を延期するステップ
を含む。
【0041】請求項11に記載の読み取り要求サービス
方法は、請求項9の方法において、前記第1読み取り要
求のデータ記憶装置と同じデータ記憶装置へアクセスす
る前記非特定読み取り要求と並行して、第2読み取り要
求を実行するステップを更に含む。
【0042】請求項12に記載の読み取り要求サービス
方法は、請求項9の方法において、前記第1読み取り要
求のキャッシュメモリと同じキャッシュメモリへアクセ
スする前記非特定読み取り要求と並行して、第2読み取
り要求を実行するステップを更に含む。
【0043】請求項13に記載のデータ処理システム
は、少なくとも1つのホストコンピュータと、前記ホス
トコンピュータの各々が複数のホストユニット制御ブロ
ックを維持しており、複数の直接アクセス記憶装置及び
1つの記憶コントローラを含む記憶サブシステムと、前
記記憶コントローラが複数の直接アクセス記憶装置の各
々とホストコンピュータの各々とへ接続されており、デ
ータレコードのために前記ホストシステムにおいて非特
定読み取り要求を生成するための手段と、非使用状態に
あるデータ記憶装置を表すように決定された前記ホスト
ユニット制御ブロックの内の1つを選択するための手段
と、前記選択されたホストユニット制御ブロックをロッ
クするための手段と、前記非特定読み取り要求を前記記
憶コントローラへ伝送するための手段と、から成る。
【0044】請求項14に記載のデータ処理システム
は、請求項13のデータ処理システムにおいて、前記記
憶コントローラ内のキャッシュメモリと、前記キャッシ
ュメモリが前記キャッシュメモリ内に含まれるデータの
サブセットに対応するデータロックを有しており、前記
非使用ホストユニット制御ブロックに対応する前記コン
トローラユニット制御ブロックの内の1つを検出するた
めの手段と、前記対応するコントローラユニット制御ブ
ロックが非使用状態にあるデータ記憶装置を表すかどう
かを決定するための手段と、前記対応するコントローラ
ユニット制御ブロックが非使用状態にあるという決定に
応じて、前記対応するコントローラユニット制御ブロッ
クをロックするための手段と、前記データレコードが前
記キャッシュメモリ内に検出されるかどうかを決定する
ための手段と、前記データレコードがキャッシュメモリ
にあるという決定に応じて、前記データレコードに対応
する前記データロックがフリーかどうかを決定するため
の手段と、前記データレコードに対応する前記データロ
ックがフリーであるという決定に応じて、前記データレ
コードに対応する前記データロックをロックするための
手段と、前記対応するコントローラユニット制御ブロッ
クが非使用状態にあり、前記データレコードがキャッシ
ュメモリにあり、前記データレコードに対応する前記デ
ータロックがフリーである場合に、前記データレコード
を前記記憶コントローラから前記ホストコンピュータへ
転送するための手段と、前記データレコードに対応する
前記データロックを解除するための手段と、前記対応す
るコントローラユニット制御ブロックを解除するための
手段と、を更に含む。
【0045】請求項15に記載のデータ処理システム
は、請求項13のデータ処理システムにおいて、前記記
憶コントローラ内に維持される各直接アクセス記憶装置
に対応する物理装置ロックと、前記非使用のホストユニ
ット制御ブロックに対応する前記コントローラユニット
制御ブロックの内の1つを検出するための手段と、前記
対応するコントローラユニット制御ブロックが非使用状
態にある直接アクセス記憶装置を表すかどうかを決定す
るための手段と、前記対応するコントローラユニット制
御ブロックが非使用状態にあるという決定に応じて、前
記対応するコントローラユニット制御ブロックをロック
するための手段と、前記データレコードを含む前記直接
アクセス記憶装置の内の1つに対応する前記物理装置ロ
ックがフリーかどうかを決定するための手段と、前記デ
ータレコードを含む前記直接アクセス記憶装置に対応す
る前記物理装置ロックがフリーであるという決定に応じ
て、前記物理装置ロックをロックするための手段と、前
記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使用
状態にあり、前記データレコードを含む前記物理装置に
対応する前記物理装置ロックがフリーであるという決定
に応じて、前記データレコードを前記直接アクセス記憶
装置から前記ホストコンピュータへ転送するための手段
と、前記データレコードを含む前記物理装置に対応する
前記物理装置ロックを解除するための手段と、前記対応
するコントローラユニット制御ブロックを解除するため
の手段と、を更に含む。
【0046】
【実施例】図1を参照すると、本発明が実施されるデー
タ処理システム10が説明されている。
【0047】データ処理システム10は、記憶コントロ
ーラ18、ホストプロセッサ12及び複数の直接アクセ
