JPH062969Y2 - 小型ドラム缶移動具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は、小型ドラム缶移動具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ドラム缶を移動させる時は、通常ドラム缶を傾け回転さ
せながら移動させる。移動具は種々市販されているが、
いずれも大型ドラム缶用であり小型ドラム缶用のものは
ない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

小型ドラム缶の移動は、中腰での作業となるため腰痛の
原因となっていた。

【課題を解決するための手段】

本考案者は、小型ドラム缶を容易に移動できかつ中腰で
の作業にならない移動具について種々検討した結果、本
考案に到達した。すなわち本考案は、継手１の上部に、
軸２を介しハンドル３を設け、継手１の下部に、軸４を
介しドラム缶固定用ツメ５を設けた小型ドラム缶移動具
である。

【０００４】 継手１は、移動させ易いことから停止、右回転、左回転
および自由回転が可能な回転方向切り替え機構を設けた
継手が好適である。軸２および／または軸４は、ドラム
缶の高さや作業者の身長に合わせ中腰にならずに作業で
きるように伸縮可能な軸が好適である。ハンドル３は、
作業しやすいことから円形のハンドルが好適である。ま
た、ドラム缶固定用ツメ５は、固定性がよく軽量化でき
る３ケ所または４ケ所設けられたものが好適である。

【０００５】 移動させるドラム缶は、金属製ドラム缶およびファイバ
ードラムと称される紙製ドラム缶等があり、大きさも多
様であるが一例を挙げると高さ６３３ｍｍ、直径３８０
ｍｍのファイバードラムがある。

【０００６】 以下、本考案の移動具の使用例を図１にもとづいて説明
する。 １．あらかじめ軸２および／または軸４を伸縮させ作業
者が中腰にならずにすむように、移動具の高さを調節す
る。 ２．ツメ５で、ドラム缶の上端部を挟みドラム缶と移動
具を固定する。 ３．継手１の回転方向切り替え機構を停止状態にし、移
動具ごとドラム缶を傾ける。 ４．継手１の回転方向切り替え機構をドラム缶を移動さ
せる方向にセットしハンドル３を持って移動させる。 ５．所定の位置に到着すればドラム缶の姿勢を元に戻
し、移動具を抜き取る。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の移動具は、これをを使用することにより中腰で
作業することがなく腰痛の恐れが少なくなり、またドラ
ム缶の移動も容易になる有用なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の外観図である。

【図２】 本考案の移動具を使用中の図である。

【符号の説明】

１ 継手 ２ 軸 ３ ハンドル ４ 軸 ５ ドラム缶固定用ツメ ６ 小型ドラム缶

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】継手１の上部に、軸２を介しハンドル３を
   設け、継手１の下部に、軸４を介しドラム缶固定用ツメ
   ５を設けた小型ドラム缶移動具。
2. 【請求項２】継手１が、回転方向切り替え機構を設けた
   継手である請求項１記載の移動具。
3. 【請求項３】軸２および／または軸４が、伸縮可能な軸
   である請求項１または２記載の移動具。
4. 【請求項４】ハンドル３が、円形である請求項１〜３の
   いずれか記載の移動具。
5. 【請求項５】ドラム缶固定用ツメ５が、３ケ所または４
   ケ所設けられた請求項１〜４のいずれか記載の移動具。