JPH06289169A - 時刻表示装置および時刻表示方法 - Google Patents

時刻表示装置および時刻表示方法

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JPH06289169A
JPH06289169A JP9520193A JP9520193A JPH06289169A JP H06289169 A JPH06289169 A JP H06289169A JP 9520193 A JP9520193 A JP 9520193A JP 9520193 A JP9520193 A JP 9520193A JP H06289169 A JPH06289169 A JP H06289169A
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JP
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time
image forming
hologram
hologram image
display device
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JP9520193A
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English (en)
Inventor
Yuri Oki
由利 大木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の画像により時刻を表現し、デザインの
向上を図る。 【構成】 時刻表示装置30は、複数種類のホログラム
画像形成体20を有する支持体10と、支持体10を駆
動する制御部31(モータ31a,コンピュータ31
b)と、レーザ光を照射するレーザ32とから構成され
ている。ホログラム画像形成体20には、時刻を表現す
る画像がホログラムにより形成されている。レーザ32
からレーザ光が出射されると、所定のホログラム画像形
成体20aが照射され、この反射光により空間(再生部
40)に時刻の像が結像される。所定時間の経過後に
は、モータ31aが駆動され、支持体10が駆動する。
これにより次のホログラム画像形成体20bにレーザ光
が照射され、次の時刻を表現する画像が再生部40に結
像される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホログラム画像によ
り時刻を表現する時刻表示装置および時刻表示方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】時刻の表示方法においては、長針と短針
とを用いた表示(以下、「アナログ表示」という。)の
他に、蛍光管のセブンセグメントや液晶ディスプレイを
利用した数字の表示(以下、「デジタル表示」とい
う。)が広く行われている。時刻のアナログ表示では、
時,分,秒の表示はできても、日付,曜日等を大きく明
確に表示することができないが、時刻のデジタル表示で
は、日付,曜日等も、時,分,秒と同様に大きく表示す
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蛍光管のセブ
ンセグメントによる表示では、7本の線による限られた
表示しかできなかった。また、液晶ディスプレイによる
表示では、ドットによる表示であるために、文字,記号
等の表示以外に、模様や絵柄を表示こともできる。しか
し、ドットの解像度には限界があり、また、液晶ディス
プレイを大型化することはコスト高であった。従って、
液晶ディスプレイによる表示でも、装飾性を付加して、
表示に個性をもたせることが困難であった。
【0004】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、デザイン効果に優れ、種々
の画像により時刻を表現することができる時刻表示装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による時刻表示装置の第1の解決手段は、文
字,図形,記号,模様,または絵柄またはこれらの結合
により時刻を表現する画像をホログラムにより形成した
ホログラム画像形成体(20)と、複数種類の前記ホロ
グラム画像形成体を配列した支持体(10)と、前記支
持体の所定の前記ホログラム画像形成体に照明光を照射
し、前記画像を結像させる光源(32)と、前記支持体
または前記光源を所定時間の経過ごとに所定量駆動して
各時刻と対応する前記ホログラム画像形成体に前記照明
光を照射させる制御部(31)とを備えることを特徴と
する。
【0006】時刻表示装置の第2の解決手段は、前記支
持体は複数設けられており、前記複数の支持体の前記各
ホログラム画像形成体の各画像の結合を結像することを
特徴とする。
【0007】時刻表示装置の第3の解決手段は、前記光
源から出射される前記照明光を複数の照明光に分割し、
