JPH06288697A - 玩具銃における弾丸の発射方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮気体によって弾丸を発射する機構の玩具
銃において、バレル主体内を通過する弾丸の上部に瞬間
的に負荷を作用させることによって弾丸に一定方向の回
転力を付与し、その飛距離を飛躍的に増大させる。 【構成】 内部が平滑なバレル主体２の基端部の上部外
壁に、先端部が尖鋭な爪状片１０，１０を有する負荷部
材６を、その爪状片１０が軸方向と直交し、かつ先端部
がバレル主体２の上部内壁からわずかに突出する状態で
取付けると共に、該負荷部材６を覆って弾性材からなる
保持部材１１をバレル主体２に装着し、バレル主体２内
を通過する弾丸Ａを爪状片１０で瞬間的に抑えると同時
に、弾丸Ａによって爪状片１０を外壁側に押し上げる際
に弾丸Ａに一定方向の回転力を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、圧縮空気や圧縮ガス
などの圧縮気体によってＢＢ弾と呼ばれるプラスチック
製の弾丸を発射する機構を具備した玩具銃に係り、より
詳しくは、圧縮気体の圧力を変えずに弾丸をより遠くま
で飛ばすことのできる玩具銃における弾丸の発射方法と
その装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】圧縮気体を使用してプラスチック製の弾
丸を発射する機構の玩具銃は、使用する圧縮気体の圧力
を強くすることによってより遠くに飛ばすことができる
が、危険防止の観点から圧縮気体の圧力を一定圧以下に
自主規制している。そこで、使用する圧力を変えずに弾
丸をより遠くに飛ばす方法として、たとえば、実開平２
−３６７９７号においては、バレル主体内周と発射する
弾丸外周との間にわずかな間隙を形成し、弾丸を推進さ
せる圧縮気体のうち、前記間隙を通過する気体を螺旋旋
回させる複数の螺旋溝をバレル主体内周に設けた玩具銃
における銃身構造が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記実開平２−３６７
９７号に記載されたバレル主体の構造は、バレル主体内
周と弾丸との間に形成した間隙を通過する気体をバレル
主体の内周に形成した螺旋溝で旋回させ、この旋回流に
よって弾丸を旋回させ、生ずる回転力で飛距離の増大を
図るものである。しかしながら、前記公報に開示された
バレル主体の構造は、弾丸を正確に目標に向けて飛ばす
という効果を発揮するものの、弾丸を遠くに飛ばすため
にはバレル主体の長さをできるだけ長く設定する必要が
あると共に、バレル主体内周に螺旋状の溝を形成するた
めバレル主体の製造が煩瑣で、かつバレル主体の内径と
弾丸の径との関係をかなり厳密に設定する必要があるな
ど実用上解決すべき多くの課題を有していた。

【０００４】この発明はかゝる現状に鑑み、きわめて簡
単な機構によって使用する圧縮気体の圧力を変えること
なく、しかも確実に遠くまで弾丸を飛ばすことのできる
玩具銃における弾丸の発射方法とその装置を提供せんと
するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の玩具銃における弾丸の発射方法は、圧縮
気体によって弾丸を発射する玩具銃において、内部が平
滑なバレル主体のチャンバー側に位置する基端部の上部
外壁に、先端部が尖鋭な爪状片を有する負荷部材を、該
負荷部材の前記爪状片が軸方向と直交し、かつ先端部が
わずかにバレル主体の上部内壁から突出する状態で取付
け、圧縮気体によって弾丸がバレル主体内を通過する
際、前記爪状片が弾丸の上部と接触してその移動を瞬間
的に止めると同時に、弾丸で前記爪状片を外壁側に押し
上げることによって弾丸に一定の方向の回転力を付与し
て発射することを特徴とするものである。

