JPH06308129A - フルクトサミン用試薬及び較正システム - Google Patents

フルクトサミン用試薬及び較正システム

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JPH06308129A
JPH06308129A JP5159981A JP15998193A JPH06308129A JP H06308129 A JPH06308129 A JP H06308129A JP 5159981 A JP5159981 A JP 5159981A JP 15998193 A JP15998193 A JP 15998193A JP H06308129 A JPH06308129 A JP H06308129A
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fructosamine
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Shing F Kwan
シン・フェイ・クワン
Marjorie Bravo-Leerabhandh
マージョリー・ブラーボ−レーラブハンド
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 血清中のフルクトサミンの測定のための試薬
系を提供する。 【構成】 フルクトサミンを含む血清中のすべての反応
性物質と反応して、約10分より短い予め定めた時間内
に、テトラゾリウム塩とフルクトサミン及び緩衝物質と
の反応の結果、測定可能な第一の色変化を示すテトラゾ
リウム塩を含む第一のアルカリ性水性試薬、及び第一の
アルカリ性水性試薬と同一であるが、フルクトサミンの
テトラゾリウム塩との反応を阻止してフルクトサミン以
外の反応性物質によるテトラゾリウム塩の還元を生じ、
第一の試薬と同じ前もって選択した時間で色変化を示し
て、フルクトサミンと反応する第一のアルカリ性水性試
薬を用いて生じる色変化及び第二のアルカリ性水性試薬
を用いて生じる色変化の差によって血清中のフルクトサ
ミン濃度の測定を可能にする物質を含む第二の試薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血清中のフルクトサミ
ン濃度の迅速測定のための安定な単一試薬システムに関
する。
【0002】
【発明の背景】フルクトサミンは、ヒトにおける真性糖
尿病の存在の指標である。その測定は、患者の治療への
追従、介護の質及びインシュリン治療の効力を反映する
ために有効に用い得る。
【0003】フルクトサミンは、血清グルコースと血清
蛋白質との相互作用の生成物であり、該相互作用におい
て、グルコースは蛋白質のアミノ基に結合してアルジミ
ン(シッフ塩基)を形成し、それが分子再配置を受けて
フルクトサミンとしても知られる安定なケトアミンを形
成する。フルクトサミンの構造、分析及び臨床的有用性
は、Armbruster Clinical Chemistry, 33 巻、12号、21
53-63 頁(1987)に記載されており、本明細書中に参考と
して援用する。血液試料中のフルクトサミンの直接測定
のための方法及び組成物は、Baker の米国特許第4,6
42,295号及び4,645,742号に記載されて
おり、本明細書中に参考として援用する。血液試料又は
血液に由来する試料中のフルクトサミンレベルを測定す
る方法は、一般に、試料を50℃より低い温度及び10
〜11のpHに保つこと及び着色剤(ニトロブルーテト
ラゾリウム即ちNBT)を試料に加えることを含む。第
一の10分の遅延の後に第一の色測定を予め定めた波長
550nmにて行ない、第二の更なる2分の遅延の後に
第二の色測定を予め定めた波長で行なう。試料中のフル
クトサミンレベルを、第一と第二の色測定の間の変化を
比較することにより測定する。この系は、Roche により
採用され、RoTAG プラスフルクトサミンアッセイ(商
標)として市販されている。それは、緩衝液(pH1
0.3)、NBT錠剤及び固体の較正物質からなる。そ
の色素は、溶解したとき、2〜8℃で2週間まで安定で
あり、較正物質は、戻したとき、2〜8℃で4週間まで
安定であると述べられている。
【0004】その系の第一の欠点は、長い応答時間であ
る。従来から、当分野では10分未満で達成されるアッ
セイが所望され且つそのサイクルを操作するための自動
化分析装置が設計されている。長い時間は分析系に望ま
しくない改変を要求し、通常のアッセイ温度37℃で1
0分以内で達成し得る正確なアッセイの要求が存在す
る。
【0005】別の要求は、アッセイの正確さである。各
ユニットが製造業者により調剤され且つ製造地での製
造、貯蔵、世界中の任意の目的地までの船積み及び目的
地での使用までの貯蔵において十分な貯蔵寿命を有す
る、時間安定な、単一液体試薬アッセイ用組成物を開発
することは、この発明の譲受人の現在進行中の探求であ
る。商業的許容を得る製品は、2〜10℃で12か月以
上、一層模範的には2〜10℃で18か月間の貯蔵寿命
を有しなければならない(これは、少なくとも、41℃
で約3日間の貯蔵寿命に相当する)。示したように、商
業的にすべての分光測光装置に適用可能であるために
は、これらの組成物は、37℃で10分以内の応答時間
を有していなければならない。
【0006】それ故、この発明の目的は、血清中のフル
クトサミンの測定のための、商業的に許容し得る応答時
間及び安定性(少なくとも、2〜10℃で12か月間)
を有する時間安定な液体の単一試薬系を提供することで
ある。
【0007】
【発明の要約】本発明は、血清中のフルクトサミンの迅
速測定のための新規な単一試薬系及び方法に向けられて
いる。
【0008】この新規な単一試薬系は、2つの別々に工
場生産された試薬からなり、好ましくは、ヒト血清中の
フルクトサミンの37℃10分以内での正確な測定に用
いるための標準を伴って供給され、一層好ましくは、対
照を伴って供給される。
【0009】第一の試薬(ここでは「試薬A」という)
は、血清中のすべての反応性物質に応答性である。第二
の試薬(ここでは「試薬B」という)は、フルクトサミ
ンに結合してフルクトサミンのテトラゾリウム塩を還元
する能力を阻止するホウ酸化合物を含む。試薬Bは、そ
れ故、テトラゾリウム塩を還元し得るフルクトサミンを
除くすべての反応性物質を測定する。試薬Bを用いて測
定した吸光度変化を減じた試薬Aを用いて得た吸光度変
化は、血清中のフルクトサミン含量の測定である正味の
吸光度(正味デルタABS)を与える。試料中のフルク
トサミン濃度を、正味デルタABSに因子(F)(標準
のフルクトサミンレベルのその標準の試薬A及びBを用
いて測定した正味の吸光度に対する比)を掛けることに
より測定する。
【0010】現在、好ましい試薬Aの組成は、脱イオン
水中に含まれる約0.5mM即ち252.85mg/l
p−ヨードニトロテトラゾリウムバイオレット(IN
T)、0.1M即ち12.4g/l 炭酸ナトリウム一
水和物(Na2 CO3 )、0.1M即ち8.4g/l
重炭酸ナトリウム(NaHCO3 )、0.1M即ち6.