前記複数の照明光を前記複数の支持体の前記各ホログラ
ム画像形成体に照射する光分割手段を備えることを特徴
とする。
【0008】時刻表示装置の第4の解決手段は、前記光
源を所定の周期で反復移動することにより、前記複数の
支持体の前記各ホログラム画像形成体に前記所定の周期
で前記照明光を照射する第2の制御部を備えることを特
徴とする。
【0009】時刻表示装置の第5の解決手段は、前記各
支持体は、略円形状または略環状に形成されており、前
記複数の支持体は、略同心円状上に配置されていること
を特徴とする。
【0010】時刻表示方法の解決手段は、文字,図形,
記号,模様,または絵柄またはこれらの結合により時刻
を表現する画像をホログラムにより複数種類形成し、各
時刻と対応する所定の前記ホログラムに照明光を照射
し、前記所定のホログラムの前記画像を結像することに
より時刻を表示することを特徴とする。
【0011】
【作用】時刻表示装置の第1の解決手段においては、支
持体には、時刻を表現する画像がホログラムにより記録
されたホログラム画像形成体が配列される。光源から出
射された照明光がこのホログラム画像形成体に照射さ
れ、この画像が結像される。また、所定時間の経過ごと
に制御部により結像される画像が変えられる。従って、
ホログラムによる画像で所定時間ごとの時刻を表現する
ことができるので、デザイン効果の高い時刻表示装置を
提供することができる。
【0012】時刻表示装置の第2の解決手段において
は、複数設けられた支持体の各ホログラム画像形成体の
画像が結合して結像される。従って、複数の画像を同時
に表現することができる。
【0013】時刻表示装置の第3の解決手段において
は、光分割手段は、光源から出射された照明光の光束を
分割して、複数の支持体の所定の各ホログラム画像形成
体に照射する。従って、1つの光源で複数の画像を結像
させることができる。
【0014】時刻表示装置の第4の解決手段において
は、第2の制御部は、光源を所定の周期で反復移動し、
これにより、複数の支持体の所定の各ホログラム画像形
成体に照射させる。従って、目の残像効果を利用して、
1つの光源で複数の画像を実質的に同時に結像させるこ
とができる。
【0015】時刻表示装置の第5の解決手段において
は、略円形状または略環状に形成された複数の支持体
は、略同心円上に配置される。従って、装置を大型化す
ることなく、複数の支持体を配置させることができる。
【0016】時刻表示方法の解決手段においては、ホロ
グラムから形成された時刻を表現する画像が照明光によ
り照射され、各時刻と対応する画像が結像されることに
より時刻が表示される。従って、種々の画像を利用した
時刻の表示方法を提供することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明による時刻
表示装置および時刻表示方法の一実施例について説明す
る。図1は、本発明による時刻表示装置の構成品である
支持体の一実施例の構成を示す平面図である。図1に示
すように、支持体10は、略円形状に形成されており、
支持体10の外周部には、複数のホログラム画像形成体
20が取り付けられている。各ホログラム画像形成体2
0には、それぞれ時分を表示する「0:00」〜「2
3:59」までの画像が記録されており、これらの画像
を記録したホログラム画像形成体20が規則的に配列さ
れ支持体10に取り付けられている。
【0018】図2は、図1のホログラム画像形成体20
の一実施例の詳細な構成を示す側面図である。図2に示
すように、ホログラム画像形成体20は、保護層21,
樹脂層22,反射層23,接着層24とから構成されて
いる。
【0019】樹脂層22は、熱可塑性樹脂等の材質から
形成されている。この樹脂層22の下面には、ホログラ
ム画像のレリーフ面が形成されている。このレリーフ面
は、レーザ光の照射により2次元または3次元の再生像
が結像可能にフレネルホログラムにより記録したもので
ある。実施例では、上述した時刻を表示する画像が記録
されている。
【0020】反射層23は、樹脂層22のホログラム画
像を再生するために、照射されたレーザ光を所定方向に
反射させるものであり、AlやCo等の金属薄膜により
形成されている。反射層23を樹脂層22に形成するに
は、真空蒸着法、スパッタリング法等の薄膜形成方法が
用いられる。
【0021】保護層21は、ホログラム画像形成体20
を外力による損傷から保護するためと、強度をもたせる
ためのものである。この保護層21は、透明または半透
明の樹脂から形成されている。なお、保護層21が樹脂
層22を兼ねる場合もある。接着層24は、ホログラム
画像形成体20を支持体10に接着するためのものであ
り、アクリル系,ゴム系等の接着剤から構成されてい
る。
【0022】図3は、本発明による時刻表示装置の第1
の実施例の構成を示す斜視図である。図3に示すよう
に、時刻表示装置30は、上述した複数のホログラム画
像形成体20を有する支持体10と、制御部31と、レ
