JPH0630265Y2 - インラインブレンダ - Google Patents

インラインブレンダ

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JPH0630265Y2
JPH0630265Y2 JP1988090671U JP9067188U JPH0630265Y2 JP H0630265 Y2 JPH0630265 Y2 JP H0630265Y2 JP 1988090671 U JP1988090671 U JP 1988090671U JP 9067188 U JP9067188 U JP 9067188U JP H0630265 Y2 JPH0630265 Y2 JP H0630265Y2
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JP1988090671U
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和彦 中村
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オーバル機器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ローリ車等の混合液供給対象に向けて直接混
合出荷するインラインブレンダにおいて、混合液の混合
比が適正であるか否かの品質をチェックする機能を有す
るインラインブレンダに関する。
背景技術 周知の通り、液体の定量混合にはバッチブレンド方式と
インラインブレンド方式とがある。前者は、混合する各
々の液体の流量をバッチカウンタ等に設定して通液を開
始し、各々の液体を混合タンクに収納する。通液流量は
流量計で計測されて発信され、この発信された流量信号
をバッチカウンタで加算し、設定値に達したとき弁機構
が閉止され、各液の計量が完了したとき前記混合タンク
を攪拌し均質な混合液体とするもので、後者は、混合す
る各々の液体の混合百分比を設定し、この設定比を満足
するように、同時に通液を開始し、各液体は一つの流出
導管内で混合されるもので、各々の液体は流量計から発
信される流量信号と設定比に基づいて定められた基準信
号と比較され、流量値が基準信号に等しくなる制御がな
される。しかし、上述の混合方式においては、混合され
た液体の成分が目的とするものであるか否かの保証はな
く、前者においては混合液を採取し成分を分析する等の
操作により品質確認のもとに出荷され、後者において
も、混合液を定量毎又は一定時間毎にサンプリングして
品質を調査し、出荷混合液の品質を推定することが行わ
れている。これらの品質確認の作業は長い時間を要する
とともに労力と分析機器等設備経費を伴なうものである
から非生産的であった。
問題点解決の手段 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、予め密度の知られた被混合液体を混合する混合比か
ら算出した密度と混合流体の実測密度とを比較すること
により簡易で迅速安価な混合液体の品質管理を可能とす
るインラインブレンダを提供することを目的とする。即
ち、物性の異なる第1,第2の流体の質量流量を所定の
比率で混合する混合比率設定信号を発信する混合比設定
器と、前記第1,第2の流体を流通する第1,第2の流
路、および、該第1,第2の流路に合流し、各々の流体
を混合する流出路と、第1,第2の流路に配設され各々
の流路を流通する流体の質量流量および密度を計測する
計測手段と、前記混合比設定信号と、各々の質量流量信
号とを比較制御し、設定された混合比の質量流量を流出
するインラインブレンダにおいて、前記流出路における
混合流体の密度と、第1,第2の流体密度並びに混合比
とから求めた密度とを比較し、混合流体が許容された混
合比以内であることを確認する品質管理機能を具備した
ことを特徴とするインラインブレンダを提供するもので
ある。
実施例 第1図は、本考案の一実施例を示すブロック図で、図
中、Aは第1流路1を流通する第1の液体、Bは第2流
路2を流通する第2の液体である。該第1流路1および
第2流路2は地点Mで流出路8に合流し、A,B両液は
ミキサ7で充分に混合され均質な混合流体となり流出口
81よりローリ車10に搭載される。第1の流路1には
第1の質量流量計5と、制御弁3とがカスケードに接続
されており、第2の流路2にも同様に第2の質量流量計
6と制御弁4とがカスケードに接続されている。また流
出路8にも質量流量計9が接続されている。質量流量計
5,6および9は各々第1,第2および流出路8を流通
するA,B液およびA,Bの混合液の質量流量および密
度を計測するコリオリ質量流量計である。例えば、コリ
オリ質量流量計は特公昭60−34683号公報におい
て開示されている方式の流量計である。この質量流量計
は、支持部材に直交する第1軸に軸対称な湾曲導管、例
えば、U字導管を前記支持部材を貫通して開口部近傍で
固着し、U字導管を固着点を結ぶ第2軸まわりに片持ば
り状に振動可能とし、更に第2軸まわりに前記U字導管
の固有振動数と実質的に等しい固有振動する振動部材を
固着し、該振動部材と前記U字導管とを第2軸を振動節
部として音叉状に振動させる。
U字導管内に流体が流れないときは、U字導管は第1軸
を基準面として第2軸に平行に単振動するが、流体が流
れているとき、流体にはコリオリの力が作用し、U字導
管には第2軸まわりの音又振動に重畳して、等しい周波
数の第1軸まわりの捩り振動が印加される。コリオリの
力は質量流量に比例するので、前記捩り振動の大きさを
第1軸を含む基準面をU字導管の各々の腕が通過する時
間差を計測し、この時間差に比例した量としての質量流
量を求めている。一方、流体はU字導管と共に固有振動
数で定振幅に駆動されているので、流体密度は固有振動
数の2乗に逆比例する関数として求めることができる。
即ち、上に述べた方式のコリオリ質量流量計においては
被測流体の質量流量と密度とが計測される。第1図にお
いてREU(遠隔電子計測装置)51、61,91は質
量流量信号を出力する計測装置をしめし、DMS(密度
