JPH06304009A - バックル - Google Patents

バックル

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JPH06304009A
JPH06304009A JP11654893A JP11654893A JPH06304009A JP H06304009 A JPH06304009 A JP H06304009A JP 11654893 A JP11654893 A JP 11654893A JP 11654893 A JP11654893 A JP 11654893A JP H06304009 A JPH06304009 A JP H06304009A
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JP
Japan
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male member
male
buckle
female
female member
Prior art date
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Pending
Application number
JP11654893A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryukichi Murai
隆吉 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Y K K KK
Original Assignee
Y K K KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Y K K KK filed Critical Y K K KK
Priority to JP11654893A priority Critical patent/JPH06304009A/ja
Publication of JPH06304009A publication Critical patent/JPH06304009A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 係合が容易且つ確実であって、係合状態で雄
部材と雌部材とが互いに回動可能なものにする。 【構成】 互いに連結される一方の部材に取り付けられ
る雄部材10と、この一方の部材と連結される他方の部
材に取り付けられる雌部材20を有する。雄部材10
に、回動部12と係止部15を形成する。雌部材20
に、雄部材10が所定の向きでのみ通過可能な透孔22
と、透孔22を通過した雄部材10を回動可能に支持す
る支持部23と、係止部15が雄部材10の回動に伴っ
て移動可能に係合する被係止部25を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルトや衣服その他
の部材の連結や固定等に使用する掛け止め用具であるバ
ックルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば比較的強度が要求されない
用途に用いられるベルトのバックルの一つとして、実公
昭55−54331号公報に開示されているように、長
円形の嵌合孔を有した受け体と、この嵌合孔に嵌合され
る長円形の嵌合板部とからなる樹脂製のバックルがあ
る。このバックルは、その受け体と嵌合板部とが各々ベ
ルト等の連結部材の各端部に取り付けられるもので、こ
の受け体と嵌合板部との係止は、受け体に形成された被
係止凹部に、嵌合板部の係止爪部が係合して両者の固定
を行っているものである。ここで、係止爪部と被係止凹
部との固定は、両者を係合させる際に、係止爪部と係合
凹部の周縁部とが互いに押し合って圧縮され弾性変形し
て係合凹部の周縁部を乗り越えた後、係合凹部に係止爪
部が嵌り込むものであり、その位置に嵌合板部が固定さ
れるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、受け体と嵌合板部とは、長円形であり、嵌合板部が
受け体内で回動することはできず、さらに、両者が係合
した状態では、係止爪部が係合凹部に係止され、嵌合板
部は固定された状態となっている。従って、受け体と嵌
合板部の可動範囲は、係合部のがた程度のものであり、
受け体と嵌合板部とに各々掛けられたベルト等の端部の
張力方向が異なる場合や変動する場合に、バックル自身
やバックルに掛けたベルトの端部に偏った張力が作用
し、好ましくないという問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の技術に鑑みて成さ
れたもので、係合が容易且つ確実であって、係合状態で
雄部材と雌部材とが相対的に回動可能なバックルを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、互いに連結
される一方の部材に取り付けられる雄部材と、この一方
の部材と連結される他方の部材に取り付けられる雌部材
とから成り、上記雄部材に回動部と係止部を形成し、上
記雌部材に、上記雄部材が所定の向きでのみ通過可能な
透孔と、この透孔を通過した上記雄部材を回動可能に支
持する支持部と、上記係止部が雄部材の回動に伴って移
動可能に係合する被係止部とを設けたバックルである。
また、上記雌部材に、上記回動部を回動可能に収容する
収容部と、上記雄部材の回動範囲を規制する規制部を設
けたものである。
【0006】
【作用】この発明のバックルは、雄部材を雌部材に取り
付けた状態で、雄部材の回動部が雌部材に対して回動
し、雄部材にかかる張力の方向と雌部材にかかる張力の
方向とが異なる場合にも、雄部材と雌部材とが確実にそ
の張力方向に向くようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下この発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1〜図4はこの発明の第一実施例を示す
もので、この実施例のバックルは、互いに連結される一
方の部材の端部に取り付けられる樹脂製の雄部材10
と、他方の部材の端部に取り付けられ雄部材10が挿入
されて係合する樹脂製の雌部材20とから成っている。
雄部材10の表面側には円盤状の回動部12が形成さ
れ、その裏面側に一体に所定幅の凸部14と、この凸部
14の一端部に回動部12の外周部よりわずかに突出し
た係止部15が形成されている。また、凸部14の基端
部から連続的に連結部16が一体に形成され、連結部1
6の他端にはベルト等を通す取付部18が一体に形成さ
れている。また、連結部16の回動部14側の面には突
起19が形成されている。
【0008】雌部材20には回動部12よりわずかに大
きい内径の収容部21が形成され、収容部21の裏面側
には、回動部12が収容部21に嵌合した状態で回動部
12の裏面側を支持する支持部23が対称に設けられて
いる。収容部21は、雄部材10の回動部12の回動位
置を設定するものである。支持部23の間は、回動部1
2を立て挿通可能な細長い透孔22になっており、この
透孔22の幅は、収容部21の中心部で最狭幅に形成さ
れ、この最狭部22aは回動部12と凸部14の厚さよ
りも広く、凸部14の幅よりも広いものである。そし
て、この透孔22は、中央の最狭部22aから収容部2
1の周縁部に向かうに従い幅が広くなり、この広がり角
度によって、雄部材10の回動範囲を規制しているもの
で、透孔22の両側面部が規制部24となっている。
【0009】雌部材20には、ベルト等を挿通する取付
部28が形成され、この取付部28と収容部21との間
に、雄部材10の係止部15が係合する被係止部25が
形成されている。被係止部25は、雌部材20の裏面が
円弧状の長円にくりぬかれた凹部26と収容部21の側
面との間の部分からなり、被係止部25が弾性的に撓む
ことが可能に形成されているものである。また、収容部
21をはさんで被係止部25の反対側の雌部材20の裏
面には、雄部材10の連結部16が揺動可能に嵌合する
幅の挿通溝27が形成され、この挿通溝27の上部底面
には、雄部材10の突起19が揺動可能に係合する長孔
29が形成されている。
【0010】次にこの実施例のバックルの使用方法につ
いて以下に説明する。先ず、雄部材10を雌部材20に
装着するには、雌部材20の裏面側から雄部材10を透
孔22に沿って挿入する。ここで、透孔22の幅は、最
狭部22aでも雄部材10の最大厚さより広いので、雄
部材10を立てて挿入することにより透孔22を通すこ
とができる。そして、雄部材10を90度回転させ、凸
部14が透孔22の間に位置するようにして、回動部1
2を雌部材20の収容部21に収容する。この時、雄部
材10の係止部15を雌部材20の被係止部25に当接
させ、さらに押し込むことにより、被係止部25が凹部
26側に弾性的に撓み、係止部15が被係止部25の下
方に位置した状態で、被係止部25の撓みが元の位置に
復帰し、係止部15が確実に被係止部25に係合する。
これによって、雄部材10は、支持部23と、被係止部
25及び連結部16が当接する雌部材20の裏面側の挿
通溝27によって位置決めされ固定される。
【0011】この状態で、雄部材10と雌部材20の各
取付部18,28に張力が作用しても、雄部材10の回
動部12が雌部材20の収容凹部21の側壁に当接して
連結状態を維持する。また、雄部材10と雌部材20と
の間で各取付部18,28にかかる張力の方向が異なっ
ても、回動部12が収容部21内で回動し張力方向の変
動を吸収する。この回動範囲は、凸部14が位置した透
孔22の規制部23間の開き角度によって規制され、雄
部材10の突起19が嵌合した雌部材20の長孔29の
長さもこれに合わせて設定されている。
【0012】次に、雄部材10と雌部材20との連結を
解除する際には、上述の連結時の動作とは逆に、先ず雄
部材10の係止部15を雌部材20の被係止部25から
離間させるように、雄部材10の係止部15を表面側の
上方に揺動させる。これにより、被係止部25は、凹部
26方向に撓み、係止部15の係合が外れる。この後、
雄部材10を立てるようにして透孔22から雌部材20
の下方に引き抜くことにより連結が解除される。
【0013】この実施例のバックルによれば、雄部材1
0と雌部材20の連結時に、各々に作用する力の方向
が、回動部12の面内で所定量変動しても、雄部材10
と雌部材20とが互いに回動可能に設けられているの
で、その変動をこのバックルが吸収し、ベルト等の取付
部材に偏った力が作用することがないものである。また
被係止部25は、その後方に凹部26が形成されて、撓
