JPH06288204A - 一軸型コンバインド発電設備 - Google Patents

一軸型コンバインド発電設備

Info

Publication number
JPH06288204A
JPH06288204A JP7564393A JP7564393A JPH06288204A JP H06288204 A JPH06288204 A JP H06288204A JP 7564393 A JP7564393 A JP 7564393A JP 7564393 A JP7564393 A JP 7564393A JP H06288204 A JPH06288204 A JP H06288204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power generation
gas
turbines
steam
gas turbines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7564393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tsubota
信一 坪田
Hiroshi Tezuka
洋 手塚
Satoshi Morohashi
聡 諸橋
Tetsuya Haginiwa
徹也 萩庭
Takemune Tokoro
剛宗 所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Life Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Life Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Life Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7564393A priority Critical patent/JPH06288204A/ja
Publication of JPH06288204A publication Critical patent/JPH06288204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K23/00Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
    • F01K23/12Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engines being mechanically coupled
    • F01K23/16Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engines being mechanically coupled all the engines being turbines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービン単体の容量に制約されることな
く、大容量の発電設備を構成でき、かつ設備全体の小型
化を図ることができ、しかも定検時のメンテナンスを要
する補機員数の削減を図り得る一軸型コンバインド発電
設備を提供すること。 【構成】 一軸型コンバインド発電設備において、複数
台のガスタービン12,13と、少なくとも1台の発電
機14と、少なくとも1台の蒸気タービン16とをカッ
プリング18を介して直線上に連結して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一軸型コンバインド発
電設備に係り、コンバインドサイクルの大容量化に際し
て効率の向上および小型化を図るために好適な一軸型コ
ンバインド発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコンバインドサイクル発電設備
には、一軸型と多軸型とが存在する。
【0003】従来の一軸型コンバインドサイクル発電設
備は、図2に示すように、ガスタービン3と、発電機4
と、蒸気タービン5と、排熱回収ボイラ7とを備えてい
る。前記ガスタービン3は、空気圧縮機1と、燃焼器2
とを有している。前記蒸気タービン5には、復水器8
と、給水ポンプ9とが付設されている。前記ガスタービ
ン3と発電機4と蒸気タービン5とは、カップリング6
を介して直線上に連結されている。
【0004】そして、従来の一軸型発電設備では、1組
のユニットはガスタービン3と発電機4と蒸気タービン
5とが各々1台ずつ連結して構成されている。したがっ
て、1組のユニットの出力はガスタービン単体の容量に
より制約される。このため、大容量の発電設備を構成す
るためには、図4に示すように、複数組のユニットを並
列に配置している。
【0005】また、近年一軸当たりの発電容量を増加さ
せる技術として、ガスタービンを大型化する技術が開発
されている。しかし、ガスタービン単体を大型化し、出
力を上げるには構造上限度がある。したがって、一軸型
発電設備では大容量の発電を行うためには複数列配置す
ることが必要である。
【0006】他方、多軸型発電設備はガスタービンと発
