JPH06296613A - 自律神経活動評価装置 - Google Patents

自律神経活動評価装置

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JPH06296613A
JPH06296613A JP5085816A JP8581693A JPH06296613A JP H06296613 A JPH06296613 A JP H06296613A JP 5085816 A JP5085816 A JP 5085816A JP 8581693 A JP8581693 A JP 8581693A JP H06296613 A JPH06296613 A JP H06296613A
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Akihisa Kenmochi
聡久 剣持
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NEC Corp
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自律神経指標値が含む個人差への対処及び実
時間での自律神経活動評価が可能な自律神経活動評価装
置を提供する。 【構成】 自律神経指標値の時系列データを入力信号と
して自律神経活動の評価基準値を算出し、自律神経指標
値の時系列データ及び自律神経活動評価基準値を出力す
る基準値算出部1と、基準値算出部1から受けた自律神
経指標値の時系列データ及び基準値から自律神経活動評
価値を算出し出力する自律神経活動評価部2とからなる
自律神経活動評価装置。 【効果】 自律神経指標値が含む個人差に対処しつつ、
実時間で自律神経の活動度を算出することが可能とな
る。これにより、臨床医学においては自律神経機能検査
に要する労力を低減でき、患者の個人差に応じた診断を
支援することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の恒常性維持に関
わる自律神経系の活動状態を評価する、自律神経活動評
価装置に関するものである。自律神経系の活動は、生活
環境や作業環境、作業負荷等によって時々刻々変化す
る。この変化は、環境からの刺激や精神的な負荷に適応
するための反応である。しかしながら、刺激や負荷が強
かったり持続的であったりすると、生体の適応機能に変
調を来たし、ストレス性疾患等、心身に悪影響が現れ
る。本発明は、作業環境や生活環境、作業負荷が人間に
及ぼす影響の評価、作業者の心身の疲労やストレスの状
態の評価に用いることができる。この評価結果は、心身
の健康維持の点からの作業環境及び生活環境の改善、作
業計画等に有効な指針となる。すなわち公衆衛生、建築
等において有効な指針を提供することができる。
【0002】さらに、本発明は自律神経系活動の実時間
評価が可能であることから、作業中の心身状態の変化を
評価して作業者に休憩の指示や警告を発する等の利用形
態も可能となる。例えば、VDT作業中や自動車運転中
の自律神経系活動を実時間で評価し、休憩を指示したり
居眠りに警告を発したりすることができ、生体の状態に
適応するヒューマン・インタフェースや安全装置に利用
可能である。また、記録された自律神経指標値について
も評価が可能なので、長時間にわたる自律神経指標値デ
ータについて記録後に評価・解析を行うことや、携帯型
のデータ収集装置によって得られた自律神経指標値デー
タの評価・解析に利用することもできる。これにより、
日常場面における心身疲労やストレスの評価を行う際、
計測対象者への負担が軽減される。
【0003】
【従来の技術】自律神経活動を評価する従来手法とし
て、まず、医療分野で用いられる自律神経機能検査法が
あげられる。自律神経機能検査法には、大別して生理学
的検査、薬理学的検査、生化学的検査、病理学的検査、
画像検査がある。生理学的検査は、生体電気現象や血圧
のように物理的な計測値を得るものである。薬理学的検
査では、薬物を注入したときの生体の反応を評価する。
生化学的検査では、血液を採取して血液中のホルモン濃
度等を評価し、病理学的検査では、生体の組織を採取し
て病変の有無を調べる。画像検査には、MRI(核磁気
共鳴イメージング)やX線CT(X線断面映像)等があ
り、磁気やX線を用いて生体組織を可視化して組織病変
の有無を調べる。
【0004】心理学、人間工学等の分野では自律神経指
標を用いて疲労や作業ストレスを定量化することが試み
られている。例えば、心電図を利用して精神的負荷を計
測する手法(例えば、「コンピュータによる文書作成時
のメンタルワークロード評価の試み(2)」、明石ら、
第6回ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文
集、pp357−362.)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自律神経活動評
価法のうち、自律神経機能検査法は医療現場向けの検査
法であり、自律神経機能が正常か異常かを判定するため
に用いられる。そのため、日常場面での自律神経評価、
特に正常範囲内での自律神経活動の評価にそのまま利用
することは困難である。また、健康な個体でも個体ごと
に自律神経指標値の平常値もしくは平常範囲が異なり、
ある時刻における自律神経指標値の高低は一個体の平常
値もしくは平常範囲に照らして判定しなくてはならな
い。
【0006】心理学、人間工学等の分野で試みられてい
る手法も、上述のような個体差への対処を考慮した例は
見られない。
【0007】また、いずれの分野においても実時間での
自律神経活動評価は実現されておらず、被検査者及び検
査者の負担は少なくない。
【0008】本発明の目的は、従来にない、個体差に応
じた自律神経活動の評価が可能な装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、健康な個体について
日常的な自律神経活動評価を実現する装置を提供するこ
とにある。
【0010】本発明のさらに他の目的は、実時間での自
律神経活動評価を実現することにより、被検査者及び検
査者の負担を軽減する自律神経活動評価装置を提供する
ことにある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、個体の自律神
経系の活動状態に適応しつつ情報を提示するヒューマン
・インタフェースに利用可能な自律神経活動評価装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、生体の自
律神経活動を評価する装置において、自律神経指標値の
時系列データを入力データとし、自律神経指標値データ
をそのまま出力すると共に、自律神経指標値の最新の最
大値及び最小値を求め、それらを自律神経活動基準値と
して出力する基準値算出部と、前記基準値算出部が出力
する自律神経指標値データ及び自律神経活動基準値から
自律神経系の活動度を実時間で評価し自律神経活動評価
値を出力する自律神経活動評価部と、を有することを特
徴とする。
【0013】第2の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、自律神経指標値の時系列データを入
力データとし、自律神経指標値データをそのまま出力す
ると共に、所定時間内の自律神経指標値について最大値
及び最小値を求め、それらを自律神経活動基準値として
出力する区間内基準値算出部と、前記区間内基準値算出
部が出力する自律神経指標値データと自律神経活動基準