0g/l 尿素及び1.0%(v/v)即ち10ml/
l トリトンX−100及び1.0%即ち10g/l
タージトールNP40である。溶液のpHは約11.0
である。
【0011】試薬Bは、試薬Aと同一であるが、0.1
2M即ち7.416g/l ホウ酸(H3 PO3 )を含
み且つやはり約11.0のpHを有する。
【0012】アッセイのプロトコールは、2及び4分間
又は3及び5分間の反応の後の試薬Aの色の変化(吸光
度)並びに同じ2及び4分間又は3及び5分間の間隔で
の試薬Bの色の変化を標準温度37℃で約500nmの
波長で測定することである。試薬A及び試薬Bについて
の吸光度(ABS)の差を測定し、次いで、2つの差の
間の差を測定する。この差に因子(F)を掛けてフルク
トサミン濃度をマイクロモル(μmol)で測定する。
【0013】この系で、試薬A中でのINTの利用は、
フルクトサミン及びすべての他の干渉物質によるINT
の還元を可能にするが、試薬Bはフルクトサミン以外の
干渉物質によるINTの還元を引き起こす。その結果、
差により、フルクトサミンの量が測定される。
【0014】この間接的フルクトサミン測定系は、すべ
ての反応性物質を捕まえ且つ、そうして、フルクトサミ
ン測定手順における反応性物質の影響を効果的に除去す
る。
【0015】最も重要なことに、この系は、分析を商業
的に所望される10分以内の時間枠内で達成し得るので
血清中のフルクトサミン測定のために任意の吸光度分光
計の利用を可能にする。
【0016】
【詳細な説明】本発明は、血清中のフルクトサミン濃度
の測定に向けられている。それは、血清中の殆どの一般
的な反応性物質に加えてフルクトサミンと反応する(還
元される)一の試薬及び、フルクトサミン以外の同じ反
応性物質と反応する第二の試薬の利用に基づいている。
その結果、差によって、血清中のフルクトサミン濃度
を、これらの反応性物質によって有意の程度に影響を受
ける分析を用いずに測定することが出来る。各試薬は、
同様の色生成物質、好ましくはp−ヨードニトロテトラ
ゾリウムバイオレット(INT)、を含む。第二の試薬
は、第一の試薬と同一であるが、フルクトサミンがテト
ラゾリウム塩を還元するのを妨げるホウ酸を含む。ここ
で用いた10種の反応性物質は、テトラゾリウム塩を還
元し得る試料中に存在し得る任意の物質を意味する。か
かる物質は、グルコース、ヘモグロビン、ビリルビン、
アスコルビン酸、尿酸、トリグリセリド等を含む。
【0017】標準的な市販の分光測光計を用いて、第二
の試薬についての吸光度変化を引いた第一の試薬につい
ての吸光度変化が、フルクトサミンによる正味の吸光度
変化(正味デルタABS)を与える。次いで、フルクト
サミン濃度を、正味吸光度変化に因子(F)(既知の標
準のフルクトサミン濃度を、下記の数式1に従って、試
薬A及び試薬Bを用いて測定した標準の正味吸光度変化
で割ることにより導く)を掛けることによって測定する
【数1】 (ここに、フルクトサミン濃度は、下記の数式2によっ
て測定したものである)。
【数2】
【0018】この系で用いる各組成物は単一液体試薬で
ある。これらの試薬(試薬A及びB)は希釈の必要はな
い。品質管理は製造時点で行なう。それらは、pHを
8.5〜11.5の範囲(好ましくは、約11)に維持
するための炭酸塩緩衝系の水溶液である。AMP又はC
APS等の他の緩衝系の利用は、感度の喪失及び干渉の
平均の増加を生じる。
【0019】この発明で用いるテトラゾリウム塩は、ホ
ウ酸の不在時にフルクトサミン及び干渉物質によって有
色ホルマザン生成物に還元されるが、ホウ酸の存在下で
はフルクトサミン以外の干渉物質によってのみ還元され
る化合物である。好ましいテトラゾリウム塩は、p−ヨ
ードニトロテトラゾリウムバイオレット(INT)であ
る。尿素を、アスコルビン酸による干渉を最小化するの
に十分な量で供給する。トリトンX−100(オクチル
フェノキシポリエトキシエタノール、13.5のHLB
値を有する非イオン性界面活性剤)は、還元の生成物を
可溶化し且つ試薬の感度をトリトンX−100を含まな
い溶液と比較して少なくとも約30%増大させる。試料
を清澄させ及び上昇した血清トリグリセリドレベルによ
る干渉を最小化するために、適宜、他の非イオン性界面
活性剤タージトールNP−40(17.8のHLB値を
有するエトキシル化ノニルフェノール)を存在させて良
い(感度を増大させもする)。ホウ酸を供給してフルク
トサミンと複合体形成させ且つフルクトサミンによるI
NTの還元を阻止する。フルクトサミンによるINTの
還元を阻止するが他の反応性化合物による還元は阻止し
ない任意の他の化合物をホウ酸の代りに用いて良い。
【0020】炭酸塩緩衝剤を、溶液の約0.01〜0.