電機を各々1台ずつ直線上に接続,配置し、発電する一
方、複数のガスタービンと発電機から構成されるユニッ
トの排熱を回収し、熱交換した蒸気を集約し、少数の蒸
気タービンを駆動し、蒸気タービンおよび発電機のユニ
ットにより発電するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術におい
て、大容量コンバインドサイクルを構成するための一軸
型発電設備では、ガスタービンと発電機と蒸気タービン
の各1台で構成されるユニットを、複数組並列に配置す
るようにしているので、図4から分かるように、占有ス
ペースが広くなり、広い面積の建屋を必要とする等の点
で設備費が嵩む問題があり、定検時にメンテナンスを必
要とする補機員数が多くなるという問題もあった。
【0008】一方、従来の大容量の多軸型発電設備で
は、ガスタービンの稼動台数の増減による負荷調整の
際、蒸気タービンが部分負荷となり、効率が低下すると
いう問題がある。
【0009】本発明の目的は、ガスタービン単体の容量
に制約されることなく、大容量の発電設備を構成でき、
かつ設備全体の小型化を図ることができ、しかも定検時
のメンテナンスを要する補機員数の削減を図り得る一軸
型コンバインド発電設備を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、負荷調整のためのガ
スタービンの稼動台数の増減にかかわらず、蒸気タービ
ンや発電機の効率を常に高く維持し得る一軸型コンバイ
ンド発電設備を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的は、一軸型コン
バインド発電設備において、ガスタービンを複数台設置
しかつ直線上に連結したことにより、達成される。
【0012】また、前記目的は複数台設置されたガスタ
ービンの各々の間に、トルクコンバータを設置したこと
により、達成される。
【0013】そして、前記他の目的は一軸型コンバイン
ド発電設備において、ガスタービンを複数台設置しかつ
直線上に連結し、前記蒸気タービンをガスタービンと同
じ台数設置しかつ直線上に連結するとともに、前記ガス
タービンと蒸気タービンとを同じ稼働台数ずつ選択的に
稼働可能に構成したことにより、達成される。
【0014】さらに、前記他の目的は一軸型コンバイン
ド発電設備において、ガスタービンと発電機と蒸気ター
ビンとで1組をなすユニットを、複数組設置しかつ直線
上に連結するとともに、前記ユニットの稼働組数を選択
的に稼働可能に構成したことによって、達成される。
【0015】
【作用】本発明では、一軸型コンバインド発電設備にお
いて、ガスタービンを複数台設置しているので、ガスタ
ービンの単機出力を組み合わせて取り出すことにより、
一軸上にガスタービンを単体で配置する技術に比べて、
大容量の出力を得ることができる。その結果、大容量の
発電設備に際しても、占有スペースが少なくて済み、建
屋の面積を大幅に縮小することができる等の点で設備費
を削減することが可能となる。しかも、本発明では複数
台のガスタービンを直線上に連結しているので、大容量
の発電設備であっても、多軸型発電設備に比較して定検
時のメンテナンスを要する補機員数を少なくすることが
可能となる。
【0016】また、本発明では複数台のガスタービンの
各々の間に、トルクコンバータを設置している。これに
より、各々のガスタービンを独立に運転させることが可
能となる。その結果、ガスタービンの稼働台数を増減さ
せることにより、負荷調整を容易に行うことが可能とな
る。
【0017】さらに、本発明では一軸型コンバインド発
電設備において、ガスタービンを複数台設置しかつ直線
上に連結し、蒸気タービンを前記ガスタービンと同じ台
数設置しかつ直線上に連結している。そして、前記ガス
タービンと蒸気タービンとを同じ稼働台数ずつ選択的に
稼働可能に構成しているので、ガスタービンの稼働台数
に応じて蒸気タービンを稼働させることにより、負荷調
整のためのガスタービンの稼働台数の増減にかかわら
ず、蒸気タービンの効率を常に高く維持することがで
き、部分負荷時の発電効率をより一層高く維持すること
ができる。
【0018】また、本発明では一軸型コンバインド発電
設備において、ガスタービンと発電機と蒸気タービンと
で1組をなすユニットを、複数組設置しかつ直線上に連
結している。そして、前記ユニットの稼働組数を選択的
に稼働可能に構成しているので、ガスタービンおよび蒸
気タービンの稼働台数に応じて発電機の稼働台数を選択
することができるので、負荷調整のためのガスタービン
および蒸気タービンの稼働台数の増減にかかわらず、発
電機の効率を常に高く維持することができ、部分負荷時
の発電効率をさらに高く維持することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0020】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例を示す系統図である。この図1に示す第1の実施例
では、1ユニットが複数台としての2台のガスタービン
12,13と、1台の発電機14と、1台の蒸気タービ
ン16と、これも1台の排熱回収ボイラ21とを備えて