ス記憶装置(DASD)20、22、24及び26を含む。1
つのホストプロセッサしか示されていないが、DASD装置
を共用するために、追加のホストプロセッサが単一の記
憶コントローラへ接続可能なことを認識すべきである。
DASDは概してディスクドライブ等の磁気記憶ユニットで
ある。本実施例において、DASD20乃至26はホストプ
ロセッサ12への接続を更に行うために記憶コントロー
ラ18へ接続される。記憶コントローラ18は、IBM 39
90モデル3 が好ましい。ホストプロセッサ12は、一般
的にIBM 3090, ES9000モデルコンピュータ、又は同等の
システム等のメインフレームシステムである。
【0048】ホストプロセッサ12は、4個、8個、12
個又は16個のシステムアダプタ(図示せず)を介して記
憶コントローラ18へ接続される。システムアダプタに
は多くのタイプがある。システムアダプタには、並列シ
ステムアダプタとESCON システムアダプタの2つがある
が、本発明はこれらのチャネルタイプに限定されない。
並列システムアダプタは、並列I/O インタフェースを介
してチャネル接続を行う。ESCON システムアダプタは、
ESCON I/O インタフェースを介してチャネル接続を行
う。各並列システムアダプタが1つのホストチャネル又
はチャネルエミュレータへ接続する一方、ESCON システ
ムアダプタが多数のホストチャネルへ接続することがで
きる。
【0049】次に、各システムアダプタは多数の制御構
造を含んで、ESCON システムアダプタを用いるとき、記
憶コントローラ18と通信を行うのに128 個までのチャ
ネルを提供することが可能となる。概して、チャネルは
記憶コントローラ18へ接続すると理解する必要がある
が、さまざまなチャネル構成についての議論は本明細書
の範囲ではない。
【0050】ホストプロセッサ12内のアプリケーショ
ン14は、当該技術に公知の方法で、記憶サブシステム
内に記憶されるデータへのアクセス及びデータの操作に
使用されてもよい。記憶サブシステム内の所望のデータ
セットへのアクセスは、一般的に先行技術において、所
望のデータに独自のアドレス又はデータ記述子を示して
特定し、そのデータ記述子をデータチャネル16を介し
て記憶コントローラ18へ伝送することによって達成さ
れる。
【0051】キャッシングサブシステムにおける読み取
り動作が説明される。ホストプロセッサ12からの読み
取り要求が発生すると、まず、要求されたデータがキャ
ッシュ58内に現在検出されるかどうかが決定される。
検出されるならば、選択されたデータが、データチャネ
ル16を介してキャッシュ58からホストプロセッサ1
2へ直接転送される。この状況は、「読み取りヒット(r
ead hit)」として知られる。チャネルによって要求され
たデータがキャッシュ58に存在しないならば、「読み
取りミス(read miss) 」が発生し、データはDASD装置か
ら検索されなければならない。「読み取りミス」が発生
すると、そのデータに対する今後の要求を予測してデー
タはキャッシュ58へ同時に書き込まれる。また、要求
されたレコードからDASDトラックの終わりまでのデータ
は、一般的にキャッシュ58へ複写される。
【0052】図2に示される記憶コントローラ18の要
素の説明に戻ると、ケージ36は2つの記憶経路(SP)4
8及び50で構成され、ケージ38は2つの記憶経路5
2及び54で構成されることが分かる。各記憶経路は、
ホストプロセッサ12からのチャネルコマンドを解釈
し、且つ接続されたDASDを制御することが可能なマイク
ロコンピュータを含む。
【0053】更に、各ケージは共用制御アレイ(SCA)記
憶装置64及び66を含む。SCA はローカル(局所)ス
テータス情報と共に、記憶コントローラ18内の他のケ
ージに検出されたSCA と共用するステータス情報も記憶
する。このようにして、一方又は双方のケージに故障が
なければ、2つのSCA の内容は同一である。一般的な共
用データは、装置ステータス及び再接続データを含むと
共に、記憶経路48、50、52及び54の各々に含ま
れるマイクロコントローラによって使用されるさまざま
な外部レジスタを含む。SCA データは、4つの全ての記
憶経路48、50、52及び54へアクセス可能であ
る。
【0054】図3は、記憶コントローラ18における4
つの記憶経路の内の1つの記憶経路48を概略ブロック
図で示している。4つの全ての記憶経路は同一であり、
本明細書では1つだけが示されている。記憶経路48
は、上段ポート110によって8 x 2 スイッチ62へ接
続され、下段ポート112によって複数のDASDへ接続さ
れる。直接DASD動作の間の複数(マルチ)経路記憶ディ
レクタ115とDASDの内の1つとの間のデータ転送は、
必要ならば、速度変更バッファ76によって支援される