4Mの濃度で、テトラゾリウム塩(INT)を約0.1
〜5mMの濃度で、尿素を0.1〜約1Mの濃度で、ト
リトンX−100を0.1〜約4%(v/v)の濃度
で、タージトールNP−40を約0〜3%(v/v)の
濃度で用いることが出来る。
【0021】非フルクトサミン応答試薬(試薬B)につ
いては、ホウ酸を約0.05〜1Mの濃度で用いる。機
能的pH範囲は、約8.5〜11.5(好ましくは、1
1)である。約8.5より低いpHにおいては、感度が
低下し且つアスコルビン酸干渉が増加する。11.5よ
り高いpHにおいては、実質的にグルコースが干渉す
る。この発明のフルクトサミン分析系は、別売り可能な
標準を有する又は有しない及び、系を較正するための上
下レベルの対照(キットと一緒に又は別々に販売し得
る)を有する又は有しない2部材のキットとして販売し
得る。本発明で用いるこれらの試薬、標準及び対照は、
47℃で3日間のストレスに耐えるように確立され、こ
れは、少なくとも2〜10℃(通常の保存温度)で15
〜18か月の寿命に相関する。液体形態であるので、凍
結乾燥品を戻す際の間違いが除かれ且つすべての品質管
理が製造者側で均一の性能のために行なわれる。一層重
要なことに、アッセイを37℃で5分以内に達成するこ
とが出来、これは、この系を連続分析に適応させる(Ro
che から商標RoTAG で市販されている系ではあり得な
い)。これらの2つの系の比較を下記の表1に示す。
【表1】 表1 基準 本発明 RoTAG 試薬形態 単一液体 2部分液体及び固体 ブランク あり なし ─────────────────────────────────── 較正物質 一点 液体 一点 凍結乾燥品 ─────────────────────────────────── 対照 二レベル 液体 二レベル 凍結乾燥品 ─────────────────────────────────── 安定性 4℃で15か月 試薬:戻した後2週間 較正物質/対照: 戻した後4週間 ─────────────────────────────────── 動力学 スプラインフィット スプラインフィット ─────────────────────────────────── 直線性 10〜1600μモル 1000μモルまで ─────────────────────────────────── 反応温度 37℃ 37℃ ─────────────────────────────────── 応答時間 <5分間 10〜12分間 ─────────────────────────────────── 特異性 優秀 優良 ─────────────────────────────────── 精度:280μモル CV%実施−実施間 2.8 2.4 実施内 2.9 1.9 500μモル 実施−実施間 2.8 1.7 実施内 2.4 2.3 ─────────────────────────────────── フルクトサミン 196〜279μモル 200〜272μモル 正常範囲 ───────────────────────────────────
【0022】試薬Aの好ましい組成(表1は、これに基
づいている)は、0.5mM p−ヨードニトロテトラ
ゾリウムバイオレット(INT)、0.1M 炭酸ナト
リウム一水和物(Na2 CO3 )、0.1M 重炭酸ナ
トリウム(NaHCO3 )、0.1M 尿素、1.0%
v/v トリトンX−100及び1% タージトールN
P40を脱イオン水中に溶解して含み且つpH11.0
に調整したものである。試薬Bの好ましい組成は、約
0.12Mのホウ酸(H3 BO3 )を含むことを除いて
は、試薬Aと同一であり、pHも11.0である。試薬
Aは、フルクトサミンにより還元されることに加えて、
グルコース、ヘモグロビン、ビリルビン、アスコルビン
酸、尿酸及びトリグリセリドによっても5分間の時間枠
内で還元され、2及び4分、好ましくは3及び5分の時
間で行なわれる吸光度色変化測定は、還元生成物の吸光
度差(正味デルタABS)を得ることを可能にする。
【0023】試薬Bを用いた場合、同じ物質が反応し且