値とから自律神経系の活動度を実時間で評価し自律神経
活動評価値を出力する自律神経活動評価部と、を有する
ことを特徴とする。
【0014】第3の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、入力された自律神経指標値の時系列
データを全て記録し、評価時には再生して出力するデー
タ記録再生部と、前記データ記録再生部が出力する自律
神経指標値の時系列データを入力データとし、自律神経
指標値データをそのまま出力すると共に、自律神経指標
値の最大値及び最小値を求め、それらを自律神経活動基
準値として出力する基準値算出部と、前記基準値算出部
が出力する自律神経指標値データ及び自律神経活動基準
値から自律神経系の活動度を評価し自律神経活動評価値
を出力する自律神経活動評価部と、を有することを特徴
とする。
【0015】第4の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、入力された自律神経指標値の時系列
データを全て記録し、評価時には再生して出力するデー
タ記録再生部と、前記データ記録再生部が出力する自律
神経指標値の時系列データを入力データとし、自律神経
指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間内の
自律神経指標値について最大値及び最小値を求め、それ
らを自律神経活動基準値として出力する区間内基準値算
出部と、前記区間内基準値算出部が出力する自律神経指
標値データと自律神経活動基準値とから自律神経系の活
動度を評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活
動評価部と、を有することを特徴とする。
【0016】第5の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、自律神経指標値の時系列データを入
力データとし、自律神経指標値データをそのまま出力す
ると共に、所定時間内の自律神経指標値について平均値
を求め、それを自律神経活動基準値として出力する区間
内平均値算出部と、前記区間内平均値算出部が出力する
自律神経指標値データ及び自律神経活動基準値とから自
律神経系の活動度を実時間で評価し自律神経活動評価値
を出力する自律神経活動評価部と、を有することを特徴
とする。
【0017】第6の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、入力された自律神経指標値の時系列
データを全て記録し、評価時には再生して出力するデー
タ記録再生部と、前記データ記録再生部が出力する自律
神経指標値の時系列データを入力データとし、自律神経
指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間内の
自律神経指標値について平均値を求め、それを自律神経
活動基準値として出力する区間内平均値算出部と、前記
区間内平均値算出部が出力する自律神経指標値データと
自律神経活動基準値とから自律神経系の活動度を評価し
自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部と、
を有することを特徴とする。
【0018】第7の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、自律神経指標値の時系列データを入
力データとし、自律神経指標値データをそのまま出力す
ると共に、所定時間内の自律神経指標値について頻度分
布を求め、頻度を所定段階に分割する境界値を自律神経
活動基準として出力する評価基準値算出部と、前記評価
基準値算出部が出力する自律神経指標値データ及び自律
神経活動基準とから、自律神経系の活動度を実時間で評
価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部
と、を有することを特徴とする。
【0019】第8の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、入力された自律神経指標値の時系列
データを全て記録し、評価時には再生して出力するデー
タ記録再生部と、前記データ記録再生部が出力する自律
神経指標値の時系列データを入力データとし、自律神経
指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間内の
自律神経指標値について頻度分布を求め、頻度を所定段
階に分割する境界値を自律神経活動基準として出力する
評価基準値算出部と、前記評価基準値算出部が出力する
自律神経指標値データ及び自律神経活動基準とから、自
律神経系の活動度を評価し自律神経活動評価値を出力す
る自律神経活動評価部と、を有することを特徴とする。
【0020】第9の発明は、生体の自律神経活動を評価
する装置において、自律神経指標値の時系列データを入
力データとし、自律神経指標値データをそのまま出力す
ると共に、自律神経指標値の最新の最大値または最小値
を求め、それらを自律神経活動基準値として出力する基
準値算出部と、前記基準値算出部が出力する自律神経指
標値データ及び自律神経活動基準値から自律神経系の活
動度を実時間で評価し自律神経活動評価値を出力する自
律神経活動評価部と、を有することを特徴とする。
【0021】第10の発明は、生体の自律神経活動を評
価する装置において、自律神経活動の評価基準となる自
律神経指標値の範囲を基準値として記憶しておく基準値
記憶部と、自律神経指標値の時系列データを入力データ
とし、基準値記憶部に記憶されている基準値との比較に
より自律神経系の活動度を実時間で評価し、自律神経活
動評価値を出力する自律神経活動評価部と、を有するこ
とを特徴とする。
【0022】第11の発明は、生体の自律神経活動を評
価する装置において、検査刺激を提示し、刺激提示の前
後に刺激提示信号を出力する検査刺激提示部と、自律神
経指標値の時系列データを入力データとし、自律神経指
標値データをそのまま出力すると共に、前記検査刺激提
示部が出力する刺激提示信号を受け、刺激提示信号受信
時の自律神経指標値から自律神経系の反応量を算出する
反応量算出部と、前記反応量算出部が出力する自律神経
指標値データ及び自律神経系の反応量から自律神経活動
評価値を出力する自律神経反応評価部と、を有すること
を特徴とする。
【0023】
【作用】第1の発明の自律神経活動評価装置は、基準値
算出部を有することから、入力された自律神経指標値の
時系列データの最新の最大値及び最小値を求めることが
でき、それらを自律神経指標値の時系列データとともに
出力することができる。これにより、個人差に応じて自
律神経活動を評価するための基準値を算出することがで
きる。さらに自律神経活動評価部を有することにより、
個人差に応じつつ、現時刻の自律神経指標値が個体の取
り得る自律神経指標値の範囲のどこに位置するかを実時
間で評価することができる。
【0024】第2の発明の自律神経活動評価装置は、区
間内基準値算出部を有することから、入力された自律神
経指標値の時系列データの所定の区間における最大値及
び最小値を求めることができ、それらを自律神経指標値
の時系列データとともに出力することができる。これに
より、個人差に応じつつ、ある時間内の自律神経活動を
基準として現時刻の自律神経活動を評価するための基準
値を算出することができる。さらに自律神経活動評価部
を有することにより、個人差に応じつつ、所定の時間内
の自律神経活動を基準として、現時刻の自律神経指標値