自動データ転送回路(ADT) 74を介して生じる。速度変
更バッファ76は、DASDによるデータ転送の速度とチャ
ネルからホスト通信へのデータ転送の速度との差を補償
する。上記のように、チャネル転送は、一般的にDASDか
らコントローラへの転送よりもはるかに迅速に行われ
る。
【0055】記憶経路48はまた、記憶経路48で起こ
る全ての動作を制御するために機能するマイクロコント
ローラ70を含む。マイクロコントローラ70は、外部
支援機能を介して制御記憶装置(図示せず)へロードさ
れるマイクロ命令を実行する。
【0056】ポートアダプタ(PA)72は、キャッシュ5
8、不揮発性記憶装置60、マイクロコントローラ7
0、上段ポート110、及び下段ポート112の間でデ
ータを転送するための制御経路及びデータ経路を提供す
る。
【0057】キャッシュ58はキャッシュ素子58への
及び/又はキャッシュ素子58からの2つの同時データ
転送を可能にする2つのポート(上段及び下段)を含
む。例として、データはキャッシュ58及びチャネルか
ら転送される間に、データをDASDからキャッシュ58へ
転送してもよい。データ転送はマイクロコントローラ7
0によって設定され、転送が終了するまでマイクロコン
トローラから干渉されずに自動データ転送回路74の機
能によって引き継がれる。
【0058】本明細書で実施する特定の発明について説
明する。キャッシング記憶コントローラにおいて、非特
定読み取り要求は選択プロセスでいかなる装置を選択し
てもよい。その装置は実際にデータを含む装置である必
要はない。非特定読み取り要求において、記憶コントロ
ーラ18が、非特定読み取り要求に対してホストプロセ
ッサ12により供給されるデータに基づいてデータアド
レス及び装置アドレスを暗に決定するために、上記の装
置選択プロセスでは非特定読み取り要求が必要とされな
い。
【0059】また、キャッシュされた記憶コントローラ
では特定の装置のデータへの多数の同時アクセスが可能
になるために、非特定読み取り要求による装置選択プロ
セスにおいて物理装置をロックする必要はない。記憶コ
ントローラ18は、対応する物理装置ロックを内部で得
ることによって、同じ物理装置への同時アクセスを防い
でいる。記憶コントローラ18はまた、対応するキャッ
シュデータロックをロックすることによって、キャッシ
ュ58における特定のデータイメージへの同時アクセス
を防ぐ。
【0060】本明細書にて本発明を実施する記憶サブシ
ステムでは、ある特定のDASD又は一組のDASDが全ての非
特定の読み取り要求において選択されるように指定され
てもよい。この装置又は一組の装置は、ユティリティボ
リューム(単数又は複数)と称される。記憶コントロー
ラ18へ接続される最も使用されないDASD装置をユティ
リティボリュームと称するのが好ましい。これによっ
て、非特定読み取り要求は装置が使用中のために拒否さ
れるということがあったとしても、希になる。これは、
非特定読み取り要求がもう1つのI/O 動作に干渉すると
いう可能性も少なくしている。
【0061】ダミー装置をユティリティボリュームとし
て指定することも可能である。ダミー装置とは、ダミー
装置のアドレスと対応する物理装置が実際になくても、
そのアドレスが装置を選択する目的のために記憶コント
ローラ18によって認識される装置である。ダミー装置
は、一方で、非特定読み取り要求を作動しなければ決し
て忙しくならず、他方で、非特定読み取り要求が実(非
ダミー)装置に対する正規のデータ要求の実行に干渉し
ないために、ユティリティボリュームの非常に有力な候
補である。
【0062】図4及び図5を参照して、ユティリティボ
リュームで非特定読み取り要求を作動する際の利点を得
るために用いられる方法が詳細に記載されている。以下
の議論では、予備事項として、幾つかの定義が必要とな
る。
【0063】Host - UCB CDを、記憶コントローラ18
によって制御される装置Dに対するホストプロセッサの
独自の制御ブロックとする。
【0064】CU - UCB CDを、装置Dに対する記憶コン
トローラ18のユニット制御ブロックとする。
【0065】PDLD を、装置Dの物理装置ロックとす
る。DLOCKd を、データ項目dのデータロックとする。
【0066】DATA(D,d)を、装置Dの場所dからの非特
定読み取り要求によって読み取られるデータ項目とす
る。
【0067】図4を参照すると、まず、ホストプロセッ
サ12における、DATA(D,d) に対する読み取り要求のプ
ロセシングが示される。プロセスはステップ410で開
始する。ステップ420において、ホストプロセッサ1
2が非特定読み取り要求(NSRR)を用いてデータを要求し
ているかどうかが決定される。要求していないならば、
プロセシングは従来技術で知られるような通常の方法
(即ち、データが装置アドレスを用いて要求される)へ