おり、前記ガスタービン12,13と発電機14と蒸気
タービン16とは、カップリング18を介して直線上に
連結されていて、一軸型コンバインド発電設備に構成さ
れている。
【0021】前記各ガスタービン12,13は、それぞ
れ空気圧縮機10および燃焼器11を有している。前記
空気圧縮機10は、空気を吸い込んで圧縮し、その圧縮
空気を燃焼器11に送るようになっている。前記燃焼器
11は、空気圧縮機10から送り込まれた圧縮空気と、
外部から送り込まれた燃料とを燃焼させ、高温高圧のガ
スを生成し、当該ガスタービン12,13に供給するよ
うになっている。各ガスタービン12,13は、前記燃
焼器11から供給された高温高圧ガスにより回転駆動さ
れ、動力を発生し、その動力により発電機14および空
気圧縮機10を回転駆動するようになっている。また、
各ガスタービン12,13で仕事をしたのちの排気ガス
は、それぞれガス配管19およびダンパ20を介して排
熱回収ボイラ21に導かれる。
【0022】前記排熱回収ボイラ21は、ガスタービン
12,13から導入された高温の排気ガスと、蒸気ター
ビン16で仕事をしたのちの給水とを熱交換させ、蒸気
を発生させ、その蒸気を蒸気タービン16に送り込むよ
うになっている。
【0023】前記蒸気タービン16には、復水器23お
よび給水ポンプ24が付設されている。そして、蒸気タ
ービン16は排熱回収ボイラ21から送り込まれた蒸気
により回転駆動され、動力を発生し、発電機14を駆動
するようになっている。前記蒸気タービン16で仕事を
したのちの蒸気は、復水器23に導かれ、熱交換によっ
て凝縮されたのち、給水ポンプ24により給水として再
び排熱回収ボイラ21に送られるようになっている。
【0024】前記発電機14は、ガスタービン12,1
3および蒸気タービン16により駆動され、電力を発生
する。
【0025】この第1の実施例では、前述のごとき一軸
型コンバインド発電設備において、2台のガスタービン
12,13を設置しているので、ガスタービン単体の容
量の制約を受けることなく、大容量の発電を行うことが
できる。また、2台のガスタービン12,13を直線上
に連結しているので、複数台のガスタービンを並列に配
置して大容量の発電を行う技術に比べて、定検時にメン
テナンスを必要とする補機員数を少なくすることが可能
となる。
【0026】ところで、図3は図1に示す第1の実施例
を並列に2ユニット配置した発電設備の平面図、図4は
従来技術を採用しかつ図3の場合とほぼ同等の電力を発
生すべく3ユニット配置した発電設備の平面図である。
【0027】本発明の図3に示す例では、2台のガスタ
ービン12,13を直線上に連結したユニットを2組並
列に配置しており、ガスタービン単体の容量に制約され
ず、大容量の発電を行うことができ、かつ設備全体の小
型化を図ることが可能となる。
【0028】これに対して、従来技術を採用しかつ図3
に示す発電設備と同程度の発電を行うには、図4に示す
ごとく、単体のガスタービン3を備えたユニットを3組
並列に配置する必要がある。
【0029】したがって、本発明の前記第1の実施例を
採用した場合には、従来技術に比較して発電設備の占有
スペースを約20%低減できるので、建屋の面積を縮小
できる等の点で設備費を大幅に削減することが可能とな
る。また、ガスタービン12,13、発電機14および
蒸気タービン16等を運転するための制御機器や潤滑機
器を含む補機の台数も、配置する必要のあるユニット数
の差に相当する分、少なくすることができる。
【0030】なお、本発明の第1の実施例において、ガ
スタービンを2台直線上に連結する場合に限らず、3台
以上のガスタービンを直線上に連結してもよい。
【0031】(第2の実施例)次に、図5は本発明の第
2の実施例を示す系統図である。この図5に示す第2の
実施例では、2台のガスタービン12,13の間に、ト
ルクコンバータ25が設置されている。
【0032】これにより、2台のガスタービン12,1
3を各々独立に運転することが可能となる。その結果、
ガスタービンの稼働台数を選択的に増減させることによ
り、負荷調整を容易に行うことができる。
【0033】図6は本発明の第2の実施例と、従来技術
とについて、負荷に対する効率の特性を示すダイヤグラ
ムである。ただし、本発明の実施例は3台のガスタービ
ンを設置し、各ガスタービン間にトルクコンバータを設
置するとともに、直線上に連結した例を示す。
【0034】この図6において、本発明の第2の実施例
で、電力需要に応じて負荷を徐々に上げる場合、低負荷
時に1台のガスタービンを稼働させることにより、効率
カーブ31を得る。また、中負荷時に2台のガスタービ
ンを稼働させることにより、効率カーブ32を得る。さ
らに、高負荷時に3台全部のガスタービンを稼働させる
ことにより、効率カーブ33を得る。これに対して、従
来技術では効率カーブ34となる。ここで、本発明の第
2の実施例と従来技術とを比較すると、本発明の第2の
実施例では部分負荷時における効率がよく、効率特性が
多軸型コンバインドサイクルプラントとほぼ同等にな
る。
【0035】この第2の実施例の他の構成,作用につい
ては、前記第1の実施例と同様である。
【0036】(第3の実施例)ついで、図7は本発明の