ーザ32とから構成されている。制御部31は、駆動部
としてのステッピングモータ31a(以下、「モータ3
1a」という。)と、モータ31aの駆動等を制御する
コンピュータ31bとから構成されている。モータ31
aのモータ軸上には、支持体10が取り付けられてい
る。
【0023】支持体10の図中左側上方には、レーザ光
を出射するレーザ32が設けられている。レーザ32
は、出射したレーザ光が支持体10の所定のホログラム
画像形成体20に照射されるように固定されている。ま
た、レーザ32とコンピュータ31bは、電気的に接続
され、レーザ32は、コンピュータ31bにより制御さ
れている。また、時刻表示装置30の図中右側上方に
は、画像が結像される空間(以下、「再生部40」とい
う。)が確保されている。
【0024】次に、時刻表示装置30の動作について説
明する。先ず、コンピュータ31bは、内蔵されたクロ
ック回路(図示せず)から現在の時刻と対応するホログ
ラム画像を有するホログラム画像形成体20を選択す
る。コンピュータ31bは、支持体10の現在位置を算
出し、所定のホログラム画像形成体20を図中A部に位
置決めするためのモータ31aの回転角度を演算する。
演算値が算出されると、コンピュータ31bは、モータ
31aを駆動させ、支持体10を位置決めする。これに
より、現在時刻と対応するホログラム画像を有するホロ
グラム画像形成体20aが図中A部に位置決めされる。
【0025】コンピュータ31bは、レーザ32にレー
ザ光を出射させる。出射されたレーザ光は、支持体10
の図中A部に位置するホログラム画像形成体20aに照
射される。これにより、ホログラム画像形成体20aの
ホログラム画像にレーザ光が照射される。さらにこのレ
ーザ光は、ホログラム画像形成体20aの反射層23
(図2)により再生部40の方向に反射される。レーザ
光の反射光は、この再生部40の位置にて画像が結像さ
れ、ホログラム画像形成体20aに形成されたホログラ
ム画像が再生部40に表示される。図3は、ホログラム
画像形成体20aに形成された時刻の画像「3:20」
が表示されている例を示している。このようなホログラ
ムによる画像は、液晶ディスプレイによる画像と異な
り、立体感を有している。
【0026】また、コンピュータ31bは、上記クロッ
ク回路により時間を管理しており、1分経過後に、再び
モータ31aに支持体10を駆動させる。これにより、
支持体10は、図中B方向に駆動され、A部には、ホロ
グラム画像形成体20bが配置される。ホログラム画像
形成体20bにレーザ光が照射されると、ホログラム画
像形成体20bのホログラム画像により、再生部40に
は1分後の時刻の画像「3:21」が表示される。
【0027】このように、実施例では、1分ごとに画像
を切り替えて再生部40に結像させるようにし、時刻を
表示している。また、1分ごとに画像を切り替えるので
はなく、1時間ごとまたは1秒ごとの時刻の画像を形成
したホログラム画像形成体20を設け、これらを支持体
10に取り付けても良い。なお、上述のように支持体1
0を駆動しても良いが、支持体10を固定し、レーザ3
2を駆動するようにしても良い。
【0028】図4は、本発明による時刻表示装置の外観
の一実施例の構成を示す斜視図である。図4に示すよう
に、(a)は設置型に形成した時計表示装置30Aを示
しており、(b)は、壁掛け型に形成した時刻表示装置
30Bを示している。このように、時刻表示装置30の
外観は、用途に応じて種々の形態に形成することができ
る。
【0029】図5は、本発明による時刻表示装置の第2
の実施例の構成を示す斜視図である。第2の実施例にお
いて、第1の実施例で示した部分と同一の部分は、適宜
説明を省略する。図5に示すように、時刻表示装置50
には、2つの支持体10A,10Bと、2つのレーザ3
2A,32Bが設けられている。支持体10Aには、2
4個のホログラム画像形成体20Aが取り付けられてお
り、これらのホログラム画像形成体20Aには、1時間
単位を表示する画像「0:」〜「23:」がそれぞれ形
成されている。ここで、ホログラム画像形成体20Aの
個数を12個とし、「0:」〜「11:」の画像を形成
しても良い。
【0030】また、支持体10Bには、60個のホログ
ラム画像形成体20Bが取り付けられており、これらの
ホログラム画像形成体20Bには、1分単位を表示する
画像「00」〜「59」がそれぞれ形成されている。第
1の実施例と同様に各支持体10A,10Bは、制御部
31により制御され、所定位置に位置決めされる。
【0031】図5に示すように、レーザ32A,32B
から出射されたレーザ光は、それぞれ各支持体10A,
10Bの所定のホログラム画像形成体20A,20Bに
照射され、この反射光による画像が再生部40に結像さ
れる。このときに、再生部40には、ホログラム画像形
成体20Aによる画像とホログラム画像形成体20Bに
よる画像とが結合され、1つの時刻が表示される。
【0032】図5は、ホログラム画像形成体20Aによ
