JPH0628946U - 自己診断マイクロスイッチ - Google Patents
自己診断マイクロスイッチInfo
- Publication number
- JPH0628946U JPH0628946U JP7182492U JP7182492U JPH0628946U JP H0628946 U JPH0628946 U JP H0628946U JP 7182492 U JP7182492 U JP 7182492U JP 7182492 U JP7182492 U JP 7182492U JP H0628946 U JPH0628946 U JP H0628946U
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- Japan
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- light
- movable contact
- contact
- photoelectric switch
- microswitch
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光電スイッチを組込んで電気的及び光学的の両
者から接点切替の正常又は異常を自己診断して信頼性を
向上させることができる。 【構成】 可動接点6と固定接点8A、8Bとから構成
されたマイクロスイッチの前記可動接点6の移動通路10
の両側に、これと直交して発光部11と受光部12を配置
し、この間の光路13を可動接点6又はこれに接続した遮
光板15が通過して光路13を遮光又は開放する光電スイッ
チ14を形成し、接点の切替を電気的及び光学的の両者で
判定することを特徴とするものである。
者から接点切替の正常又は異常を自己診断して信頼性を
向上させることができる。 【構成】 可動接点6と固定接点8A、8Bとから構成
されたマイクロスイッチの前記可動接点6の移動通路10
の両側に、これと直交して発光部11と受光部12を配置
し、この間の光路13を可動接点6又はこれに接続した遮
光板15が通過して光路13を遮光又は開放する光電スイッ
チ14を形成し、接点の切替を電気的及び光学的の両者で
判定することを特徴とするものである。
Description
【0001】
本考案は光電スイッチを組込んだ自己診断マイクロスイッチに関するものであ る。
【0002】
一般に油入変圧器は、運転状態で変圧器タンク内に封入した絶縁油がコイルに より加熱されて膨張し、この絶縁油の膨張を吸収するため変圧器タンクの上部に コンサベーターが取付けられている。このコンサベーターは内部にゴム袋で形成 された隔膜が設けられ、この隔膜の上部開口部がブリーザーに連通する配管に接 続され、隔膜の上下動により内部の絶縁油の量を監視するようになっている。
【0003】 従来の油面計は隔膜の底部に設けたフロートの上下動をマグネットカップリン グを介して、コンサベーターの外部に設けた油面計の指針を回転させると共に、 これ取付けたマイクロスイッチにより、油漏れなどにより異常に油面が低下した ときにスイッチが作動して警報を発するようになっている。
【0004】 また油入変圧器には、内部に事故が発生して封入した油が熱分解してガスが発 生すると、このガス圧の異常な上昇を検出してスイッチを作動させて警報を発生 すると共に、変圧器を回路から遮断し、同時にタンク内部の圧力を放出して安全 性を保つ各種の保護装置の作動スイッチとしてもマイクロスイッチが取付けられ ている。
【0005】 この保護装置の作動スイッチとして大電流の切替に用いられるマイクロスイッ チの可動片1の構成は図8に示すように、バネ板を打抜きして長い中央片2の両 側に短い側片3、3か連結片4を介して平面山字形に形成され、前記中央片2の 先端に端子5が設けられ、連結片4の中央に上下両側に突出した可動接点6が設 けられている。この可動片1は図9に示すように、短い側片3、3の先端が受け 金7に支持され、可動接点6の上下に固定接点8A、8Bが配置され、押しボタ ン9が中央片2の先端側を押圧することにより、可動接点6が下部の固定接点8 Bから離れて、上部の固定接点8Aに接触して切替るようになっている。
【0006】 しかしながらこのような各種の保護装置で用いられているマイクロスイッチは 銅合金で形成された接点部に常時直流電圧が印加されているためスイッチが腐食 し易く、何らかの原因で水分が侵入して結露すると接点が腐食されて接点部がリ ークし、可動接点6が切替わらなくても通電状態になって継電器の誤動作や不動 作が発生する原因となっていた。
【0007】
本考案は上記欠点を除去し、光電スイッチを組込んで信頼性を向上させた自己 診断マイクロスイッチを提供するものである。
【0008】
請求項1記載の考案は、可動接点と固定接点とから構成されたマイクロスイッ チの前記可動接点の移動通路の両側にこれと直交して発光部と受光部を配置し、 この間の光路を可動接点又はこれに接続した遮光板が通過して光路を遮光又は開 放する光電スイッチを形成し、接点の切替を電気的及び光学的の両者で判定する ことを特徴とするものである。
【0009】 請求項2記載の考案は、可動接点と固定接点とから構成されたマイクロスイッ チの前記可動接点の移動通路の両側にこれと直交して発光部と受光部を配置して 、この間の光路を可動接点又はこれに接続した遮光板が完全に遮断しないように 設けて光電スイッチを形成し、受光部に接続した受光回路で測定した光量が0% の時に故障を検出する故障検出回路を設けて、接点の切替を電気的及び光学的の 両者で判定することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】 請求項1記載の考案は、押しボタンが可動片に接離することにより、可動接点 は電源側又は遮断側の固定接点に接触し、また光電スイッチの発光部から照射さ れた光は可動接点又はこれに接続した遮光板で光路を遮光又は開放することによ り、故障検出回路で電気的及び光学的の両者から接点切替の正常又は異常を判定 するようにしたものである。
