JPH0629945A - データ送信装置とデータ受信装置 - Google Patents

データ送信装置とデータ受信装置

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JPH0629945A
JPH0629945A JP4183400A JP18340092A JPH0629945A JP H0629945 A JPH0629945 A JP H0629945A JP 4183400 A JP4183400 A JP 4183400A JP 18340092 A JP18340092 A JP 18340092A JP H0629945 A JPH0629945 A JP H0629945A
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clock
digital
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Satoaki Wada
学明 和田
Tetsuo Hanaoka
哲郎 花岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタル音声のためのビット・クロックと
サンプリング・クロックを外部からデータ送信装置に供
給するようにし、同期していないディジタル音声信号と
ディジタル映像信号を多重して伝送する。 【構成】 ディジタル音声サンプリング・クロックをデ
ィジタル映像サンプリング・クロックでサンプリングす
る非同期サンプリング回路104と、ディジタル映像サ
ンプリング・クロックとディジタル音声サンプリング信
号によりメモリ101からデータを読み出す読み出し制
御回路103と、ディジタル音声サンプリング信号によ
り、メモリ101出力のディジタル音声データの読み出
しブロック毎に通信同期信号を付加し、ディジタル映像
のデータと多重して送信する多重回路106を設けるこ
とによって、外部からディジタル音声のためのビット・
クロックとサンプリング・クロックを供給することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル映像信号に非
同期なディジタル音声信号とディジタル映像信号を多重
して伝送するデータ送信装置とデータ受信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルVTR等のディジタル
映像機器の開発が活発化してきている。これにともない
ディジタルで映像信号や音声信号を多重し、伝送する機
器の開発も活発化しており、通信信号処理技術も発展著
しいものがある。
【0003】従来、映像信号と音声信号をディジタルで
多重する際、映像信号のサンプリング周波数と音声信号
のサンプリング周波数は何らかの整数比で表せる関係に
なるようにして伝送していた。
【0004】以下に、NTSCのディジタル映像信号と
48kHzサンプリングのディジタル音声信号を多重し
て伝送する、従来のデータ送信装置について説明する。
【0005】図5は従来のデータ送信装置の一例を示す
ブロック図である。図5において、201はディジタル
音声のデータを記憶するメモリ、202はメモリの書き
込み制御回路、203はメモリの読み出し制御回路、2
05はディジタル映像のサンプリング・クロックを13
125分周する分周器、204はディジタル音声のサン
プリング・クロックとデータ取り込みのためのビット・
クロックを出力するPLL回路、206は入力されるデ
ィジタル映像のデータの取り得る値を制限するリミッ
タ、207はディジタル映像のデータとディジタル音声
のデータを多重し、通信同期信号を付加させて1ビット
のシリアル信号に変換する多重回路である。
【0006】以上のように構成されたデータ送信装置に
ついて、以下その動作について説明する。
【0007】まず、ディジタル映像サンプリング・クロ
ック入力端子211より14.31818MHzのディ
ジタル映像サンプリング・クロックが入力される。分周
器205ではディジタル映像サンプリング・クロックが
13125分周され1.090909kHzのクロック
を出力する。
【0008】PLL回路204では、分周器205出力
のクロック(1.090909kHz)を基準に位相周
波数比較が行われ、1.090909kHzの整数倍周
波数である48.00000kHzのクロックをディジ
タル音声サンプリング・クロック出力端子209に、
3.072000MHzのクロックをディジタル音声ビ
ット・クロック出力端子210に出力している。