みによる弾性変形が可能となっており、変形量が大き
く、係止部15との係合時の重なり分を十分に取ること
ができ、確実な係止が可能なものである。
【0014】次にこの発明の第二実施例について、図5
〜図7に基づいて説明する。ここで、上述の実施例と同
様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実
施例のバックルは、被係止部25の後方に形成された凹
部26に、所定間隔で複数の突起部30が形成されてい
るものである。突起部30は、係止部15の先端に当接
し、雄部材10が回動する際に、この突起部30を係止
部15が乗り越えて移動するもので、この突起部30間
に雄部材10の係止部15を軽く位置決めするようにし
たものである。なお、上記位置決めする手段は、後述す
る規制部、収容部等に設けても良い。
【0015】また、収容部21の裏面側の支持部23
は、雄部材10の回動部12の裏面に設けられた凸部1
4の幅より広く形成されている。そして、連結部16に
形成された突起19と回動部12との間に嵌る円弧状の
規制部32が、雌部材20の裏面側に形成され、この規
制部32の長さにより雄部材10の回動範囲を規制して
いる。
【0016】この実施例によれば、雄部材10の回動に
際して所定の中間位置で軽く係止されるので、雄部材1
0及び雌部材20が不用意に回動することがなく、この
両者を必要に応じて適宜の角度を維持させることが可能
となるものである。
【0017】尚、この発明のバックルは上記実施例に限
定されるものではなく、上記実施例において、雄部材の
回動部は、円盤状でなくても良く、雌部材に取りつけら
れた状態で雄部材を回動可能に支持するものであれば良
い。従って、例えば、瓢箪型のものや、長円状のもので
も良い。また、収容部は、雄部材の回動部を回動可能に
収容するものであれば良く、凹部や凸部によるものでも
良い。
【0018】
【発明の効果】この発明のバックルは、雌部材と雄部材
とを連結した状態で、互いに回動することができ、バッ
クルが取り付けられたベルトや紐等にかかる張力の方向
が変動しても、バックル部分でその変動を吸収すること
ができ、バックル自体及びベルトや紐に偏った力が作用
せず、しかも確実な連結が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバックルの第一実施例の斜視図であ
る。
【図2】この実施例のバックルの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】この発明のバックルの第二実施例の平面図であ
る。
【図6】図5のC−C線部分断面図である。
【図7】図5のD−D線部分断面図である。
【符号の説明】
10 雄部材 12 回動部 15 係止部 20 雌部材 21 収容部 22 透孔 23 支持部 24 規制部 25 被係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結される一方の部材に取り付け
    られる雄部材(10)と、この一方の部材と連結される
    他方の部材に取り付けられる雌部材(20)とから成る
    バックルにおいて、上記雄部材(10)に回動部(1
    2)と係止部(15)を形成し、上記雌部材(20)
    に、上記雄部材(10)が所定の向きでのみ通過可能な
    透孔(22)と、この透孔(22)を通過した上記雄部
    材(10)を回動可能に支持する支持部(23)と、上
    記係止部(15)が雄部材(10)の回動に伴って移動
    可能に係合する被係止部(25)を設けたことを特徴と
    するバックル。
  2. 【請求項2】 上記雌部材(20)に、上記回動部(1
    2)を回動可能に収容する収容部(21)と、上記雄部
    材(10)の回動範囲を規制する規制部(24,32)
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のバックル。
JP11654893A 1993-04-20 1993-04-20 バックル Pending JPH06304009A (ja)

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JP11654893A JPH06304009A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 バックル

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JP (1) JPH06304009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230780A1 (ko) * 2017-06-13 2018-12-20 콜럼비아헬스케어 주식회사 신체 착용 버클
KR20210022449A (ko) * 2019-08-20 2021-03-03 김혜수 버클

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018230780A1 (ko) * 2017-06-13 2018-12-20 콜럼비아헬스케어 주식회사 신체 착용 버클
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