り「3:」の画像が再生部40に結像され、かつホログ
ラム画像形成体20Bにより「20」の画像が再生部4
0に結像されている様子を示している。これにより両者
の画像が結合して、再生部40には1つの時刻「3:2
0」が表示される。
【0033】1分経過後には、支持体10Bのみが駆動
され、次の時刻の画像である「21」が記録されたホロ
グラム画像形成体20Bがレーザ光の照射位置に配置さ
れる。また、40分経過後には、支持体10Bとともに
支持体10Aが駆動され、次の時刻の画像である
「4:」が記録されたホログラム画像形成体20Aがレ
ーザ光の照射位置に配置される。なお、支持体10A,
10Bを駆動するには、各支持体10A,10Bを別々
のモータにより駆動しても良く、あるいは1つのモータ
と変速装置等を用いて各支持体10A,10Bを駆動す
るようにしても良い。また、レーザ32C,32D,・
・および支持体10C,10D,・・をさらに並設し
て、同時に月,日,曜日等の画像を再生部40に結像さ
せるようにしても良い。
【0034】図6は、本発明による時刻表示装置の第3
の実施例の構成を示す斜視図である。以下、第1および
第2の実施例と異なる部分について説明する。図6に示
すように、時刻表示装置60には、第1の実施例と同様
に、1つのレーザ32が設けられており、また、第2の
実施例と同様に2つの支持体10A,10Bが設けられ
ている。レーザ32から出射されるレーザ光の光路に
は、光分割装置61が設けられている。光分割装置61
は、レーザ32から出射された1つのレーザ光の光束を
2つの光束に分割させるものである。光分割装置61
は、例えばケスタープリズムのようなビームスプリッタ
等を用いることにより形成することができる。
【0035】光分割装置61により分割されたレーザ光
は、それぞれの支持体10A,10Bの所定のホログラ
ム画像形成体20A,20Bに照射される。このように
形成することにより、1つのレーザ32を用いて2つの
支持体10A,10Bにレーザ光を照射することができ
る。なお、光分割装置61は、2つの光束にレーザ光を
分割するものに限らず、複数の光束にレーザ光を分割す
るように形成しても良い。従って、この各レーザ光に対
応するようにさらに支持体10C,10D,・・を設け
ても良い。
【0036】図7は、本発明による時刻表示装置の第4
の実施例の構成を示す斜視図である。図7に示すよう
に、時刻表示装置70は、第2および第3の実施例と同
様に、2つの支持体10A,10Bが設けられている。
また、第1の実施例と同様に1つのレーザ32が設けら
れている。レーザ32には、レーザ光の照射位置を制御
する制御装置71に取り付けられている。時刻表示装置
70にもまた、制御部31が設けられており、制御装置
71は、この制御部31と接続され、制御部31により
制御されている。
【0037】制御装置71は、レーザ32を所定の周期
で図中AB方向に反復移動させる。レーザ32が図中A
方向に駆動され配置されると、このレーザ32から出射
されたレーザ光は、支持体10Aの所定のホログラム画
像形成体20Aを照射する。また、レーザ32が図中B
方向に駆動され配置されると(図中2点鎖線部)、この
レーザ32から出射されたレーザ光は、支持体10Bの
所定のホログラム画像形成体20Bを照射する。これに
より、各ホログラム画像形成体20A,20Bには、こ
の所定の周期でレーザ光が照射されることとなる。すな
わち、正確には同時に2つの各ホログラム画像形成体2
0A,20Bにレーザ光が照射されないが、レーザ32
を駆動する周期を短くすることにより、実質的に同時に
2つのホログラム画像形成体20A,20Bにレーザ光
が照射されることとなる。
【0038】従って、再生部40には、人の目の残像効
果により、2つのホログラム画像形成体20A,20B
の像が同時に結像されているように見える。これによ
り、レーザ光の光量を減らすことなく、2つのホログラ
ム画像形成体20A,20Bの各画像を1つのレーザ3
2により結像することができる。
【0039】図8は、本発明による支持体の他の構成を
示す平面図である。図8に示すように、支持体10は、
4つの支持体10C,10D,10E,10Fから構成
されている。支持体10Cは略円形状に形成されてお
り、他の支持体10D,10E,10Fは略環状に形成
されている。さらにこれらの各支持体10は、略同心円
上に配置されている。また、各支持体10には、それぞ
れ月,日,時,分を表示した画像が形成された複数のホ
ログラム画像形成体20(20C,20D,20E,2
0F)が設けられている。
【0040】図9は、図8の支持体10を適用した本発
明による時刻表示装置の第5の実施例の構成を示す斜視
図である。図9に示すように、時刻表示装置80には、
図8のように略同心円上に配置された4つの支持体10
が設けられている。また、これらの各支持体10にそれ
ぞれレーザ光を照射する4つのレーザ32(32A,3
2B,32C,32D)が設けられている。
