JPH06303186A - 無線電話親局装置 - Google Patents
無線電話親局装置Info
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- JPH06303186A JPH06303186A JP5084630A JP8463093A JPH06303186A JP H06303186 A JPH06303186 A JP H06303186A JP 5084630 A JP5084630 A JP 5084630A JP 8463093 A JP8463093 A JP 8463093A JP H06303186 A JPH06303186 A JP H06303186A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 周波数利用効率の高いマルチキャリアTDM
A方式無線電話親局を提供する。 【構成】 マルチキャリアTDMA方式無線電話親局に
おいて、第1の子局と通信中に第2の子局との接続要求
が生じた場合、無線チャネルを選択する無線制御部2に
よって、第1の子局との通信中に使用中の無線チャネル
と同一キャリア周波数の隣接スロットを前記第2の子局
との通信用無線チャネルに優先的に割り当てる。
A方式無線電話親局を提供する。 【構成】 マルチキャリアTDMA方式無線電話親局に
おいて、第1の子局と通信中に第2の子局との接続要求
が生じた場合、無線チャネルを選択する無線制御部2に
よって、第1の子局との通信中に使用中の無線チャネル
と同一キャリア周波数の隣接スロットを前記第2の子局
との通信用無線チャネルに優先的に割り当てる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送波周波数をタイム
スロットごとに切り換え可能な時分割多元接続によって
無線子局との間で通信を行うマルチキャリアTDMA方
式であって、親局同士のタイムスロット同期を行うこと
が困難な条件下で設置される無線電話親局装置に関する
ものである。
スロットごとに切り換え可能な時分割多元接続によって
無線子局との間で通信を行うマルチキャリアTDMA方
式であって、親局同士のタイムスロット同期を行うこと
が困難な条件下で設置される無線電話親局装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、秘話性の向上,総合デジタル・サ
ービス網(ISDN)やコンピュータ等の親和性,周波数
資源の有効利用等の観点から、自動車電話に代表される
移動体通信分野においては無線通信のデジタル化が進行
している。
ービス網(ISDN)やコンピュータ等の親和性,周波数
資源の有効利用等の観点から、自動車電話に代表される
移動体通信分野においては無線通信のデジタル化が進行
している。
【0003】このデジタル無線通信では、従来のアナロ
グ音声信号による変調に代わり、デジタル信号で直接搬
送波を変調するデジタル変調が用いられる。デジタル無
線通信では、従来のアナログ方式と同様の1個の搬送波
周波数(以下、キャリアという)に1個の無線チャネルを
割り当て、異なるキャリアを使用することによって、互
いに干渉せずに同時に通信を行う周波数分割多元接続
(以下、FDMAという)の他に、既に衛星通信などで実
用化されているように1個のキャリア上の信号を一定時
間のタイムスロットと称する単位に分割して2個以上の
無線チャネルを時分割で割り当て、無線チャネルごとに
異なるタイムスロットを使用することにより、同一キャ
リア上であっても互いに干渉せずに同時に通信を行う時
分割多元接続(以下、TDMAという)も用いられる。
グ音声信号による変調に代わり、デジタル信号で直接搬
送波を変調するデジタル変調が用いられる。デジタル無
線通信では、従来のアナログ方式と同様の1個の搬送波
周波数(以下、キャリアという)に1個の無線チャネルを
割り当て、異なるキャリアを使用することによって、互
いに干渉せずに同時に通信を行う周波数分割多元接続
(以下、FDMAという)の他に、既に衛星通信などで実
用化されているように1個のキャリア上の信号を一定時
間のタイムスロットと称する単位に分割して2個以上の
無線チャネルを時分割で割り当て、無線チャネルごとに
異なるタイムスロットを使用することにより、同一キャ
リア上であっても互いに干渉せずに同時に通信を行う時