【０００６】一方、この発明の玩具銃における弾丸の発
射装置は、圧縮気体によって弾丸を発射する玩具銃にお
いて、内部が平滑なバレル主体のチャンバー側に位置す
る基端部の上部外壁に、先端部が尖鋭な爪状片を有する
負荷部材を、該負荷部材の前記爪状片が軸方向と直交
し、かつ先端部がわずかにバレル主体の上部内壁から突
出する状態で取付け、バレル主体内を通過する弾丸が前
記爪状片と衝突すると共に、弾丸によって前記爪状片を
外壁側に押し上げることができるよう構成したことを特
徴とするものである。

【０００７】この発明の玩具銃において、使用する圧縮
気体は１０気圧以下の圧縮空気や炭酸ガス等の圧縮ガス
で、弾丸がバレル主体を通過する際に弾丸に機械的な負
荷を作用させて弾丸に一定方向への回転力を付与し、弾
丸の飛距離を増大させるものである。しかして、バレル
主体内において機械的に負荷を作用させるには、バレル
主体主体のチャンバー側に位置する基端部の上部外壁に
軸方向に沿って凹陥部を形成し、該凹陥部の前端部に内
壁に達するスリットを軸方向と直交させて設け、前記凹
陥部に板状の負荷部材を係合すると共に、該負荷部材の
先端部に垂設した爪状片をスリットに挿通して尖鋭な先
端部が内壁面からわずかに突出させた状態でバレル主体
の基端部に弾性を有する円筒状の保持部材を装着してバ
レル主体に負荷部材を取付け、前記保持部材の弾性を利
用して弾丸が負荷部材の爪状片を外壁側に押し上げるこ
とによって行うものである。

【０００８】前記構成において、バレル主体は金属もし
くはプラスチックのいずれの材質によるものであっても
よいが、バレル主体として適度の剛性と、重量感を持た
せるためには砲金などの金属材料が好ましい。また、バ
レル主体の基端側の上部外壁に装着する負荷部材は、矩
形状の板状体の先端部を下方に垂直に折り曲げ、該折曲
部に先端を尖鋭とした爪状片を一体的に設けるものであ
る。このバレル主体内に突出させる負荷部材の爪状片
は、軸芯の真上に位置するように設けるもので、先端部
を尖鋭とすることによって弾丸を該先端部に瞬間的に衝
突させると共に、弾丸の勢いによって負荷部材を上方に
押し上げることによって弾丸に一定方向（上向き）の回
転力を付与するものである。なお、負荷部材に形成する
先端部が尖鋭な爪状片は、基本的には軸芯の真上に一つ
があれば、バレル主体内を通過する弾丸に負荷を与え回
転力を付与することが可能であるが、バレル主体の製作
をより容易とし、しかもマズルから飛び出す弾丸を目標
に向けて正確に飛翔させるためには、軸芯を挟んで左右
に先端部が尖鋭な爪状片を一対形成し、バレル主体を通
過する弾丸をこの一対の爪状片に衝突させ、これを上方
に持ち上げるよう構成することが好ましい。また、負荷
部材の爪状片をバレル主体内に突出させる長さは、圧縮
気体によってバレル主体の基端部からバレル主体内を通
過してマズル側に向かう弾丸を、その上部を爪状片に瞬
間的に衝突させ、かつ弾丸の勢いによって爪状片を外壁
側に押し上げることができる程度の突出長さであれば、
弾丸に一定方向に強い回転力を付与することができる。
かゝる負荷部材は、金属、プチスチックのいずれの使用
も可能であるが、特に爪状片が耐久性を必要とすること
から耐磨耗性の金属、もしくはポリカーボネート樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂などの硬質プラスチックの使用が好
ましく、前記爪状片を負荷部材の一部として形成する場
合においても、負荷部材の全てを前記素材によって一体
形成することが望ましい。