と続く。読み取り要求が非特定読み取り要求ならば、プ
ロセシングはステップ430へと続く。ステップ430
において、ホストプロセッサ12は記憶コントローラ1
8と対応する Host - UCB のセットから論理的に非使用
のユティリティボリュームである Host - UCB CEを選択
する。議論上、この装置を装置Eと称する。装置Eは、
システム構造に応じてダミー装置になったり、実装置に
なったりすることが可能である。
【0068】ステップ440において、ホストプロセッ
サ12は、データを要求中のホストプロセッサ12内に
含まれるUCB で Host - UCB CEのロックを得る。これに
よって、データを要求しているホストプロセッサ12
が、選択された装置Eともう1つのI/O 動作を試みよう
とするのが妨げられる。ここで、また以下の議論を通し
て、第1にロックに問い合わせ、ロックがフリー(使用
されていない)ならば、第2にロックを得る2つのステ
ップからなるプロセスは、単一のアトミック動作として
処理及び実行されなければならないことに注意すべきで
ある。当業者にとってその理由は明らかである。最後
に、ステップ450において、ホストプロセッサ12は
データDATA(D,d) へアクセスするために Host - UCB CE
に対して非特定読み取り要求を出す。これは本発明のポ
イントであり、要求されているデータ、DATA(D,d) 、は
装置Dで(又はキャッシュ58に)物理的に検出されて
いても、データはユティリティボリュームである装置E
で検出されるように要求されることに注意すべきであ
る。
【0069】図5を参照すると、ホストプロセッサ12
で開始された非特定読み取り要求が記憶コントローラ1
8でいかに作動されるかが説明されている。プロセスは
ステップ505で開始される。ステップ505に続い
て、ステップ510において、記憶コントローラ18は
記憶コントローラ18のユニット制御ブロックに基づい
て装置Eがフリーかどうかを決定する。 CU - UCB CE
使用中ならば、プロセシングはステップ520へ続く。
ステップ520において、記憶コントローラ18は、 C
U - UCB CEが使用中であるというメッセージを、チャネ
ルを介してホストプロセッサ12へ送信する。プロセシ
ングはステップ570で終了し、ホストプロセッサ12
は、要求された非特定読み取りを行う前に装置がフリー
になるのを待たなければならない。
【0070】他方、 CU - UCB CEがフリーならば、ステ
ップ515において、記憶コントローラ18は直ちに C
U - UCB CEのロックを得る。ステップ517において、
ホストプロセッサ12は非特定読み取り要求を介してデ
ータを要求する。次に、ステップ525において、記憶
コントローラ18は、ホストプロセッサ12によって要
求されたDATA(D,d) が記憶コントローラ18のキャッシ
ュ58内に検出されるかどうかを決定する。以下の議論
では、DATA(D,d) がキャッシュ58にある場合の動作を
説明する。この議論の後で、データがキャッシュ58に
検出されない場合のプロセシングについて説明する。以
下の説明では、非特定読み取り要求がDASD物理装置によ
ってサービスされてもよいとしている点に注意すべきで
ある。全ての読み取り要求がキャッシュ58を介しての
みサービスされるのを必要とする場合がある。
【0071】データが記憶コントローラ18のキャッシ
ュ58で見つかると、ステップ535において、データ
項目dのデータロックがフリーかどうかが決定される。
上記のように、本発明の好ましい実施例において、記憶
コントローラ18は、キャッシュ58に検出されるデー
タ項目を1トラックとして定義するIBM 3990モデル3で
ある。データロックが使用中ならば、ステップ555に
おいて、ホストプロセッサ12にDATA(D,d) が使用中で
あると示すメッセージを送信する。ホストプロセッサ1
2が後で再び試みることは可能だが、データロックが解
除されるまで、ホストプロセッサ12は、同じデータが
物理装置にも検出されてもよいという事実に関わらずデ
ータへアクセスすることができない。プロセシングはス
テップ570において終了する。
【0072】しかしながら、データロックがフリーなら
ば、プロセシングはステップ550へ続く。ステップ5
50において、 DLOCKd が記憶コントローラ18によっ
て得られる。次に、ステップ565において、読み取り
要求は、あらゆる他の読み取りヒットと同じようにキャ
ッシュ58からサービスされる。いったんホストプロセ
ッサ12へのデータ転送が終了すると、ステップ580
において、 DLOCKd はキャッシュデータトラックを備え
た他のI/O 動作を可能にするために解除される。最後
に、ステップ590において、 CU - UCB CEロックはユ
ティリティボリュームへの今後のアクセスを可能にする