【0011】 請求項2記載の考案は、可動接点又は遮光板が光電スイッチの光路を完全に遮 断しないように設けて、ある程度の光量が常時通過する状態で、これを検知して 発光部の故障がないことを自己診断した上で、押しボタンが可動片に接離するこ とにより、可動接点は電源側又は遮断側の固定接点に接触し、また光電スイッチ の発光部から照射された光は可動接点又はこれに接続した遮光板で光路を一部又 は全部開放することにより、故障検出回路で電気的及び光学的の両者から接点切 替の正常又は異常を判定するようにしたものである。
【0012】
以下本考案の実施例を図1ないし図3を参照して詳細に説明する。マイクロス イッチの可動片1の構成は図1に示すように、バネ板を打抜きして長い中央片2 の両側に短い側片3、3が連結片4を介して平面山字形に形成され、前記中央片 2の先端に端子5が設けられ、連結片4の中央に上下両側に突出した可動接点6 が設けられている。この可動接点6は腐食の少ないステンレス材で形成されてい る。前記可動片1は図2に示すように、短い側片3、3の先端が受け金7に支持 され、可動接点6の上下に固定接点8A、8Bが配置され、押しボタン9が中央 片2の先端側を押圧することにより、可動接点6が下部の固定接点8Bから離れ て、上部の固定接点8Aに接触して切替るようになっている。
【0013】 更に前記可動接点6の移動通路10の両側に、これと直交して発光部11と受光部 12を配置し、この間の光路13を可動接点6が通過して光路13を遮光又は開放する 光電スイッチ14が形成されている。更に可動接点6の電気的切替と光電スイッチ 14による光学的切替の両者を判定する図示しない故障検出回路が接続されている 。
【0014】 上記構成の自己診断マイクロスイッチでは、図2に示すように押しボタン9が 可動片1に接触していない状態では可動接点6は固定接点8Bに接触し、また光 電スイッチ14の発光部11から照射された光は受光部12に受光され、図示しない故 障検出回路では、< 電源オフ アンド 光電スイッチオン > の条件で正常 作動と判定される。
【0015】 また押しボタン9が図3に示すように可動片1に接触して、可動接点6が移動 して固定接点8Aに接触すると可動接点6が光路13を遮断し、光電スイッチ14の 発光部11から照射された光は遮光されて、図示しない故障検出回路では、< 電 源オン アンド 光電スイッチオフ >の条件で正常作動と判定される。
【0016】 一方、何らかの原因で水分の侵入により結露して可動接点6が腐食されて固定 接点8Aにリークしていると、図2に示すように可動接点6が固定接点8Bに接 触したまま切替わらなくても固定接点8Aと通電状態になってしまうことがある 。このような場合、可動接点6は光路13を開放したままであるので、光電スイッ チ14の発光部11から照射された光は受光部12に受光され、図示しない故障検出回 路では、< 電源オン アンド 光電スイッチオン >の条件となり故障と判定 することができる。
【0017】 また光電スイッチ14の発光部11が故障して発光しない場合、押しボタン9が可 動片1に接触していない状態では、可動接点6は固定接点8Bに接触したまま光 電スイッチ14の受光部12に受光されず、この状態で故障検出回路では、< 電源 オフ アンド 光電スイッチオフ >の条件となりで故障検出回路で故障と判定 される。従ってマイクロスイッチと光電スイッチの何れか一方がオンの時だけ正 常と判断され、これ以外の時は故障と判定することができる。
【0018】 図4及び図5は本考案の他の実施例を示すもので、可動片1の連結片4を延出 して、先端を下方に曲げてここに遮光板15が形成されている。この遮光板15の移 動通路10の両側に発光部11と受光部12を配置して光電スイッチ14を形成したもの である。この構造は固定接点8A、8Bの間隔が狭いため、大きな移動通路10を 形成できる遮光板15に光電スイッチ14を構成することにより更に信頼性を向上さ せることができる。
【0019】 図6及び図7は本考案の異なる他の実施例を示すもので、可動片1の連結片4 を延出して、先端を下方に曲げてここに遮光板15を形成し、30%程度の光量が常 時通過する状態で遮光板15が光路13を完全に遮断しないようにストッパー16を設 けて光電スイッチ14が形成されている。
【0020】 上記構造では、図6に示すようにストッパー16により遮光板15が光路13を完全 に遮断しないで30%程度の光量が常時通過する状態でこれを検知して、発光部11 の故障がないことを自己診断した上で、< 電源オフ アンド 光電スイッチ30 %オン >の条件で正常作動と判定する。
【0021】 また図7に示すように押しボタン9が可動片1に接触して、可動接点6が移動 して固定接点8Aに接触すると、遮光板15が光路13を完全に開放して、光電スイ ッチ14の発光部11から照射された光は 100%受光部12に受光され、図示しない故 障検出回路では、 < 電源オン アンド 光電スイッチ 100%オン >の条件 で正常作動と判定される。
【0022】 発光部11の故障により発光せず、受光部12に接続する受光回路で光量が0%と 検知されると、可動接点6の切替方向に拘らず故障検出回路に信号が出力されて 故障を表示するようになっている。つまりストッパー16がないと遮光板15が光路 13を完全に遮光して受光部12に受光されない時、遮光板15が光路13を遮光してい ると判定されてしまい発光部11に故障があることが判別できないからである。
【0023】 なお本考案は従来使用されているマイクロスイッチとの互換性があるので既設 のものと交換が容易であり、また光電スイッチを接点開閉スイッチとして用いて ハイブリット型マイクロスイッチとしても使用することができる。
【0024】
以上説明した如く本考案に係る自己診断マイクロスイッチによれば、光電スイ ッチを組込んで電気的及び光学的の両者から接点切替の正常又は異常を判定して 信頼性を向上させることができる。