【０００９】

【作用】この発明の玩具銃における弾丸の発射方法は、
圧縮気体によってチャンバーから送り出された弾丸をバ
レル主体の基端側において、その上部にバレル主体上部
内壁から突出する爪状片によって負荷を与えることによ
って、爪状片を通過する弾丸に一定方向への強い回転を
与え、これによって発射された弾丸の飛翔距離を大きく
伸ばすものである。また、この発明における弾丸の発射
装置は、バレル主体のチャンバー側の上部外壁部に負荷
部材を弾性を有する保持部材によって装着し、その先端
部に設けた爪状片を内壁から突出させているので、バレ
ル主体内を通過する弾丸の移動を瞬間的に阻止すること
によって弾丸に一定方向への強い回転力を付与すること
ができるものである。

【００１０】

【実施例】以下、この発明の玩具銃における弾丸の発射
方法とその装置の実施例を、添付の図面に基づいて具体
的に説明する。この発明の玩具銃における弾丸の発射装
置１は、図１に示すように円筒状のバレル主体２と、該
バレル主体２のチャンバー側に位置する基端部の上部外
壁に装着され、弾丸に回転力を付与するための負荷部材
６と、該負荷部材６をバレル主体２の基端部に係合して
保持し、かつガス圧を利用して弾丸をバレル主体２の内
部に導入するための入口部１２を有する保持部材１１と
によって構成されているものである。

【００１１】バレル主体２は、使用される弾丸の径
（６．０ｍｍφ）よりも僅かに大きな内径（６．３ｍｍ
φ）を有し、長さが約１００ｍｍの砲金などの素材や硬
質のプラスチックで形成される内面が平滑な円筒体で構
成されるもので、その基端部の上部外側壁には軸方向に
沿って所定の長さ、幅および深さを有する凹陥部３を段
部を付して形成すると共に、この凹陥部３に直交して外
周に同じ深さの凹陥部５を同じく段部を付して形成し、
該凹陥部５のマズル側の段部に沿った部分には、凹陥部
３に対向して軸方向に直交させてバレル主体２の内壁面
まで貫通するスリット４を形成したものである。

【００１２】負荷部材６は、長方形状の板状体７の短辺
の一側縁をほゞ直角に下方に折り曲げて折曲部８を形成
し、この折曲部８にバレル主体２の内径よりも小径の弧
状縁９を設けて、この弧状縁９によって両端に先鋭な爪
状片１０，１０の一対を形成したもので、前記板状体７
はバレル主体２の凹陥部５を横断して凹陥部３に嵌合す
ると共に、折曲部８が前記スリット４に嵌入して少なく
とも両側の爪状片１０，１０がバレル主体２の上部内壁
面から僅かに突出した状態となるように構成されている
ものである。

【００１３】保持部材１１は、合成ゴムや軟質プラスチ
ックなどの弾性材料の成形で得た筒状体からなるもの
で、バレル主体２の基端部を覆って装着することによっ
てバレル主体２に係合させた前記保持部材６を保持する
と共に、後端の開口部をチャンバーからの弾丸を導入す
る入口部１２となしたものである。この保持部材１１の
前端部の内周には、バレル主体２の凹陥部５に当接して
離脱を防止するための段部を付して縮径した縮径部１３
を具備すると共に、弾丸が導入される後端の入口部１２
に近い内面は段部を付して縮径して入口部１２に至る縮
径段部１４を形成し、負荷部材６を嵌合したバレル主体
２の基端部が嵌入することによって、該バレル主体２の
基端縁がこの縮径段部１４に当接して保持されるもので
ある。