【0009】このPLL回路204についてさらに具体
的に説明する。図6はPLL回路204の具体的構成を
示したブロック図である。図6において、301は基準
クロック入力端子、302は位相周波数比較回路、30
3は低域通過フィルタ、304は電圧制御発振器、30
5は分周器、306はディジタル音声サンプリング・ク
ロック出力端子、307はディジタル音声ビット・クロ
ック出力端子である。
【0010】図6において、電圧制御発振器304から
はおよそ12.288MHzのクロックが出力されてい
る。分周器305では、電圧制御発振器304出力のク
ロックを4分周した約3.072MHzのクロックをデ
ィジタル音声ビット・クロック出力端子307に出力
し、さらに64分周した約48kHzのクロックをディ
ジタル音声サンプリング・クロック出力端子306に出
力し、さらに44分周した約1.09kHzのクロック
を位相周波数比較回路302に出力している。位相周波
数比較回路302では、基準クロック入力端子301よ
り入力された1.090909kHzのクロックと、分
周器305から出力された約1.09kHzのクロック
との位相比較を行い、誤差信号を低域通過フィルタ30
3に出力している。低域通過フィルタ303では、位相
周波数比較回路302出力の誤差信号の高域成分を除去
し、誤差が最小になるよう電圧制御発振器304の発振
周波数を制御している。このようにして、基準クロック
の整数倍クロックを作り出している。
【0011】再び図5の従来のデータ送信装置におい
て、メモリ201は先入れ先出し型(以下FIFOと略
す)となっており、ディジタル音声データ入力端子20
8より入力されたデータが順次書き込まれ、先に書き込
まれたデータから順に読み出されデータを出力してい
る。
【0012】書き込み制御回路202では、PLL回路
204出力の48.00000kHzクロック(ディジ
タル音声のサンプリング・クロック)と3.07200
0MHzクロック(ディジタル音声のビット・クロッ
ク)から、ディジタル音声データ入力端子208より入
力された信号のうちデータの存在する時間的位置を認識
し、データの存在する期間だけ書き込むようにメモリ2
01の書き込み制御を行っている。
【0013】ここで、ディジタル音声のサンプリング・
クロック、ビット・クロック、データの一例を示すタイ
ミング図を図7に示す。(a)はサンプリング・クロッ
ク、(b)はビット・クロック、(c)はデータであ
り、48kHzサンプリング・20ビット量子化・2チ
ャンネル(Lch・Rch)のディジタル音声信号を受け渡
しするものである。1サンプリング周期の間にビット・
クロックは64周期存在し、データとしては64タイム
スロットのうち40タイムスロットを使用している。
【0014】リミッタ206では、ディジタル映像デー
タ入力端子212より入力される量子化8ビットのデー
タに対し、FF(16進数;以下hと略す)および00
hを禁止し、上限値FEh・下限値01hとなるように
符号変換してディジタル映像のデータを出力している。
【0015】多重回路207では、図8のビット・マッ
プに示すように、リミッタ206出力のディジタル映像
のデータと、メモリ201出力のディジタル音声のデー
タをパケット化したものと、通信同期信号を多重して8
ビット・パラレル信号にし、さらに1ビット・シリアル
信号に変換して送信出力端子213に出力している。通
信同期信号と音声信号パケットは映像信号の水平同期期
間に挿入され、通信同期信号はディジタル映像信号の9
10サンプル毎に4サンプル分挿入される。また多重回
路207は、音声信号パケットを挿入している時間的位
置を示すパケット・タイミング信号も出力している。
【0016】読み出し制御回路203では、ディジタル
映像サンプリング・クロック入力端子211より入力さ
れるディジタル映像サンプリング・クロックと多重回路
207より出力されるパケット・タイミング信号によ
り、メモリ201の音声データの読み出し制御を行って
いる。
【0017】次に、従来のデータ受信装置について説明
する。図9は従来のデータ受信装置の一例を示すブロッ
ク図である。図9において、214は受信信号からディ
ジタル映像のデータとディジタル音声のデータを分離す
る分離回路、215はディジタル音声のデータを記憶す
るメモリ、216はメモリ215の書き込みを制御する
書き込み制御回路、217はメモリ215の読み出しを
制御する読み出し制御回路、218はディジタル映像の
サンプリング・クロックを13125分周する分周器、
219はディジタル音声のサンプリング・クロックとビ
ット・クロックを出力するPLL回路である。
【0018】以上のように構成されたデータ受信装置に
ついて、以下その動作について説明する。
【0019】まず分離回路214では、受信入力端子2
20より入力された1ビット・シリアルの受信信号から
通信同期信号を検出することによって同期が取られ、デ
ィジタル映像のデータ、ディジタル音声のデータを分離
し、ディジタル映像のデータはディジタル映像データ出
力端子225に、ディジタル音声データはメモリ215
に、ディジタル音声データの存在する時間的位置を示す
書き込みタイミング信号は書き込み制御回路216に、
そしてディジタル映像のサンプリング・クロックをディ
ジタル映像のサンプリング・クロック出力端子224、
書き込み制御回路216、分周器218に出力してい
る。ただし、通信同期信号および音声信号パケットの存
在していた期間のディジタル映像データは水平同期期間
のレベルになるようデータ置き換えを施している。
【0020】分周器218では、分離回路214出力の
ディジタル映像サンプリング・クロックが13125分
周され1.090909kHzのクロックとなって出力
している。
【0021】PLL回路219では、分周器218出力
のクロック(1.090909kHz)を基準に位相周
波数比較が行われ、1.090909kHzの整数倍周
波数である48.00000kHzのクロックをディジ
タル音声サンプリング・クロック出力端子223に、
3.072000MHzのクロックをディジタル音声ビ
ット・クロック出力端子222に出力している。
【0022】メモリ215はFIFOであり、分離回路
214出力のディジタル音声データが順次書き込まれ、
先に書き込まれたデータから順に読み出され、ディジタ
ル音声データ出力端子221に出力される。
【0023】書き込み制御回路216では、分離回路2
14出力のディジタル映像サンプリング・クロックと書
き込みタイミング信号により、メモリ215の書き込み
制御を行っている。
【0024】読み出し制御回路217では、PLL回路
219出力のディジタル音声のサンプリング・クロック
とディジタル音声のビット・クロックより図7に示すよ
うなタイミングでデータが出力するようメモリ215の
読み出し制御を行っている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ディジタル音声のためのビット・クロッ
クやサンプリング・クロックをデータ送信装置から出力
しているために、他の映像信号とは非同期なディジタル
音声の信号源(例えばDAT)から直接ディジタル接続
を取ることができないという問題点を有していた。
【0026】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ディジタル音声のためのビット・クロックおよびサ
ンプリング・クロックを外部からデータ送信装置に供給
するようにし、ディジタル映像信号に同期していないデ
ィジタル音声信号とディジタル映像信号を多重して伝送
できるデータ送信装置とデータ受信装置を提供すること
を目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のデータ送信装置は、ディジタル音声のサン
プリング・クロックをディジタル映像のサンプリング・
クロックのタイミングで取り込みディジタル映像のサン
プリング周期単位で変化する信号(以下ディジタル音声
サンプリング信号と呼ぶ)を出力する非同期サンプリン
グ回路と、ディジタル音声サンプリング信号と、ディジ
タル映像のサンプリング・クロックによりメモリから、
ディジタル映像のサンプリング・クロックのm周期分
(mは1以上の整数)を1ブロックとしてデータを読み
出す読み出し制御回路と、ディジタル音声サンプリング
信号により、メモリ出力のディジタル音声のデータの読
み出しブロック毎に通信同期信号を付加し、ディジタル
映像のデータと多重して送信する多重回路からなる構成
を有している。
【0028】また、本発明のデータ受信装置は、受信し
た信号からディジタル映像のデータと通信同期信号を含
んだディジタル音声のデータとを分離し、通信同期信号
を含んだディジタル音声のデータから通信同期信号を検
出し、通信同期信号以外のディジタル音声信号のデータ
と通信同期検出信号とディジタル映像信号のデータを出
力する分離回路と、分離回路出力の通信同期検出信号と
ディジタル映像のサンプリング・クロックによりメモリ
のデータ書き込みを制御する書き込み制御回路と、分離
回路出力の通信同期検出信号をn分周(nは1以上の整
数)し分周クロックを出力する分周器と、分周器出力の
分周クロックよりディジタル音声のビット・クロックと
サンプリング・クロックを出力するPLL回路と、PL
L回路出力のディジタル音声のサンプリング・クロック
とビット・クロックによりディジタル音声のデータの読
み出しを制御する読み出し制御回路からなる構成を有し
ている。
【0029】
【作用】本発明は上記した構成により、ディジタル音声
のサンプリング・クロックをディジタル映像信号のサン
プリング・クロックで非同期サンプリングした信号の情
報をディジタル音声のデータとあわせて伝送するため、
ディジタル音声のサンプリング周波数の情報も伝送され
る。よって、ディジタル音声信号のサンプリング・クロ
ックやビット・クロックがデータ受信装置で再生できる
ため、ディジタル映像信号とディジタル音声信号が全く
非同期であっても伝送することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0031】図1は本発明の第1の実施例におけるデー
タ送信装置のブロック図を示すものである。図1におい
て、101はディジタル音声のデータを記憶するメモ
リ、102はメモリの書き込み制御回路、103はメモ
リの読み出し制御回路、104はディジタル音声のサン
プリング・クロックをディジタル映像のサンプリング・
クロックで非同期サンプリングをする非同期サンプリン
グ回路、105は入力されるディジタル映像のデータの
取り得る値を制限するリミッタ、106は非同期サンプ
リング回路104の出力信号のタイミングで音声用通信
同期信号をディジタル音声のデータに付加し、このディ
ジタル音声のデータとディジタル映像のデータと映像用
通信同期信号を多重し、1ビットのシリアル信号に変換
する多重回路である。
【0032】以上のように構成された本実施例のデータ
送信装置について、以下その動作について説明する。
【0033】まず、ディジタル音声データ入力端子10
7より入力されたディジタル音声のデータは順次メモリ
101に書き込まれる。
【0034】メモリ101はFIFOとなっており、先
に書き込まれたデータから順にデータが読み出され1ビ
ットのディジタル音声のデータを出力している。
【0035】書き込み制御回路102では、ディジタル
音声ビット・クロック入力端子109より入力されたデ
ィジタル音声のビット・クロック(3.072000M
Hz)と、ディジタル音声サンプリング・クロック入力
端子110より入力されたディジタル音声サンプリング
・クロック(48.00000kHz)から、ディジタ
ル音声データ入力端子107より入力された信号のうち
データの存在する時間的位置を認識し、データの存在す
る期間だけ書き込むようにメモリ101の書き込み制御
を行っている。ディジタル音声信号は図7に示すような
タイミングで入力されており、ディジタル音声サンプリ
ング・クロックの半周期毎に20ビットのデータを書き
込んでいる。
【0036】非同期サンプリング回路104では、ディ
ジタル音声サンプリング・クロック入力端子110より
入力されたディジタル音声サンプリング・クロックが、
ディジタル映像サンプリング・クロック入力端子111
より入力されたディジタル映像サンプリング・クロック
(14.31818MHz)の立ち上がりのタイミング
で取り込まれ、ディジタル映像のサンプリング周期を1
単位として変化する信号、すなわちディジタル音声サン
プリング信号となる。ただし、14.31818MHz
で非同期サンプリングを行うため、ディジタル音声サン
プリング信号は最大69.8nsの波形歪が発生する。
これをクロックとしてみた場合、±34.9nsのジッ
タを持つことになる。また具体的には、非同期サンプリ
ング回路104はDフリップ・フロップ1個で構成され
ている。
【0037】読み出し制御回路103では、非同期サン
プリング回路104出力であるディジタル音声サンプリ
ング信号の変化する毎(立ち上がりと立ち下がり)に、
ディジタル映像サンプリング・クロックを用いて20ビ
ット分読み出している。
【0038】リミッタ105では、ディジタル映像デー
タ入力端子112より入力される量子化9ビットのデー
タに対し、1FFhおよび000hを禁止し、上限値1
FEh・下限値001hとなるように符号変換してディ
ジタル映像のデータを出力している。
【0039】多重回路106では、まず図2のタイミン
グ図に示すように、メモリ101出力の1ビットのディ
ジタル音声のデータの先頭に音声用通信同期信号が付加
される。ディジタル音声サンプリング信号の変化する毎
にメモリ101から読み出されるディジタル映像サンプ