【0041】これらのレーザ32から出射された各レー
ザ光は、各支持体10の所定のホログラム画像形成体2
0を照射する。さらに各レーザ光は、各ホログラム画像
形成体20の反射層23(図2)により再生部40の方
向に反射される。各レーザ光の反射光により、この再生
部40の位置にて各ホログラム画像形成体20に形成さ
れたホログラム画像が結像される。
【0042】支持体10Cのホログラム画像形成体20
Cは月の画像を結像し、支持体10Dのホログラム画像
形成体20Dは日の画像を結像し、支持体10Eのホロ
グラム画像形成体20Eは時の画像を結像し、支持体1
0Fのホログラム画像形成体20Fは分の画像を結像す
る。図9は、結像された画像がそれぞれ「3月」,「1
0日」,「3:」,「20」を結合して表示している例
を示している。制御部31により、支持体10Fは1分
ごとに駆動され、支持体10Eは1時間ごとに駆動さ
れ、支持体10Dは1日ごとに駆動され、支持体10C
は1月ごとに駆動される。これにより、月,日,時,分
の時刻が表示されることとなる。
【0043】なお、図9において、レーザ32を4つ設
けることなく、第3の実施例(図6)のように1つのレ
ーザ32のレーザ光の光束を分割させるか、または第4
の実施例(図7)のように1つのレーザ32を周期的に
反復移動させて、各支持体10のホログラム画像形成体
20にレーザ光を照射するようにしても良い。
【0044】以上、本発明による時刻表示装置および時
刻表示方法の一実施例について説明したが、本発明は、
上述した実施例に限定されることなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、
実施例で示した画像の文字や数字は、従来の液晶ディス
プレイによる書体に限らず、ゴシック体,明朝体,毛筆
体,POP書体等、種々の所望の書体による表示が可能
である。
【0045】第2,3,4の実施例では、支持体10は
2つ設け、第5の実施例では支持体10は4つ設けた
が、これに限ることなく、いくつ設けても良い。また、
支持体10は、必ずしも略円形状または略環状に形成す
る必要はなく、多角柱の側面にホログラムを設けても良
い。支持体の第3の実施例の構成を図10に示す。図1
0に示すように、支持体10Gは、シート状に形成され
ている。また、支持体10Gの内部には、支持体10G
を搬送する一対のローラ91(91a,91b)が設け
られている。ローラ91は、他の支持体10と同様に制
御部31により駆動される。制御部31がローラ91を
図中時計方向に回転させることにより、支持体10Gを
図中A方向に搬送させ、これにより再生部に結像させる
画像が変えられる。このように、支持体10は、種々の
形状に変形して形成することができる。また、光源もレ
ーザ32に限ることなく、LEDや白熱灯,蛍光灯な
ど、種々のものを用いることができる。
【0046】実施例では、反射層23を形成したホログ
ラム画像形成体20を示したが、これに限らず透過型の
ホログラム画像形成体を形成することもできる。すなわ
ち、レーザ32から出射されたレーザ光がホログラム画
像形成体を透過するようにし、この透過した光を再生部
40に結像させるようにしても良い。また、ホログラム
も単色光で再生されるホログラムの他、白色光で再生さ
れるレインボーホログラムやリップマンホログラムでも
良い。
【0047】本発明において「時刻表示」とは、時の流
れにおいてのある時点を表示することである。実施例に
おいては、時刻を月,日,時,分により表示したが、
秒,または年の表示はもちろんのこと、午前若しくは午
後(AMまたはPM),朝昼夜,春夏秋冬,旬,日柄
(大安,仏滅等),祝祭日,干支等を表現することも時
刻表示の1部である。従って、本発明における時刻表示
には、これらのものまたはこれらのものの結合を文字,
図形,記号,模様,または絵柄またはこれらの結合を画
像で表示することが含まれる。
【0048】時刻を表示する例として、アニメーション
による画像の表示、例えば花のつぼみから開花までの過
程の複数の画像を形成し、所定時間ごとにこれらの各画
像を表示する方法がある。また、祝祭日を表示する例と
して、例えば5月5日には鯉のぼりの画像を表示する方
法がある。さらに春夏秋冬を表示する例として、桜、
海、山、雪等の季節に対応した風景の画像を表示する方
法がある。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
時刻表示装置および請求項6に記載の時刻表示方法によ
れば、ホログラムにより形成した画像により時刻を表現
するようにしたので、立体感のあるデザイン効果の高い
時刻の画像を表示することができる。また、時刻の文
字,数字等のフォントが制限されないので、所望のフォ
ントにより時刻を表現することができる。また、模様,
絵柄等により時刻を表現することもできるので、装飾性
の向上を図ることができる。
【0050】請求項2に記載の時刻表示装置によれば、
