JPH06300044A - 焼結含油軸受 - Google Patents
焼結含油軸受Info
- Publication number
- JPH06300044A JPH06300044A JP11238793A JP11238793A JPH06300044A JP H06300044 A JPH06300044 A JP H06300044A JP 11238793 A JP11238793 A JP 11238793A JP 11238793 A JP11238793 A JP 11238793A JP H06300044 A JPH06300044 A JP H06300044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered oil
- rotor
- bearing
- end surface
- impregnated bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 5
- 239000003973 paint Substances 0.000 abstract description 7
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 abstract 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001846 repelling effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 摩耗を抑えると共にコストダウンを図るよう
にした焼結含油軸受を提供する。 【構成】 焼結含油軸受1の軸と直角な端面2に良潤滑
性の塗料13をコーティングする。端面2と塗料13を
介して回転子7の軸8に固定される部材12の軸と直角
な平面が当接して、スラスト荷重を支持する。端面2と
部材12が直接摺動しないので摩耗が抑えられ、また部
品点数が増加しないのでコストダウンが図れる。
にした焼結含油軸受を提供する。 【構成】 焼結含油軸受1の軸と直角な端面2に良潤滑
性の塗料13をコーティングする。端面2と塗料13を
介して回転子7の軸8に固定される部材12の軸と直角
な平面が当接して、スラスト荷重を支持する。端面2と
部材12が直接摺動しないので摩耗が抑えられ、また部
品点数が増加しないのでコストダウンが図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種回転機器のモータ
に使用されて、回転子に加わる軸方向のスラスト荷重を
端面で受ける焼結含油軸受に関する。
に使用されて、回転子に加わる軸方向のスラスト荷重を
端面で受ける焼結含油軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオ、オーディオ、情報機器
などの回転駆動部を有する各種回転機器のモータには、
回転子に加わる軸方向の力(いわゆるスラスト荷重)を
受ける軸受として焼結含油軸受が用いられている。この
ような焼結含油軸受をモータに用いてスラスト荷重を受
ける構造として、回転子の軸をベアリングで支える構造
あるいは回転子の軸の先端をハウジングで支える構造が
知られている。
などの回転駆動部を有する各種回転機器のモータには、
回転子に加わる軸方向の力(いわゆるスラスト荷重)を
受ける軸受として焼結含油軸受が用いられている。この
ような焼結含油軸受をモータに用いてスラスト荷重を受
ける構造として、回転子の軸をベアリングで支える構造
あるいは回転子の軸の先端をハウジングで支える構造が
知られている。
【0003】しかし、前者のベアリングで支える構造
は、コストアップとなる欠点があり、後者のハウジング
で支える構造は、コストアップとはならないが、モータ
の構造によっては適用できないので、用途が制限される
という欠点がある。このため、スラスト荷重を軸受端面
で受けるようにした構造が提供されるに至っている。
は、コストアップとなる欠点があり、後者のハウジング
で支える構造は、コストアップとはならないが、モータ
の構造によっては適用できないので、用途が制限される
という欠点がある。このため、スラスト荷重を軸受端面
で受けるようにした構造が提供されるに至っている。
【0004】図4はこのような構造の一例を示すもので
あり、特開昭64−12121号公報に開示されている
ように、図3のように回転子の軸に直角となる平らな端
面2の周方向に複数の凹凸を形成した焼結含油軸受1を
用いたモータ3を示している。焼結含油軸受1はトルク
を発生するコイル4、シャーシ5などと一体に固定され
るハウジング6により保持されて、回転子7の軸8を支
持している。回転子7の永久磁石9はボス10により軸
8と一体に固定され、焼結含油軸受1の周方向に複数の
凹凸を形成した端面2と、回転子7のボス10の軸と直
角な端面11とが当接して、スラスト荷重を支持してい
る。Xはスラスト荷重が加わる方向を示している。
あり、特開昭64−12121号公報に開示されている
ように、図3のように回転子の軸に直角となる平らな端
面2の周方向に複数の凹凸を形成した焼結含油軸受1を
用いたモータ3を示している。焼結含油軸受1はトルク
を発生するコイル4、シャーシ5などと一体に固定され
