JPH0630626A - コード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構 - Google Patents

コード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構

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JPH0630626A
JPH0630626A JP4183924A JP18392492A JPH0630626A JP H0630626 A JPH0630626 A JP H0630626A JP 4183924 A JP4183924 A JP 4183924A JP 18392492 A JP18392492 A JP 18392492A JP H0630626 A JPH0630626 A JP H0630626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
switching member
cord
rotation center
switching
Prior art date
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Application number
JP4183924A
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English (en)
Inventor
Hideo Sugihara
秀雄 杉原
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Diatop Corp
Original Assignee
Diatop Corp
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Publication date
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Publication of JPH0630626A publication Critical patent/JPH0630626A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 切換部材8とボビン11とは回転中心7aに
沿う方向へ共に移動可能に支持されているとともに、切
換部材8とボビン11とを回転中心7aに沿って互いに
離間する反対向きに付勢する弾性体10,12が設けら
れている。切換部材8とボビン11との間の位置切換手
段15においては、その切換動作により、切換部材8と
ボビン11とが一体回転する連動状態と、相対回転する
連動解除状態とを取り得る。位置切換手段15の切換動
作時、切換部材8とボビン11とが回転中心7aに沿っ
て互いに接近または離間する向きに移動する点で大きな
特徴を有する。また、切換部材8及びボビン11の移動
を連動手段19により連動させてもよい。 【効果】 切換部材8とボビン11とが共に回転中心7
aに沿って互いに反対向きに移動し得るため、それらの
間の切換時間を短縮してコード14の繰出しを迅速に行
うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコード型草刈機の刈刃
装置において、回転ケース内のボビンに巻いたコードを
その消耗に応じて繰り出すための機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の刈刃装置として、古くは、コー
ドが消耗して短くなった時、それを回復するために、コ
ードを差し換える形式のものや、ボビンに巻いたコード
を消耗長さだけ手で引き出す手動式のものがあった。
【0003】現在では各種形式のものが開発され、その
一例としてタップアンドゴータイプのものがある。この
タップアンドゴータイプにおいては、コード巻回ボビン
を収納した回転ケースを地面等に打ち当てたり強く押圧
したりまたは強く振ったりしてその力によりボビンとコ
ード取出口とを相対回転させ、所定のコード長さを回復
できるようになっている。例えば特開昭57−5608
号公報や特開平2−109908号公報に示す刈刃装置
においては、いずれも、回転ケース内で回転可能なボビ
ンと切換部材とを備え、このボビンと切換部材との間に