第3の実施例を示す系統図である。この図7に示す第3
の実施例では、1ユニットに2台のガスタービン12,
13が設置され、これに対応させて2台の蒸気タービン
16,17が設置されている。
【0037】前記ガスタービン12,13と発電機14
と蒸気タービン16,17は、直線上に連結されてい
る。前記ガスタービン13と発電機14とを結ぶ軸と、
発電機14と蒸気タービン16とを結ぶ軸とは、それぞ
れカップリング18を介して接続されている。前記ガス
タービン12,13間、および蒸気タービン16,17
間には、それぞれトルクコンバータ25が設置されてい
る。また、前記蒸気タービン16,17はそれぞれ流量
調整弁22を有する蒸気配管を通じて排熱回収ボイラ2
1に接続されている。
【0038】さらに、蒸気タービン16,17にはそれ
ぞれ復水器23および給水ポンプ24が付設されてい
る。
【0039】その結果、この第3の実施例ではガスター
ビン12,13の稼働台数に応じて、蒸気タービン1
6,17の稼働台数を選択的に稼働させることができ
る。
【0040】図8は本発明の第3の実施例における負荷
に対する効率の特性を示すダイヤグラムである。ただ
し、この図8に示す例はガスタービンおよび蒸気タービ
ンを各々3台ずつ設置し、各ガスタービン間および各蒸
気タービン間にトルクコンバータを設置するとともに、
3台のガスタービンおよび蒸気タービンを直線上に連結
した場合を示す。
【0041】而して、前記図8に示すように、低負荷時
にガスタービンと蒸気タービンを各々1台ずつ稼働させ
ることにより、効率カーブ35を得る。また、中負荷時
にガスタービンと蒸気タービンを各々2台ずつ稼働させ
ることにより、効率カーブ36を得る。さらに、高負荷
時にガスタービンと蒸気タービンを各々3台ずつ稼働さ
せることにより、効率カーブ37を得る。そして、前記
図6に示した効率カーブ31,32,33を、図8中に
対応させて示し、効率カーブ31および35、効率カー
ブ32および36、効率カーブ33および37を比較し
て見ると、本発明の第3の実施例によれば、ガスタービ
ンの台数と蒸気タービンの台数とを同じにし、かつガス
タービンの稼働台数に応じて蒸気タービンの稼働台数を
選択的に稼働させるように構成したことにより、負荷調
整のためのガスタービンの稼働台数の増減にかかわら
ず、蒸気タービンの効率を常に高く維持することがで
き、部分負荷時の発電効率をより一層高く維持すること
ができる。
【0042】なお、この第3の実施例の他の構成,作用
については、前記第1の実施例と同様である。
【0043】(第4の実施例)さらに、図9は本発明の
第4の実施例を示す系統図である。この図9に示す第4
の実施例では、直線上に2組のユニットA,Bが連結さ
れている。
【0044】1組のユニットAは、ガスタービン12と
発電機14と蒸気タービン16とをカップリング18を
介して直線上に連結して構成されている。他の1組のユ
ニットBは、ガスタービン13と発電機15と蒸気ター
ビン17とをカップリング18を介して直線上に連結し
て構成されている。
【0045】そして、前記2組のユニットA,Bはトル
クコンバータ25を介して連結されていて、電力需要に
応じてユニットAとユニットBの稼働組数を選択的に稼
働可能に構成されている。つまり、1組のユニットAも
しくはBを選択的に稼働させ、または2組のユニット
A,Bを同時に稼働させ得るように構成されている。
【0046】これにより、ガスタービン12,13およ
び蒸気タービン16,17の稼働台数を選択的に稼働さ
せ得る外に、発電機14,15の稼働台数をも選択的に
稼働させることができるので、ガスタービン12,13
と蒸気タービン16,17の稼働台数の増減にかかわら
ず、発電機14,15の効率を常に高く維持することが
でき、部分負荷時の発電効率をさらに高く維持すること
ができる。
【0047】この第4の実施例の他の構成,作用につい
ては、前記第3の実施例と同様である。
【0048】また、この第4の実施例では2組のユニッ
トに限らず、3組以上のユニットを直線上に連結しても
よい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1記載の発
明によれば、一軸型コンバインド発電設備において、ガ
スタービンを複数台設置しているので、ガスタービン単
体の容量に制約されることなく、大容量の発電を行い得
る効果があり、前記複数台のガスタービンを直線上に連
結しているので、複数台のガスタービンを並列に配置し
て大容量の発電を行う技術に比べて設備全体の小型化を
図ることができ、したがって発電設備の占有スペースが
少なくて済み、建屋面積を大幅に縮小できる等の点で設
備費を削減し得る効果があり、定検時にメンテナンスを
要する補機員数を少なくすることができるという効果も
ある。
【0050】また、本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、前記複数台のガスタービンの各々の間に、トルクコ
ンバータを設置しており、複数台設置したガスタービン
を各々独立に運転することができるので、負荷調整を容
易に行い得る効果がある。
【0051】さらに、本発明の請求項3記載の発明によ
れば、一軸型コンバインド発電設備において、ガスター