分割多元接続(以下、TDMAという)も用いられる。
【0004】そして、陸上移動通信では、例えば、我が
国のデジタル自動車電話、あるいはデジタルコードレス
電話の規格である(財)電波システム開発センター標準規
格RCRSTD−27あるいは同RCRSTD−28案で規
定されているように、タイムスロットごとにキャリアを
切り換え可能なマルチキャリアTDMA方式がよく用い
られており、また送信と受信を同一キャリアで交互に行
う時分割複信(以下、TDDという)方式がRCRSTD
−28案で採用されている。
国のデジタル自動車電話、あるいはデジタルコードレス
電話の規格である(財)電波システム開発センター標準規
格RCRSTD−27あるいは同RCRSTD−28案で規
定されているように、タイムスロットごとにキャリアを
切り換え可能なマルチキャリアTDMA方式がよく用い
られており、また送信と受信を同一キャリアで交互に行
う時分割複信(以下、TDDという)方式がRCRSTD
−28案で採用されている。
【0005】一方、新たに無線通信を開始または干渉回
避などの理由で無線チャネルを変更する場合、適当な無
線チャネルを選定する必要が生じる。自動車電話におい
ては、各親局(基地局)ごとに使用するチャネルを同一無
線チャネルで干渉が起きないように予め固定的に割り当
てておき、基地局は割り当てられた無線チャネルの中
で、自局が現在使用してない適当な無線チャネルを使用
する固定チャネル割当方式が一般的である。
避などの理由で無線チャネルを変更する場合、適当な無
線チャネルを選定する必要が生じる。自動車電話におい
ては、各親局(基地局)ごとに使用するチャネルを同一無
線チャネルで干渉が起きないように予め固定的に割り当
てておき、基地局は割り当てられた無線チャネルの中
で、自局が現在使用してない適当な無線チャネルを使用
する固定チャネル割当方式が一般的である。
【0006】これに対し、コードレス電話においては、
RCRSTD−28案で規定されているような親局、また
は親局,子局の双方が無線チャネルを検索し、一定の基
準値以下の受信電界強度ならば使用可能と判定して同チ
ャネルを使用するダイナミックチャネル割当方式が一般
的である。そしてチャネル利用効率向上のために、自動
車電話においてもダイナミックチャネル割当方式に関し
て種々の研究が行われている。
RCRSTD−28案で規定されているような親局、また
は親局,子局の双方が無線チャネルを検索し、一定の基
準値以下の受信電界強度ならば使用可能と判定して同チ
ャネルを使用するダイナミックチャネル割当方式が一般
的である。そしてチャネル利用効率向上のために、自動
車電話においてもダイナミックチャネル割当方式に関し
て種々の研究が行われている。
【0007】以下、図面を参照しながら従来の無線電話
親局装置について説明を行う。図1は本発明が実施対象
とする無線電話親局装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、親局Aを構成する1は無線部で、搬
送波をデジタル値に変換された音声などのデジタルデー
タで変調し電波として子局Bへ送信し、かつ子局Bから
の電波を受信して元のデジタルデータに復調する。2は
無線制御部で、無線部1が送受信可能な無線チャネルか
ら、子局との通信に用いることが可能な無線チャネルを
選択し、無線部1に同無線チャネルを設定する。3は回
線インタフェース部で、無線部1および無線制御部2と
公衆電話回線、あるいは端末装置との間の音声などの通
信データ,発着呼,回線接続,切断等の回線制御データ
の変換等を行う。
親局装置について説明を行う。図1は本発明が実施対象
とする無線電話親局装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、親局Aを構成する1は無線部で、搬
送波をデジタル値に変換された音声などのデジタルデー
タで変調し電波として子局Bへ送信し、かつ子局Bから
の電波を受信して元のデジタルデータに復調する。2は
無線制御部で、無線部1が送受信可能な無線チャネルか
ら、子局との通信に用いることが可能な無線チャネルを
選択し、無線部1に同無線チャネルを設定する。3は回
線インタフェース部で、無線部1および無線制御部2と
公衆電話回線、あるいは端末装置との間の音声などの通
信データ,発着呼,回線接続,切断等の回線制御データ
の変換等を行う。
【0008】図5は図1の無線電話親局装置の従来のチ
ャネル選択の手順を示すフローチャート、(表1)は無線
チャネル表である。なお、本無線電話親局装置はRCR
STD−28案に準拠したものであって、キャリア数4、
TDMAフレーム1フレーム当たり送信(T)4スロッ
ト,受信(R)4スロット、計8スロットのマルチキャリ
アTDMA−TDD方式の通信を行うものである。
ャネル選択の手順を示すフローチャート、(表1)は無線
チャネル表である。なお、本無線電話親局装置はRCR
STD−28案に準拠したものであって、キャリア数4、
TDMAフレーム1フレーム当たり送信(T)4スロッ
ト,受信(R)4スロット、計8スロットのマルチキャリ
アTDMA−TDD方式の通信を行うものである。
【0009】
【表1】
【0010】以上のように構成された従来の無線電話親
局装置の動作を説明する。まず、親局Aと子局Bの間で
無線回線が設定されると、親局と子局の間で通信を開始
するとき、親局はまず適当な無線チャネル(以下、単に
チャネルという)を選定する必要がある。このとき図5
に示すように、ステップ(S1)では、同親局が既に子局
との通信に用いているタイムスロット以外の全チャネル
をチェックする。ステップ(S2)では、既に子局と通信
中ならば、同子局との通信に用いているタイムスロット
以外のチャネルを対象に、通信中の子局が存在しないな
らば全チャネルを対象に無作為に1チャネルをまず選択
する。
局装置の動作を説明する。まず、親局Aと子局Bの間で
無線回線が設定されると、親局と子局の間で通信を開始
するとき、親局はまず適当な無線チャネル(以下、単に
チャネルという)を選定する必要がある。このとき図5
に示すように、ステップ(S1)では、同親局が既に子局
との通信に用いているタイムスロット以外の全チャネル
をチェックする。ステップ(S2)では、既に子局と通信
中ならば、同子局との通信に用いているタイムスロット
以外のチャネルを対象に、通信中の子局が存在しないな
らば全チャネルを対象に無作為に1チャネルをまず選択
する。
【0011】次にステップ(S3)では、選択されたチャ
ネルを受信し、受信レベルをチェックし使用の可否を検
査する。すなわち、図1の無線制御部2から無線部1に
チャネルが設定され、無線部1から無線制御部2に受信
レベル(受信電界強度)が伝達される。
ネルを受信し、受信レベルをチェックし使用の可否を検
査する。すなわち、図1の無線制御部2から無線部1に
チャネルが設定され、無線部1から無線制御部2に受信
レベル(受信電界強度)が伝達される。
【0012】そして、ステップ(S4)では、受信レベル
が規格などの規定値より低ければ(S4のYES)使用可能、
すなわち同チャネルで電波を発しても他局に混信を与え
るおそれはないものと判断し、同チャネルで通信を開始
する(ステップ(S5))。もし、受信レベルが同規定値以
上であれば(S4のNO)使用中と判断し、ステップ(S1)に
進み、ステップ(S2),ステップ(S3)と進み、残りの他
のチャネルから無作為にチャネルを選択し、受信レベル
を検査する。そしてステップ(S1)により使用可能なチ
ャネルが見つかるまで、あるいは全対象チャネルの検査
が終了するまで検索を行う。以下、図6を参照しながら
チャネル選択動作の具体例について説明する。
が規格などの規定値より低ければ(S4のYES)使用可能、
すなわち同チャネルで電波を発しても他局に混信を与え
るおそれはないものと判断し、同チャネルで通信を開始
する(ステップ(S5))。もし、受信レベルが同規定値以
上であれば(S4のNO)使用中と判断し、ステップ(S1)に
進み、ステップ(S2),ステップ(S3)と進み、残りの他
のチャネルから無作為にチャネルを選択し、受信レベル
を検査する。そしてステップ(S1)により使用可能なチ
ャネルが見つかるまで、あるいは全対象チャネルの検査
が終了するまで検索を行う。以下、図6を参照しながら
チャネル選択動作の具体例について説明する。
【0013】図6は同一チャネルを使用すると互いに干
渉を起こす位置に設置され、かつ互いにTDMAのタイ
ムスロット同期を行っていない3つの親局1,2,3の
キャリアおよびタイムスロットの配置図である。
渉を起こす位置に設置され、かつ互いにTDMAのタイ
ムスロット同期を行っていない3つの親局1,2,3の
キャリアおよびタイムスロットの配置図である。
【0014】図6において、○囲みの数字は(表1)のタ
イムスロット番号、Tは送信タイムスロット、Rは受信
タイムスロット、○で囲まれていない数字は(表1)のキ
ャリア番号、「−」は送信も受信も行っていないタイム
スロットである。
イムスロット番号、Tは送信タイムスロット、Rは受信
タイムスロット、○で囲まれていない数字は(表1)のキ
ャリア番号、「−」は送信も受信も行っていないタイム
スロットである。
【0015】まず、(表1)のチャネル番号1−1で図6
の親局1が通信中であったとする。このとき親局1が新
たに他の子局と通信を開始しようとすると、(表1)のチ
ャネル1−1,2−1,3−1,4−1を除くチャネル
のなかから任意の1チャネルが選択される。例えばチャ
ネル2−3が選択されたとする。続いて図6の親局2が
チャネル1−3で通信を開始し、続いて図6の親局3が
通信を開始しようとすると、図6から明らかなように、
キャリア番号1のチャネルは、どの親局3の、どのスロ
ットでも親局1または2のキャリア番号1を使用してい
るスロットと時間が重なることになり、親局3はキャリ
ア番号1のチャネル(チャネル1−1,1−2,1−
3、および1−4)のいずれも通信中と判断し、使用で
きない。したがって、親局3はキャリア番号1以外のチ
ャネルを選択して通信することとなる。つまり、親局
1,2のキャリア番号1の使用期間は図6の下段矢印に
示すように使用効率が悪い。
の親局1が通信中であったとする。このとき親局1が新
たに他の子局と通信を開始しようとすると、(表1)のチ
ャネル1−1,2−1,3−1,4−1を除くチャネル
のなかから任意の1チャネルが選択される。例えばチャ
ネル2−3が選択されたとする。続いて図6の親局2が
チャネル1−3で通信を開始し、続いて図6の親局3が
通信を開始しようとすると、図6から明らかなように、
キャリア番号1のチャネルは、どの親局3の、どのスロ
ットでも親局1または2のキャリア番号1を使用してい
るスロットと時間が重なることになり、親局3はキャリ
ア番号1のチャネル(チャネル1−1,1−2,1−
3、および1−4)のいずれも通信中と判断し、使用で
きない。したがって、親局3はキャリア番号1以外のチ
ャネルを選択して通信することとなる。つまり、親局
1,2のキャリア番号1の使用期間は図6の下段矢印に
示すように使用効率が悪い。
【0016】以上は、タイムスロットのタイミングを各
親局共通な基準クロック(例えば、ISDN網のクロッ
クなど)を用いて発生させる場合である。しかし、共通
なクロックが得られない場合(既知アナログ電話網に接
続されたコードレス電話機など)で、親局間に3ppmの誤
差があるとき、RCRSTD−28案ではTDMAフレー
ム長5msであるので、約3分28秒で1タイムスロット分
の、約28分で1フレーム分のタイミングずれを生じる。
したがって、図6のようにある時点で親局1と親局2が
キャリア1を同時に使用できても、通話時間が数分以上
になると互いに干渉を生じる確率が高い。そしてこのよ
うな場合には、親局2はキャリア1以外のキャリアのチ
ャネルを通信に用いる必要がある。
親局共通な基準クロック(例えば、ISDN網のクロッ
クなど)を用いて発生させる場合である。しかし、共通
なクロックが得られない場合(既知アナログ電話網に接
続されたコードレス電話機など)で、親局間に3ppmの誤
差があるとき、RCRSTD−28案ではTDMAフレー
ム長5msであるので、約3分28秒で1タイムスロット分
の、約28分で1フレーム分のタイミングずれを生じる。
したがって、図6のようにある時点で親局1と親局2が
キャリア1を同時に使用できても、通話時間が数分以上
になると互いに干渉を生じる確率が高い。そしてこのよ
うな場合には、親局2はキャリア1以外のキャリアのチ
ャネルを通信に用いる必要がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の無線電話親局装置では、親局相互のTDMAタ
イムスロット同期が行われていない場合、図6の例のよ
うに最悪1キャリアにタイムスロット数の半分の無線チ
ャネルしか利用できない状態が発生する。さらにタイム
スロットのタイミングを各親局ごとに独立した発振器に
よって作る場合には、最悪1キャリアに1チャネルしか