リング・クロックの20タイムスロット分の音声データ
に対し、その直前4タイムスロットは'H'レベルに、さ
らにその前の24タイムスロットは'L'レベルにし、計
28タイムスロットの音声用通信同期信号を付加させ
る。なお、20タイムスロットの音声データ、28タイ
ムスロットの音声用通信同期信号以外の区間は'L'レベ
ルにしている。
【0040】そして音声用通信同期信号を付加させたデ
ィジタル音声のデータ1ビットと、リミッタ105出力
のディジタル映像のデータ9ビットと、映像用通信同期
信号を図3のビット・マップに示すように10ビット信
号に多重し、さらに1ビット・シリアル信号に変換して
送信出力端子108に出力している。
【0041】図3のビット・マップは映像信号1ライン
分の10ビット・910サンプルの割り当てを示したも
ので、映像用通信同期信号は映像信号の水平同期期間に
挿入され、映像用通信同期信号はディジタル映像信号の
910サンプル毎に挿入されることになる。映像用通信
同期信号は3FFh、000h、000h、000h
(各10ビット)を用いており、リミッタ105で禁止
した値を用いているため、映像用通信同期信号の位置以
外ではこのパターンは現れないようになっている。
【0042】また多重回路106は、音声通信同期信号
付きのディジタル音声のデータの出力タイミングと映像
通信同期信号の出力タイミングが一致した場合は、映像
通信同期信号を優先して出力するよう制御しており、そ
の分音声用通信同期信号付きのディジタル音声のデータ
は遅延させ、映像通信同期信号の期間をとばして出力し
ている。
【0043】さらに多重回路106は、映像用通信同期
信号の期間にはメモリ101からディジタル音声のデー
タを読み出さないように映像用通信同期位置信号を読み
出し制御回路103に出力している。
【0044】図4は本発明の第2の実施例におけるデー
タ受信装置のブロック図を示すものである。図4におい
て、113は受信信号からディジタル映像データ、音声
用通信同期信号を含んだディジタル音声データを分離
し、さらに音声用通信同期信号を含んだディジタル音声
データから音声用通信同期検出信号を出力する分離回
路、114はディジタル音声のデータを記憶するメモ
リ、115はメモリ114の書き込みを制御する書き込
み制御回路、116はメモリ114の読み出しを制御す
る読み出し制御回路、117は分離回路113出力の音
声用通信同期検出信号を128分周する分周器、118
はディジタル音声のサンプリング・クロックとビット・
クロックを出力するPLL回路である。
【0045】以上のように構成された本実施例のデータ
受信装置について、以下その動作について説明する。
【0046】まず、受信入力端子119より入力された
1ビット・シリアルの受信信号は、分離回路113で映
像用通信同期信号の検出を行って、ディジタル映像のデ
ータ、音声用通信同期信号を含んだディジタル音声のデ
ータに分離される。ただし、映像通信同期信号の存在し
ていた期間のディジタル映像のデータは水平同期期間の
レベルになるようデータ置き換えを施している。そし
て、分離されたディジタル映像のデータは、ディジタル
映像データ出力端子124に出力され、ディジタル音声
のデータからは、さらに音声用通信同期信号の検出が行
われ、検出の時間的位置を示し、ディジタル映像サンプ
リング・クロックの1周期だけ'H'レベルになる音声用
通信同期検出信号を書き込み制御回路115と分周器1
17に出力し、音声データ部分のみをメモリ114に出
力している。
【0047】分周器117では、分離回路113出力の
音声用通信同期検出信号(96.00000kHz)
が、分離回路113出力のディジタル映像サンプリング
・クロックで128分周されて750.0000Hzの
クロックとなって出力している。
【0048】PLL回路118では、分周器117出力
のクロック(750.0000Hz)を基準に位相周波
数比較が行われ、750.0000Hzの整数倍周波数
である48.00000kHzのクロックをディジタル
音声サンプリング・クロック出力端子122に、3.0
72000MHzのクロックをディジタル音声ビット・
クロック出力端子121に出力している。
【0049】メモリ114はFIFOであり、分離回路
113出力のディジタル音声データが順次書き込まれ、
先に書き込まれたデータから順に読み出され、ディジタ
ル音声データ出力端子120に出力される。
【0050】書き込み制御回路115では、分離回路1
13出力のディジタル映像サンプリング・クロックと音
声用通信同期検出信号により、メモリ114の書き込み
制御を行っている。音声用通信同期検出信号が立ち上が
る毎に20ビットのデータを書き込んでいる。
【0051】読み出し制御回路116では、PLL回路
118出力のディジタル音声のサンプリング・クロック
とビット・クロックより図7に示すようなタイミングで
データが出力するようメモリ114の読み出し制御を行
っている。
【0052】以上のように本実施例によれば、データ送
信装置にディジタル音声サンプリング・クロックをディ
ジタル映像サンプリング・クロックで非同期サンプリン
グする非同期サンプリング回路104と、非同期サンプ
リング回路104の出力信号のタイミングで音声用通信
同期信号をディジタル音声のデータに付加し、このディ
ジタル音声のデータとディジタル映像のデータと映像用
通信同期信号を多重し、1ビットのシリアル信号に変換
する多重回路106を設け、データ受信装置に音声用通
信同期検出信号を出力する分離回路113を設けること
によって、ディジタル音声のためのビット・クロックお
よびサンプリング・クロックを外部からデータ送信装置
に供給できるようになった。すなわち、ディジタル映像
信号と同期していないディジタル音声信号であっても正
確に伝送することが可能となった。
【0053】また、非同期サンプリング回路104出力
のディジタル音声サンプリング信号は、最大ディジタル
映像サンプリング・クロックの1周期分、すなわち6
9.8nsの波形歪を持っている。そして、分離回路1
13出力の音声用通信同期位置信号では、映像用通信同
期信号とタイミングが一致した場合、ディジタル映像サ
ンプリング・クロックの4周期分遅延してしまうので、
データ受信装置での音声用通信同期検出信号を96.0
0000kHzのクロックとしてみた場合、最大349
ns(ディジタル映像サンプリング・クロックの5周期
分)の波形歪を持っている。すなわち、±197nsの
ジッタとなるので、このためのクロック精度としては±
9456ppm(±197×10-9×48×103 ≒±
9456×10-6)である。しかし、分周器117で1
28分周しても最大349nsの波形歪は変わらないた
め、128分周した750.0000Hzのクロック精
度は±148ppm(±197×10-9×750≒±1
48×10-6)となり、精度が良くなる。この分周器1
17出力のクロックを基準としてPLL回路118でデ
ィジタル音声のサンプリング・クロックとビット・クロ
ックを発生させているので、分周器117を用いること
によってクロックの精度が向上することができた。
【0054】なお、第2の実施例では分周器117の分
周比を128としたが、さらに分周比を大きくすること
によってPLL回路118出力のディジタル音声信号の
サンプリング・クロックやビット・クロックの精度を上
げることができる。
【0055】また、本実施例(第1の実施例および第2
の実施例)では48kHzサンプリングのディジタル音
声信号を伝送したが、PLL回路118のクロック周波
数を変更するだけで32kHzサンプリングや44.1
kHzサンプリングのディジタル音声信号を伝送するこ
とも可能である。
【0056】さらに、本実施例(第1の実施例および第
2の実施例)では48kHzサンプリング・20ビット
量子化・2チャンネルのディジタル音声信号を伝送した
が、ディジタル音声データを多重し、シリアル1ビット
信号に変換すれば、さらに多チャンネル(例えば4チャ
ンネル)のディジタル音声信号を伝送できることは明か
である。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明のデータ送信装置と
データ受信装置は、データ送信装置にディジタル音声サ
ンプリング・クロックをディジタル映像サンプリング・
クロックで非同期サンプリングする非同期サンプリング
回路と、非同期サンプリング回路の出力信号であるディ
ジタル音声サンプリング信号のタイミングで通信同期信
号をディジタル音声データに付加させ、ディジタル映像
データとともに多重する多重回路を設け、データ受信装
置にディジタル音声データから通信同期の時間的位置を
示す検出信号を出力する分離回路を設けることによっ
て、ディジタル映像信号と同期していないディジタル音
声信号であっても正確に伝送することができ、様々なデ
ィジタル映像音響機器を接続することを考えれば、実用
的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるデータ送信装置
の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例の動作説明に供する信号の一例