ビンを複数台設置しかつ直線上に連結し、蒸気タービン
をガスタービンと同じ台数設置しかつ直線上に連結する
とともに、前記ガスタービンと蒸気タービンとを同じ稼
働台数ずつ選択的に稼働可能に構成しており、電力需要
に応じてガスタービンと蒸気タービンの稼働台数を同数
ずつ選択して稼働させることができるので、負荷調整の
ためのガスタービンの稼働台数の増減にかかわらず、蒸
気タービンの効率を常に高く維持することができ、部分
負荷時の発電効率をより一層高く維持し得る効果があ
る。
【0052】そして、本発明の請求項4記載の発明で
は、一軸型コンバインド発電設備において、ガスタービ
ンと発電機と蒸気タービンとで1組をなすユニットを、
複数組設置しかつ直線上に連結するとともに、前記ユニ
ットの稼働組数を選択的に稼働可能に構成しているの
で、ガスタービンおよび蒸気タービンの稼働台数を選択
的に稼働させ得る外に、発電機の稼働台数をも選択的に
稼働させることができる結果、負荷調整のためのガスタ
ービンと蒸気タービンの稼働台数の増減にかかわらず、
発電機の効率を常に高く維持することができ、部分負荷
時の発電効率をさらに高く維持し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す系統図である。
【図2】従来技術を示す系統図である。
【図3】図1に示す第1の実施例において2組のユニッ
トを並列に配置した発電設備の平面図である。
【図4】図2に示す従来技術を採用し、かつ図3に示す
第1の実施例の発電設備と同程度の発電を行うべく3組
のユニットを並列に配置した発電設備の平面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す系統図である。
【図6】本発明の第2の実施例と従来技術とについて、
負荷に対する効率の特性を示すダイヤグラムである。
【図7】本発明の第3の実施例を示す系統図である。
【図8】本発明の第3の実施例における負荷に対する効
率の特性を示すダイヤグラムである。
【図9】本発明の第4の実施例を示す系統図である。
【符号の説明】
10…空気圧縮機、11…燃焼器、12,13…ガスタ
ービン、14,15…発電機、16,17…蒸気タービ
ン、18…カップリング、21…排熱回収ボイラ、23
…復水器、24…給水ポンプ、25…トルクコンバー
タ、A…ガスタービンと発電機と蒸気タービンとからな
る1組のユニット、B…同じく他の1組のユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸橋 聡 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 萩庭 徹也 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 所 剛宗 茨城県日立市幸町一丁目20番2号 株式会 社日立ライフ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンと発電機と蒸気タービンの
    各々の軸を、カップリングにより直線上に接続し配置し
    た一軸型コンバインド発電設備において、前記ガスター
    ビンを複数台設置しかつ直線上に連結したことを特徴と
    する一軸型コンバインド発電設備。
  2. 【請求項2】 前記複数台のガスタービンの各々の間
    に、トルクコンバータを設置したことを特徴とする請求
    項1記載の一軸型コンバインド発電設備。
  3. 【請求項3】 ガスタービンと発電機と蒸気タービンの
    各々の軸を、カップリングにより直線上に接続し配置し
    た一軸型コンバインド発電設備において、前記ガスター
    ビンを複数台設置しかつ直線上に連結し、前記蒸気ター
    ビンをガスタービンと同じ台数設置しかつ直線上に連結
    するとともに、前記ガスタービンと蒸気タービンとを同
    じ稼働台数ずつ選択的に稼働可能に構成したことを特徴
    とする一軸型コンバインド発電設備。
  4. 【請求項4】 ガスタービンと発電機と蒸気タービンの
    各々の軸を、カップリングにより直線上に接続し配置し
    た一軸型コンバインド発電設備において、前記ガスター
    ビンと発電機と蒸気タービンとで1組をなすユニット
    を、複数組設置しかつ直線上に連結するとともに、前記
    ユニットの稼働組数を選択的に稼働可能に構成したこと
    を特徴とする一軸型コンバインド発電設備。
JP7564393A 1993-04-01 1993-04-01 一軸型コンバインド発電設備 Pending JPH06288204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7564393A JPH06288204A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 一軸型コンバインド発電設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7564393A JPH06288204A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 一軸型コンバインド発電設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06288204A true JPH06288204A (ja) 1994-10-11