るハウジング6により保持されて、回転子7の軸8を支
持している。回転子7の永久磁石9はボス10により軸
8と一体に固定され、焼結含油軸受1の周方向に複数の
凹凸を形成した端面2と、回転子7のボス10の軸と直
角な端面11とが当接して、スラスト荷重を支持してい
る。Xはスラスト荷重が加わる方向を示している。
【0005】図5はスラスト荷重を軸受端面で受けるよ
うにした構造の他例を示すものであり、座金12を介し
て焼結含油軸受1の軸に直角な端面2で受けるようにし
たものである。座金12は金属やプラスチックなどが用
いられる。
うにした構造の他例を示すものであり、座金12を介し
て焼結含油軸受1の軸に直角な端面2で受けるようにし
たものである。座金12は金属やプラスチックなどが用
いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来における
スラスト荷重を軸受端面で受けるようにした構造では、
それぞれ次のような問題がある。 (1)図4の構造では、焼結含油軸受1の端面2とボス
10の端面11とが直接摺動するので、焼結含油軸受1
が摩耗し易い。 (2)図5の構造では、部品点数が増加するためコスト
ダウンが避けられない。
スラスト荷重を軸受端面で受けるようにした構造では、
それぞれ次のような問題がある。 (1)図4の構造では、焼結含油軸受1の端面2とボス
10の端面11とが直接摺動するので、焼結含油軸受1
が摩耗し易い。 (2)図5の構造では、部品点数が増加するためコスト
ダウンが避けられない。
【0007】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、摩耗を抑えると共にコストダウンを図るよ
うにした焼結含油軸受を提供することを目的とするもの
である。
れたもので、摩耗を抑えると共にコストダウンを図るよ
うにした焼結含油軸受を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転子の回転を支持すると共に、上記回転
子に加わる軸方向の荷重を回転子の軸に固定される部材
の軸と直角な平面と、軸受の軸と直角な端面とを当接し
て支持する焼結含油軸受において、上記軸受の端面に良
潤滑性の塗料をコーティングしたことを特徴とするもの
である。
に本発明は、回転子の回転を支持すると共に、上記回転
子に加わる軸方向の荷重を回転子の軸に固定される部材
の軸と直角な平面と、軸受の軸と直角な端面とを当接し
て支持する焼結含油軸受において、上記軸受の端面に良
潤滑性の塗料をコーティングしたことを特徴とするもの
である。
【0009】他の本発明は、上記回転子の軸に固定され
る部材は、座金であることを特徴とするものである。
る部材は、座金であることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、焼結含
油軸受はこの端面とコーティングされた良潤滑性の塗料
を介して、回転子の軸に固定される部材の軸と直角な平
面が当接して支持される。これにより、焼結含油軸受の
摩耗を抑えると共に、コストダウンを図ることができ
る。
油軸受はこの端面とコーティングされた良潤滑性の塗料
を介して、回転子の軸に固定される部材の軸と直角な平
面が当接して支持される。これにより、焼結含油軸受の
摩耗を抑えると共に、コストダウンを図ることができ
る。
【0011】請求項2記載の本発明の構成によれば、部
材として座金を用いることにより請求項1と同様な作用
を行わせることができる。
材として座金を用いることにより請求項1と同様な作用
を行わせることができる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の焼結含油軸受の実施例を示す斜視図
で、焼結含油軸受1の軸8と直角な端面2には、目的に
応じて各種材料から選ばれた良潤滑性の塗料13がコー
ティングされている。この良潤滑性の塗料13は用途、
スラスト荷重に合わせて最適の材料を選択することがで
きる。
る。図1は本発明の焼結含油軸受の実施例を示す斜視図
で、焼結含油軸受1の軸8と直角な端面2には、目的に
応じて各種材料から選ばれた良潤滑性の塗料13がコー
ティングされている。この良潤滑性の塗料13は用途、
スラスト荷重に合わせて最適の材料を選択することがで
きる。
【0013】図2は本実施例の焼結含油軸受1を用いて
組み立てられたモータ3を示すもので、焼結含油軸受1
の端面2と良潤滑性の塗料13を介して金属やプラスチ
ックなどが用いられた座金12が当接されることで、X
方向に加わるスラスト荷重を支持している。4はコイ
ル、5は強磁性体からなるシャーシ、6はハウジング、
7は回転子、8は回転子7の軸、9は回転子7の永久磁
石、10は座金12を支持しているボスである。
組み立てられたモータ3を示すもので、焼結含油軸受1
の端面2と良潤滑性の塗料13を介して金属やプラスチ
ックなどが用いられた座金12が当接されることで、X
方向に加わるスラスト荷重を支持している。4はコイ
ル、5は強磁性体からなるシャーシ、6はハウジング、
7は回転子、8は回転子7の軸、9は回転子7の永久磁
石、10は座金12を支持しているボスである。
【0014】このような構造において、コイル2に通電
することにより軸8に一体的に固定した永久磁石9と吸