を示すタイミング図
【図3】同第1の実施例におけるデータ送信装置のパラ
レル10ビットに多重したときのビット割り当てを示す
ビット・マップ
【図4】本発明の第2の実施例におけるデータ受信装置
の構成を示すブロック図
【図5】従来例におけるデータ送信装置の構成を示すブ
ロック図
【図6】同従来例におけるPLL回路の構成を示すブロ
ック図
【図7】同従来例の動作説明に供する信号の一例を示す
タイミング図
【図8】同従来例における映像信号送信装置のパラレル
8ビットに多重したときのビット割り当てを示すビット
・マップ
【図9】従来例におけるデータ受信装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101, 114, 201, 215 メモリ 102, 115, 202, 216 書き込み制御回路 103, 116, 203, 217 読み出し制御回路 104 非同期サンプリング回路 105, 206 リミッタ 106, 207 多重回路 113, 214 分離回路 117, 205, 218, 305 分周器 118, 204, 219 PLL回路 108, 213 送信出力端子 119, 220 受信入力端子 107, 208 ディジタル音声データ入力端子 109 ディジタル音声ビット・クロック入力端子 110 ディジタル音声サンプリング・クロック入力端
子 111, 211 ディジタル映像サンプリング・クロッ
ク入力端子 112, 212 ディジタル映像データ入力端子 120, 221 ディジタル音声データ出力端子 121, 210, 222, 307 ディジタル音声ビッ
ト・クロック出力端子 122, 209, 223, 306 ディジタル音声サン
プリング・クロック出力端子 123, 224 ディジタル映像サンプリング・クロッ
ク出力端子 124, 225 ディジタル映像データ出力端子 301 基準クロック入力端子 302 位相周波数比較回路 303 低域通過フィルタ 304 電圧制御発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル音声のデータを記憶するメモ
    リと、 ディジタル音声のデータを取り込むためのビット・クロ
    ックとディジタル音声のサンプリング・クロックによ
    り、前記メモリのデータ書き込みを制御する書き込み制
    御回路と、 前記ディジタル音声のサンプリング・クロックをディジ
    タル映像のサンプリング・クロックのタイミングで取り
    込み、ディジタル映像のサンプリング周期単位で変化す
    る信号を出力する非同期サンプリング回路と、 前記非同期サンプリング回路出力信号と、前記ディジタ
    ル映像のサンプリング・クロックにより前記メモリか
    ら、前記ディジタル映像のサンプリング・クロックのm
    周期分(mは1以上の整数)を1ブロックとしてデータ
    を読み出す読み出し制御回路と、 前記非同期サンプリング回路出力信号により、前記メモ
    リ出力のディジタル音声のデータの読み出しブロック毎
    に通信同期信号を付加し、ディジタル映像のデータと多
    重して送信する多重回路とを備えたデータ送信装置。
  2. 【請求項2】 受信した信号からディジタル映像のデー
    タと通信同期信号を含んだディジタル音声のデータとを
    分離し、通信同期信号を含んだディジタル音声のデータ
    から通信同期信号を検出し、通信同期信号以外のディジ
    タル音声信号のデータと通信同期検出信号とディジタル
    映像信号のデータを出力する分離回路と、 前記分離回路出力のディジタル音声のデータを記憶する
    メモリと、 前記分離回路出力の通信同期検出信号とディジタル映像
    のサンプリング・クロックにより前記メモリのデータ書
    き込みを制御する書き込み制御回路と、 前記分離回路出力のディジタル映像のサンプリング周期
    単位で変化する通信同期検出信号をn分周(nは1以上
    の整数)し分周クロックを出力する分周器と、 前記分周出力の分周クロックを基準としてディジタル音
    声のサンプリング・クロックとビット・クロックを出力
    するPLL回路と、 前記PLL回路出力のディジタル音声のサンプリング・
    クロックとビット・クロックによりディジタル音声のデ
    ータの読み出しを制御する読み出し制御回路とを備えた
    データ受信装置。
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