利用できず、周波数利用効率が低下するという問題点を
有していた。
た従来の無線電話親局装置では、親局相互のTDMAタ
イムスロット同期が行われていない場合、図6の例のよ
うに最悪1キャリアにタイムスロット数の半分の無線チ
ャネルしか利用できない状態が発生する。さらにタイム
スロットのタイミングを各親局ごとに独立した発振器に
よって作る場合には、最悪1キャリアに1チャネルしか
利用できず、周波数利用効率が低下するという問題点を
有していた。
【0018】本発明は上記課題を解決し、親局相互のT
DMAタイムスロット同期が行われていない場合であっ
ても、周波数利用効率が高い無線電話親局装置を提供す
ることを目的としている。
DMAタイムスロット同期が行われていない場合であっ
ても、周波数利用効率が高い無線電話親局装置を提供す
ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、無線制御部は、第1の子局との通信中に第
2の子局と通信を開始するとき、前記第1の子局との通
信に使用中の無線チャネルと同一キャリアのタイムスロ
ットを前記第2の子局との通信用無線チャネルに優先的
に選択し、データで変調された高周波信号の送受信を行
う無線部に同無線チャネルを設定する。
するために、無線制御部は、第1の子局との通信中に第
2の子局と通信を開始するとき、前記第1の子局との通
信に使用中の無線チャネルと同一キャリアのタイムスロ
ットを前記第2の子局との通信用無線チャネルに優先的
に選択し、データで変調された高周波信号の送受信を行
う無線部に同無線チャネルを設定する。
【0020】
【作用】本発明によれば、同時に複数の子局と通信する
とき、同一キャリアの無線チャネルを優先的に選択する
ので、各親局単位で同一キャリアの無線チャネルを選
択,使用する確率が高くなる。
とき、同一キャリアの無線チャネルを優先的に選択する
ので、各親局単位で同一キャリアの無線チャネルを選
択,使用する確率が高くなる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。なお、前記従来の技術で説明した
図1に示す構成の無線電話親局装置に、図2に示す本発
明の一実施例における無線電話親局装置のチャネル選択
手順のフローチャートに基づいて処理が行われる。ま
た、本実施例における親局はRCRSTD−28案に準拠
したものであって、キャリア数4、TDMAフレーム1
フレーム当たり送信 (T)4スロット,受信(R)4スロ
ット、計8スロットのマルチキャリアTDMA−TDD
方式の通信を行うもので、無線チャネルは従来例で述べ
た(表1)と同一である。
照しながら説明する。なお、前記従来の技術で説明した
図1に示す構成の無線電話親局装置に、図2に示す本発
明の一実施例における無線電話親局装置のチャネル選択
手順のフローチャートに基づいて処理が行われる。ま
た、本実施例における親局はRCRSTD−28案に準拠
したものであって、キャリア数4、TDMAフレーム1
フレーム当たり送信 (T)4スロット,受信(R)4スロ
ット、計8スロットのマルチキャリアTDMA−TDD
方式の通信を行うもので、無線チャネルは従来例で述べ
た(表1)と同一である。
【0022】以上のように構成された無線電話親局装置
について、以下その動作を説明する。まず、親局Aと子
局Bの間で通信を開始するとき、親局はまず適当な無線
チャネル(以下、単にチャネルという)を選定する必要が
ある。このとき図2に示すように、ステップ(S0)で、
同親局が既に通信中の子局が存在しなければ(S0のN
O)、前記図5のフローチャートで説明した従来例と全
く同様な方法(ステップ(S1)ないし(S5))でチャネル
を選択し、無線部1に同チャネルが設定される。
について、以下その動作を説明する。まず、親局Aと子
局Bの間で通信を開始するとき、親局はまず適当な無線
チャネル(以下、単にチャネルという)を選定する必要が
ある。このとき図2に示すように、ステップ(S0)で、
同親局が既に通信中の子局が存在しなければ(S0のN
O)、前記図5のフローチャートで説明した従来例と全
く同様な方法(ステップ(S1)ないし(S5))でチャネル
を選択し、無線部1に同チャネルが設定される。
【0023】一方、同親局が既に子局と通信中ならば
(S0のYES)、ステップ(S6)で全スロット使用中かどう
か判断する。そして、ステップ(S7)では無線制御部2