が個体の取り得る自律神経指標値の範囲のどこに位置す
るかを実時間で評価することができる。
【0025】第3の発明の自律神経活動評価装置は、デ
ータ記録再生部を有することから、自律神経指標値を記
録し再生することができる。さらに、基準値算出部を有
することから、記録された自律神経指標値の時系列デー
タの最大値及び最小値を求めることができ、それらを記
録された自律神経指標値の時系列データとともに出力す
ることができる。さらに自律神経活動評価部を有するこ
とにより、記録された自律神経活動について、個人差に
応じつつ、自律神経指標値が個体の取り得る自律神経指
標値の範囲のどこに位置するかを評価することができ
る。
【0026】第4の発明の自律神経活動評価装置は、デ
ータ記録再生部を有することから、自律神経指標値を記
録し再生することができる。さらに、区間内基準値算出
部を有することから、記録された自律神経指標値の時系
列データの所定の区間における最大値及び最小値を求め
ることができ、それらを記録された自律神経指標値の時
系列データとともに出力することができる。これによ
り、個人差に応じつつ、記録された自律神経指標値のあ
る時間内の活動を基準として自律神経活動を評価するた
めの基準値を算出することができる。さらに自律神経活
動評価部を有することにより、記録されたデータにおけ
る所定の時間内の自律神経活動を基準として、個人差に
応じつつ、自律神経指標値が個体の取り得る自律神経指
標値の範囲のどこに位置するかを評価することができ
る。
【0027】第5の発明の自律神経活動評価装置は、区
間内平均値算出部を有することから、入力された自律神
経指標値の時系列データの所定の区間における平均値を
求めることができ、それを自律神経指標値の時系列デー
タとともに出力することができる。これにより、個人差
に応じつつ、所定の時間内の自律神経活動を基準として
現時刻の自律神経活動を評価するための基準値を算出す
ることができる。さらに自律神経活動評価部を有するこ
とにより、個人差に応じつつ、所定の時間内の自律神経
活動を基準として、現時刻の自律神経指標値がどの程度
平均値と離れているかを評価することができる。
【0028】第6の発明の自律神経活動評価装置は、デ
ータ記録再生部を有することから、自律神経指標値を記
録し再生することができる。さらに、区間内平均値算出
部を有することから、記録された自律神経指標値の時系
列データの所定の区間における平均値を求めることがで
き、それを記録された自律神経指標値の時系列データと
ともに出力することができる。これにより、個人差に応
じつつ、記録された自律神経指標値について、ある時間
内の活動を基準として自律神経活動を評価するための基
準値を算出することができる。
【0029】さらに自律神経活動評価部を有することに
より、記録されたデータにおける所定の時間内の自律神
経活動を基準として、個人差に応じつつ、記録された自
律神経指標値がどの程度平均値と離れているかを評価す
ることができる。
【0030】第7の発明の自律神経活動評価装置は、評
価基準算出部を有することにより、入力された自律神経
指標値の時系列データの所定の区間における頻度分布に
基づく基準値を算出することができ、それを自律神経指
標値の時系列データとともに出力することができる。こ
れにより、個人差に応じつつ、所定の時間内の自律神経
活動を基準として現時刻の自律神経活動を評価するため
の基準値を算出することができる。さらに、自律神経活
動評価部を有することにより、所定の時間内の自律神経
活動を基準として、個人差に応じつつ、現時刻の自律神
経指標値がどの程度出現し易い値かを評価することがで
きる。
【0031】第8の発明の自律神経活動評価装置は、デ
ータ記録再生部を有することから、自律神経指標値を記
録し再生することができる。さらに、評価基準算出部を
有することにより、記録された自立神経指標値の時系列
データの所定の区間における頻度分布に基づく基準値を
算出することができ、それを記録された自律神経指標値
の時系列データとともに出力することができる。これに
より、個人差に応じつつ、所定の時間内の自律神経活動
を基準として記録された自律神経活動を評価するための
基準値を算出することができる。さらに、自律神経活動
評価部を有することにより、所定の時間内の自律神経指
標値の頻度分布に基づき、個人差に応じつつ、記録され
た自律神経指標値がどの程度出現し易い値かを評価する
ことができる。
【0032】第9の発明の自律神経活動評価装置は、基
準値算出部を有することから、入力された自律神経指標
値の時系列データの最新の最大値または最小値を求める
ことができ、それらを自律神経指標値の時系列データと
ともに出力することができる。これにより、個人差に応
じて自律神経活動を評価するための基準値を算出するこ
とができる。さらに自律神経活動評価部を有することに
より、個人差に応じつつ、現時刻の自律神経指標値が個
体の取り得る自律神経指標値の上限または下限からどの
程度離れた値かを実時間で評価することができる。
【0033】第10の発明の自律神経活動評価装置は、
基準値記憶部を有することから、自律神経活動の評価基
準となる自律神経指標値もしくは値の範囲を基準値とし
て記憶しておくことができ、自律神経評価部を有するこ
とから、自律神経指標値の時系列データを入力データと
し、基準値記憶部に記憶されている基準値との比較によ
り、自律神経系の活動度を実時間で評価し、自律神経活
動評価値を出力することができる。これにより、例えば
一般的な自律神経指標値に比して一個体の自律神経指標
値が大きいか小さいか、正常範囲かどうか、一個体の通
常示す値の範囲内であるかどうか等を評価できる。これ
は日常的な健康管理等に有効な評価値となる。
【0034】第11の発明の自律神経活動評価装置は、
検査刺激提示部を有することから、検査刺激を提示し、
刺激提示の前後に刺激提示信号を出力することができ、
反応量算出部を有することから、自律神経指標値の時系
列データを入力データとし、自律神経指標値データをそ
のまま出力すると共に、前記検査刺激提示部が出力する
刺激提示信号を受け、刺激提示信号受信時の自律神経指
標値から自律神経系の反応量を算出することができ、自
律神経活動評価部を有することから、前記反応量算出部
が出力する自律神経指標値データ及び自律神経系の反応
量から自律神経活動評価値を出力することができる。
【0035】これにより、刺激に対する自律神経の反応
を自動的に評価することができる。疲労など持続的な状
態は、刺激に対する反応に自律神経系の活動度が反映さ
れやすいため、自律神経指標値もしくはその変化だけか
ら自律神経活動を評価することが難しい場合に有効な評
価値を得ることが可能となる。
【0036】また、実時間での自律神経機能検査も可能
となり、臨床での自律神経機能検査における労力を削減
し、検査を迅速にすることができる。これは医師や臨床
検査技師、看護婦のみならず、患者の負担も軽減する。
【0037】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0038】第1の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図1に示す。この自律神経活動評価装
置は、自律神経指標値の時系列データを入力データと
し、自律神経指標値データをそのまま出力すると共に、
自律神経指標値の最新の最大値及び最小値を求め、それ
らを自律神経活動基準値として出力する基準値算出部1
と、基準値算出部1が出力する自律神経指標値データ及
び自律神経活動基準値から自律神経系の活動度を実時間
で評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評
価部2とを有している。
【0039】自律神経指標値の時系列データ900は基
準値算出部1に入力される。基準値算出部1の内部構成
及び信号の流れを図2に示す。入力信号900は2系統
に分岐され、一方はそのまま自律神経活動評価部2へと
送られる。もう一方の入力信号は、最大値最小値検出部
11に接続される。最大値最小値検出部11では、装置
の動作開始から現時刻までの自律神経指標値について、
最大値Xmax (T)及び最小値Xmin (T)を検出す
る。これらは、
【0040】
【数1】
【0041】のように定義される。ただし、X(t)は
時刻tにおける自律神経指標値、Tは現時刻である。基
準値算出部1は、Xmax (T)及びXmin (T)を基準
値901とし、自律神経活動評価部2に送る。
【0042】自律神経活動評価部2における自律神経活
動評価値902の算出の例を図3に示す。自律神経活動
評価部2では、自律神経指標値900と基準値算出部1
から受け取った基準値901、すなわち現時刻Tにおけ
る自律神経指標値X(T)、最新の最大値Xmax (T)
及び最小値Xmin (T)から、例えば、
【0043】
【数2】
【0044】を算出し、Y(T)を自律神経活動評価値
902として出力する。
【0045】この例における自律神経活動評価値Y
(T)は、現時刻Tにおける一個体の自律神経指標値
が、取り得る範囲内のどの程度に位置する値かを意味す
る値となる。仮にXmax (T)を1.0、Xmin (T)
を0.0とすれば、現時刻Tにおける個体の自律神経活
動状態を0.0から1.0の間の値として評価できる。
【0046】なお、基準値算出部1の内部での入力信号
分岐は、基準値算出部1に入力される前に信号を2系統
に分岐する方法によっても実現できる。この場合、図1
に示される装置の構成は図4のようになる。
【0047】自律神経系の活動を反映する生理指標に
は、瞳孔面積、血流量、心音図、心電図、心磁図、心拍
数、心拍間隔、心拍ゆらぎ、指尖脈波振幅、血圧、唾液
分泌量、唾液分泌速度、呼吸流量、呼気成分、皮膚抵抗
値、胃液pH、体温、呼吸数、発汗量、発汗速度、脳
波、脳磁図、血糖値、血中ホルモン濃度等がある。ここ
では、指尖脈波振幅が入力データとして用いられる場合
を例として、自律神経指標値の計測部分及び評価結果の
表示部分を含めた実際の利用形態を説明する。
【0048】指尖脈波は、日本電気三栄(株)製の脈拍
ピックアップ(指尖用)45261と生体電気用増幅ユ
ニット1253A等の生体電気現象用アンプを用いるこ
とにより、電圧変化として得ることができる。この電圧
変化を日本電気(株)製PC−9801等のパーソナル
コンピュータに装着したカノープス電子(株)製ADX
−98E等のA/Dコンバータボードを介して測定し、
例えば2秒間の脈波信号の電圧最大値と最小値の差を脈
波振幅値とすることにより自律神経指標値である指尖脈
波振幅値を求めることができる。この指尖脈波振幅値を
入力信号として基準値算出部1に接続し、前述した基準
値算出部1及び自律神経活動評価部2の機能をプログラ
ムとして記述し動作させ、得られた自律神経活動評価値
902をCRTに表示する等により、自律神経活動の評
価結果を実時間で観察することが可能になる。
【0049】次に、第2の発明の自律神経活動評価装置
の一実施例の基本構成を図5に示す。第1の発明の自律
神経活動評価装置と異なるのは、基準値算出部1が区間
内基準値算出部3に替わった点である。この区間内基準
値算出部3は、自律神経指標値の時系列データを入力デ
ータとし、自律神経指標値データをそのまま出力すると
共に、所定時間内の自律神経指標値について最大値及び
最小値を求め、それらを自律神経活動基準値として出力
する。
【0050】区間内基準値算出部3の内部構成を図6に
示す。
【0051】区間内基準値算出部3に入力された自律神
経指標値の時系列データ900は、まず2系統に分岐さ
れる。分岐された自律神経指標値の時系列データの一方
はそのまま自律神経活動評価部2へと送られ、もう一方
は区間設定部31に接続される。区間設定部31は、予
め組み込んだ基準値検出区間設定手順に基づき、基準値
検出開始時には入力信号900を最大値最小値検出部3
2に接続し、基準値検出開始から所定の時間が経過した
後、入力信号900と最大値最小値検出部32を切断す
る。入力信号900が最大値最小値検出部32に接続さ
れている状態を図7(a)に、切断されている状態を図
7(b)に示す。基準値検出開始時の決定は、基準値検
出時間をW秒間とすると、例えば、(a)装置の動作開
始後からA秒後とする、(b)装置の動作中B秒毎とす
る、(c)予め指定した時刻とする、(d)最新の時点
からW秒前とする等によってなされる。
【0052】(a)の場合、動作開始時をt=0とし、
t=AからW秒間は入力信号900を最大値最小値検出
部32に接続し、t=A+Wとなったとき入力信号90
0と最大値最小値検出部32を開放するような基準値検
出区間設定手順を内蔵しておく。つまり最大値最小値検
出部32に送られる時系列データはA≦t≦A+Wを満
たすX(t)となる。
【0053】このとき最大値最小値検出部32が検出す
る最大値Xmax 及び最小値Xmin は、
【0054】
【数3】
【0055】となる。これらを基準値とした自律神経活
動評価が適する場合としては、作業開始から一定時間後
の疲労を評価する場合、刺激提示後や投薬後一定時間経
過後の自律神経活動状態を評価したい場合などが考えら
れる。
【0056】(b)の場合、動作開始時をt=0とし、
t=Bのとき入力信号900を最大値最小値検出部32
に接続する。t=B+Wになると同時に、入力信号90
0と最大値最小値検出部32を開放する。その後、nを
自然数としてnB≦t≦nB+Wの間は入力信号900
と最大値最小値検出部32を接続し、他のtでは入力信
号900と最大値最小値検出部32を開放することを繰
り返す。以上のような基準値検出区間設定手順を内蔵し
ておく。この場合、最大値最小値検出部32に送られる
時系列データはnB≦t≦nB+W(nは非負の整数)
を満たすX(t)となる。
【0057】このとき最大値最小値検出部32が検出す
る最大値Xmax 及び最小値Xmin は、
【0058】
【数4】
【0059】となる。これらを基準値とした自律神経活
動評価が適する場合としては、作業中定期的に自律神経
活動や疲労を評価する場合などが考えられる。
【0060】(c)の場合、動作開始時をt=0とし、
最大値最小値検出の指定時刻をt=Tpとすると、t=
Tpのとき入力信号900を最大値最小値検出部32に
接続する。t=Tp+Wになると同時に、入力信号90
0と最大値最小値検出部32を開放する。以上のような
基準値検出区間設定手順を内蔵しておく。この場合、最
大値最小値検出部32に送られる時系列データはTp≦
t≦Tp+Wを満たすX(t)となる。このとき最大値
最小値検出部32が検出する最大値Xmax 及び最小値X
min は、
【0061】
【数5】
【0062】となる。もちろん、検出開始指定時刻をT
p1,Tp2等複数用意しておくことも可能である。生
体リズムを考慮した上で自律神経活動を評価する際は、
食事の前後や就寝前等、決まった時刻について複数の評
価結果を出す必要があり、このような基準値検出時設定
が有効となる。
【0063】(d)の場合は、図8に示すように、t=
T−Wから現時刻Tまでの自律神経指標値の時系列デー
タを常に記憶できるデータ記憶型最大値最小値検出部3
3を用い、記憶されている時系列データ、すなわちT−
W≦t≦Tを満たすX(t)について最大値Xmax
(T)及び最小値Xmin (T)を検出する。このときデ
ータ記憶型最大値最小値検出部33が検出する最大値X
max (T)及び最小値Xmin (T)は、
【0064】
【数6】
【0065】となる。これらを基準値とした自律神経活
動評価が適する場合としては、作業中常に自律神経活動
状態をモニタする場合が考えられる。
【0066】次に、第3の発明の自律神経活動評価装置
の一実施例の基本構成を図9に示す。この自律神経活動
評価装置は、データ記録再生部4が加わった点とデータ
の時刻が記録時刻となった点が第1の発明の自律神経活
動評価装置と異なる。このデータ記録再生部4は、入力
された自律神経指標値の時系列データを全て記録し、評
価時には再生して出力する。
【0067】データ記録再生部4は、ティアック製デー
タレコーダあるいは光磁気ディスク装置、あるいは日本
電気(株)製PC−HD300等の磁気記録装置等を用
いて自律神経指標値900を記録し、自律神経活動評価
時に再生することにより実現できる。
【0068】データ記録再生部4が再生時に出力する自
律神経指標値911が基準値算出部1に入力される。基
準値算出部1及び自律神経活動評価部2では、第1の発
明の実施例における時刻tを記録上の時刻t′と置き換
えた動作をさせることにより、記録された自律神経指標
値について評価が可能となる。以上により、第3の発明
の自律神経活動評価が実現する。
【0069】この装置は、長時間にわたる自律神経指標
値データについて記録後に評価・解析を行う場合や、携
帯型のデータ収集装置を利用して日常場面における心身
疲労やストレスの評価を行う場合に有効である。
【0070】第4の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図10に示す。この自律神経活動評価
装置は、データ記録再生部4が加わった点とデータの時
刻が記録時刻となった点が第2の発明の自律神経活動評
価装置と異なる。よって、これらの異なる点について説
明する。データ記録再生部4には、第3の発明のデータ
記録再生部4を用いることができ、データ記録再生部4
が再生時に出力する自律神経指標値911が区間内基準
値算出部3に入力される。区間内基準値算出部3及び自
律神経活動評価部2では、第2の発明の実施例における
時刻tを記録上の時刻t′と置き換えた動作をさせるこ
とにより、記録された自律神経指標値について評価が可
能となる。以上により、第4の発明の自律神経活動評価
が実現できる。
【0071】第5の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図11に示す。この自律神経活動評価
装置は、第2の発明における区間内基準値算出部3が区
間内平均値算出部5に替わった点が第2の発明と異な
る。この区間内平均値算出部5は、自律神経指標値の時
系列データを入力データとし、自律神経指標値データを
そのまま出力すると共に、所定時間内の自律神経指標値
について平均値を求め、それを自律神経活動基準値とし
て出力する。
【0072】自律神経指標値の時系列データ900は、
区間内平均値算出部5に入力される。入力信号900は
2系統に分岐され、一方はそのまま自律神経活動評価部
2へと送られる。もう一方の入力信号は区間設定部31
に接続される。区間設定部31には、第2の発明の区間
内基準値算出部3における区間設定部31を用いること
ができる。
【0073】第2の発明の実施例における区間設定部3
1と同様の動作により、基準値検出開始時には入力信号
900を最大値最小値検出部32に接続し、基準値検出
開始から所定の時間が経過した後、入力信号900と最
大値最小値検出部32を開放する。
【0074】W秒間の自律神経指標値の平均値Vは、
【0075】
【数7】
【0076】のように定義される。ただし、X(t)は
時刻tにおける自律神経指標値、Tsは基準値検出開始
時刻である。
【0077】区間内平均値算出部5は、上述の平均値V
を基準値901とし、自律神経指標値900及び基準値
901を出力する。
【0078】自律神経活動評価部2は、前記区間内平均
値算出部5が出力する自律神経指標値900及び基準値
901から、すなわち現時刻Tにおける自律神経指標値
X(T)、基準値算出区間における自律神経指標値の平
均値Vから、例えば、
【0079】
【数8】
【0080】を算出し、Y(T)を自律神経活動評価値
902として出力する。
【0081】以上により、請求項5の自律神経活動評価
装置が実現する。
【0082】なお、入力データがアナログデータの場
合、Vの値は、積分回路及びWを定数として組み込んだ
除算器により求めることができる。また、離散化された
時系列データXiの場合、Vは、
【0083】
【数9】
【0084】のように定義される。ただし、Xiは動作
開始後i番目の自律神経指標値、Nsは基準値検出開始
時のi、NはW秒間に入力される自律神経指標値の個数
である。
【0085】第6の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図12に示す。この自律神経活動評価
装置は、データ記録再生部4が加わった点とデータの時
刻が記録時刻となった点が第5の発明の自律神経活動評
価装置と異なる。よって、これらの異なる点について説
明する。データ記録再生部4には、第3の発明のデータ
記録再生部4を用いることができ、データ記録再生部4
が再生時に出力する自律神経指標値911が区間内平均
値算出部5に入力される。区間内平均値算出部5及び自
律神経活動評価部2では、第5の発明の実施例における
時刻tを記録上の時刻t′と置き換えた動作をさせるこ
とにより、記録された自律神経指標値について評価が可
能となる。以上により、第6の発明の自律神経活動評価
装置が実現できる。
【0086】第7の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図13に示す。この自律神経活動評価
装置は、第2の発明における区間内基準値算出部3が評
価基準算出部6に替わった点が第2の発明と異なる。こ
の評価基準算出部6は、自律神経指標値の時系列データ
を入力データとし、自律神経指標値データをそのまま出
力すると共に、所定時間内の自律神経指標値について頻
度分布を求め、頻度を所定段階に分割する境界値を自律
神経活動基準として出力する。
【0087】自律神経指標値の時系列データ900は評
価基準算出部6に入力される。入力信号900は2系統
に分岐され、一方はそのまま自律神経活動評価部2へと
送られる。もう一方の入力信号は区間設定部31に接続
される。評価基準算出部6における評価区間の設定は、
第2の発明の区間内基準値算出部3における区間設定部
31を用いることにより実現できる。区間設定部31を
経たW秒間の自律神経指標値データXi(i=1,2,
・・・,N)の頻度分布は次のようにして求めることが
できる。
【0088】予め、自律神経指標値をm段階に分割する
区間境界値Bj(j=1,2,・・・,m−1)を設定
する。自律神経指標データXiを順に入力し、Bk−1
≦Xi≦Bkならば頻度分布値fkの値を1増加させ
る。すべてのXi(i=1,2,・・・,N)に同様の
手続きを行うことによって、頻度分布fk(k=1,
2,・・・,m)を求めることができる。
【0089】得られた頻度分布fkからそのまま自律神
経評価値を算出する場合は、Bjを評価基準903と