Family

ID=13582143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7564393A Pending JPH06288204A (ja) 1993-04-01 1993-04-01 一軸型コンバインド発電設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06288204A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997012126A3 (de) * 1995-09-29 1997-05-15 Siemens Ag Gas- und dampfturbinenanlage in einwellenanordnung
JP2004108266A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クラッチを備えた一軸コンバインドプラントの運転制御装置及び運転制御方法。
JP2013221506A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 General Electric Co <Ge> 低負荷動作中のパワープラントを制御するための方法およびシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997012126A3 (de) * 1995-09-29 1997-05-15 Siemens Ag Gas- und dampfturbinenanlage in einwellenanordnung
JP2004108266A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クラッチを備えた一軸コンバインドプラントの運転制御装置及び運転制御方法。
JP2013221506A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 General Electric Co <Ge> 低負荷動作中のパワープラントを制御するための方法およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3183433B1 (en) Power generation system and method for generating power
US5649416A (en) Combined cycle power plant
US5678401A (en) Energy supply system utilizing gas and steam turbines
US5647199A (en) Combined-cycle with multi-pressure reheat system
AU2003231676A1 (en) Combined cycle plant
US5347814A (en) Steam system in a multiple boiler plant
AU700618B2 (en) Steam-turbine plant
GB2152592A (en) Process for the realization of cogenerative supply of electricity and heat (cogeneration) particularly in industrial power plants
JP4185326B2 (ja) ガス・空気複合タービン設備
JP3406047B2 (ja) ガスタービン・蒸気タービン発電所
JPH06288204A (ja) 一軸型コンバインド発電設備
US20180340473A1 (en) Combined cycle power plant system arrangements
KR20080015264A (ko) 코제너레이션
CN106703912B (zh) 联合循环功率装置
CN109424372B (zh) 动力产生系统
JP4346220B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JP4862338B2 (ja) 多軸コンバインドサイクル発電設備
CN113175368B (zh) 一种基于母管制改造的锅炉汽轮机互联系统以及运行方法
JP2690566B2 (ja) 複合発電プラント
JPH0647924B2 (ja) 複合発電プラント
JP2001227304A (ja) コンバインドサイクル発電設備
JPH11141309A (ja) 多軸型複合発電プラント
CN113006895B (zh) 一种降低发电厂厂用电率的方法及系统
RU2101527C1 (ru) Парогазовая установка
JP2004060478A (ja) 2流体ガスタービン及びその運転方法及びガスタービンのリパワリング方法