はまず同子局との通信に用いているチャネルの同一キャ
リアの任意の隣接タイムスロットを1つ選択する。次に
選択されたチャネルを無線部1に設定して受信し、使用
の可否をステップ(S8)で検査する。すなわち無線部1
から無線制御部2に受信レベル(受信電界強度)が伝達さ
れる。
(S0のYES)、ステップ(S6)で全スロット使用中かどう
か判断する。そして、ステップ(S7)では無線制御部2
はまず同子局との通信に用いているチャネルの同一キャ
リアの任意の隣接タイムスロットを1つ選択する。次に
選択されたチャネルを無線部1に設定して受信し、使用
の可否をステップ(S8)で検査する。すなわち無線部1
から無線制御部2に受信レベル(受信電界強度)が伝達さ
れる。
【0024】ステップ(S8)では、受信レベルが規格な
どの規格値より低ければ(S8のYES)、使用可能、すなわ
ち同チャネルで電波を他局に混信を与えるおそれはない
ものと判断し、同チャネルで通信を開始する。もし、受
信レベルが同規定値以上であれば(S8のNO)使用中と判
断し、残りの同キャリアの隣接タイムスロットを同様に
検査する。
どの規格値より低ければ(S8のYES)、使用可能、すなわ
ち同チャネルで電波を他局に混信を与えるおそれはない
ものと判断し、同チャネルで通信を開始する。もし、受
信レベルが同規定値以上であれば(S8のNO)使用中と判
断し、残りの同キャリアの隣接タイムスロットを同様に
検査する。
【0025】そして、すべての同キャリアの隣接タイム
スロットが使用不可ならば、次にステップ(S9)に進
み、同キャリアの非隣接スロットを同様に検査する。そ
して、ステップ(S10)では、すべての同キャリアの非隣
接スロットが使用不可ならば、次に同子局との通信に用
いているチャネルの他のキャリアの無線チャネルを対象
に通信中の子局が存在しない場合と同様に検査し、通信
チャネルを選択し無線部1に設定する(S11)。
スロットが使用不可ならば、次にステップ(S9)に進
み、同キャリアの非隣接スロットを同様に検査する。そ
して、ステップ(S10)では、すべての同キャリアの非隣
接スロットが使用不可ならば、次に同子局との通信に用
いているチャネルの他のキャリアの無線チャネルを対象
に通信中の子局が存在しない場合と同様に検査し、通信
チャネルを選択し無線部1に設定する(S11)。
【0026】以下、図3および図4を参照しながらチャ
ネル選択動作の具体例について説明する。図3および図
4は同一チャネルを使用すると互いに干渉を起こす位置
に設置され、かつ互いにTDMAのタイムスロット同期
を行っていない2つの親局1,2のキャリアおよびタイ
ムスロットの配置図である。
ネル選択動作の具体例について説明する。図3および図
4は同一チャネルを使用すると互いに干渉を起こす位置
に設置され、かつ互いにTDMAのタイムスロット同期
を行っていない2つの親局1,2のキャリアおよびタイ
ムスロットの配置図である。
【0027】図3および図4の各記号は前記図6と同じ
である。まず、図3のように(表1)のチャネル番号1
−1で親局1が通信中であったとする。このとき親局1
が新たに他の子局と通信を開始しようとすると、同一キ
ャリアの隣接スロットから1チャネルが選択されるから
チャネル1−2または1−4が選択されるが、例えばチ
ャネル1−2が選択されたとする。続いて親局2が通信
を開始使用とすると、キャリア番号1のチャネルに関し
てはチャネル1−3で通信可能である。よってタイムス
ロットのタイミングを各親局共通な基準クロック(例え
ば、ISDNのクロックなど)を用いて発生させている
ならば、親局1とのタイムスロットのタイミングのずれ
量がいかなる値の親局でも、キャリア番号1で連続する
2タイムスロット(この場合は親局1のスロット番号
3,4)が空いているので、必ず使用可能なスロットが
存在する。
である。まず、図3のように(表1)のチャネル番号1
−1で親局1が通信中であったとする。このとき親局1
が新たに他の子局と通信を開始しようとすると、同一キ
ャリアの隣接スロットから1チャネルが選択されるから
チャネル1−2または1−4が選択されるが、例えばチ
ャネル1−2が選択されたとする。続いて親局2が通信
を開始使用とすると、キャリア番号1のチャネルに関し
てはチャネル1−3で通信可能である。よってタイムス
ロットのタイミングを各親局共通な基準クロック(例え