計測システム)52,62,92は密度信号を出力する
計測装置をあらわす。尚、本考案は、コリオリ質量流量
計以外に流量計測と密度計測とを各々単独に計測する機
能を複合して構成することを含むものである。
3,4は制御弁でインラインブレンデングシステム20
の指令により弁開度を制御されるものである。インライ
ンブレンデングシステム20には、予め第1流体A(以
下A液と呼ぶ)と第2流体B(以下B液と呼ぶ)の密
度、A,Bの混合流量、及び各々の流体を混合する混合
比率等が設定されており、この設定比率に基づいた流量
比の混合流量となるように制御弁3、制御弁4の開度が
制御される。即ち、A液の密度をρA,B液の密度をρB
とし、混合比率をA液n1、B液n2とすると n1+n2=1…(1) となる制御が行われる。
7は周知のミキサで、例えば、管体内部に流体に旋回運
動を与える複数の攪拌要素が組込まれている方式のもの
である。混合液体は質量流量計9で測定されて流出口8
1からローリ車10等の被供給源に収容される。30は
演算器で、前記インラインブレンデングシステム20に
記憶された混合設定比率に基づいて混合液体の密度ρ0
を演算する。前記の例の場合は n1ρA+n2ρB=ρ0…(2) となる。又、質量流量計9から出力されたDMS92の
混合液体の実側密度ρMとの差Δρ ρ0−ρM=±Δρ…(3) を算出し、|Δρ|と許容密度誤差αと比較し |Δρ|>α…(4) のときインラインブレンダシステム20に異常信号であ
ることを出力する。尚、A,B液の実測密度をDMS5
2,DMS62で計測して実測値を比較することも行わ
れる。密度は温度の関数であるから実測密度は温度補正
して基準温度値に換算しなければならない。
以上に於ては、A液,B液の2液の混合の場合について
述べたが、これに更に密度ρCのC液が混合される場合
も考えられるが、この場合においても、2液混合の場合
の延長として考えられる。即ち、A,B,C液をn1
n2,n3の混合比として、 n1ρA+n2ρB+n3ρC=ρ0…(5) この様にして密度ρnのn液までの混合においても、 n1ρA+n2ρB+…nnρn=ρ0…(6) として推定値が算出され、これを実測密度とを比較する
こともできる。更に、密度値によってはA,B、2液混
合して得られた混合液とC液とを比較するように順次複
数の混合液と他の液との2液の混合として前記説明した
方法を積み重ねて判別することも可能である。
効果 以上の説明から明らかなように、本考案のインラインブ
レンダの方式によると、複数液の混合液が目的とするも
のであるか否かをサンプリングして試液を収集して分析
を行なうことなく、単にオンラインにおける密度の測定
のみで判断できるので、時間の無駄を省くことができ、
高価な分析装置を必要とせず安価で信頼のおける結果が
得られる。生産工程においての時間待ちは重大な損失を
生む点を考えると、本考案が原価低減に寄与することは
きわめて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の概要をしめすブロック図である。 1…第1流路、2…第2流路、3,4…制御弁、5,
6,9…コリオリ質量流量計、7…ミキサ、8…流出
路、10…ローリ車、20…インラインブレンデングシ
ステム、30…演算器、51,61,91…遠隔電子計
測装置、52,62,92…密度計測システム。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】物性の異なる第1,第2の流体が流れる第
    1,第2の流路および該第1,第2の流路を合流し、各
    々の流体を混合し混合流体を流出する流出流路と、前記
    第1,第2の流路および流出流路に配設され、各々の流
    路を流れる流体の質量流量および密度を計測する第1,
    第2流体計測手段および混合流体計測手段と、前記第
    1,第2の流体の質量流量を所定比率で混合して得られ
    た混合流体の密度を予め設定された混合流体密度値とな
    るように混合比率設定信号を発信する混合比率設定器を
    有し、前記混合比率設定信号と前記第1,第2の流路を
    流れる流体を制御するための制御信号を発信するインラ
    インブレンデングシステムと、前記混合流体密度設定値
    と前記混合流体計測手段により計測された混合流体密度
    値とを比較し、該比較値が予め定められた許容混合流体
    密度値範囲を越えたときアラーム信号を出力する演算手
    段とからなることを特徴とするインラインブレンダ。
  2. 【請求項2】前記質量流量並びに密度の計測手段を、両
    開口部が流路に接続され被測流体の流通する導管を2点
    において支持し、該導管を支持点まわりに共振周波数で
    駆動したとき、該導管に作用するコリオリの力に比例し
    た量として質量流量を、前記共振周波数に基づいて密度
    を計測するコリオリ質量流量計としたことを特徴とする
    請求項第1項に記載のインラインブレンダ。
JP1988090671U 1988-07-08 1988-07-08 インラインブレンダ Expired - Lifetime JPH0630265Y2 (ja)

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JPH0212435U JPH0212435U (ja) 1990-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CH684118A5 (de) * 1993-04-20 1994-07-15 Doikos Investments Ltd Verfahren zum Verbrennen von Kehricht auf einem Verbrennungsrost sowie Verbrennungsrost zur Ausübung des Verfahrens und Rostplatte für einen solchen Verbrennungsrost.

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