ために解除される。プロセシングはステップ570にお
いて終了する。
【0073】ステップ525の決定ブロックに戻ると、
DATA(D,d) がキャッシュ58に検出されていないなら
ば、プロセシングのフローはこれから説明する第2経路
へと続く。要求されたデータ項目がキャッシュメモリ5
8に検出されていないとき、データ項目はDASD物理装置
から検索されなければならない。ステップ530におい
て、装置D(PDLd ) の物理装置ロックは問い合わされ
て、データがデータの存在する装置から読み取られるこ
とが可能かどうかを決定しなければならない。装置がロ
ック(PDL d が設定)されているならば、プロセシング
はステップ540へ続く。ステップ540において、記
憶コントローラ18はDATA(D,d) が使用中であるという
メッセージをホストプロセッサ12へ送信する。ホスト
プロセッサ12は、DATA(D,d) を読み取る前に、物理装
置が解除されるまで待たなければならない。プロセシン
グはステップ570において終了する。
【0074】PDLd がフリー(DASDがアクセスされても
よい)の場合は、プロセシングはステップ545へと分
岐する。ステップ545において、記憶コントローラ1
8はPDLd を得て、もう1つのエンティティによるDASD
への同時アクセスを防ぐ。次に、ステップ560におい
て、読み取り要求がDASD装置からサービスされ、データ
がチャネルを介してホストプロセッサ12へ送信され
る。ステップ575において PDLd が解除され、ステッ
プ585において CU - UCB CEロックが解除される。プ
ロセシングはステップ570において終了する。
【0075】必要なロックがフリーでないとき、動作全
体を中止する代わりに、時には非特定読み取り要求の実
行を延期してもよいことに注意すべきである。これは、
非特定読み取り要求を使用中ステータスによって単に拒
否する代わりに、遅延される再試ステータスを用いるこ
とによって達成可能である。遅延される再試ステータス
動作は、「拡張カウントキーデータアーキテクチャの定
義(Extended Count Key Data Architecture Definitio
n) 」(IBMマニュアルG066-18 、1991年IBM 社発行) に
記載されている。これは、遅延される再試ステータス動
作に関する参考文献である。
【0076】本明細書に記載される本発明は、いくつか
の利点の中から、とりわけデータ転送動作を同時に処理
するための能力を提供している。例えば、非特定読み取
り要求がキャッシュを介してサービスされているとき、
双方の転送動作が同じ物理装置又は同じ物理装置のデー
タイメージへアクセスしていても、他の(特定又は非特
定)データ要求は並行して実行されてもよい。もう1つ
の例として、非特定読み取り要求がDASD装置からサービ
スされているとき、非特定読み取り要求によってアクセ
スされる装置と同じ物理装置のキャッシュデータイメー
ジにアクセスする他のデータ要求は並行して処理される
ことができる。
【0077】
【発明の効果】本発明は上記より構成され、データ処理
システムにおいてデータ記憶サブシステムを効率的に管
理するための方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法及び装置を実行するために使用さ
れるデータ処理システムの外観図である。
【図2】本発明のデータ処理システムにおける記憶コン
トローラのブロック図である。
【図3】本発明の記憶コントローラ内に含まれる記憶経
路プロセッサのブロック図である。
【図4】ホストプロセッサがI/O 要求を作動するプロセ
スを示す高度な論理フローチャートである。
【図5】記憶コントローラが接続されたホストプロセッ
サから生じるI/O 要求を作動するプロセスを示す高度な
論理フローチャートである。
【符号の説明】
10 データ処理システム 12 ホストプロセッサ 18 記憶コントローラ 20、22、24、26 DASD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム フランク ミッカ アメリカ合衆国85718、アリゾナ州タクソ ン、イースト ラエスパルダ 3921 (72)発明者 ケネス マイケル ナギン イスラエル国32447、ヒアファ、メンデリ 6エイ (72)発明者 ヨラム ノヴィック イスラエル国32922、ハイファ、ゴット レヴィン ストリート 14 (72)発明者 ウディ ニムロド ロティックス イスラエル国54562、ハイファ、シュナミ ト フォーティーン ストリート(番地な し) (72)発明者 アレキサンダー ウィノカー イスラエル国35434、ハイファ、ドライフ ァスストリート 23 (72)発明者 エフレイム ゼイドナー イスラエル国26272、キルヤト チャイム、 ミヴツァ カデシュ 4