【図1】本考案の実施例による自己診断マイクロスイッ
チを示す平面図である。
チを示す平面図である。
【図2】図1の自己診断マイクロスイッチの作動前の状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図3】図1の自己診断マイクロスイッチの作動後の状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図4】本考案の他の実施例による自己診断マイクロス
イッチを示す平面図である。
イッチを示す平面図である。
【図5】図4の自己診断マイクロスイッチの作動後の状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図6】本考案の異なる他の実施例による自己診断マイ
クロスイッチの作動前の状態を示す側面図である。
クロスイッチの作動前の状態を示す側面図である。
【図7】図6の自己診断マイクロスイッチの作動後の状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図8】従来のマイクロスイッチの可動片を示す平面図
である。
である。
【図9】従来のマイクロスイッチを示す側面図である。
1 可動片 2 中央片 4 連結片 6 可動接点 7 受け金 8A 固定接点 8B 固定接点 9 押しボタン 10 移動通路 11 発光部 12 受光部 13 光路 14 光電スイッチ 15 遮光板 16 ストッパー
Claims (2)
- 【請求項1】 可動接点と固定接点とから構成されたマ
イクロスイッチの前記可動接点の移動通路の両側にこれ
と直交して発光部と受光部を配置し、この間の光路を可
動接点又はこれに接続した遮光板が通過して光路を遮光
又は開放する光電スイッチを形成し、接点の切替を電気
的及び光学的の両者で判定することを特徴とする自己診
断マイクロスイッチ。 - 【請求項2】 可動接点と固定接点とから構成されたマ
イクロスイッチの前記可動接点の移動通路の両側にこれ
と直交して発光部と受光部を配置して、この間の光路を
可動接点又はこれに接続した遮光板が完全に遮断しない
ように設けて光電スイッチを形成し、受光部に接続した
受光回路で測定した光量が0%の時に故障を検出する故
障検出回路を設けて、接点の切替を電気的及び光学的の
両者で判定することを特徴とする自己診断マイクロスイ
ッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182492U JPH0628946U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自己診断マイクロスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7182492U JPH0628946U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自己診断マイクロスイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628946U true JPH0628946U (ja) | 1994-04-15 |
Family
ID=13471694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7182492U Pending JPH0628946U (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 自己診断マイクロスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628946U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180102810A (ko) * | 2017-03-08 | 2018-09-18 | 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 | 차량용 파워윈도우 스위치 유닛의 마이크로 스위치 및 이를 갖는 차량용 파워윈도우 스위치 유닛 |
WO2020152981A1 (ja) * | 2019-01-22 | 2020-07-30 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
WO2020152975A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP7182492U patent/JPH0628946U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180102810A (ko) * | 2017-03-08 | 2018-09-18 | 엘에스오토모티브테크놀로지스 주식회사 | 차량용 파워윈도우 스위치 유닛의 마이크로 스위치 및 이를 갖는 차량용 파워윈도우 스위치 유닛 |
WO2020152981A1 (ja) * | 2019-01-22 | 2020-07-30 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
JP2020119690A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
WO2020152975A1 (ja) * | 2019-01-23 | 2020-07-30 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
JP2020119719A (ja) * | 2019-01-23 | 2020-08-06 | オムロン株式会社 | スイッチ及び操作装置 |
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