ば、ISDNのクロックなど)を用いて発生させている
ならば、親局1とのタイムスロットのタイミングのずれ
量がいかなる値の親局でも、キャリア番号1で連続する
2タイムスロット(この場合は親局1のスロット番号
3,4)が空いているので、必ず使用可能なスロットが
存在する。
【0028】次に、図4のように(表1)のチャネル番号
1−1および2−2で親局1が通信中であったとする。
このとき親局1が新たに他の子局と通信を開始しようと
すると、同一キャリアの隣接スロットから1チャネルが
選択されるからチャネル2−3または1−4が選択され
るが、例えばチャネル1−4が選択されたとする。
1−1および2−2で親局1が通信中であったとする。
このとき親局1が新たに他の子局と通信を開始しようと
すると、同一キャリアの隣接スロットから1チャネルが
選択されるからチャネル2−3または1−4が選択され
るが、例えばチャネル1−4が選択されたとする。
【0029】続いて、親局2が通信を開始しようとする
と、キャリア番号1のチャネルに関してはチャネル1−
2が通信可能である。よってタイムスロットのタイミン
グを各親局共通な基準クロック(例えば、ISDNのク
ロックなど)を用いて発生させているならば、図3の例
と同様に、親局1とのタイムスロットのタイミングのず
れ量がいかなる値の親局でも、キャリア番号1で連続す
る2タイムスロット(この場合は親局1のスロット番号
2,3)が空いているので、必ず使用可能なスロットが
存在する。
と、キャリア番号1のチャネルに関してはチャネル1−
2が通信可能である。よってタイムスロットのタイミン
グを各親局共通な基準クロック(例えば、ISDNのク
ロックなど)を用いて発生させているならば、図3の例
と同様に、親局1とのタイムスロットのタイミングのず
れ量がいかなる値の親局でも、キャリア番号1で連続す
る2タイムスロット(この場合は親局1のスロット番号
2,3)が空いているので、必ず使用可能なスロットが
存在する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線電話
親局装置は、親局が複数の子局と通信するとき、各親局
ごとに同キャリア隣接タイムスロットの無線チャネルを
選択,使用する確率が高くなり、したがって親局同士の
タイムスロット同期が行われていない場合でも、タイム
スロットのタイミングを各親局共通な基準クロックを用
いて発生させるならば、1キャリア当たり3チャネル以
上利用できる確率が高まる。
親局装置は、親局が複数の子局と通信するとき、各親局
ごとに同キャリア隣接タイムスロットの無線チャネルを
選択,使用する確率が高くなり、したがって親局同士の
タイムスロット同期が行われていない場合でも、タイム
スロットのタイミングを各親局共通な基準クロックを用
いて発生させるならば、1キャリア当たり3チャネル以
上利用できる確率が高まる。
【0031】しかも、タイムスロットのタイミングを各
親局独立したクロックを用いて発生させている場合で
も、親局単位で同一キャリアの無線チャネルを選択,使
用する確率が高くなるので、1キャリア当たりに1親局
が2チャネル以上利用できる確率が高まる。したがっ
て、いずれの場合においても1キャリア当たりの終了チ
ャネル数が増加し、親局間のタイムスロット同期を行う
ことなく、周波数利用効率を向上させることができる。
親局独立したクロックを用いて発生させている場合で
も、親局単位で同一キャリアの無線チャネルを選択,使
用する確率が高くなるので、1キャリア当たりに1親局
が2チャネル以上利用できる確率が高まる。したがっ
て、いずれの場合においても1キャリア当たりの終了チ
ャネル数が増加し、親局間のタイムスロット同期を行う
ことなく、周波数利用効率を向上させることができる。
【図1】本発明が実施対象とする無線電話親局装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例におけるチャネル選択手順の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図3】本発明の動作を説明する無線電話親局装置のタ
イムスロット配置図である。
イムスロット配置図である。
【図4】本発明の動作を説明する無線電話親局装置のタ
イムスロット配置図である。
イムスロット配置図である。