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのホストシステム、前記
    ホストシステムへ接続される記憶コントローラ、前記記
    憶コントローラへ接続される複数のデータ記憶装置を有
    するデータ処理システムにおいて、前記ホストシステム
    が前記データ記憶装置の各々にホストユニット制御ブロ
    ックを維持し、前記記憶コントローラが前記データ記憶
    装置の各々にコントローラ装置制御ブロックを維持し、
    前記ホストシステムからのデータレコードに読み取り要
    求をサービスするための方法であって、 データレコードのために前記ホストシステムにおいて非
    特定読み取り要求を生成するステップと、 非使用状態にあるデータ記憶装置を表すように決定され
    る前記ホストユニット制御ブロックの内の1つを選択す
    るステップと、 前記選択されたホストユニット制御ブロックをロックす
    るステップと、 前記非特定読み取り要求を前記記憶コントローラへ伝送
    するステップと、 から成る読み取り要求サービス方法。
  2. 【請求項2】 前記記憶コントローラがキャッシュメモ
    リを更に含み、前記キャッシュメモリがキャッシュメモ
    リ内に含まれるデータ項目に対応するデータロックを有
    し、 前記非使用のホストユニット制御ブロックに対応する前
    記コントローラユニット制御ブロックの内の1つを検出
    するステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるデータ記憶装置を表すかどうかを決定する
    ステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるという決定に応じて、前記対応するコント
    ローラユニット制御ブロックをロックするステップと、 前記データレコードを含む前記データ項目が前記キャッ
    シュメモリ内に検出されるかどうかを決定するステップ
    と、 前記データ項目がキャッシュメモリにあるという決定に
    応じて、前記データ項目に対応する前記データロックが
    フリーかどうかを決定するステップと、 前記データ項目に対応する前記データロックがフリーで
    あるという決定に応じて、前記データ項目に対応する前
    記データロックをロックするための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあり、前記データ項目がキャッシュメモリにあ
    り、前記データ項目に対応する前記データロックがフリ
    ーである場合に、前記データレコードを前記記憶コント
    ローラから前記ホストシステムへ転送するステップと、 前記データ項目に対応する前記データロックを解除する
    ステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックを解除
    するステップと、 を更に含む請求項1に記載の読み取り要求サービス方
    法。
  3. 【請求項3】 前記記憶コントローラが各データ記憶装
    置に対応する物理装置ロックを更に維持し、 前記非使用のホストユニット制御ブロックに対応する前
    記コントローラユニット制御ブロックの内の1つを検出
    するステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態のデータ記憶装置を表すかどうかを決定するステ
    ップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるという決定に応じて、前記対応するコント
    ローラユニット制御ブロックをロックするステップと、 前記データレコードを含む前記データ記憶装置の内の1
    つに対応する前記物理装置ロックがフリーかどうかを決
    定するステップと、 前記データレコードを含む前記物理装置に対応する前記
    物理装置ロックがフリーであるという決定に応じて、前
    記物理装置ロックをロックするステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあり、前記データレコードを含む前記物理装置
    に対応する前記物理装置ロックがフリーである場合に、
    前記データレコードを前記データ記憶装置から前記ホス
    トシステムへ転送するステップと、 前記データレコードを含む前記物理装置に対応する前記
    物理装置ロックを解除するステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックを解除
    するステップと、 を更に含む請求項1に記載の読み取り要求サービス方
    法。
  4. 【請求項4】 前記対応するコントローラユニット制御