複数の画像を結合して時刻を表現するようにしたので、
複数の種々の画像を同時に表現することができる。これ
により、形成するホログラム画像を少なくすることがで
き、ホログラム画像の形成の効率化を図ることができ
る。
【0051】請求項3に記載の時刻表示装置によれば、
光分割手段により照明光の光束を分割して複数のホログ
ラム画像形成体に照射するようにしたので、1つの光源
で複数の画像を結像させることができ、装置のコストを
低減し、かつ装置の小型化を図ることができる。
【0052】請求項4に記載の時刻表示装置によれば、
光源を所定の周期で駆動させ、複数のホログラム画像形
成体に照射するようにしたので、1つの光源で光量を減
光させることなく複数の画像を実質的に同時に結像させ
ることができる。これにより、上述と同様に装置のコス
トを低減し、装置の小型化を図ることができる。
【0053】請求項5に記載の時刻表示装置によれば、
複数の支持体を略同心円上に配置させたので、装置を大
型化することなく、複数の支持体を設けて多くの画像を
表現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時刻表示装置の構成品である支持
体の第1の実施例の構成を示す平面図である。
【図2】図1のホログラム画像形成体の一実施例の詳細
な構成を示す側面図である。
【図3】本発明による時刻表示装置の第1の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図4】本発明による時刻表示装置の外観の一実施例の
構成を示す斜視図である。
【図5】本発明による時刻表示装置の第2の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図6】本発明による時刻表示装置の第3の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図7】本発明による時刻表示装置の第4の実施例の構
成を示す斜視図である。
【図8】本発明による支持体の第2の実施例の構成を示
す平面図である。
【図9】図8の支持体を適用した本発明による時刻表示
装置の第5の実施例の構成を示す斜視図である。
【図10】本発明による支持体の第3の実施例の構成を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 支持体 20 ホログラム画像形成体 30 時刻表示装置 31 制御部 31a モータ 31b コンピュータ 32 レーザ 40 再生部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字,図形,記号,模様,または絵柄ま
    たはこれらの結合により時刻を表現する画像をホログラ
    ムにより形成したホログラム画像形成体と、 複数種類の前記ホログラム画像形成体を配列した支持体
    と、 前記支持体の所定の前記ホログラム画像形成体に照明光
    を照射し、前記画像を結像させる光源と、 前記支持体または前記光源を所定時間の経過ごとに所定
    量駆動して各時刻と対応する前記ホログラム画像形成体
    に前記照明光を照射させる制御部とを備えることを特徴
    とする時刻表示装置。
  2. 【請求項2】 前記支持体は複数設けられており、 前記複数の支持体の前記各ホログラム画像形成体の各画
    像の結合を結像することを特徴とする請求項1に記載の
    時刻表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光源から出射される前記照明光を複
    数の照明光に分割し、前記複数の照明光を前記複数の支
    持体の前記各ホログラム画像形成体に照射する光分割手
    段を備えることを特徴とする請求項2に記載の時刻表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光源を所定の周期で反復移動するこ
    とにより、前記複数の支持体の前記各ホログラム画像形
    成体に前記所定の周期で前記照明光を照射する第2の制
    御部を備えることを特徴とする請求項2に記載の時刻表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記各支持体は、略円形状または略環状
    に形成されており、 前記複数の支持体は、略同心円上に配置されていること
    を特徴とする請求項2〜4に記載の時刻表示装置。
  6. 【請求項6】 文字,図形,記号,模様,または絵柄ま
    たはこれらの結合により時刻を表現する画像をホログラ
    ムにより複数種類形成し、各時刻と対応する所定の前記
    ホログラムに照明光を照射し、前記所定のホログラムの
    前記画像を結像することにより時刻を表示することを特
    徴とする時刻表示方法。
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