つテトラゾリウム塩の吸光度色変化を生じるが、その反
応は、ホウ酸によってテトラゾリウム塩との反応を阻止
されたフルクトサミンを含まない。
【0024】本発明の好ましいアッセイ手順は、血清試
料に試薬Aを加えること(その中でINTがフルクトサ
ミン及び干渉物質により還元されて時間の関数としての
吸光度の変化を与える)、所定時間2及び4分又は3及
び5分の経過後に吸光度の変化を測定すること、同時に
又は続いて、同じ血清の別の試料(試薬Aと同じ組成を
含むが更にフルクトサミンによるテトラゾリウム塩の還
元を阻止するホウ酸を含む)を反応させること、及び第
一の試料と同じ時間間隔にて吸光度を測定することを含
む。フルクトサミンに応答性の第一の試料についての吸
光度の差(第一のデルタABS)からフルクトサミンの
存在に非応答性の第二の試料についての吸光度の差(第
二のデルタABS)を引いたものは、正味のデルタAB
Sを与え、それは因子(F)を乗じることによりフルク
トサミン濃度をマイクロモル(μモル)で与える。一つ
置きに、このマイクロモル濃度を各試料について差を用
いて測定することが出来るが、これが試料のフルクトサ
ミン濃度である。
【0025】この発明のフルクトサミンアッセイ系は、
好ましくは、2種の試薬A及びBからなり、それらは、
通常、標準較正物質、正常レベルの対照及び高レベルの
対照を有する。それらの調製及び利用を以下に記す。
【0026】試薬Aの調製 定速で攪拌しながら、室温で、下記を順次混合した。 800ml 脱イオンH2 O 252.85mg p−ヨードニトロテトラゾ
リウムバイオレット 12.5g Na2 CO3 一水和物 8.4g NaHCO3 6.g 尿素 10.ml トリトンX−100 10g タージトールNP40 溶液のpHを、定速で攪拌しながら、NaOHで11.
0に調整した。
【0027】試薬Bの調製 定速で攪拌しながら、室温で、下記を混合した。 800ml 脱イオンH2 O 252.85mg p−ヨードニトロテトラゾ
リウムバイオレット 12.5g Na2 CO3 一水和物 8.4g NaHCO3 6.g 尿素 10.ml トリトンX−100 7.416g H3 BO3 (ホウ酸) 10g タージトールNP40 試薬Aと同様に、pHを、定速で攪拌しながら、NaO
Hで11.0に調整した。
【0028】較正物質/対照の調製 高グリコフルクトサミン中間体 定速で攪拌しながら、室温で、下記を混合した。 1. 0.2ミクロン硝酸セルロースフィルターを通し
て濾過した50ミリリットルのヒト血清 2. 0.50グラムのヒトアルブミン粉末画分V (Armour Pharmaceutical Co. ) 3. 7.20グラムのD−グルコース 4. 0.01g NaN3 (アジ化ナトリウム)。
【0029】各成分を別々に、溶液中に含有されるまで
攪拌しながら加えた。その溶液をその容器内にパラフィ
ルムで封をして37℃で4日間(96時間)インキュベ
ートした。この溶液を1リットルの脱イオン水に対して
室温で4時間透析したが、水を1時間ごとに取り替え、
Spectrapor Semi-Permeable Membranes (M.W.カッ
トオフ 12〜14,000)を用いた(ここに、M.
W.=分子量)。
【0030】4時間後、水をもう一度取り替え、透析を
4℃で更に20時間続けた。
【0031】20時間の終わりに、溶液を室温に加熱
し、0.2ミクロンの硝酸セルロースフィルター(What
man )を通して濾過した。
【0032】ヒト血清希釈液中間体 対照及び較正物質の調剤に用いるための高グリコフルク
トサミン中間体を、高グリコフルクトサミンについて記
した手順を用いて調製した(但し、100mlのヒト血
清を用い、透析を2リットルの脱イオン水を用いて行な
った)。
【0033】常用フルクトサミン標準の調剤 高グリコフルクトサミン中間体を、ヒト血清希釈液中間
体で1:40v/vの割合で希釈し、0.5gのヒトア
ルブミン粉末画分V、25mgのD−グルコース及び
0.5mlの添加剤ABを各50mlの溶液に加えるこ
とにより安定化した。その結果の安定化した標準を0.