    ブロックが非使用状態にあるデータ記憶装置を表すかど
    うかを決定するステップと、前記対応するコントローラ
    ユニット制御ブロックをロックするステップと、が単一
    のアトミック動作として達成される請求項2に記載の読
    み取り要求サービス方法。
  5. 【請求項5】 前記対応するコントローラユニット制御
    ブロックが非使用状態にあるデータ記憶装置を表すかど
    うかを決定するステップと、前記対応するコントローラ
    ユニット制御ブロックをロックするステップと、が単一
    のアトミック動作として達成される請求項3に記載の読
    み取り要求サービス方法。
  6. 【請求項6】 前記データ項目に対応する前記データロ
    ックがフリーかどうかを決定するステップと、前記デー
    タ項目に対応する前記データロックをロックするステッ
    プと、が単一のアトミック動作として達成される請求項
    2に記載の読み取り要求サービス方法。
  7. 【請求項7】 前記データレコードを含む前記データ記
    憶装置の内の1つに対応する前記物理装置ロックがフリ
    ーかどうかを決定するステップと、前記物理装置ロック
    をロックするステップと、が単一のアトミック動作とし
    て達成される請求項3に記載の読み取り要求サービス方
    法。
  8. 【請求項8】 前記データ項目がデータのトラックであ
    る請求項2に記載の読み取り要求サービス方法。
  9. 【請求項9】 ホストプロセッサで生成され、記憶コン
    トローラへ伝送されるデータレコードに対して読み取り
    要求をサービスするための方法であって、前記読み取り
    要求が選択された非使用のホストユニット制御ブロック
    を含み、前記記憶コントローラが複数のデータ記憶装置
    へ接続され、前記記憶コントローラがキャッシュメモリ
    を含み、前記キャッシュメモリが前記キャッシュメモリ
    内に含まれるデータ項目に対応するデータロックを有
    し、更に、前記記憶コントローラが各データ記憶装置に
    対応する物理装置ロックを維持し、 前記非使用のホストユニット制御ブロックに対応する前
    記コントローラユニット制御ブロックの内の1つを検出
    するステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるデータ記憶装置を表すかどうかを決定する
    ステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるという決定に応じて、前記対応するコント
    ローラユニット制御ブロックをロックするステップと、 前記データレコードを含む前記データ項目が前記キャッ
    シュメモリ内に検出されるかどうかを決定するステップ
    と、 前記データ項目が前記キャッシュメモリにあるという決
    定に応じて、前記データ項目に対応する前記データロッ
    クがフリーかどうかを決定し、フリーであれば、前記デ
    ータレコードを前記キャッシュから前記ホストシステム
    へ転送するステップと、 前記データ項目が前記キャッシュメモリにないという決
    定に応じて、前記データレコードを含む前記データ記憶
    装置の内の1つに対応する前記物理装置ロックがフリー
    かどうかを決定し、フリーであれば、前記データレコー
    ドを前記データ記憶装置から前記ホストシステムへ転送
    するステップと、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックを解除
    するステップと、 から成る読み取り要求サービス方法。
  10. 【請求項10】 前記データ項目に対応する前記データ
    ロックがフリーでないと決定されるか、或いは、前記デ
    ータレコードを含む前記データ記憶装置の内の1つに対
    応する前記物理装置ロックがフリーでないと決定される
    とき、前記データロックがフリーになるか、或いは、前
    記物理装置ロックがフリーになるまで、前記非特定読み
    取り要求の実行を延期するステップを含む、請求項9に
    記載の読み取り要求サービス方法。
  11. 【請求項11】 前記第1読み取り要求のデータ記憶装
    置と同じデータ記憶装置へアクセスする前記非特定読み
    取り要求と並行して、第2読み取り要求を実行するステ
    ップを更に含む、請求項9に記載の読み取り要求サービ
    ス方法。
  12. 【請求項12】 前記第1読み取り要求のキャッシュメ
    モリと同じキャッシュメモリへアクセスする前記非特定
    読み取り要求と並行して、第2読み取り要求を実行する
    ステップを更に含む、請求項9に記載の読み取り要求サ
    ービス方法。