【００１４】かゝる構造の弾丸の発射装置１は、圧縮気
体を利用して弾丸を発射する既存の玩具銃に取付けて使
用するもので、図２および図３で特に明らかなように、
背後から圧力をかけられた弾丸Ａは、チャンバーから保
持部材１１の入口部１２を経てバレル主体２内の上部内
壁から突出した爪状片１０，１０に衝突する。その際、
弾丸Ａの上部のマズル方向（図２の右方向）への移動
が、負荷部材６の爪状片１０，１０によって瞬間的に阻
止されて弾丸Ａに矢視のように上向きの回転力が与えら
ると同時に、圧縮気体圧によって弾丸Ａが前記爪状片１
０，１０を瞬時上方に押し上げてるため弾丸Ａはマズル
から飛び出すものである。この時、前記保持部材６の板
状体７を離脱しないように外側から保持している保持部
材１１が弾性材料で構成されているので、圧縮気体圧が
かけられている弾丸Ａが爪状片１０，１０を適度に押し
上げることができる。特に、前記爪状片１０，１０を、
硬質の剛性ある材料で構成することによって爪状片１
０，１０を通り抜けた瞬間の弾丸Ａに付与される上向き
の回転力は頗る強大で、通常の玩具銃の弾丸飛翔力が高
々１５〜１８ｍ程度であるのに対してその３倍以上の６
０ｍ程度の飛躍的に延長された飛距離を得ることができ
るのである。また、前記爪状片１０，１０をバレル主体
２の上部内壁に２ヶ所に突出させ、これに弾丸Ａの上部
が２ヶ所において衝突するよう構成することによって、
弾丸Ａの推進を瞬間的に確実に阻止できるため、１ヶ所
のみを接触させる場合に比べて生ずる回転にムラがな
く、結果としてこの延長された飛距離の着弾点の精度が
高く正確な集弾発射を可能としているものである。

【００１５】図４は、この発明の玩具銃における弾丸の
他の発射装置の実施例を示し、バレル主体の上部内壁か
ら突出する負荷部材の爪状片の突出長さを調節して可変
としたものである。すなわち、バレル２１は、バレル主
体２２の上部外壁に軸方向に沿った矩形状の凹陥部２３
と、該凹陥部２３の前端縁に沿って外周を囲繞する凹陥
部２５を形成すると共に、前記凹陥部２３の前端縁と対
向する凹陥部２５にバレル主体２２の上部内壁に開口す
るスリット２４を形成したもので、この凹陥部２３に負
荷部材２６の板状体２７を嵌合し、該負荷部材２６の折
曲部２８に形成した一対の爪状部２９（２９）をスリッ
ト２４を通じてバレル主体２２内に突出させて構成した
もので、負荷部材２６における板状体２７のほゞ中央に
調節用のネジ３０を貫通螺合させると共に、この板状体
２７の後端部を弾性材料によって形成された保持部材３
１で保持したものである。しかして、板状体２７に螺合
させたネジ３０を回動させることによって、弾性材料か
らなる保持部材３１で保持された負荷部材２６がバレル
主体２２の凹陥部２３に対して上下して、折曲部２８に
形成した爪状片２９（２９）のバレル主体２２の内面に
対する突出長さを自在に調節することができるものであ
る。なお、３２はバレル２１の部分を内装した銃の本体
部分である。かゝる構造においては、爪状片２９（２
９）のバレル主体２２の内面に対する突出長さが可変と
なるので、これを調節することによって弾丸Ａに加える
回転の度合いを適宜に調節することができ、弾丸Ａの飛
距離と集弾性能を容易に調整することができる。

【００１６】

【発明の効果】この発明の玩具銃における弾丸の発射方
法は、チャンバー側に位置するバレル主体の基端部の上
部内壁に出没自在の爪状片を設け、背後から圧縮気体圧
を受けてバレル主体に送給された弾丸の上部を前記爪状
片に瞬間的に抑え、圧縮気体を弾丸の下方からマズル方
向に一部逃がすことによって弾丸に上向きの回転力を付
与して発射するものであるので、マズルから飛び出した
弾丸は上向きの回転が与えられているため、その飛距離
が飛躍的に増大するものである。