設けられた位置切換手段の係脱に伴い、コード取出口か
らコードが繰り出されるようになっている。ちなみに、
特開昭57−5608号公報に示す刈刃装置は切換部材
に対しボビンが回転中心に沿って移動する形式のもの、
特開平2−109908号公報に示す刈刃装置は逆にボ
ビンに対し切換部材が回転中心に沿って移動する形式の
ものである。
【0004】このボビンと切換部材との間に設けられた
位置切換手段においては、それらの回転方向に沿う周方
向に複数の係止部が設けられ、ボビンまたは切換部材が
回転中心に沿って移動することにより、ボビンが切換部
材と連動して回転する状態と、ボビンが切換部材に対し
所定回転角度範囲連動解除されて回転し得る状態とを取
り得るようになっている。従って、回転ケースに取着さ
れたコード取出口に対しボビンが回転し、その回転量だ
けコードがボビンの外周で緩んで遠心力によりコード取
出口から回転ケースの外側へ延出される。
【0005】前記ボビン及び切換部材の各係止部におい
ては、強度面を考慮して回転中心に沿う方向の係合長さ
と、周方向に沿う係合長さが設定され、連動時にこれら
の係合長さだけ互いに係合する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記各係止部の係合長
さはボビンや切換部材の材質によっても異なるが、いず
れにしても、ボビンまたは切換部材がそれらの各係止部
間の係合長さだけ回転中心に沿う方向へ移動しなけれ
ば、それらの係脱を行なうことはできない。
【0007】そのため、回転ケースに衝撃等を与えた後
に所定長さのコードが繰り出されるまでの切換時間は、
ボビンや切換部材の各係止部間の係合長さに左右され
る。ところで、このようなコード型草刈機の動力源とし
ては、近年、高速化による作業効率の向上のため、電動
モータから空冷2サイクルエンジンに移行している。
【0008】このように高速化が進む反面、位置切換動
作において前記位置切換手段による切換動作スピードが
遅いと、位置切換手段の各係止部間に回転による大きな
圧接力を生じる状態が長く続くため、各係止部が早期に
摩耗する。特に、切換えが終了する直前では各係止部間
の係合面積が小さくなり、この係合面に全負荷が集中す
るため、回転に伴う振動と相俟って、摩耗が大きくな
る。
【0009】一方、切換えを速く行うために、強い衝撃
等を与えることもあるが、刈刃装置内の機械部品のがた
つきの原因になる。また、女性や高年令者が使用すると
き強い衝撃を与えることは体力的に難しくなる。
【0010】このような問題点に鑑み、コード繰出し時
間の短縮が望まれていた。なお、前述した両公報に示す
形式の刈刃装置以外においても、ボビンまたは切換部材
が回転中心に沿う方向へ移動する形式のものであれば、
同様な問題点が生じる。
【0011】本発明は所定形式の刈刃装置においてコー
ド繰出し時間の短縮を図ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】後記する各実施例の図面
に示すように、本発明に係るコード型草刈機の刈刃装置
1においては、回転ケース4に回転可能な切換部材8と
ボビン11とを備え、この切換部材8とボビン11との
間に設けられた位置切換手段15の切換動作により、ボ
ビン11とコード取出口13との間に相対回転が生じて
コード14がコード取出口13からが繰り出されるよう
になっている。
【0013】このような刈刃装置1としては各種形式の
ものが存在するが、例えば切換部材8とボビン11とコ
ード取出口13とは下記のように構成する。切換部材8
は回転ケース4においてその回転中心7a回りで同ケー
ス4とともに一体回転可能に支持されている。ボビン1
1は回転ケース4においてその回転中心7a回りで同ケ
ース4及び切換部材8に対し単独で回転可能に支持され
ている。コード取出口13は回転ケース4の外周に設け
られ、ボビン8に巻いたコード14の端部が挿通されて
同ケース4の外側へ案内されている。
【0014】いずれの形式の刈刃装置1においても、切
換部材8とボビン11とは回転中心7aに沿う方向へ共
に移動可能に支持されているとともに、この切換部材8
とボビン11とを回転中心7aに沿って互いに離間させ
る向きに付勢する弾性体10,12が設けられている。
前述したように切換部材8とボビン11との間に設けら
れた位置切換手段15においては、その切換動作によ