2ミクロンの硝酸セルロースフィルター(Whatman )を
通して濾過した。フルクトサミン値は、アッセイ時に、
378〜462μモルの範囲にあった。
【0034】正常レベル対照の調剤 高グリコフルクトサミン中間体を、2.5mlのグリコ
フルクトサミンを47.5mlの希釈液に加えることに
よってヒト血清希釈液中間体で希釈した。その混合物
を、0.5gのヒトアルブミン粉末画分V、25mgの
D−グルコース及び0.5mlの添加剤ABを加えるこ
とにより安定化し、0.2ミクロンの硝酸セルロースフ
ィルター(Whatman )を通して濾過した。フルクトサミ
ン値は、アッセイ時に、229〜281μモルの範囲に
あった。
【0035】異常高レベル対照 正常レベル対照を調剤する手順に従う(但し、14ml
のグリコフルクトサミン及び36mlの希釈液を用い
た)。フルクトサミンレベルは、457〜559μモル
であった。
【0036】ポリリジンのグリコ化 定速で攪拌しながら、室温で、下記を混合した。 1. 33ミリリットルの0.1Mリン酸緩衝塩溶液
(pH7.4) 2. 1.0グラムのポリ−l−リジン 3. 4.75グラムのD−グルコース 4. 0.007グラムのNaN3 (アジ化ナトリウ
ム)
【0037】それぞれを別々に溶解してその容器をパラ
フィルムで封じて37℃で4日間(96時間)インキュ
ベートした。4日後、その溶液を1リットルの脱イオン
水に対して室温で4時間透析したが、水は1時間毎に取
り替え、Spectrapor Semi-Permeable Membranes (M.
W.カットオフ 12〜14,000)を用いた。
【0038】20時間の終わりに、この溶液を室温に加
熱して0.2ミクロンの硝酸セルロースフィルター(Wh
atman )を通して濾過した。
【0039】この手順は、高度にグリコ化したポリリジ
ン化合物を生成し、それを0.9%NaClで希釈して
直線性セット(Linearity Set )を得ることが出来る。
【0040】値割り当てプロトコール 値割当のための基準試薬として Roche RoTAG plus を用
いて、フルクトサミン標準、正常及び異常対照並びに直
線性セットを、500nmにてRoche により詳述されて
いる指示に従って評価した。
【0041】用いた測定器は、Gilford Stasar III(波
長500nm及び温度37℃で、ABSモード使用)で
あった。試薬容積は1.0mlで、試料容積は100μ
lであった。第一のABS読みを3分にて及び、最終の
ABS読みを5分にて行なった。
【0042】この手順では、すべての試薬及び標準を室
温にし、分光測光計を37℃に平衡化させ、脱イオン水
を用いて500nmにてゼロ点調節する。各試料につ
き、1.0mlの試薬A(又は試薬B)を試験管に分配
した。次いで、100μlの試料、標準又は対照を各試
験管に加えた。この反応混合物を混合して直ちにフロー
セル中に吸引した。吸引後に、3分及び5分にて吸光度
値を記録した。
【0043】すべての試験について、3分及び5分にて
吸光度(ABS)を下記式によって測定した。
【数3】
【数4】
【0044】計算因子(F)を、標準の濃度を標準の正
味のデルタABSで割ることによって測定した。 例: F = 350/正味のデルタABS
【0045】各試料及び対照の正味のデルタABSにF
を乗じることにより、各試料及び対照のフルクトサミン
濃度を下記式によって測定する。
【数5】
【0046】このアッセイ系の直線性を、300μモル
の較正物質及び種々の量のフルクトサミンを加えた5つ
のレベルのヒト血清のプールを用いて直線性についてア
ッセイした。表2及び図1に結果をまとめてある。
【表2】表2試薬の直線性 Cobas Mira上でアッセイ プロトコール:500nm、37℃、RV=200μ
l、SV=20μl 3分及び5分にて吸光度を測定 実測の 正味の 実測値 理論値試料 デルタABS [μモル] [μモル] 300標準 .0410 300 −−− 1と5の混合 1 .0348 255 255 1 2 .0614 449 439 [(3 ×1)+5] /4 3 .0863 632 623 (1+5)/2 4 .1115 816 806 [1+(3 ×5)] /5 5 .1353 990 990 5
【0047】直線性/ダイナミックレンジ 蛋白質のグリコ化は、リジンのイプシロンアミノ基に生
じる。チャレンジに対するフルクトサミンレベルの直線
性を達成するために、グルコースをポリリジンと共にイ
ンキュベートした。各リジン残基は、グリコ化の潜在的
部位である。この濃縮したグリコ化ポリリジンを0.9
%NaClで希釈して、表3に示すような6レベルのグ
リコ化ポリリジンを得た。
【表3】 表3 グリコ化ポリリジン希釈プロトコール 希釈 NaClでの レベル= 希釈因子 1 1×グリコ化ポリリジン+19×NaCl .05 2 1×グリコ化ポリリジン+ 9×NaCl .10 3 1×グリコ化ポリリジン+ 3×NaCl .25 4 1×グリコ化ポリリジン+ 1×NaCl .50 5 1×グリコ化ポリリジン+ 1×NaCl .75 6 希釈してないグリコ化ポリリジン(正味) 1.00 レベル4(希釈因子.50)=778μモル( Roche R
oTAGによる)
【0048】表4及び図2に、この系が希釈した血清に
ついて機能性であることを確立する直線性の結果をまと
めてある。
【表4】表4 直線性/ダイナミックレンジ Cobas Mira上でアッセイ MASプロトコール:500nm、37℃、RV=20
0μl、SV=20μl 3分及び5分にて吸光度を測定 正味の フルクトサミン試料 希釈因子 デルタABS [μモル] 300標準 / .0399 300 1 .05 .0093 70 2 .10 .0217 163 3 .25 .0590 444 4 .50 .1163 874 5 .75 .1784 1341 6 1.00 .2310 1737
【0049】精度 (実施−実施間での)正確な使用及び実施内研究のため