  13. 【請求項13】 データ処理システムであって、 少なくとも1つのホストコンピュータと、前記ホストコ
    ンピュータの各々が複数のホストユニット制御ブロック
    を維持しており、 複数の直接アクセス記憶装置及び1つの記憶コントロー
    ラを含む記憶サブシステムと、前記記憶コントローラが
    複数の直接アクセス記憶装置の各々とホストコンピュー
    タの各々とへ接続されており、 データレコードのために前記ホストシステムにおいて非
    特定読み取り要求を生成するための手段と、 非使用状態にあるデータ記憶装置を表すように決定され
    た前記ホストユニット制御ブロックの内の1つを選択す
    るための手段と、 前記選択されたホストユニット制御ブロックをロックす
    るための手段と、 前記非特定読み取り要求を前記記憶コントローラへ伝送
    するための手段と、 から成るデータ処理システム。
  14. 【請求項14】 前記記憶コントローラ内のキャッシュ
    メモリと、前記キャッシュメモリが前記キャッシュメモ
    リ内に含まれるデータのサブセットに対応するデータロ
    ックを有しており、 前記非使用ホストユニット制御ブロックに対応する前記
    コントローラユニット制御ブロックの内の1つを検出す
    るための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるデータ記憶装置を表すかどうかを決定する
    ための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるという決定に応じて、前記対応するコント
    ローラユニット制御ブロックをロックするための手段
    と、 前記データレコードが前記キャッシュメモリ内に検出さ
    れるかどうかを決定するための手段と、 前記データレコードがキャッシュメモリにあるという決
    定に応じて、前記データレコードに対応する前記データ
    ロックがフリーかどうかを決定するための手段と、 前記データレコードに対応する前記データロックがフリ
    ーであるという決定に応じて、前記データレコードに対
    応する前記データロックをロックするための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあり、前記データレコードがキャッシュメモリ
    にあり、前記データレコードに対応する前記データロッ
    クがフリーである場合に、前記データレコードを前記記
    憶コントローラから前記ホストコンピュータへ転送する
    ための手段と、 前記データレコードに対応する前記データロックを解除
    するための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックを解除
    するための手段と、 を更に含む請求項13に記載のデータ処理システム。
  15. 【請求項15】 前記記憶コントローラ内に維持される
    各直接アクセス記憶装置に対応する物理装置ロックと、 前記非使用のホストユニット制御ブロックに対応する前
    記コントローラユニット制御ブロックの内の1つを検出
    するための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にある直接アクセス記憶装置を表すかどうかを決
    定するための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあるという決定に応じて、前記対応するコント
    ローラユニット制御ブロックをロックするための手段
    と、 前記データレコードを含む前記直接アクセス記憶装置の
    内の1つに対応する前記物理装置ロックがフリーかどう
    かを決定するための手段と、 前記データレコードを含む前記直接アクセス記憶装置に
    対応する前記物理装置ロックがフリーであるという決定
    に応じて、前記物理装置ロックをロックするための手段
    と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックが非使
    用状態にあり、前記データレコードを含む前記物理装置
    に対応する前記物理装置ロックがフリーであるという決
    定に応じて、前記データレコードを前記直接アクセス記
    憶装置から前記ホストコンピュータへ転送するための手
    段と、 前記データレコードを含む前記物理装置に対応する前記
    物理装置ロックを解除するための手段と、 前記対応するコントローラユニット制御ブロックを解除
    するための手段と、 を更に含む請求項13に記載のデータ処理システム。
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