引、反発することによって回転子7が回転を開始する。
この場合、回転子7に加わるX方向のスラスト荷重は、
焼結含油軸受1の端面2と良潤滑性の塗料13を介して
座金12が当接することで受けられる。従って、本実施
例によれば次のような効果が得られる。 (1)焼結含油軸受1の端面2とボス10の端面11と
が直接摺動しないので、焼結含油軸受1に対するその摩
耗が抑えられる。 (2)部品点数が増加しないのでコストダウンを図るこ
とができる。
することにより軸8に一体的に固定した永久磁石9と吸
引、反発することによって回転子7が回転を開始する。
この場合、回転子7に加わるX方向のスラスト荷重は、
焼結含油軸受1の端面2と良潤滑性の塗料13を介して
座金12が当接することで受けられる。従って、本実施
例によれば次のような効果が得られる。 (1)焼結含油軸受1の端面2とボス10の端面11と
が直接摺動しないので、焼結含油軸受1に対するその摩
耗が抑えられる。 (2)部品点数が増加しないのでコストダウンを図るこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、焼結
含油軸受の軸と直角な端面に良潤滑性の塗料をコーティ
ングし、この端面と塗料を介して回転子の軸に固定され
る部材の軸と直角な平面が当接して支持されるので、焼
結含油軸受の摩耗を抑えると共にコストダウンを図るこ
とができる。
含油軸受の軸と直角な端面に良潤滑性の塗料をコーティ
ングし、この端面と塗料を介して回転子の軸に固定され
る部材の軸と直角な平面が当接して支持されるので、焼
結含油軸受の摩耗を抑えると共にコストダウンを図るこ
とができる。
【図1】本発明の焼結含油軸受の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本実施例の焼結含油軸受を用いて組み立てたモ
ータを示す断面図である。
ータを示す断面図である。
【図3】従来の焼結含油軸受を示す斜視図である。
【図4】従来例の焼結含油軸受を用いて組み立てたモー
タを示す断面図である。
タを示す断面図である。
【図5】従来例の焼結含油軸受を用いて組み立てたモー
タの他の構造を示す断面図である。
タの他の構造を示す断面図である。
1 焼結含油軸受 2 焼結含油軸受の端面 3 モータ 7 回転子 8 回転子の軸 10 ボス 12 座金 13 良潤滑性の塗料
Claims (2)
- 【請求項1】 回転子の回転を支持すると共に、上記回
転子に加わる軸方向の荷重を回転子の軸に固定される部
材の軸と直角な平面と、軸受の軸と直角な端面とを当接
して支持する焼結含油軸受において、上記軸受の端面に
良潤滑性の塗料をコーティングしたことを特徴とする焼
結含油軸受。 - 【請求項2】 上記回転子の軸に固定される部材は、座
金であることを特徴とする請求項1記載の焼結含油軸
受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11238793A JPH06300044A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 焼結含油軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11238793A JPH06300044A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 焼結含油軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300044A true JPH06300044A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14585408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11238793A Withdrawn JPH06300044A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 焼結含油軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06300044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164302A2 (de) * | 2000-06-16 | 2001-12-19 | Grundfos A/S | Axailgleitlager für eine Nasslaufkreiselpumpe |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP11238793A patent/JPH06300044A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1164302A2 (de) * | 2000-06-16 | 2001-12-19 | Grundfos A/S | Axailgleitlager für eine Nasslaufkreiselpumpe |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |