JPH06293302A - フィラボウル内の製品液攪拌装置 - Google Patents

フィラボウル内の製品液攪拌装置

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JPH06293302A
JPH06293302A JP8077893A JP8077893A JPH06293302A JP H06293302 A JPH06293302 A JP H06293302A JP 8077893 A JP8077893 A JP 8077893A JP 8077893 A JP8077893 A JP 8077893A JP H06293302 A JPH06293302 A JP H06293302A
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JP
Japan
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filler bowl
liquid
liquid supply
branch pipe
circulation pump
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8077893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotoshi Suzuki
聖敏 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06293302A publication Critical patent/JPH06293302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィラボウルの製品液循環経路を短かくして
製品液の液温変化を少なくした。 【構成】 回転可能に支持されるドーナツ形のフィラボ
ウル21の軸心に該フィラボウル21と複数の給液分岐
管23及び複数の戻り分岐管26を介して接続されるヘ
ッダ25を配設し、該ヘッダ25をロータリジョイント
24を介して給液ポンプ22の給液管23に接続する。
前記戻り分岐管26又は給液分岐管26aに循環ポンプ
28を配設し、該循環ポンプ28を外部よりロータリジ
ョイント29を介して供給されるエアー又は電気により
回転制御されてフィラボウル21内の製品液を循環して
攪拌させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顆粒入り果汁やココア等
の固形物と液体の混合した製品液を瓶や缶に充填するた
めのドーナツ形のフィラボウルを有す充填機におけるフ
ィラボウル内の製品液攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種装置として例えば実開平3−
128427号公報に記載されたような考案が存在す
る。前記考案は図4〜図6に示すように平面形状がリン
ク状で断面が円形、角形等の形状をなすドーナツ形のフ
ィラボウル1の中心に、給液ポンプ2から給液管3を介
して下部ロータリジョント4を配設し、この下部ロータ
リジョイント4から放射状に等分した給液分岐管5を、
前記ドーナツ形のフィラボウル1の内側の略中央より下
部の側部に溶接等で開口接続固定し、さらに該給液分岐
管5のフィラボウル1との接続固定高さと略同じ高さで
各給液分岐管5の中間から、それぞれ交互になるように
複数の戻り分岐管6を同様に溶接等で開口接続固定し、
この各戻り分岐管6をフィラボウル1のリンク状の中心
の上部に設けた上部ロータリジョイント7に接続配管
し、この上部ロータリジョイント7を介してリターン管
8を配設してさらに循環ポンプ9に接続し、この循環ポ
ンプ9から給液ポンプ2の吐出側の給液管3に接続して
いる。図中10は充填機構を示す。
【0003】以上のような構成よりなるドーナツ形のフ
ィラボウル内製品液攪拌装置は、まず、充填する固形物
と液体の混合された製品液を貯蔵タンク等から、給液ポ
ンプ2により給液管3を介して、下部ロータリジョント
4を経て複数に等分された給液分岐管5を通してドーナ
ツ形のフィラボウル1に充填送入される。そして、ある
一定量まで充填送入されると、循環ポンプ9を駆動し、
ドーナツ形のフィラボウル1に接続されて各給液分岐管
5の中間に交互に接続した戻り分岐管6を通して、上部
ロータリジョイント7を介してリターン管8を経て吸引
吐出させ、給液ポンプ2の吐出側の給液管3に連結接続
され製品液は循環する。
【0004】これは、給液分岐管5と戻り分岐管6とは
交互に配設されているので、図5に示すように、給液分
岐管5から吐出される製品液と、戻り分岐管6に吸引さ
れる製品液とで渦巻流のような現象が発生し、固形物が
浮動して、沈殿するのを防止する。この結果として固形
物と液体が略均一に混合された状態になるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来例
では次の問題点がある。 1)給液ポンプがフィラボウルから離れた位置に設置さ
れるので、製品液循環用の配管が長くなり、流路抵抗が
大きくなる。又これに伴って高温充填或いは低温充填を
行うときは管路での放熱によって製品液の温度変化が大
きくなる。
【0006】2)構造が複雑となり、コストが高くつ
く。また既設機にこの攪拌装置を追加するには改造工事
が大きくなり実施困難である。因に既設機への攪拌装置
追加の希望は多い。 本発明は、かかる問題点に対処するため開発されたもの
であって製品液の循環経路を短かくして液温変化を少な
くすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1〜図3を用い
て説明すると本発明は回転可能に支持されるドーナツ形
のフィラボウル21と、該フィラボウル21の軸心に配
設され且つ該フィラボウル21と複数の給液分岐管26
及び複数の戻り分岐管27を介して接続されるヘッダ2
5と、該ヘッダ25をロータリジョイント24を介して
給液ポンプ22に接続する給液管23と、前記戻り分岐
管27又は給液分岐管27aに配設した循環ポンプ28
とからなり、該循環ポンプ28を外部よりロータリジョ
イント29を介して供給されるエアー又は電気により回
転制御させることを特徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段により充填作業を行
っているときは、循環ポンプを低速で回転させ、製品液
は給液ポンプより給液管を経て下部ロータリジョイント
に入り給液分岐管からフィラボウルに入り充填機構を通
って容器に充填されていく流れと、循環ポンプによって
戻り分岐管、下部ロータリジョイント、給液分岐管、フ
ィラボウルを循環する流れが重なって高速(大流量)で
流れて攪拌される。充填作業が停止しているときは循環
ポンプを高速で回転させる。製品液は前記の循環経路を
高速(大流量)で流れて攪拌され、循環ポンプの回転の
自動制御は制御装置によって容易に行うことができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3によって説明す
る。図1は平面図、図2は斜視図、図3は図2と異なる
配管の実施例を示す図である。これらの図において、2
1はドーナツ形のフィラボウル、22は製品液の給液ポ
ンプ、23は給液管、24は下部ロータリジョイント、
25はヘッダ、26は給液分岐管、27は戻り分岐管、
28は循環ポンプ、29は上部ロータリジョイント、3
0はエア圧調整ボックス、10は充填機構である。前記
エア圧調整ボックス30はエア源31からの圧縮エアを
高圧エア及び低圧エアに圧力調整するものでそれぞれ圧
力調整弁、圧力計、ソレノイド弁よりなっている。32
は上部ロータリジョイント29を支持するためのブラケ
ットである。
【0010】ドーナツ形のフィラボウル21は、従来例
のフィラボウル1と略同様のもので、その軸心部にヘッ
ダ25が配設されており、その下部は下部ロータリジョ
イント24を介して給液管23によって給液ポンプ22
に接続している。該ヘッダ25とフィラボウル21の下
部との間には複数の給液分岐管26及び戻り分岐管27
が放射状に等間隔に接続されており、戻り分岐管27に
は循環ポンプ28が配設されていて、製品液をヘッダ2
5の方に吐出するようになっている。循環ポンプ28は
エア駆動又は電気駆動の何れでもよいが高速及び低速の
2速で回転ができるものとし、駆動用エア又は電気ロー
タリジョイント又はスリップリングを用いて供給する。
図ではエア駆動の循環ポンプを示しており、30は高圧
及び低圧のエアを供給するためのエア圧調整ボックス3
0で、31はその圧縮エア源であり、上部ロータリジョ
イント29は空気用のジョイントである。循環ポンプ2
8が電気駆動の場合はロータリジョイント29はスリッ
プリングに置き換えられる。なお、前述の循環ポンプ2
8は給液分岐管26に配設して吐出口をフィラボウル2
1に向けてもよい。
【0011】次に上記構成による作用を説明する。ま
ず、給液ポンプ22によって製品液を貯蔵タンク等から
給液管23、ヘッダ25、給液分岐管26を通ってフィ
ラボウル21に移送する。規定量まで送入されると給液
ポンプ22が停止し、フィラボウル21への製品液の供
給が止まるので循環ポンプ28を高速で回転させる。製
品液は循環ポンプ28、ヘッダ25、給液分岐管26、
フィラボウル21、戻り分岐管27の順で大流量で循環
して攪拌が行われる。製品液の容器への充填が始まる
と、給液ポンプ22が始動して貯蔵タンクからの製品液
の供給が再開されるので循環ポンプ28を低速回転に切
換える。製品液は給液分岐管26、フィラボウル21、
充填機構10を通って容器に充填されていく流れと、循
環ポンプ28によって循環ポンプ28、ヘッダ25、給
液分岐管26、フィラボウル21、戻り分岐管27の順
に循環する流れが重なって高速(大流量)で流れて攪拌
される。
【0012】図3に示した別の実施例では、ヘッダ2
5、給液分岐管26を通らない独立した循環用配管27
aをフィラボウル21の異なる位置の間に接続し、この
配管に循環ポンプ28を設けたものであるが、該配管の
吸入口を給液分岐管の出口として離しておけば前述の場
合と同様の効果を得ることができる。以上の動作は従来
装置と同様に制御装置によって自動的に行われる。
【0013】
【発明の効果】このように本発明によるときはドーナツ
形のフィラボウルの軸心部に配設されるヘッダはこれを
給液分岐管及び戻り分岐管を介してフィラボウルと接続
すると共に給液管を介して給液ポンプに接続し、而も戻
り分岐管又は給液分岐管に循環ポンプを配設して該循環
ポンプを回転制御させたから給液ポンプによってフィラ
ボウル内に移送された製品流は循環ポンプの高速回転に
よって循環ポンプ、ヘッダ、給液分岐管、フィラボウ
ル、戻り分岐管の順で大流量で循環して攪拌を効率よく
行うことができると共に製品流は循環ポンプの低速回転
によって給液分岐管、フィラボウル、充填機構を通って
容易に充填されていく流れと、循環ポンプ、ヘッダ、給
液分岐管、フィラボウル、戻り分岐管の順に循環する流
れが重なり高速で流れて重なり高速で流れて攪拌される
ため製品液の循環経路が短くなり高速充填や低温充填の
場合液温変化が少なく、又充填中であるか、待機中であ
るかに拘らず最適の条件で攪拌することができ特に装置
停止後の再スタート時に固形分が多くなるという不具合
が解消され、更に製品液の循環機構がフィラボウルと一
体に纏まるので簡潔な構造となりコストの低減が可能と
なる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の概略斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【図4】従来例のフィラボウル内製品液の攪拌システム
を示すフロー図である。
【図5】従来例のフィラボウル内製品液の給・排状態を
示す平面図である。
【図6】従来例の要部を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
21 フィラボウル 22 給液ポンプ 23 給液管 24 ロータリジョイント 25 ヘッダ 26 給液分岐管 27 戻り分岐管 28 循環ポンプ 29 ロータリジョイント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持されるドーナツ形のフィ
    ラボウルと、該フィラボウルの軸心に配設され且つ該フ
    ィラボウルと複数の給液分岐管及び複数の戻り分岐管を
    介して接続されるヘッダと、該ヘッダをロータリジョイ
    ントを介して給液ポンプに接続する給液管と、前記戻り
    分岐管又は給液分岐管に配設した循環ポンプとからな
    り、該循環ポンプを外部からロータリジョイントを介し
    て供給されるエアー又は電気により回転制御させること
    を特徴とするフィラボウル内の製品液攪拌装置。
JP8077893A 1993-04-07 1993-04-07 フィラボウル内の製品液攪拌装置 Withdrawn JPH06293302A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004052771A1 (ja) * 2002-12-12 2004-06-24 Suntory Limited フィラタンク用攪拌部材、フィラタンク及び フィラタンク内の液体の攪拌方法
JP2009286497A (ja) * 2002-12-12 2009-12-10 Suntory Holdings Ltd 液体充填方法及び装置
CN102627247A (zh) * 2012-04-07 2012-08-08 浙江炜驰轻工机械有限公司 一种灌装与封罐一体机的灌装桶

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