に、Biocell Blood Bank Segments Poolに、280μモ
ル及び500μモルのフルクトサミンのレベルまでグリ
コ化ヒト血清を加えた。表4に、実施−実施間の性能の
結果を列挙する。 表4 実施−実施間性能 Cobas Mira上でアッセイ プロトコール:500nm、37℃、RV=200μ
l、SV=20μl 3分及び5分にて吸光度を測定 標準:In-House 300μモル 1日目の単一較正に基づく 日々の値は、三重分析の平均である 280μモル 500μモル 1 272 492 2 277 513 3 288 505 4 284 478 5 270 488 ─────────────────────────────────── N 5 5 最小値 270 478 最大値 288 513 平均値 278 495 標準偏差 7.7 13.9 CV% 2.8 2.3 ───────────────────────────────────
【0050】これらの結果は、2試薬系について優れて
いる。この系が少なくとも5日間較正を保持することも
又明白である。
【0051】実施内性能も又、同じ2試料を用いて評価
した。表5にその結果をまとめてある。
【表5】表5 実施内性能 Cobas Mira上にてアッセイ プロトコール:500nm、37℃、RV=200μ
l、SV=20μl 3分及び5分から反応を測定 標準:300μモル試料 反復 280μモル 294 293 289 297 285 282 277 272 291 272 292 276 285 304 289 294 290 290 288 281 500μモル 501 491 494 504 514 511 497 504 515 523 495 494 503 507 510 511 475 515 525 498 ─────────────────────────────────── 280μモル 500μモル N 20 20 最小値 272 475 最大値 304 525 平均値 287 504 標準偏差 8.4 11.9 CV% 2.9 2.4 ─────────────────────────────────── 実施内精度は優秀である。
【0052】相関 相関研究のために、122試料をアッセイした。 85 Biocell Blood Bank Segmentからの正常な患者 18 糖尿病患者 10 LRRMCからの不規則的グリコ化試料 9 グリコ化Biocell Poolの関連レベル
【0053】各試料を三重にアッセイした。各試料を、
4℃に保持したフルクトサミンアッセイ及びRoche RoTA
G Plusを用いてアッセイした。その結果を表にして表6
に示す。
【表6】表6 患者試料相関 フルクトサミン系(FS)対Roche Cobas Mira上で37℃でアッセイ FS:RV=200μl、SV=20μl 波長 500nm 標準:300μモル 3分及び5分にて吸光度を測定 ROCHE:RV=200μl、標準偏差=30μl、
SV=10μl 波長 550nm 標準:Roche 442μモル 10分及び12分にて吸光度を測定 Roche FS正常試料 μモル μモル 1 195 176 2 188 184 3 216 245 4 165 149 5 220 178 6 216 239 7 219 209 8 234 265 9 215 245 10 232 241 11 224 234 12 231 232 13 240 250 14 174 165 15 240 247 16 240 197 17 229 206 18 202 193 19 206 202 20 222 190 21 282 263 22 262 246 23 251 215 24 252 214 25 245 194 26 276 220 27 196 198 28 238 218 29 253 259 30 212 231 31 219 211 32 219 226 33 235 237 34 192 201 35 210 230 36 212 221 37 240 229 38 253 253 39 244 266 40 242 244 41 171 180 42 233 250 43 228 239 44 196 250 45 208 242 46 202 220 47 209 209 48 252 258 49 245 227 50 191 203 51 222 241 52 246 240 53 473 495 54 214 217 55 225 233 56 226 211 57 244 226 58 243 263 59 226 260 60 208 229 61 243 236 62 200 197 63 171 168 64 215 214 65 284 215 66 248 275 67 269 289 68 203 204 69 234 234 70 222 223 71 209 242 72 227 219 73 203 215 74 227 245 75 225 238 76 209 202 77 229 206 78 224 216 79 230 255 80 247 203 81 189 152 82 251 198 83 344 357 84 171 174 85 616 671糖尿病試料 86 375 365 87 295 278 88 374 379 89 254 250 90 397 450 91 291 277 92 377 383 93 377 383 94 367 359 95 250 243 96 395 432 97 283 278 98 378 400 99 282 283 100 376 390 101 244 238 102 386 447 103 278 266グリコ化LRRMC 104 291 256 105 473 477 106 310 343 107 327 360 108 451 476 109 513 541 110 371 335 111 489 485 112 286 266 113 345 342グリコ化Biocell 114 286 262 115 403 389 116 534 517 117 668 673 118 799 835 119 917 938 120 1102 1100 121 1180 1196 122 1304 1357 ─────────────────────────────────── N 122 122 最小値 165 149 最大値 1304 1357 平均値 301 302 標準偏差 185 192 ─────────────────────────────────── 直線的回帰 勾配 = 1.032883 標準誤差 = 0.011610 Y切片 = −8.67445 標準誤差 = 23.57628 相関係数 = 0.992503