【図5】従来の無線電話親局装置のチャネル選択手順の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】従来の無線電話親局装置のタイムスロット配置
図である。
図である。
1…無線部、 2…無線制御部、 3…回線インタフェ
ース部、 A…親局、B…子局。
ース部、 A…親局、B…子局。
Claims (4)
- 【請求項1】 搬送波周波数をタイムスロットごとに切
り換え可能な時分割多元接続によって無線子局との間で
通信を行い、音声信号などのデータで変調された高周波
信号の送受信を行う無線部と、前記無線部に接続され、
前記子局との通信に用いる無線チャネルを選択し、前記
無線部に前記無線チャネルを設定する無線制御部とを有
し、前記無線制御部は、第1の子局との通信中に、第2
の子局との無線チャネルを選定する場合、前記第1の子
局との通信に使用中の無線チャネルと同一搬送波周波数
のタイムスロットを前記第2の子局との無線チャネルに
優先的に設定することを特徴とする無線電話親局装置。 - 【請求項2】 前記無線制御部は、第1の子局との通信
中に、第2の子局との無線チャネルを選定する場合、前
記第1の子局との通信に使用中の無線チャネルと同一搬
送波周波数の隣接するタイムスロットを前記第2の子局
との通信用無線チャネルに優先的に設定することを特徴
とする請求項1記載の無線電話親局装置。 - 【請求項3】 搬送波周波数をタイムスロットごとに切
り換え可能な時分割多元接続によって無線子局との間で
通信を行い、音声信号などのデータで変調された高周波
信号の送受信を行う無線部と、前記無線部に接続され、
前記無線部が送受信可能な無線チャネルを前記子局との
通信に用いることが可能か否かを判定し、前記子局との
通信に用いる無線チャネルを選択し、前記無線部に前記
無線チャネルを設定する無線制御部とを有し、前記無線
制御部は、第1の子局との通信中に、第2の子局との無
線チャネルを選定する場合、前記第1の子局との通信に
使用中の無線チャネルと同一搬送波周波数のタイムスロ
ットから前記第2の子局との通信に用いることが可能か
否かを判定することを特徴とする無線電話親局装置。 - 【請求項4】 前記無線制御部は、第1の子局との通信
中に、第2の子局との無線チャネルを選定する場合、前
記第1の子局との通信に使用中の無線チャネルと同一搬
送周波数の隣接タイムスロット、前記第1の子局との通
信に使用中の無線チャネルと同一搬送波周波数の非隣接
タイムスロット、の順序で前記第2の子局との通信に用
いることが可能か否かを判定することを特徴とする請求
項3記載の無線電話親局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084630A JPH06303186A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 無線電話親局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084630A JPH06303186A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 無線電話親局装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303186A true JPH06303186A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13836010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5084630A Pending JPH06303186A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 無線電話親局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06303186A (ja) |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084630A patent/JPH06303186A/ja active Pending
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