し、自律神経評価部2に送る。
【0090】特定の範囲の自律神経指標値Xiを詳細に
評価するような場合は、注目する値の範囲に相当するf
kはそのまま用い、それ以外の値の範囲では連続する区
間を幾つかずつまとめることにより、m段階をh段階に
して評価する必要がある。例えばXiの中央値がi=m
idである場合、Xmidから離れた範囲ほど詳細に評
価するには、新しい頻度分布をgu(u=1,2,・・
・,h)とし、例えば、
【0091】
【数10】
【0092】のように、頻度分布値を計算する。ここ
で、Rは定数であり自然数とする。この例のようにする
と、中央値Xmid を含む区間から離れるほど、頻度分布
の区間幅が狭くなる。
【0093】このようにして、新しい頻度分布guの区
間境界値Du(u=1,2,・・・,h−1)を評価基
準903として、自律神経指標値900とともに自律神
経活動評価部2に送る。
【0094】自律神経活動評価部2では、評価基準算出
部6が出力する自律神経指標値Xiと評価基準Bjまた
はDuを受け、自律神経活動基準値を算出する。例え
ば、Xiについてu=1から順にDuと比較し、Du≦
Xi≦Du+1となるときのuの値を自律神経活動評価
値902として出力する。
【0095】以上により、第7の発明の自律神経活動評
価装置が実現する。この自律神経活動評価装置は、自律
神経指標値が離散化されたデータとして得られる場合に
限定されるが、入力された自律神経指標値がどの程度出
現しやすいかを考慮した評価値を得ることができる。こ
のような評価値は、個体の自律神経指標値が平常値もし
くは平常範囲から離れたことを鋭敏に感知するものとな
り、作業中の心身状態が平常値もしくは平常範囲から離
れた場合に作業者に警告を発する、作業に用いているシ
ステムの動作を一時停止させる等の処置をとることによ
り、ヒューマンエラーによる自己防止等に有効に利用で
きる。
【0096】第8の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図14に示す。この自律神経活動評価
装置は、データ記録再生部4が加わった点とデータの時
刻が記録時刻となった点が第7の発明の自律神経活動評
価装置と異なる。よって、これらの異なる点について説
明する。データ記録再生部4には、第3の発明のデータ
記録再生部4を用いることができ、データ記録再生部4
が再生時に出力する自律神経指標値911が評価基準算
出部6に入力される。評価基準算出部6及び自律神経活
動評価部2では、第7の発明の実施例における自律神経
指標値データXiのiが記録上の順序を示すものとして
動作させることにより、記録された自律神経指標値につ
いて、頻度分布に基づいた評価が可能となる。以上によ
り、第8の発明の自律神経活動評価装置が実現できる。
【0097】第9の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成を図15に示す。この自律神経活動評価
装置は、基準値算出部1が片側基準値算出部7に替わっ
た点が第1の発明の自律神経活動評価装置と異なる。こ
の片側基準値算出部7は、自律神経指標値の時系列デー
タを入力データとし、自律神経指標値データをそのまま
出力すると共に、自律神経指標値の最新の最大値または
最小値を求め、それらを自律神経活動基準値として出力
する。
【0098】片側基準値算出部7の内部構成を図16に
示す。
【0099】片側基準値算出部7は、自律神経指標値の
時系列データ900を入力信号とする。入力信号900
は2系統に分岐され、一方はそのまま自律神経活動評価
部2へと送られる。もう一方の入力信号は、限界値検出
部12に接続される。限界値検出部12では、装置の動
作開始から現時刻までの自律神経指標値について、最大
値Xmax (T)または最小値Xmin (T)を検出する。
これらは、
【0100】
【数11】
【0101】のように定義される。ただし、X(t)は
時刻tにおける自律神経指標値、Tは現時刻である。限
界値算出部1は、Xmax (T)またはXmin (T)を基
準値901とし、自律神経活動評価部2に送る。
【0102】自律神経活動評価部2では、自律神経指標
値900及び基準値算出部1から受け取った基準値90
1、すなわち現時刻Tにおける自律神経指標値X
(T)、最新の最大値Xmax (T)または最小値Xmin
(T)から、例えば、
【0103】
【数12】
【0104】を算出し、Y(T)を自律神経活動評価値
902として出力する。
【0105】これらの例における自律神経活動評価値Y
(T)は、現時刻Tにおける一個体の自律神経指標値
が、既得のデータの下限もしくは上限からどの程度離れ
た値かを意味する値となる。Y(T)が大きいほど、一
個体の自律神経指標値の下限もしくは上限から遠いこと
を示し、自律神経系の緊張が非常に高いとき、もしくは
非常に低いときを基準として自律神経活動を評価したい
場合に有効な評価値となる。この第9の発明の自律神経
活動評価装置は、第1の発明の自律神経活動評価装置よ
りも簡単な処理となるので、より簡便で高速な処理を行
いたい場合に有効である。
【0106】第10の発明の自律神経活動評価装置の一
実施例の基本構成を図17に示す。この自律神経活動評
価装置は、基準値算出部1の代わりに評価基準記憶部8
を有する点と自律神経活動評価部2における自律神経活
動評価値902の算出方法が第1の発明の自律神経活動
評価装置と異なる。よって、評価基準記憶部8と自律神
経活動評価部2における自律神経活動評価値の算出方法
について以下に説明する。
【0107】評価基準記憶部8には、基準となる自律神
経指標値もしくは値の範囲を予め記憶させておく。例え
ば、[項目,下限,上限]として[心拍数,50,8
0]のようなデータを必要な項目数分、メモリ、磁気記
憶媒体等に記録しておくことで実現できる。
【0108】自律神経活動評価部2は、自律神経指標値
の時系列データもしくは記録された自律神経指標値の時
系列データを入力信号とする。また、評価基準記憶部8
に記憶データ読み出し信号200を送り、記憶データ2
01を受け取る。
【0109】入力信号900と記憶データ201とか
ら、例えば、
【0110】
【数13】
【0111】を算出する。ここで、Tは現時刻、X
(T)は現時刻Tにおける自律神経指標値、Vl及びV
hは記憶データ201に[項目,Vl,Vh]のように
記述された入力された自律神経指標の下限及び上限の値
である。
【0112】算出されたY(T)が1のときはX(T)
が正常範囲であり、0のときは正常範囲外であることを
示す。このY(T)が自律神経活動評価値902として
出力される。ここで得られる自律神経活動評価値902
は、評価基準記憶部8に一般的な正常値もしくは正常範
囲が記憶されている場合は、個体の自律神経指標値が正
常であるかどうかを示すものとなる。また、評価基準記
憶部8に個体の平常値もしくは平常範囲が記憶されてい
る場合は、個体ごとに平常値かどうかを示すものとな
る。例えば、前者の手法で高血圧かどうかを判定し、後
者の手法で個々人が各自の平常血圧範囲かどうかを調べ
ることが可能になる。
【0113】第11の発明の自律神経活動評価装置の一
実施例の基本構成を図18に示す。
【0114】この自律神経活動評価装置は、検査刺激を
提示し、刺激提示の前後に刺激提示信号を出力する検査
刺激提示部9と、自律神経指標値の時系列データを入力
データとし、自律神経指標値データをそのまま出力する
と共に、検査刺激提示部9が出力する刺激提示信号を受
け、刺激提示信号受信時の自律神経指標値から自律神経
系の反応量を算出する反応量算出部10と、反応量算出
部10が出力する自律神経指標値データ及び自律神経系
の反応量から自律神経活動評価値を出力する自律神経反
応評価部2とを有している。
【0115】検査刺激提示部9は、視覚刺激、聴覚刺
激、触覚刺激等の感覚刺激を提示する。また、単一の刺
激に限らず、視聴覚・触覚等を組み合わせた刺激や計算
課題等の精神的負荷の提示、臨床においては薬剤の投与
も行う。例えば、視覚刺激を提示する場合はCRTモニ
タ、フラッシュ等を用い、聴覚刺激を提示する場合はス
ピーカ、ヘッドホンを用いる。臨床での薬剤投与の場合
は、患者の静脈内に薬瓶からチューブで接続した注射針
を挿入しておき、チューブに組み合わせたローラーポン
プの動作を制御する等により規定量の薬剤を投与する。
【0116】また、検査刺激提示部9は、刺激提示のα
秒後及びβ秒前に刺激提示信号202を後記反応量算出
部10に送る。
【0117】反応量算出部10は、前記検査刺激提示部
9による検査刺激提示前後の自律神経指標値の時系列デ
ータを入力データとし、自律神経指標値データをそのま
ま出力すると共に、自律神経指標値に現れた反応を算出
する。検査刺激提示前の自律神経指標値としては、検査
刺激提示部9が出力する刺激提示信号202を受けたと
きの値を用いる。
【0118】刺激提示時刻をt=Sとし、例えば、
【0119】
【数14】
【0120】を反応量として算出する。ただし、X(S
+α)とX(S−β)はそれぞれ刺激提示後のt=S+
α、刺激提示前のt=S−βにおける自律神経指標値で
あり、検査刺激提示部9から出力された刺激提示信号2
02を反応量算出部10が受け取ったときの自律神経指
標値である。
【0121】自律神経活動評価部2は、前記反応基準算
出部が出力したR(S+α)及びX(S+α)を受け、
例えば、
【0122】
【数15】
【0123】を自律神経活動評価値902として出力す
る。ここで、r1,r2は判定の境界となる定数で、予
め自律神経活動評価部2に組み込んでおく。
【0124】この例における自律神経評価値Y(S+
α)は、刺激に対する自律神経指標の反応量から自律神
経系の活動度を3段階に評価したものであり、1であれ
ば反応過小、2で平常、3で反応過大等を定義しておけ
ば、自律神経系の疲労状態を評価する値となる。疲労の
ように持続的な状態は、刺激に対する反応に自律神経系
の活動度が反映されやすい。自律神経指標値もしくはそ
の変化だけから自律神経活動を評価することが難しい場
合に有効な評価値となる。
【0125】
【発明の効果】本発明を用いることにより、個体差に応
じて自律神経活動を評価すること、健康な個体について
日常的な自律神経活動を評価することが可能になる。さ
らに、実時間での自律神経活動評価が実現し、被検査者
及び検査者の負担が軽減される。また、本発明を個体の
自律神経系の活動状態に適応しつつ情報を提示するヒュ
ーマン・インタフェースに利用することにより、作業中
の心身状態の変化を評価して作業者に休憩の指示や警告
を発する情報機器が実現可能となる。例えば、VDT作
業中や自動車運転中の自律神経系活動を実時間で評価
し、休憩を指示したり居眠りに警告を発したりすること
ができ、健康維持や事故防止等に有効なヒューマン・イ
ンタフェースや情報機器が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
の基本構成図である。
【図2】第1の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
における基準値算出部1内の信号処理を示す図である。
【図3】第1の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
における自律神経活動評価部の動作を示す図である。
【図4】第1の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
の基本構成において、入力信号分岐の位置を変えた例で
ある。
【図5】第2の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
の基本構成図である。
【図6】第2の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
における区間内基準値算出部3の内部構成を示す図であ
る。
【図7】第2の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
における区間設定部31の動作を示す図である。
【図8】第2の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
における区間内基準値算出部3の内部構成を示す図であ
る。
【図9】第3の発明の自律神経活動評価装置の一実施例
の基本構成図である。
【図10】第4の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図11】第5の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図12】第6の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図13】第7の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図14】第8の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図15】第9の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例の基本構成図である。
【図16】第9の発明の自律神経活動評価装置の一実施
例における基準値算出部の内部構成を示す図である。
【図17】第10の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成図である。
【図18】第11の発明の自律神経活動評価装置の一実
施例の基本構成図である。
【符号の説明】
1 基準値算出部 2 自律神経活動評価部 3 区間内基準値算出部 4 データ記録再生部 5 区間内平均値算出部 6 評価基準算出部 7 片側基準値算出部 8 評価基準記録部 9 検査刺激提示部 10 反応量算出部 11 最大値最小値検出部 12 限界値検出部 31 区間設定部 32 最大値最小値検出部 33 データ記憶型最大値最小値検出部 200 評価基準読み出し信号 201 評価基準データ 202 刺激提示信号 900 自律神経指標値もしくは自律神経指標値の時系
列データ 901 基準値 902 自律神経活動評価値 3903 評価基準 911 記録から再生された自律神経指標値もしくは自
律神経指標値の時系列データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、自律神経
    指標値の最新の最大値及び最小値を求め、それらを自律
    神経活動基準値として出力する基準値算出部と、 前記基準値算出部が出力する自律神経指標値データ及び
    自律神経活動基準値から自律神経系の活動度を実時間で
    評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価
    部と、を有することを特徴とする自律神経活動評価装
    置。
  2. 【請求項2】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間
    内の自律神経指標値について最大値及び最小値を求め、
    それらを自律神経活動基準値として出力する区間内基準
    値算出部と、 前記区間内基準値算出部が出力する自律神経指標値デー
    タと自律神経活動基準値とから自律神経系の活動度を実
    時間で評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活
    動評価部と、を有することを特徴とする自律神経活動評
    価装置。
  3. 【請求項3】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 入力された自律神経指標値の時系列データを全て記録
    し、評価時には再生して出力するデータ記録再生部と、 前記データ記録再生部が出力する自律神経指標値の時系
    列データを入力データとし、自律神経指標値データをそ
    のまま出力すると共に、自律神経指標値の最大値及び最
    小値を求め、それらを自律神経活動基準値として出力す
    る基準値算出部と、 前記基準値算出部が出力する自律神経指標値データ及び
    自律神経活動基準値から自律神経系の活動度を評価し自
    律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部と、を
    有することを特徴とする自律神経活動評価装置。
  4. 【請求項4】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 入力された自律神経指標値の時系列データを全て記録
    し、評価時には再生して出力するデータ記録再生部と、 前記データ記録再生部が出力する自律神経指標値の時系
    列データを入力データとし、自律神経指標値データをそ
    のまま出力すると共に、所定時間内の自律神経指標値に
    ついて最大値及び最小値を求め、それらを自律神経活動
    基準値として出力する区間内基準値算出部と、 前記区間内基準値算出部が出力する自律神経指標値デー
    タと自律神経活動基準値とから自律神経系の活動度を評
    価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部
    と、を有することを特徴とする自律神経活動評価装置。
  5. 【請求項5】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間
    内の自律神経指標値について平均値を求め、それを自律
    神経活動基準値として出力する区間内平均値算出部と、 前記区間内平均値算出部が出力する自律神経指標値デー
    タ及び自律神経活動基準値とから自律神経系の活動度を
    実時間で評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経
    活動評価部と、を有することを特徴とする自律神経活動
    評価装置。
  6. 【請求項6】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 入力された自律神経指標値の時系列データを全て記録
    し、評価時には再生して出力するデータ記録再生部と、 前記データ記録再生部が出力する自律神経指標値の時系
    列データを入力データとし、自律神経指標値データをそ
    のまま出力すると共に、所定時間内の自律神経指標値に
    ついて平均値を求め、それを自律神経活動基準値として
    出力する区間内平均値算出部と、 前記区間内平均値算出部が出力する自律神経指標値デー
    タと自律神経活動基準値とから自律神経系の活動度を評
    価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部
    と、を有することを特徴とする自律神経活動評価装置。
  7. 【請求項7】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、所定時間
    内の自律神経指標値について頻度分布を求め、頻度を所
    定段階に分割する境界値を自律神経活動基準として出力
    する評価基準値算出部と、 前記評価基準値算出部が出力する自律神経指標値データ
    及び自律神経活動基準とから、自律神経系の活動度を実
    時間で評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活
    動評価部と、を有することを特徴とする自律神経活動評
    価装置。
  8. 【請求項8】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 入力された自律神経指標値の時系列データを全て記録
    し、評価時には再生して出力するデータ記録再生部と、 前記データ記録再生部が出力する自律神経指標値の時系
    列データを入力データとし、自律神経指標値データをそ
    のまま出力すると共に、所定時間内の自律神経指標値に
    ついて頻度分布を求め、頻度を所定段階に分割する境界
    値を自律神経活動基準として出力する評価基準値算出部
    と、 前記評価基準値算出部が出力する自律神経指標値データ
    及び自律神経活動基準とから、自律神経系の活動度を評
    価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価部
    と、を有することを特徴とする自律神経活動評価装置。
  9. 【請求項9】生体の自律神経活動を評価する装置におい
    て、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、自律神経
    指標値の最新の最大値または最小値を求め、それらを自
    律神経活動基準値として出力する基準値算出部と、 前記基準値算出部が出力する自律神経指標値データ及び
    自律神経活動基準値から自律神経系の活動度を実時間で
    評価し自律神経活動評価値を出力する自律神経活動評価
    部と、を有することを特徴とする自律神経活動評価装
    置。
  10. 【請求項10】生体の自律神経活動を評価する装置にお
    いて、 自律神経活動の評価基準となる自律神経指標値の範囲を
    基準値として記憶しておく基準値記憶部と、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、基準
    値記憶部に記憶されている基準値との比較により自律神
    経系の活動度を実時間で評価し、自律神経活動評価値を
    出力する自律神経活動評価部と、を有することを特徴と
    する自律神経活動評価装置。
  11. 【請求項11】生体の自律神経活動を評価する装置にお
    いて、 検査刺激を提示し、刺激提示の前後に刺激提示信号を出
    力する検査刺激提示部と、 自律神経指標値の時系列データを入力データとし、自律
    神経指標値データをそのまま出力すると共に、前記検査
    刺激提示部が出力する刺激提示信号を受け、刺激提示信
    号受信時の自律神経指標値から自律神経系の反応量を算
    出する反応量算出部と、 前記反応量算出部が出力する自律神経指標値データ及び
    自律神経系の反応量から自律神経活動評価値を出力する
    自律神経反応評価部と、を有することを特徴とする自律
    神経活動評価装置。
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