り、切換部材8とボビン11とが一体回転する連動状態
と、相対回転する連動解除状態とを取り得るようになっ
ている。
【0015】特に本発明においては、この位置切換手段
15の切換動作時、切換部材8とボビン11とが回転中
心7aに沿って互いに接近または離間する向きに移動す
る点で大きな特徴を有する。また、図7,8及び図9,
10に示すように、この切換部材8及びボビン11の移
動を連動手段19により連動させるようにしてもよい。
【0016】
【作用】図2,3に示すように、位置切換手段15が連
動状態にあるとき、ケース4の回転により、切換部材8
及びボビン11及びコード取出口13が共に回転する。
従って、コード取出口13から延出されたコード14が
回転し、そのコード14が草に衝突して草刈りが行われ
る。
【0017】コード14の繰出しを行なうとき回転ケー
ス4に衝撃等を与えると、その衝撃等による慣性によ
り、図4,5に示すように、切換部材8とボビン11と
が回転中心7aに沿って互いに接近する向きに弾性体1
0,12の付勢力に抗して移動する。その慣性力が消滅
すると、図6に示すように、切換部材8とボビン11と
が回転中心7aに沿って互いに離間する向きに弾性体1
0,12の付勢力により移動する。これらの移動によ
り、位置切換手段15が連動解除状態となり、切換部材
8及びコード取出口13とボビン11とが相対回転す
る。そのため、コード14がコード取出口13から延出
される。
【0018】切換部材8とボビン11との間に連動手段
19を設けた場合には、一方のものの動きが他方のもの
の動きとして確実に伝達される。このように本発明にお
いては、切換部材8とボビン11とが共に回転中心7a
に沿って互いに接近または離間する向きに移動するの
で、位置切換手段15の切換時間が短くなる。
【0019】
【第1実施例】以下、本発明の第1実施例にかかるコー
ド型草刈機の刈刃装置を図1から図6を参照して説明す
る。
【0020】図1に示すコード型草刈機においては、刈
刃装置1が駆動軸管2の下端部に取り付けられ、この駆
動軸管2の上端部に取り付けられた原動機3により回転
するようになっている。以下、この刈刃装置1のみを詳
述する。
【0021】図2に示すように、回転ケース4はハウジ
ング5とカバー6とからなり、ハウジング5の中心部に
ある取付ボルト7において前記駆動軸管2内の駆動軸
(図示せず)に対し連結されている。従って、取付ボル
ト7の軸心である回転中心7a回りでハウジング5とカ
バー6とが一体となって回転するようになっている。
【0022】前記回転ケース4内には有底円筒状の切換
部材8が回転中心7a回りで同ケース4と一体回転可能
に支持されているとともに、回転中心7aに沿う方向へ
移動可能に支持されている。この切換部材8の外端部に
は殴打部9が形成され、この殴打部9はカバー6の外側
ヘ突出している。この切換部材8内において圧縮コイル
ばね10がハウジング5と切換部材8の殴打部9との間
に連結され、この圧縮コイルばね10の弾性力により切
換部材8がカバー6側に付勢されている。
【0023】回転ケース4内で前記切換部材8の外周に
おいてボビン11が回転中心7a回りで切換部材8や回
転ケース4に対し単独で回転可能に支持されているとと
もに、回転中心7aに沿う方向へ移動可能に支持されて
いる。カバー6の内側には複数の弾性ゴム環12が周方
向へ並設され、この各弾性ゴム環12によりボビン11
がハウジング5側に付勢されている。
【0024】ハウジング5の外周には一対のコード取出
口13が180度間隔で取付けられ、前記ボビン11に
巻かれたコード14の両端部がこの取出口13に挿通さ
れてハウジング5の外側へ案内されている。
【0025】回転ケース4内において前記ボビン11の
内周と切換部材8の外周との間に位置切換手段15が設
けられている。この位置切換手段15において、ボビン
11の内周の上下両側でそれぞれ8個の係止爪16,1
7が周方向へ等間隔で並設され、下側の各係止爪17は
上側の各係止爪16間にあって、上側の各係止爪16に
対し16分の2πラジアンだけ周方向へずれている。同
じく位置切換手段15において、切換部材8の外周に8
個の係止爪18が周方向へ等間隔で並設され、切換部材
8の上下位置に応じてこの係止爪18がボビン11の上
側係止爪16または下側係止爪17に係合し得るように
なっている。
【0026】図2及び図3に示すように前記ボビン11
が切換部材8に対し連動している状態では、切換部材8
が圧縮コイルばね10により付勢されて停止し、その殴
打部9がカバー6の外側に突出している。また、前記ボ
ビン11が各弾性ゴム環12により付勢されて停止して
いる。そして、位置切換手段15で、切換部材8の各係
止爪18はボビン11の下側の各係止爪17間にあって
切換部材8の回転に伴いそれらに係合し得るようになっ
ている。
【0027】この状態でケース4とともに切換部材8が
回転すると、各係止爪18及び下側の各係止爪17を介
してボビン11が回転し、ケース4のコード取出口13
から延出するコード14も回転する。そのコード14が
草に衝突することにより草刈りが行われる。
【0028】コード14の延出長さを調節する場合に切
換部材8の殴打部9で回転ケース4を地面等に打ち当て
たりすると、図4及び図5に示すように、その衝撃に伴
う慣性により、切換部材8が圧縮コイルばね10の付勢
力に抗して上方へ移動し、それと同時にボビン11も各
弾性ゴム環12の付勢力に抗して下方へ移動する。そし
て、切換部材8の各係止爪18がボビン11の上側の各
係止爪16間に係入される。そのため、ボビン11の回
転がケース4及び切換部材8よりも遅い状態のままそれ
らがボビン8に対しほぼ16分の2πラジアンだけ回転
し、切換部材8の各係止爪18がボビン11の上側の各
係止爪16に係合してボビン11がケース4及び切換部
材8とともに再び回転する。従って、ボビン11の回転
がケース4及び切換部材8に対し遅れている間に、その
分だけコード14が延出される。
【0029】慣性力が消滅すると、切換部材8が圧縮コ
イルばね10の付勢力により下動し、それと同時にボビ
ン11も各弾性ゴム環12の付勢力により上動する。そ
して、切換部材8の各係止爪18がボビン11の下側の
各係止爪17間に係入され、ボビン11の回転がケース
4及び切換部材8よりも遅い状態のままそれらがボビン
11に対しほぼ16分の2πラジアンだけ回転すると、
ボビン11の回転がケース4及び切換部材8に対し遅れ
ている間にその分だけコード14が延出される。各係止
爪18と下側の各係止爪17とが互いに係合すると、ボ
ビン11もケース4及び切換部材8とともに再び回転す
る。
【0030】このようにしてケース4を任意回数地面等
に打ち当てたりすれば、コード14の設定延設長さを随
時に選ぶことができる。特に本実施例においては、切換
部材8とボビン11とが互いに接近または離間する向き
へ共に移動し得る点で、従来技術の場合と大きく異な
る。従って、位置切換手段15で、ボビン11側の各係
止爪16,17が切換部材8の各係止爪18に対し接近
または離間する距離だけ、切換部材8の各係止爪18が
ボビン11の各係止爪16,17に対し接近または離間
して係脱する距離が短くなり、それらの係脱動作時間を
短縮することができる。
【0031】ところで、回転中心7aに沿う方向へ移動
する切換部材8及びボビン11にあって、切換部材8の
最大移動可能距離をA,ボビン11の最大移動可能距離
をB、それらの各係止爪16,17,18の係脱可能距
離をCとしたとき、少なくともA+B>Cであることを
前提として、第1にA<C,B<Cの場合、第2にA>
C,B<CかまたはA<C,B>Cの場合、第3にA>
C,B>Cの場合が考えられる。実施上いずれの場合で
もよいが、第3の場合が最良であろう。
【0032】
【第2実施例】次に、本発明の第2実施例を前記第1実
施例との相違点を中心に図7及び図8を参照にして説明
する。
【0033】ハウジング5と切換部材8及びボビン11
との間で複数の連動レバー19が周方向へ等間隔で並設
されている。各連動レバー19は軸20を中心に回動可
能に支持され、一方の腕19aが切換部材8の上端部に
係止されているとともに、他方の腕19bがボビン11
の上端部に係止されている。
【0034】図7に示す状態では、各弾性ゴム環12の
付勢力によりボビン11が上動して連動レバー19の腕
19bが上方へ押され、連動レバー19が回動してその
腕19aが切換部材8に当接している。この状態で、切
換部材8が衝撃等により圧縮コイルばね10の付勢力に
抗して上動すると、図8に示すように、連動レバー19
の腕19aが上方へ押され、連動レバー19が回動して
その腕19bによりボビン11が各弾性ゴム環12の付
勢力に抗して下方に押される。一方、衝撃等による慣性
力が消滅すると、圧縮コイルばね10及び弾性ゴム環1
2の付勢力により、切換部材8やボビン11や連動レバ
ー19が図7の状態に戻る。
【0035】このように第2実施例では連動レバー19
を付設した点で前記第1実施例と異なる。従って、この
連動レバー19により、ボビン11が切換部材8の動き
に追従して確実に連動する。そのため、切換部材8とボ
ビン11との間の切換時間を短縮できるばかりではな
く、その時間のばらつきを少なくすることもできる。
【0036】
【第3実施例】次に、本発明の第3実施例を前記第1実
施例との相違点を中心に図9及び図10を参照して説明
する。
【0037】この第3実施例では切換部材8に第1実施
例の殴打部9がなく、切換部材8の全体が回転ケース4
内に収納されている。カバー6と切換部材8及びボビン
11との間でカバー6の内側に複数の連動レバー19が
周方向へ並設されている。この連動レバー19は軸20
を中心に回動可能に支持され、一方の腕19aが切換部
材8の下端部に係止されているとともに、他方の腕19
bがボビン11の下端部に係止されている。
【0038】圧縮コイルばね10の付勢力により切換部
材8が下動すると、腕19aが下方へ押されて連動レバ
ー19が回動し、その腕19bによりボビン11が上方
へ押されて停止する。切換部材8内の圧縮コイルばね1
0がこの連動レバー19を介してボビン11を付勢する
ため、第1実施例における弾性ゴム環12は不要とな
る。
【0039】前記第1実施例及び第2実施例では主に切
換部材8の殴打部9を地面又は固形物に打ち当てたり押
圧して回転ケース4に衝撃を与えるが、この第3実施例
ではこのような衝撃以外に、回転ケース4を上下に強く
振ってもよい。このような振動を与えると、ボビン11
がその重量により圧縮コイルばね10の付勢力に抗して
下動し、腕19bが下方へ押されて連動レバー19が回
動するとともに、その腕19aにより切換部材8が上方
へ押される。一方、圧縮コイルばね10の付勢力により
切換部材8が下動すると、連動レバー19によりボビン
11が上動し、図9の状態に戻る。
【0040】この第3実施例においても前記第2実施例
と同様にボビン11と切換部材8とが確実に連動するた
め、切換時間の短縮を図ることができるとともに、その
時間のばらつきを少なくすることができる。
【0041】なお、図示はしないが、前記各実施例以外
に、他の形式の刈刃装置に本発明を応用することも可能
である。例えば、ボビンを回転ケースに対し一体回転可
能にするとともに、切換部材をボビンの外周まで延設し
てその外周部にコード取出口を設け、このボビンと切換
部材との間に位置切換手段を設ける。このような形式の
刈刃装置においても、ボビンと切換部材とを回転中心に
沿って互いに反対向きに移動できるようにすれば、切換
時間の短縮を図ることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明にかかるコード型草刈機の刈刃装
置1によれば、切換部材8とボビン11とが共に回転中
心7aに沿って互いに反対向きに移動し得るため、それ
らの間の切換時間を短縮してコード14の繰出しを迅速
に行うことができる。
【0043】また、切換部材8とボビン11とを連動手
段19により互いに連動させれば、一方のものの動きが
他方のものの動きとして確実に伝達され、切換時間の短
縮をより一層確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はコード型草刈機の全体を示す側面図で
あり、(b)はこのコード型草刈機において第1実施例
にかかる刈刃装置を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施例にかかる刈刃装置においてコード繰
出し操作前の状態を示す縦断面図である。
【図3】図2に示す刈刃装置においてその位置切換手段
の各係止爪の位置関係を示す横断面図である。
【図4】第1実施例にかかる刈刃装置においてコードを
繰り出す途中の状態を示す縦断面図である。
【図5】図4に示す刈刃装置においてその位置切換手段
の各係止爪の位置関係を示す横断面図である。
【図6】第1実施例にかかる刈刃装置において図4の状
態から図2の状態に戻るときその位置切換手段の各係止
爪の位置関係を示す横断面図である。
【図7】第2実施例にかかる刈刃装置においてコード繰
出し操作前の状態を示す縦断面図である。
【図8】第2実施例にかかる刈刃装置においてコードを
繰り出す途中の状態を示す縦断面図である。
【図9】第3実施例にかかる刈刃装置においてコード繰
出し操作前の状態を示す縦断面図である。
【図10】第3実施例にかかる刈刃装置においてコード
を繰り出す途中の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 刈刃装置、4 回転ケース、7a 回転中心、8
切換部材、9 殴打部、10 弾性体としての圧縮コイ
ルばね、11 ボビン、12 弾性体としての弾性ゴム
環、13 コード取出口、14 コード、15 位置切
換手段、16上側の係止爪(係止部)、17 下側の係
止爪(係止部)、18 係止爪(係止部)、19 連動
手段としての連動レバー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ケース(4)に回転可能な切換部材
    (8)とボビン(11)とを備え、この切換部材(8)
    とボビン(11)との間に設けた位置切換手段(15)
    の切換動作により、ボビン(11)とコード取出口(1
    3)との間に相対回転が生じてコード(14)が繰り出
    されるようにしたコード型草刈機の刈刃装置において、 前記切換部材(8)とボビン(11)とを回転中心(7
    a)に沿う方向へ共に移動し得るように支持するととも
    に、この切換部材(8)とボビン(11)とを回転中心
    (7a)に沿って互いに離間させる向きに付勢する弾性
    体(10,12)を設け、 前記位置切換手段(15)により、切換部材(8)とボ
    ビン(11)とが一体回転する連動状態と、相対回転す
    る連動解除状態とに切換わるき、切換部材(8)とボビ
    ン(11)とが回転中心(7a)に沿って互いに接近す
    る向きに前記弾性体(10,12)の付勢力に抗して移
    動するとともに、回転中心(7a)に沿って互いに離間
    する向きに前記弾性体(10,12)の付勢力により移
    動するようにしたことを特徴とするコード型草刈機の刈
    刃装置におけるコード繰出し機構。
  2. 【請求項2】 回転ケース(4)と、 この回転ケース(4)においてその回転中心(7a)回
    りで同ケース(4)とともに一体回転可能に支持した切
    換部材(8)と、 この回転ケース(4)においてその回転中心(7a)回
    りで同ケース(4)及び切換部材(8)に対し単独で回
    転可能に支持したボビン(11)と、 前記回転ケース(4)の外周に設けられ、このボビン
    (11)に巻いたコード(14)の端部を挿通して同ケ
    ース(4)の外側へ案内するコード取出口(13)と、 前記切換部材(8)とボビン(11)との間に設けら
    れ、切換部材(8)に対しボビン(11)が一体回転す
    る連動状態と、相対回転する連動解除状態とに切換動作
    し得る位置切換手段(15)とを備えたコード型草刈機
    の刈刃装置において、 前記切換部材(8)とボビン(11)とを回転中心(7
    a)に沿う方向へ共に移動し得るように支持するととも
    に、この切換部材(8)とボビン(11)とを回転中心
    (7a)に沿って互いに離間させる向きに付勢する弾性
    体(10,12)を設け、 前記位置切換手段(15)により連動状態と連動解除状
    態とに切換わるとき、切換部材(8)とボビン(11)
    とが回転中心(7a)に沿って互いに接近する向きに前
    記弾性体(10,12)の付勢力に抗して移動するとと
    もに、回転中心(7a)に沿って互いに離間する向きに
    前記弾性体(10,12)の付勢力により移動するよう
    にしたことを特徴とするコード型草刈機の刈刃装置にお
    けるコード繰出し機構。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、切換
    部材(8)とボビン(11)とが回転中心(7a)に沿
    って互いに接近または離間する向きに連動するように切
    換部材(8)とボビン(11)との間に連動手段(1
    9)を設けたことを特徴とするコード型草刈機の刈刃装
    置におけるコード繰出し機構。
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