【0054】図3及び4は、この発明の4℃のフルクト
サミン系とRoche RoTAG plusとの相関結果を示してお
り、これらの2つの系の優れた相関を確立するが、この
発明の系の方が、実質的に、一層早い回復である。
【0055】ストレス試験 試薬A及びB及び標準に4℃及び47℃で3日間のスト
レスをかけた。次いで、各試薬を、Ai、内性率(endo
genous rate )について評価し及び、試薬キットを20
患者試料の回復について評価した。表7にAi分析及び
内性率の結果を列挙する。
【表7】表7 フルクトサミンストレス研究 − Ai及び内性率 4℃及び47℃で3日間のストレスをかけた試薬A及び
BをGilford Stasar III上で、500nm、37℃の反
応にてアッセイ 0分及び5分にて測定 試薬/温度 ABS(0分) ABS(5分) 試薬A 4℃ .060 .062 試薬A 47℃ .373 .375 試薬B 4℃ .068 .069 試薬B 47℃ .383 .384
【0056】Aiは、ストレスに応じて増加するが、許
容し得るままである。0〜5分の内性率は、.002よ
り小さく、無視し得る。
【0057】表8は、ストレス試薬をストレスをかけた
標準及び20患者試料と共にアッセイした結果を示す。
【表8】表8 フルクトサミンストレスの研究 4℃及び47℃で3日間のストレスをかけた試薬A及び
B 標準;320μモル(4℃及び47℃で3日間のストレ
スをかけたもの) Cobas Mira上で、500nm、37℃、試薬容積200
μl、試料容積20μlでアッセイ 3分及び5分にて吸光度を測定 患者の 4℃ 47℃ 47℃試料 μモル μモル 回復% 1 202 239 118 2 238 247 104 3 222 225 101 4 240 242 101 5 223 229 103 6 185 194 105 7 180 204 113 8 292 254 87 9 170 192 113 10 650 616 95 11 282 280 99 12 501 462 92 13 331 325 93 14 366 371 101 15 487 471 97 16 555 537 97 17 365 368 101 18 486 483 99 19 274 291 106 20 359 366 102
【0058】幾つかの場合において、47℃でストレス
をかけたものが過剰回復しているが、殆どの場合におい
て、これらの回復は非常に良い。回復パーセントは、8
7〜118パーセントに及ぶ。安定性は、47℃で3日
後において許容し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の2単一試薬フルクトサミンアッセイ
系の直線性を示す図である。
【図2】希釈血清についての直線性の保持を示す図であ
る。
【図3】この発明のフルクトサミンアッセイ系の性能と
RoTAGプラス(Roche 製造販売)との相関を示す図
である。
【図4】この発明のフルクトサミンアッセイ系の性能と
RoTAGプラス(Roche 製造販売)との相関を示す図
である。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) フルクトサミンを含む血清中のすべ
    ての反応性物質と反応して、約10分より短い予め定め
    た時間内に、テトラゾリウム塩とフルクトサミン及び干
    渉物質との反応の結果、測定可能な第一の色変化を示す
    テトラゾリウム塩を含む第一のアルカリ性水性試薬、及
    び(b) 第一のアルカリ性水性試薬と同一であるが、フル
    クトサミンのテトラゾリウム塩との反応を阻止してフル
    クトサミン以外の反応性物質によるテトラゾリウム塩の
    還元を生じ、第一の試薬と同じ前もって選択した時間で
    測定可能な第二の色変化を示して、フルクトサミンと反
    応する第一のアルカリ性水性試薬を用いて生じる色変化
    及び第二のアルカリ性水性試薬を用いて生じる色変化の
    差によって血清中のフルクトサミン濃度の測定を可能に
    する物質を含む第二の試薬(各々は、同量の血清につい
    て且つ同一の前もって選択した時間後における色変化で
    ある)を含む、血清中のフルクトサミンの測定のための
    試薬系。
  2. 【請求項2】 前記の第一及び第二のアルカリ性水性試
    薬と共に用いたときに、色変化の差から血清試料中のフ
    ルクトサミン濃度を計算するために用いる乗数として用
    いる因子の測定を可能にする予め定めた量のフルクトサ
    ミンを含む液体標準と組合せた、請求項1に記載の試薬
    系。
  3. 【請求項3】 (a) 約0.1〜0.4モルの濃度で存在
    する炭酸塩緩衝剤、約0.1〜5ミリモルの濃度で存在
    する血清中のフルクトサミン及び干渉物質により還元さ
    れるテトラゾリウム塩、約0.1〜1モルの濃度の尿
    素、約0.1〜4%(v/v)の濃度のオクチルフェノ
    キシポリエトキシルエタノール、並びに0〜3%v/v
    エトキシル化ノニルフェノールの水溶液である第一の液
    体試薬(該溶液は、約8.5〜11.5のpHを有す