【００１７】この発明の玩具銃における弾丸の発射装置
は、チャンバー側に位置するバレル主体の基端部の上部
外壁に先端部が尖鋭な爪状片を有する負荷部材を、該負
荷部材の前記爪状片が軸方向と直交し、かつ先端部がわ
ずかにバレル主体の内壁から突出する状態で取付け、バ
レル主体内を通過する弾丸の上部を瞬間的に抑え、かつ
当該弾丸によって前記爪状片を外壁側に押し上げること
ができるよう構成したので、バレル主体内を通過する弾
丸に一定方向への回転力を容易に付与することができ、
その結果弾丸の飛距離を飛躍的に増大させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】玩具銃における弾丸の発射装置の要部の一部切
欠き分解斜視図である。

【図２】図１の弾丸の発射装置の要部の組立状態におけ
る断面図である。

【図３】図２のＸ−Ｘ線に沿った断面図である。

【図４】弾丸の発射装置の他の実施例を示した組立状態
における断面図である。

【符号の説明】 １ 弾丸の発射装置 ２ バレル主体 ３ 凹陥部 ４ スリット ５ 凹陥部 ６ 負荷部材 ７ 板状体 ８ 折曲部 ９ 弧状縁 １０ 爪状片 １１ 保持部材 １２ 入口部 Ａ 弾丸

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 圧縮気体によって弾丸を発射する玩具銃
   において、内部が平滑なバレル主体のチャンバー側に位
   置する基端部の上部外壁に、先端部が尖鋭な爪状片を有
   する負荷部材を、該負荷部材の前記爪状片が軸方向と直
   交し、かつ先端部がわずかにバレル主体の上部内壁から
   突出する状態で取付け、圧縮気体によって弾丸がバレル
   主体内を通過する際、前記爪状片が弾丸の上部と接触し
   てその移動を瞬間的に止めると同時に、弾丸で前記爪状
   片を外壁側に押し上げることによって弾丸に一定の方向
   の回転力を付与して発射することを特徴とする玩具銃に
   おける弾丸の発射方法。
2. 【請求項２】 圧縮気体によって弾丸を発射する玩具銃
   において、内部が平滑なバレル主体のチャンバー側に位
   置する基端部の上部外壁に、先端部が尖鋭な爪状片を有
   する負荷部材を、該負荷部材の前記爪状片が軸方向と直
   交し、かつ先端部がわずかにバレル主体の上部内壁から
   突出する状態で取付け、バレル主体内を通過する弾丸が
   前記爪状片と衝突すると共に、弾丸によって前記爪状片
   を外壁側に押し上げることができるよう構成したことを
   特徴とする玩具銃における弾丸の発射装置。
3. 【請求項３】 請求項２記載の玩具銃における弾丸の発
   射装置において、爪状片は、負荷部材の先端部に所定の
   間隔を存して一対設けたことを特徴とする玩具銃におけ
   る弾丸の発射装置。
4. 【請求項４】 圧縮気体によって弾丸を発射する玩具銃
   において、内部が平滑なバレル主体のチャンバー側に位
   置する基端部の上部外壁に軸方向に沿って凹陥部を形成
   し、該凹陥部の前端部に内壁に達するスリットを軸方向
   と直交させて設け、前記凹陥部に板状の負荷部材を係合
   すると共に、該負荷部材の先端部に垂設した一対の爪状
   片をスリットに挿通して尖鋭な先端部が内壁面からわず
   かに突出させた状態で、バレル主体の基端部に弾性を有
   する円筒状の保持部材を装着してバレル主体に負荷部材
   を取付け、前記保持部材の弾性を利用して弾丸が負荷部
   材の爪状片を外壁側に押し上げることができるよう構成
   したことを特徴とする玩具銃における弾丸の発射装置。
5. 【請求項５】 請求項４記載の玩具銃における弾丸の発
   射装置において、負荷部材の一部に端面が凹陥部の底面
   と接するねじを設け、該ネジの回動によってバレル主体
   内の内壁面から突出する爪状片の突出長さを調節するよ
   う構成してなることを特徴とする玩具銃における弾丸の
   発射装置。