    る)、及び(b) 第一の試薬と同一で、更にホウ酸を約
    0.05〜1モルの濃度で含む第二の液体試薬を含む、
    請求項1又は2に記載の血清中のフルクトサミンの測定
    のための試薬系。
  4. 【請求項4】 テトラゾリウム塩がp−ヨードニトロテ
    トラゾリウムバイオレットである、請求項1〜3の何れ
    か1つに記載の試薬系。
  5. 【請求項5】 (a) 0.5ミリモル p−ヨードニトロ
    テトラゾリウムバイオレット、約0.1モル 炭酸ナト
    リウム一水和物、約0.1モル 重炭酸ナトリウム、約
    0.1モル 尿素、約1%(v/v)オクチルフェノキ
    シポリエトキシエタノール及び1% エトキシル化ノニ
    ルフェノールを脱イオン水中に溶解して含み且つpH約
    11を有する第一の液体試薬、及び(b) 第一の試薬と同
    一であるが、更に約0.12モル ホウ酸を含み、やは
    り約11のpHを有する第二の液体試薬(該試薬系は、
    2〜10℃で少なくとも1年間安定であり、協同して3
    7℃で10分以内のフルクトサミンアッセイの達成を可
    能にする)を含む、前記の請求項の何れか1つに記載の
    血清中のフルクトサミンの測定のための試薬系。
  6. 【請求項6】 前記の第一及び第二のアルカリ性水性試
    薬と共に用いた場合に、色変化の差から血清試料中のフ
    ルクトサミン濃度を計算するために用いる乗数として用
    いられる因子の測定を可能にする予め定めた量のフルク
    トサミンを含む液体標準と組合せた、前記の請求項の何
    れか1つに記載の試薬系。
  7. 【請求項7】 標準が約300〜500μモルの範囲の
    フルクトサミン値を与える、前記の請求項の何れか1つ
    に記載の試薬系。
  8. 【請求項8】 更に、液体の正常レベルのフルクトサミ
    ン対照及び液体の高レベルのフルクトサミン対照を含
    む、請求項1〜7の何れか1つに記載のアッセイ系。
  9. 【請求項9】 更に、アッセイ時に229〜281μモ
    ルのフルクトサミン範囲を有する液体の正常レベルの対
    照及び457〜559μモルの液体の高レベル対照を含
    む、請求項8に記載のアッセイ系。
  10. 【請求項10】 (a) 血清中のフルクトサミン及び他の
    干渉物質によるテトラゾリウム塩の還元の結果色変化を
    示す液体試薬の吸光度を予め定めた2時点にて測定し
    (同量で加えた試薬の吸光度をそれぞれ10分以内に3
    7℃で測定する)、(b) フルクトサミンと色生成テトラ
    ゾリウム塩との反応を阻止する物質を含むためにフルク
    トサミン以外の血清中の干渉物質による同じテトラゾリ
    ウム塩の還元により色変化を生じる第二の液体試薬を含
    む同量の前記の血清において、吸光度の変化を予め定め
    た同一の時間間隔にて測定し、及び(c) 血清中のフルク
    トサミン濃度を、フルクトサミンと反応する第一の試薬
    及びフルクトサミンとの反応を阻止された第二の試薬を
    用いて生じた色変化の差の関数として測定することを含
    む、血清中のフルクトサミンを測定するための方法。
  11. 【請求項11】 (a) 第一の血清試料に、約0.1〜
    0.4モルの濃度で存在する炭酸塩緩衝剤、約0.1〜
    4%v/vの濃度のオクチルフェノキシポリエトキシエ
    タノール100%(容積)の約0.1〜1モルの濃度で
    存在する血清中のフルクトサミン及び干渉物質により還
    元されるテトラゾリウム塩、並びに0〜3%v/v エ
    トキシル化ノニルフェノールの水溶液である第一の試薬
    を加え(該溶液は、約8.5〜11.5のpHを有し、
    血清を加えた試薬の吸光度の変化を500nmで試薬の
    添加から2〜3分及び吸光度の第一の測定の2分後にて
    測定する)、(b) 第二の血清の試料及び第一の試薬と同
    体積且つ同じ内容で更にホウ酸を約0.05〜1モルの
    濃度で含むの第二の液体試薬を用いて、工程(a) の手順
    を繰り返し、及び(c) 工程(a) における吸光度の変化と
    工程(b) における吸光度の変化との差から血清中のフル
    クトサミン濃度を測定することを含む、請求項10に記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 テトラゾリウム塩が、p−ヨードニト
    ロテトラゾリウムバイオレットである、請求項10又は
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 (a) 予め定めた量の血清に、0.5ミ
    リモルのp−ヨードニトロテトラゾリウムバイオレッ
    ト、約0.1モルの炭酸ナトリウム一水和物、約0.1
    モルの重炭酸ナトリウム、約0.1モルの尿素、約1%
    v/vのオクチルフェノキシポリエチレンエタノール1
    00%溶液及び1%w/vエトキシル化ノニルフェノー
    ルを脱イオン水中に溶解してを含み約11のpHを有す
    る第一の液体試薬を加え及び、第一の液体試薬を血清に
    加えた2分及び4分後又は3分及び5分後に37℃で5
    00nmにて吸光度を測定し、(b) 第一の試料と同量の
    他の血清試料に、第一の試薬と体積及び内容が同一で更
    に約0.12モルのホウ酸を含み且つ約11のpHを有
    する第二の液体試薬を加えることにより工程(a) を繰り
    返し、及び(c) 工程(a) における吸光度測定の差及び工
    程(b) における吸光度の差を用いて血清のフルクトサミ
    ン含量を測定することを含む、請求項10、11又は1
    2の何れか1つに記載の方法。
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